JP4348159B2 - 温度試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器等の製品やその内部部品の温度環境を変化させることにより、製品や内部部品の温度特性、耐熱性、耐低温性、耐久性などを試験するための温度試験装置に関するものである。
電子機器やその内部部品(以下「電子機器等」という。)は、所定の温度範囲内において、所定の機能・性能を長期間にわたって保つ必要がある。このため、電子機器等における温度特性の異常、耐熱性不足、耐低温性不足、耐久性不足等を事前に発見するための信頼性試験を製品の出荷前に行うことが好ましい。この信頼性試験のために用いられる装置として、温度試験装置がある。
温度試験装置において電子機器等の被試験物を試験する際には、試験槽内に設置された被試験物と試験槽外に設置された電源や試験装置とを配線ケーブル等によって接続する場合がある。しかし、従来の温度試験装置の試験槽は、該試験槽の外部と槽内とを熱的に遮断する為に密閉構造となっていたため、電源や試験装置と被試験物とを接続することが容易ではなかった。そこで、近年、外部と槽内とを隔てる隔壁の一部に開口を設け、該開口に沿ってエアカーテンを生成することによって試験槽内の温度を保つ構造の温度試験装置が開発されている(例えば特許文献1〜3参照)。このような構造の温度試験装置によれば、開口を通じて電源や試験装置と被試験物とを容易に接続することができる。
実公平7−52624号公報 実公平7−52625号公報 実用新案登録第2535236号公報
温度試験装置では、予め定められた温度条件下における被試験物の試験結果を得るために、試験槽内を設定温度に保つ(恒温とする)ことが重要である。一方、試験槽に開口が設けられた構造の温度試験装置では、密閉構造の試験槽を有する温度試験装置と比べて試験槽の槽内温度に対する試験槽外の気温の影響が大きい。従って、試験槽に開口が設けられた構造の温度試験装置においては、槽内温度の制御が難しく、設定温度の範囲が比較的狭く制限されていた。これに対し、様々な動作環境を模擬して試験するために、設定温度の範囲を拡大することが望まれている。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、試験槽に開口が設けられた構造を備え、比較的広い設定温度範囲において試験槽の槽内温度を好適に制御することができる温度試験装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による温度試験装置は、被試験物を搬入及び搬出するための開口を外部と槽内とを隔てる隔壁の一部に有する試験槽と、試験槽の開口に沿ってエアカーテンを生成する送風機と、試験槽内の空気を加熱する加熱部と、試験槽内の空気を冷却する複数の冷却部と、試験槽内の設定温度を示す設定信号を生成する温度設定部と、試験槽内に設けられ、該試験槽の槽内温度に応じた温度信号を生成する温度検出部と、設定信号及び温度信号に基づいて、槽内温度が設定温度に近づくように複数の冷却部それぞれの作動/非作動を制御する第1の制御部と、設定信号及び温度信号に基づいて、槽内温度が設定温度に近づくように加熱部を制御する第2の制御部と、を備え、第1の制御部が、設定温度または槽内温度に基づいて複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた冷却部制御則を記憶する記憶手段を有し、冷却部制御則に従って複数の冷却部それぞれの作動/非作動を制御するとともに、記憶手段が、設定温度と槽内温度との差に応じた複数の冷却部制御則を記憶しており、複数の冷却部制御則が、0℃を含む第1の範囲内に設定温度と槽内温度との差が含まれる場合に対して、設定温度または槽内温度に基づいて複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた第1の冷却部制御則と、第1の範囲の下限値よりも上限値が低い第2の範囲内に設定温度と槽内温度との差が含まれる場合に対して、設定温度または槽内温度に基づいて複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた第2の冷却部制御則と、第2の範囲の下限値よりも上限値が低い第3の範囲内に設定温度と槽内温度との差が含まれる場合に対して、槽内温度に基づいて複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた第3の冷却部制御則と、を含むことを特徴とする。
上記した温度試験装置では、記憶手段が、設定温度または槽内温度に基づいて複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた冷却部制御則を、設定温度と槽内温度との差に応じて複数記憶している。これにより、例えば所定の設定温度下において、設定温度と槽内温度との差が比較的大きい場合と比較的小さい場合とで適切な冷却強度を設定することができる。従って、上記した温度試験装置によれば、比較的広い設定温度範囲においても試験槽の槽内温度を好適に制御することが可能となる。また、上記した温度試験装置では、上限が0℃よりも低い第2の範囲、または第2の範囲の下限よりも上限が低い第3の範囲に設定温度と槽内温度との差が含まれる場合に対して、第2、第3の冷却部制御則を定めている。このように、設定温度と槽内温度との差が負である状況に対して複数の冷却部制御則を定めることによって、槽内温度を低温方向へ大きく変化させる際に好適に槽内温度を制御することができる。
また、温度試験装置は、複数の冷却部のうち少なくとも一つの冷却部の冷却強度が切替可能であり、第1〜第3の冷却部制御則において、複数の冷却部それぞれの作動/非作動とともに少なくとも一つの冷却部の冷却強度が定められていることを特徴としてもよい。これによって、設定温度と槽内温度との差に応じてより適切な冷却強度を設定することができるので、槽内温度をより好適に制御することができる。
また、温度試験装置は、第1〜第3の冷却部制御則において、設定温度または槽内温度が低いほど、複数の冷却部全体での冷却強度が大きくなるように複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められていることが好ましい。
また、温度試験装置は、複数の冷却部が第1の冷却部及び第2の冷却部を含み、第2の冷却部の冷却強度が弱冷却と強冷却との間で切替可能であり、第1の冷却部制御則において、0℃を含む第1の区分に設定温度または槽内温度が属する場合には、第1の冷却部を作動させるとともに第2の冷却部を非作動とし、第1の区分の下限よりも上限が低い第2の区分に設定温度または槽内温度が属する場合には、第1の冷却部を作動させるとともに第2の冷却部を強冷却で作動させ、第1の区分の上限よりも下限が高い第3の区分に設定温度または槽内温度が属する場合には、第1の冷却部を非作動とするとともに第2の冷却部を弱冷却で作動させ、第3の区分の上限よりも下限が高い第4の区分に設定温度または槽内温度が属する場合には、第1の冷却部及び第2の冷却部を非作動とするように、第1の冷却部及び第2の冷却部それぞれの作動/非作動及び第2の冷却部の冷却強度が定められていることを特徴としてもよい。これにより、設定温度と槽内温度との差が第1の範囲内である場合に、設定温度または槽内温度に基づいて適切な冷却強度を設定することができるので、槽内温度を好適に制御することができる。
