JP4348966B2 - Rear body structure of automobile - Google Patents

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JP4348966B2 JP2003051073A JP2003051073A JP4348966B2 JP 4348966 B2 JP4348966 B2 JP 4348966B2 JP 2003051073 A JP2003051073 A JP 2003051073A JP 2003051073 A JP2003051073 A JP 2003051073A JP 4348966 B2 JP4348966 B2 JP 4348966B2
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【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の後部車体構造に関し、特にシートベルトを支持するシートベルトアンカー支持部の支持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動車の後部車体構造を構成するリアピラーは、インナパネルとアウタパネルとが閉断面状に接合されることで形成されており、この閉断面内に断面略ハット状のサスレインフォースメントがインナパネル車幅方向外側に閉断面を形成するように接合され、サスレインフォースメントに対向するインナパネルの車幅方向内側には、シートベルトを支持するシートベルトアンカー支持部が形成されている。
【０００３】
このインナパネルのシートベルトアンカー支持部は、車両衝突時に多大な荷重が加わるため、それに耐え得る高い支持剛性が確保されることが必要とされる。
【０００４】
そこで、例えば、下記特許文献１に示されるような技術が知られている。つまり、図６に示すように、インナパネル１０２に形成されるシートベルトアンカーブラケット１０７が取り付けられるシートベルトアンカー支持部にシートベルトアンカープレート１２１即ち補強部材が重ねて配設されるとともに、このシートベルトアンカープレート１２１を挟み込むように第１レインフォースメント１２２が閉断面状にインナパネル１０２に取り付けられ、また、第１レインフォースメント１２２の頂部からインナパネル１０２とアウタパネル１０３の接合部に挟み込まれるように第２レインフォースメント１２３が架設され、シートベルトアンカー支持部の支持剛性を向上したものである。
【０００５】
しかしながら、上述のシートベルトアンカー支持部の支持構造では、ピラーの車両前後方向の幅が広く設定される等、インナパネル及び第１レインフォースメントの車両前後方向の幅が広く設定される場合、インナパネルの面剛性が弱くなり、また、これに伴ってシートベルトアンカープレートの支持剛性も低下するため、シートベルトアンカー支持部の支持剛性が著しく低下するといった問題を生じる。
【０００６】
そこで、インナパネル、第１レインフォースメント及びシートベルトアンカープレートの板厚を夫々厚くする等行い、シートベルトアンカー支持部の支持剛性を向上することが考えられるが、車両重量の増加に繋がるといった新たな問題を生じてしまう。
【０００７】
【特許文献１】
特開平６−１５６３１６号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は以上のような問題に着目してなされたもので、その課題は、簡単な構造で、シートベルトを支持するシートベルトアンカー部の支持剛性を、車両重量が増加することなく向上する後部車体構造を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を達成するため、本発明にあっては次のような構成としてある。
【００１０】
すなわち、インナパネル部材とアウタパネル部材とで閉断面状にリアピラーが形成され、該リアピラー内にレインフォースメントが配設され、上記インナパネル部材にシートベルト部材を支持するシートベルトアンカー支持部が形成される自動車の後部車体構造において、上記レインフォースメントは、上記インナパネル部材との間で第１閉断面を形成するように上記インナパネル部材に接合される断面略ハット状の第１レインフォースメントと、上記第１閉断面内で上記インナパネルと上記第１レインフォースメントとの間を架設するように設けられる第２レインフォースメントと、から構成され、上記第２レインフォースメントは、上記インナパネル部材と上記第１レインフォースメントとの間に挟み込まれて接合される第２フランジ部を有し、上記シートベルトアンカー支持部が、上記第２レインフォースメントと上記インナパネル部材とが当接している第１当接部と、上記第２フランジ部と、上記インナパネル部材と、上記第１レインフォースメントと、が当接している第２当接部と、によって構成されていて、上記シートベルト部材が、上記第１当接部及び第２当接部に締結される締結部材を介して支持されている構成としたものである。
