JP4343026B2 - ネットワーク中継装置の二重化方式 - Google Patents

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この発明は、レイヤ2スイッチ(以降「L2SW」と記す)などのネットワーク中継装置を二重化する方式に関するものである。
非特許文献1では、高速インタフェースを利用せずに帯域を増加するトラッキング技術として、サーバーとLANスイッチの間や2台のLANスイッチ間などを接続する複数の物理リンクを束ねて1つの倫理リンクとするリンクアグリゲーション(Link aggregation)技術が標準化されている。このリンクアグリゲーションによれば、論理リンクの中の1つの物理リンクに障害が発生しても通信を維持することができる。以下、図4を参照してこのリンクアグリゲーションによるプロテクションについて説明する。なお、このリンクアグリゲーションで用いられるプロトコルは、LACP(Link Aggregation Control Protocol)である。
図4は、L2SWによるリンクアグリゲーションの一般的な構成例を示すブロック図である。図4において、L2SW30、L2SW31およびL2SW32は、それぞれネットワーク中継装置であり、互いに複数の回線で接続されている。図4では、L2SW30に対し、一方の方路で対向するL2SW31との間は、複数の回線33−1〜33−N(図示例ではN=2)で接続され、また、他方の方路で対向するL2SW32と間は、複数の回線34−1〜34−N(図示例ではN=1)で接続されている。
着目するL2SW30は、回線の終端処理を行うべく回線毎に設けられるIF処理部35−1〜35−N(図示例ではN=3)と、一方の方路側に配置される複数のIF処理部(図4ではIF処理部35−1,35−2が示されている)と他方の方路側に配置される複数のIF処理部(図4ではIF処理部35−3が示されている)との間を接続して方路の切り替えを行うスイッチ部(SW)36と、各部を監視制御する監視処理部(CONT)37とを備え、それらはバス38を介して接続されている。
IF処理部35−1〜35−3は、それぞれ、回線のリンク状態を監視するリンク状態監視部39−1〜39−3と、リンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号を処理するリンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)40−1〜40−3とを備えている。
以上の構成において、L2SW30では、監視制御部37は、L2SW31との間を接続する回線33−1〜33−2を終端するIF部35−1〜35−2におけるリンク状態監視部39−1〜39−2とリンクアグリゲーション処理部40−1〜40−2とによって処理されるリンクアグリゲーションの情報をバス38を介して収集し、それに基づきL2SW31との間を接続する回線33−1〜33−2を冗長化する制御を行う。そして、監視制御部37は、冗長化された回線33−1〜33−2のどちらかに障害が起こった場合は、上記のようにバス38を介して収集したリンクアグリゲーションの情報に基づき健全回線を選択して通信を維持するプロテクションを当該L2SW30内で実施する。
IEEE802.3ad
ここで、信頼性を高めるためにネットワーク中継装置を二重化する場合、二重化するネットワーク中継装置の各々に接続される回線をリンクアグリゲーションによって冗長化するとともに、双方の装置が協調してリンクアグリゲーションによるプロテクションを実施する必要があるので、上述のように動作するネットワーク中継装置の2台を単に並置したのみでは、二重化するネットワーク中継装置間でリンクアグリゲーションによるプロテクションが実現できない。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、二重化したネットワーク中継装置間でリンクアグリゲーションによるプロテクションを実現し、高信頼なネットワークの実現を可能にするネットワーク中継装置の二重化方式を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明にかかるネットワーク中継装置の二重化方式は、回線のリンク状態を監視するリンク状態監視手段とリンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号を処理するリンクアグリゲーション処理手段とを有するIF処理手段であって、一方の方路における回線を終端する第1のIF処理手段、および、他方の方路における回線を終端する第2のIF処理手段と、前記第1および第2のIF処理手段の間を接続し方路の切り替えを行うスイッチ手段と、装置内の監視制御を行うとともに、前記IF処理手段における前記リンク状態監視手段および前記リンクアグリゲーション処理手段にて処理されるリンクアグリゲーションの情報に基づき回線を冗長化する制御を行う監視制御手段とを備えるネットワーク中継装置の2台で構成され、前記2台のネットワーク中継装置は、互いの前記監視制御手段間が通信回線を介して接続され、前記各監視制御手段は、それぞれの装置での前記第1のIF処理手段における前記リンク状態監視手段および前記リンクアグリゲーション処理手段にて処理されるリンクアグリゲーションの情報を前記通信回線を介して交換し互いに双方のリンクアグリゲーション処理を協調して行うとともに、前記第2のIF処理手段における前記リンク状態監視手段および前記リンクアグリゲーション処理手段にて処理されるリンクアグリゲーションの情報をも協調して制御する構成を備えることを特徴とする。
