JP4348951B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式により2成分現像剤を用いて現像を行う画像形成装置に関し、特に転写残トナーを回収し再使用するトナーリサイクル方式を採用している画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式により画像を形成する画像形成工程の一例では、感光体等の像担持体上に静電潜像を形成し、形成した静電潜像を現像手段により現像して像担持体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を転写手段により転写紙に転写し、転写したトナー像を定着手段により転写紙に定着して転写紙上に画像を形成する。また、他の例では、感光体等の像形成体上のトナー像を像担持体としての中間転写体に転写し、中間転写体から転写手段により転写紙に転写し定着することにより、転写紙に画像を形成する。
【0003】
前記画像形成工程における現像工程では、非磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤を用いた現像が多く用いられ、現像に際してDCバイアスの現像バイアス電圧を印加することが行われている。
【0004】
2成分現像剤を用いての現像では、現像によってトナーのみが消費されるので、消費分に相当する適度の新しいトナーの補給を行う必要があり、トナー補給が行われる。
【0005】
また像担持体上に形成されたトナー像は転写手段によって転写紙または中間転写体上に転写が行われる。この際転写されずに像担持体上に残留した転写残トナーはクリーニング手段によりクリーニングされる。クリーニング手段によってクリーニングされクリーニング装置内に回収されたトナーを現像装置に搬送し再利用するリサイクル方式を採用することがなされる。リサイクル方式を採用するときは、回収トナーを廃棄するために収集する廃トナーボックスが必要でなくなり、廃棄物を少なくして環境に優しい方式ということができる。
【0006】
クリーニング装置でクリーニング手段によって回収されたトナー(リサイクルトナー)は、クリーニングブレード等によって掻き取られて搬送されて来たトナーであるため、機械的なストレスを受けており新しいトナー(以下新トナーともいう)と比較すると流動性が低下していてキャリアと混ざりにくく帯電性も劣っていて、再び現像される際に、地肌汚れともいう地肌かぶりや文字部分が太く現像される文字太り等の問題を起こし易い。この現象は現像剤中でのリサイクルトナーの現像剤中で占める比率(トナー濃度)が低い間は殆ど問題はないが、比率が高くなると問題となる。リサイクルトナーは新トナーに較べ帯電量(Q/M)は小さい傾向にあり、図8には新トナーとリサイクルトナーとの帯電量の関係を示している。
【0007】
また、小粒径トナーや粒径分布のシャープな重合法によって製造されたトナーを用いた場合は、解像度、階調性、文字再現性等の画質が高画質である関係から、上記のリサイクルトナーを用いたときの問題は顕著に認められる。
【0008】
2成分現像剤を用いトナーリサイクル方式を採用した画像形成装置においては、現像装置内にトナー補給を行う手法として現像装置内のトナー濃度を透磁率センサ(以下Lセンサともいう)で判断しトナー補給を行う方式と、像担持体上に形成されたパッチ画像の濃度を光反射型センサ(以下Pセンサともいう)により検知し濃淡の判断によってトナー補給を行う方式とがある。
【0009】
LセンサはPセンサに較べて環境変動や現像剤劣化等に対して影響を受けることが少なくトナー濃度を安定して検知することができる。しかし、Lセンサによる現像装置内のトナー濃度の検知に基づいて新トナーを補給するよう制御を行ってもトナーの帯電状態が不充分のときは地肌かぶりが生じることとなる。
【0010】
従来は画像形成を行わない状態が所定時間を超えた場合には、像担持体上の非画像部のトナー付着量を検知し、検知結果に基づいて現像装置内での現像剤の撹拌を行いトナーの帯電量調整を行い、或いはトナー濃度調整制御を行って地肌かぶりを低減することがなされている(例えば特許文献1参照。)。
【0011】
また、像担持体上の所定位置におけるトナー付着量を検知し、トナー付着量が所定量を越えた場合にトナーを強制的に消費するよう強制消費制御を行うこともなされている(例えば特許文献2参照。)。
【0012】
また、トナーリサイクル方式を採用した画像形成装置にあっては、プリントを行う画像データから消費されるトナー量を算出し、これに基づいて現像装置内のリサイクルトナーのトナー中に占める割合を推定し、リサイクルトナーの割合に応じて転写条件を制御することもなされている(例えば特許文献3参照。)。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−75574号公報
【0014】
【特許文献2】
特開2000−75575号公報
【0015】
【特許文献3】
特開2000−267366号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
リサイクルトナーは帯電性において新トナーよりも劣っていることから、トナーリサイクル法を採用した画像形成装置にあっては、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生し易い傾向にある。
【0017】
▲1▼本発明の第1の目的は、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置について、地肌汚れが発生しないよう改善された画像形成装置を提供することにある。
【0018】
▲2▼本発明の第2の目的は、クリーニング装置内に回収されたトナーを一旦リサイクルトナー貯蔵槽に集め、リサイクルトナー貯蔵槽から現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置について、地肌汚れが発生しないよう改善された画像形成装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的は請求項1〜に記載された構成により達成される、また第2の目的は、請求項12に記載された構成により達成される。
【0020】
請求項1記載の発明は、「潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
前記現像装置には内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、トナー補給を禁止することで前記透磁率センサによるトナー補給条件を変更し、
変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。」である。
【0021】
この請求項1記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、トナー補給を禁止することによって、トナー濃度は低下してトナーの帯電性は向上し、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0022】
