JP4347191B2 - 球受けタンクの緩衝部材 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を受け入れる球受けタンクに敷設される球受けタンクの緩衝部材に関するものである。
従来から遊技店には、複数台のパチンコ機を並列設置するための遊技設備(所謂、「遊技島」)が据え付けられている。また、遊技設備が遊技店内の2本の通路間に据え付けられている場合には、各通路に沿ってパチンコ機が並列設置されるため、遊技設備には機裏側を対向させてパチンコ機が設置されるようになっている。そして、遊技設備の内部には、パチンコ機の遊技盤に発射され、機外に排出される遊技球を回収し、循環させるための各種装置が装備されている。具体的には、各パチンコ機に対応配置され、パチンコ機から排出された落下する遊技球を受け入れる球受けタンクとしてのアウトタンク、各パチンコ機のアウトタンクで受け入れた遊技球を回収し、搬送する回収樋(所謂、「ドブ樋」)、回収樋で回収された遊技球を研磨し、揚送する揚送研磨装置などが装備されている。また、遊技設備上部には、供給樋が設けられており、揚送研磨装置などにより揚送された遊技球は、該供給樋に流下する。そして、供給樋に流下した遊技球は、該供給樋上にて分流されて、各パチンコ機の機裏側に装備された球タンクに収容されて再びパチンコ機に供給される。
ところで、落下する遊技球を受け入れるアウトタンクは、合成樹脂などにより成形されているため、アウトタンクに向けてパチンコ機から遊技球を落下させると、その落下によって生じる衝撃にて遊技球が跳ね上がり、アウトタンクの外に脱落したり、衝突音によって煩わしさを感じたりする虞がある。そのため、アウトタンクの底面には、パチンコ機から落下する遊技球を受け入れる際に、その落下によって生じる衝突力及び衝突音を緩和させるゴムなどの弾性体板(緩衝部材)が敷設されるようになっている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、弾性体板とアウトタンクの敷設面との間にスペーサを配置して、弾性体板とアウトタンクの敷設面との間に隙間を形成し、遊技球の落下によって生じる衝突力及び衝突音を緩和させるようになっている。
特開平10−309358号公報(請求項1)
ところで、弾性体板と敷設面との間に隙間が形成されている場合には、遊技球が弾性体板に落下することによって、その表面が湾曲して凹面が発生する。しかしながら、スペーサの配置によっては、この凹面が、遊技球の転がりを妨げて弾性体板上に滞留するような形状となる場合がある。このような場合、遊技球の排出口への排出が滞り、また、凹面に滞留する遊技球と落下してくる遊技球が衝突して、遊技球がアウトタンク外へ脱落する原因や騒音の原因となる可能性がある。
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、遊技球を滞留させることなく、スムーズに排出できる球受けタンクの緩衝部材を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、落下する遊技球を受け入れ、球排出部を介してその遊技球を排出する有底箱状のタンク本体の底面に敷設され、遊技球の落下により前記タンク本体に生じる衝撃を緩衝させる弾性体からなる球受けタンクの緩衝部材において、前記緩衝部材の敷設面と前記タンク本体の底面との対向面間には、前記敷設面と前記底面との間に間隙を形成する複数の間隙形成部材が前記球排出部に向かう方向に延設されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記間隙形成部材は、前記緩衝部材の敷設面に一体形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記タンク本体の底面には、取付孔が設けられ、前記緩衝部材には、前記緩衝部材の縁又は前記間隙形成部材上に前記取付孔に嵌め込まれる係合突起部が設けられており、前記緩衝部材と前記係合突起は、弾性変形可能な同一の弾性体で構成されていることを要旨とする。
本発明によれば、遊技球を滞留させることなく、スムーズに排出できる。
(第一実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図22に基づき説明する。
図1には、パチンコ遊技機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。また、前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出を行う装飾ランプ16が設けられている。外枠11の下部(パチンコ遊技機10の下部)には、遊技の状態に応じて各種音声を出力し、音声演出を行うスピーカ17が配置されている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置20が装着されている。
そして、遊技領域13aの所定位置には、始動入賞口や大入賞口等の各種入賞口20aが配設されている。前記各入賞口20aの奥方には、入賞した遊技球を検知する入賞センサが設けられており、この入賞センサによって遊技球が検知されたことを契機に遊技球が払い出される等、遊技に関する各種処理が実行されるようになっている。そして、前記各入賞口20aに入賞した遊技球は、パチンコ遊技機10の機裏側の下方に配設されている球排出口21(図2〜図4参照)から機外に排出されるようになっている。また、遊技領域13aの所定位置には、前記各入賞口20aに入賞しなかった遊技球を取り込むアウト口20bが配設されている。このアウト口20bに取り込まれた遊技球は、前記各入賞口20aに入賞した遊技球と同様に、球排出口21(図2〜図4参照)から機外に排出されるようになっている。また、パチンコ遊技機10の機裏側には、パチンコ遊技機10を制御するための各種制御基板22等が装着されている。また、パチンコ遊技機10の機裏側の上方には、パチンコ遊技機10から上球皿15等に払出す遊技球(賞球等)を貯留する球タンク23が装着されている。
このように構成されたパチンコ遊技機10は、遊技店に据え付けられた遊技設備(所謂、「遊技島」)の設置島台24に設置されるようになっている。設置島台24には、複数台のパチンコ遊技機10が、並列設置されるようになっている。そして、設置島台24には、各パチンコ遊技機10の機裏側と対向するように球受けタンクとしてのアウトタンク25が設置されるようになっている(図3、図4参照)。アウトタンク25は、球排出口21から排出され、落下する遊技球(以下、「排出球」と示す)を受け入れ、アウトタンク25に備えられた球計数機26を経て球搬送路としての回収樋27に排出するようになっている。前記回収樋27は、パチンコ遊技機10よりも低い位置に前記設置島台24に沿って傾斜状に設置されており、回収樋27に排出された排出球は、図示しない揚送研磨装置に送出されるようになっている。そして、揚送研磨装置に送出された排出球は、球貸機(図示せず)又はパチンコ遊技機10の球タンク23に再び供給されるようになっている。
