JP4343893B2 - 光電変換装置、放射線読取装置及び光電変換装置の駆動方法 - Google Patents

光電変換装置、放射線読取装置及び光電変換装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4343893B2
JP4343893B2 JP2005327741A JP2005327741A JP4343893B2 JP 4343893 B2 JP4343893 B2 JP 4343893B2 JP 2005327741 A JP2005327741 A JP 2005327741A JP 2005327741 A JP2005327741 A JP 2005327741A JP 4343893 B2 JP4343893 B2 JP 4343893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoelectric conversion
gate
conversion element
field effect
effect transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005327741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006148901A (ja
Inventor
正和 森下
功 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005327741A priority Critical patent/JP4343893B2/ja
Publication of JP2006148901A publication Critical patent/JP2006148901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4343893B2 publication Critical patent/JP4343893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

本発明は、光電変換装置、放射線読取装置及び光電変換装置の駆動方法に関し、更に詳しくは、より高感度で高速の読取動作を行なうことのできる光電変換装置及びα線、β線、γ線、X線に代表される放射線に係る情報を高感度に読取ることが可能な放射線読取装置に関する。
光電変換装置や放射線を蛍光体(たとえばシンチレーター)のような波長変換体で光電変換装置の感度域に波長変換して放射線に基づく情報を読取る放射線読取装置においては、光電変換部で光電変換された入力情報に基づいた電荷を容量へ転送して信号電圧を増幅することが行なわれている。
特開平4−33482号公報 国際公開第97/14186号パンフレット 特開平5−48825号公報 特開平4−373172号公報 特開昭63−276377号公報
しかしながら、従来回路での信号電荷の読み出しのように、光電変換素子自身の容量から外部容量へ電荷転送して信号電圧を増幅する場合、S/N比は比較的大きくとれるが、センサを複数個並べる場合、信号線上に寄生容量が形成されることがある。例えばX線フィルム相当のエリアセンサを1セル200μm×200μmの大きさで縦横2000個×2000個配置し、40cm×40cmの大きさのエリアセンサを作製した場合を考えると、電荷転送するトランジスタのゲートとソースの重なりで容量が形成される。この重なりは画素数に応じるため重なり容量Cgsは、1箇所について約0.05pFであるとしても、1本の信号線には0.05pF×2000個=100pFという容量となる。センサ容量Csは約1pF程度であるため、センサに発生した信号電圧をV1 とすると信号線の出力電圧V0 はV0 =(Cs /(Cs +Cgs×1000))×V1となり、出力電圧は約1/100になってしまう。
即ち大面積のエリアセンサを構成する場合には出力電圧は大幅にダウンすることになる。
また、このような状況下において動画読取りを行なうためには、更に1秒あたり30枚以上の画像読取りを行なうことができる感度と高速動作性が要求される。特にX線診断を含む非破壊検査などでは照射するX線の線量を出来るだけ少なくしたいという要求もあり、信号電荷量を100〜400倍に増加できるような、すなわち、更なる高感度化が要望されている。
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、寄生容量の増大等による出力電圧の低下を抑えることができ、結果としてより高感度、高性能な光電変換装置及び該光電変換装置を有する放射線読取装置を提供することを目的とする。
加えて、本発明はより開口率、すなわち一画素に必要な面積中の受光部領域の割合、が大きく、結果として高感度化、高性能化を達成し得る光電変換装置及び該光電変換装置を有する放射線読取装置を提供することを目的とする。
更に本発明は動画読取り可能な光電変換装置及び該光電変換装置を提供することを目的とする。
加えて本発明はX線などの放射線の照射線量をより一層少なくすることが可能な放射線読取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、光電変換素子と、該光電変換素子に発生した電荷を受けるゲートと該ゲートに蓄積された前記電荷に応じた信号を増幅して読み出すためのソース又はドレインを有して前記電荷に応じた信号を増幅して読み出すために絶縁性支持体上に準備された非単結晶半導体層を有する電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタを選択するための選択スイッチ手段と、前記ゲートをリセットするリセット手段と、を含み、前記絶縁性支持体上に配列された画素と、
前記電界効果トランジスタによって増幅して読み出された信号を出力する読み出し回路と、を少なくとも備えた光電変換装置であって、
前記読み出し回路は、ノイズを含む前記増幅して読み出された信号を蓄積するための第1の蓄積手段と、前記ノイズを蓄積するための第2の蓄積手段と、前記第1の蓄積手段からの第1の出力と前記第2の蓄積手段からの第2の出力との差をとり前記ノイズを取り除いた信号を得るための処理手段と、を含み、