【００１１】
上記構成によれば、上記シートベルトアンカー支持部は、第２レインフォースメントによって支持されるので、シートベルトアンカー支持部に衝突荷重が作用した場合、衝突荷重を第２レインフォースメントが受け持つとともに、第２レインフォースメントは、インナパネル部材と第１レインフォースメントとを架設するように設けられるため、第２レインフォースメントに作用する衝突荷重を第１レインフォースメントに効果的に分散させることができるため、シートベルトアンカー支持部の支持剛性を向上することができる。
【００１２】
また、上記第１閉断面内でインナパネル部材と第１レインフォースメントとを架設する第２レインフォースメントが配設されるので、第１レインフォースメントの剛性を向上することができる。
【００１３】
また、既存の第２レインフォースメントを、インナパネル部材と第１レインフォースメントとを架設するように設けたため、車両重量の増加を抑制することができる。
【００１４】
また更に、上記フランジ部が第１レインフォースメントとインナパネル部材に挟み込まれているため、第２レインフォースメントの剛性を向上するとともに、インナパネル部材及び第１レインフォースメントの剛性を向上することができる。
【００１５】
上記第２レインフォースメントは、略四角形状の平面からなる頂部と該頂部から略垂直に延びる側部と該側部から延びる第１フランジ部とで略ボックス状に形成され、上記頂部が上記インナパネル部材に当接して上記第１当接部を構成する一方、上記第１フランジ部が上記第１レインフォースメントに接合され、上記第１レインフォースメントとの間で第２閉断面を形成している構成としてあってもよい。
【００１６】
上記構成によれば、上記シートベルトアンカー支持部は、第２レインフォースメントによって支持されるので、シートベルトアンカー支持部に衝突荷重が作用した場合、衝突荷重を第２レインフォースメントが受け持つとともに、第１レインフォースメントに効果的に分散させることができ、また、シートベルトアンカー支持部は、第１閉断面及び第２閉断面の２つの閉断面が形成されるため、シートベルトアンカー支持部の支持剛性を向上することができる。
【００１７】
また、上記第１閉断面内でインナパネル部材と第１レインフォースメントとを架設する第２レインフォースメントが配設されるので、第１レインフォースメントの剛性を向上することができる。
【００１８】
上記第１レインフォースメントは、上記インナパネル部材のタイヤハウス部に接合されるサスレインフォースメントである構成としたものであれば、第１レインフォースメントがタイヤハウス部に接合されているため、第１レインフォースメントの剛性を向上するとともに、タイヤハウス部の剛性を向上することができる。
【００１９】
上記第１レインフォースメントの上部が、当該第１レインフォースメントの上方の上記インナパネル部材に形成されるリアウィンドウ開口部に接合される構成としたものであれば、上記第１レインフォースメントがリアウィンドウ開口部に接合されているため、第１レインフォースメントの剛性を向上するとともに、リアウィンドウ開口部の剛性を向上することができる。
【００２０】
上記第２フランジ部は上記頂部と同じ平面上に形成されている構成としたものであれば、第２レインフォースメントの剛性を向上するとともに、インナパネル部材及び第１レインフォースメントの剛性を向上することができる。
【００２１】
上記側部が、上記第１閉断面を車両前後に仕切るように設けられる構成としたものであれば、第１レインフォースメントに加わるねじれ荷重に対して上記第２レインフォースメントが受け持つとともに、インナパネル部材に効果的に分散することができるので、第１レインフォースメントのねじれ剛性を向上することができる。
【００２２】
上記シートベルト部材がリトラクタである構成としたものであれば、シートベルトアンカー支持部の支持剛性が高いため、重量物であるリトラクタを支持することができる。
【００２３】
【発明の効果】
簡単な構造で、シートベルトを支持するシートベルトアンカー部の支持剛性を、車両重量が増加することなく向上する効果がある。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。図１は、本発明の実施形態に係わる自動車の後部車体構造を示す斜視図、図２は、本発明の実施形態に係わる自動車の後部車体構造を示す分解斜視図、図３は、サスレインフォースメント及びアンカーレインフォースメントを示す拡大正面図、図４は、図１のＡ―Ａ断面図、図５は、図１のＢ−Ｂ断面図である。
【００２５】