この発明によれば、2台のネットワーク中継装置それぞれにおいてリンクアグリゲーションによる回線冗長化処理を行う監視制御手段が、それぞれの装置において収集したリンクアグリゲーションの情報を互いに協調して制御することができるので、二重化したネットワーク中継装置間でリンクアグリゲーションによるプロテクションが実現でき、高信頼なネットワークの実現を可能にする。
この発明によれば、二重化したネットワーク中継装置間でリンクアグリゲーションによるプロテクションが実現できるので、高信頼なネットワークの実現を可能にするという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかるネットワーク中継装置の二重化方式の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置の二重化方式の構成を示すブロック図である。なお、ここでは、ネットワーク中継装置としてL2SWを例に挙げて説明する。この点は、以下の各実施の形態においても同様である。
図1において、L2SW3とL2SW4との間には、二重化されたL2SW1−1,1−2が並列に配置されている。L2SW1−1に対し、一方の方路で対向するL2SW3との間は、複数の回線(図1では回線5の1回線のみが示されている)で接続され、また、他方の方路で対向するL2SW4と間は、複数の回線(図1では回線7の1回線のみが示されている)で接続されている。
L2SW1−2に対し、一方の方路で対向するL2SW3との間は、複数の回線(図1では回線6の1回線のみが示されている)で接続され、また、他方の方路で対向するL2SW4と間は、複数の回線(図1では回線8の1回線のみが示されている)で接続されている。そして、二重化されたL2SW1−1,1−2の間は、回線9を介して接続されている。
L2SW1−1は、L2SW3との間を接続する複数の回線(図1では回線5の1回線のみが示されている)の終端処理を行うべく回線毎に設けられる複数のIF処理部(図1ではIF処理部10−1aの1つのみが示されている)と、L2SW4との間を接続する複数の回線(図1では回線7の1回線のみが示されている)の終端処理を行うべく回線毎に設けられる複数のIF処理部(図1ではIF処理部10−2aの1つのみが示されている)と、一方の方路側に配置される複数のIF処理部(図1ではIF処理部10−1aの1つのみが示されている)と他方の方路側に配置される複数のIF処理部(図1ではIF処理部10−2aの1つのみが示されている)との間を接続して方路の切り替えを行うスイッチ部(SW)11aと、各部を監視制御する監視処理部(CONT)12とを備え、それらはバス13を介して接続されている。
L2SW1−1において一方の方路側に配置される複数のIF処理部(図1ではIF処理部10−1aの1つのみが示されている)は、L2SW3との間を接続する複数の回線(図1では回線5の1回線のみが示されている)における対応する回線のリンク状態を監視するリンク状態監視部14−1と、その対応する回線5におけるリンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号を処理するリンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)15−1aとを備えている。
また、L2SW1−1において他方の方路側に配置される複数のIF処理部(図1ではIF処理部10−2aの1つのみが示されている)は、L2SW4との間を接続する複数の回線(図1では回線7の1回線のみが示されている)における対応する回線のリンク状態を監視するリンク状態監視部14−2と、その対応する回線7におけるリンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号を処理するリンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)15−2aとを備えている。
L2SW1−2は、複数の回線(図1では回線6の1回線のみが示されている)の終端処理を行うべく回線毎に設けられる複数のIF処理部(図1ではIF処理部20−1aの1つのみが示されている)と、複数の回線(図1では回線8の1回線のみが示されている)の終端処理を行うべく回線毎に設けられる複数のIF処理部(図1ではIF処理部20−2aの1つのみが示されている)と、複数のIF処理部(図1ではIF処理部20−1aの1つのみが示されている)と複数のIF処理部(図1ではIF処理部20−2aの1つのみが示されている)との間を接続し方路の切り替えを行うスイッチ部(SW)21aと、各部を監視制御する監視処理部(CONT)22とを備え、それらはバス23を介して接続されている。
L2SW1−2において一方の方路側に配置される複数のIF処理部(図1ではIF処理部20−1aの1つのみが示されている)は、L2SW3との間を接続する複数の回線(図1では回線6の1回線のみが示されている)における対応する回線のリンク状態を監視するリンク状態監視部24−1と、その対応する回線6におけるリンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号を処理するリンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)25−1aとを備えている。