前記ゲートに接続される前記光電変換素子の電極が前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段の上部に配置されることにより、前記光電変換素子は、前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段の上部に配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、放射線を電荷に変換する変換素子と、該変換素子に発生した電荷を受けるゲートと該ゲートに蓄積された前記電荷に応じた信号を増幅して読み出すためのソース又はドレインを有して前記電荷に応じた信号を増幅して読み出すために絶縁性支持体上に準備された非単結晶半導体層を有する電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタを選択するための選択スイッチ手段と、前記ゲートをリセットするリセット手段と、を含み、前記絶縁性支持体上に配列された画素と、
前記電界効果トランジスタによって増幅して読み出された信号を出力する読み出し回路と、を少なくとも備え、放射線に基づく情報を読み取るための放射線読取装置であって、
前記読み出し回路は、ノイズを含む前記増幅して読み出された信号を蓄積するための第1の蓄積手段と、前記ノイズを蓄積するための第2の蓄積手段と、前記第1の蓄積手段からの第1の出力と前記第2の蓄積手段からの第2の出力との差をとり前記ノイズを取り除いた信号を得るための処理手段と、を含み、
前記ゲートに接続される前記変換素子の電極が前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段の上部に配置されることにより、前記変換素子は、前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段の上部に配置されていることを特徴とする。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、光電変換素子に発生した信号電荷を読出用電界効果トランジスタのゲートに送り、この読出用電界効果トランジスタにより増幅して信号を出力することで、光電変換素子を複数並べる場合に伴う寄生容量の増大等による出力電圧の低下を抑えることができる。
また、光電変換素子を、読出用電界効果トランジスタと選択スイッチ手段とリセット手段のうち少なくとも一つの上部に配置することにより、開口率をより大きくすることができる。
また、本発明によればより高感度で高性能な光電変換装置及び該光電変換装置を有する放射線読取装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の実施の形態を説明する。なお本発明の放射線に基づく情報を読み取るための放射線読取装置は、以下に説明するX線読取装置に特に限定されず、α線、β線、γ線等に基づく情報の読取装置にも適用可能である。
(第1の実施例)
図1は本発明の光電変換装置の一例をあらわす概略的回路図である。尚、本例では波長変換体を用いて放射線読取装置として適用した例に基づいて以下、説明を行なう。
図1において、光電変換素子(フォトダイオードなど)21はX線が波長変換されて得られた感光波長域の光の入射光量に応じた電荷を蓄積する。この光電変換素子は2次元状に配置されている。尚、この場合も光電変換素子自体に充分な容量があれば、各画素に付加されている容量300はなくてもよい。光電変換素子21の一端はソースフォロワ入力MOS(Metal Oxide Silicon Transistor)22のゲートに接続し、ソースフォロワ入力MOS22のドレインは垂直選択スイッチMOS23のソースに接続し、またソースは垂直出力線35を経て負荷電流源25へと接続し、垂直選択スイッチMOS(トランジスタ)23のドレインは電源線34を経て電源端子27に接続されており、これらは全体でソースフォロワ回路を構成している。
また、24はリセットスイッチであり、そのソースはソースフォロワ入力MOS22のゲートに接続し、ドレインは電源線34を経て電源端子27に接続されている。
本回路は各画素の光電変換素子に蓄積された電荷に応じてソースフォロワ入力MOS22のゲートに信号電圧が発生し、それをソースフォロワ回路で電流増幅して読み出すものである。
垂直選択スイッチMOS23のゲートは垂直ゲート線29で垂直走査回路32に接続される。リセットスイッチ24のゲートはリセットゲート線28で垂直走査回路32に接続される。また、ソースフォロワ回路の出力信号は、垂直出力線35、水平転送MOSスイッチ26、水平出力線30、出力アンプ31を通して外部に出力される。水平転送MOSスイッチ26のゲートは水平走査回路33にそれぞれ接続されている。
本回路の動作を説明すると、まずリセットスイッチ24により光電変換素子21をリセットする。次に蓄積動作に入る。ソースフォロワ入力MOS22のゲートには蓄積された信号電荷の量に応じて信号電圧が発生する。蓄積時間終了後、垂直走査回路32および水平走査回路33によって選択された画素の信号はソースフォロワ回路によって増幅された後、順次出力アンプ31を通して出力される。
本回路構成は、ソースフォロワの電源線とリセット電源線を共通化しているためコンパクトなレイアウトが可能となる、選択スイッチ23を電源側に配置したことでソースフォロワ入力MOS22のソース端と定電流源の間に選択スイッチ23の抵抗が介在しなくなり線形性のよいソースフォロワ出力が得られる、といった利点を有するものである。
次に、図1の回路の駆動の一例について図2を参照しながら記述する。
図2は、駆動のタイミングの一例を示すタイミング図である。この例ではX線は連続して照射されている。
1 ,D2 ,D3 …DN は各行の駆動を示し、たとえばD1 が1行目に関する各タイミングのみを示している。D1 の中で垂直走査回路32から出るφ11はリセットパルス、φ21は1行全ラインへのドライブパルス、φ31は水平走査回路33から出る読み出しパルスである。これによって出力アンプ31を介してアナログ・デジタル変換回路(A/D)40に送られ、メモリ41に記憶される。
