JP4346458B2 - 超音波流量計 - Google Patents

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Description

本発明はガスメータ等の気体流量計や、液体流量計に使用する超音波流量計の改良に関する。
[第1の従来技術]
本願発明の発明者等は、特願2000−12851号で図1に示す構造の超音波流量計を提案した(特許文献1参照)。
この超音波流量計は、同図(b)に示すような高さH、幅Wの長方形の流路断面の流路1を備えた流管3の上流側と下流側にそれぞれ超音波振動子4と5を同図(a)のように配設し、両振動子間で超音波の伝搬径路6に沿って超音波の送受信を行い、流体の流れ方向と同方向の順方向伝搬時間と、流体の流れ方向と逆方向の逆方向伝搬時間とから流速Vを演算し、更に流量を求めていた。
超音波の伝搬径路6が流路1の中心軸X−Xに対して角度θだけ傾斜するように斜めに両振動子4,5を対向配置することで、断面平均流速により近い計測値が直接得られるとしている。Lは流管3の長さである。流路1は、同図(a)の縦断面においても、長さL、高さHの長方形を形成している。
ところで、円形断面をもつ直管内の流れが層流のとき、管路の中心軸からrxだけ半径方向に離れた位置の流速Vxは、次の式で表される。ここでVmaxは管路の中心軸上の流速で最大値、Rは管路の
Vx=Vmax{1−(rx/R)2 }・・・(1)
半径である。これに対して、乱流の場合には管路の中心軸からrxだけ離れた位置の流速Vxは、
Vx=Vmax{1−(rx/R)}1/n ・・・(2)
となり、層流の場合の(1)式とは違った流速となる。しかも(2)式のnの値はレイノルズ数によって変化し、Nikuradseの測定結果により周知である。
層流では(1)式からわかるように、管路の中心軸上で最大流速Vmaxとなるような放物線分布の流速変化となる(図2の曲線A)。乱流では微小な渦を含む流れであるが、平均的な流速の変化の様子を見ると、例えば図1の曲線BやCのように、層流のときよりも管路の内壁の近傍で流速が大きく、中心部では小さくなるような流速分布となり、層流のときよりもフラット(平坦)な流速分布となる。しかも乱流では流速分布がレイノルズ数によって変化する。それに対して、層流ではレイノルズ数が変わっても、流速分布形は変わらない。図2で、曲線BとCは乱流で、レイノルズ数が夫々4×104 と3×106 のときの流速分布形である(非特許文献1参照)。
なお、前記図1(a)(b)の長方形断面の流路1における流速分布は、円形断面の流路における(1)式や(2)式の流速分布とは同じではないが、中心軸X−Xから高さH方向へ離れた位置の流速は、図2の流速分布形に似て、層流では曲線Aの放物線様となり、乱流では例えば曲線BやCのような、層流のときよりも管路の内壁の近傍で流速が大きく、中心部では小さくなるような、層流の場合に比較してフラット(平坦)な流速分布となる。
[第2の従来技術]
また、図3に示すような超音波流量計が公知である(特許文献2参照)。この従来技術では、一対の超音波振動子4,5が相対して配設される対向する側面3A,3Bと、これらの側面を結び対向する上面3C及び底面3Dとから構成される流路測定部(流管3)を有し、前記上面3C及び底面3Dの内壁面3c,3d間の距離が、測定流路1の中心軸X−Xに近づくに従って徐々に狭くなるように構成されている。前記一対の超音波振動子4,5間の超音波の伝搬時間に基づいて流路1を通過する流体の流速を検出することによって流量を求める。
こうすることで、図3に示すように、流路断面において流管3の長辺に平行でその中心軸X−Xを通るa,a′ライン上の流速分布が比較的フラット(平坦)で一様な流速分布Dになり、計測誤差が少なくなるとしている。
[第3の従来技術]
流量計は流量が変わっても器差が常に一定であることが望ましいが、前記図1に示す第1の従来技術の超音波流量計では、層流域と乱流域での流速分布の違いから両流域での器差に差が出るため、層流域の器差がプラス傾向になり、器差特性が良くないという問題点がなお残されていることに本願発明の発明者は気づいた。