次に、アウトタンク25について図3〜図18に従って説明する。以下の説明及び各図における「前」「後」は、図3に示すように、パチンコ遊技機10側を「前」とし、回収樋27側を「後」とする。また、以下の説明及び各図における「左」「右」「上」「下」は、図4に示すように、パチンコ遊技機10を機表側から見た場合の「左」「右」「上」「下」とする。
図5に示すように、アウトタンク25は、設置島台24に取着される支持台30と、支持台30に取り付けられる外部支持脚40と、外部支持脚40に取り付けられる内部支持脚50と、内部支持脚50に取り付けられるタンク本体60と、タンク本体60の底面に敷設される緩衝部材としての弾性体板91とから構成される。前記支持台30、外部支持脚40、内部支持脚50及びタンク本体60は、硬質の合成樹脂(例えば、ABS樹脂(アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)等)にて所定の形状に成形されている。
最初に、支持台30について図6及び図7に従って説明する。
支持台30は、平面視略矩形の平板状に成形されている。支持台30には、上下方向に貫通するネジ孔31が所定の箇所に形成されており、そのネジ孔31にネジ32が挿通されるようになっている。支持台30は、長手方向が左右方向に沿うように設置島台24に取着されるようになっている。また、支持台30の上面における前端部側及び後端部側には、左右方向に沿って左右案内溝33が形成されている。前記各左右案内溝33の上側開口端部には、左右案内溝33の前後方向内側に突出するように第1抜止部34が形成されている。また、支持台30の前後方向略中央(即ち、左右案内溝33の間)には、左右方向に沿って凹部35が上方を開口するように凹設されている。この凹部35の底面には、複数(本実施形態では9つ)の円柱36が左右方向に沿って等間隔に立設されていると共に、隣り合う円柱36間を繋ぐように左右案内板37が立設されている。
次に、外部支持脚40について図8及び図10に従って説明する。
外部支持脚40は、全体が略直方体をなす筒状に成形されており、その下方には底板40aが設けられ、上方が開口するように底板40aの周囲に外側周壁部41が立設されている。底板40aは、中央部が外部支持脚40の内側に突出し、上げ底となるように形成されている。前側及び後側の各外側周壁部41には、その下端部から上方に向かって一対の第1切り込み部42が形成されている。前記第1切り込み部42の間には、鉛直方向下向きに延びるように板状の左右係合部43が形成されている。また、左右係合部43の先端部には、側面視で逆三角形状の左右案内爪43aが形成されている。左右案内爪43aは、左右係合部43の先端に近づくに従って細くなるように形成されている。
また、底板40aの下面には、左右方向移動規制部45が鉛直方向下向きに延びるように形成されている。この左右方向移動規制部45は、前後方向に並べて配設された一対の湾曲状の板部材から構成されている。そして、左右方向移動規制部45は、外部支持脚40を支持台30に取り付けた際、支持台30に形成された円柱36及び左右案内板37を前後方向から挟持するようになっている。また、左側及び右側の各外側周壁部41には、上下方向に延びるように上下案内孔46が形成されている。この上下案内孔46は、前後方向に延びる複数(本実施形態では2つ)の幅広孔47aと、その複数の幅広孔47aとの間に連設された幅狭孔47bとから構成されている。
このように構成された外部支持脚40は、外部支持脚40の左右係合部43を支持台30の左右案内溝33に挿入することによって支持台30に対して取り付けられる(図12参照)。このとき、外部支持脚40は、左右係合部43の左右案内爪43aが左右案内溝33の第1抜止部34に係合されると共に、左右方向移動規制部45が円柱36及び左右案内板37に嵌合されるため、支持台30に対して上下方向及び前後方向への移動が拘束された状態で取り付けられる。その一方で、外部支持脚40は、左右方向から所定の力を加えることで、支持台30に対して左右方向への移動が許容された状態で取り付けられる。即ち、外部支持脚40は、左右方向から所定の力を加えると、左右方向移動規制部45が円柱36と干渉して前後方向外側に広がるように弾性変形し、円柱36の挟持を解除するため、左右方向に移動させることが可能となる。なお、外部支持脚40は、円柱36が等間隔で左右方向に沿って複数立設されているので、左右方向への移動の際には円柱36の間隔毎に位置決めされ、段階的に移動する。本実施形態では、支持台30(左右案内溝33、円柱36、左右案内板37)と外部支持脚40(左右係合部43、左右方向移動規制部45)によって、タンク本体60を左右方向へ移動させる位置調整装置が構成されている。
次に、内部支持脚50について図9及び図11に従って説明する。
内部支持脚50は、全体が略直方体をなす筒状に成形されており、その内部には底板50aが設けられ、上方と下方が開口するように底板50aの周囲に内側周壁部51が立設されている。内部支持脚50は、外部支持脚40の内側に嵌め込まれて取り付けられるため、外部支持脚40の内側に嵌め込むことが可能な大きさとされている。そして、前側及び後側の各内側周壁部51の下端部は、左右方向中央部が長方形状に切り欠かれており、外部支持脚40の底板40aの形状に対応した形状となっている(図11(a)参照)。
また、左側及び右側の各内側周壁部51には、その下端部から鉛直方向上向きに延びるように一対の第2切り込み部52が形成されている。前記第2切り込み部52の間には、鉛直方向下向きに延びるように板状の上下係合部53が形成されている。上下係合部53の先端には、内側周壁部51に対して左右方向外側に突出し、平面視凸状をなす係合凸部53aが形成されている。尚、係合凸部53aは、内部支持脚50を外部支持脚40に嵌め込んだ際に外部支持脚40の上下案内孔46に係合されるようになっている。また、係合凸部53aの先端部には操作部53bが形成されており、該操作部53bは外部支持脚40の外側周壁部41よりも外側に突出するようになっている(図12参照)。
