JP4342464B2 - マイクロコントローラ - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロコントローラ(MCU:Micro Controller Unit)に関し、特に、微弱な電波を扱うシステム(遠隔制御システム等)の受信側で用いられるマイクロコントローラに関する。
近時、ワイヤレスでの遠隔操作機能を有するシステムの開発が進んでいる。例えば、自動車のキーレスエントリシステムでは、遠隔操作で解錠/施錠する機能のみならず、エンジンを始動させる機能や車両の位置を探す機能を有するものも開発されている。このようなワイヤレスでの遠隔操作では、送信ユニットおよび受信ユニット間の距離が広がるにしたがって受信ユニット側での電波が微弱になるため、僅かなノイズ(EMI:Electro Magnetic Interference)であっても本来の電波がノイズに埋もれてしまう。このため、受信ユニットの受信感度が低下してしまう。この結果、送信ユニットおよび受信ユニット間の距離を縮めないと、遠隔操作を正常に実施できないという問題が生じてしまう。従って、ワイヤレスでの遠隔操作機能を有するシステムでは、受信ユニットの低ノイズ化が重要な課題となっている。
例えば、自動車のキーレスエントリシステムにおける受信ユニットは、RF信号を復調するRFレシーバLSIと、RFレシーバLSIにより生成された復調信号を処理するマイクロコントローラとを同一のシステム基板上に搭載して構成されている。このような受信ユニットに対しては、マイクロコントローラから発生するノイズに起因してRFレシーバLSIの受信感度が低下することを防止するために、以下に示すようなノイズ対策が施されている。
第1のノイズ対策では、マイクロコントローラの動作周波数(動作クロックの周波数)を基本周波数f1(基本波の周波数)としたとき、周波数が基本周波数f1の整数倍である高調波(2×f1、3×f1、4×f1、・・・)にノイズが発生するため、これらの高調波がRFレシーバLSIの受信周波数帯に含まれないように、マイクロコントローラの動作周波数あるいは受信周波数帯を設定する。例えば、RFレシーバLSIの受信周波数帯が314〜316MHzである場合、マイクロコントローラの動作周波数を15.75MHzに設定すると、20次高調波(20×15.75MHz=315MHz)が受信周波数帯に含まれてしまう。一方、マイクロコントローラの動作周波数を15.85MHzに設定すると、いずれの高調波(19次高調波:19×15.85MHz=301.15MHz、20次高調波:20×15.85MHz=317MHz)も受信周波数帯に含まれないようにすることができる。
第2のノイズ対策では、マイクロコントローラの動作周波数と同様に、マイクロコントローラの外部出力信号(外部端子から出力される信号)の周波数を基本周波数f2としたとき、周波数が基本周波数f2の整数倍である高調波がRFレシーバLSIの受信周波数帯に含まれないように、マイクロコントローラを動作させる。第3のノイズ対策では、RFレシーバLSIおよびマイクロコントローラが搭載されるシステム基板自体に物理的なノイズ対策を施す。具体的には、システム基板を多層化してGND層を設けたり、RFレシーバLSIを囲む金属カバーを設けてマイクロコントローラからRFレシーバLSIへのノイズを遮断したり、ノイズ対策部品(コンデンサやインダクタ等)を多用したりすることで低ノイズ化を図る。
また、特許文献1には、自動車のキーレスエントリシステムにおいて、電子キーからのリモコン信号の識別をノイズの影響を受けることなく確実に得るための技術が開示されている。
特開平8−289372号公報
前述した第3のノイズ対策では、システム基板に対して物理的なノイズ対策を施すため、受信ユニットのコスト(すなわち、システムのコスト)が増大してしまう。また、第1〜第3のノイズ対策を施した場合でも、そのノイズ低減効果は十分なものではなく、RFレシーバLSIの受信感度、すなわち送信ユニットおよび受信ユニット間の遠隔操作可能な距離をある程度犠牲にしてシステムを開発しなければならない。
本発明の目的は、ワイヤレスシステムの受信側において、コストを増大させることなく低ノイズ化を容易に実現することにある。