リセットパルスφ11でパルスφRESET1により1行ラインの光電変換素子21の電位がリセットされ、ほぼ(T1 −T2 )の時間、X線照射による光を光電変換素子21で検出し、キャパシタC1 300に電荷を蓄積する。パルスφDRIVE1によりトランジスタ23がonされ、各列のC2 に電位を転送する。その後、各列からφREAD1のパルスにより、順次、出力アンプ31を介してA/Dに出力する。
その後D2 ,D3 …DN まで各行の読み出しを行なう。T1 の時間は例えば1秒間に30フレームの場合は33msec(T1≒1/30sec)となる。光電変換素子が行列に500×500個配置された場合は、D1…D500 までの読み出しが必要となり、T2 ≒T1/500となり、概略T2 ≒66μsec、T3 =T2 /500であり、T3は130nsec程度となる。
これらの時間は1秒間あたりのフレーム数と画素数によってきめられる。上述した駆動例においては連続的にX線が照射されている場合を示したが、X線をパルス的に、間欠に照射した場合を第2の駆動法として図3に示す。
本例では全行のラインの光電変換素子をすべて同時にリセットするため各リセットパルスをφ11…φ1nによりリセットする。その後X線をパルス状に(Tx 時間)照射する。その後は図2で説明された第1の1駆動と同じくφ21,φ31…φ2n,φ3nのパルスにより、電荷を順次読み出す。
本例ではX線のパルスの照射時間Tx を必要とするため、前述の例とT2 ,T3の決め方は少し、異なる。たとえば、上記例と同様の画素数、同じフレーム数とすると、T1≒1/30sec,T2 ≒(T1 −Tx )/500,T3 ≒T2 /500である。
ところで、センサの性能を充分に引き出すためには、蓄積時間中の暗電流の影響や各セルのソース・フォロア(SF)のオフセット電位のバラツキが固定パターンノイズとしてあらわれることが問題となる場合がある。
固定パターンノイズを除去する第1の方法は第1、第2の駆動方法においてX線の照射のない時の各素子の出力データを、あらかじめメモリに記憶し暗電流とSFのオフセット電位による雑音をX線照射時の出力から差し引くことである。これによって、センサ特性を改善することができる。
第2の方法は、第2の駆動法において、X線照射を行なわない一連のシーケンスを行ない、そのX線照射のないときの出力を雑音データ(N)とする。また、均一にX線照射された時の光電変換出力を信号+雑音データ(S+N)として、それらデータの差分をとり((S+N)−N)、信号出力を得ることである。これによって雑音の補正を行なうことができる。
(第2の実施例)
図4は本発明の光電変換装置を放射線読取装置に適用した他の一例の構成を示す模式的断面図である。電気回路的には図1の回路を用いることができる。
図4において、PIN型のフォトダイオードセンサは上部電極をITO710で構成しており、そのITO電極710に負の電位を与える配線が第1Al層712である。下部電極は第2Al層708で構成されており、各薄膜トランジスタ(増幅用、選択スイッチ用、及びリセット用トランジスタ)の上部にも絶縁層(SiN層)707を介して第2Al層708が配置されている。711はSiN等の絶縁膜、709はPIN接合層である。
PIN型フォトダイオードセンサの下部電極である第2Al層708はCr層715と接続されており、Cr層715は増幅用薄膜トランジスタのゲート電極702と接続されている(図においては、Cr層715とゲート電極702との接続は模式的に示している。)。
各薄膜トランジスタ(増幅用、選択スイッチ用、及びリセット用トランジスタ)はガラス基板701上にCrのゲート電極702、絶縁層703、半導体層704、オーミック層705、ソース・ドレイン電極706と積層されて構成されている。なお、コンデンサは後に説明する図5の構成と同様にSiN等の絶縁層を介してCr電極を第2Al層708下に設けることで作成することができる。
なお、PIN型フォトダイオードセンサは可視光に感度があるため、X線などの放射線読取装置として用いる場合は、図4のようにセンサ上部にPI(ポリイミド)SiO2 ,SiN4 等の絶縁層713を介して、X線を可視光に変換する波長変換体としての蛍光体714を配置する。
本実施例の構成については、PIN型フォトダイオードセンサと各薄膜トランジスタ(増幅用及び選択スイッチ用及びリセット用)は、各薄膜トランジスタともアモルファスシリコン又はポリシリコンを用いることができる。
以上説明した本実施例によれば、次の効果を得ることができる。
(1) PIN型フォトダイオードセンサが各薄膜トランジスタ(断面図では増幅用トランジスタのみ図示してあるが、実際は選択スイッチ用及びリセット用トランジスタを含む)の上部にも配置されているため、センサ開口率をほぼ100%近い値にすることが可能になり、よりS/N比を増大させることが可能になる。
(2) PIN型フォトダイオードセンサにより蓄積された信号電荷を、第1実施例で用いた増幅回路(ソースフォロア増幅回路)で信号電荷を増幅することにより、従来例で示したX線フィルム相当のエリアセンサを構成した場合、増幅回路の増幅率に対応してS/Nの向上が可能となる。
以上の(1)、(2)により、従来のエリアセンサに比べて飛躍的なS/N比向上が可能となる(例えば、(1)の構成で約2倍の開口率向上がなされ、(2)の構成により100倍の電荷増幅がなされ、結果として飛躍的なS/N比向上がなされることになる)。
(第3の実施例)
図5は本発明の光電変換装置を放射線読取装置に適用した場合の別の一例の構成を示す模式的断面図である。実施回路は図1を応用して適用することができる。図5において、PbI2 を主体とするX線直接変換型センサは、上部電極を第1Al層813で、下部電極を第2Al層810で構成している。上部電極の第1Al層813とPbI2 811との間にはPI(ポリイミド)等の絶縁層812を配置することにより、上部電極の第1Al層813からPbI2 811へ電荷が注入されることを阻止している。なお、本実施例はX線入射により電子/ホールペアを多数発生する材料、例えばa−Se、PbI2、HgI2 、PbOなど(ここではPbI2を用いている)を上下の電極で挟み、上下の電極間に電界を加えることにより、X線入射により発生した電荷を直接取り出すことが可能となる。図のような絶縁層812は必ずしも必要ではない。図6に示す如く、絶縁層812のないセンサにおいても充分出力電荷を出力として、取り出すことができる。