また、前記図3に示す第2の従来技術の超音波流量計では、流路3の側面3Aと3Bにそれぞれ超音波振動子4と5が相対して配設されているので、両振動子間を結ぶ超音波の伝搬径路6と中心軸X−Xとの間の角度Θが45°よりも大きくほぼ60°程度になっている。
そのため、流速分布Dのフラットな部分が超音波の波面と一致しなくて、波面と大きな角度(ほぼ60°)で交差するため、流量計としての計測精度が低いという問題点があった。また、流路3の側面に設けた振動子が、流路側面に近い流速零の部分も計測するため、この面からも計測精度が低くなるという問題点があった。
そこで、本願発明の発明者等はこれら従来技術の問題点を解消できる超音波流量計を特願2002−169506号で提案した。
この第3の従来技術の流量計測部の基本構成図の斜視図を図4に示す。長さLの流管3の図示左端の入口3aから流入した流体は、流路1を図示右方に向って流れ、出口3bから流出する。流れに直角な流路断面形状は、流管3の互いに平行な上側内壁面3Eと下側内壁面3Fとの間隔(距離)Wからなる短辺と、長手方向の長辺H′とからなるほぼ長方形に形成され、厳密には長手方向の両端部に直径Dの円形の一部で形成されるふくらみを有し、このふくらみ部分も含めた長手方向の長辺がH′である。長手方向の長辺H′は、このように平行な2平面(内壁面)3E,3Fの長手方向の寸法と、両ふくらみの長手方向の寸法(即ち、直径Dのほぼ2倍)の合計で決められるが、平行な内壁面3E,3Fの長手方向の寸法HEFは、ふくらみの長手方向の寸法(ほぼ2D)よりも比較的大きく定めてあり、HEF≒1.8×2Dである。
流れに直角な流路断面形状が、長辺H′の両端部に直径Dの円形のふくらみ(厳密には円形の一部分で形成されたふくらみ)を有するメガネ形で、このふくらみが流管3の全長Lに亘って延在するので、特に層流域において、ふくらみ部分を流れる流体の流体抵抗が、第1の従来技術の図1(b)のように正確な長方形流路断面の場合に比較して低減し、ふくらみ部分を流れる流速が大きくなり、そのぶん中央付近の流速が小さくなるため、全体として、流路断面の長辺に平行で、中心軸X−Xを通るb,b′ライン上の層流域での流速分布Eは図4に示すようにフラット(平坦)になる。短辺としての距離(間隔)Wとふくらみの直径Dとの比率は、W:D=1:1.5である。
一対の超音波振動子4と5は、中心軸X−Xを含み、かつ両内壁面3E,3Fと平行な平面内の、中心軸X−Xと角度θだけ斜めに傾斜した伝搬径路としての直線6上に対向して配置されている。一方の振動子4は流管3の上流側(流入側)に、他方の振動子5は流管3の下流側(流出側)に離れて配設され、伝搬径路6は流管の長さLの中央では、前記bb′ラインと中心軸X−Xの交点を通る。従って、傾きθは約10°と小さい。そのため、超音波の波面が前記フラット(平坦)な流速分布Eとほぼ一致し、この面からも流量計としての計測精度が向上するとしている。
このように、図3に示す第3の従来技術では、層流域での流速分布Eがフラット(平坦)になるため、図1に示す第1の従来技術における層流域での器差のプラス傾向が解消され、層流域から乱流域にわたる広い流量範囲で器差が常にほぼ一定になるとしている。図5の器差特性線図は、第3の従来技術で示されているもので、符号eは図1の従来技術の場合を、符号fは図4の場合の器差曲線を示すとしている。
特開2001−201379号公報 特開2001−317974号公報 川田裕郎編著、「流量計測ハンドブック」初版、日刊工業新聞社、昭和54年7月10日、P.20−21
図4のように、流れに直角な流路断面形状が、長辺H´の両端部に直径Dの円形のふくらみを有するメガネ形で、このふくらみが流管3の全長Lに亘って延在するようにすることで、流量計の器差曲線が図5の符号fで示す曲線のように改善されたが、もっと器差特性を改良し、かつ、より微小流量まで計測可能にして計測範囲を広げる(レンジャビリティーを拡大する)ことが要望されている。
