JP4344876B2 - 生体認証装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体情報に基づく生体認証装置に関するものであり、特に指などの血管パターンに基づいて個人を認証する生体認証装置に関するものである。
従来、手や指の血管パターンによって個人を認証する生体認証装置が提案されている。下記特許文献には、本出願人が出願した非接触で手や指の血管パターンを撮影する個人認証装置が開示されている。この個人認証装置は、指を挿入する空間を有する筐体と、筐体の内部壁面に設置された複数のLED(発光ダイオード)アレ−と、筐体のLEDアレ−と対向する内部壁面に設置された複数のラインセンサとを備える。そして、撮影された画像から挿入された指の爪の位置を検出して、この爪の位置から指の腹の位置を決定し、撮影された画像から指の腹の部分の赤外線透過光画像を切り出し、予め登録されている血管パターン画像とのマッチングを行う。
特開2005−071317号公報
上記したような、従来の生体認証装置においては、装置構成が複雑で、画像を合成し、切り出すための処理の負荷が重く、精度が悪いという問題点があった。本発明の目的は上記した従来例の問題点を解決し、簡単な構成で、高精度の認識を行うことができる生体認証装置を提供することにある。
本発明の生体認証装置は、指を挿入する内部空間を有する筐体と、筐体の複数の内部壁面に設置あるいは埋設され、前記指に沿ってそれぞれ複数の方向から証明する複数の光源手段と、前記指を挿入する内部空間を挟んで前記光源手段の一部と対向する筐体の内部壁面に設置あるいは埋設され、透過光画像を反射させる反射手段と、ある光源手段による前記指の透過光画像と、他の光源手段による前記指の透過光画像を前記反射手段で反射して得られる透過光画像と同じ1つの撮像素子を用いて撮影する撮影手段と、前記指の挿入を検出し、前記光源手段および前記撮影手段を制御して撮影を行う撮影制御手段と、前記撮影手段によって撮影された画像について、予め登録されている画像とのマッチング処理を行い、最も一致率の良い画像を抽出するマッチング手段と、前記マッチング手段によって抽出された画像の一致率に基づいて認証の可否を判定する判定手段とを備えたことを主要な特徴とする
更に、前記撮影手段は、ある光源手段による前記指の透過光画像と、他の光源手段による前記指の透過光画像を前記反射手段で反射して得られる透過光画像と、を同じ1つの撮像素子に同時に撮影する撮影手段であることを特徴とする。
更に又、前記撮影手段は、ある光源手段による前記指の透過光画像と、他の光源手段による前記指の透過光画像を前記反射手段で反射して得られる透過光画像と、を同じ1つの撮像素子に時間をずらせて別々に撮影する撮影手段であることを特徴とする。
また、前記した生体認証装置において、前記反射手段は、平面鏡またはプリズムである点にも特徴がある。
また、本発明の生体認証装置は、指を挿入する内部空間を有する筐体と、筐体の複数の内部壁面に設置あるいは埋設され、前記指に沿ってそれぞれ複数の方向から照明する複数の光源手段と、指を挿入する空間を挟んで前記光源手段と対向する筐体の内部側面に設置あるいは埋設され、透過光画像を反射させる凹面鏡からなる凹面反射手段と、前記凹面反射手段で反射された透過光画像を撮影する撮影手段と、前記指の挿入を検出し、前記光源手段および前記撮影手段を制御して撮影を行う撮影制御手段と、前記撮影手段によって撮影された画像について、予め登録されている画像とのマッチング処理を行い、最も一致率の良い画像を抽出するマッチング手段と、前記マッチング手段によって抽出された画像の一致率に基づいて認証の可否を判定する判定手段とを備え、前記凹面鏡は円錐形の側面の一部を切り取った形状であり、指の腹の面と対向し、指の先ほど凹面鏡の面が指から離れるような位置に配置され、前記撮影手段が指の前方に、やや下方に向けて配置されている点にも特徴がある。
また、前記した生体認証装置において、前記撮影制御手段は、前記複数の光源手段を1つづつ点灯させて透過光画像をそれぞれ撮影し、更に、前記それぞれ撮影された透過光画像から所定の領域を切り貼りして1つの画像を合成する画像合成手段を備えた点にも特徴がある。
また、前記した生体認証装置において、認識に使用する指の左右の指を置くための凹部あるいは切り欠きを前記筐体の上部表面の、認識に使用する指を挿入する内部空間の斜め上方に設けた点にも特徴がある。
本発明の構成によれば、簡単な構成で、非接触で複数方向からの透過光、反射光あるいはその両方による血管画像を得ることができ、更に、得られた複数の画像についてそれぞれマッチング処理を行うことにより、高精度な認識ができるという効果がある。
また、1つの撮影手段で複数方向の透過光画像を同時に撮影することも可能であり、装置構成や処理が簡単になる。また、この場合、1つの方向毎に別に撮影を行い、後から画像を合成することにより、より鮮明な画像を得ることができる。