また、L2SW1−2において他方の方路側に配置される複数のIF処理部(図1ではIF処理部20−2aの1つのみが示されている)は、L2SW4との間を接続する複数の回線(図1では回線8の1回線のみが示されている)における対応する回線のリンク状態を監視するリンク状態監視部24−2と、その対応する回線8におけるリンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号を処理するリンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)25−2aとを備えている。
そして、L2SW1−1の監視処理部(CONT)12とL2SW1−2の監視処理部(CONT)22との間が上記した回線9を介して接続されている。
以上の構成において、回線9によって二重化されたL2SW1−1,L2SW1−2をL2SW3とL2SW4との間に配置する場合、L2SW1−1とL2SW3との間を回線5によって接続し、L2SW1−2とL2SW3との間を回線6によって接続することで、二重化されたL2SW1−1,L2SW1−2とL2SW3との間を冗長化する。
また、L2SW1−1とL2SW4との間を回線7によって接続し、L2SW1−2とL2SW4との間を回線8によって接続することで、二重化されたL2SW1−1,L2SW1−2とL2SW4との間を冗長化する。
L2SW1−1では、監視制御部12が、L2SW3との間を接続する回線5を終端するIF部10−1aにおけるリンク状態監視部14−1およびリンクアグリゲーション処理部15−1aによって処理されるリンクアグリゲーションの情報をバス13を介して収集し、それに基づきL2SW1−1とL2SW3との間を接続する回線5をリンクアグリゲーションによって冗長化する制御を行う。
また、L2SW1−2では、監視制御部22が、L2SW3との間を接続する回線6を終端するIF部20−1aにおけるリンク状態監視部24−1およびリンクアグリゲーション処理部25−1aによって処理されるリンクアグリゲーションの情報をバス23を介して収集し、それに基づきL2SW1−2とL2SW3との間を接続する回線6をリンクアグリゲーションによって冗長化する制御を行う。
そして、L2SW1−1の監視制御部12とL2SW1−2の監視制御部22は、それぞれの装置で収集制御するリンクアグリゲーションの情報を回線バス9を介して交換し、協調して回線5と回線6とを1つに束ねるリンクアグリゲーションの処理を実施する。
また、二重化されたL2SW1−1,L2SW1−2では、L2SW1−1の監視制御部12とL2SW1−2の監視制御部22が、L2SW4との間を接続する回線7,8を終端するIF部10−2a,20−2aにおけるリンク状態監視部14−2,24−2およびリンクアグリゲーション処理部15−2a,25−2aによって処理されるリンクアグリゲーションの情報をバス23を介して収集し、それぞれの回線におけるリンクアグリゲーションの情報を制御するとともに、その収集したリンクアグリゲーションの情報を上記のように冗長化されている回線5,6についてのリンクアグリゲーションの情報と共に回線9を介して交換し、協調して回線7と回線8とを1つに束ねるリンクアグリゲーションの処理を実施する。
その結果、リンクアグリゲーションによって冗長化された回線5,6において、例えば回線5に障害が起こった場合、回線6を有効にするとともに、障害が起こった回線5に接続されているL2SW1−1とL2SW4との間を接続している回線7を無効にし、L2SW1−2とL2SW4との間を接続している回線8を有効にするような、二重化されたL2SW1−1とL2SW1−2との間で協調したリンクアグリゲーションによるプロテクションが行われる。
このように、実施の形態1によれば、2台のL2SWを用いて二重化構成とした場合においても、回線障害時において二重化された装置間でリンクアグリゲーションによるプロテクションが実現できるので、高信頼なネットワークを簡単に構築することができるようになる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2によるネットワーク中継装置の二重化方式の構成を示すブロック図である。なお、図2では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
すなわち、実施の形態2では、図2に示すように、図1(実施の形態1)に示した構成において、L2SW3とL2SW4との間には、二重化されたL2SW1−1,1−2に代えて、二重化されたL2SW1−3,1−4が並列に配置されている。
L2SW1−3では、図1(実施の形態1)に示したL2SW1−1において、IF処理部10−1a,10−2aに代えてIF処理部10−1b,10−2bが設けられ、スイッチ(SW)11aに代えてスイッチ(SW)11bが設けられている。IF処理部10−1b,10−2bには、回路の故障を監視する故障監視部16−1,16−2が追加され、またスイッチ(SW)11bにも同様に回路の故障を監視する故障監視部17が追加されている。