また、左側及び右側の各内側周壁部51の上端部には、左右方向外側に突出するように一対の前後係合部54が形成されている。前後係合部54は、その全体が略L字状をなし、基端側から所定距離だけ左右方向外側に延出された後、先端部が上方を向くように屈曲されている。そして、前後係合部54の先端部には、側面視で三角形状の前後案内爪54aが形成されている。前後案内爪54aは、前後係合部54の先端に近づくに従って細くなるように形成されている。また、左側及び右側の各内側周壁部51には、その上端部から鉛直方向下向きに延びるように一対の第3切り込み部55が形成されている。前記第3切り込み部55の間には、鉛直方向上向きに延びるように板状の前後方向移動規制部56が形成されている。前後方向移動規制部56の先端には、前後方向に沿って並列された複数の鋸歯からなるラック56aが左右方向外側に突出形成されている。また、前側及び後側の各内側周壁部51の上端部には、前後方向外側に突出するように一対の補強板57が形成されている。補強板57の略中央には、前後方向に延びるように形成された一対の支持用挟持板58が立設されている。
このように構成された内部支持脚50は、外部支持脚40の内側に嵌め込むことによって外部支持脚40に対して取り付けられる(図12参照)。このとき、内部支持脚50は、その略半分が外部支持脚40に収容されるため、外部支持脚40に対して左右方向及び前後方向への移動が拘束された状態で取り付けられる。その一方で、内部支持脚50は、外部支持脚40の上下案内孔46(幅広孔47a)に内部支持脚50の係合凸部53aが係合され、外部支持脚40に対して上下方向への移動が許容された状態で取り付けられる。即ち、内部支持脚50は、外部支持脚40の外側周壁部41よりも外側に突出する各係合凸部53aの先端部(操作部53b)を指先で挟み、係合凸部53aを内側に弾性変形させるように力を加えると、係合凸部53aと上下案内孔46(幅広孔47a)との係合状態が解除され、上下方向に移動させることが可能となる。なお、内部支持脚50は、上下案内孔46を構成する幅広孔47a間を移動できるようになっている。本実施形態では、外部支持脚40(上下案内孔46)と内部支持脚50(係合凸部53a)によって、タンク本体60を上下方向へ移動させる位置調整装置が構成されている。
次にタンク本体60について、図13〜図16に従って説明する。タンク本体60は、内部支持脚50に取り付けられる第1タンク部材としての第1タンク61と、該第1タンク61に対して前後方向にスライド移動可能に取り付けられる第2タンク部材としての第2タンク62とから構成されている(図13参照)。
第1タンク61は、略四角形の平板状に形成された第1底部63と、該第1底部63の後側の縁から立設された壁部としての後方壁部64と、該第1底部63の左右両側の縁から立設された壁部としての第1側壁部65とから構成されている。即ち、第1タンク61は、第1底部63の3辺からコ字状に前記各壁部64,65が立設されており、上方と前方が開口されている。また、第1底部63は、前方開口部から後方壁部64に向かって下るように緩やかに傾斜している。
第1底部63の下面には、図14及び図15に示すように、前後方向に延びるように一対の前後案内部66が形成されている。前後案内部66の先端部には、第1底部63の左右方向内側に突出するように突出部66aが形成されている。突出部66aは、前後方向に沿って形成されている。そして、前後案内部66は、第1底部63の傾斜に合わせて後端部から前端部に向かって上下方向(鉛直方向)の幅が大きくなるように形成されている(図22に破線で示す)。また、第1底部63の下面には、前後案内部66よりも内側(第1底部63の中央寄り)に、前後方向に延びるように一対の前後案内板67が形成されている。前後案内板67には、前後方向に沿って並列された複数の鋸歯からなるラック67aが左右方向内側に突出形成されている。さらに、第1底部63の下面には、前後案内板67よりも内側(第1底部63の中央寄り)に、前後方向に延びるように一対の支持板68が形成されている。そして、前後案内板67及び支持板68は、前述した前後案内部66と同様に、第1底部63の傾斜に合わせて後端部から前端部に向かって上下方向(鉛直方向)の幅が大きくなるように形成されている。
また、第1底部63には、各第1側壁部65の近傍に、平面視で四角形状のスライド位置決め孔75が複数(各4つずつ)形成されている。前記スライド位置決め孔75は、前後方向に沿って、所定間隔を空けて配設されている。また、第1底部63には、後方壁部64の近傍に、前記弾性体板91を取着するための取付孔76が所定間隔を空けて複数(本実施形態では、3つ)形成されている。さらに、第1底部63の上面には、前端部から後端部に向かって延びるようにスライド用溝部77が形成されている。また、各第1側壁部65の上端には、左右方向内側に突出するように第2抜止部78が形成されている。
このように構成された第1タンク61(タンク本体60)は、内部支持脚50の前後係合部54(前後案内爪54a)を第1タンク61の前後案内部66(突出部66a)に係合することによって内部支持脚50に対して取り付けられる。このとき、第1タンク61は、前後案内板67のラック67aが前後方向移動規制部56のラック56aに係合されると共に、支持板68が補強板57の支持用挟持板58に挟持されるため、内部支持脚50に対して上下方向及び左右方向への移動が拘束された状態で取り付けられる。その一方で、第1タンク61は、前後方向から所定の力を加えることで、内部支持脚50に対して前後方向への移動が許容された状態で取り付けられる。即ち、第1タンク61は、前後方向から所定の力を加えると、前後案内板67に係合されている内部支持脚50の前後方向移動規制部56が左右方向内側に互いに近づくように弾性変形し、前後方向に移動させることが可能となる。なお、第1タンク61は、前後案内板67のラック67aと前後方向移動規制部56のラック56aとの係合によって、前後方向に段階的に移動させることができる。本実施形態では、第1タンク61(前後案内部66、前後案内板67)と内部支持脚50(前後係合部54、前後方向移動規制部56)によって、タンク本体60を前後方向へ移動させる位置調整装置が構成されている。
また、図13に示すように、第1タンク61の後方壁部64の後方には、パチンコ遊技機10の球排出口21から排出されて受け入れた排出球を回収樋27側に排出する排出シュート69が一体成形されている。そして、後方壁部64の左右方向中央には、第1タンク61(及び第2タンク62)側と排出シュート69側を連通させるように排出口64aが形成されている。従って、タンク本体60で受け入れた排出球は、排出口64aを通過して排出シュート69に排出されるようになっている。本実施形態では、排出口64aと排出シュート69によって球排出部が構成されている。