また、温度試験装置は、複数の冷却部が第1の冷却部及び第2の冷却部を含み、第2の冷却部の冷却強度が弱冷却と強冷却との間で切替可能であり、第2の冷却部制御則において、0℃を含む第1の区分に設定温度または槽内温度が属する場合には、第1の冷却部を作動させるとともに第2の冷却部を非作動とし、第1の区分の下限よりも上限が低い第2の区分に設定温度または槽内温度が属する場合には、第1の冷却部を作動させるとともに第2の冷却部を強冷却で作動させ、第1の区分の上限よりも下限が高い第3の区分、または第3の区分の上限よりも下限が高い第4の区分に設定温度または槽内温度が属する場合には、第1の冷却部を非作動とするとともに第2の冷却部を弱冷却で作動させるように、第1の冷却部及び第2の冷却部それぞれの作動/非作動及び第2の冷却部の冷却強度が定められていることを特徴としてもよい。これにより、設定温度と槽内温度との差が第2の範囲内である場合に、設定温度または槽内温度に基づいて適切な冷却強度を設定することができるので、槽内温度を好適に制御することができる。
また、温度試験装置は、複数の冷却部が第1の冷却部及び第2の冷却部を含み、第2の冷却部の冷却強度が弱冷却と強冷却との間で切替可能であり、第3の冷却部制御則において、0℃を含む第1の区分、第1の区分の下限よりも上限が低い第2の区分、及び第1の区分の上限よりも下限が高い第3の区分のうちいずれかの区分に槽内温度が属する場合には、第1の冷却部を作動させるとともに第2の冷却部を強冷却で作動させ、第3の区分の上限よりも下限が高い第4の区分に槽内温度が属する場合には、第1の冷却部を非作動とするとともに第2の冷却部を弱冷却で作動させるように、第1の冷却部及び第2の冷却部それぞれの作動/非作動及び第2の冷却部の冷却強度が定められていることを特徴としてもよい。これにより、設定温度と槽内温度との差が第3の範囲内である場合に、設定温度または槽内温度に基づいて適切な冷却強度を設定することができるので、槽内温度を好適に制御することができる。
また、温度試験装置は、試験槽の槽内温度の異常、加熱部の温度の異常、及び複数の冷却部の動作の異常のうち少なくとも一つの異常を検知して、加熱部及び複数の冷却部の動作を停止する異常停止部をさらに備えることを特徴としてもよい。これによって、温度試験装置が故障した場合に被試験物を保護することができる。
本発明による温度試験装置によれば、試験槽に開口が設けられた構造を備えるとともに、比較的広い設定温度範囲において試験槽の槽内温度を好適に制御することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による温度試験装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態による温度試験装置1を示す端面図である。図1を参照すると、温度試験装置1は、本体部2、機械室11、制御部30、及び操作部40を備えている。本体部2は、機械室11の上に配置されており、試験槽3、第1の循環路21a、第2の循環路21b、及び通風路28を備えている。
試験槽3は、電子機器等の被試験物を収容するためのものであり、本体部2の略中央部分に設けられている。試験槽3と本体部2の外部とを隔てる隔壁の一部には、被試験物を搬入・搬出するための開口10が設けられている。また、試験槽3の槽内には、温度検知器8及び過熱防止センサ51が取り付けられている。温度検知器8は、本実施形態における温度検出部であり、試験槽3の槽内温度に応じた温度信号を生成するための装置である。温度検知器8は、制御部30と電気的に接続されており、生成した温度信号を制御部30へ提供する。また、過熱防止センサ51は、試験槽3の槽内温度が所定レベル(例えば90℃)を超えて上昇した場合に警報信号を生成するための装置である。過熱防止センサ51は、温度検知器8と同様に制御部30に電気的に接続されており、生成した警報信号を制御部30へ提供する。
第1の循環路21aは、空気が循環する空隙であり、開口10の下方に配置された吸込口26aから試験槽3の周囲を巡って、開口10の上方に配置された吹出口29aに達するように設けられている。吹出口29aと吸込口26aとは開口10を挟んで対向しており、第1の循環路21a内を流れた空気は、吹出口29aから吹き出し、エアカーテンA1となって開口10に沿って下方に流れ、吸込口26aに吸い込まれる。
第1の循環路21a内には、加熱ヒータ4、デフロストヒータ5、エパボレータ6a及び6b、過熱防止センサ52及び53、並びにファン27aが設けられている。加熱ヒータ4は、試験槽3内の空気を加熱するための加熱部を構成している。本実施形態では、加熱ヒータ4は、第1の循環路21a内を流れる空気を加熱する。試験槽3内の空気は、第1の循環路21a内の加熱された空気がエアカーテンA1として開口10を流れる際に、その一部が試験槽3内に流入することによって加熱されることとなる。
エパボレータ6aは、試験槽3内の空気を冷却するための第1の冷却部12aの一部である。また、エパボレータ6bは、試験槽3内の空気を冷却するための第2の冷却部12bの一部である。エパボレータ6a及び6bは、金属からなる筒がコイル状に成型されてなり、その内部において冷媒が気化することによって周囲から気化熱を奪う。こうして、エパボレータ6a及び6bは、第1の循環路21a内を流れる空気を冷却する。試験槽3内の空気は、第1の循環路21a内の冷却された空気がエアカーテンA1として開口10を流れる際に、その一部が試験槽3内に流入することによって冷却されることとなる。
デフロストヒータ5は、エパボレータ6a及び6bに発生する霜を取り除くための装置である。デフロストヒータ5は、第1の循環路21a内においてエパボレータ6a及び6bの近傍に設けられている。デフロストヒータ5は、第1の循環路21a内を流れる空気をエパボレータ6a及び6bに達する以前に加熱することによって、エパボレータ6a及び6bに付着した霜を液化して取り除く。
過熱防止センサ52は、加熱ヒータ4の温度の異常を検知するための検知装置である。過熱防止センサ52は、第1の循環路21a内において加熱ヒータ4の近傍に配置されている。過熱防止センサ52は、加熱ヒータ4の周囲温度が所定レベル(例えば100℃)を超えて上昇した場合に警報信号を生成する。また、過熱防止センサ53は、デフロストヒータ5の温度の異常を検知するための検知装置である。過熱防止センサ53は、第1の循環路21a内においてデフロストヒータ5の近傍に配置されている。過熱防止センサ53は、デフロストヒータ5の周囲温度が所定レベル(例えば90℃)を超えて上昇した場合に警報信号を生成する。過熱防止センサ52及び53は、それぞれ制御部30に電気的に接続されており、生成した警報信号を制御部30に提供する。
ファン27aは、開口10に沿ってエアカーテンA1を生成するための送風機である。ファン27aは、第1の循環路21a内において空気が流れる方向を送風方向として設けられており、第1の循環路21a内の空気を循環させる。ファン27aによって送られた空気は、吹出口29aから吹き出し、吸込口26aにおいて吸い込まれることによってエアカーテンA1となる。