請求項2記載の発明は、「潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
前記現像装置には内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、トナー補給判断を行う基準値を変更することで前記透磁率センサによるトナー補給条件を変更し、
変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。」である。
【0023】
この請求項2記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、トナー補給判断を行う基準値を低く変更することでトナー濃度は低下してトナーの帯電性は向上し、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0024】
請求項3記載の発明は、「潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
前記現像装置には内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、トナー補給量を変更することで前記透磁率センサによるトナー補給条件を変更し、
変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。」である。
【0025】
この請求項3記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、トナー補給量を通常の補給量より少なく変更することでトナー濃度は低下してトナーの帯電性は向上し、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0026】
請求項4記載の発明は、「潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
前記現像装置には内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、トナー補給量を制限することで前記透磁率センサによるトナー補給条件を変更し、
変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。」である。
【0027】
この請求項4記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、トナー補給量の上限を制限することによってトナー濃度は低下してトナーの帯電性は向上し、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0028】
請求項5記載の発明は、「トナーの体積平均粒径は2〜8μmであって、形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以上含有するトナーを用いることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。」である。
【0029】
この請求項5記載の発明によれば、多数枚のプリントが行われる間、高解像度の良質の画像が継続して得られ、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
【0030】
請求項6記載の発明は、「作像条件として高圧負荷の影響を受けていない領域の像担持体表面の反射濃度をもって前記基準値とすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。」である。
【0031】
この請求項6記載の発明によれば、像担持体上のトナーの帯電状態に影響されないことにより静電的にトナー付着のない箇所をもって地肌汚れを検出する際の基準値として設定しているので、精度良く地肌汚れの検出がなされて、地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
【0032】
請求項7記載の発明は、「前記監視する非画像領域は、画像形成間隔の非画像領域であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の画像形成装置。」である。
【0033】
この請求項7記載の発明によれば、地肌汚れを検出するのに最も適した箇所を検出箇所として設定しているので、精度良く地肌汚れの検出がなされて、地肌汚れが発生しないような改善がなされるとともにプリント動作を停止することなく常時監視することにより生産性を低下させずに装置の安定性を向上できる。
【0038】
請求項記載の発明は、「潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
前記現像装置に補給する新トナーとリサイクルトナーとの補給比率を変更可能とするトナー補給手段と、
前記現像装置内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、新トナー補給の比率を通常に対して増加させることで、通常と異なる新トナーとリサイクルトナーとの補給比率としたトナー補給条件に変更し、
変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。」である。
【0039】
この請求項記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを一旦リサイクルトナー貯蔵槽に集め、リサイクルトナー貯蔵槽から現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において、制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、新トナー補給の比率を通常に対して増加させることで、現像装置内におけるリサイクルトナーの占める比率を下げ、ひいては、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0040】
請求項記載の発明は、「潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
前記現像装置に補給する新トナーとリサイクルトナーとの補給比率を変更可能とするトナー補給手段と、
前記現像装置内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、リサイクルトナー補給を通常に対して低減する制御もしくは禁止することで、通常に対して異なる新トナーとリサイクルトナーとの補給比率としたトナー補給条件に変更し、
変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。」である。
【0041】
