JP4345336B2 - 電子機器及びプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電可能な二次電池を備えた電子機器およびプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
比較的小型であって持ち運び可能なノート型コンピュータおよびプリンタ等の電子機器には、充電可能な電池つまり二次電池が備えられているのが一般的である。従って、ユーザは、それらの電子機器を使用することにより二次電池の蓄電量が少なくなると、二次電池を適宜充電することによって、電子機器の使用を継続することができる。二次電池を十分に充電して二次電池の蓄電量を100%に近い状態にすると、ユーザは、電子機器を長時間にわたって使用することができる。なお、二次電池としては例えばリチウムイオン電池が用いられる。
【0003】
特許文献1には、二次電池への充電を開始する際に二次電池が残存蓄電量を有していれば、そのまま二次電池への充電を開始しないで、二次電池の残存蓄電量がなくなるまで二次電池を強制的に放電した後で充電を開始することにより、二次電池の充放電特性の劣化を防止する技術が開示されている。この技術が用いられた電子機器によると、二次電池の充放電特性の劣化を防止しつつ、二次電池の蓄電量が100%に近い状態となるまで二次電池を充電することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−351434号公報(第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
二次電池を備えた電子機器がメーカにおいて製造される場合、この電子機器はその内部に二次電池が搭載された状態で出荷されることになる。ここで、国連の輸送規定には、二次電池を搭載した電子機器の輸送について、電池容量に対する蓄電量の割合が50%以上の二次電池を搭載した電子機器を輸送してはいけないという規定がある。また、電池容量に対する蓄電量の割合が0%に近い状態で二次電池が長時間放置されると、二次電池に接続された回路に微小電流が流れることや電池自体の自己放電によって電池内部に化学反応が生じ、二次電池の短寿命化や小容量化などの電池の特性劣化が劣化してしまう。従って、電子機器のメーカは、電池容量に対する蓄電量の割合が50%を超えない範囲で出来る限り50%に近い状態に二次電池を補充電して、その二次電池を搭載した電子機器を出荷するのが望ましい。
【0006】
そこで、本発明の主な目的は、電池容量に対する蓄電量の割合が所定量付近になるように二次電池を補充電することが可能な電子機器およびプリンタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の電子機器は、通常充電モードおよび補充電モードのいずれかのモードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段によって前記通常充電モードが設定されている場合に、電池容量に対する蓄電量の割合が100%近くとなるまで二次電池を充電する通常充電手段と、前記モード設定手段によって前記補充電モードが設定されている場合に、電池容量に対する蓄電量の割合が第1の値となるまで前記二次電池を放電させる放電手段と、前記放電手段による放電後に、電池容量に対する蓄電量の割合が前記通常充電モードにおいて充電される値より小さな第2の値となるまで前記二次電池を補充電する補充電手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項4のプリンタは、紙送り機構と、印字機構とを備え、二次電池により駆動可能なプリンタであって、通常充電モードおよび補充電モードのいずれかのモードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段によって前記通常充電モードが設定されている場合に、電池容量に対する蓄電量の割合が100%近くとなるまで二次電池を充電する通常充電手段と、前記モード設定手段によって前記補充電モードが設定されている場合に、電池容量に対する蓄電量の割合が第1の値となるまで前記二次電池を放電させる放電手段と、前記放電手段による放電後に、電池容量に対する蓄電量の割合が前記通常充電モードにおいて充電される値より小さな第2の値となるまで前記二次電池を補充電する補充電手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項1、4によると、電池容量に対する蓄電量の割合が第1の値となるまで二次電池を放電させた後で、電池容量に対する蓄電量の割合が第2の値となるまで二次電池が補充電される。従って、二次電池は、電池容量に対する蓄電量の割合を一旦第1の値まで下げた後、第2の値に対応する蓄電量となるまで補充電される。