本発明のマイクロコントローラの第1形態では、マイクロコントローラは、ワイヤレスシステムの受信側で受信回路により生成された復調信号を受信して処理するために設けられ、メモリおよびCPUを有する。メモリは、マイクロコントローラの制御プログラムを格納する。マイクロコントローラの制御プログラムは、第1ループと第1ループに含まれる第2ループとで構成される受信待機時動作用の2重ループルーチンを含む。CPUは、複数の命令からなる命令セットを有し、メモリに格納されたプログラムに従って命令を実行する。CPUは、第2ループ中に、マイクロコントローラの受信時動作(受信回路からの復調信号を処理するための動作)とは無関係の命令を、少なくとも第2ループの繰り返しに起因するノイズが所望のレベル以下になる回数実行する。
CPUが第2ループ中にマイクロコントローラの受信時動作とは無関係の命令を実行する回数が増加するにつれて、第2ループの繰り返し周期が大きくなり、第2ループの繰り返しに起因するノイズの基本波は低周波となる。ノイズのピーク値は、基本波の周波数が低下するにつれて下がり、最終的には暗騒レベル(マイクロコントローラが動作していないときのレベル)以下にまで下がる。このような状態では、多数の高調波が受信回路の受信周波数帯に含まれても、そのピーク値が暗騒レベルを超えることはない。すなわち、第2ループの繰り返しに起因するノイズを低減できる。従って、CPUが第2ループ中にマイクロコントローラの受信時動作とは無関係の命令を実行することで、物理的なノイズ対策(システム基板の多層化、金属カバーの敷設、ノイズ対策部品の多用など)を不要にでき、コストを増大させることなく低ノイズ化を容易に実現できる。
本発明のマイクロコントローラの第1形態における好ましい例では、複数の命令は、NOP(No OPeration)命令を含む。CPUは、第2ループ中に、NOP命令を、少なくとも第2ループの繰り返しに起因するノイズが所望のレベル以下になる回数実行する。一般に、CPUの命令セットはNOP命令を含むため、マイクロコントローラのハード構成を変更することなく低ノイズ化を容易に実現できる。
本発明のマイクロコントローラの第1形態における好ましい例では、複数の命令は、命令実行に要するサイクル数が他の命令より大きい第1ダミー命令を含む。CPUは、第2ループ中、第1ダミー命令を、少なくとも第2ループの繰り返しに起因するノイズが所望のレベル以下になる回数実行する。仮に、第1ダミー命令の命令実行に要するサイクル数が他の命令(例えば、NOP命令)の2倍である場合、ノイズを所望のレベル以下に低下させるためにCPUが第1ダミー命令を実行する回数を、他の命令を実行する場合の半分にできる。従って、第1ダミー命令を設けることで、マイクロコントローラの制御プログラムにおける第2ループ部分のプログラムの量を低減でき、メモリ領域の有効活用に寄与する。
本発明のマイクロコントローラの第2形態では、マイクロコントローラは、ワイヤレスシステムの受信側で受信回路により生成された復調信号を受信して処理するために設けられ、メモリおよびCPUを有する。メモリは、マイクロコントローラの制御プログラムを格納する。マイクロコントローラの制御プログラムは、第1ループと第1ループに含まれる第2ループとで構成される受信待機時動作用の2重ループルーチンを含む。CPUは、複数の命令からなる命令セットを有し、メモリに格納されたプログラムに従って命令を実行する。複数の命令は、命令実行に要するサイクル数が命令実行毎に変化する第2ダミー命令を含む。CPUは、第2ループの繰り返し周期が一定になることを回避するために、第2ループ中に、第2ダミー命令を実行する。
CPUが第2ループ中に第2ダミー命令を実行することで、第2ループの繰り返し周期を変動させることができ、第2ループの繰り返しに起因するノイズの基本波およびその高調波を分散させることができる。このため、ノイズのピークが受信回路の受信周波数帯に含まれる確率を低下させることができる。従って、CPUが第2ループ中に第2ダミー命令を実行することで、前述の第1形態と同様に、コストを増大させることなく低ノイズ化を容易に実現できる。
本発明のマイクロコントローラの第2形態における好ましい例では、第2ダミー命令は、命令実行に要するサイクル数が不規則に変化する命令、あるいは命令実行に要するサイクル数が順次増加する命令、あるいは命令実行に要するサイクル数が順次減少する命令、あるいは命令実行に要するサイクル数が増加および減少を繰り返す命令である。このような第2ダミー命令を設けることで、第2ループの繰り返し周期が一定になることを容易に回避できる。