L2SW1−4では、図1(実施の形態1)に示したL2SW1−2において、IF処理部20−1a,20−2aに代えてIF処理部20−1b,20−2bが設けられ、スイッチ(SW)21aに代えてスイッチ(SW)21bが設けられている。IF処理部20−1b,20−2bには、回路の故障を監視する故障監視部26−1,26−2が追加され、またスイッチ(SW)21bにも同様に回路の故障を監視する故障監視部27が追加されている。
以上の構成において、回線9によって二重化されたL2SW1−3,L2SW1−4をL2SW3とL2SW4との間に配置する場合、L2SW1−3とL2SW3との間を回線5によって接続し、L2SW1−4とL2SW3との間を回線6によって接続することで、二重化されたL2SW1−3,L2SW1−4とL2SW3との間を冗長化する。
また、L2SW1−3とL2SW4との間を回線7によって接続し、L2SW1−4とL2SW4との間を回線8によって接続することで、二重化されたL2SW1−3,L2SW1−4とL2SW4との間を冗長化する。
L2SW1−3では、監視制御部12が、L2SW3との間を接続する回線5を終端するIF部10−1bにおけるリンク状態監視部14−1およびリンクアグリゲーション処理部15−1aによって処理されるリンクアグリゲーションの情報をバス13を介して収集する。
同時に、監視制御部12は、IF処理部10−1b,10−2bにおける故障監視部16−1,16−2およびスイッチ部(SW)11bにおける故障監視部17にて監視された回路の故障情報をバス13を介して収集し、その故障情報を上記のように収集したリンクアグリゲーションの情報に加味して当該L2SW1−3とL2SW3との間を接続する回線5をリンクアグリゲーションによって冗長化する制御を行う。
また、L2SW1−4では、監視制御部22が、L2SW3との間を接続する回線6を終端するIF部20−1bにおけるリンク状態監視部24−1およびリンクアグリゲーション処理部25−1aによって処理されるリンクアグリゲーションの情報をバス23を介して収集する。
同時に、監視制御部22は、IF処理部20−1b,20−2bにおける故障監視部26−1,26−2およびスイッチ部(SW)21bにおける故障監視部17にて監視された回路の故障情報をバス23を収集し、その故障情報を上記のように収集したリンクアグリゲーションの情報に加味して当該L2SW1−4とL2SW3との間を接続する回線6をリンクアグリゲーションによって冗長化する制御を行う。
そして、L2SW1−3の監視制御部12とL2SW1−4の監視制御部22は、それぞれの装置で収集制御するリンクアグリゲーションの情報を回線バス9を介して交換し、協調して回線5と回線6とを1つに束ねるリンクアグリゲーションの処理を実施する。
また、二重化されたL2SW1−3,L2SW1−4では、L2SW1−3の監視制御部12とL2SW1−4の監視制御部22が、L2SW4との間を接続する回線7,8を終端するIF部10−2b,20−2bにおけるリンク状態監視部14−2,24−2およびリンクアグリゲーション処理部15−2a,25−2aによって処理されるリンクアグリゲーションの情報(故障情報が加味されている)をバス23を介して収集し、それぞれの回線におけるリンクアグリゲーションを制御するとともに、その収集したリンクアグリゲーションの情報を冗長化されている回線5,6についてのリンクアグリゲーションの情報と共に回線バス9を介して交換し協調して回線7と回線8とを1つに束ねるリンクアグリゲーションの処理を実施する。
その結果、リンクアグリゲーションによって冗長化された回線5,6において、例えば回線5に障害が起こった場合、或いはIF処理部10−1b,IF処理部10−2b,スイッチ(SW)11bの何れかに障害が起こった場合、回線6を有効にするとともに、回線5に接続されているL2SW1−3とL2SW4との間を接続している回線7を無効にし、L2SW1−4とL2SW4との間を接続している回線8を有効にするような、二重化されたL2SW1−3とL2SW1−4との間で協調したリンクアグリゲーションによるプロテクションが行われる。
このように、実施の形態2によれば、2台のL2SWを用いて二重化構成とした場合においても、回線障害時や装置故障時において二重化された装置間でリンクアグリゲーションによるプロテクションが実現できるので、高信頼なネットワークを簡単に構築することができるようになる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3によるネットワーク中継装置の二重化方式の構成を示すブロック図である。なお、図3では、図2(実施の形態2)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
すなわち、実施の形態3では、図3に示すように、図2(実施の形態2)に示した構成において、L2SW3とL2SW4との間には、二重化されたL2SW1−3,1−4に代えて、二重化されたL2SW1−5,1−6が並列に配置されている。
L2SW1−5では、図2(実施の形態2)に示したL2SW1−3において、IF処理部10−1b,10−2bに代えてIF処理部10−1c,10−2cが設けられている。