【0010】
また、請求項2の電子機器は、前記放電手段が、前記二次電池の電池電圧を測定する電池電圧測定手段と、前記電池電圧測定手段によって測定された電池電圧に基づいて前記二次電池の放電を終了させるか否かを判断する判断手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項5のプリンタは、前記放電手段が、前記二次電池の電池電圧を測定する電池電圧測定手段と、前記電池電圧測定手段によって測定された電池電圧に基づいて前記二次電池の放電を終了させるか否かを判断する判断手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項2、5によると、電池電圧測定手段により測定された電池電圧に基づいて二次電池の蓄電量が所定量付近となると放電を終了させることができる。従って、放電動作を短時間で完了させることができる。
【0013】
また、請求項3の電子機器は、前記補充電手段による前記二次電池の補充電が完了したことを知らせる報知手段をさらに備えていることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項6のプリンタは、前記補充電手段による前記二次電池の補充電が完了したことを知らせる報知手段をさらに備えていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項3、6によると、オペレータが補充電の完了をその直後に知ることができるため、作業時間が短縮される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るプリンタ1の外観図を描いた模式図である。
【0017】
図1に示すプリンタ1は、小型であって容易に持ち運んで使用可能な携帯用プリンタである。プリンタ1は、例えばコンピュータとの間でデータ通信を行うことによって印刷データを受信して記憶し、その印刷データに基づいて印刷を実行することができる。
【0018】
プリンタ1の内部には、所定サイズの用紙を収納するペーパーカセット(図示しない)が装填されていると共に、用紙をペーパーカセットから取り出してプリンタ1の排出口15から排出するための紙送り機構10(図2参照)と、印刷データに基づいて用紙上に印刷を行う印字機構11(図2参照)とを有している。従って、プリンタ1は、所定サイズの用紙に対して所望の印刷を実行した後で、印刷済みの用紙を排出口15から排出することができる。
【0019】
また、プリンタ1は、その内部に、プリンタ1の紙送り機構10および印字機構11などの各種動作を制御するコントローラ20(図2参照)と、プリンタ1の電源となる充電可能な二次電池16とを有している。ここで、本実施の形態では、二次電池16としてリチウムイオン電池が用いられている。なお、二次電池16としては、例えばニッケル水素電池、ニッカド電池など、その他のものが用いられてもよい。
【0020】
プリンタ1の上面の端部近傍には、プリンタ1の動作状態を表示するためのLED12が配置されている。プリンタ1では、LED12は、二次電池16の充電が行われている場合に点灯し、その充電が終了すると消灯する。
【0021】
また、プリンタ1の側面には、コネクタ装着部13、14が設けられている。コネクタ装着部13は、二次電池16の充電を行う場合に、ACアダプタ18に接続されたコネクタ18aを装着するためのものである。従って、コネクタ18aがプリンタ1のコネクタ装着部13に装着されると共に、ACアダプタ18ののプラグがAC電源に接続されることによって、二次電池16の充電を行うことが可能となる。
【0022】
コネクタ装着部14は、プリンタ1をコンピュータ(図示しない)に接続するためのケーブルを装着するためのものである。従って、プリンタ1がケーブルを介してコンピュータに接続されることによって、コンピュータからプリンタ1に印刷データを送信したり、コンピュータからプリンタ1に対して所定の指令信号を送信することが可能となる。なお、上記所定の指令信号には、後で詳述する補充電モードにおける二次電池16の補充電をプリンタ1に実行させる指令信号が含まれる。
【0023】
次に、プリンタ1の制御系について、図2を参照して説明する。図2は、プリンタ1の主要部についての簡易ブロック図である。
【0024】
コントローラ20には、図2に示すように、紙送り機構10に含まれる用紙を搬送する搬送ローラを駆動するためのモータ10aと、印字機構11と、LED12と、二次電池16とがそれぞれ接続されている。
【0025】