そこで本発明は、これらの要望を実現でき、しかも前記第3の従来技術の問題点を解消できる超音波流量計を提供することを目的とする。
本発明は、流体の流れ方向に直角な流路断面の形状がほぼ長方形をなす流管の上流側と下流側に、流管の中心軸に対して前記長方形の長手方向に傾斜した位置に対向配置した一対の超音波振動子を有する超音波流量計であって、中心軸に平行でかつ前記長方形の短辺方向に長い流路断面部分の流れ方向の全長を、中心軸から前記長手方向に離れる程短くしたことを最も主要な特徴とする。
そして、上記目的を達成するために、請求項1の発明は、流体の流れ方向に直角な流路断面の形状がほぼ長方形をなす流管の上流側と下流側に、対向配置した一対の超音波振動子を有する超音波流量計であって、
中心軸に平行で、かつ前記長方形の短辺方向に長い流路断面部分の流れ方向の全長を、中心軸から前記長方形の長手方向に離れる程短く定めたことを特徴とする超音波流量計である。
請求項2の発明は、請求項1の超音波流量計において、流路を形成する流管の端面を面削ぎした形状としたことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2の超音波流量計において、流管の上流端又は下流端の少なくとも一方の端面を面削ぎした形状としたことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3の超音波流量計において、流管の上流端及び下流端の両端面を面削ぎした形状としたことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれか1つの超音波流量計において、面削ぎした形状が、直線からなることを特徴とするものである。
本発明の超音波流量計は上述のように構成されているので、層流域から乱流域に亘る全流量域で器差が常にほぼ一定に保たれ、器差特性が向上する。また、超音波振動子を流路を形成する流管の上流側と下流側に配設したので、中心軸X−Xに対する伝搬径路(6)の傾き(θ)が比較的小さくなり、流速分布Eの平坦部に超音波の平面波の波面をほぼ一致させられるため、この面からも測定精度が向上する。更にまた、感度が向上し微小流量域まで計測範囲が広がる。その上、流管の形状が簡単なので生産が容易である。
本発明を実施するための最良の形態を図の実施例に基づいて説明する。
図6は本発明の実施例1の基本構成で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は同図(a)のA−A断面図である。なお、(e)と(f)はわずかに変形したものの同図(a)に相当する側面図である。図7と図8は、図6の基本構成に示したのと同様の流管を用いた超音波流量計の実施例の全体構成を示す図で、図7(a)は縦断正面図、同図(b)は(a)のB−B断面図、図8は図7(a)のC−C断面図である。
図6(a)〜(d)において、流管3に形成された流路1は、流路1の中心軸X−Xに直角な、流路の断面(横断面)において、短辺がWで長辺がH´の長方形である。短辺Wは、流路1の上側内壁面3Eと下側内壁面3Fの両平面の間隔(距離)で、両平面は平行に対向している。長辺H´は長方形の流路断面の長手方向になる。この実施例では長辺H´は短辺Wの約5倍に定めてあるが、この比H´/Wはもっと大きく10倍程度に定めても良い。
流管3の両端面、即ち上流端面と下流端面は、特に図6(c)に示すように、前記長方形断面の流路の長辺側の側壁(即ち同図(b)における図示左右側の側壁)に近づく程、流路部分の流れ方向の長さを短くするように面削ぎした形状にしている。したがって、同図(b)に示すように、中心軸X−Xのところで、長さLの流管3は、両側壁(同図(b)では図示上・下端位置に示されている側壁)のところで、その流路部分の寸法Lminが長さLの約12%短くなっている。このように面削ぎした形状とすることで、流管3は同図(b)に示すように、上流側と下流側の両端面が中心軸X−Xのところで一番長い尖った形を示す。もっとも、尖った形とはいっても、その角度βは140°位である。