本発明のマイクロコントローラの第1または第2形態における好ましい例では、メモリおよびCPUは、受信回路と共に共通のパッケージ内に実装される。これにより、ワイヤレスシステムの受信側を省スペース化できる。
本発明のマイクロコントローラでは、ワイヤレスシステムの受信側の低ノイズ化を、コストを増大させることなく容易に実現できる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示している。自動車のキーレスエントリシステム(ワイヤレスシステム)における受信ユニット1(受信周波数帯:314〜316MHz)は、RFレシーバLSI10(受信回路)およびマイクロコントローラ(MCU)20を有している。例えば、RFレシーバLSI10およびマイクロコントローラ20は、個別の半導体チップ上にそれぞれ形成され、共通のパッケージ30内に実装されている。
RFレシーバLSI10は、キーレスエントリシステムの送信ユニット(図示せず)から送出されるRF信号を復調し、復調信号(データ)をマイクロコントローラ20に出力する。マイクロコントローラ20は、RFレシーバLSI10から受信したデータをデコードしてコマンドモジュール(図示せず)へのコマンドを生成するために設けられ、CPU21、マイクロコントローラ20の制御プログラムを格納するROM22、RAM23、タイマ24、通信インタフェース機能等を具現するリソース25、GPIO(General Purpose I/O)26、外部バスインタフェース(外部バスI/F)27および内部バス28を有している。
CPU21は、NOP命令を含む複数の命令からなる命令セットを有し、ROM22に格納されているプログラムに従って各種命令を実行する。RAM23は、各種データや演算結果等を一時的に格納する。内部バス28は、CPU21、ROM22、RAM23、タイマ24、リソース25、GPIO26および外部バスインタフェース27を相互に接続し、これらの間でのデータ授受を可能にする。なおノイズ対策のために、マイクロコントローラ20の動作周波数(動作クロックの周波数)は、例えば15.85MHzに設定されている。また、マイクロコントローラ20の外部出力信号の周波数を基本周波数としたとき、周波数がその基本周波数の整数倍である高調波が受信ユニット1の受信周波数帯に入り込まないように、マイクロコントローラ20は動作する。
図2は、第1実施形態のマイクロコントローラ20の受信待機時動作を示している。この動作は、CPU21がROM22に格納されているプログラムに従って命令を実行することで実施される。
(ステップS11)マイクロコントローラ20は、CPU21により、タイマ24を所定時間(例えば5ミリ秒)経過したときにオーバフローするように設定してからスタートさせる。この後、マイクロコントローラ20の動作はステップS12に移行する。
(ステップS12)マイクロコントローラ20は、RFレシーバLSI10からのデータを受信したか否かを判定する。RFレシーバLSI10からのデータを受信したと判定された場合、マイクロコントローラ20の受信待機時動作は完了し、RFレシーバLSI10から受信したデータを処理するための動作(受信時動作)が続いて実施される。RFレシーバLSI10からのデータを受信していないと判定された場合、マイクロコントローラ20の動作はステップS13に移行する。
(ステップS131〜S135)マイクロコントローラ20は、CPU21により、NOP命令を5回実行する。CPU21がNOP命令を実行した場合、CPU21は何もしない状態(待機状態)になる。従って、NOP命令実行が、マイクロコントローラ20の受信時動作に影響を与えることはない。この後、マイクロコントローラ20の動作はステップS14に移行する。
(ステップS14)マイクロコントローラ20は、タイマ24がオーバフローしたか否かを判定する。タイマ24がオーバフローしたと判定された場合、マイクロコントローラ20の動作はステップS11に移行する。すなわち、RFレシーバLSI10からのデータを受信するまで、ステップS11〜S14で構成される大ループ(第1ループ)が繰り返し実施される。タイマ24がオーバフローしていないと判定された場合、マイクロコントローラ20の動作はステップS13に移行する。すなわち、タイマ24がオーバフローするまで、ステップS13〜S14で構成される小ループ(第2ループ)が繰り返し実施される。