また、コントローラ20には、プリンタ1の各部の動作を制御する信号を生成するために各種演算を実行するCPU51、CPU51での演算結果などのデータを一時保管するRAM52、プリンタ1に係る各種動作の制御プログラムやデータなどを格納するROM53、二次電池16を充電するための充電用IC54が含まれている。
【0026】
CPU51には、印刷制御部21と、通常充電部22と、放電部23と、補充電部24と、報知部25とが形成されている。印刷制御部21は、印字機構11を制御して用紙上に印刷データに基づいて印刷を実行する。
【0027】
通常充電部22は、モード設定部27に通常充電モードが設定されている場合に二次電池16の充電を行う。なお、通常充電モードにおける二次電池16の充電を「通常充電」と称する場合がある。ここで、通常充電部22は、二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合が100%に近い状態になるまで充電を継続して、当該蓄電量が100%に近い状態になった時点で充電を終了する。
【0028】
放電部23は、モード設定部27に補充電モードが設定されている場合に、二次電池16の補充電が行われる前に、二次電池16の放電を行う。なお、補充電モードにおける二次電池16の充電を「補充電」と称する場合がある。ここで、放電部23は、電池電圧測定部23aと、モータ駆動部23bと、判断部23cとを有している。電池電圧測定部23aは、補充電モードにおいて二次電池16が放電されている場合に二次電池16の電池電圧を測定する。ここで、電池電圧測定部23aには、検出時間の間隔となる検出時間Tsが設定されており、検出時間Tsが経過する度に二次電池16の電池電圧を測定する。
【0029】
モータ駆動部23bは、補充電モードにおいて二次電池16を放電するために、紙送り機構10のモータ10aを駆動する。ここで、補充電モードにおける二次電池16の補充電が行われるのは、製造メーカにおいてプリンタ1が出荷される前であるので、プリンタ1内にはペーパーカセットは装填されていない。従って、二次電池16を放電するために紙送り機構10のモータ10aを自由に駆動することができる。
【0030】
判断部23cは、補充電モードにおいて二次電池16が放電されている場合に、電池電圧測定部23aによって測定された電池電圧に基づいて二次電池16の放電を終了させるか否かを判断する。ここで、判断部23cには、閾値電圧が設定されている。従って、判断部23cは、二次電池16が放電されて、その電池電圧が閾値電圧に達した時点で、二次電池16の放電を終了させる。
【0031】
なお、本実施の形態では、判断部23cには閾値電圧として、二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合が0%に近い状態となる値が設定されている。従って、判断部23cは、二次電池16が放電されて、二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合が0%に近い状態となった時点で、バッテリエンプティであると判断して、二次電池16の放電を終了させる。
【0032】
補充電部24は、モード設定部27に補充電モードが設定されている場合(補充電モードにおける二次電池16の補充電が行われる場合)に、放電部23における二次電池16の放電が終了した後で二次電池16の補充電を行う。補充電部24は、充電時間計測部24aを有している。そして、補充電部24には、補充電モードにおける二次電池16の所定の充電時間Tmが設定されている。従って、充電時間計測部24aによって計測される二次電池16の充電時間が所定時間Tmに達した時点で、補充電部24は二次電池16の補充電を終了させる。ここで、補充電部24は、二次電池16の補充電を終了させるタイミングを、充電時間計測部24aにより二次電池16の充電時間を計測することによって決定するため、二次電池16の補充電後の電池容量に対する蓄電量の割合を精度よく所定量付近にすることができる。
【0033】
ここで、図3(a)は、二次電池16の充電時間とその電池電圧との関係を示している。図3(a)からは、充電が開始されてから時間Ta経過後の二次電池16の電池電圧はVaであって、このとき二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合が100%であることが分かる。そして、充電開始時から時間Tb(=Ta/2)経過後に二次電池16の電池電圧はVbであって、このとき二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合が50%になっている。
【0034】