本発明の生体認証装置の第1実施例の主要部の構成を示す断面図である。 生体認証装置10を入室管理に使用した場合のシステム全体の構成を示すブロック図である。 本発明の生体認証装置の電気的機能を示す機能ブロック図である。 1チップコンピュータ回路50が実行する処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の生体認証装置の実施例2の構成を示す断面図である。 本発明の生体認証装置の実施例3の構成を示す断面図である。 本発明の生体認証装置の実施例4の構成を示す断面図である。 本発明の生体認証装置の実施例5の構成を示す断面図である。 1チップコンピュータ回路50が実行する処理の他の実施例を示すフローチャートである。 本発明の生体認証装置の実施例6の構成を示す断面図である。 本発明の生体認証装置の実施例6の変形例の構成を示す断面図である。
符号の説明
20 指
21 爪
30 筐体
31〜33 CCD撮像素子
35〜37 赤外線LEDアレー
38 電極
以下に図面を参照して発明の実施の形態を説明する。
図2は、生体認証装置10を入室管理に使用した場合のシステム全体の構成を示すブロック図である。生体認証装置10は、ドアの電磁ロック装置11と接続されており、認証装置10において入室を許可すべき人(画像登録者)を検出した場合には、認証装置10から電磁ロック装置11に対して開錠信号を送出する。また、認証処理を行うたびに生体認証装置10からパソコン12に認証の結果情報が送信され、パソコン12において入室記録が表示/保存される。
図1は、本発明の生体認証装置の第1実施例の主要部の構成を示す断面図である。生体認証装置10の指の血管画像撮影ユニットは筐体30によって指を挿入する内部空間である凹部が形成されている。図1上部は、筐体30の横断面図であり、下部は縦断面図である。被認証者は指20を生体認証装置の筐体30の凹部に挿入する。図1においては爪21は上を向いている。
筐体30の内部側面および内部上面には光源手段であるLEDアレー35〜37が配置され、内部側面および内部底部には撮影手段であるCCD撮像素子31〜33が配置されている。LEDアレー35〜37は、例えば複数の赤外線LEDを指に沿って1列に配列したものである。各LEDアレー35〜37はそれぞれ独立してオン/オフ等の制御ができるように構成されている。
CCD撮像素子31〜33は赤外線領域で静止画の撮影が可能な公知のCCD2次元光センサである。CCDセンサの前部にはレンズ等の光学系が装着されている。なお、2次元光センサとしては、赤外線に感度があれば、CMOSセンサなどCCDセンサ以外の公知の任意の2次元光センサを使用可能である。
筐体30の内部底部には2つの電極38、39が配置されている。奥の電極38は挿入した指の先端部分と接触するためのものであり、手前の電極は指の付け根付近と接触するための電極である。被認証者がこの電極の双方に指を接触させることによって生体認証装置が指の挿入を検出すると共に、例えば2つの電極38、39間に流れる電流値によって生体であることを判定する。
図3は、本発明の生体認証装置の電気的機能を示す機能ブロック図である。1チップコンピュータ回路50は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェイス回路等を備えた周知のLSIであり、後述する本発明の機能を実現するプログラムを作成して格納可能な任意の1チップコンピュータを採用可能である。不揮発性メモリ58は1チップコンピュータ回路50が読み書き可能な、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性のRAMであり、登録血管画像等を記憶するために使用される。
1チップコンピュータ回路50は、ドライバ54を介して任意のLEDアレー35〜37の点灯/消灯および明るさを制御することができる。また、1チップコンピュータ回路50は、任意のCCD素子31〜33を指定して出力信号を読み出すことが可能である。CCD素子31〜33からCCD撮影回路40を介して出力された出力信号はアナログマルチプレクサ51によって選択され、A/D変換器52によって1画素ごとにA/D変換され、1チップコンピュータ回路50に読み込まれる。
アナログマルチプレクサ51には直流増幅器41を介して奥の電極38の電圧も入力されている。手前の電極39には抵抗を介して直流電源電圧が印加されており、2つの電極の双方に指を接触させることにより、指の抵抗値に応じて奥の電極38に電圧が生じる。この電圧が予め定められた所定の範囲内である場合に指が挿入されたものと見なす。
パネル55には、暗証番号等を入力するためのテンキーや登録処理のためのスイッチおよび装置の状態や認証結果を表示する表示装置が設けられている。通信インターフェイス回路56は、例えばRS-232C規格あるいはUSB、LANなどのパソコンの備えている標準的なインターフェイス回路であり、1チップコンピュータ回路50は、この回路を介してパソコン10に認証結果、認証者IDなどの認証処理情報を出力する。開錠駆動回路57は例えば電磁ロック装置11の開錠ソレノイドを駆動する信号を出力する。
図4は、1チップコンピュータ回路50が内蔵するプログラムに従って実行する処理の内容を示すフローチャートである。なお、生体認証装置10には予め登録処理によって登録者の各方向から撮影された血管画像がそれぞれ登録され、不揮発性メモリ58に記憶されているものとする。
S10においては、指を検出したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS10に戻るが、肯定の場合にはS11に移行する。1チップコンピュータ回路50は周期的に電極38の電圧をAD変換して読み込み、電圧が予め定められた所定の電圧範囲内である場合に、生体である指が挿入されたものと見なす。
S11においては、上のLEDアレー35を点灯し、底部のCCD撮像素子31を選択して指の血管の下透過光画像を撮影する。S12においては、左LEDアレー37を点灯し、右側面のCCD撮像素子33を選択して右透過光画像を撮影する。S13においては、右LEDアレー36を点灯し、左側面のCCD撮像素子32を選択して左透過光画像を撮影する。
S14においては、S11において撮影した下透過光画像について、同じ下透過光登録画像と公知のマッチング処理を行い、最も一致率の高い登録画像を抽出する。S15においては、S12において撮影した右透過光画像について同じ右透過光登録画像とマッチング処理し、最も一致率の高い登録画像を抽出する。S16においては、S13において撮影した左透過光画像について同じ左透過光登録画像とマッチング処理し、最も一致率の高い登録画像を抽出する。
S17においては、S14〜S16において抽出した3枚の画像の内、一致率が高い方から所定枚数、例えば2枚の登録画像を選択する。S18においては、S17において選択した2枚の画像の登録者が一致し、かつ双方とも一致率が予め定められた閾値以上か判定する。S19においては、判定結果が否定の場合にはS21に移行するが、肯定の場合にはS20に移行する。
S20においては認証結果をOKとする。また、S21においては認証結果をNG(不可)とする。S22においては、認証結果をパネル55に表示すると共に通信インターフェイス回路56を介してパソコン12に認証結果情報を送信する。S23においては、結果がOKの場合には開錠駆動回路57を制御して開錠処理する。
以上のような構成および処理によって、指の血管画像を非接触にて撮影し、高精度な認証を行うことができる。
図5は、本発明の生体認証装置の実施例2の構成を示す断面図である。図5(a)は反射光によって血管の赤外線画像を撮影する実施例である。左右の側面の構成は実施例1の構成と同一であるが、底面にLEDアレー60が配置されている。図5(b)は透過光と反射光の双方の画像を撮影可能に構成した実施例である。図5(b)の実施例においては、ハーフミラー76〜78を使用して照明用のLEDアレーの光軸とCCD撮像素子の光軸とを合わせている。
照明用のLEDアレーとCCD撮像素子をそれぞれ選択することにより、図1の構成あるいは図5(a)の構成においては側面からについて、図5(b)については底面からについても、透過光と反射光の双方の画像を同時に撮影可能である。従って、図1の構成あるいは図5(a)の構成においては5種類、図5(b)については6種類の画像を撮影することができ、これらの画像全てについてそれぞれマッチング処理を行い、一致率が上位の所定個数(1以上の任意数)の登録画像を抽出して判定するようにしてもよい。
図6は、本発明の生体認証装置の実施例3の構成を示す断面図である。左右及び上面に設けた光源の構成は実施例1と同じであるが、右透過光画像及び左透過光画像を1台のCCD撮像素子82で撮影可能なように2枚のミラー(鏡)80、81をCCD撮像素子82の撮影可能な画角内に配置することにより、1台の撮像素子82で下透過光画面、右透過光画面、左透過光画面の3部位を同時に撮影可能に構成した実施例である。(b)は撮影画像の例であり、側面透過光画像86、87と下透過光画像85が1枚の画像に合成されている。
実施例3の生体認証装置は1枚の画像でのマッチング処理が可能となる。また撮影時間が短縮され、高価なCCD撮像素子1個で生体認証装置を構成できる。なお、実施例3においては、3方向からの透過光画像を合成する例を開示したが、2方向からの透過光画像の一方をミラーで反射させて他方の透過光画像と同時に撮影してもよい。
図7は、本発明の生体認証装置の実施例4の構成を示す断面図である。実施例4は、実施例3のミラー(平面鏡)をプリズムに置き換えたものである。プリズム90、91は例えば断面が二等辺三角形の棒状であり、二等辺三角形の一方の短辺の面から入射した光は長辺の面で全反射し、他方の短辺の面から出力する。実施例3と同様に、1つの撮像素子で3方向からの画像を撮影することができる。
図9は、1チップコンピュータ回路50が実行する処理の他の実施例を示すフローチャートである。図9に示した処理は実施例3、4に適用可能であるが、それぞれの方向の画像の切り出し位置を予め定めておけば、前述した実施例1、2や後述する実施例5にも適用可能である。なお、生体認証装置10には予め登録処理によって登録者の各方向から撮影された血管画像がそれぞれ登録され、不揮発性メモリ58に記憶されているものとする。
実施例3、4の場合には例えばLEDアレイ35、36、37の全部を点灯させて1回の撮影にて3方向の合成画像を撮影することも可能である。しかし、LEDアレイを3方向同時に点灯させると、1方向づつ点灯させた場合よりも透過光画像が不鮮明となる。そこで、この処理においては、3方向の画像をそれぞれ別に撮影し、それぞれの方向の画像を合成して1つの画像としてからマッチング処理を行う。
S30においては初期化を行い、S31においては、指を検出したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS31に戻るが、肯定の場合にはS32に移行する。1チップコンピュータ回路50は周期的に電極38の電圧をAD変換して読み込み、電圧が予め定められた所定の電圧範囲内である場合に、生体である指が挿入されたものと見なす。
S32においては、上のLEDアレー35のみを点灯し、CCD撮像素子82を使用して指の血管の下透過光画像を撮影する。S33においては、左LEDアレー37のみを点灯し、右透過光画像を撮影する。S34においては、右LEDアレー36のみを点灯し、左透過光画像を撮影する。なお撮影された画像としては図6(b)に示すようにそれぞれに3方向の画像が含まれている。
S35においては、下、右、左透過光画像を合成する。合成方法は例えば図6(b)に示されているような各画像の有効領域、例えば下透過光画像であれば中央の領域85を切り出し、切り出した画像を張り合わせて1枚の画像を合成する。単に所定の領域を切り出して張り合わせるだけであるので、処理負荷は軽い。S36においては、合成された透過光画像について、登録画像と公知のマッチング処理を行い、最も一致率の高い登録画像を抽出する。
S37においては、一致率が予め定められた閾値以上か判定する。S38においては、判定結果が否定の場合にはS40に移行するが、肯定の場合にはS39に移行する。S39においては認証結果をOKとする。また、S40においては認証結果をNG(不可)とする。S41においては、認証結果をパネル55に表示すると共に通信インターフェイス回路56を介してパソコン12に認証結果情報を送信する。S42においては、結果がOKの場合には開錠駆動回路57を制御して開錠処理し、S31に戻る。
図8は、本発明の生体認証装置の実施例5の構成を示す断面図である。実施例5は凹面鏡を使用することによって指下面および左右の指側面の透過光画像を切れ目無く連続的に1枚の画像として撮影することができるものである。凹面鏡95の形状としては円筒形あるいは円錐形の側面の一部を切り取った内面形状を利用可能であり、また球あるいは断面が楕円であるような楕円球の内面の一部を利用することも可能である。
凹面鏡95は指20の下方(指の腹の面と対向する位置)に、指20の先ほど凹面鏡の面が指から離れるような向きに配置され、1台の撮像素子82が指20の前方に、やや下方に向けて配置されている。凹面鏡95の向きを図8(b)において左右逆にして撮像素子82を手前の電極39の下部に配置してもよい。なお、凹面鏡を使用した場合には撮影された画像の形状が歪むが、そのまま認識に使用してもよいし、ソフトウェアによって画像の歪みを補正してから認識してもよい。あるいは、歪みがなるべく少なくなるように凹面鏡95を変形させてもよい。
図10は、本発明の生体認証装置の実施例6の構成を示す断面図である。実施例6は実施例1〜5の構成と組み合わせて使用する指位置固定構造の例である。(図10では実施例3との組み合わせを示している)実施例6においては、内部に認識する指20を挿入する凹部102を備えたドーム状の構造を備えている。そしてドーム100の両側には左右の指110、111を置くための切り欠き101が設けられている。
左右の指110、111を切り欠き101に置くことにより、認識する指20の回転が防止され、指20の腹が真下を向くようになるので認識精度が向上する。但し、ドーム内にLEDアレイ36、37やミラー80、81を配置する必要があるので、左右の指110、111を大きく開く必要がある。
図11は本発明の生体認証装置の実施例6の変形例の構成を示す断面図である。図11の構成は、認識する指20を挿入する凹部106を備えた装置本体30の上部に左右の指110、111を置くための凹部104、105を設けたものである。左右の指を置く位置を斜め上方にすることにより、図10の例のように指を横に大きく開かなくてもよくなり、比較的ストレスなく指を配置することが出来る。また、装置本体30のサイズを小型化することができる。
以上実施例を開示したが、本発明には以下に示すような変形例も考えられる。実施例においては、電極に直流電源を印加し、電圧を検出する例を開示したが、手前の電極39に交流信号源を接続し、直流増幅器の代わりに交流増幅器、バンドパスフィルタおよび検波器を用いて交流信号を検出するようにしてもよい。指の検出方法としては、電極を用いて検出する例を開示したが、例えば対向するLEDアレーを点灯してCCDから透過光画像を読み取り、その画像を解析して指の挿入を検出してもよい。
LEDアレイを3方向同時に点灯させると、1方向づつ点灯させた場合よりも画像が不鮮明となるので、図9の処理においては、3方向の画像をそれぞれ別に撮影して合成する例を開示したが、LEDアレイ35、36、37の全部あるいは一部を点灯させて1回の撮影にて3方向の合成画像を撮影してもよい。この場合には後で画像を合成する必要が無くなる。
本発明の生体認証装置は本人であることを確認するための生体認証装置として利用可能である。

Claims (7)

  1. 指を挿入する内部空間を有する筐体と、
    筐体の複数の内部壁面に設置あるいは埋設され、前記指に沿ってそれぞれ複数の方向から証明する複数の光源手段と、
    前記指を挿入する内部空間を挟んで前記光源手段の一部と対向する筐体の内部壁面に設置あるいは埋設され、透過光画像を反射させる反射手段と、
    ある光源手段による前記指の透過光画像と、他の光源手段による前記指の透過光画像を前記反射手段で反射して得られる透過光画像と、を同じ1つの撮像素子を用いて撮影する
    撮影手段と、
    前記指の挿入を検出し、前記光源手段および前記撮影手段を制御して撮影を行う撮影制御手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像について、予め登録されている画像とのマッチング処理を行い、最も一致率の良い画像を抽出するマッチング手段と、
    前記マッチング手段によって抽出された画像の一致率に基づいて認証の可否を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記撮影手段は、ある光源手段による前記指の透過光画像と、他の光源手段による前記指の透過光画像を前記反射手段で反射して得られる透過光画像と、を同じ1つの撮像素子
    に同時に撮影する撮影手段である請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 前記撮影手段は、ある光源手段による前記指の透過光画像と、他の光源手段による前記指の透過光画像を前記反射手段で反射して得られる透過光画像と、を同じ1つの撮像素子
    に時間をずらせて別々に撮影する撮影手段である請求項1に記載の生体認証装置。
  4. 前記反射手段は、平面鏡またはプリズムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生体認証装置。
  5. 指を挿入する内部空間を有する筐体と、
    筐体の複数の内部壁面に設置あるいは埋設され、前記指に沿ってそれぞれ複数の方向から照明する複数の光源手段と、
    指を挿入する空間を挟んで前記光源手段と対向する筐体の内部壁面に設置あるいは埋設され、透過光画像を反射させる凹面鏡からなる凹面反射手段と、
    前記凹面反射手段で反射された透過画像を撮影する撮影手段と、
    前記指の挿入を検出し、前記光源手段および前記撮影手段を制御して撮影を行う撮影制御手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像について、予め登録されている画像とのマッチング処理を行い、最も一致率の良い画像を抽出するマッチング手段と、
    前記マッチング手段によって抽出された画像の一致率に基づいて認証の可否を判定する判定手段と、を備え
    前記凹面鏡は円錐形の側面の一部を切り取った形状であり、指の腹の面と対向し、指の先ほど凹面鏡の面が指から離れるような位置に配置され、前記撮影手段が指の前方に、やや下方に向けて配置されていることを特徴とする生体認証装置。
  6. 前記撮影制御手段は、前記複数の光源手段を一つつ点灯されて透過光画像をそれぞれ撮影し、
    更に、前記それぞれ撮影された透過光画像から所定の領域を切り貼りして1つの画像を合成する画像合成手段を、備えた
    ことを特徴とする請求項1、3、5のいずれかに記載の生体認証装置。
  7. 認証に使用する指の左右の指を置くための凹部あるいは切り欠きを前記筐体の上部表面の、認識に使用する指を挿入する内部空間の斜め上方に設けたことを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれかに記載の生体認証装置。
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