IF処理部10−1c,10−2cでは、図2(実施の形態2)に示したIF処理部10−1b,10−2bにおいて、リンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)15−1a,15−2aに代えてリンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)15−1b,15−2bが設けられている。
リンクアグリゲーション処理部15−1b,15−2bは、リンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号の全部を終端するのではなく、LACP信号の一部はそのまま通過させるスルー処理を行うようになっている。
L2SW1−6では、図2(実施の形態2)に示したL2SW1−4において、IF処理部20−1b,20−2bに代えてIF処理部20−1c,20−2cが設けられている。
IF処理部20−1c,20−2cでは、図2(実施の形態2)に示したIF処理部20−1b,20−2bにおいて、リンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)25−1a,25−2aに代えてリンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)25−1b,25−2bが設けられている。
リンクアグリゲーション処理部25−1b,25−2bは、リンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号の全部を終端するのではなく、LACP信号の一部はそのまま通過させるスルー処理を行うようになっている。
以上の構成において、回線9によって二重化されたL2SW1−5,L2SW1−6をL2SW3とL2SW4との間に配置する場合、L2SW1−5とL2SW3との間を回線5によって接続し、L2SW1−6とL2SW3との間を回線6によって接続することで、二重化されたL2SW1−5,L2SW1−6とL2SW3との間を冗長化する。
また、L2SW1−5とL2SW4との間を回線7によって接続し、L2SW1−6とL2SW4との間を回線8によって接続することで、二重化されたL2SW1−5,L2SW1−6とL2SW4との間を冗長化する。
L2SW1−5では、監視制御部12が、L2SW3との間を接続する回線5を終端するIF部10−1cにおけるリンク状態監視部14−1およびリンクアグリゲーション処理部15−1bによって処理されるリンクアグリゲーションの情報をバス13を介して収集する。
同時に、監視制御部12は、IF処理部10−1c,10−2cにおける故障監視部16−1,16−2およびスイッチ部(SW)11bにおける故障監視部17にて監視された回路の故障情報をバス13を介して収集し、その故障情報を上記のように収集したリンクアグリゲーションの情報に加味して当該L2SW1−5とL2SW3との間を接続する回線5をリンクアグリゲーションによって冗長化する制御を行う。
また、L2SW1−6では、監視制御部22が、L2SW3との間を接続する回線6を終端するIF部20−1cにおけるリンク状態監視部24−1およびリンクアグリゲーション処理部25−1bによって処理されるリンクアグリゲーションの情報をバス23を介して収集する。
同時に、監視制御部22は、IF処理部20−1c,20−2cにおける故障監視部26−1,26−2およびスイッチ部(SW)21bにおける故障監視部17にて監視された回路の故障情報をバス23を収集し、その故障情報を上記のように収集したリンクアグリゲーションの情報に加味して当該L2SW1−6とL2SW3との間を接続する回線6をリンクアグリゲーションによって冗長化する制御を行う。
そして、L2SW1−4の監視制御部12とL2SW1−6の監視制御部22は、それぞれの装置で収集制御するリンクアグリゲーションの情報を回線バス9を介して交換し、協調して回線5と回線6とを1つに束ねるリンクアグリゲーションの処理を実施する。
また、二重化されたL2SW1−5,L2SW1−6では、L2SW1−5の監視制御部12とL2SW1−6の監視制御部22が、L2SW4との間を接続する回線7,8を終端するIF部10−2c,20−2cにおけるリンク状態監視部14−2,24−2およびリンクアグリゲーション処理部15−2b,25−2bによって処理されるリンクアグリゲーションの情報(故障情報が加味されている)をバス23を介して収集し、それぞれの回線におけるリンクアグリゲーションを制御するとともに、その収集したリンクアグリゲーションの情報を冗長化されている回線5,6についてのリンクアグリゲーションの情報と共に回線バス9を介して交換し協調して回線7と回線8とを1つに束ねるリンクアグリゲーションの処理を実施する。
このとき、IF部10−1c,10−2cにおけるリンクアグリゲーション処理部15−1b,15−2b、および、IF部20−1c,20−2cにおけるリンクアグリゲーション処理部25−1b,25−2bは、それぞれ、リンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号の一部はそのまま通過させるスルー処理を行う。