下部電極の第2Al層810と最下層のCr層808により信号電荷蓄積用コンデンサを構成し、X線入射により発生した信号電荷をこのコンデンサに蓄積する。807はSiN等からなる絶縁膜である。
ここで下部電極の第2Al層810は、第3実施例の図4と同様に、各薄膜トランジスタ(増幅用、選択スイッチ用、及びリセット用)の上部にも絶縁層(SiN層)807を介して配置されている。
蓄積用コンデンサの上部電極である第2Al層810は、最下層のCr層である、増幅用薄膜トランジスタのゲート電極802と接続されている(図5においては、第2Al層810とゲート電極802との接続は模式的に示している。)。
各薄膜トランジスタ(増幅用、選択スイッチ用、及びリセット用トランジスタ)はガラス基板801上にCrのゲート電極802、絶縁層803、半導体層804、オーミック層805、ソース・ドレイン電極806と積層されて構成されている。
本実施例の構成については、各薄膜トランジスタ(増幅用及び選択スイッチ用及びリセット用)は、第3実施例と同様に、アモルファスシリコン又はポリシリコンでもよい。
以上説明した本実施例によれば、次の効果を得ることができる。
(1) X線直接変換型センサが各薄膜トランジスタ(断面図では増幅用トランジスタのみ図示してあるが、実際は選択スイッチ用及びリセット用トランジスタを含む)の上部にも配置されているため、センサ開口率をほぼ100%に近い値にすることが可能になり、より開口率を2倍近く増大させることが可能になる。
(2) PbI2 等を主体とするX線直接変換型センサは、蛍光体がX線を可視光に変換することを必要としないため、入射X線を電気信号電荷に変換後の集収効率が高く、結果的に入射X線から電気信号電荷への変換効率がすぐれている。又、直接変換材料は電荷を有効に電界により収集できるため、厚みを比較的厚くでき、X線収集量も大きくでき量子交換率も高くできる。
(3) PbI2 等を主体とするX線直接変換型センサにより蓄積された信号電荷を、第1実施例で用いた増幅回路(ソースフォロア増幅回路)で信号電荷を増幅することにより、従来型1トランジスタ型に比べて、よりS/Nにおいて有利となる。
(第4の実施例)
図7は第1〜4実施例に適用可能な他の回路の例である。ここに示される回路は信号からSFオフセットなどをリアルタイムに差し引くことができる回路の一例である。
なお、図8は各信号φX,φR,φN,φSのタイミングの一例である。ここで、図7において、(1)はセンサ蓄積端子部をリセット用トランジスタでリセットをかける時に発生するリセットランダムノイズ、(2)はソースフォロワ部に発生するオフセット固定パターンノイズである。X線はX線照射タイミングを示している。但し連続に照射されていてもよい。
上記2つのノイズを取り除くために、図7R>0の回路のようにコンデンサCT1及びCT2を配置し、例えば暗状態時に蓄積した信号をφNのパルスによりコンデンサCT1へ転送し、明状態時に蓄積した信号をφSのパルスによりコンデンサCT2へ転送し、コンデンサCT2及びCT1の両者の信号をパルスφHにより差動増幅器に入力して、減算処理することにより、上記(1)、(2)のノイズを取り除いたセンサ信号を得ることが可能となる。
図9は図7の光電変換装置をマトリクス状に配設して順次走査により信号を出力する光電変換装置を示す回路図である。
図7における1ビット回路部(図9中Sで示す)、即ちセンサ及び増幅回路(増幅用トランジスタ及び選択用トランジスタ及びリセット用トランジスタ)をX方向及びY方向に各々m個及びn個ずつ配置し、各信号線には図7で説明したように、CT2及びCT1のコンデンサが配置してある。
よって、X方向とY方向のシフトレジスタにより、m×n個の信号出力を暗状態と明状態で交互に読み出し、差動増幅器で減算処理することにより、ノイズの低減されたS/Nの高い信号出力を得ることができる。マトリクスに配された各画素の駆動はいずれにしてもX線などの光源の連続または間欠照射で前述のように行なうことができる。
(第5の実施例)
図10は第1〜4実施例に応用する他の回路の例である。
図11は各信号φX,φR1,φR2,φN,φSのタイミングの一例である。
ここで、(1)はリセットパルスφR1によるリセット用トランジスタでリセットをかける時に発生するランダムノイズ、(2)はソースフォロワ部に電荷蓄積する間に発生する1/fランダムノイズ、(3)はソースフォロワ部に発生するオフセット固定パターンノイズである。リセットパルスφR1,φR2ONでセンサセルのリセットを行ない、その後センサの蓄積動作に入る。X線がパルスの場合は、リセットパルスφR2(パルスφR2)のoff後、X線照射が行なわれる。X線は連続照射でもよい。
上記3つのノイズを取り除くために、図10R>3の回路のようにコンデンサCT1及びCT2を配置し、例えば暗状態時に蓄積した信号をφNのパルスによりコンデンサCT1へ転送し、明状態時に蓄積した信号をφSのパルスによりコンデンサCT2へ転送し、コンデンサCT2及びCT1の両者の信号をパルスφHにより差動増幅器に入力して、減算処理することにより、上記(1)、(2)、(3)のノイズを取り除いたセンサ信号を得ることが可能となる。
図12は図10の光電変換装置をマトリクス状に配設して順次走査により信号を出力する光電変換装置を示す概略的回路図である。図12にはCT1,T2のリセットの回路を組み込んである。図9も同様のCT1,T2のリセット回路を組み込むことができる。
図10における1ビット回路部(図12中Sで示す)、即ちセンサ及び増幅回路(増幅用トランジスタ及び選択用トランジスタ及びリセット用トランジスタ)をX方向及びY方向に各々m個及びn個ずつ配置し、各信号線には図19で説明したように、CT2及びCT1のコンデンサが配置してある。
よって、X方向とY方向のシフトレジスタにより、m×n個の信号出力を暗状態と明状態で交互に読み出し、差動増幅器で減算処理することにより、ノイズの低減されたS/Nの高い信号出力を得ることができる。各光電変換素子の駆動はX線連続とパルスにより、図2又は図3を用いて説明したのと同様にできる。