なお、図3(b)は、二次電池16の充電時間と充電電流の電流値との関係を示している。図3(b)からは、二次電池16が充電されている間(充電開始時から図3(a)の時間Taの間)は、充電電流は電流値Iaで一定であることが分かる。従って、図3(a)において、二次電池16が充電されている間は、二次電池16の電池電圧は充電時間に比例して大きくなる。
【0035】
ここで、補充電部24に設定されている所定時間Tmは、補充電が完了した時点の二次電池16について、電池容量に対する蓄電量の割合が50%を超えない範囲で50%に近い状態になるように設定される。なお、所定時間Tmとしては、電池容量に対する蓄電量の割合が50%を超えない範囲で出来る限り50%に近くなるのが最も好ましいが、本実施の形態では、例えば二次電池16の充電特性のばらつきを考慮して、電池容量に対する蓄電量の割合が40%〜45%になるような所定時間Tmが補充電部24に設定されている。
【0036】
例えば、二次電池16の電池容量が740mAhである場合には、740mAの充電電流であれば1時間で二次電池16の蓄電量が100%になる。従って、所定時間Tmを25分と設定すると、二次電池16の蓄電量は約42%になった時点で補充電が終了されることになる。ここで、所定時間Tmが、二次電池16の蓄電量が約42%になるように設定されている場合には、二次電池16の蓄電量が50%である状態に対してマージンを見た値となっているため、補充電モードにおける二次電池16の補充電終了後に、二次電池16の蓄電量が50%を超える状態になってしまうのを防止することができる。
【0037】
報知部25は、通常充電モードおよび補充電モードにおいて、二次電池16の充電が行われている場合に、LED12を点灯させて、その旨を表示する。従って、ユーザは、LED12が点灯しているのを確認することによって、通常充電モードにおける二次電池16の充電が行われているのを確認することができると共に、LED12が点灯状態から消灯状態に変化するのを確認することによって、通常充電モードにおける二次電池16の充電が完了したことを確認することができる。
【0038】
また、製造メーカにおいて出荷前の補充電を行うオペレータは、LED12が点灯しているのを確認することによって、補充電モードにおける二次電池16の補充電が行われているのを確認することができると共に、LED12が点灯状態から消灯状態に変化するのを確認することによって、補充電モードにおける二次電池16の補充電が完了したことを確認することができる。
【0039】
また、RAM52には、印刷データ記憶部26と、モード設定部27とが形成されている。印刷データ記憶部26は、コンピュータから送信された印刷データを記憶する。
【0040】
モード設定部27には、プリンタ1における充電動作についてのモードが設定される。ここで、本実施の形態では、モード設定部27には、通常充電モードおよび補充電モードのいずれかのモードが設定される。ここで、製造メーカにおける出荷前において、プリンタ1がACアダプタ18を介してAC電源に接続されて、コンピュータからプリンタ1に対して補充電を行う旨の指令信号が送信された場合には、モード設定部32には補充電モードが設定される。
【0041】
一方、ユーザによって、プリンタ1がACアダプタ18を介してAC電源に接続された場合には、モード設定部27には通常充電モードが設定される。つまり、二次電池16の補充電は、製造メーカにおける出荷前においてのみ行われる特別の動作であり、製造メーカにおける出荷前の補充電のオペレータによって、コンピュータからプリンタ1に対して補充電を行う旨の指令信号が送信される。従って、プリンタ1を購入したユーザが二次電池16の充電を行う場合は、通常充電モードにおける二次電池16の充電である。
【0042】
次に、プリンタ1の二次電池16の充電回路について、図4を参照して説明する。図4は、二次電池16の充電回路の等価回路図である。図4において、二次電池16の正極は、CPU51のA/D変換ポートと、紙送り機構10のモータ10aと、抵抗R1、ダイオードD1及びPNP型のトランジスタTr1(ドライブ抵抗R2がエミッタとベースとの間に接続されている)を介してACアダプタ18とに接続されている。一方、二次電池16の負極は接地されている。CPU51は、信号線61を介して充電用IC54に接続されており、信号線62を介してモータ10aに接続されている。
【0043】
充電用IC54は、スイッチング素子として機能するトランジスタTr1のベースに接続されたポートP1と、逆流防止用のダイオードD1と抵抗R1との間に接続されたポートP2と、抵抗R1と二次電池16との間に接続された2つのポートP3、P4と、接地されたポートP5とを有している。充電用IC54は、ポートP2、P3間の電圧を測定することで抵抗R1を流れる充電電流の電流値を検出し、ポートP4、P5間の電圧を測定することで二次電池16の充電電圧を検出する。