図3は、第1実施形態のノイズ低減効果についての実験結果を示している。図中、縦軸は小ループの繰り返しに起因するノイズのピーク値を示し、横軸はCPU21による小ループ中のNOP命令実行回数を示している。なお、図3では、暗騒レベルを0dBとして示している。図3では、ノイズのピーク値は、CPU21による小ループ中のNOP命令実行回数が増加するにしたがって低下し、NOP命令実行回数が50回を超えると、暗騒レベルまで低下することが確認できる。第1実施形態では、ノイズを10dB以下に低下させるために、CPU21が小ループ中にNOP命令を5回実行するが、更なるノイズ低減が必要であれば、CPU21による小ループ中のNOP命令実行回数を増やしてもよい。但し、ノイズのピーク値は暗騒レベルで飽和するため、必要以上にNOP命令実行回数を増やしてROM22の容量を無駄に使用することを避ける必要がある。
CPU21が小ループ中にNOP命令を実行することで、小ループの繰り返し周期が大きくなり、ノイズの基本波は低周波となる。このため、受信ユニット1の受信周波数帯に入り込む高調波の数は増えるが、ノイズのピーク値は、高調波になるにしたがって低下し、最終的には暗騒レベル以下になる。この状態では、多数の高調波が受信周波数帯に入り込んでも、ノイズのピーク値は暗騒レベルを超えることはないため、受信ユニット1の低ノイズ化を実現できる。
図4は、本発明の比較例を示している。本発明の比較例を説明するにあたって、第1実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本発明の比較例のマイクロコントローラは、ROMに格納されているプログラムの受信待機時動作用ルーチンが異なることを除いて、第1実施形態のマイクロコントローラ20と同一である。本発明の比較例におけるマイクロコントローラの受信待機時動作は、第1実施形態(図2)のステップS131〜S135(NOP命令実行)を含まないことを除いて、第1実施形態と同一である。
図5は、マイクロコントローラの電源電流の変化状況を示している。電源電流は、マイクロコントローラの動作クロックの遷移(立ち上がりおよび立ち下がり)毎に流れるが、そのときのマイクロコントローラの動作内容に応じて電流値は異なる。小ループ(動作A、動作B、動作C、・・・)が繰り返し実行されることで、小ループの繰り返し周期毎にノイズも繰り返し発生する。小ループの繰り返し周波数を基本周波数f3としたとき、周波数が基本周波数f3の整数倍である高調波(2×f3、3×f3、4×f3、・・・)にノイズが発生し、その高調波のいずれかが受信周波数帯に含まれる可能性がある。例えば、小ループを1回実行するのに20サイクル要する場合、周波数が0.7925MHz(15.85MHz/20)であるノイズ基本波が存在し、高調波が必ず受信ユニットの受信周波数帯(314〜316MHz)に入り込んでしまう。この問題は、小ループを1回実行するのに要するサイクル数を少なくする(すなわち、小ループの繰り返し周期を小さくする)ことで回避できるが、現実的には、小ループを1回実行するためには最低でも10サイクル程度は必要であり回避不能である。このため、物理的なノイズ対策が必要になり、受信ユニットのコスト(キーレスエントリシステムのコスト)が増大してしまう。
以上、第1実施形態では、ノイズ対策のためにシステム基板を多層化したり、金属カバーを設けたり、ノイズ対策部品を多用したりする必要がないため、キーレスエントリシステムのコストを増大させることなく低ノイズ化を容易に実現できる。この結果、受信ユニット1(RFレシーバLSI10)の受信感度を向上させることができ、送信ユニットおよび受信ユニット1間の遠隔操作可能な距離が長くなり、キーレスエントリシステムの性能向上に寄与できる。