この請求項記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを一旦リサイクルトナー貯蔵槽に集め、リサイクルトナー貯蔵槽から現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において、制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、リサイクルトナー補給を通常に対して低減する制御もしくは禁止することで、現像装置内におけるリサイクルトナーの占める比率を下げ、ひいては、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0042】
請求項10記載の発明は、「トナーの体積平均粒径は2〜8μmであって、形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以上含有するトナーを用いることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。」である。
【0043】
この請求項10記載の発明によれば、多数枚のプリントが行われる間、高解像度の良質の画像が継続して得られ、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
【0044】
請求項11記載の発明は、「作像条件として高圧負荷の影響を受けていない領域の像担持体表面の反射濃度をもって前記基準値とすることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。」である。
【0045】
この請求項11記載の発明によれば、像担持体上の全くトナー付着のない箇所をもって地肌汚れを検出する際の基準値として設定しているので、精度良く地肌汚れの検出がなされて、地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
【0046】
請求項12記載の発明は、「前記監視する非画像領域は、画像形成間隔の非画像領域であることを特徴とする請求項9〜11の何れか1項記載の画像形成装置。」である。
【0047】
この請求項12記載の発明によれば、地肌汚れを検出するのに最も適した箇所を検出箇所として設定しているので、精度良く地肌汚れの検出がなされて、地肌汚れが発生しないような改善がなされるとともにプリント動作を停止することなく常時監視することにより生産性を低下させずに装置の安定性を向上できる。
【0052】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1及び実施の形態2で説明する画像形成装置は、構成としてはトナーのリサイクル手段を異にするだけなので、図1及び図2を用いてトナー補給を除いた画像形成装置の構成と作動について説明する。
【0053】
(1) 図1及び図2の断面構成図に示す画像形成装置は、本発明が適用されるモノクロ画像を形成する電子写真プロセスを利用した複写機の画像形成部を図示したものである。但し、本発明は図1及び図2に示した構成や数値に限定されるものではない。
【0054】
1は像担持体としてのドラム状の感光体であって、マイナス帯電する有機半導体層としてフタロシアニン顔料をポリカーボネイトに分散したものを接地された金属製のシリンダ状の基板上に塗布してあり、電荷輸送層を含めた感光体層の膜厚30μmであって、ドラム径φ80mmで矢示方向に280mm/sの周速(Vp)で駆動回転される。
【0055】
2は回転する感光体1の周囲を所定の極性・電位に一様に帯電処理するスコロトロンの帯電手段で、ワイヤ〜グリッド間距離7.5mm、グリッド〜感光体間距離1mm、ワイヤ〜バックプレート間距離12mmの帯電極構成をしていて、グリッド印加電圧を−730V、帯電電流値−800μAをもってバイアス電圧を印加し、感光体1の帯電電位を−750Vとしている。
【0056】
3はレーザ走査方式による像露光手段で、レーザ波長780nmの半導体レーザ(LD)を用い、その出力パワーは300μWである。像露光手段3はレーザビームを出射して感光体1の一様に帯電した表面を走査露光し、静電潜像を形成する。
【0057】
現像装置4は、内部に現像用固定磁石のマグネットロール41Aを有し、矢示方向に回転する現像剤担持体41には、相互摩擦によって帯電しキャリアの周りにトナーが付着した状態となった現像剤が磁力によって付着し、層厚規制部材45によって現像剤の層厚が規制されて感光体1と対向した現像領域へと搬送されて現像が行われる。
【0058】
現像容器4内には1対の撹拌搬送スクリュ43A,43Bと回転パドル44があって、新たに供給されるトナーNTやリサイクルトナーRTを容器内の現像剤と混合・撹拌しながら現像剤担持体41へと搬送する。撹拌搬送スクリュ43A,43Bは共に棒状のスクリュ部材であって、一方は紙面の手前方向から後方向に、他方は紙面の後方向から手前方向に現像剤を撹拌しながら搬送する。トナーNT、RTは撹拌搬送スクリュ43A,43Bによって巡回する現像剤上に落下し、混合・撹拌されて回転パドル44方向へと排出される。排出されたトナーNT、RTと混合・撹拌状態にある現像剤は、水車状の回転パドル44によって更に撹拌されて現像剤担持体41へと供給される。現像剤担持体41はマグネットロールの周囲にステンレス溶射表面加工を施したアルミ製のスリーブを被せた構成とし、現像剤担持体41のローラ径φ40mm、線速(vs)560mm/sで回転し、感光体1との線速比(vs/vp)は2としている。現像剤担持体41には直流成分の現像バイアスによって現像が行われるが、直流成分としては−600Vの現像バイアスを印加して反転現像が行われる。
【0059】
非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分現像剤のトナーとしては、体積平均粒径が2〜8μmの重合トナーが好ましい。重合トナーを用いることにより、高解像力であり、濃度が安定しかぶりの発生が極めて少ない画像形成装置が可能となる。
【0060】
重合トナーは次のような製造方法により製造される。
トナー用バインダー樹脂の生成とトナー形状とがバインダー樹脂の原料モノマー又はプレポリマーの重合及びその後の化学的処理により形成されて得られる。より具体的には、懸濁重合又は乳化重合等の重合反応と必要によりその後に行われる粒子同士の融着工程を経て得られ、重合トナーでは、原料モノマー又はプレポリマーを水系で均一に分散した後に重合させトナーを製造することから、トナーの粒度分布及び形状の均一な球形トナーが得られる。
【0061】
本発明において用いるトナーの粒径は体積平均粒径で2〜8μmである。更に好ましくは3〜7μmがよい。これにより、解像力が高い画像が安定的に得ることが出来、かつトナー飛散やクリーニング不良も適正な対策を採れば防止できる。なお、体積平均粒径2μm未満ではトナー飛散等で実用性がない。
【0062】
トナー粒径(樹脂粒子も同じ)の体積平均粒径は、コールターカウンターTA−II、コルターマルチサイザー、SLAD1100(島津製作所社製 レーザー回折式粒径測定装置)等を用いて測定することができ、コールターカウンターTA−II及びコールターマルチサイザーを用いる場合にはアパーチャー径=100μmのアパーチャーを用いて2.0〜40μmの範囲における粒径分布を用いて測定されたものを示す。