第2の循環路21bは、第1の循環路21aと同様に、空気が循環する空隙であり、開口10の下方に配置された吸込口26bから第1の循環路21aの周囲を巡って、開口10の上方に配置された吹出口29bに達するように設けられている。吹出口29bと吸込口26bとは開口10を挟んで対向している。また、第2の循環路21b内には、ファン27bが設けられている。ファン27bは、開口10に沿ってエアカーテンA2を生成するための送風機である。ファン27bは、第2の循環路21b内において空気が流れる方向を送風方向として設けられており、第2の循環路21b内の空気を循環させる。第2の循環路21b内を流れた空気は、吹出口29bから吹き出し、エアカーテンA2となって開口10に沿って下方に流れ、吸込口26bに吸い込まれる。
通風路28は、ファン27cから送られる空気を開口10に沿って流すための空隙である。ファン27cは、温度試験装置1の外部から空気を取り込んで通風路28内へ空気を流すように通風路28上に取り付けられている。通風路28は開口10の上方に吹出口29cを有しており、通風路28を流れた空気は吹出口29cから開口10に沿って吹き出し、エアカーテンA3となる。吹出口29cから吹き出した空気は、第2の循環路21bの吸込口26bに吸い込まれる。
機械室11は、第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、及び排水部18を備えている。第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bは、試験槽3内の空気を冷却するための装置である。第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bは、コンプレッサ13a及び13b、コンデンサ15a及び15bをそれぞれ備えている。また、第1の冷却部12aは膨張弁16aを有しており、第2の冷却部12bは膨張弁16b及び16cを有している。
コンプレッサ13a及び13bは、第1の循環路21a内に設けられたエパボレータ6a及び6bとそれぞれ配管を介して接続されている。コンプレッサ13a及び13bは、エパボレータ6a及び6b内において気化した低圧・低温の蒸気冷媒を圧縮することにより高圧・高温の蒸気冷媒を生成するための装置である。また、コンプレッサ13a及び13bには、それぞれ異常検知装置54及び55が設けられている。異常検知装置54及び55は、コンプレッサ13a及び13bそれぞれの圧力をモニタして、該圧力が所定レベルに達した場合に警報信号を生成する。異常検知装置54及び55は、制御部30に電気的に接続されており、生成した警報信号を制御部30へ提供する。
コンデンサ15a及び15bは、それぞれ配管を介してコンプレッサ13a及び13bと接続されている。コンデンサ15a及び15bは、コンプレッサ13a及び13bからの高圧・高温の蒸気冷媒を液化して、高圧・常温の液冷媒を生成するための装置である。
膨張弁16aは、配管を介してコンデンサ15aと接続されている。膨張弁16aは、コンデンサ15aからの高圧・常温の液冷媒に抵抗を与えることにより低圧・低温の液冷媒を生成するための装置である。膨張弁16aは、配管を介してエパボレータ6aと接続されており、生成した低圧・低温の液冷媒をエパボレータ6aに送る。また、膨張弁16b及び16cは、分岐を有する配管(バイパス手段17)を介してコンデンサ15bと並列に接続されている。膨張弁16b及び16cは、膨張弁16aと同様に、コンデンサ15bからの高圧・常温の液冷媒から低圧・低温の液冷媒を生成し、生成した液冷媒をエパボレータ6bへ送る。また、膨張弁16b及び16cはいずれか一方を閉じることができ、一方を閉じた場合にはエパボレータ6bに送られる液冷媒が半減することとなる。こうして、第2の冷却部12bにおいては、膨張弁16b及び16cの双方が作動した場合の「強冷却」、並びに膨張弁16b及び16cのいずれか一方が動作した場合の「弱冷却」といった2段階の冷却強度が実現される。
排水部18は、第1の循環路21a内のエパボレータ6a及び6bにおいて発生した霜をデフロストヒータ5によって取り除いた際に生じる水を排水するための装置である。排水部18は、第1の循環路21aの底部に通じるパイプを有しており、このパイプを介して第1の循環路21aから水分を取り出し、温度試験装置1の外部へ排出する。
操作部40は、本実施形態における温度設定部であり、試験槽3の槽内温度を指示するために設けられている。操作部40は、例えばタッチパネルといった入力部を備えており、作業者が入力部を介して試験槽3の槽内温度に対する設定温度を入力することができる。操作部40は制御部30と電気的に接続されており、入力された設定温度を示す設定信号が制御部30へ送られる。或いは、操作部40はコンピュータなどの外部操作部を備えてもよく、この場合、外部操作部に記憶された温度試験プログラムに応じた設定信号が制御部30へ送られる。また、操作部40は、槽内温度や設定温度を作業者に示す表示部を有することが好ましい。
制御部30は、加熱ヒータ4、第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、ファン27a〜27c、及びデフロストヒータ5を制御するための装置である。制御部30は、温度検知器8と電気的に接続されており、槽内温度を示す温度信号を温度検知器8から受ける。制御部30は、操作部40からの設定信号と温度検知器8からの温度信号とに基づいて、槽内温度が設定温度に近づくように、加熱ヒータ4、第1の冷却部12a、及び第2の冷却部12bを制御する。また、制御部30は、過熱防止センサ51〜53及び異常検知装置54、55と電気的に接続されており、過熱防止センサ51〜53及び異常検知装置54、55から警報信号を受ける。制御部30は、警報信号を受けると、加熱ヒータ4、第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、ファン27a〜27c、及びデフロストヒータ5を停止する。
図2は、本実施形態による温度試験装置1の機能ブロック図である。また、図3は、温度試験装置1の電気的接続状態を示すブロック図である。図2及び図3を参照すると、温度試験装置1は、温度昇降部20、制御部30、操作部40、及び異常停止部50を備えている。温度昇降部20には、図1に示した第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、及びデフロストヒータ5が含まれている。また、温度昇降部20は、ファン部26及び加熱部23を有している。ファン部26には、図1に示したファン27a〜27cが含まれている。加熱部23には、図1に示した加熱ヒータ4が含まれている。
操作部40は、非常停止部41、外部操作部42、表示部43、及び入力部44を有している。非常停止部41は、温度試験装置1の稼働中に温度試験装置1を緊急停止するための手段である。非常停止部41は、後述する制御部30内の電磁開閉器35と電気的に接続されており、作業者が非常停止部41を操作すると、非常信号Eが電磁開閉器35へ送られる。外部操作部42は、例えばCPU及びメモリを有するコンピュータなどの演算装置からなる。外部操作部42は予め定められた温度試験プログラムを記憶しており、外部操作部42が作動した場合、この温度試験プログラムに従って設定信号SSV1が外部操作部42から制御部30へ送られる。入力部44は、作業者が設定温度を入力するための装置である。入力部44は制御部30と電気的に接続されており、設定温度を示す設定信号SSV2を制御部30へ送る。表示部43は、槽内温度や設定温度を作業者に示すための装置である。表示部43と入力部44とは互いに電気的に接続されており、入力部44に入力された設定温度が表示部43に表示される。また、表示部43は制御部30と電気的に接続されており、槽内温度を示す温度信号SPVを制御部30から受け、槽内温度を表示する。
制御部30は、第1の制御部31、第2の制御部32、第1継電器基板33、第2継電器基板34、及び電磁開閉器35を有している。第1の制御部31は、主に第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、及びファン部26を制御するための部分である。第1の制御部31は、操作部40と電気的に接続されており、操作部40から設定信号SSV1またはSSV2を受ける。また、第1の制御部31は、第2の制御部32を介して温度検知器8と電気的に接続されており、温度信号SPVを温度検知器8から受ける。第1の制御部31は、設定信号SSV1またはSSV2、及び温度信号SPVに基づいて、槽内温度が設定温度に近づくように、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bの作動/非作動をそれぞれ制御するための制御信号C及びCを所定の規則(冷却部制御則)に従って生成する。また、第1の制御部31は、設定信号SSV1またはSSV2、及び温度信号SPVに基づいて、第2の冷却部12bの膨張弁16bまたは16cの開閉を制御するための制御信号Cを冷却部制御則に従って生成する。第1の制御部31はメモリ36といった記憶手段を有しており、冷却部制御則はメモリ36に予め記憶されている。
第1の制御部31は、第1継電器基板33に実装された複数のリレーに電気的に接続されている。また、第1継電器基板33上の複数のリレーは、それぞれ第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、並びに膨張弁16bまたは16cに電気的に接続されている。そして、各制御信号C、C、及びCがそれぞれ対応するリレーを介して、第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、及び膨張弁16b(16c)にそれぞれ伝達される。また、制御部30は、必要に応じて(例えば、操作部40からの指示に応じて)ファン27a〜27cの作動/非作動を制御するための制御信号C、及びデフロストヒータ5の作動/非作動を制御する制御信号Cを生成し、第1継電器基板33を介して制御信号C及びCをそれぞれファン部26及びデフロストヒータ5へ送る。
第2の制御部32は、主に加熱部23を制御するための部分である。第2の制御部32は、第1の制御部31を介して操作部40と電気的に接続されており、設定信号SSV1またはSSV2を操作部40から受ける。また、第2の制御部32は、温度検知器8と電気的に接続されており、温度信号SPVを温度検知器8から受ける。第2の制御部32は、設定信号SSV1またはSSV2、及び温度信号SPVに基づいて、槽内温度が設定温度に近づくように、加熱ヒータ4の温度を制御するための制御信号Cを生成する。なお、制御信号Cは、上記した制御信号C、C、及びCよりも周期の短いPWM信号である。第2の制御部32は、第2継電器基板34に実装された無接点リレーに電気的に接続されている。また、第2継電器基板34上の無接点リレーは、加熱ヒータ4に電気的に接続されている。そして、第2の制御部32からの制御信号Cが無接点リレーを介して加熱ヒータ4に伝達される。
電磁開閉器35は、非常停止部41からの非常信号Eを受けて、温度試験装置1を緊急停止させるための装置である。電磁開閉器35は、第1継電器基板33、第2継電器基板34、加熱ヒータ4、第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、及びデフロストヒータ5へ供給される電源ラインに接続されている。非常信号Eを受けると、電磁開閉器35が上記した各装置への電源供給を遮断する。
ここで、図4は、メモリ36に記憶されている冷却部制御則を示す表である。図4を参照すると、この冷却部制御則は、設定温度SVと槽内温度PVとの差Δ=SV−PVに基づいて、0℃を含む第1の範囲(定常制御)と、第1の範囲の下限よりも上限が低い第2の範囲(過渡冷却A)と、第2の範囲の下限よりも上限が低い第3の範囲(過渡冷却B)と、第1の範囲の上限よりも下限が高い第4の範囲(過渡加熱)とに区分されている。例えば本実施形態では、第1の範囲(定常制御)を、差Δが−3℃<Δ≦3℃である範囲とし、第2の範囲(過渡冷却A)を−10℃≦Δ≦3℃である範囲とし、第3の範囲(過渡冷却B)をΔ<−10℃である範囲とし、第4の範囲(過渡加熱)をΔ>3℃である範囲としている。
第1の範囲(定常制御)では、設定温度SVまたは槽内温度PVに基づいて、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bそれぞれの作動/非作動、及び第2の冷却部12bの冷却強度が定められている(第1の冷却部制御則)。例えば、0℃を含む第1の区分(本実施形態では、−10℃より大きく且つ10℃以下)に設定温度SVが属する場合には、第1の冷却部12aを作動させるとともに第2の冷却部12bを非作動としている(制御区分b)。また、第1の区分の下限よりも上限が低い第2の区分(本実施形態では、−30℃より大きく且つ−10℃以下)設定温度SVが属する場合は、第1の冷却部12aを作動させるとともに第2の冷却部12bを「強冷却」で作動させている(制御区分a)。また、第1の区分の上限よりも下限が高い第3の区分(本実施形態では、10℃より大きく且つ40℃以下)に設定温度SVが属する場合には、第1の冷却部12aを非作動とするとともに第2の冷却部12bを「弱冷却」で作動させている(制御区分c)。また、第3の区分の上限よりも下限が高い第4の区分(本実施形態では、40℃より大きく且つ82℃以下)に設定温度SVが属する場合には、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bの双方を非作動としている(制御区分d)。
また、第2の範囲(過渡冷却A)においても、設定温度SVまたは槽内温度PVに基づいて、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bそれぞれの作動/非作動、及び第2の冷却部12bの冷却強度が定められている(第2の冷却部制御則)。例えば本実施形態では、設定温度SVが第1の区分に属する場合には、第1の冷却部12aを作動させるとともに第2の冷却部12bを非作動としている(制御区分f)。また、設定温度SVが第2の区分に属する場合には、第1の冷却部12aを作動させるとともに第2の冷却部12bを「強冷却」で作動させている(制御区分g)。また、設定温度SVが第3の区分または第4の区分に属する場合には、第1の冷却部12aを非作動とするとともに第2の冷却部12bを「弱冷却」で作動させている(制御区分e)。
また、第3の範囲(過渡冷却B)においては、槽内温度PVに基づいて、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bそれぞれの作動/非作動、及び第2の冷却部12bの冷却強度が定められている(第3の冷却部制御則)。例えば本実施形態では、槽内温度PVが第1の区分、第2の区分、及び第3の区分のうちいずれかの区分に属する場合には、第1の冷却部12aを作動させるとともに第2の冷却部12bを「強冷却」で作動させている(制御区分j)。また、槽内温度PVが第4の区分に属する場合には、第1の冷却部12aを非作動とするとともに第2の冷却部12bを「弱冷却」で作動させている(制御区分i)。
また、第4の範囲(過渡加熱)においても、槽内温度PVに基づいて、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bそれぞれの作動/非作動、及び第2の冷却部12bの冷却強度を定めることができる。本実施形態では、槽内温度PVが第1の区分、第2の区分、第3の区分、及び第4の区分のうちいずれの区分に属する場合であっても、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bを非作動としている(制御区分h)。
上記したように、第1〜第3の冷却部制御則においては、設定温度SVまたは槽内温度PVが低いほど第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bの全体での冷却強度が大きくなるように、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bそれぞれの作動/非作動が定めらることが好ましい。
また、図4に示されるように、ファン27a〜27c及び加熱ヒータ4は、差Δ=SV−PVが第1〜第4の範囲のいずれであっても動作させている。特に加熱ヒータ4は、第2の制御部32からPWM信号である制御信号Cによって制御されるので、第1〜第4の範囲において、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bと比較して槽内温度PVをより精度良く制御することができる。
再び図2及び図3を参照すると、異常停止部50には、図1に示した過熱防止センサ51〜53、及び異常検知装置54、55が含まれている。異常停止部50は、制御部30の第1継電器基板33に電気的に接続されており、過熱防止センサ51〜53、及び異常検知装置54、55のうち少なくとも一つの装置が警報信号Eを発すると、該警報信号Eを第1継電器基板33へ送る。また、これとは別に、第1の制御部31は、槽内温度が所定レベルを超えると、第1継電器基板33に警報信号Eを出力する。第1継電器基板33は、異常停止部50または第1の制御部31から警報信号Eを受けると、ファン27a〜27c、第1の冷却部12a、第2の冷却部12b、加熱ヒータ4、及びデフロストヒータ5への電源供給を停止する。
以上の構成を備える温度試験装置1について、以下にその動作を説明する。図5は、温度試験装置1の動作を示すフローチャートである。また、図6は、図5に示したフローのうち、運転ステップS2を詳細に示すフローチャートである。まず、図5を参照すると、試験開始後、操作部40において設定温度SVが入力される(S1)。続いて、温度試験装置1が運転を開始する(S2)。ここで、槽内温度PV、加熱ヒータ4、またはデフロストヒータ5の温度が所定レベルよりも高くなった場合、或いは第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bが故障した場合には、異常停止部50において異常が検出される(S3)。異常停止部50において異常が検出されると、異常処理が行われる(S4)。そして、運転が終了する時間まで、運転ステップS2以降のフローが繰り返される(S5)。
続いて、図6を参照すると、設定温度SVが入力された(S1)後、運転が開始される(S10)。まず、第1の制御部31及び第2の制御部32において、操作部40から設定信号SSV1またはSSV2を受けることにより、設定温度SVが取得される(S11)。次に、第1の制御部31及び第2の制御部32において、温度検知器8から温度信号SPVを受けることにより、槽内温度PVが取得される(S12)。
続いて、設定温度SVと槽内温度PVとの差Δ=SV−PVが算出される。そして、差Δが−10℃≦Δ≦3℃の範囲内であるか否かが判定され(S13)、差Δが−10℃≦Δ≦3℃の範囲内である場合には、さらに差Δが−3℃<Δ≦3℃の範囲内であるか否かが判定される(S14)。差Δが−3℃<Δ≦3℃の範囲内である場合には、差Δが第1の範囲(定常制御)内であると判定されたこととなる。この場合、続いて設定温度SVが40℃<SV≦82℃の範囲内であるか否かが判定される(S15)。設定温度SVが40℃<SV≦82℃の範囲内である場合には、設定温度SVは第4の区分(図4における制御区分d)と判定されたこととなり、第2の制御部32からの制御信号Cによって加熱ヒータ4が作動する(S21)。このとき、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bは作動しない。
また、ステップS15において、設定温度SVが40℃<SV≦82℃の範囲内ではない場合には、設定温度SVが10℃<SV≦40℃の範囲内であるか否かが判定される(S16)。設定温度SVが10℃<SV≦40℃の範囲内である場合には、設定温度SVは第3の区分(図4における制御区分c)と判定されたこととなり、加熱ヒータ4が作動するとともに、第1の制御部31からの制御信号C及びCによって第2の冷却部12bが「弱冷却」で作動する(S20)。このとき、第1の冷却部12aは作動しない。
また、ステップS16において、設定温度SVが10℃<SV≦40℃の範囲内ではない場合には、設定温度SVが−10℃<SV≦10℃の範囲内であるか否かが判定される(S17)。設定温度SVが−10℃<SV≦10℃の範囲内である場合には、設定温度SVは第1の区分(図4における制御区分b)と判定されたこととなり、加熱ヒータ4が作動するとともに、第1の制御部31からの制御信号Cによって第1の冷却部12aが作動する(S19)。このとき、第2の冷却部12bは作動しない。
また、ステップS17において、設定温度SVが−10℃<SV≦10℃の範囲内ではない場合には、設定温度SV<−10℃であり、第2の区分(制御区分a)である。このとき、加熱ヒータ4及び第1の冷却部12aが作動し、第2の冷却部12bが「強冷却」で作動する(S18)。
ステップS14において、差Δが−3℃<Δ≦3℃の範囲内でないと判定された場合には、差Δが第2の範囲(過渡冷却A)内であると判定されたこととなる。この場合、続いて設定温度SVが10℃<SV≦82℃の範囲内であるか否かが判定される(S22)。設定温度SVが10℃<SV≦82℃の範囲内である場合には、設定温度SVは第3または第4の区分(制御区分e)と判定されたこととなり、加熱ヒータ4が作動するとともに第2の冷却部12bが「弱冷却」で作動する(S26)。このとき、第1の冷却部12aは作動しない。
また、ステップS22において、設定温度SVが10℃<SV≦82℃の範囲内ではない場合には、設定温度SVが−10℃<SV≦10℃の範囲内であるか否かが判定される(S23)。設定温度SVが−10℃<SV≦10℃の範囲内である場合には、設定温度SVは第1の区分(制御区分f)と判定されたこととなり、加熱ヒータ4が作動するとともに第1の冷却部12aが作動する(S25)。このとき、第2の冷却部12bは作動しない。
また、ステップS23において、設定温度SVが−10℃<SV≦10℃の範囲内ではない場合には、設定温度SV<−10℃であり、第2の区分(制御区分g)である。このとき、加熱ヒータ4及び第1の冷却部12aが作動し、第2の冷却部12bが「強冷却」で作動する(S24)。
ステップS13において、差Δが−10℃≦Δ≦3℃の範囲内でないと判定された場合には、さらに差ΔがΔ>3℃の範囲内であるか否かが判定される(S27)。Δ>3℃である場合には、差Δが第4の範囲(過渡加熱)内であると判定されたこととなる。この場合、制御区分hであり、加熱ヒータ4が作動する(S31)。このとき、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bは作動しない。
ステップS27において、Δ>3℃ではない場合には、差Δが第3の範囲(過渡冷却B)内であると判定されたこととなる。この場合、さらに槽内温度PVが40℃<PV≦82℃であるか否かが判定される(S28)。40℃<PV≦82℃である場合、第4の区分(制御区分i)と判定されたこととなり、加熱ヒータ4が作動するとともに第2の冷却部12bが「弱冷却」で作動する(S30)。このとき、第1の冷却部12aは作動しない。また、ステップS28において、40℃<PV≦82℃ではない場合、第1〜第3の区分(制御区分j)と判定されたこととなり、加熱ヒータ4及び第1の冷却部12aが作動し、第2の冷却部12bが「強冷却」で作動する(S29)。
ステップS18〜S21、S24〜S26、及びS29〜S31の何れかを経た後、操作部40からの運転停止の指示の有無を認識し(S32)、指示がある場合には、運転を終了する。また、指示がない場合には、槽内温度PVを取得するステップS12以降を繰り返し実行する。こうして、設定温度SV及び槽内温度PVに応じて適切な温度制御が行われる。
ここで、図7は、上記した温度試験装置1の動作による、槽内温度PVの変化の一例を示すグラフである。図7を参照すると、まず、時刻tにおいて、槽内温度PV=25℃に対して設定温度SV=−25℃を設定する。このとき、差Δ=−50℃であるので第3の範囲(過渡冷却B)となり、また40℃<PV≦82℃ではないので制御区分jとなる。そして、制御区分jの動作が時刻tまで実行され、槽内温度PV=−15℃が検知されると、差Δが−10℃≦Δ≦−3℃に含まれることとなり、第2の範囲(過渡冷却A)に移行する。このとき、設定温度SV=−25℃であるので制御区分gとなる。制御区分gの動作が時刻tまで実行され、槽内温度PV=−22℃が検知されると、差Δが−3℃<Δ≦3℃に含まれることとなり、第1の範囲(定常制御)に移行する。このとき、設定温度SV=−25℃であるので制御区分aとなる。
次に、時刻tにおいて、設定温度SV=25℃を設定する。このとき、差Δ=50℃であるので第4の範囲(過渡加熱)となり、制御区分hとなる。そして、制御区分hの動作が時刻tまで実行され、槽内温度PV=22℃が検知されると、差Δが−3℃<Δ≦3℃に含まれることとなり、第1の範囲(定常制御)に移行する。このとき、設定温度SV=25℃であるので制御区分cとなる。
次に、時刻tにおいて、設定温度SV=75℃を設定する。このとき、差Δ=50℃であるので第4の範囲(過渡加熱)となり、制御区分hとなる。そして、制御区分hの動作が時刻tまで実行され、槽内温度PV=72℃が検知されると、差Δが−3℃<Δ≦3℃に含まれることとなり、第1の範囲(定常制御)に移行する。このとき、設定温度SV=75℃であるので制御区分dとなる。
次に、時刻tにおいて、設定温度SV=25℃を設定する。このとき、差Δ=−50℃であるので第3の範囲(過渡冷却B)となり、また40℃<PV≦82℃であるので制御区分iとなる。そして、制御区分iの動作が時刻tまで実行され、槽内温度PV=40℃が検知されると、40℃<PV≦82℃ではなくなるので制御区分jとなる。制御区分jの動作が時刻t10まで実行され、槽内温度PV=35℃が検知されると、差Δが−10℃≦Δ≦−3℃に含まれることとなり、第2の範囲(過渡冷却A)に移行する。このとき、設定温度SV=25℃であるので制御区分eとなる。制御区分eの動作が時刻t11まで実行され、槽内温度PV=28℃が検知されると、差Δが−3℃<Δ≦3℃に含まれることとなり、第1の範囲(定常制御)に移行する。このとき、設定温度SV=25℃であるので制御区分cとなる。
次に、時刻t12において、設定温度SV=0℃を設定する。このとき、差Δ=−25℃であるので第3の範囲(過渡冷却B)となり、また40℃<PV≦82℃ではないので制御区分jとなる。そして、制御区分jの動作が時刻t13まで実行され、槽内温度PV=10℃が検知されると、差Δが−10℃≦Δ≦−3℃に含まれることとなり、第2の範囲(過渡冷却A)に移行する。このとき、設定温度SV=0℃であるので制御区分fとなる。制御区分fの動作が時刻t14まで実行され、槽内温度PV=3℃が検知されると、差Δが−3℃<Δ≦3℃に含まれることとなり、第1の範囲(定常制御)に移行する。このとき、設定温度SV=0℃であるので制御区分bとなる。
図8は、図7に示したグラフのE部分を拡大して示したものである。図8において、グラフG1は、本実施形態の温度試験装置1における槽内温度変化を示している。また、グラフG2は、比較例として第2の範囲(過渡冷却A)の制御を行わない場合の槽内温度変化を示している。また、グラフG3は、別の比較例として第3の範囲(過渡冷却B)の制御を行わない場合の槽内温度変化を示している。
図8を参照すると、グラフG2の場合には、第1の範囲(定常制御)の動作が開始するまで第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bが最大冷却強度で作動することとなり、温度傾斜が大きくなる。その状態で第1の範囲(定常制御)の動作が開始するPV=28℃に達すると、第1の冷却部12aが非作動となり、第2の冷却部12bが「弱冷却」で作動する。すると、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bを合わせた全体の冷却強度が大きく減少することとなる(すなわち、温度傾斜が小さくなる)。しかし、加熱ヒータ4は、第2の制御部32によって温度傾斜を参照しながら制御されることが多く、PV=28℃に達した時点では大きな温度傾斜に応じて制御されることとなる。従って、加熱ヒータ4における加熱量が多くなってしまい、図8に示すようなハンチングが生じる。また、グラフG3の場合には、槽内温度により第2の冷却部12bを作動しないので、温度傾斜が小さくなり、槽内温度PVが設定温度SVに到達するのに時間がかかってしまう。
これらのグラフG2及びG3に対し、本実施形態の温度試験装置1では、第2の範囲(過渡冷却A)及び第3の範囲(過渡冷却B)を設定しているので、グラフG1のように槽内温度PVを設定温度SVへより早く収束させることができる。
図9は、図5に示したフローチャートにおける異常検出ステップS3及び異常処理ステップS4を詳細に示すフローチャートである。図9を参照すると、まず、制御部30による異常処理ステップS40が実行される。すなわち、第1の制御部31が、作業者により入力された上限温度を槽内温度PVが超えていないか常に監視しており(S41、S42)、槽内温度PVが上限温度を超えた場合、第1の制御部31は警報信号E(図3参照)を発する。そして、第1継電器基板33が、加熱ヒータ4、第1の冷却部12a、及び第2の冷却部12bへの電源供給を停止することにより、温度試験装置1の動作が停止する。
続いて、第1の制御部31に上限温度の設定が入力されていない場合や、上限温度を記憶する記憶装置に異常が発生している場合には、第1の制御部31が、温度試験装置1の製造時に設定された上限温度(装置上限)を槽内温度PVが超えていないか監視する(S43、S44)。この装置上限は、例えば85℃といった温度である。槽内温度PVが装置上限を超えた場合、第1の制御部31が警報信号Eを発し、温度試験装置1の動作が停止する。以上が、制御部30による異常処理ステップS40である。
続いて、制御部30の異常により上記した異常処理ステップS40が実行されなかった場合には、過熱防止センサ51及び52による異常処理ステップS50へ移行する。すなわち、加熱ヒータ4の温度を監視する過熱防止センサ52によって間接的に槽内温度PVが監視されており(S51、S52)、例えば過熱防止センサ52が100℃を検知すると、過熱防止センサ52は警報信号Eを発する。そして、第1継電器基板33が、加熱ヒータ4、第1の冷却部12a、及び第2の冷却部12bへの電源供給を停止することにより、温度試験装置1の動作が停止する。また、過熱防止センサ51では、槽内の過熱防止センサ51によって槽内温度PVが監視されており(S53、S54)、例えば過熱防止センサ51が90℃を検知すると、過熱防止センサ51が警報信号Eを発し、温度試験装置1の動作が停止する。
なお、操作部40に設けられた非常停止部41を作業者が操作することにより、第1継電器基板33、加熱ヒータ4、第1の冷却部12a、及び第2の冷却部12bへの電源供給を停止し、温度試験装置1の動作を停止させることもできる(S55)。
上記した本実施形態による温度試験装置1は、次の効果を有する。すなわち、温度試験装置1では、第1〜第3の冷却部制御則において、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bそれぞれの作動/非作動が設定温度SVまたは槽内温度PVに基づいて定められている。そして、第1〜第3の冷却部制御則は設定温度SVと槽内温度PVとの差Δに応じて定められている。これにより、例えば所定の設定温度SVにおいて、設定温度SVと槽内温度PVとの差Δが比較的大きい場合(例えば第3の範囲)と比較的小さい場合(例えば第1の範囲)とで適切な冷却強度を設定することができる(図8参照)。従って、上記した温度試験装置1によれば、比較的広い設定温度範囲においてもハンチング等を生じることなく試験槽3の槽内温度PVを好適に制御することが可能となる。
また、本実施形態による温度試験装置1では、第1の範囲(定常制御)の下限よりも上限が低い第2の範囲(過渡冷却A)に設定温度SVと槽内温度PVとの差Δが含まれる場合に対して第2の冷却部制御則を定めている。また、第2の範囲の下限よりも上限が低い第3の範囲(過渡冷却B)に差Δが含まれる場合に対して第3の冷却部制御則を定めている。このように、設定温度SVと槽内温度PVとの差Δが負である状況に対して複数の冷却部制御則を定めることによって、図8に示したように槽内温度PVを低温方向へ大きく変化させる際に槽内温度PVを好適に制御することができる。
また、本実施形態による温度試験装置1では、第2の冷却部12bの冷却強度が切替可能であり、第1〜第3の冷却部制御則において、第1の冷却部12a及び第2の冷却部12bそれぞれの作動/非作動とともに第2の冷却部12bの冷却強度(「強冷却」及び「弱冷却」)が定められている。これによって、設定温度SVと槽内温度PVとの差Δに応じてより適切な冷却強度を設定することができるので、槽内温度PVをより好適に制御することができる。
また、本実施形態による温度試験装置1は、試験槽3の槽内温度PVの異常、加熱ヒータ4の温度の異常、及び第1の冷却部12aや第2の冷却部12bの動作の異常のうち少なくとも一つの異常を検知して、加熱ヒータ4、第1の冷却部12a、及び第2の冷却部12bの動作を停止する異常停止部50を備えている。温度試験装置はこのような異常停止部を備えることが好ましく、これによって、温度試験装置が故障した場合に被試験物を保護することができる。
本発明による温度試験装置は、上記した実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記した実施形態では第1の範囲(定常制御)を−3℃<Δ≦3℃とし、第2の範囲(過渡冷却A)を−10℃≦Δ≦−3℃とし、第3の範囲(過渡冷却B)をΔ<−10℃とし、第4の範囲(過渡加熱)をΔ>3℃としている。第1〜第4の範囲はこれらに限られるものではなく、他の様々な温度範囲を設定することができる。また、第1〜第4の区分についても、本実施形態以外に様々な温度範囲を設定することができる。
図1は、温度試験装置を示す端面図である。 図2は、温度試験装置の機能ブロック図である。 図3は、温度試験装置の電気的接続状態を示すブロック図である。 図4は、制御部における冷却部制御則を示す表である。 図5は、温度試験装置の動作を示すフローチャートである。 図6は、図5に示したフローのうち、運転ステップを詳細に示すフローチャートである。 図7は、上記した温度試験装置の動作による、槽内温度の変化の一例を示すグラフである。 図8は、図7に示したグラフのE部分を拡大して示したものである。 図9は、図5に示したフローチャートにおける異常検出ステップ及び異常処理ステップを詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
1…温度試験装置、2…本体部、3…試験槽、4…加熱ヒータ、5…デフロストヒータ、6a、6b…エパボレータ、8…温度検知器、10…開口、11…機械室、12a…第1の冷却部、12b…第2の冷却部、13a、13b…コンプレッサ、15a、15b…コンデンサ、16a〜16c…膨張弁、17…バイパス手段、18…排水部、21a、21b…循環路、26a、26b…吸込口、27a〜27c…ファン、28…通風路、29a〜29c…吹出口、30…制御部、40…操作部、51〜53…過熱防止センサ、54、55…異常検知装置。

Claims (7)

  1. 被試験物を搬入及び搬出するための開口を外部と槽内とを隔てる隔壁の一部に有する試験槽と、
    前記試験槽の前記開口に沿ってエアカーテンを生成する送風機と、
    前記試験槽内の空気を加熱する加熱部と、
    前記試験槽内の空気を冷却する複数の冷却部と、
    前記試験槽内の設定温度を示す設定信号を生成する温度設定部と、
    前記試験槽内に設けられ、該試験槽の槽内温度に応じた温度信号を生成する温度検出部と、
    前記設定信号及び前記温度信号に基づいて、前記槽内温度が前記設定温度に近づくように前記複数の冷却部それぞれの作動/非作動を制御する第1の制御部と、
    前記設定信号及び前記温度信号に基づいて、前記槽内温度が前記設定温度に近づくように前記加熱部を制御する第2の制御部と、
    を備え、
    前記第1の制御部が、前記設定温度または前記槽内温度に基づいて前記複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた冷却部制御則を記憶する記憶手段を有し、前記冷却部制御則に従って前記複数の冷却部それぞれの作動/非作動を制御するとともに、
    前記記憶手段が、前記設定温度と前記槽内温度との差に応じた複数の前記冷却部制御則を記憶しており、
    前記複数の冷却部制御則が、
    0℃を含む第1の範囲内に前記設定温度と前記槽内温度との差が含まれる場合に対して、前記設定温度または前記槽内温度に基づいて前記複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた第1の冷却部制御則と、
    前記第1の範囲の下限値よりも上限値が低い第2の範囲内に前記設定温度と前記槽内温度との差が含まれる場合に対して、前記設定温度または前記槽内温度に基づいて前記複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた第2の冷却部制御則と、
    前記第2の範囲の下限値よりも上限値が低い第3の範囲内に前記設定温度と前記槽内温度との差が含まれる場合に対して、前記槽内温度に基づいて前記複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められた第3の冷却部制御則と、
    を含むことを特徴とする温度試験装置。
  2. 前記複数の冷却部のうち少なくとも一つの冷却部の冷却強度が切替可能であり、前記第1〜第3の冷却部制御則において、前記複数の冷却部それぞれの作動/非作動とともに前記少なくとも一つの冷却部の前記冷却強度が定められていることを特徴とする請求項に記載の温度試験装置。
  3. 前記第1〜第3の冷却部制御則において、前記設定温度または前記槽内温度が低いほど、前記複数の冷却部全体での冷却強度が大きくなるように前記複数の冷却部それぞれの作動/非作動が定められていることを特徴とする請求項またはに記載の温度試験装置。
  4. 前記複数の冷却部が第1の冷却部及び第2の冷却部を含み、前記第2の冷却部の冷却強度が弱冷却と強冷却との間で切替可能であり、
    前記第1の冷却部制御則において、0℃を含む第1の区分に前記設定温度または前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部を作動させるとともに前記第2の冷却部を非作動とし、前記第1の区分の下限よりも上限が低い第2の区分に前記設定温度または前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部を作動させるとともに前記第2の冷却部を強冷却で作動させ、前記第1の区分の上限よりも下限が高い第3の区分に前記設定温度または前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部を非作動とするとともに前記第2の冷却部を弱冷却で作動させ、前記第3の区分の上限よりも下限が高い第4の区分に前記設定温度または前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部及び前記第2の冷却部を非作動とするように、前記第1の冷却部及び前記第2の冷却部それぞれの作動/非作動及び前記第2の冷却部の冷却強度が定められていることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の温度試験装置。
  5. 前記複数の冷却部が第1の冷却部及び第2の冷却部を含み、前記第2の冷却部の冷却強度が弱冷却と強冷却との間で切替可能であり、
    前記第2の冷却部制御則において、0℃を含む第1の区分に前記設定温度または前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部を作動させるとともに前記第2の冷却部を非作動とし、前記第1の区分の下限よりも上限が低い第2の区分に前記設定温度または前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部を作動させるとともに前記第2の冷却部を強冷却で作動させ、前記第1の区分の上限よりも下限が高い第3の区分、または前記第3の区分の上限よりも下限が高い第4の区分に前記設定温度または前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部を非作動とするとともに前記第2の冷却部を弱冷却で作動させるように、前記第1の冷却部及び前記第2の冷却部それぞれの作動/非作動及び前記第2の冷却部の冷却強度が定められていることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の温度試験装置。
  6. 前記複数の冷却部が第1の冷却部及び第2の冷却部を含み、前記第2の冷却部の冷却強度が弱冷却と強冷却との間で切替可能であり、
    前記第3の冷却部制御則において、0℃を含む第1の区分、前記第1の区分の下限よりも上限が低い第2の区分、及び前記第1の区分の上限よりも下限が高い第3の区分のうちいずれかの区分に前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部を作動させるとともに前記第2の冷却部を強冷却で作動させ、前記第3の区分の上限よりも下限が高い第4の区分に前記槽内温度が属する場合には、前記第1の冷却部を非作動とするとともに前記第2の冷却部を弱冷却で作動させるように、前記第1の冷却部及び前記第2の冷却部それぞれの作動/非作動及び前記第2の冷却部の冷却強度が定められていることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の温度試験装置。
  7. 前記試験槽の前記槽内温度の異常、前記加熱部の温度の異常、及び前記複数の冷却部の動作の異常のうち少なくとも一つの前記異常を検知して、前記加熱部及び前記複数の冷却部の動作を停止する異常停止部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の温度試験装置。
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