図6は、本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態を説明するにあたって、第1実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第2実施形態のマイクロコントローラは、ROMに格納されているプログラムの受信待機時動作用ルーチンが異なること、およびCPUの命令セットが長サイクル命令(第1ダミー命令)を含むことを除いて、第1実施形態のマイクロコントローラ20と同一である。ここで、長サイクル命令とは、実行サイクル数(命令実行に要するサイクル数)がNOP命令等の他の命令より大きい命令である。CPUが長サイクル命令を実行した場合、例えば、CPUがNOP命令を実行した場合と同様に、CPUは何もしない状態(待機状態)になる。なお、第2実施形態のマイクロコントローラは、例えば、第1実施形態と同様に、RFレシーバLSIと共に共通のパッケージ内に実装されている。
第2実施形態のマイクロコントローラの受信待機時動作は、第1実施形態(図2)のステップS131〜S135(NOP命令実行)に代えてステップS23(長サイクル命令実行)を含むことを除いて、第1実施形態と同一である。なお、第1実施形態(図3)で説明した理由から、長サイクル命令の実行サイクル数を長くする、あるいはCPUが小ループ中に長サイクル命令を複数回実行することで、更なるノイズ低減効果が得られる。
以上のような第2実施形態でも、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、CPUが長サイクル命令(例えば、実行サイクル数:5)を1回実行するだけで、NOP命令(例えば、実行サイクル数:1)を5回実行した場合と同様の効果が得られる。従って、第1実施形態に比べて、マイクロコントローラの制御プログラムにおける小ループに対応するプログラムの量を低減でき、ROM容量を有効活用できる。
図7は、本発明の第3実施形態を示している。第3実施形態を説明するにあたって、第1実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第3実施形態のマイクロコントローラは、ROMに格納されているプログラムの受信待機時動作ルーチンが異なること、およびCPUの命令セットがランダムサイクル命令(第2ダミー命令)を含むことを除いて、第1実施形態のマイクロコントローラ20と同一である。ここで、ランダムサイクル命令とは、実行サイクル数が命令実行毎にランダムに変化する命令である。CPUがランダムサイクル命令を実行した場合、例えば、CPUがNOP命令を実行した場合と同様に、CPUは何もしない状態になる。なお、第3実施形態のマイクロコントローラは、例えば、第1実施形態と同様に、RFレシーバLSIと共に共通のパッケージ内に実装されている。
第3実施形態のマイクロコントローラの受信待機時動作は、第1実施形態(図2)のステップS131〜S135(NOP命令実行)に代えてステップS33(ランダムサイクル命令実行)を含むことを除いて、第1実施形態と同一である。
以上のような第3実施形態では、小ループ中にランダムサイクル命令が実行されるため、小ループの繰り返し周期を変動させることができる。このため、小ループの繰り返しに伴って発生するノイズの基本波およびその高調波が分散され、ノイズのピーク値が受信ユニットの受信周波数帯に入り込む確率を下げることができる。この結果、第1実施形態と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の第4実施形態を示している。第4実施形態を説明するにあたって、第1実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第4実施形態のマイクロコントローラは、ROMに格納されているプログラムの受信待機時動作用ルーチンが異なること、およびCPUの命令セットがサイクル変化命令(第2ダミー命令)を含むことを除いて、第1実施形態のマイクロコントローラ20と同一である。ここで、サイクル変化命令とは、実行サイクル数が命令実行毎に1サイクルづつ増加する命令である。但し、サイクル変化命令が所定回(例えば10回)実行されると、次回の命令実行時の実行サイクル数は所定値(例えば1)に初期化される。CPUがサイクル変化命令を実行した場合、例えば、CPUがNOP命令を実行した場合と同様に、CPUは何もしない状態になる。なお、第4実施形態のマイクロコントローラは、例えば、第1実施形態と同様に、RFレシーバLSIと共に共通のパッケージ内に実装されている。
第4実施形態のマイクロコントローラの受信待機時動作は、第1実施形態(図2)のステップS131〜S135(NOP命令実行)に代えてステップS43(サイクル変化命令実行)を含むことを除いて、第1実施形態と同一である。このような第4実施形態でも、小ループの繰り返し周期を変動させることができ、第1および第3実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1実施形態では、小ループの繰り返し周期を大きくするために、CPU21が小ループ中にNOP命令を実行する例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、NOP命令の代わりに、マイクロコントローラ20の受信時動作に影響を与えない他の命令(例えば、不使用の汎用レジスタを用いた加算命令等)を実行させてもよい。
第4実施形態では、サイクル変化命令の実行サイクル数が命令実行毎に増加する例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、サイクル変化命令の実行サイクル数が所定値(例えば10)を初期値として命令実行毎に減少するようにしてもよい。但し、サイクル変化命令が所定回(例えば10回)実行されると、次回の命令実行時の実行サイクル数は所定値に初期化される。また、サイクル変化命令の実行サイクル数が所定回(例えば5回)毎に増加および減少を繰り返すようにしてもよい。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、前述の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 第1実施形態のマイクロコントローラの受信待機時動作を示すフローチャートである。 第1実施形態のノイズ低減効果についての実験結果を示す説明図である。 本発明の比較例を示すフローチャートである。 マイクロコントローラの電源電流の変化状況を示す説明図である。 本発明の第2実施形態を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
1 受信ユニット
10 RFレシーバLSI
20 マイクロコントローラ(MCU)
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 タイマ
25 リソース
26 GPIO
27 外部バスインタフェース(外部バスI/F)
28 内部バス
30 パッケージ

Claims (4)

  1. ワイヤレスシステムの受信側で受信回路により生成される復調信号を受信して処理するためのマイクロコントローラであって、
    第1ループと前記第1ループに含まれる第2ループとで構成される受信待機時動作用の2重ループルーチンを含むマイクロコントローラの制御プログラムを格納するメモリと、
    複数の命令からなる命令セットを有し、前記メモリに格納されたプログラムに従って命令を実行するCPUとを備え、
    前記CPUは、前記第2ループの繰り返し周期を大きくするために、前記第2ループ中に、マイクロコントローラの受信時動作とは無関係の命令を、予め決められた一定回数実行し、
    前記一定回数は、前記第2ループの繰り返しに起因するノイズのピーク値を所望のレベル以下に低下させる回数以上であることを特徴とするマイクロコントローラ。
  2. 請求項1記載のマイクロコントローラにおいて、
    前記複数の命令は、NOP命令を含み、
    前記第2ループ中に実行される前記無関係の命令は、NOP命令であることを特徴とするマイクロコントローラ。
  3. 請求項1記載のマイクロコントローラにおいて、
    前記複数の命令は、命令実行に要するサイクル数が他の命令より大きい第1ダミー命令を含み、
    前記第2ループ中に実行される前記無関係の命令は、前記第1ダミー命令であることを特徴とするマイクロコントローラ。
  4. 請求項1記載のマイクロコントローラにおいて、
    前記メモリおよび前記CPUは、前記受信回路と共に共通のパッケージ内に実装されることを特徴とするマイクロコントローラ。
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