後部車体構造を構成するピラー１は、インナパネル２及びアウタパネル３によって形成されており（図３、図４参照）、インナパネル２は、図１、図２に示すように、略垂直に伸びる縦壁２ａと、この縦壁２ａの上部に形成される略三角形状のリアウィンドウ開口部２ｂと、縦壁２ａの下部に形成されタイヤハウス部２ｃと、縦壁２ａの車両進行方向前部に形成されるリアドア開口部２ｄと、縦壁２ａの車両進行方向後部に形成されるバックウィンドウ開口部２ｅとより構成されている。縦壁２ａの車幅方向外側の面には、上部がリアウィンドウ開口部２ｂに接合される一方、下部がタイヤハウス部２ｃに接合される断面略ハット状（図４参照）のサスレインフォースメント４が取り付けられており、このサスレインフォースメント４内には、略ボックス状のアンカーレインフォースメント５が配設されている。
【００２６】
サスレインフォースメント４は、図３、図４、図５に示すようにインナパネル２の縦壁２ａと略一定の距離をおいて上下方向に延びる縦面４ａと、インナパネル２のタイヤハウス部２ｃに接合するタイヤハウスフランジ部４ｂと、インナパネル２の縦壁２ａに接合する縦壁フランジ部４ｃと、リアウィンドウ開口部２ｂに接合するリアウィンドウフランジ部４ｄとを有しており、これらタイヤハウスフランジ部４ｂ、縦壁フランジ部４ｃ及びリアウィンドウフランジ部４ｄが、夫々対応するインナパネル２に溶接によって取り付けられている。また、サスレインフォースメント４は、図４に示すようにインナパネル２と接合されて閉断面Ａを形成している。尚、サスレインフォース２の縦面４ａには、組み付け工程にて溶接棒が挿通される作業用開口部４ｅが形成されている。
【００２７】
アンカーレインフォースメント５は、略ボックス状の形状であって、図３、図４、図５に示すように、インナパネル２の縦壁２ａと当接する略四角形状の平面からなる頂部５ａと、頂部５ａから略垂直にサスレインフォースメント４方向に延びる側部５ｂと、側部５ｂから延びサスレインフォースメント４に接合される第１フランジ部５ｃと、頂部５ａから頂部５ａと同じ平面上に形成され、サスレインフォースメント４とインナパネル２に挟み込まれて接合される第２フランジ部５ｄによって構成されている。このアンカーレインフォースメント５は、図４に示すようにサスレインフォースメント４とで閉断面Ｂを形成しており、この閉断面Ｂは、閉断面Ａ内に隣接して形成されている。尚、アンカーレインフォースメント５の側部５ｂは、第１閉断面Ａを車両前後に仕切るように構成されている。
【００２８】
このアンカーレインフォースメント５の頂部５ａ及び第２フランジ部５ｄが当接するインナパネル２の縦壁２ａには、シートベルト部材７を構成するリトラクタ１３を支持するシートベルトアンカー支持部６が形成されている。
【００２９】
以下、図４、図５を用いてこのシートベルトアンカー支持部６を詳述する。
【００３０】
シートベルトアンカー支持部６は、図４、図５に示すようにアンカーレインフォースメント５の頂部５ａとインナパネル２の縦壁２ａとが当接する第１当接部６ａと、アンカーレインフォースメント５の第２フランジ部５ｄとインナパネル２の縦壁２ａとサスレインフォースメント４の縦壁フランジ部４ｃとが当接する第２当接部６ｂとによって構成されている。上記第１当接部６ａには、シートベルト部材７を支持するブラケット部材８が第１ボルト９及び第１ナット１０によって取り付けられており、第２当接部６ｂには、上記ブラケット部材８が第２ボルト１１及び第２ナット１２によって取り付けられている。
次に作用を説明する。
【００３１】
シートベルトアンカー支持部６は、アンカーレインフォースメント５によって支持されるので、シートベルトアンカー支持部６に衝突荷重が作用した場合、衝突荷重をアンカーレインフォースメント５が受け持つとともに、サスレインフォースメント４に効果的に分散させることができ、また、シートベルトアンカー支持部６は、第１閉断面Ａ及び第２閉断面Ｂの２つの閉断面が形成されるため、シートベルトアンカー支持部６の支持剛性を向上することができる。
【００３２】
閉断面Ａ内でインナパネル２とサスレインフォースメント４とを架設するアンカーレインフォースメント５が配設されるので、サスレインフォースメント４の剛性を向上することができる。
【００３３】
また、サスレインフォースメント４がタイヤハウス部２ｃに接合されているため、サスレインフォースメント４の剛性を向上するとともに、タイヤハウス部２ｃの剛性を向上することができる。
【００３４】
サスレインフォースメント４がリアウィンドウ開口部２ｂに接合されているため、サスレインフォースメント４の剛性を向上するとともに、リアウィンドウ開口部２ｂの剛性を向上することができる。
【００３５】
アンカーレインフォースメント５の第２フランジ部５ｄがサスレインフォースメント４とインナパネル２に挟み込まれているため、アンカーレインフォースメント５の剛性を向上するとともに、第２当接部６ｂの剛性を向上することができる。
【００３６】
さらに、サスレインフォースメント４に加わるねじれ荷重に対してアンカーレインフォースメント５が受け持つとともに、インナパネル２に効果的に分散することができるので、サスレインフォースメント４のねじれ剛性を向上することができる。
【００３７】
シートベルトアンカー支持部６の支持剛性が高いため、重量物であるリトラクタ１３を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係わる自動車の後部車体構造を示す斜視図。