排出シュート69は、図16に示すように、左右方向中央から左方向及び右方向に向かって下るように傾斜する傾斜路70と、傾斜路70を囲むように立設された周壁部71とから構成されている。傾斜路70の下流側(左端部と右端部)には、当該傾斜路70を転動案内された排出球をタンク本体60(排出シュート69)の下方から排出するための傾斜路排出口70aが形成されている。また、周壁部71の左右方向中央には、その上端から鉛直方向下向きに延びるように第4切り込み部71aが形成されている。さらに、周壁部71の下端部には、前記各傾斜路排出口70aに対応する位置に、排出球を計数する球計数機26を取り付けるための計数機取付部72が形成されている。計数機取付部72は、排出シュート69の下端部から鉛直方向下向きに延びる複数の取付支持片72aによって囲まれた領域に形成されている。尚、排出シュート69は左右対称に構成されており、球計数機26は、排出球の排出方向に応じていずれか一方(本実施形態では、左側)の計数機取付部72に取り付けられる。
また、排出シュート69の左右方向中央には、排出球を排出する傾斜路排出口70aを切り替える(排出球の排出方向(左方向又は右方向)を切り替える)切替部材73を取り付けるための切替部材取付部73dが形成されている。切替部材73は、図17及び図18に示すように、四角板73aと、当該四角板73aの周囲を略コ字状に囲むように立設された仕切壁73bとから構成され、前記四角板73aの一辺側が開口されている。前記仕切壁73bのうち、上側及び下側の各仕切壁73b(開口する一辺側と直交する仕切壁73b)は、その対向面間の幅(上下方向の幅)が、前記開口する一辺側と対向する仕切壁73bに向かって狭くなるように立設されており、前記上側及び下側の各仕切壁73bの内面は斜状をなしている。また、四角板73aの後面中心には、T字状の連結部73cが突出形成されている(図18(b)参照)。従って、切替部材73は、連結部73cを周壁部71の第4切り込み部71aに嵌め込むことにより、排出シュート69の切替部材取付部73dに取り付けられる。尚、切替部材73は、排出球の排出方向に前記開口が向くように切替部材取付部73dに取り付けられる(本実施形態では、左側)。
また、第1タンク61の後方壁部64と排出シュート69の周壁部71には、図13及び図16に示すように、切替部材73を介して傾斜路70に案内された排出球を整列させる球均し部材74を取り付けるための球均し部材取付孔74bが形成されている。前記球均し部材取付孔74bは、切替部材取付部73dの左右両側に球均し部材74が取り付けられるように形成されている。球均し部材74は、その先端に錘74aが取着され、左右方向に振り子運動を行うようになっている(図5参照)。尚、球均し部材74は、排出球の排出方向側の傾斜路70上方に配置されるように取り付けられる(本実施形態では、左側)。
次に、第2タンク62について図13に従って説明する。
前記第2タンク62は、略四角形状の平板状に形成された第2底部83と、該第2底部83の前側の縁から立設された壁部としての前方壁部84と、該第2底部83の左右両側の縁から立設された壁部としての第2側壁部85とから構成されている(図13参照)。即ち、第2タンク62は、第2底部83の3辺からコ字状に前記各壁部84,85が立設されており、上方と後方が開口されている。また、第2底部83は、前方壁部84から後方開口部に向かって下るように緩やかに傾斜している。
また、左右方向において、第2タンク62の第2底部83の長さ寸法は、第1底部63の長さ寸法よりも僅かに短く形成されている。即ち、左右方向において、第2側壁部85間の長さ寸法は、第1側壁部65間の長さ寸法よりも僅かに短く形成されている。そして、第2タンク62は、第1タンク61の前方開口側と第2タンク62の後方開口側とを対向させて第1タンク61の内側にスライド移動させ、第1タンク61内に第2底部83及び第2側壁部85の一部が収容されるようになっている(図5及び図13参照)。それと共に、第2底部83の一部は、第1底部63の上に重なり、また、第1側壁部65の内側と第2側壁部85の外側の一部は、互いに摺接するようになっている。
このように第1タンク61と第2タンク62が取り付けられると、タンク本体60は、第1底部63と第2底部83からなる底面が前方壁部84、後方壁部64、及び第1,第2側壁部65,85によって囲まれ、上方が開口した有底箱状となる。また、第2タンク62は、前述のように第1タンク61内に収容されるため、該第1タンク61に対して前後方向にスライド移動可能に取り付けられることになる。そのため、タンク本体60の底面の面積(底面積)は、第2タンク62をスライド移動させることによって拡縮される。尚、本実施形態では、第1タンク61と第2タンク62を取り付けた状態において、第1底部63の底面積と第2底部83の底面積を合わせた全体面積から、第1底部63と第2底部83とが重なっている重複面積を引いた部分の面積がタンク本体60の底面積となる。
また、第2側壁部85の後側端部(開口側端部)には、上方に突出形成された第3抜止部86が形成されている。第2タンク62は、第1タンク61の内側に収容された際、第3抜止部86が第2抜止部78の後側端部と係合することにより、第1タンク61の前方開口部から前方に向けて抜け出ないようになっている。また、第2タンク62は、第1タンク61の内側に収容された際、第2側壁部85の上端部が第1側壁部65の第2抜止部78に係合することによって、第1タンク61の上方開口部から上方に向けて抜け出ないようになっている。
また、第2底部83の下面には、前後方向に沿って延びるように凸状のスライド方向案内部89が形成されている。このスライド方向案内部89は、第1底部63のスライド用溝部77に挿入されるようになっている。従って、第2タンク62は、スライド方向案内部89がスライド用溝部77に挿入されることにより、第1タンク61に対して前後方向にスライド移動可能に取り付けられる。
また、第2底部83の後側端部(開口側端部)には、前方に向かって第5切り込み部87が、第2側壁部85の左右方向内側近傍に形成されている。前記第5切り込み部87の間には、後方に向かって延びるようにスライド移動規制部88が形成されている。このスライド移動規制部88の先端部には、下方に突出する係止爪88aが形成されている(図22参照)。そして、第2タンク62が第1タンク61の内側に収容されると、スライド移動規制部88の係止爪88aは、第1底部63のスライド位置決め孔75に係止されるようになっている。また、スライド位置決め孔75は、前後方向に沿って一定間隔毎に形成されているので、スライド移動規制部88の係止爪88aをスライド位置決め孔75に係止させてスライド位置を決定することで、第2タンク62を一定間隔毎に(即ち、段階的に)スライド移動させることができるようになっている。尚、スライド位置決め孔75に係止されている係止爪88aを、該スライド位置決め孔75に対して1つ前方側又は1つ後方側に配設されたスライド位置決め孔75に係止させるように第2タンク62を移動させることを1段階スライド移動させるという。本実施形態では、スライド位置決め孔75が4つあるため、第2タンク62を最高3段階スライド移動させることが可能である。