【0044】
充電用IC54は、CPU51から信号線61を介して充電開始信号を受け取ると、ポートP1からの出力信号を制御してトランジスタTr1をオンとする。これにより、二次電池16への充電が開始される。CPU51は、充電開始時刻からの経過時間を計測する。そして、充電開始時刻から所定時間Tmが経過すると、信号線61を介して充電用IC54に充電終了信号を送る。すると、充電用IC54は、ポートP1からの出力信号を制御してトランジスタTr1をオフとする。これにより、二次電池16への充電が終了する。また、CPU51は、二次電池16を放電させる際には、モータ10aを回転させるための駆動命令をモータ10aに出力する。
【0045】
次に、プリンタ1における補充電モードにおける動作手順について、図5を参照して説明する。図5は、プリンタ1における補充電モードにおける動作手順を示すフローチャートである。
【0046】
補充電モードでは、まず最初に、通常充電モードにおける二次電池16の充電が行われているか否かが判断される(ステップS101)。ここで、ステップS101において、通常充電モードにおける二次電池16の充電が行われていると判断された場合(S101:YES)には、ステップS102に進み、二次電池16の充電が停止される(ステップS102)。その後、ステップS103に進む。一方、ステップS101において、通常充電モードにおける二次電池16の充電が行われていないと判断された場合(S101:NO)には、ステップS103に進む。
【0047】
そして、電池電圧測定部23aによりアイドリング状態で二次電池16の電池電圧が測定される(ステップS103)。引き続き、ステップS103で測定された二次電池16の電池電圧が閾値電圧以下であるか否か、つまり、バッテリエンプティであるか否かが判断される(ステップS104)。ここで、ステップS104において、バッテリエンプティでないと判断された場合(S104:NO)には、ステップS105に進む。
【0048】
ここで、二次電池16には残存蓄電量があるので、その残存蓄電量をなくすために、モータ駆動部23bにより紙送り機構10のモータ10aの駆動が開始される(ステップS105)。つまり、このとき、モータ駆動部23bは、モータ10aを回転させるための駆動命令をモータ10aに出力する。
【0049】
引き続き、紙送り機構10のモータ10aの駆動が開始された後、検出時間Tsが経過したか否かが判断部23cによって判断される(ステップS106)。ここで、ステップS106において、検出時間Tsが経過したと判断された場合(S106:YES)には、ステップS103に戻って、上述と同様の処理が繰り返される。一方、ステップS106において、検出時間Tsが経過していないと判断された場合(S106:NO)には、この処理が繰り返される。
【0050】
また、ステップS104において、バッテリエンプティであると判断された場合(S104:YES)には、ステップS107に進む。すると、補充電部24により二次電池16の補充電を開始するために、モータ駆動部23bにより紙送り機構10のモータ10aの駆動が停止される(ステップS107)。そして、引き続き、補充電部24により二次電池16の補充電が開始される(ステップS108)。つまり、このとき、充電用IC54は、CPU51から充電開始信号を受け取って、ポートP1からの出力信号を制御してトランジスタTr1をオンとする。このとき、二次電池16の補充電を行っていることを表示するために報知部25によってLED12が点灯される(ステップS109)。
【0051】
そして、二次電池16の補充電が開始された後、所定時間Tmが経過したか否かが補充電部25によって判断される(ステップS110)。ここで、ステップS110において、所定時間Tmが経過したと判断された場合(S110:YES)には、ステップS111に進み、補充電部24は二次電池16の補充電を終了させる(ステップS111)。つまり、このとき、補充電部24は、充電用IC54に充電終了信号を送る。すると、充電用IC54は、ポートP1からの出力信号を制御してトランジスタTr1をオフとする。その後、報知部25はLED12を消灯させる(ステップS112)。一方、ステップS110において、所定時間Tmが経過していないと判断された場合(S110:NO)には、この処理が繰り返される。
【0052】