【図２】本発明の実施形態に係わる自動車の後部車体構造を示す分解斜視図。
【図３】本発明の実施形態に係わるサスレインフォースメント及びアンカーレインフォースメントを示す拡大正面図。
【図４】図１のＡ−Ａ断面図。
【図５】図２のＢ−Ｂ断面図。
【図６】従来例の断面図。
【符号の説明】
１．ピラー
２．インナパネル
２ａ．縦壁
２ｂ．リアウィンドウ開口部
２ｃ．タイヤハウス部
２ｄ．リアドア開口部
２ｅ．バックウィンドウ開口部
３．アウタパネル
４．サスレインフォースメント（第１レインフォースメント）
４ａ．縦面
４ｂ．タイヤハウスフランジ部
４ｃ．縦壁フランジ部
４ｄ．リアウィンドウフランジ部
４ｅ．作業用開口部
５．アンカーレインフォースメント（第２レインフォースメント）
５ａ．頂部
５ｂ．側部
５ｃ．第１フランジ部
５ｄ．第２フランジ部
６．シートベルトアンカー支持部
６ａ．第１当接部
６ｂ．第２当接部
７．シートベルト部材
８．ブラケット部材
９．第１ボルト
１０．第１ナット
１１．第２ボルト
１２．第２ナット
１３．リトラクタ
Ａ．第１閉断面
Ｂ．第２閉断面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rear body structure of an automobile, and more particularly to a support structure of a seat belt anchor support portion that supports a seat belt.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a rear pillar constituting a rear body structure of an automobile is formed by joining an inner panel and an outer panel in a closed cross section, and a suspension reinforcement having a substantially hat cross section is formed in the closed cross section. A seat belt anchor support portion that supports the seat belt is formed on the inner side in the vehicle width direction of the inner panel that is joined so as to form a closed cross section on the outer side in the vehicle width direction and faces the suspension.
[0003]
Since a great load is applied to the seat belt anchor support portion of the inner panel at the time of a vehicle collision, it is necessary to ensure a high support rigidity capable of withstanding it.
[0004]
Therefore, for example, a technique as shown in Patent Document 1 below is known. That is, as shown in FIG. 6, a seat belt anchor plate 121, that is, a reinforcing member is disposed on a seat belt anchor support portion to which a seat belt anchor bracket 107 formed on the inner panel 102 is attached. The first reinforcement 122 is attached to the inner panel 102 in a closed cross section so as to sandwich the anchor plate 121, and is sandwiched between the top of the first reinforcement 122 and the joint between the inner panel 102 and the outer panel 103. A second reinforcement 123 is installed to improve the support rigidity of the seat belt anchor support portion.