本実施形態においてタンク本体60の底面積は、最も後側(後方壁部64側)に配設されたスライド位置決め孔75に係止爪88aを係止させるように第2タンク62を後方にスライド移動させた時に最小底面積となる。その一方で、タンク本体60の底面積は、最も前側(第1タンク61の前方開口側)に配設されたスライド位置決め孔75に係止爪88aを係止させるように第2タンク62を前方にスライド移動させた時に最大底面積となる。そして、前記最も後側に配設されたスライド位置決め孔75と最も前側に配設されたスライド位置決め孔75との間の移動距離が、第2タンク62の最大スライド移動量となる。
さらに、第2底部83には、上下方向に貫通する貫通孔90が形成されている。この貫通孔90は、少なくともタンク本体60の底面積が最大底面積になった際に、第1底部63によって塞がれない部分(重ならない部分)があるように第2底部83に形成されている。前記貫通孔90は、タンク本体60の底面に敷設された弾性体板91をタンク本体60の下面側(即ち、外部側)から接触できるように第2底部83に形成されている。例えば、貫通孔90は、タンク本体60の下面側から指先を挿入できる大きさで形成されている。
以上のように構成された第2タンク62を第1タンク61に対してスライド移動可能に取り付けることにより、底面積を拡縮自在なタンク本体60が構成されるようになっている。そして、このタンク本体60の底面には、弾性体板91が敷設されるようになっている(図19参照)。この弾性体板91について図19〜図22に従って説明する。
前記弾性体板91は、球排出口21から排出された排出球をタンク本体60に受け入れる際にタンク本体60と排出球との間の衝撃を緩衝させる為のものである。弾性体板91は、弾性変形可能な弾性体(例えば、天然ゴム、ブタジエンゴム等のゴム材質など)から成形されており、タンク本体60の最大底面積と略同一面積を有し、且つ、タンク本体60が最大底面積であるときの底面の形状と略同一形状に成形されている。また、弾性体板91の敷設面(即ち、下面)には、第1タンク61に取着するための係合突起部92が複数(本実施形態では、3つ)突出形成されている。この係合突起部92を第1底部63の取付孔76に嵌め込むことにより、弾性体板91は、第1タンク61に固定されるようになっている。また、この係合突起部92の先端部92aは、取付孔76に挿入された際にタンク本体60と係合するように、係合突起部92の径方向外側に張り出している(図20(b)参照)。なお、この係合突起部92は、弾性体板91に一体形成されている。すなわち、係合突起部92は、弾性変形可能な弾性体で形成されている。そして、係合突起部92の先端部92aは、その先端が細くなるようにテーパ状に形成されている。このため、先端部92aが径方向外側に張り出していても、その先端部92aが弾性変形するので、係合突起部92を容易に取付孔76に嵌め込むことができる。また、少なくともタンク本体60の底面積が最大になった際に、貫通孔90を介して弾性体板91の敷設面を下方から上方へ押し上げることができるため、第1タンク61に弾性体板91を固定しても、容易に取り外すことが可能である。
また、弾性体板91の敷設面には、下方に突出するように形成されたリブ94が複数配設されている。このリブ94は、排出シュート69へ向かう方向、即ち、前後方向に延びるように形成されている。このリブ94を形成したことにより、タンク本体60に弾性体板91を敷設した際、弾性体板91の敷設面とタンク本体60の底面との対向面間に間隙αが形成されるようになっている(図21(a)参照)。従って、球排出口21から排出球が落下してタンク本体60に受け入れられた場合、弾性体板91の敷設面とタンク本体60の底面との間の間隙αにより、衝撃が吸収されるようになっている(図21(b)参照)。このため、落下した排出球が跳ね返ってタンク本体60から飛び出すことがなく、また、排出球が硬質の合成樹脂からなるタンク本体60の底面に直接当たることがない。また、弾性体板91へ排出球が落下した際、リブ94により弾性体板91の表面が湾曲して凹面βが発生するが(図21(b)参照)、リブ94は前後方向に沿って形成されているので、その凹面βが排出口64aの方向に向けられる。即ち、リブ94を左右方向に向けて形成した場合には、弾性体板91に排出球が落下した際、凹面βが排出口64aの方向へ向けられず、排出球の転がりが妨げられて弾性体板91上で滞留することとなる。しかし、本実施形態のようにリブ94を前後方向に沿って形成すると、弾性体板91に排出球が落下した際、凹面βが排出口64aの方向へ向けられるため、排出球を排出口64aへ向けて円滑に転がすことができる。本実施形態において、リブ94は、弾性体板91の敷設面とタンク本体60の底面との間に間隙αを形成する間隙形成部材となる。
なお、前記係合突起部92は、弾性体板91の縁(本実施形態では、弾性体板91の後側端部91b)又はリブ94上に形成されている。これは、係合突起部92はタンク本体60と係合するものであるため、係合突起部92がリブ94又は弾性体板91の縁以外の場所に設けられた場合、係合突起部92が邪魔になって凹面βがうまく形成できない可能性があるからである。すなわち、係合突起部92をリブ94の間の間隙αに配置した場合、排出球の落下により発生する凹面βが排出口64aの方向へ向くことを係合突起部92が妨げる可能性があるからである。
また、弾性体板91の敷設面には、複数(本実施形態では3つ)の凹溝93が設けられている。以下、3つの凹溝93を、弾性体板91の前側端部91a側から順に「第1凹溝93a」「第2凹溝93b」「第3凹溝93c」と示す。前記第1〜第3凹溝93a〜93cは、弾性体板91の敷設時において、第2タンク62がスライド移動可能な方向(前後方向)と直交する方向(左右方向)に沿って直線的に延びるように形成されている。そして、弾性体板91の敷設面には、左右方向に延びる前記第1〜第3凹溝93a〜93cが、前後方向(タンク本体60の縮小する方向(所定の方向))に沿って並ぶように所定の間隔を空けて配設されている。より詳しく言えば、第1〜第3凹溝93a〜93cの溝間の間隔(弾性体板91の前側端部91aと第1凹溝93aとの間の間隔を含む)は、第1底部63の各スライド位置決め孔75間の間隔(即ち、第2タンク62を1段階スライド移動させた時のスライド移動量)と略一致(完全一致を含む)する間隔となっている。