図6(c)(d)に示すように面削ぎした形状の部分(中央部に平面部があってもよい)は4つの直線で形成されている。直線上の一点をPとし、図6(d)で、中心軸X−XからPまでの距離をx、点Pを通る前記面削ぎした形状の直線部分の勾配をaとすると、点PP間の距離Lxは、
Lx=L−2a・x
となり、Lmin=L−2a・(H´/2)=L−a・H´
となる。
aは面削ぎした形状の直線部分の勾配(傾斜)で、面削ぎした形状が直線だけでなく、曲線も含めた場合には、Lxは、距離xの関数として一般的にf(x)とし、
Lx=L−2f(x)
とあらわすことができる。但し、f(x)は距離xの関数で面削ぎした形状の曲線をあらわす。
これらのことは、図6(b)に示すように、距離xの位置で、微小な寸法Δxをとり、このΔxと幅Wとで形成される、ハッチングした微小面積部分、即ち中心軸X−Xに直角な断面における短辺W方向に長い流路断面部分の流れ方向の全長Lxが、中心軸X−Xのところで最大値Lとなり、前記両側壁(同図(b)における図示左・右端の壁)のところで最小値L:Lmin=1:0.8〜0.98をとるということと表現することもできる。
ところで、超音波振動子4と5は、同図(c)に示すように、中心軸X−Xを含み、かつ上・下の両内壁面3E,3Fと平行な平面内の、中心軸X−Xに対して角度θだけ、流路断面の前記長方形の長手方向に傾斜した超音波伝搬経路としての直線6上に対向して配置されている。一方の振動子4は流管3の入口3aの上流側(流入側)に、他方の振動子5は流管3の出口3bの下流側(流出側)に離れて、伝搬経路6は流管3の長さLの中央では、流路断面の長辺に平行で中心軸X−Xを通るc,c´ライン(同図(d)参照)と中心軸X−Xの交点を通る。したがって、傾きθは約10°と小さい。そのため、超音波の波面が、前記c,c´ライン上の層流域での流速分布Fとほぼ一致し、この面からも流量計としての計測精度が向上する。また、流速分布Fは同図(d)に示すようにフラット(平坦)になる。
流速分布Fは、面削ぎの形状をあらわす関数f(x)によって変る。したがって、面削ぎの曲線の形を変えることで、流速分布Fを適切な分布にすることが可能であるが、本発明では、前記第2、第3の従来技術に比較して、流管3の形状が単純であるので、関数f(x)に直接関係する面削ぎの形である曲線形状を変更して実験的に最良の関数f(x)を容易に定めることができる。換言すれば、流量計としての性能である器差曲線を最良にするための、より良い面削ぎの形状を少ない手間で決めることができる利点がある。
図6(b)では、流路1の横断面は、短辺がWで長辺がH´の四角い長方形であるが、同図(e)に示すように長方形の四隅に丸みをつけても良く、更に同図(f)に示すように丸みの半径をW/2まで大きくして、流路1の断面を長い小判状に変形しても良い。
図7(a)(b)と図8は図6(a)〜(d)と類似の形状の流管を用いた超音波流量計の実施例の全体構成で、図6と同一機能を果たす要素については同一符号を付してその説明を省略する。
この図7(a)(b)と図8において、被計測流体は流入部7から計量室8に入り流管3の入口3aから流路1に入る。図7(a)(b)で、流路1を図示右方へ中心軸X−Xに沿って流れ、出口3bから出て、流出部9から流量計の外へ流出する。10は流入部側と流出部側を仕切る仕切り壁で、この仕切り壁10によって流管3が水平に固定されている。
この実施例1では、層流域での流速分布Fが、フラット(平坦)になるため、前記従来技術における層流域での器差のプラス傾向がより解消され、層流域から乱流域にわたる広い流量範囲で器差が常にほぼ一定になる。更に、流量計の感度が向上して、より微小流量域まで計測範囲が広がる。超音波振動子4と5は、流管3の流路1の上流側の計量室壁面と下流側の計量室壁面にそれぞれ配設されている。また、図6の回路基板11に実装された電子ユニット12は前記振動子4又は5を間欠的にパルス駆動したり、振動子5又は4で受信する超音波の受信波を入力して超音波の順方向や逆方向伝搬時間を計測し、両方向の伝搬時間に基づいて流速・流量を演算し、表示部13に流量を表示する。