[0005]
However, in the above-described support structure for the seat belt anchor support portion, when the width of the inner panel and the first reinforcement is set wide in the vehicle longitudinal direction, such as when the width of the pillar in the vehicle longitudinal direction is set wide, the inner Since the surface rigidity of the panel is weakened, and the support rigidity of the seat belt anchor plate is lowered accordingly, there arises a problem that the support rigidity of the seat belt anchor support portion is remarkably lowered.
[0006]
Therefore, it is possible to improve the support rigidity of the seat belt anchor support part by increasing the thickness of the inner panel, the first reinforcement, and the seat belt anchor plate, respectively, but it is possible to increase the vehicle weight. Cause serious problems.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-6-156316
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention has been made paying attention to the above problems, and the problem is to improve the support rigidity of the seat belt anchor portion that supports the seat belt without increasing the vehicle weight with a simple structure. It is to provide a rear body structure.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described problems, the present invention has the following configuration.
[0010]
That is , the inner panel member and the outer panel member form a rear pillar with a closed cross-sectional shape, a reinforcement is disposed in the rear pillar, and a seat belt anchor support portion that supports the seat belt member is formed on the inner panel member. In the rear vehicle body structure of the automobile, the reinforcement includes a first reinforcement having a substantially hat-shaped cross section joined to the inner panel member so as to form a first closed cross section with the inner panel member. the second reinforcement provided so as to bridging between said inner panel and said first reinforcement in a first closed plane, consists, the second reinforcement, said inner panel A second flange portion sandwiched and joined between the member and the first reinforcement The seat belt anchor support portion includes a first contact portion in which the second reinforcement and the inner panel member are in contact, the second flange portion, the inner panel member, and the first And a second abutting portion with which the reinforcement is in contact, and the seat belt member is connected to the first abutting portion and the second abutting portion via a fastening member. is that a structure that has been supported by Te.
[0011]
According to the above configuration, since the seat belt anchor support portion is supported by the second reinforcement, when a collision load acts on the seat belt anchor support portion, the second reinforcement handles the collision load, Since the second reinforcement is provided so as to bridge the inner panel member and the first reinforcement, the collision load acting on the second reinforcement can be effectively dispersed in the first reinforcement. Therefore, the support rigidity of the seat belt anchor support portion can be improved.
[0012]
Further, since the second reinforcement for laying the inner panel member and the first reinforcement in the first closed cross section is disposed, the rigidity of the first reinforcement can be improved.
[0013]
In addition, since the existing second reinforcement is provided so as to construct the inner panel member and the first reinforcement, an increase in the vehicle weight can be suppressed.
[0014]
Furthermore, since the flange portion is sandwiched between the first reinforcement and the inner panel member, the rigidity of the second reinforcement is improved and the rigidity of the inner panel member and the first reinforcement is improved. Can do.
[0015]
Upper Symbol second reinforcement has a substantially box shape with a first flange portion extending from the side and the side portion extending substantially perpendicularly from the top and said top comprising a substantially rectangular plane, the apex above while forming the first contact portion in contact with the inner panel member, the first flange portion is joined to the first reinforcement, a second closed cross section between the first reinforcement it may be a form to have that structure.
[0016]
According to the above configuration, since the seat belt anchor support portion is supported by the second reinforcement, when a collision load acts on the seat belt anchor support portion, the second reinforcement handles the collision load, The seat belt anchor support portion can be effectively dispersed in the first reinforcement, and the seat belt anchor support portion has two closed cross sections, the first closed cross section and the second closed cross section. Support rigidity can be improved.
[0017]
Further, since the second reinforcement for laying the inner panel member and the first reinforcement in the first closed cross section is disposed, the rigidity of the first reinforcement can be improved.
[0018]
Upper Symbol first reinforcement, as long as it has a configuration which is Blu reinforcement which is bonded to the tire house portion of the inner panel member, since the first reinforcement is joined to the wheel house section The rigidity of the first reinforcement can be improved and the rigidity of the tire house portion can be improved.
[0019]
The top of the upper Symbol first reinforcement is, as long as where the structure is joined to the rear window opening formed above the inner panel member of the first reinforcement, the first reinforcement Since it is joined to the rear window opening, the rigidity of the first reinforcement can be improved and the rigidity of the rear window opening can be improved.
[0020]
If the second flange portion is obtained by a structure which is formed on the same plane as the top, as well as improve the rigidity of the second reinforcement, improve the rigidity of the inner panel member and the first reinforcement can do.
[0021]
Upper Symbol sides, as long as it has a configuration that is provided so as to divide the first closed section before and after the vehicle, the second reinforcement along with responsible against torsional load applied to the first reinforcement, Since it can disperse | distribute effectively to an inner panel member, the torsional rigidity of a 1st reinforcement can be improved.
[0022]
As long as the upper Symbol seat belt member has a configuration which is a retractor, for supporting rigidity of the seat belt anchor supporting portion is high, it is possible to support the retractor is heavy.
[0023]
【The invention's effect】
With a simple structure, there is an effect of improving the support rigidity of the seat belt anchor portion that supports the seat belt without increasing the vehicle weight.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a rear body structure of an automobile according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view showing a rear body structure of the automobile according to an embodiment of the present invention, and FIG. FIG. 4 is an AA cross-sectional view of FIG. 1, and FIG. 5 is a BB cross-sectional view of FIG.
[0025]
The pillar 1 constituting the rear body structure is formed by an inner panel 2 and an outer panel 3 (see FIGS. 3 and 4), and the inner panel 2 is a vertically extending vertical as shown in FIGS. A wall 2a, a substantially triangular rear window opening 2b formed at the upper portion of the vertical wall 2a, a tire house portion 2c formed at the lower portion of the vertical wall 2a, and formed at the front of the vertical wall 2a in the vehicle traveling direction. The rear door opening 2d and the back window opening 2e formed at the rear of the vertical wall 2a in the vehicle traveling direction. Suspension reinforcement having a substantially hat-shaped cross section (see FIG. 4) in which the upper part is joined to the rear window opening 2b and the lower part is joined to the tire house part 2c on the outer surface of the vertical wall 2a in the vehicle width direction 4 is attached, and in this suspension reinforcement 4, a substantially box-shaped anchor reinforcement 5 is disposed.
[0026]
As shown in FIGS. 3, 4, and 5, the suspension 4 includes a vertical surface 4 a extending in the vertical direction at a substantially constant distance from the vertical wall 2 a of the inner panel 2, and a tire house portion of the inner panel 2. Tire housing flange 4b joined to 2c, vertical wall flange 4c joined to vertical wall 2a of inner panel 2, and rear window flange 4d joined to rear window opening 2b. The house flange portion 4b, the vertical wall flange portion 4c, and the rear window flange portion 4d are attached to the corresponding inner panels 2 by welding. Further, the suspension reinforcement 4 is joined to the inner panel 2 to form a closed section A as shown in FIG. In addition, the vertical surface 4a of the suspension force 2 is formed with a work opening 4e through which the welding rod is inserted in the assembly process.
[0027]
The anchor reinforcement 5 has a substantially box-like shape, and as shown in FIGS. 3, 4, and 5, a top portion 5 a made of a substantially rectangular plane that comes into contact with the vertical wall 2 a of the inner panel 2, On the same plane as the top portion 5a from the top portion 5a, a side portion 5b extending in the direction of the suspension reinforcement 4 substantially perpendicularly from the top portion 5a, a first flange portion 5c extending from the side portion 5b and joined to the suspension portion 4 The second flange portion 5 d is formed and is sandwiched and joined between the suspension reinforcement 4 and the inner panel 2. As shown in FIG. 4, the anchor reinforcement 5 forms a closed section B with the suspension reinforcement 4, and the closed section B is formed adjacent to the closed section A. In addition, the side part 5b of the anchor reinforcement 5 is comprised so that the 1st closed cross section A may be partitioned into the vehicle front and back.