そのため、弾性体板91は、前側端部91aから後側端部91bまでの間に形成される形状が、タンク本体60の最大底面積時における床面の形状と略一致する形状となる。また、弾性体板91は、第1凹溝93aから後側端部91bまでの間に形成される形状が、最大底面積とされたタンク本体60を後方側に1段階スライド移動させた時の底面形状と略一致する形状となる。また、弾性体板91は、第2凹溝93bから後側端部91bまでの間に形成される形状が、最大底面積とされたタンク本体60を後方側に2段階スライド移動させた時の底面形状と略一致する形状となる。また、弾性体板91は、第3凹溝93cから後側端部91bまでの間に形成される形状が、最大底面積とされたタンク本体60を後方側に3段階スライド移動させた時の底面形状と略一致する形状となる。
そして、弾性体板91は、ゴム材質で成形されているため、鋏やナイフ等の刃具(刃物)によって切除可能とされている。従って、弾性体板91は、その敷設面に形成された前記第1〜第3凹溝93a〜93cに沿って切除することにより、タンク本体60の底面形状に対応する形状(前記底面と略一致する形状)に成形することが可能となる。より詳しく言えば、タンク本体60の底面形状が、最大底面積時から後方に1段階スライド移動(縮小移動)させた時の形状である場合、弾性体板91は、第1凹溝93aに沿って切除されることによって前記タンク本体60の底面形状に対応する形状とされる。また、タンク本体60の底面形状が、最大底面積時から後方に2段階スライド移動(縮小移動)させた時の形状である場合、弾性体板91は、第2凹溝93bに沿って切除されることによって前記タンク本体60の底面形状に対応する形状とされる。また、タンク本体60の底面形状が、最大底面積時から後方に3段階スライド移動(縮小移動)させた時の形状である場合、弾性体板91は、第3凹溝93cに沿って切除されることによって前記タンク本体60の底面形状に対応する形状とされる。なお、第1凹溝93a〜第3凹溝93cは、溝の最深部が弾性体板91の上面(敷設面の反対面)側近傍に位置する程度の深さで形成すると、溝内側面の長さ(深さ方向の長さ)が確保されて刃物のガイドとして好適に機能すると共に、刃物で切除する厚みが薄くなってさらに切除し易くなる。
以上のように、弾性体板91の敷設面に複数の凹溝93を形成することにより、弾性体板91は、タンク本体60の底面形状に合わせて切除可能とされ、タンク本体60の底面形状に対して適切な形状にて敷設することができる。以下、タンク本体60の底面積が最大底面積から最小底面積となるように第2タンク62を縮小方向(後方向)に移動させたときに、弾性体板91の形状を変更する態様を説明する。
図22(a)に示すように、タンク本体60の底面積が最大のとき(即ち、係止爪88aが最も前方側のスライド位置決め孔75に係止しているとき)、弾性体板91は、そのまま(即ち、切除することなく)タンク本体60の底面に敷設される。そして、タンク本体60の底面積を最も小さくするように(つまり、係止爪88aが最も後方側のスライド位置決め孔75と係止するように)第2タンク62を後方に3段階スライド移動させる。
このとき、弾性体板91に形成された第3凹溝93c(前側端部91aから3本目の凹溝93)に沿って弾性体板91を切除すると、タンク本体60の底面の形状に対応した形状となる。つまり、各凹溝93間の間隔は、各スライド位置決め孔75間の間隔と一致するように形成されているので、弾性体板91の第3凹溝93cに沿って弾性体板91を切除することにより、弾性体板91の形状をタンク本体60の底面の形状に容易に対応させることができる。また、第3凹溝93cは左右方向に沿って形成されているので、第3凹溝93cがガイドとなって鋏やナイフなどで容易に、且つ、正確に左右方向に沿って弾性体板91を切除できるようになっている。そして、切除した弾性体板91をタンク本体60の底面に敷設することにより、図22(b)に示すように、弾性体板91の形状を第2タンク62の底面の形状とほぼ一致させることができる。以上のように、タンク本体60の底面積を縮小しても、弾性体板91をタンク本体60の底面積に対応する形状になるように切除することが容易にできるようになっている。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の特徴を有する。
(1)弾性体板91の敷設面と前記タンク本体60の底面との対向面間に設けられたリブ94によって排出球の衝突時に生じるエネルギーが分散されることになる。そのため、排出球が跳ねてタンク本体60の外側に脱落することを防止し、排出シュート69を介して回収樋27に排出することができる。また、リブ94が排出シュート69に向かう方向(本実施形態では、前後方向)に沿って設けられていることにより、排出球の衝突時に弾性体板91に形成される湾曲が排出シュート69の方向に向けられるようになる。そのため、弾性体板91への衝突によって球威が低減された排出球が弾性体板91上で滞留することなく、スムーズに排出することができる。従って、遊技球と落下してくる遊技球が衝突して、遊技球がアウトタンク外へ脱落するおそれや騒音のおそれがなくなる。
(2)係合突起部92を、弾性体板91の縁又はリブ94上に形成した。このため、排出球の落下により発生する凹面βは、確実に排出口64aの方向へ向かせることができる。従って、弾性体板91への衝突によって球威が低減された排出球が弾性体板91上で滞留することなく、スムーズに排出することができる。
(3)タンク本体60の底面に取付孔76を設けると共に、その取付孔76に挿入される係合突起部92を弾性体板91に設けた。このため、弾性体板91をタンク本体60に敷設した際、取付孔76と係合突起部92が係合して弾性体板91が前後方向又は左右方向に位置がずれることを防止できる。また、係合突起部92の先端部92aは、その径方向外側に張り出している。このため、取付孔76と係合突起部92が上下方向に確実に係合し、弾性体板91がタンク本体60に確実に固定される。
(4)係合突起部92を弾性変形可能にするため、係合突起部92を弾性体板91に一体形成した。また、取付孔76に挿入しやすくするため、係合突起部92の先端部92aを、先端に従って細くなるようにテーパ状に形成した。このため、係合突起部92の先端部92aが外側に張り出していても、係合突起部92を容易に取付孔76に挿入することができる。