なお、本実施の形態では、製造メーカの出荷前の補充電を行うオペレータは、プリンタ1に対して補充電モードにおける二次電池16の補充電を行わせる操作をするだけで、他の専用機器を用いないで、二次電池16の補充電をすることができる。従って、オペレータは、出荷前において、複数のプリンタ1の補充電を並行して行うことが可能である。
【0053】
以上説明したように、本実施の形態のプリンタ1では、二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合が0%に近い状態となるまで二次電池16を放電させた後で、所定時間Tmが経過するまで二次電池16が補充電される。従って、電池容量に対する蓄電量の割合が0%に近い状態である二次電池16に対して、電池容量に対する蓄電量の割合が50%を超えない範囲で50%に近い状態になるまで二次電池16を補充電することができる。その結果、二次電池16の蓄電量を出荷前に確実に所定量付近とすることができる。その結果、二次電池16の短寿命化や小容量化などの電池の特性劣化を防止できると共に、二次電池16を含むプリンタ1の出荷に関する各種規制に適合させることができる。
【0054】
また、電池電圧測定部23aにより測定された電池電圧に基づいて二次電池16の電池電圧が閾値電圧に達すると、二次電池16の放電を終了させることができる。従って、放電動作を短時間で完了させることができる。
【0055】
また、補充電モードにおける二次電池16の補充電が完了すると、報知部25は点灯しているLED12を消灯させるため、オペレータが補充電の完了をその直後に知ることができるため、作業時間が短縮される。
【0056】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、補充電モードにおいて、二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合が0%に近い状態となるまで二次電池16が放電されているが、二次電池16が、その電池容量に対する蓄電量の割合が必ずしもが0%に近い状態となるまで放電されなくてもよい。従って、補充電モードにおいて放電された後の二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合は任意に設定することができる。但し、二次電池16は、少なくともあらかじめ設定された補充電後の二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合よりも小さくなるまで放電される必要がある。
【0057】
上述の実施の形態では、補充電後の二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合が40%〜45%になるような所定時間Tmが設定されているが、補充電後の二次電池16の電池容量に対する蓄電量の割合は任意に設定することができる。
【0058】
上述の実施の形態では、補充電モードにおいて、充電開始時刻からの経過時間を計測して、充電開始時刻から所定時間が経過すると二次電池16の補充電が終了されているが、CPU51が、A/D変換ポートからの入力に基づいて二次電池16の電池電圧をモニタしており、二次電池16の電池電圧が所定電圧に達した時点で二次電池16の補充電を終了してもよい。
【0059】
上述の実施の形態では、補充電モードにおいて、二次電池16の電池電圧が閾値電圧に達すると二次電池16の放電を終了させているが、例えば所定時間が経過すると二次電池16の放電を終了させるなど、二次電池16の放電を終了させる時間の決定方法は、その他の方法であってもよい。
【0060】
上述の実施の形態では、補充電モードにおける二次電池16の補充電が完了すると、報知部25は点灯しているLED12を消灯させて、オペレータが確認できるようになっているが、補充電モードにおける二次電池16の補充電が完了したことを知らせるためのLED12などの報知手段はなくてもよい。
【0061】
上述の実施の形態では、モータ駆動部23bは、補充電モードにおいて二次電池16を放電するために紙送り機構10のモータ10aを駆動しているが、モータ駆動部23bは、補充電モードにおいて二次電池16を放電するために印字機構11を駆動してもよい。
【0062】
上述の実施の形態では、二次電池16を備えたプリンタ1について説明しているが、プリンタ以外のその他の二次電池を備えた電子機器でおいても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0063】
【発明の効果】