【0063】
本発明に用いるトナーの粒径は、重合法によりトナー粒子を形成させる場合には、前に詳述したトナーの製造方法において、凝集剤の濃度や有機溶媒の添加量、または融着時間、さらには重合体自体の組成によって制御することができる。
【0064】
本発明に用いるトナーは、トナーの形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子の割合を65個数%以上とすることが必要であり、より好ましくは1.3〜1.6の範囲にあるトナー粒子の割合を65個数%以上とすることが好ましい。
【0065】
トナーの形状係数は、下記式により示されるものであり、トナー粒子の丸さの度合いを示す。
【0066】
形状係数=((最大径/2)2×π)/投影面積
ここに、最大径とは、トナー粒子の平面上への投影像を2本の平行線ではさんだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅をいう。また、投影面積とは、トナー粒子の平面上への投影像の面積をいう。
【0067】
本発明では、この形状係数は、走査型電子顕微鏡により2000倍にトナー粒子を拡大した写真を撮影し、ついでこの写真に基づいて「SCANNING IMAGE ANALYZER」(日本電子社製)を使用して写真画像の解析を行うことにより測定した。この際、100個のトナー粒子を使用して本発明の形状係数を上記算出式にて測定したものである。
【0068】
この形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子の割合が65個数%以上であることにより、転写材に転写されたトナー層におけるトナー粒子の充填密度が高くなって定着性が向上し、オフセットが発生しにくくなる。また、トナー粒子が破砕しにくくなって帯電付与部材の汚染が減少し、トナーの帯電性が安定する。
【0069】
この形状係数を制御する方法は特に限定されるものではない。例えば、トナー粒子を熱気流中に噴霧する方法、トナー粒子を気相中において衝撃力による機械的エネルギーを繰り返して付与する方法、トナーを溶解しない溶媒中に添加し旋回流を付与する方法等により、形状係数を1.2〜1.6にしたトナー粒子を調製し、これを通常のトナー中へ本発明の範囲内になるように添加して調整する方法がある。また、いわゆる重合法トナーを調製する段階で全体の形状を制御し、形状係数を1.2〜1.6に調整したトナー粒子を同様に通常のトナーへ添加して調整する方法がある。
【0070】
上記方法の中では重合法トナーが製造方法として簡便である点と、粉砕トナーに比較して表面の均一性に優れる点等で好ましい。
【0071】
このトナーの形状係数および形状係数の変動係数を、極めてロットのバラツキなく均一に制御するために、本発明に用いるトナーを構成する樹脂粒子(重合体粒子)を調製(重合)し、当該樹脂粒子を融着、形状制御させる工程において、形成されつつあるトナー粒子(樹脂粒子)の特性をモニタリングしながら適正な工程終了時期を決めてもよい。
【0072】
モニタリングするとは、インラインに測定装置を組み込みその測定結果に基づいて、工程条件の制御をするという意味である。すなわち、形状などの測定をインラインに組み込んで、例えば樹脂粒子を水系媒体中で会合あるいは融着させることで形成する重合法トナーでは、融着などの工程で逐次サンプリングを実施しながら形状や粒径を測定し、所望の形状になった時点で反応を停止する。
【0073】
モニタリング方法としては、特に限定されるものではないが、フロー式粒子像分析装置FPIA−2000(東亜医用電子社製)を使用することができる。本装置は試料液を通過させつつリアルタイムで画像処理を行うことで形状をモニタリングできるため好適である。すなわち、反応場よりポンプなどを使用し、常時モニターし、形状などを測定することを行い、所望の形状などになった時点で反応を停止するものである。
【0074】
キャリアとしては、体積平均粒径が30〜65μmで磁化量が20〜70emu/gの磁性粒子からなるフェライトコアのキャリアが好ましい。30μmよりも粒径の小さなキャリアではキャリア付着が生じやすくなる。また、65μmよりも粒径の大きなキャリアでは、均一な濃度の画像が形成されない場合が生じうる。
【0075】
5はトナー像の転写性を高めるために照射する転写前露光光源で、光波長700nmのLEDで、光出力10luxをもって照射する。
【0076】
6はコロトロンの転写極で、ワイヤ〜感光体1間距離8mm、ワイヤ〜バックプレート間距離12mmの構成となっていて、転写電流200μAの定電流制御によって感光体1上のトナー像の転写紙上への転写を行う。
【0077】
7はコロトロンの分離極で、ワイヤ〜感光体1間距離8mm、ワイヤ〜バックプレート間距離12mmの構成となっていて、AC成分100μA、DC成分−200μAの分離電流によって転写紙の感光体1からの分離を促す。
【0078】
給紙部より給紙された転写紙Pは、レジストローラ21によって感光体1上に形成されたトナー像と同期して給紙がなされ、転写ニップ部において転写極6によってトナー像の転写を受ける。転写ニップ部を通過した転写紙Pは、感光体1の面から分離極7によって分離され、搬送ベルト22によって定着装置23へ搬送される。
【0079】
定着装置23は内部にヒータを配置した加熱ローラ23aと加圧ローラ23bとより成り、トナー像を保持した転写紙Pは加熱ローラ23aと加圧ローラ23bとの間で加熱・加圧がなされて定着し、トナー像が定着された転写紙Pは排紙ローラ24によって機外の排紙トレイ上に排出される。
【0080】
一方、転写紙Pへのトナー像の転写後の感光体1の表面はクリーニング装置8により転写残トナーの清掃が行われる。本実施例においてはクリーニング手段としてウレタンゴム製のブレードが用いられ、クリーニングブレードはカウンタタイプで感光体1周面に摺接して清掃を行っている。クリーニング装置8を通過して表面が清掃された感光体1周面は、光波長700nm、光出力10lux光源を用いた帯電前露光(PCL)手段9によって照射がなされ、残留電位を低下して次の画像形成サイクルへと移行する。
【0081】
クリーニング装置8によって回収されたトナーはクリーニング装置底部に落下し、底部に拾集された回収トナーは後に説明するトナー搬送路81内に設けた搬送スクリュの回転によりトナー搬送するトナーリサイクル手段によってトナーリサイクルが行われる。
【0082】
(2) 本発明の画像形成装置にあっては、感光体1表面の反射濃度を検出する反射型センサ(Pセンサ)100が設けられている。図3に示したのは反射型センサ100の回路図である。反射型センサ100は感光体1の反射濃度を電気信号として検出するものであり、発光素子101と受光素子102とより成るフォトカプラである。
【0083】
発光素子101としてはLED等が用いられ、可変抵抗104を調整することによって発光光量が調整されるようになっている。また回路中にはトランジスタ105を設けて、反射濃度を測定したい時点と同期して発光素子101の点灯がなされるようになっている。また受光素子102としてはフォトトランジスタやフォトダイオードが用いられ、フォトトランジスタにはエミッタ電流を電圧に変換するための分圧抵抗106a,106bが設けられ、分圧抵抗106bを可変として検出感度の調整がなされるようになっている。
【0084】
本発明においては、反射型センサ100は地肌かぶり発生の検出に用いられ、静的又は動的に帯電手段2による高圧の帯電バイアスが印加されない状態での反射型センサ100によって検知される感光体1の反射濃度が基準値として設定される。基準値の設定は、例えば基準値として5Vが出力されるよう可変の分圧抵抗106を調整し固定することによって行われる。
【0085】
地肌かぶり発生の検出は、感光体1上の画像領域と画像領域との間の非画像領域の反射濃度を反射型センサ100によって検出し、反射濃度検出値と基準値との差異を演算し、その差異値が一定値(例えば0.2V)以上のときには地肌かぶり発生と判断する。非画像領域の反射濃度の検出は、複数回の検出値の平均値として求められる。或いは判別基準値として5Vより0.2V差し引いた4.8Vを設定し、判別基準値4.8Vより小さいときは地肌かぶり発生と判断する。
【0086】
また、本発明においては現像装置4内の撹拌搬送スクリュ43Bに対向した位置に、現像剤の透磁率を検出してトナー濃度を検出する透磁率センサ(Lセンサ)200が設置されていて、トナー濃度の検出が行われている。透磁率センサ200は、磁性キャリアと非磁性トナーの混合比率を見掛け透磁率として検出し、アナログ又はデジタルの電気信号として出力する。現像装置4では現像によって消費されるトナーに対して新トナー及びリサイクルトナーの補給がなされて、現像装置4内では例えば4.5質量%のトナー濃度(検出電圧2.5V)が維持されるよう制御がなされている。
【0087】
(実施の形態1)
図1に示した本実施形態の画像形成装置では、現像装置4内へのトナー補給は通常次のようにして行われている。
【0088】
現像装置4の上方には新トナー(NT)を蓄える新トナーホッパ42が設けられていて、その下部には新トナーの現像装置4への供給を行う供給バルブ42Aが設けられている。
【0089】
制御部はLセンサ200によって現像装置4内でのトナー濃度の監視を行っていて、トナー濃度値が所定の濃度値以下に低下したと検知すると、供給バルブ42Aを所定時間開口し、或いは所定回数回転する等の手段によって所定量の新トナーを撹拌搬送スクリュ43A上に落下供給する。
【0090】
また、クリーニング装置8によって回収された回収トナーは、パイプ状をなしたトナー搬送路81内に設けた搬送スクリュの回転により搬送され、現像装置4内の撹拌搬送スクリュ43A上にリサイクルトナー(RT)として落下供給される。トナー搬送路81内の搬送スクリュは感光体1と駆動源を同じとしているので、感光体1の回転に連動してリサイクルトナーの落下供給が行われる。
【0091】
本発明の画像形成装置にあっては、Pセンサによって感光体1表面の反射濃度を監視し、地肌かぶり発生を認めたときは、Lセンサのトナー濃度検出に基づいて行われるトナー補給制御を変更する制御を行うもので、図4には制御ブロック図、図5にはフローチャートを示している。図4及び図5を用いて本発明の説明を行う。
【0092】
電源ON時又はウォーミングアップ時には、Pセンサ100によって精度良く地肌かぶり発生の検出がなされるよう条件設定がなされる。即ち、図3に示すPセンサ100の回路図で、可変抵抗104及び分圧抵抗106bの自動調整を行い、感光体1表面の帯電手段2による帯電バイアスが印加されない状態での反射濃度値を基準値として例えば5Vとなるよう基準値の設定を行う。(F1)
制御部C1Aはメモリとして記録された地肌かぶり検出プログラムC2Aを呼び出して、地肌かぶりが発生しているか否かの判別を行う。即ち画像形成時には感光体1上の非画像領域の反射濃度をPセンサ100によって検出し、検知値と地肌かぶりが発生しているか否かを判別する判別基準値(例えば4.8V)との比較を行う。(F2)
Pセンサによる非画像領域の反射濃度検出値が判別基準値を超えているときは、制御部C1Aは地肌かぶりが発生していないと判別し、通常のトナー補給が行われる。(F3)
通常のトナー補給は、制御部C1Aがメモリに記録されたトナー補給プログラム(通常時)C3Aを呼び出して、このプログラムに従って新トナーの補給が行われる。即ち、制御部C1Aはプリント毎、或いは数プリント毎にLセンサ200によって現像装置4内のトナー濃度の検知を行い、Lセンサ200による検知値が基準値(例えば2.5V)より大きいか否かの判別を行う。(F31)
Lセンサ200によるトナー濃度検知値が基準値より大きくないと判別(トナー比率が所定の範囲内に維持されていると判断)されたときには、新トナーの補給は行わない。また、Lセンサ200による検知値が基準値より大きいと判別(トナー比率が低下していると判断)されたときには供給バルブ42Aを駆動して新トナーホッパ42から所定量の新トナーの補給が行われる。(F32)
フローF2においてPセンサ100によって検出された非画像領域の反射濃度検知値が判別基準値以下ときには、制御部C1Aは地肌かぶり発生と判断し、メモリに記録された地肌かぶり発生時のトナー補給プログラムC4Aを呼び出して、トナー補給条件を通常とは変更して新トナーの補給を行う。(F4)
通常とは相違したトナー補給条件の変更には次の(1)(4)の何れかの変更が採用される。
【0093】
▲1▼トナー補給を禁止
▲2▼トナー補給基準値を変更
▲3▼トナー補給量を変更
▲4▼トナー補給量の制限
▲1▼ Lセンサ200によるトナー濃度の検知値と基準値との比較を行う。(F41)しかしこの場合には、検知値が基準値より大きい場合にも新トナーの補給は行わない。(F42)新トナーの補給が行われないことによって、現像装置4内でのトナー濃度は低下し、画像濃度は除々に低下して行く傾向にあるが、トナーとキャリアとの間で摩擦帯電が充分に行われ、トナー特に地肌かぶりの原因ともなるリサイクルトナーは良好な帯電状態となって現像が行われる。複数回フローF41,F42を繰り返し辿る間に地肌かぶりの発生は解消する。(フローには表示せず)
▲2▼ Lセンサ200によるトナー濃度の検知値と新たに変更した基準値との比較を行う。即ちLセンサ200によるトナー補給基準値を、通常の基準値例えば2.5V(トナー濃度4.5質量%相当)から2.8V(トナー濃度3.5質量%相当)に変更する。そしてLセンサ200によって検知されるトナー濃度検知値が新たに変更した基準値例えば2.8Vより大きいか否かの判別を行う。(F41)NOと判別されたときには新トナーの補給は行わない。YESと判別されたときにはトナー補給を行う。(F42)
このようなトナー補給制御が行われることによって、現像装置4内のトナー濃度は例えば4.5質量%から3.5質量%へと低下して管理がなされるが、トナーとキャリアとの間で摩擦帯電が充分に行われ、トナー特に地肌かぶりの原因ともなるリサイクルトナーは良好な帯電状態となって現像が行われる。複数回フローF41,F42を繰り返し辿る間に地肌かぶりの発生は解消する。
【0094】
▲3▼ Lセンサ200によるトナー濃度検知値が基準値例えば2.5V(トナー濃度4.5質量%相当)より大きいか否かの判別を行う。(F41)
NOと判別されたときには新トナーの補給は行わない。YESと判別されたときには新トナーの補給を行う。但し新トナーの補給量については通常のトナー補給量に対して、例えば2/3に変更する等のトナー補給量を通常に較べて減少する方向への変更を行う。(F42)
このようなトナー補給制御が行われることによって、現像装置4内のトナー濃度は通常に較べて低下した状態で管理がなされるが、トナーとキャリアとの間で摩擦帯電が充分に行われ、トナー特に地肌かぶりの原因ともなるリサイクルトナーは良好な帯電状態となって現像が行われる。複数回フローF41,F42を繰り返し辿る間に地肌かぶりの発生は解消する。
【0095】
▲4▼ Lセンサ200によるトナー濃度検知値が基準値例えば2.5V(トナー濃度4.5質量%相当)より大きいか否かの判別を行う。(F41)
NOと判別されたときには新トナーの補給は行わない。YESと判別されたときには新トナーの補給を行う。但し新トナーの補給量については通常のトナー補給量に対して上限の管理を行い、所定のトナー補給量以上のトナー補給は行わないよう制御を行う。(F42)
このようなトナー補給制御が行われることによって、現像装置4内のトナー濃度は通常に較べて低下した状態で管理がなされるが、トナーとキャリアとの間で摩擦帯電が充分に行われ、トナー特に地肌かぶりの原因ともなるリサイクルトナーは良好な帯電状態となって現像が行われる。複数回フローF41,F42を繰り返し辿る間に地肌かぶりの発生は解消する。
【0096】
上記に説明した▲1▼〜▲4▼の何れかのプロセスによって検知される地肌かぶりが解消した状態となると、随時に実施されるフローF2においてNOの判別が行われてフローF3の通常のトナー補給状態に復帰する。但し、通常のトナー補給への復帰の際には現像剤は不安定な状態に陥りやすいので、地肌かぶり発生が認められない状態となってから規定プリント数経過後、或いは規定時間経過後通常のトナー補給に復帰する。
【0097】
(実施の形態2)
図2に示した本実施形態の画像形成装置では、現像装置4内へのトナー補給は通常次のようにして行われている。
【0098】
現像装置4の上方には新トナー(NT)を蓄える新トナーホッパ42が設けられていて、その下部には新トナーの供給を行う供給バルブ42Aが設けられている。
【0099】
また、クリーニング装置8によって回収された回収トナーは、パイプ状をなしたトナー搬送路81内に設けた感光体ドラムの回転と共に回転する搬送スクリュにより搬送され、回収トナーホッパ82内に蓄えられる。回収トナーホッパ82の下部には回収トナーを現像装置4に供給する供給バルブ82Aが設けられている。
【0100】
制御部はLセンサ200によって現像装置4内でのトナー濃度の監視を行っていて、トナー濃度値が所定の濃度値以下に低下したと検知すると、供給バルブ42A及び82Aをそれぞれ所定時間開口し、或いはそれぞれ所定回数回転する等の手段によって所定量のかつ所定の比率をもった新トナー(NT)とリサイクルトナー(RT)とを撹拌搬送スクリュ43A上に落下供給する。
【0101】
本発明の画像形成装置にあっては、Pセンサによって感光体1表面の反射濃度を監視し、地肌かぶり発生を認めたときは、Lセンサのトナー濃度検出に基づいて行われるトナー補給制御を変更する制御を行うもので、図6には制御ブロック図、図7にはフローチャートを示している。図6及び図7を用いて本発明の説明を行う。
【0102】
電源ON時又はウォーミングアップ時には、Pセンサ100によって精度良く地肌かぶり発生の検出がなされるよう条件設定がなされる。即ち、図3に示すPセンサ100の回路図で、可変抵抗104及び分圧抵抗106bの自動調整を行い、感光体1の帯電手段2による帯電バイアスが印加されない状態での反射濃度値を基準値として例えば5Vとなるよう基準値の設定を行う。(E1)
制御部C1Bはメモリとして記録された地肌かぶり検出プログラムC2Bを呼び出して、地肌かぶりが発生しているか否かの判別を行う。即ち画像形成時には感光体1上の非画像領域の反射濃度をPセンサ100によって検出し、検知値と地肌かぶりが発生しているか否かを判別する判別基準値(例えば4.8V)との比較を行う。(E2)
Pセンサによる非画像領域の反射濃度検出値が判別基準値を超えているときは、制御部C1Bは地肌かぶりが発生していないと判別し、通常のトナー補給が行われる。(E3)
通常のトナー補給は、制御部C1Bがメモリに記録されたトナー・リサイクルトナー補給プログラム(通常時)C3Bを呼び出して、このプログラムに従って新トナー及びリサイクルトナーの所定の比率をもって所定量補給が行われる。即ち、制御部C1Bはプリント毎、或いは数プリント毎にLセンサ200によって現像装置4内のトナー濃度の検知を行い、Lセンサ200による検知値が基準値、例えば2.5Vより大きいか否かの判別を行う。(E31)
Lセンサ200によるトナー濃度検知値が基準値より大きくないと判別(新トナーとリサイクルトナーを合わせたトナー比率が所定の範囲内に維持されていると判断)されたときには、トナーの補給は行わない。また、Lセンサ200による検知値が基準値より大きいと判別(トナー比率が低下していると判断)されたときには供給バルブ42A及び82Aをそれぞれ駆動して新トナーホッパ42及びリサイクルトナーホッパ82から所定量の新トナー及びリサイクルトナーの補給が行われる。(E32)
フローE2においてPセンサ100によって検出された非画像領域の反射濃度検知値が判別基準値以下のときには、制御部C1Bは地肌かぶり発生と判断し、メモリに記録された地肌かぶり発生時のトナー補給プログラムC4Bを呼び出して、トナー補給条件を通常とは変更して新トナー及びリサイクルトナーの補給を行う。(E4)
通常とは相違したトナー補給条件の変更には次の(1)(2)の何れかの変更が採用される。
【0103】
▲1▼新トナー補給比率を増加
▲2▼リサイクルトナー補給を抑制又は禁止
▲1▼ Lセンサ200によって検知したトナー濃度検知値が基準値例えば2.5V(トナー濃度4.5質量%相当)より大きいか否かの判別を行う。(E41)
NOと判別されたときにはトナーの補給は行わない。YESと判別されたときには通常におけると同量の所定量のトナー補給を行う。但し補給を行うトナーの比率については、例えば通常において新トナーとリサイクルトナーとの比率が7:3であったとするとき、比率を9:1に変更する等の新トナー補給比率を増加する変更がなされて供給バルブ42A,82Aからのトナー補給が行われる。(E42)
このようなトナー補給制御が行われることによって、現像装置4内におけるリサイクルトナーのトナー中で占める比率は低下する。帯電不足のリサイクルトナーが地肌かぶりの原因となることから、認識される地肌かぶり発生は防止される。
【0104】
▲2▼ Lセンサ200によって検知したトナー濃度検知値が基準値例えば2.5V(トナー濃度4.5質量%相当)より大きいか否かの判別を行う。(E41)NOと判別されたときにはトナーの補給は行わない。YESと判別されたときにはトナー補給条件を変更してのトナー補給を行う。新トナーについては通常におけると同量の所定量の新トナー補給を行う。リサイクルトナーについては通常における補給量に較べて減少するように制御して補給、又は補給を禁止する制御がなされる。(E42)
このようなトナー補給制御が行われることによって、現像装置4内におけるリサイクルトナーのトナー中で占める比率は低下する。帯電不足のリサイクルトナーが地肌かぶりの原因となることから、認識される地肌かぶり発生は防止される。
【0105】
上記に説明した▲1▼,▲2▼の何れかのプロセスによって検知される地肌が解消した状態となると、随時に実施されるフローE2においてNOの判別が行われてフローE3の通常のトナー補給状態に復帰する。但し、通常のトナー補給への復帰のさいには現像剤は不安定な状態に陥りやすいので、地肌かぶり発生が認められない状態となってから規定プリント数経過後、或いは規定時間経過後通常のトナー補給に復帰する。
【0106】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、トナー補給を禁止することによって、トナー濃度は低下してトナーの帯電性は向上し、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0107】
請求項2記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、トナー補給判断を行う基準値を低く変更することでトナー濃度は低下してトナーの帯電性は向上し、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0108】
請求項3記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、トナー補給量を通常の補給量より少なく変更することでトナー濃度は低下してトナーの帯電性は向上し、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0109】
この請求項4記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを自動的に現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、トナー補給量の上限を制限することによってトナー濃度は低下してトナーの帯電性は向上し、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0110】
請求項5記載の発明によれば、多数枚のプリントが行われる間、高解像度の良質の画像が継続して得られ、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
【0111】
請求項6記載の発明によれば、像担持体上のトナーの帯電状態に影響されないことにより静電的にトナー付着のない箇所をもって地肌汚れを検出する際の基準値として設定しているので、精度良く地肌汚れの検出がなされて、地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
【0112】
請求項7記載の発明によれば、地肌汚れを検出するのに最も適した箇所を検出箇所として設定しているので、精度良く地肌汚れの検出がなされて、地肌汚れが発生しないような改善がなされるとともにプリント動作を停止することなく常時監視することにより生産性を低下させずに装置の安定性を向上できる。
【0115】
請求項記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを一旦リサイクルトナー貯蔵槽に集め、リサイクルトナー貯蔵槽から現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において、制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、新トナー補給の比率を通常に対して増加させることで、現像装置内におけるリサイクルトナーの占める比率を下げ、ひいては、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
請求項9記載の発明によれば、クリーニング装置内に回収されたトナーを一旦リサイクルトナー貯蔵槽に集め、リサイクルトナー貯蔵槽から現像装置に搬送するリサイクル手段が設けられた画像形成装置において、制御手段が地肌かぶり発生と判断した場合、リサイクルトナー補給を通常に対して低減する制御もしくは禁止することで、現像装置内におけるリサイクルトナーの占める比率を下げ、ひいては、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
更に地肌汚れが改善された後も数プリントその状態が維持されたのち初期に行われていた通常のトナー補給条件に復帰するので、現像剤は安定した状態となり、その後地肌汚れが発生しない状態が維持される改善がなされることとなる。
【0116】
請求項10記載の発明によれば、多数枚のプリントが行われる間、高解像度の良質の画像が継続して得られ、像担持体や転写紙上に地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
【0117】
請求項11記載の発明によれば、像担持体上の全くトナー付着のない箇所をもって地肌汚れを検出する際の基準値として設定しているので、精度良く地肌汚れの検出がなされて、地肌汚れが発生しないような改善がなされることとなる。
【0118】
請求項12記載の発明によれば、地肌汚れを検出するのに最も適した箇所を検出箇所として設定しているので、精度良く地肌汚れの検出がなされて、地肌汚れが発生しないような改善がなされるとともにプリント動作を停止することなく常時監視することにより生産性を低下させずに装置の安定性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の断面構成図。
【図2】実施の形態2の画像形成装置の断面構成図。
【図3】反射型センサの回路図。
【図4】実施の形態1の制御ブロック図。
【図5】実施の形態1のフローチャート。
【図6】実施の形態2の制御ブロック図。
【図7】実施の形態2のフローチャート。
【図8】新トナーとリサイクルトナーの帯電量を示すグラフ。
【符号の説明】
1 感光体
2 帯電手段
3 像露光手段
4 現像装置
8 クリーニング装置
42 新トナーホッパ
42A 供給バルブ
82 回収トナーホッパ
82A 供給バルブ
100 反射型センサ,Pセンサ
200 透磁率センサ,Lセンサ

Claims (12)