(5)弾性体板91を複数の凹溝93によって選択的に切除可能に構成することにより、タンク本体60の底面に対応する形状にて弾性体板91を敷設することができる。そのため、タンク本体60の底面に合わせた形状を有する弾性体板91を予め複数種類用意しておく必要がなく、製造コストの増加を抑制できる。そして、弾性体板91の敷設時に、当該弾性体板91をタンク本体60の底面に合わせた形状に切除する場合には、凹溝93が底面の形状を示す目印となると共に、鋏やナイフなどのガイドとして機能することで、タンク本体60の底面に合わせた形状に容易に、且つ、正確に切除することができる。そのため、弾性体板91の敷設作業に伴う手間を軽減することができる。さらに、タンク本体60の底面全体を1つの弾性体板91で覆うことができるため、弾性体板91の敷設目的を確実に果たすことができる。
(6)第2タンク62のスライド移動によってタンク本体60の底面が縮小された場合であっても、弾性体板91を切除することによって、縮小後の底面に対応する形状にて弾性体板91を敷設することができる。また、第1タンク61の底面と第2タンク62の底面に別々の弾性体板91を敷設した場合には、第1タンク61と第2タンク62との間に少なくとも弾性体板91の厚み分の隙間を形成する必要があり、タンク本体60の上下方向の大型化を招くことになる。しかし、弾性体板91をタンク本体60の底面に合わせた形状にて切除可能に構成することで、第1タンク61と第2タンク62から構成されるタンク本体60の底面全体を1つの弾性体板91で覆うことができ、タンク本体60の大型化を抑制することができる。
(7)第2タンク62の第2底部83に形成された貫通孔90を介してタンク本体60の底面に敷設された弾性体板91の敷設面に対して外部(本実施形態では、下方)から接触することができる。また、作業者側(即ち、前側)に配置される第2底部83に貫通孔90を形成したので、作業時に弾性体板91の敷設面に対して外部から容易に接触することができる。そのため、弾性体板91を取り外す時や弾性体板91を屈曲状態で敷設するときの作業性を向上させることができる。
(8)タンク本体60を、内部支持脚50に取り付けたので、パチンコ遊技機10に対してタンク本体60を前後方向に移動させることができる。また、該内部支持脚50を外部支持脚40に取り付けたので、タンク本体60をパチンコ遊技機10に対して上下方向に移動させることができる。さらに、該外部支持脚40を支持台30に取り付けたので、タンク本体60をパチンコ遊技機10に対して左右方向に移動させることができる。従って、切除可能な弾性体板91が敷設されたタンク本体60の設置位置をパチンコ遊技機10に設けられた遊技球の球排出口21の位置や遊技設備の大きさに応じて位置調整することができる。尚、タンク本体60は、支持台30、外部支持脚40及び内部支持脚50の構成によって底面形状を一定にした状態(底面形状を変更せず)に位置調整を行うことができる。
(9)各スライド位置決め孔75間の間隔と、各凹溝93間の間隔とを一致させるようにした。また、弾性体板91をタンク本体60が最大底面積となるときの底面形状と、ほぼ一致する形状にした。このため、第2タンク62を第1タンク61に対して各スライド位置決め孔75間の間隔に合わせて段階的にスライド移動させ、タンク本体60の底面積を段階的に縮小する場合に、弾性体板91の敷設面もそれに合わせて切除することにより段階的に縮小することができる。従って、タンク本体60の底面積を縮小しても、タンク本体60の底面の形状と弾性体板91の敷設面の形状を常にほぼ同一にすることができ、底面と敷設面とをほぼ密着させることができる。また、タンク本体60の底面の形状と弾性体板91の敷設面の形状を常にほぼ同一にすることができるので、弾性体板91上に余分な凹凸が発生しなくなる。
(第二実施形態)
次に、本発明を具体化した第二実施形態を説明する。尚、第一実施形態と同様の構成は、第一実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明及び図面は省略又は簡略する。
本実施形態のアウトタンク25のタンク本体60は、その底面積が一定となるように構成されている。すなわち、タンク本体60は、その底面積が拡縮できないように構成されている。なお、支持台30、外部支持脚40、内部支持脚50、排出シュート69及び切替部材73の構成は、基本的に第一実施形態と同様の構成となっている。
そして、図23に示すように、この底面積が一定に構成されたタンク本体60に敷設される弾性体板101は、タンク本体60の底面積と略同一面積を有し、且つ、タンク本体60の底面形状と略同一形状に成形されている。また、弾性体板101の敷設面(即ち、下面)には、係合突起部92が複数(本実施形態では、3つ)突出形成されている。また、弾性体板101の敷設面には、下方に突出するように形成されたリブ94が複数配設されている。このリブ94は、排出シュート69へ向かう方向、即ち、前後方向に延びるように形成されている。これら、係合突起部92及びリブ94の形状は、基本的に第一実施形態と同様の構成となっている。このように前後方向に沿ってリブ94を弾性体板101に形成することにより、第一実施形態同様、排出球が落下したときに形成される凹面βを排出口64aの方向へ向けることができる。すなわち、排出球を排出口64aへ向けて円滑に転がすことができる。
そして、本実施形態は、第一実施形態の(1)〜(4)と同様の効果を有する。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○上記第一実施形態では、弾性体板91に左右方向に沿って延びる凹溝93を形成したが、左右方向に底面の形状を変更したタンク本体に適用するならば、弾性体板91に前後方向に沿って延びる凹溝を形成しても良い。また、左右方向又は前後方向に底面の形状を変更したタンク本体に適用するならば、弾性体板91に左右方向に沿って延びる凹溝と共に前後方向に沿って延びる凹溝を形成しても良い。
○上記第一実施形態では、弾性体板91をタンク本体60から取り外しやすくするための貫通孔90を第2底部83に形成したが、外部から弾性体板91の敷設面と接触できるならば、即ち、貫通孔が塞がれないならば、第1底部63に貫通孔を形成しても良い。
○上記第一実施形態では、敷設されるアウトタンク25に敷設される弾性体板91に具体化したが、例えば、パチンコ遊技機10の機裏側に装着される球タンク23に敷設される弾性体板に具体化しても良い。即ち、前記球タンク23に切除可能な前記弾性体板91を敷設するようにしても良い。なお、球タンク23は、遊技設備に設けられた供給樋などから遊技球が供給され、その遊技球を機裏側に装着された所定の球通路に排出するようになっている。