各信号線には、n個の1ビット回路が接続されているため、増幅用トランジスタのソース・ゲートの重なり容量Cgsがn個並列につながる。ここでX線エリアセンサを例にとると、n=500〜2000個以上になる。よって信号線配線容量C2 はC2 =Cgs×(500〜2000)となり、Cgsが大きいとC2 は非常に大きな値となる。
静止画だけの読み出しであれば、C2 が大きいことは、あまり問題とならないが、動画的読み出しを行なう場合は、読み出し速度に大きく、影響する。
絶縁基板上に作成した図4、図5、図6などの場合、受光部(+必要に応じて設けられる容量)、リセットMOS、ソースフォロアを有する光電変換部が絶縁基板上に作成され、他は外部回路で通常作成される。そのため、センサセル中のトランジスタのON抵抗RONとキャパシタンスC2 の積の時定数(RON×C2)が最も問題となる。
図13はアモルファス・シリコンをトランジスタの材料として用いた場合のトランジスタのON抵抗とトランジスタの幅(W)とチャネル長(L)の比のデータの一例を示す。破線はアモルファスシリコンの厚さが3000Å、実線は1000Åの計算値を示している。▲、△、●は測定されたデータ値を示す。
通常W/Lは2〜10程度を使用し、ON抵抗RONは、1〜10メガオーム程度有る。C2 は設計により異なるが10〜50pF程度は通常有るから、RON・C2 は10〜500μsec程の範囲となる。通常読み出しのためにはパルス長(例えば図2のT2 )はRON・C2 の3倍以上必要であるから、上記の場合30〜1500μsec以上となる。図2の説明で行ったように、T2 は例えば、66μsecである。最少領域なら対応できるが、通常の範囲ではスイッチスピードに対応できない場合がある。そこでi層を薄くすると同時にW/Lを10以上にすることによって、速いスイッチイングに対応することができる。
図4、図5、図6などに示される積層型の光電変換装置では、画素又は光電変換素子形成領域の実質的に全面を使ってトランジスタを作成できるため、充分なRONの低減が可能である。
図4、図5、図19の実施例は充分なスイッチ速度がとれ、動画に適した構造とすることができる。
(第6の実施例)
本発明は光電変換素子とスイッチトランジスタを単結晶基板上に形成してもよい。
図14にSi単結晶基板510上に光電変換部1701とMOSトランジスタ1702を有する光電変換装置の模式的断面図を示す。前述した絶縁基板上に光電変換素子やTFTを形成したのと同様に光電変換装置を形成することができる。但し、単結晶では、蛍光体(506)中で完全に吸収されずに通過したX線が単結晶中で吸収されると余剰キャリアが、Si単結晶中で生成されて、蛍光体からの光により生じたX線による信号に対して雑音となる。
そのため、図14で示した如く、基板510とセンサあるいはスイッチ領域は電気的に分離する必要がある(図ではP型とN型によって電気的に分離)。P型の領域(Pウェル)501の厚みは蛍光体506により波長変換された光が充分検出できる厚みにして、概略蛍光体の発光波長の吸収係数の2〜3倍程度以下にするのが望ましい。Pウェル501と基板510は逆バイアスを印加し、電気的に分離される。そうするとPウェル501の厚みだけ(概略2〜3μm以下)のX線吸収だけになり、直接X線吸収による雑音が少なくなり、性能が向上する。
Pウェル(501)の厚みを薄くすることにより、X線吸収が少なくなり、雑音特性は改善される。蛍光体によってもかわるが、蛍光体506としてGd系の材料を使う場合、蛍光体506では30〜50%程度吸収され、残りは蛍光体506で波長変換されずに蛍光体506を通過する。これをすべてSi基板で吸収するとこの吸収に伴って得られる情報は信号か雑音か判別できなくなる。50keV程度のX線でたとえば2μmの厚さのSi単結晶で吸収されるのは、ほぼ1/10000程度となるので上述したような領域の厚さと電気的分離を行なうことで雑音成分の低減をすることできる。
図14に示される光電変換装置においては、垂直選択スイッチ23のしきい値電圧とリセットスイッチ24のしきい値電圧をかえることが望ましい。以下、その理由について説明する。
まず、ソース・フォロアの入力MOSトランジスタ22が下記の条件式をみたしていなければならない。
ds>Vgs−Vth2 (1)
ここで、Vdsはドレイン/ソース間電位差、Vgsはゲート/ソース間電位差、Vth2はしきい値電圧である。
ここで、リセットスイッチ24がオン時のゲート電圧をV2 、垂直選択スイッチ23がオン時のゲート電圧をV3 、ソースフォロワの入力MOSトランジスタ22のドレイン電圧をV1 、リセットスイッチ24のしきい値電圧をVth0 、垂直選択スイッチ23のしきい値電圧をVth1 、ソースフォロワ入力MOSトランジスタ22のしきい値電圧をVth2 とする。
リセットスイッチ24、垂直選択スイッチ23がともに5極管領域(ソース・ドレイン間バイアス(VDS)がピンチオフ電圧以下の領域)で動作している場合を考えた時、まず、リセットの電圧Vsig0は次式であらわされる。
sig0=V2 −Vth0 …(2)
つぎに、垂直選択スイッチ23に流れる電流がソースフォロワ回路に流れる電流に等しいことを考えると、次式が成り立つ。
Ia=K(V3 −V1 −Vth1 2 …(3)
K=1/2×μ×Cox×W/Lμ :移動度Cox:単位面積当たりのゲート酸化膜容量W :ゲート幅L :ゲート長ここでは説明を簡略化するためにグラジュアルチャネル近似の式を用いた。
この式を変形すると、次式が導かれる。

この、(2)式、(4)式を(1)式に代入すると、ソースフォロワ回路が線形動作領域で動作するための条件式は、
となる。リセットスイッチ24と垂直選択スイッチ23がともに5極管領域で動作する例として、従来はゲートの電圧V2 、V3 はともに電源電圧と等しい電圧を使用し、また各スイッチ23、24のしきい値電圧も同じ値のものを使用していたが、その時(5)式は
と変形され、ソースフォロワ回路に流せる電流が各スイッチのしきい値電圧に律速されてしまうことが分かる。
そのため、多画素化等が進みソースフォロワ回路が駆動しなければならない負荷が増加した時には、垂直選択スイッチ23のしきい値電圧とリセットスイッチ24のしきい値電圧を変えて、上式を満たすことができるようにすることがより望ましい。例えば、各トランジスタのしきい値(Vth)を0.5V〜1.0V程度変えることが望ましい。