請求項1、4によると、電池容量に対する蓄電量の割合が第1の値となるまで二次電池を放電させた後で、電池容量に対する蓄電量の割合が第2の値となるまで二次電池が補充電される。従って、二次電池は、電池容量に対する蓄電量の割合を一旦第1の値まで下げた後、第2の値に対応する蓄電量となるまで補充電される。そのため、二次電池の蓄電量を出荷前に確実に所定量付近とすることができる。その結果、二次電池の短寿命化や小容量化などの電池の特性劣化を防止できると共に、二次電池を含む電子機器の出荷に関する各種規制に適合させることができる。
【0064】
請求項2、5によると、電池電圧測定手段により測定された電池電圧に基づいて二次電池の蓄電量が所定量付近となると放電を終了させることができる。従って、放電動作を短時間で完了させることができる。
【0065】
請求項3、6によると、オペレータが補充電の完了をその直後に知ることができるため、作業時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るプリンタの外観図を描いた模式図である。
【図2】 プリンタの主要部についての簡易ブロック図である。
【図3】 図3(a)は、二次電池の充電時間とその電池電圧との関係を示している。
図3(b)は、二次電池の充電時間と充電電流の電流値との関係を示している。
【図4】 二次電池の充電回路の等価回路図である。
【図5】 プリンタにおける補充電モードにおける動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ(電子機器)
10 紙送り機構
11 印字機構
12 LED
16 二次電池
21 印刷制御部
22 通常充電部
23 放電部(放電手段)
23a 電池電圧測定部(電池電圧測定手段)
23b モータ駆動部
23c 判断部(判断手段)
24 補充電部(補充電手段)
24a 充電時間計測部
25 報知部(報知手段)

Claims (6)

  1. 通常充電モードおよび補充電モードのいずれかのモードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段によって前記通常充電モードが設定されている場合に、電池容量に対する蓄電量の割合が100%近くとなるまで二次電池を充電する通常充電手段と、
    前記モード設定手段によって前記補充電モードが設定されている場合に、電池容量に対する蓄電量の割合が第1の値となるまで前記二次電池を放電させる放電手段と、
    前記放電手段による放電後に、電池容量に対する蓄電量の割合が前記通常充電モードにおいて充電される値より小さな第2の値となるまで前記二次電池を補充電する補充電手段とを備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記放電手段が、
    前記二次電池の電池電圧を測定する電池電圧測定手段と、
    前記電池電圧測定手段によって測定された電池電圧に基づいて前記二次電池の放電を終了させるか否かを判断する判断手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記補充電手段による前記二次電池の補充電が完了したことを知らせる報知手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 紙送り機構と、印字機構とを備え、二次電池により駆動可能なプリンタであって、
    通常充電モードおよび補充電モードのいずれかのモードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段によって前記通常充電モードが設定されている場合に、電池容量に対する蓄電量の割合が100%近くとなるまで二次電池を充電する通常充電手段と、
    前記モード設定手段によって前記補充電モードが設定されている場合に、電池容量に対する蓄電量の割合が第1の値となるまで前記二次電池を放電させる放電手段と、
    前記放電手段による放電後に、電池容量に対する蓄電量の割合が前記通常充電モードにおいて充電される値より小さな第2の値となるまで前記二次電池を補充電する補充電手段とを備えていることを特徴とするプリンタ。
  5. 前記放電手段が、
    前記二次電池の電池電圧を測定する電池電圧測定手段と、
    前記電池電圧測定手段によって測定された電池電圧に基づいて前記二次電池の放電を終了させるか否かを判断する判断手段とを備えていることを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。
  6. 前記補充電手段による前記二次電池の補充電が完了したことを知らせる報知手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4または5に記載のプリンタ。
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