図6(a)〜(d)に示す実施例1では、器差曲線が、図5に示す曲線fに比較して同曲線fの80L/h未満において、符号gを付した波線で示すように器差が小さくなり、しかもより微小流量まで計測範囲が拡張できた。
図9は本発明の実施例2の基本構成で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。なお、この実施例で、図6(a)(b)(c)と同じ作用をする部分は同じ符号を付けてその説明を省略する。この実施例2は、前記図6の実施例1と比較して、流管3の面削ぎの形状を流管3の下流側の出口端面だけにした点が異なる。上流側端面は面削ぎした形状とはしていない。この実施例では、中心軸X−X部分の流路断面部分の全長と、流管の側壁に近い部分の流路断面部分の全長との差を、実施例1とほぼ同じにするため、図9(c)に示す角度βを、図6(c)の実施例1の場合の角度βより小さく定めている。
図10は本発明の実施例3の基本構成で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。なお、この実施例で、図6(a)(b)(c)と同じ作用をする部分は同じ符号を付けてその説明は省略する。この実施例3は、前記図6の実施例1と比較して流管3の両端面の面削ぎの形状が直線でなく曲線である点が異なる。なお、この実施例3では、流路1の長方形の形状は図10(b)のように前記図6(f)と同様の形状にしている。
従来技術の基本構成を示す図で、(a)は縦断面図、(b)は横断面図。 円形断面の直管内の流速分布を説明する図。 別の従来技術の基本構成を示す斜視図。 更に別の従来技術の基本構成を示す斜視図。 超音波流量計の器差特性線図で、従来技術の2つの器差曲線を比較して示す。 本発明の実施例1の基本構成図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)平面図、(d)は同図(a)のA−A断面図、(e)と(f)は(b)に相当する側面図で、流路断面形状がわずかに違うものの図。 本発明の実施例1の全体構成を示す図で、(a)は縦断正面図、(b)は同図のB−B断面図。 図7(a)のC−C断面図。 本発明の実施例2の基本構成図で、(a)は正面図、(b)側面図、(c)は平面図。 本発明の実施例3の基本構成図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図。
符号の説明
1 流路
3 流管
3a 入口
3b 出口
3E 上側内壁面
3F 下側内壁面
4,5 超音波振動子
6 伝搬経路
7 流入口
8 計量室
9 流出口
X−X 中心軸
W 短辺の寸法
H´ 長辺の寸法

Claims (5)

  1. 流体の流れ方向に直角な流路断面の形状がほぼ長方形をなす流管の上流側と下流側に、対向配置した一対の超音波振動子を有する超音波流量計であって、
    中心軸に平行で、かつ前記長方形の短辺方向に長い流路断面部分の流れ方向の全長を、中心軸から前記長方形の長手方向に離れる程短く定めたことを特徴とする超音波流量計。
  2. 流路を形成する流管の端面を面削ぎした形状としたことを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
  3. 流管の上流端又は下流端の少なくとも一方の端面を面削ぎした形状としたことを特徴とする請求項2記載の超音波流量計。
  4. 流管の上流端及び下流端の両端面を面削ぎした形状としたことを特徴とする請求項3記載の超音波流量計。
  5. 面削ぎした形状が、直線からなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載の超音波流量計。
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