リセットスイッチ24のしきい値電圧を垂直選択スイッチ23のしきい値電圧に比べて、1V大きくする例を以下に示す。
(ア) リセットスイッチ24のゲートメタルをクロムにし、垂直選択スイッチ23のゲートメタルをアルミニウムで構成する。そうすることにより、リセットスイッチ24のしきい値は約2.5Vとなり、垂直選択スイッチ23のしきい値は約1.5Vとなる。
(イ) 垂直選択スイッチ23及びリセットスイッチ24のゲートメタルをアルミニウムで構成した場合、リセットスイッチ24のゲートメタルの電位V2に全ビット共通で+20Vを印加し、更に垂直選択スイッチ23のゲートメタルの電位V3をGNDにして、常温において約3時間駆動することにより、リセットスイッチ24のしきい値は約2.5Vとなり、垂直選択スイッチ23のしきい値は約1.5Vのままとなる。
次に単結晶基板に、光電変換素子、この光電変換素子の出力側とゲートが接続される電界効果型トランジスタ(MOSトランジスタ)、垂直選択スイッチ、およびリセットスイッチを形成する場合に、垂直選択スイッチのしきい値電圧とリセットスイッチのしきい値電圧を変える方法について説明する。
図15はしきい値電圧を変える方法の一例を示す断面図である。同図において、501は半導体基板であり、ここではP型半導体の例を示している。502は半導体基板501の上にゲート酸化膜を介して形成されたゲート電極であり、たとえばポリシリコンやポリサイドなどで形成される。503は半導体基板501中にイオン注入などにより形成された半導体基板501とは反対導電型のソース領域、およびドレイン領域であり、以上により電界効果トランジスタが構成される。また、耐久性を向上させるため通常各素子の上部をSiN等のパッシベーション膜505で覆い、その上に蛍光体層506を形成する。入射したX線は蛍光体層506で、光電変換素子で光電変換可能な波長帯域の光(代表的には可視光)に変換される。
ここで、所望のトランジスタのみにチャネル領域にチャネルドープ層504を形成することで、それ以外のトランジスタとしきい値電圧を容易に異ならせることができる。たとえば、図15の例で504としてN型のイオン種をドープすればドープしないものに比べしきい値電圧を下げることができ、逆にP型のイオン種をドープすればしきい値電圧をあげることができる。その変化量は、チャネルドープ層504の濃度を制御することで、精度良く決めることができる。
ここではN型の電界効果トランジスタを例にとって説明したがもちろんこれに限るものではなく、P型の電界効果トランジスタにおいても同様な効果が得られることはいうまでもない。また、本実施例では、一方のトランジスタのチャネルドープ層を制御する例について説明したが、これに限るものではなく、複数種類のチャネルドープ層を混在させて、おのおの最適な条件に設定し使用してもよい。
なお、上述した説明では電界効果トランジスタに流れる電流の式としてグラジュアルチャネル近似の(3)式を用いたが、このような理想的なトランジスタの場合に限らず、たとえば微細化が進み上式から若干ずれが生じても、効果が変わるものではない。(1)式を満たすように電界効果トランジスタのオン抵抗を制御することが本質であり、そのために垂直選択スイッチのしきい値電圧とリセットスイッチのしきい値電圧を変えることはきわめて有効な手段である。
しきい値電圧を変える別な方法として図16R>9に示したような構造がある。同図において、601は所望のトランジスタ領域のみに設けられたウエル領域である。その他の構成は図15に示したものと同じである。図16のように構成することによっても、所望のトランジスタのしきい値電圧を容易に制御することができる。また、図16ではP型基板中にP型のウエル領域を形成した場合を例にとって説明したが、これに限るものではなく、N型の基板中に、複数の濃度の異なるP型ウエルを設け、それぞれの濃度を制御して所望のしきい値電圧を決めてもよい。また、N型電界効果トランジスタを例にとり説明したがこれに限るものではなく、P型電界効果トランジスタにおいても同様な効果が得られることはいうまでもない。
単結晶基板上に図5及び図6に示される直接型の光電変換素子を形成することも同様に有効である。そのときは図14と同様に基板とトランジスタは電気的に分離できる様にするとよい。又前述した回路及び動作を直接型X線センサに適用できるのはもちろんである。
単結晶基板をセンサ基板として用いるときは基板中で吸収される透過X線の吸収を少なくすることはすでに述べたが、Pウェルなどの領域を薄く設定するだけでなく上部に遮へい層を用いてもよい。
たとえば、MOSトランジスタのゲートをポリシリコンでなく、重金属メタルで作成する。具体的には図14の電極502を重金属(Pt,W,Mo,Pdなど)で作成する。MOSトランジスタの場合はメタルを2〜3層構造にし、下部をポリシリコン、上部を重金属シリサイド、あるいは重金属にすることは好ましい。
また、図17の如く、光検出部以外の部分に蛍光体と基板の間にX線遮へい層600を導入しても良い。
図18と図19に遮へい材として用いることができるプラチナPtとタングステンWのX線吸収特性を示す。例えばPtで10μmの厚みで遮へい層として使用すると50keV,10keVのX線に対して13%,91%のX線遮へい効果が得られる。特に低エネルギーに対して非常に効果を発揮する。
直接型の図5、図6に示される構成を単結晶基板へ適用した場合は、第2Al層810をAl(アルミニウム)の代わりに遮へい層として重金属(例、Pt,W,Mo,Pdなど)を使うことができる。