  1. 潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記現像装置には内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
    前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
    前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、トナー補給を禁止することで前記透磁率センサによるトナー補給条件を変更し、
    変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。
  2. 潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記現像装置には内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
    前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
    前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、トナー補給判断を行う基準値を変更することで前記透磁率センサによるトナー補給条件を変更し、
    変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。
  3. 潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記現像装置には内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
    前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
    前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、トナー補給量を変更することで前記透磁率センサによるトナー補給条件を変更し、
    変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。
  4. 潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記現像装置には内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
    前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
    前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、トナー補給量を制限することで前記透磁率センサによるトナー補給条件を変更し、
    変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。
  5. トナーの体積平均粒径は2〜8μmであって、形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以上含有する重合トナーを用いることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 作像条件として高圧負荷の影響を受けていない領域の像担持体表面の反射濃度をもって前記基準値とすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記監視する非画像領域は、画像形成間隔の非画像領域であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の画像形成装置。
  8. 潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記現像装置に補給する新トナーとリサイクルトナーとの補給比率を変更可能とするトナー補給手段と、
    前記現像装置内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
    前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
    前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、新トナー補給の比率を通常に対して増加させることで、通常に対して異なる新トナーとリサイクルトナーとの補給比率としたトナー補給条件に変更し、
    変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。
  9. 潜像を担持する像担持体と、像担持体上の潜像を、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を担持した現像剤担持体で顕像化する現像装置と、像担持体上の顕像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体上の非磁性トナーをクリーニングする転写装置の下流側に配置したクリーニング装置と、クリーニングされたトナーを現像装置に搬送するリサイクル手段と、制御手段とを有する画像形成装置において、
    前記現像装置に補給する新トナーとリサイクルトナーとの補給比率を変更可能とするトナー補給手段と、
    前記現像装置内部のトナー濃度を検知する透磁率センサと、
    前記像担持体表面の濃度を検知する反射型センサとを有し、
    前記制御手段は非画像領域の像担持体表面濃度を前記反射型センサで監視し、検知された反射濃度値が基準値以下のときには地肌かぶりが発生したと判断し、リサイクルトナー補給を通常に対して低減する制御もしくは禁止することで、通常に対して異なる新トナーとリサイクルトナーとの補給比率としたトナー補給条件に変更し、
    変更したトナー補給条件で画像形成を行い、前記反射型センサにより検知された反射濃度値が前記基準値を超えた状態が予め設定された規定時間又は規定プリント数を経過したのち、地肌かぶりが改善したと判断し通常のトナー補給条件に復帰することを特徴とする画像形成装置。
  10. トナーの体積平均粒径は2〜8μmであって、形状係数が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子を65個数%以上含有する重合トナーを用いることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 作像条件として高圧負荷の影響を受けていない領域の像担持体表面の反射濃度をもって前記基準値とすることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記監視する非画像領域は、画像形成間隔の非画像領域であることを特徴とする請求項9〜11の何れか1項記載の画像形成装置。
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