[0028]
A seat belt anchor support portion 6 that supports the retractor 13 constituting the seat belt member 7 is formed on the vertical wall 2a of the inner panel 2 where the top portion 5a and the second flange portion 5d of the anchor reinforcement 5 abut. Yes.
[0029]
Hereinafter, the seat belt anchor support portion 6 will be described in detail with reference to FIGS. 4 and 5.
[0030]
As shown in FIGS. 4 and 5, the seat belt anchor support portion 6 includes a first contact portion 6 a where the top portion 5 a of the anchor reinforcement 5 contacts the vertical wall 2 a of the inner panel 2, and the anchor reinforcement 5. The second flange portion 5d, the vertical wall 2a of the inner panel 2, and the second contact portion 6b with which the vertical wall flange portion 4c of the suspension 4 abuts. A bracket member 8 that supports the seat belt member 7 is attached to the first contact portion 6a by a first bolt 9 and a first nut 10, and the bracket member 8 is attached to the second contact portion 6b. The second bolt 11 and the second nut 12 are attached.
Next, the operation will be described.
[0031]
Since the seat belt anchor support portion 6 is supported by the anchor reinforcement 5, when a collision load is applied to the seat belt anchor support portion 6, the anchor reinforcement 5 takes charge of the collision load and the suspension reinforcement 4. Since the seat belt anchor support portion 6 has two closed cross sections, the first closed cross section A and the second closed cross section B, the seat belt anchor support portion 6 is supported. Stiffness can be improved.
[0032]
Since the anchor reinforcement 5 for laying the inner panel 2 and the suspension reinforcement 4 in the closed section A is disposed, the rigidity of the suspension reinforcement 4 can be improved.
[0033]
Further, since the suspension 4 is joined to the tire house 2c, the rigidity of the suspension 4 can be improved and the rigidity of the tire house 2c can be improved.
[0034]
Since the suspension 4 is joined to the rear window opening 2b, the rigidity of the suspension 4 can be improved and the rigidity of the rear window opening 2b can be improved.
[0035]
Since the second flange portion 5d of the anchor reinforcement 5 is sandwiched between the suspension reinforcement 4 and the inner panel 2, the rigidity of the anchor reinforcement 5 is improved and the rigidity of the second contact portion 6b is improved. can do.
[0036]
Furthermore, since the anchor reinforcement 5 is responsible for the torsional load applied to the suspension 4 and can be effectively distributed to the inner panel 2, the torsional rigidity of the suspension 4 can be improved. it can.
[0037]
Since the seat belt anchor support portion 6 has high support rigidity, the retractor 13 that is a heavy object can be supported.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a rear body structure of an automobile according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a rear body structure of an automobile according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged front view showing a suspension reinforcement and an anchor reinforcement according to an embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1. Pillar 2. Inner panel 2a. Vertical wall 2b. Rear window opening 2c. Tire house part 2d. Rear door opening 2e. 2. Back window opening Outer panel 4. Sustainment reinforcement (1st reinforcement)
4a. Vertical surface 4b. Tire house flange 4c. Vertical wall flange 4d. Rear window flange 4e. 4. Working opening Anchor reinforcement (second reinforcement)
5a. Top 5b. Side 5c. 1st flange part 5d. Second flange portion 6. Seat belt anchor support 6a. 1st contact part 6b. Second contact portion 7. 7. Seat belt member Bracket member 9. First bolt 10. First nut 11. Second bolt 12. Second nut 13. Retractor A. First closed section B. Second closed section

Claims (7)

インナパネル部材とアウタパネル部材とで閉断面状にリアピラーが形成され、該リアピラー内にレインフォースメントが配設され、上記インナパネル部材にシートベルト部材を支持するシートベルトアンカー支持部が形成される自動車の後部車体構造において、
上記レインフォースメントは、
上記インナパネル部材との間で第１閉断面を形成するように上記インナパネル部材に接合される断面略ハット状の第１レインフォースメントと、
上記第１閉断面内で上記インナパネルと上記第１レインフォースメントとの間を架設するように設けられる第２レインフォースメントと、から構成され、
上記第２レインフォースメントは、上記インナパネル部材と上記第１レインフォースメントとの間に挟み込まれて接合される第２フランジ部を有し、
上記シートベルトアンカー支持部が、
上記第２レインフォースメントと上記インナパネル部材とが当接している第１当接部と、
上記第２フランジ部と、上記インナパネル部材と、上記第１レインフォースメントと、が当接している第２当接部と、によって構成されていて、
上記シートベルト部材が、上記第１当接部及び第２当接部に締結される締結部材を介して支持されていることを特徴とする自動車の後部車体構造。An automobile in which a rear pillar is formed in a closed cross-section by an inner panel member and an outer panel member, a reinforcement is disposed in the rear pillar, and a seat belt anchor support portion for supporting the seat belt member is formed on the inner panel member. In the rear body structure,
The above reinforcement is
A first reinforcement having a substantially hat-shaped cross section joined to the inner panel member so as to form a first closed cross-section with the inner panel member;
Consists, a second reinforcement provided so as to bridging between said inner panel and said first reinforcement at the first closed plane,
The second reinforcement has a second flange portion that is sandwiched and joined between the inner panel member and the first reinforcement,
The seat belt anchor support part is
A first contact portion where the second reinforcement and the inner panel member are in contact;
The second flange part, the inner panel member, and the second reinforcement part are in contact with the second contact part,
The seat belt member, rear body structure of an automotive vehicle, characterized that you have been supported by a fastening member fastened to the first contact portion and second contact portion. 上記第２レインフォースメントは、略四角形状の平面からなる頂部と該頂部から略垂直に延びる側部と該側部から延びる第１フランジ部とで略ボックス状に形成され、上記頂部が上記インナパネル部材に当接して上記第１当接部を構成する一方、上記第１フランジ部が上記第１レインフォースメントに接合され、上記第１レインフォースメントとの間で第２閉断面を形成していることを特徴とする請求項１に記載の自動車の後部車体構造。The second reinforcement is formed in a substantially box shape with a top portion having a substantially rectangular plane, a side portion extending substantially perpendicularly from the top portion, and a first flange portion extending from the side portion, and the top portion is formed by the inner portion. while forming the first contact portion to contact the panel member, the first flange portion is joined to the first reinforcement, a second closed cross section between the first reinforcement rear vehicle body structure for an automobile according to claim 1, and optionally wherein Rukoto. 上記第２フランジ部が上記頂部と同じ平面上に形成されていることを特徴とする請求項２に記載の自動車の後部車体構造。 The rear body structure of an automobile according to claim 2 , wherein the second flange portion is formed on the same plane as the top portion . 上記側部が、上記第１閉断面を車両前後に仕切るように設けられることを特徴とする請求項２または請求項３のいずれか１つに記載の自動車の後部車体構造。 4. The rear body structure of an automobile according to claim 2 , wherein the side portion is provided so as to partition the first closed cross section in the front- rear direction of the vehicle. 上記第１レインフォースメントは、上記インナパネル部材のタイヤハウス部に接合されるサスレインフォースメントであることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１つに記載の自動車の後部車体構造。 5. The rear body structure of a vehicle according to claim 1, wherein the first reinforcement is a suspension reinforcement joined to a tire house portion of the inner panel member . 6. 上記第１レインフォースメントの上部が、当該第１レインフォースメントの上方の上記インナパネル部材に形成されるリアウィンドウ開口部に接合されることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１つに記載の自動車の後部車体構造。 The upper portion of the first reinforcement is joined to a rear window opening formed in the inner panel member above the first reinforcement. The rear body structure of the automobile described in 1. 上記シートベルト部材は、リトラクタであることを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１つに記載の自動車の後部車体構造。The rear body structure of an automobile according to any one of claims 1 to 6, wherein the seat belt member is a retractor.
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