○上記第一実施形態では、第2タンク62は、第1タンク61に対して前後方向にスライド移動可能に構成されていたが、左右方向にスライド移動可能に構成しても良い。この場合、弾性体板91の凹溝93は、前後方向に沿って形成し、その前後方向に沿った凹溝93を第2タンク62がスライド移動する左右方向に沿って並ぶように配設すればよい。
○上記第一実施形態では、弾性体板91の敷設面にリブ94が形成されているが、当該リブ94を第1タンク61の第1底部63及び第2タンク62の第2底部83に形成しても良い。このように構成しても、弾性体板91の敷設面とタンク本体60の底面との対向面間に間隙αを形成することができる。
○上記第二実施形態において、リブ94をタンク本体60の底面に形成しても良い。このように構成しても、弾性体板101の敷設面とタンク本体60の底面との対向面間に間隙αを形成することができる。
○上記第一実施形態では、底面積が拡縮自在なタンク本体60を有するアウトタンクに具体化したが、底面積が変更することがない(即ち、形状が変化しない)タンク本体を有するアウトタンクに具体化しても良い。この場合、弾性体板91に凹溝93を形成し、切除可能な構成とすることによって、底面の形状が相違する他のタンク本体にも弾性体板91を敷設することができる。従って、底面の形状が異なる複数のタンク本体に対しても、同じ弾性体板91を適用することができ、アウトタンクの製造コストの増加を抑制できる。なお、この場合、弾性体板91に凹溝を形成する方向や数は、弾性体板91が他のタンク本体の底面にも敷設し得る形状になることを考慮して形成すると良い。
○上記第一実施形態において、弾性体板91に形成する凹溝93の数を任意の数に変更しても良い。例えば、凹溝93の数を6にしても良い。尚、このように凹溝93の数を増やすことにより、弾性体板91が様々な形状のタンク本体に適用することができる。
○上記実施形態において、アウトタンク25は、タンク本体60の設置位置を上下方向へ位置調整できるように構成されているが、上下方向へ位置調整するための構成を省略してもよい。また、アウトタンク25を左右方向へ位置調整するための構成を省略しても良く、前後方向へ位置調整するための構成を省略しても良い。
○上記第二実施形態において、弾性体板101を底面積が拡縮するアウトタンク25に敷設しても良い。この場合、底面積に合わせて弾性体板101を切除することとなる。
○上記実施形態において、係合突起部92をタンク本体60の底面に設け、その係合突起部92と係合する取付孔76を弾性体板91に設けても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)落下する遊技球を受け入れる有底箱状のタンク本体と、当該タンク本体の底面に着脱自在に敷設され、遊技球の落下により前記タンク本体に生じる衝撃を緩衝させる弾性体からなる緩衝部材とを備え、前記タンク本体で受け入れた遊技球を、当該タンク本体に形成された球排出部を介して所定の球搬送路に排出する球受けタンクにおいて、前記緩衝部材の敷設面と前記タンク本体の底面との対向面間には、前記敷設面と前記底面との間に間隙を形成する複数の間隙形成部材が前記球排出部に向かう方向に沿って設けられていることを特徴とする球受けタンク。
(ロ)前記間隙形成部材が前記緩衝部材の敷設面又はタンク本体の底面に一体形成されたことを特徴とする請求項1に記載の球受けタンク。
(ハ)前記タンク本体の底面には、取付孔が設けられ、前記緩衝部材には、前記取付孔に嵌め込まれる係合突起部が、前記緩衝部材の縁又は前記間隙形成部材上に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の球受けタンク。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 パチンコ遊技機の機裏側を示す背面図。 パチンコ遊技機とアウトタンクの位置関係を示す側面図。 パチンコ遊技機とアウトタンクの位置関係を示す背面図。 アウトタンクの分解斜視図。 支持台の斜視図。 (a)は、支持台の平面図、(b)は、A−A線断面図、(c)は、B−B線断面図。 外部支持脚の斜視図。 内部支持脚の斜視図。 (a)は、外部支持脚の正面図、(b)は、外部支持脚の側面図、(c)は、外部支持脚の下面図。 (a)は、内部支持脚の正面図、(b)は、内部支持脚の側面図、(c)は、内部支持脚の下面図。 支持台、外部支持脚、内部支持脚の取り付け態様を示す斜視図。 タンク本体の平面図。 第1タンクの下面図。 図14に示すC−C線断面図。 図14に示すD−D線断面図。 切替部材の斜視図。 (a)は、切替部材の背面図、(b)は、E−E線断面図。 弾性体板が敷設された状態のタンク本体の正面図。 (a)は、弾性体板の下面図、(b)は、弾性体板の右側面図。 (a)及び(b)は、図19のF−F線断面図。 (a)及び(b)は、弾性体板の形状の変更方法を示す作用図。 (a)は、第二実施形態の弾性体板の下面図、(b)は、第二実施形態の弾性体板の右側面図。
符号の説明
10…パチンコ遊技機(遊技機)、25…アウトタンク(球受けタンク)、27…回収樋(球搬送路)、30…支持台(位置調整装置)、40…外部支持脚(位置調整装置)、50…内部支持脚(位置調整装置)、60…タンク本体、61…第1タンク(第1タンク部材)、62…第2タンク(第2タンク部材)、64a…排出口(球排出部)、69…排出シュート(球排出部)、90…貫通孔、91…弾性体板(緩衝部材)、92…係合突起部、93…凹溝、94…リブ(間隙形成部材)、α…間隙。

Claims (3)

  1. 落下する遊技球を受け入れ、球排出部を介してその遊技球を排出する有底箱状のタンク本体の底面に敷設され、遊技球の落下により前記タンク本体に生じる衝撃を緩衝させる弾性体からなる球受けタンクの緩衝部材において、
    前記緩衝部材の敷設面と前記タンク本体の底面との対向面間には、前記敷設面と前記底面との間に間隙を形成する複数の間隙形成部材が前記球排出部に向かう方向に延設されていることを特徴とする球受けタンクの緩衝部材。
  2. 前記間隙形成部材は、前記緩衝部材の敷設面に一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の球受けタンクの緩衝部材。
  3. 前記緩衝部材には、前記タンク本体の底面に形成された取付孔に嵌め込まれる係合突起部が前記緩衝部材の縁又は前記間隙形成部材上に設けられており、
    前記緩衝部材と前記係合突起は、弾性変形可能な同一の弾性体で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の球受けタンクの緩衝部材。
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