画素を複数マトリクス状に配置した場合の一例を示す概略的回路構成図である。 放射線読取装置に光電変換装置を適用した場合の駆動の一例を説明するためのタイミングチャートである。 放射線読取装置に光電変換装置を適用した場合の駆動の一例を説明するためのタイミングチャートである。 放射線読取装置の一例を説明するための模式的断面構成図である。 放射線読取装置の一例を説明するための模式的断面構成図である。 放射線読取装置の一例を説明するための模式的断面構成図である。 光電変換装置の光電変換部の1画素部分を説明するための概略的回路図である。 放射線読取装置に光電変換装置を適用した場合の駆動の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図7の画素をマトリクス状に配した場合の回路構成の一例を示す概略的回路図である。 光電変換装置の光電変換部の1画素部分を説明するための概略的回路図である。 放射線読取装置に光電変換装置を適用した場合の駆動の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図10の画素をマトリクス状に配した場合の回路構成の一例を示す概略的回路図である。 トランジスタのON抵抗とトランジスタのチャネル幅(W)とチャネル長(L)の関係の一例を示すグラフである。 放射線読取装置の一画素部分の一例を示す模式的断面図である。 放射線読取装置の一画素部分の一例を示す模式的断面図である。 放射線読取装置の一画素部分の一例を示す模式的断面図である。 放射線読取装置の一画素部分の一例を示す模式的断面図である。 遮へい材のX線吸収特性の一例を示す図である。 遮へい材のX線吸収特性の一例を示す図である。
符号の説明
21 光電変換素子
22 MOSトランジスタ
23 MOSトランジスタ
24 MOSトランジスタ
25 電流源
26 MOSトランジスタ
27 電圧源と接続される端子
28 リセットゲート線
29 垂直ゲート線
41 電圧源
42 信号V2を出力する信号源
43 信号V3を出力する信号源
300 容量

Claims (10)

  1. 光電変換素子と、該光電変換素子に発生した電荷を受けるゲートと該ゲートに蓄積された前記電荷に応じた信号を増幅して読み出すためのソース又はドレインを有して前記電荷に応じた信号を増幅して読み出すために絶縁性支持体上に準備された非単結晶半導体層を有する電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタを選択するための選択スイッチ手段と、前記ゲートをリセットするリセット手段と、を含み、前記絶縁性支持体上に配列された画素と、
    前記電界効果トランジスタによって増幅して読み出された信号を出力する読み出し回路と、を少なくとも備えた光電変換装置であって、
    前記読み出し回路は、ノイズを含む前記増幅して読み出された信号を蓄積するための第1の蓄積手段と、前記ノイズを蓄積するための第2の蓄積手段と、前記第1の蓄積手段からの第1の出力と前記第2の蓄積手段からの第2の出力との差をとり前記ノイズを取り除いた信号を得るための処理手段と、を含み、
    前記ゲートに接続される前記光電変換素子の電極が前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段の上部に配置されることにより、前記光電変換素子は、前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段の上部に配置されていることを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記処理手段は、前記第1及び第2の出力を入力して減算処理する差動増幅器を有し、前記第1及び第2の出力は共通の制御信号により前記差動増幅器に入力されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段は、薄膜トランジスタからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
  4. 前記リセット手段は、前記ゲートとリセットするための電源とを接続するための第1のスイッチと、前記ゲートと前記光電変換素子とを接続するための第2のスイッチと、を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  5. 前記薄膜トランジスタはアモルファスシリコン又はポリシリコンを用いて構成されている請求項3に記載の光電変換装置。
  6. 放射線を電荷に変換する変換素子と、該変換素子に発生した電荷を受けるゲートと該ゲートに蓄積された前記電荷に応じた信号を増幅して読み出すためのソース又はドレインを有して前記電荷に応じた信号を増幅して読み出すために絶縁性支持体上に準備された非単結晶半導体層を有する電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタを選択するための選択スイッチ手段と、前記ゲートをリセットするリセット手段と、を含み、前記絶縁性支持体上に配列された画素と、
    前記電界効果トランジスタによって増幅して読み出された信号を出力する読み出し回路と、を少なくとも備え、放射線に基づく情報を読み取るための放射線読取装置であって、
    前記読み出し回路は、ノイズを含む前記増幅して読み出された信号を蓄積するための第1の蓄積手段と、前記ノイズを蓄積するための第2の蓄積手段と、前記第1の蓄積手段からの第1の出力と前記第2の蓄積手段からの第2の出力との差をとり前記ノイズを取り除いた信号を得るための処理手段と、を含み、
    前記ゲートに接続される前記変換素子の電極が前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段の上部に配置されることにより、前記変換素子は、前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段の上部に配置されていることを特徴とする放射線読取装置。
  7. 前記変換素子は、光電変換素子と、該光電変換素子上に設けられ前記放射線を吸収して前記光電変換素子が検知可能な波長帯域の光を放出する波長変換体と、を有し、
    前記処理手段は、第1及び第2の出力を入力して減算処理する差動増幅器を有し、前記第1及び第2の出力は共通の制御信号により前記差動増幅器に入力されることを特徴とする請求項6に記載の放射線読取装置。
  8. 前記電界効果トランジスタ、前記選択スイッチ手段、及び前記リセット手段は、薄膜トランジスタからなることを特徴とする請求項6又は7に記載の放射線読取装置。
  9. 前記リセット手段は、前記ゲートとリセットするための電源とを接続するための第1のスイッチと、前記ゲートと前記光電変換素子とを接続するための第2のスイッチと、を含むことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の放射線読取装置。