その結果、リンクアグリゲーションによって冗長化された回線5,6において、例えば回線5に障害が起こった場合、或いはIF処理部10−1c,IF処理部10−2c,スイッチ(SW)11bの何れかに障害が起こった場合、回線6を有効にするとともに、回線5に接続されているL2SW1−5とL2SW4との間を接続している回線7を無効にし、L2SW1−6とL2SW4との間を接続している回線8を有効にするような、二重化されたL2SW1−4とL2SW1−6との間で協調したリンクアグリゲーションによるプロテクションが行われる。
このように、実施の形態3によれば、2台のL2SWを用いて二重化構成とした場合においても、回線障害時や装置故障時において二重化された装置間でリンクアグリゲーションによるプロテクションが実現できるので、高信頼なネットワークを簡単に構築することができるようになる。
加えて、実施の形態3では、リンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号の一部はそのまま通過させるスルー処理を行うので、リンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号の全部を終端する場合に比して処理負荷の軽減が図れる。
なお、実施の形態3では、リンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号の一部をそのまま通過させるスルー処理を実施の形態2の構成において実施する場合を示したが、実施の形態1にも同様に適用できることは言うまでもない。
以上のように、この発明にかかるネットワーク中継装置の二重化方式は、高信頼なネットワークを構築するのに有用である。
この発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置の二重化方式の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2によるネットワーク中継装置の二重化方式の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置の二重化方式の構成を示すブロック図である。 L2SWによるリンクアグリゲーションの一般的な構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1−1,1−2 二重化したネットワーク中継装置(L2SW)
1−3,1−4 二重化したネットワーク中継装置(L2SW)
1−5,1−6 二重化したネットワーク中継装置(L2SW)
3,4 対向するネットワーク中継装置(L2SW)
5,6 回線
7,8 回線
9 回線
10−1a,10−1a,10−1c,20−1a,20−1a,20−1c IF処理部
11−1a,11−1a,11−1c,21−1a,21−1a,21−1c スイッチ部(SW)
12,22 監視処理部
13,23 バス
14−1,14−2,24−1,24−2 リンク状態監視部
15−1a,15−1b,15−2a,15−2b,25−1a,25−1b,25−2a,25−2b リンクアグリゲーション処理部(LACP処理部)
16−1,16−2,26−1,26−2,17,27 故障監視部

Claims (3)

  1. 回線のリンク状態を監視するリンク状態監視手段とリンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号を処理するリンクアグリゲーション処理手段とを有するIF処理手段であって、一方の方路における回線を終端する第1のIF処理手段、および、他方の方路における回線を終端する第2のIF処理手段と、前記第1および第2のIF処理手段の間を接続し方路の切り替えを行うスイッチ手段と、装置内の監視制御を行うとともに、前記IF処理手段における前記リンク状態監視手段および前記リンクアグリゲーション処理手段にて処理されるリンクアグリゲーションの情報に基づき回線を冗長化する制御を行う監視制御手段とを備えるネットワーク中継装置の2台で構成され、
    前記2台のネットワーク中継装置は、互いの前記監視制御手段間が通信回線を介して接続され、
    前記各監視制御手段は、それぞれの装置での前記第1のIF処理手段における前記リンク状態監視手段および前記リンクアグリゲーション処理手段にて処理されるリンクアグリゲーションの情報を前記通信回線を介して交換し互いに双方のリンクアグリゲーション処理を協調して行うとともに、前記第2のIF処理手段における前記リンク状態監視手段および前記リンクアグリゲーション処理手段にて処理されるリンクアグリゲーションの情報をも協調して制御する構成、
    を備えることを特徴とするネットワーク中継装置の二重化方式。
  2. 前記第1および第2のIF処理手段、前記スイッチ手段は、それぞれ回路の故障を監視する故障監視手段を備え、
    前記各監視制御手段は、前記各故障監視手段が発行する故障情報を加味してリンクアグリゲーション処理を行う構成を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク中継装置の二重化方式。
  3. 前記リンクアグリゲーション処理手段は、
    リンクアグリゲーションの制御信号であるLACP信号の一部をそのまま通過させるスルー処理を行う構成、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のネットワーク中継装置の二重化方式。


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