  10. 前記薄膜トランジスタはアモルファスシリコン又はポリシリコンを用いて構成されている請求項8に記載の放射線読取装置。
JP2005327741A 1998-02-20 2005-11-11 光電変換装置、放射線読取装置及び光電変換装置の駆動方法 Expired - Fee Related JP4343893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005327741A JP4343893B2 (ja) 1998-02-20 2005-11-11 光電変換装置、放射線読取装置及び光電変換装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3887298 1998-02-20
JP2005327741A JP4343893B2 (ja) 1998-02-20 2005-11-11 光電変換装置、放射線読取装置及び光電変換装置の駆動方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11034470A Division JPH11307756A (ja) 1998-02-20 1999-02-12 光電変換装置および放射線読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006148901A JP2006148901A (ja) 2006-06-08
JP4343893B2 true JP4343893B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=36627994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005327741A Expired - Fee Related JP4343893B2 (ja) 1998-02-20 2005-11-11 光電変換装置、放射線読取装置及び光電変換装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4343893B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4793281B2 (ja) 2007-02-21 2011-10-12 ソニー株式会社 撮像装置および表示装置
JP5673558B2 (ja) * 2010-01-14 2015-02-18 コニカミノルタ株式会社 放射線画像撮影装置
JP5616105B2 (ja) 2010-04-14 2014-10-29 浜松ホトニクス株式会社 固体撮像装置
JP5616106B2 (ja) 2010-04-14 2014-10-29 浜松ホトニクス株式会社 固体撮像装置
JP5766062B2 (ja) 2011-08-05 2015-08-19 キヤノン株式会社 軟x線検出装置、及び軟x線検出システム
JP2014192320A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Sony Corp 撮像装置および撮像表示システム
US9881954B2 (en) 2014-06-11 2018-01-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Imaging device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006148901A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7005647B2 (en) Photoelectric converter and radiation reader
JP4307230B2 (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像方法
US7923696B2 (en) Photoelectric converting apparatus
US7109492B2 (en) Radiographic apparatus
US7872218B2 (en) Radiation image pickup apparatus and its control method
US7541617B2 (en) Radiation image pickup device
US8424764B2 (en) Photoelectric conversion device, method for driving photoelectric conversion device, radiation imaging device, and method for driving radiation imaging device
JP5439984B2 (ja) 光電変換装置および放射線撮像装置
JP5482286B2 (ja) 放射線撮像装置およびその駆動方法
JP4343893B2 (ja) 光電変換装置、放射線読取装置及び光電変換装置の駆動方法
JP3624165B2 (ja) 電磁波検出装置
JP4949964B2 (ja) 放射線画像検出器
JP2000046646A (ja) 光電変換装置及びその駆動方法及びx線撮像装置
US20140097348A1 (en) Detecting apparatus and detecting system apparatus and detecting system
JP3560298B2 (ja) 光電変換装置とその駆動方法及びそれを有するシステム
US20120205549A1 (en) Detector unit for detecting electromagnetic radiation
JP4217444B2 (ja) 放射線検出装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090407

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees