JP4341388B2 - データ通信システム、識別タグ及び経過期間の通知方法 - Google Patents

データ通信システム、識別タグ及び経過期間の通知方法 Download PDF

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Description

本発明は、データ通信システム、識別タグ及び経過期間の通知方法に関する。
従来、飲食物の賞味期限や、定期券の有効期限、レンタル用品の返却期限等は、現品やその容器、或いは、現品に添えられた貸出票等に、期限を示す年月日が文字として印字されており、これを見ることによってその期限を知ることができるようになっている。
しかし、このような表示方法では、期限が過ぎていたり、期限が迫っていたりするのを知るためには、表示されている年月日を文字として認識し、現在の年月日と比較して判断することになるため、この判断を瞬時に行うことは困難であった。
このため、定期券に表示装置を備えて、有効期限が迫っている場合に警告メッセージを前記表示装置に表示させる方法が提案されている(例えば特許文献1)。
特開平10−305680号公報
しかしながら、特許文献1に示す方法は、前記定期券を自動改札機に通すことによって自動改札機を通じて通知されるため、自動改札機のない改札口を利用する場合には適用できないうえ、飲食物の賞味期限やレンタル用品の返却期限の通知等、他の用途に応用することは困難であった。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な用途において、賞味期限や有効期限等を視覚的に瞬時に認識することが可能なデータ通信システム、識別タグ及び経過期間の通知方法を提供することにある。
本発明の一実施形態に係るデータ通信システムは、リーダ・ライタ装置と、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な識別タグとを含むデータ通信システムであって、前記リーダ・ライタ装置は、前記識別タグとデータ通信可能な第1のデータ通信部を有し、前記識別タグは、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部と、前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部と、を有しており、前記表示部は、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示内容を前記所定期間経過後に変化させるために、前記表示部に印加する電圧を前記制御部によって制御することで、前記表示内容の表示保持期間を変更可能であることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係るデータ通信システムは、前記識別タグの前記制御部は、前記表示部に電圧を印加する時間を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加時間可変部を有することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係るデータ通信システムは、前記識別タグの前記制御部は、前記表示部に印加する電圧を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加電圧可変部を有することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係るデータ通信システムは、前記第1のデータ通信部と前記第2のデータ通信部とは、非接触でデータ通信が可能であり、前記リーダ・ライタ装置は、前記第1のデータ通信部によるデータ通信時に、前記識別タグに電力供給用の電磁波を送信する電力供給用電磁波送信部を有し、前記識別タグは、前記リーダ・ライタ装置から送信された電力供給用の電磁波から電力を生成する電力生成部を有することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係るデータ通信システムは、前記識別タグを複数有しており、複数の前記識別タグは、前記表示部に同一条件で電圧を印加した場合の表示保持期間が異なる、少なくとも2種類の識別タグを有することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る識別タグは、リーダ・ライタ装置が有する第1のデータ通信部とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部と、前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部と、を有し、前記表示部は、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示内容を前記所定期間経過後に変化させるために、前記表示部に印加する電圧を前記制御部によって制御することで、前記表示内容の表示保持期間を変更可能であることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る識別タグは、前記制御部は、前記表示部に電圧を印加する時間を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加時間可変部を有することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る識別タグは、前記制御部は、前記表示部に印加する電圧を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加電圧可変部を有することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る識別タグは、前記第2のデータ通信部は、前記リーダ・ライタ装置と非接触でデータ通信が可能であり、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信した電力供給用の電磁波から電力を生成する電力生成部を有することを特徴とする
また、本発明の一実施形態に係る経過期間の通知方法は、リーダ・ライタ装置が有する第1のデータ通信部とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部と、前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部と、を有しており、前記表示部は、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示内容を前記所定期間経過後に変化させるために、前記表示部に印加する電圧を前記制御部によって制御することで、前記表示内容の表示保持期間を変更可能である表示装置の、前記表示内容の変化によって、前記所定期間が経過したことを知らせることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る経過期間の通知方法は、上記に記載の識別タグを商品に取り付けて、前記表示内容の変化によって、商品の有効期限を知らせることを特徴とする。
また、本発明のデータ通信システムは、リーダ・ライタ装置と、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な識別タグとを含むデータ通信システムであって、前記リーダ・ライタ装置は、前記識別タグとデータ通信可能な第1のデータ通信部を有し、前記識別タグは、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部とを有しており、前記表示部の表示保持期間が変更可能であることを特徴とする。
これによれば、識別タグが、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部を有しており、この表示保持期間が変更可能であるため、表示部の表示内容を所望の期間だけ保持することが可能となる。ここで、前記表示保持期間が経過した後には、表示が消えるなど表示部の表示状態が変化するため、駆動電圧印加時からの経過時間を、表示部の表示状態によって知ることが可能である。従って、表示保持期間を商品の有効期限等に合わせて設定することで、これらの期限を視覚的に瞬時に認識することが可能となる。
このデータ通信システムにおいて、前記識別タグは、前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部を有していてもよい。
これによれば、識別タグが制御部を有しているため、表示保持期間の設定工程の一部を識別タグが代行できるようになり、リーダ・ライタ装置は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで済むようになる。
このデータ通信システムにおいて、前記識別タグの制御部は、前記表示部に駆動電圧を印加する時間を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加時間可変部を有していてもよい。
これによれば、識別タグが、表示部への駆動電圧印加時間を変更可能な印加時間可変部を有しているため、リーダ・ライタ装置は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで、識別タグが表示部への駆動電圧印加時間を制御し、所望の表示保持期間に設定することが可能となる。つまり、表示部への駆動電圧印加時間を、リーダ・ライタ装置が制御する必要がなくなる。
このデータ通信システムにおいて、前記識別タグの制御部は、前記表示部に印加する駆動電圧を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加電圧可変部を有していてもよい。
これによれば、識別タグが、表示部へ印加する駆動電圧を変更可能な印加電圧可変部を有しているため、リーダ・ライタ装置は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで、識別タグが表示部へ印加する駆動電圧を制御し、所望の表示保持期間に設定することが可能となる。つまり、リーダ・ライタ装置は、識別タグに対して供給する駆動電圧を、設定する表示保持期間に応じて変える必要がない。さらに、表示部に印加する駆動電圧を制御することによって、表示保持期間を設定しているため、複数の識別タグに対して、異なる表示保持期間を設定する際にも、表示保持期間に応じて駆動電圧印加時間を制御する必要がなくなる。
本発明のデータ通信システムは、リーダ・ライタ装置と、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な複数の識別タグとを含むデータ通信システムであって、前記リーダ・ライタ装置は、前記識別タグとデータ通信可能な第1のデータ通信部を有し、前記識別タグは、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部とを有しており、前記複数の識別タグは、前記表示部に同一条件で駆動電圧を印加した場合の表示保持期間が少なくとも2種類の識別タグからなることを特徴とする。
これによれば、表示保持期間が少なくとも2種類の識別タグを含んでいるため、すべての識別タグの表示部に、同一の駆動電圧を同一時間印加した場合でも、種類数に応じた数の有効期限を設定することが可能となる。
このデータ通信システムにおいて、前記第1のデータ通信部と前記第2のデータ通信部とは、非接触でデータ通信が可能であり、前記リーダ・ライタ装置は、前記第1のデータ通信部によるデータ通信時に、前記識別タグに電力供給用の電磁波を送信する電力供給用電磁波送信部を有し、前記識別タグは、前記リーダ・ライタ装置から送信された電力供給用の電磁波から電力を生成する電力生成部を有していてもよい。
これによれば、非接触でデータ通信が可能であるため、データ通信の際に、識別タグをリーダ・ライタ装置に接続する必要がなく、多数の識別タグの表示保持期間を容易に設定することが可能となる。さらに、識別タグは、リーダ・ライタ装置から送信される電磁波から電力を生成するため、識別タグに電源を備える必要がなく、識別タグを小型化、薄型化することが可能となる。
このデータ通信システムにおいて、前記リーダ・ライタ装置は、前記表示部に駆動電圧を印加する時間を変更可能な印加時間可変部を有していてもよい。
これによれば、表示部の表示保持期間を変更するための印加時間可変部が、リーダ・ライタ装置に備えられているため、識別タグの回路構成を簡略化することが可能となり、識別タグの小型化や低価格化を実現することが可能となる。さらに、この場合において、リーダ・ライタ装置と識別タグとを、接触によりデータ通信を行うようにすれば、識別タグは、第2のデータ通信部としての端子を備えた表示部のみで構成することも可能になる。
このデータ通信システムにおいて、前記リーダ・ライタ装置は、前記表示部に印加する駆動電圧を変更可能な印加電圧可変部を有していてもよい。
これによれば、表示部の表示保持期間を変更するための印加電圧可変部が、リーダ・ライタ装置に備えられているため、識別タグの回路構成を簡略化することが可能となり、識別タグの小型化や低価格化を実現することが可能となる。さらに、この場合において、リーダ・ライタ装置と識別タグとを、接触によりデータ通信を行うようにすれば、識別タグは、第2のデータ通信部としての端子を備えた表示部のみで構成することも可能になる。
本発明の識別タグは、リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部と、前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部とを有し、前記制御部は、前記表示部の表示保持期間を変更可能であることを特徴とする。
これによれば、識別タグが、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部を有しており、この表示保持期間が変更可能であるため、表示部の表示内容を所望の期間だけ保持することが可能となる。ここで、前記表示保持期間が経過した後には、表示が消えるなど表示部の表示状態が変化するため、駆動電圧印加時からの経過時間を、表示部の表示状態によって知ることが可能である。従って、表示保持期間を商品の有効期限等に合わせて設定することで、これらの期限を視覚的に瞬時に認識することが可能となる。
この識別タグにおいて、前記制御部は、前記表示部に駆動電圧を印加する時間を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加時間可変部を有していてもよい。
これによれば、識別タグが、表示部への駆動電圧印加時間を変更可能な印加時間可変部を有しているため、リーダ・ライタ装置は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで、識別タグが表示部への駆動電圧印加時間を制御し、所望の表示保持期間に設定することが可能となる。つまり、表示部への駆動電圧印加時間を、リーダ・ライタ装置が制御する必要がなくなる。
この識別タグにおいて、前記制御部は、前記表示部に印加する駆動電圧を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加電圧可変部を有していてもよい。
これによれば、識別タグが、表示部へ印加する駆動電圧を変更可能な印加電圧可変部を有しているため、リーダ・ライタ装置は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで、識別タグが表示部へ印加する駆動電圧を制御し、所望の表示保持期間に設定することが可能となる。つまり、リーダ・ライタ装置は、識別タグに対して供給する駆動電圧を、設定する表示保持期間に応じて変える必要がない。さらに、表示部に印加する駆動電圧を制御することによって、表示保持期間を設定しているため、複数の識別タグに対して、異なる表示保持期間を設定する際にも、表示保持期間に応じて駆動電圧印加時間を制御する必要がなくなる。
この識別タグにおいて、前記第2のデータ通信部は、前記リーダ・ライタ装置と非接触でデータ通信が可能であり、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信した電力供給用の電磁波から電力を生成する電力生成部を有していてもよい。
これによれば、非接触でデータ通信が可能であるため、データ通信の際に、識別タグをリーダ・ライタ装置に接続する必要がなく、多数の識別タグの表示保持期間を容易に設定することが可能となる。さらに、識別タグは、リーダ・ライタ装置から送信される電磁波から電力を生成するため、識別タグに電源を備える必要がなく、識別タグを小型化、薄型化することが可能となる。
本発明の経過期間の通知方法は、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示を保持可能な表示装置の表示状態の変化によって、経過期間を知らせることを特徴とする。
これによれば、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示装置は、前記所定期間が経過した後には、表示が消えるなど表示状態が変化するため、表示装置への駆動電圧印加時からの経過時間を、識別タグの表示状態によって知ることが可能となる。この結果、表示保持期間を商品の有効期限等に合わせて設定することで、これらの期限を視覚的に瞬時に認識することが可能となる。
本発明の経過期間の通知方法は、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示を保持可能な表示部を有する識別タグを商品に取り付けて、前記表示部の表示状態の変化によって、商品の有効期限を知らせることを特徴とする。
これによれば、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部は、前記所定期間が経過した後には、表示が消えるなど表示状態が変化するため、表示部への駆動電圧印加時からの経過時間を、識別タグの表示状態によって知ることが可能となる。この結果、表示保持期間を、識別タグを取り付けた商品の有効期限等に合わせて設定することで、これらの期限を視覚的に瞬時に認識することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に示す実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下に示す構成のすべてが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るデータ通信システムの構成を、図1を用いて説明する。図1は、データ通信システムの構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、データ通信システム1は、リーダ・ライタ装置2と、複数の識別タグ3とを含んだ構成になっており、本実施形態では、識別タグ3は、商品4に取り付けられている。ここで、商品4は、賞味期限を有する食料品である。
リーダ・ライタ装置2は、商品4に取り付けられた識別タグ3に、商品名や単価、賞味期限等の管理データを書き込んだり、識別タグ3に書き込まれた前記管理データを読み出したりするデータ通信を非接触で行うものである。
識別タグ3は、各商品4の包装等に取り付けられており、商品4と一対一に対応付けされている。また、リーダ・ライタ装置2との間でID番号を用いた非接触のデータ通信を行い、商品4を管理するものである。なお、ID番号は、識別タグ3毎にそれぞれ固有のものであり、識別タグ3のデータ記憶部33(図3参照)に記憶されている。
商品4は、それぞれに取り付けられた識別タグ3に、リーダ・ライタ装置2によって管理データが書き込まれた後に、店頭に陳列されるものである。
次に、リーダ・ライタ装置2の構成を、図2を用いて説明する。図2は、リーダ・ライタ装置2の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、リーダ・ライタ装置2は、データ受信部20、データ送信部21、制御部22、操作部23、RAM(Random Access Memory)24、ROM(Read Only Memory)25、表示部26及びアンテナ27を含んだ構成となっている。ここで、データ受信部20、データ送信部21及びアンテナ27は、第1のデータ通信部としてのデータ通信部2aを構成し、このデータ通信部2aによって、識別タグ3とのデータ通信が行われる。
データ受信部20は、識別タグ3からのデータを非接触で受信するものであり、識別タグ3に記憶された管理データ等を、アンテナ27を介して取得することができる。
データ送信部21は、識別タグ3に書き込む管理データ等のデータやコマンド等を、アンテナ27を介して非接触で送信するものである。
ここで、本実施形態におけるリーダ・ライタ装置2と識別タグ3との間のデータ通信は、主に、250kHz以下、或いは、13.56MHz帯の長・中波帯の電磁波を利用して交信を行う電磁誘導方式を利用し、且つ、交信領域内にある複数の識別タグ3のうち、特定の識別タグ3と交信ができるセレクティブアクセスモードを利用している。また、本実施形態では、データやコマンドを送信する際の搬送波(電磁波)を識別タグ3への電力供給に利用しているため、データ送信部21及びアンテナ27は、識別タグ3に電力供給用の電磁波を送信する電力供給用電磁波送信部としても機能する。
なお、識別タグ3に対するコマンドの種類には、応答要求コマンド、メモリ書込みコマンド、メモリ読取りコマンド、表示コマンド等があり、リーダ・ライタ装置2が応答要求コマンドを送信すると、これを受信したすべての識別タグ3から、ID番号がリーダ・ライタ装置2に送信される。また、メモリ書込みコマンド及びメモリ読取りコマンドは、ID番号を指定して、特定の識別タグ3のデータ記憶部33にデータを書き込んだり、或いは、データ記憶部33に記憶されているデータを読み取ったりするためのコマンドであり、表示コマンドは、ID番号を指定して、特定の識別タグ3の電気泳動表示装置34(図3参照)に所定の表示を行うためのものである。
制御部22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)により、ROM25に記憶された制御プログラムを実行することによって、リーダ・ライタ装置2の動作を統括制御するものである。その制御内容としては、まず、識別タグ3からのデータの受信や、識別タグ3へのデータの送信などの、データ受信部20及びデータ送信部21を用いた電磁誘導方式によるデータ通信処理の制御がある。さらに、操作部23の操作内容に応じて制御プログラム実行時に用いる設定値の変更処理等の制御、表示部26に識別タグ3から取得した情報等を表示する表示処理制御等を行う。
操作部23は、電源の投入と切断、プログラムのリセットなどを行うための操作スイッチや、識別タグ3に書き込むデータ内容の設定部等を備えている。
RAM24は、制御部22のCPUにより、ROM25に記憶された制御プログラムを実行する際に必要なデータを一時記憶するためのメモリであり、ROM25は、リーダ・ライタ装置2を統括制御するための制御プログラムが記憶された読み取り専用のメモリである。
表示部26は、液晶等の表示領域を備え、識別タグ3から取得した情報、リーダ・ライタ装置2の現在の設定内容、処理の実行状況等を表示する機能を備えている。
次に、識別タグ3の構成を、図3を用いて説明する。図3は、識別タグ3の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、識別タグ3は、データ受信部30、データ送信部31、制御部32、データ記憶部33、表示部及び表示装置としての電気泳動表示装置34、電力生成部としての電源生成部35及びコイルアンテナ36を含んだ構成となっている。ここで、データ受信部30、データ送信部31及びコイルアンテナ36は、第2のデータ通信部としてのデータ通信部3aを構成し、このデータ通信部3aによって、リーダ・ライタ装置2とのデータ通信が行われる。
データ受信部30は、リーダ・ライタ装置2から伝送されたデータを、電磁誘導方式によって受信する機能を備えている。また、データ送信部31は、データ記憶部33に記憶されたデータを、リーダ・ライタ装置2に電磁誘導方式によって送信する機能を備えている。なお、これらの送受信は、コイルアンテナ36を介して行われる。
制御部32は、ロジック回路によって識別タグ3の各部の動作を制御するようになっており、データ通信部3aにおけるデータの送受信の制御や受信したデータの記憶処理等の制御、或いは、電気泳動表示装置34に所定情報を表示するための制御を行う。なお、本実施形態においては、ロジック回路により識別タグ3の動作を制御する構成としているが、これに限られず、これらの動作をCPUが制御プログラムを実行することにより制御する構成としても良い。
データ記憶部33は、フラッシュメモリや強誘電体メモリ(FeRAM)等の不揮発性メモリからなっており、制御部32からの命令に応じて、リーダ・ライタ装置2から受信した管理データ等のデータを記憶する。
電気泳動表示装置34は、電気泳動現象を利用した表示装置であって、リーダ・ライタ装置2から受信したデータ等を表示するものである。なお、電気泳動表示装置34は、表示画像保持性能(メモリ性)を有しているため、駆動電圧の印加によって画像を一度表示させると、駆動電圧の印加を解除した後もしばらくの間、画像を保持することが可能になっている。ここで、電気泳動現象とは、帯電した微粒子(電気泳動粒子)を液相分散媒中に分散させた分散液に電界を印加したときに、微粒子がクーロン力により泳動する現象である。
電源生成部35は、リーダ・ライタ装置2がデータやコマンドを送信する際の搬送波(電磁波)から電力を生成して上記各部に供給するものである。
次に、識別タグ3の電気泳動表示装置34の構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、電気泳動表示装置34の回路構成を示すブロック図であり、図5は、表示領域の一画素分の断面を示す拡大断面図である。
図4に示すように、電気泳動表示装置34は、複数の画素40がマトリックス状に備えられた表示領域41を有しており、その周囲には、TFT(Thin Film Transistor)等からなる走査線駆動回路42及びデータ線駆動回路43を備えている。走査線駆動回路42は、複数の走査線44を介して、画素40を選択するための走査信号を供給する。データ線駆動回路43は、複数のデータ線45を介して、表示すべき画像に応じたデータ信号を各画素40に供給する。
また、各画素40は、電気泳動分散液46と、その電気分極状態を保持するための容量素子47と、スイッチング動作を行って容量素子47に電荷を蓄積するためのトランジスタ48とを含んでいる。電気泳動分散液46は、図中では等価的に容量素子として表現されている。トランジスタ48のゲートには、走査線44が接続され、トランジスタ48のソースには、データ線45が接続されている。また、トランジスタ48のドレインと接地電位の間には、電気泳動分散液46及び容量素子47が並列に接続されている。
なお、トランジスタ48は、液相プロセスで製造することができるが、インクジェット法を用いることが好ましい場合がある。
電気泳動表示装置34は、上記のように構成されているので、制御部32がデータ線駆動回路43を制御して、表示データに応じたデータ信号を各データ線45に出力する。そして、制御部32が走査線駆動回路42を制御して、1本の走査線44に走査信号を出力する。これにより、表示領域41中のトランジスタ48のうち、ゲートに走査信号が与えられたトランジスタがオン状態になって、データ線45から与えられたデータ信号によって容量素子47に電荷が蓄積されるとともに、電気泳動分散液46が電気分極状態に移行する。その後トランジスタがオフ状態になっても、容量素子47に蓄積された電荷によって電気泳動分散液46の電気分極状態が所定期間保たれる。これをすべての走査線44で繰り返すことで、表示領域41の全面に表示データに応じた表示を行うことができる。
図5に示すように、電気泳動表示装置34の表示領域41は、ガラスやPET(Polyethylene Terephthalate)等からなる基板50上に形成されている。この基板50上には、トランジスタ48及びトランジスタ48のドレインに接続されてITO(Indium Tin Oxide)からなる電極51が形成され、これらの上面は、樹脂層52で覆われている。樹脂層52の上面には、電気泳動分散液層53が形成されており、電気泳動分散液層53には、電気泳動分散液46が封入されたマイクロカプセル53aが多数配置されている。このマイクロカプセル53a内の電気泳動分散液46は、前述した液相分散媒と、この液相分散媒内に分散された電気泳動粒子とを有している。電気泳動分散液層53の上面には、ITOからなる透明電極54が形成され、さらに、その上面は、PETフィルム55で保護されている。また、図5では図示していないが、電極51と透明電極54との間には、容量素子47が接続されており、透明電極54は接地されている。なお、樹脂層52の材料を適宜選択することによって、樹脂層52を容量素子の誘電体として機能させることが可能であるため、この場合には、容量素子47は必ずしも必要ない。
次に、電気泳動表示装置34の動作原理を、図6を用いて説明する。図6は、電気泳動表示装置34の動作原理を示す模式図であり、図6(a)は、電気泳動表示装置34に駆動電圧が印加されていない状態、図6(b)は、駆動電圧が印加された状態、図6(c)は、図6(b)で印加された駆動電圧と逆方向の駆動電圧が印加された状態を示している。なお、これらの図には、簡易的に1つのマイクロカプセル53aのみの状態を示している。
図6(a)に示すように、電極51と透明電極54との間には、マイクロカプセル53a内の電気泳動分散液46が存在している。電気泳動分散液46は、液相分散媒61と、この液相分散媒61内に分散されている電気泳動粒子62とから構成されている。ここで、液相分散媒61と電気泳動粒子62とは、互いに異なる着色がなされており、本実施形態では、液相分散媒61が濃色、電気泳動粒子62が淡色となっている。また、電気泳動粒子62は、正に帯電しているものとする。
電極51は、互いに逆方向の駆動電圧を印加するための2つの電圧源65a,65bに接続されている。一方、接地された透明電極54は、スイッチング回路66によってこれら2つの電圧源65a,65bのいずれか一方と導通が取れるようになっており、これに応じて、電極51には正又は負の駆動電圧が印加される。このため、スイッチング回路66の切り換えによって、電気泳動分散液46に印加する駆動電圧の方向を変えることが可能となり、印加する駆動電圧の方向を変えることによって、電気泳動分散液46の電気分極状態を切り換えることができる。つまり、図6(b)に示すように、電圧源65aに接続すると、電極51には正の駆動電圧が印加され、正に帯電した電気泳動粒子62は、観測者に近い透明電極54側に移動する。この状態において、観測者は電気泳動粒子62の色(淡色)を見ることになる。一方、図6(c)に示すように、電圧源65bに接続すると、電極51には負の駆動電圧が印加され、正に帯電した電気泳動粒子62は、観測者から遠い電極51側に移動する。この状態において、観測者は液相分散媒61の色(濃色)を見ることになる。
ここで、電極51に正の駆動電圧が印加された状態は、図4において、データ線45に正の駆動電圧を持ったデータ信号を供給し、走査線44に走査信号を送ってトランジスタ48をオンにした状態に相当し、電極51に負の駆動電圧が印加された状態は、データ線45に負の駆動電圧を持ったデータ信号を供給し、走査線44に走査信号を送ってトランジスタ48をオンにした状態に相当する。
このように、マイクロカプセル53a内の電気泳動分散液46を電気分極させることによって、印加する駆動電圧の正負に対応した2種類の色を表示することができるので、上記のような構成を表示領域41の全面に配置することで、所望の画像を表示することが可能となる。
ここで、電気泳動分散液46すなわち容量素子47に駆動電圧を印加して所定量の電荷を蓄積すると、蓄積された電荷によって電気泳動分散液46は電気分極状態となり、所定期間、表示内容を保持するが、時間経過に伴う放電等によって次第に電気分極状態が解かれて表示は消えてしまう。駆動電圧を印加してから表示が消えるまでの表示保持期間は、駆動電圧の印加によって蓄積する電荷の量に依存し、蓄積する電荷の量は、容量素子47の静電容量に依存する。しかし、容量素子47の静電容量に至るまでの段階では、駆動電圧を印加する時間が長いほど、蓄積する電荷の量は増えることになる。つまり、駆動電圧を印加する時間を制御することによって、電気泳動表示装置34の表示保持期間を制御することができる。
次に、識別タグ3の、電力生成部としての電源生成部35について、図7を用いて説明する。図7は、電源生成部35の回路構成を示すブロック図である。
図7に示すように、電源生成部35は、コイルアンテナ36に並列に接続された共振コンデンサ71を有しており、コイルアンテナ36及び共振コンデンサ71によって、リーダ・ライタ装置2から送信された搬送波を共振させて受信する。受信した搬送波は、整流回路72で整流されて、定電圧発生回路73に送られる。定電圧発生回路73では、接地電位VSSと、識別タグ3の各回路の動作に必要な動作電圧VCCを生成するとともに、電気泳動表示装置34の表示を行うための2つの駆動電圧+Vd,−Vdを生成する。駆動電圧+Vdは、正の電圧であって、電気泳動表示装置34の画素40を淡色にする場合にデータ線45にデータ信号として供給され、駆動電圧−Vdは、負の電圧であって、画素40を濃色にする場合にデータ線45にデータ信号として供給される。
識別タグ3は、以上のように構成されているため、まず、すべての画素40において、電気泳動分散液46に負の駆動電圧−Vdを十分な時間印加して、電気泳動粒子62を電極51側に完全に移動させる(リセット動作)。次に、各画素40に、表示データに応じて+Vd又は−Vdの駆動電圧を所定時間印加すると、印加時間に応じた量の電荷が容量素子47に蓄積されて、正の駆動電圧+Vdが印加された画素40では、電気泳動粒子62が透明電極54側に移動し、表示データに応じた画像が表示される。この画像は、蓄積された電荷の量に応じた表示保持期間が経過した後に消えることになる。
次に、上記のように構成された識別タグ3の電気泳動表示装置34に対して、表示保持期間を商品の賞味期限に合わせて表示を行う際のリーダ・ライタ装置2の動作処理の流れを、図8を用いて説明する。図8は、識別タグ3に表示を行う際のリーダ・ライタ装置2の動作処理を示すフローチャートである。なお、簡単のため、リセット動作はすでに行われているものとする。
まず、リーダ・ライタ装置2の操作部23を操作することにより、図8に示すステップS100に移行する。
ステップS100では、操作部23によって、賞味期限の設定対象となる識別タグ3のID番号を指定して、ステップS102に移行する。
ステップS102では、識別タグ3の電気泳動表示装置34に表示させる画像を指定する。ここでは、例えば、表示させる内容として「○」印を指定して、ステップS104に移行する。
ステップS104では、電気泳動表示装置34の表示保持期間を指定する。本実施形態では、表示保持期間を商品の賞味期限に合わせて設定するため、例えば、賞味期限が3日後である場合には、操作部23によって3日を指定してステップS106に移行する。
ステップS106では、ステップS102で指定した表示内容から、これに対応する表示データを決定し、ステップS104で指定した表示保持期間から、駆動電圧印加時間を決定する。これにより、ID番号と、表示データと、表示保持期間情報としての駆動電圧印加時間とからなる送信データが決定し、ステップS108に移行する。ここで、表示保持期間から駆動電圧印加時間を決定する際には、実験等によって導いた関係式をリーダ・ライタ装置2のROM25に記憶させておき、指定された表示保持期間から、駆動電圧印加時間を制御部22で算出するようにしてもよいし、表示保持期間と駆動電圧印加時間とを実験データ等を基に対応付けたLUT(Look Up Table)をリーダ・ライタ装置2に備えて、これにより決定するようにしてもよい。
ステップS108では、識別タグ3に対して、表示コマンドとともに前記送信データを送信してステップS110に移行する。
ステップS110では、前記ID番号を有する識別タグ3から、正常に表示が完了した旨の応答を受信したか否かを判定する。応答を受信した場合には、ステップS112に移行し、受信してない場合には、ステップS114に移行する。
ステップS112に移行した場合には、識別タグ3への表示が正常に行われた旨を表示部26に表示して、処理が終了する。
ステップS114では、ステップS110において応答を受信していない場合に、表示コマンドを送信してから所定時間が経過しているか否かを判定する。所定時間が経過していなければステップS110に戻り、所定時間が経過していれば、ステップS116に移行して、表示部26にエラー表示を行って処理を終了する。
次に、リーダ・ライタ装置2から受信したデータをもとに、電気泳動表示装置34に表示を行う際の識別タグ3の動作処理の流れを、図9を用いて説明する。図9は、表示を行う際の識別タグ3の動作処理を示すフローチャートである。
まず、識別タグ3は、リーダ・ライタ装置2からの電磁波を受信すると、電源生成部35によって各部の動作に必要な動作電圧VCCを生成し、動作可能状態となってステップS200に移行する。
ステップS200では、制御部32において、その搬送波がリーダ・ライタ装置2からのコマンドであるか否かを判定する。コマンドである場合にはステップS202に移行し、そうでない場合にはステップS200を繰り返す。
ステップS202では、コマンドとともに送信されたID番号が、自己のID番号と一致するか否かを判定し、一致する場合にはステップS204に移行し、一致しない場合には、ステップS200に戻る。
ステップS204では、受信したコマンドが表示コマンドであるか否かを判定し、表示コマンドである場合には、ステップS206に移行し、それ以外のコマンドである場合には、ステップS222に移行して、その処理を行った後に、ステップS200に戻る。
ステップS206では、表示コマンドとともに受信したデータの中から表示データを取り出して、データ記憶部33に記憶してステップS208に移行する。
ステップS208では、表示コマンドとともに受信したデータの中から表示保持期間情報を取り出して、データ記憶部33に記憶してステップS210に移行する。
ステップS210では、取り出した表示保持期間情報から、電気泳動表示装置34に駆動電圧を印加する駆動電圧印加時間を換算し、これをデータ記憶部33に記憶してステップS212に移行する。なお、本実施形態では、すでにリーダ・ライタ装置2で駆動電圧印加時間が決定されており、表示保持期間情報として駆動電圧印加時間そのものを受信しているため、本ステップは省略される。
ステップS212では、取り出した表示データを電気泳動表示装置34に転送して、ステップS214に移行する。
ステップS214では、電気泳動表示装置34のデータ線駆動回路43が、表示データに応じたデータ信号を、データ線45に出力する。具体的には、淡色で表示したい画素40に接続されたデータ線45には正の駆動電圧+Vdを、濃色で表示したい画素40に接続されたデータ線45には負の駆動電圧−Vdを出力する。さらに、制御部32の制御によって、走査線駆動回路42が走査線44に走査信号を送って、トランジスタ48をオン状態にすることにより、各画素40の容量素子47に駆動電圧を印加して電荷を蓄積する。その後、ステップS216に移行する。
ステップS216では、制御部32が、トランジスタ48をオン状態にしてからの経過時間を判断する。前記経過時間がデータ記憶部33に記憶されている駆動電圧印加時間に達していなければ、ステップS216を繰り返し、駆動電圧印加時間に達していれば、ステップS218に移行する。
ステップS218では、制御部32の制御によって、走査線駆動回路42がトランジスタ48をオフ状態にして、駆動電圧の印加を停止してステップS220に移行する。なお、図8では省略しているが、ステップS214〜S218の一連のステップは、走査線44毎に行われ、すべての走査線44に対して前記の処理がなされると、表示領域41の全面に所望の表示(「○」印)が現れる。また、ステップS214で駆動電圧を印加してから、ステップS218で停止するまでの駆動電圧印加時間を、制御部32が、リーダ・ライタ装置2から受信したデータに含まれる表示保持期間情報に基づいて制御しているため、本実施形態では、制御部32が印加時間可変部として機能している。
ステップS220では、電気泳動表示装置34への表示が正常に完了した旨を、自己のID番号とともに、リーダ・ライタ装置2に送信して、処理が完了する。
上記の処理によって識別タグ3の電気泳動表示装置34に表示された「○」印は、指定した表示保持期間が経過すると消えてしまうため、利用者は「○」印が消えることによって賞味期限が過ぎていることを認識することができる。
以上説明したように、本実施形態のデータ通信システム及び識別タグによれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、識別タグ3が、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な電気泳動表示装置34を有しており、電気泳動表示装置34に駆動電圧を印加する時間を制御することによって、容量素子47への蓄電量を制御し、表示保持期間を変更可能になっているため、電気泳動表示装置34の表示内容を所望の期間だけ保持することが可能となる。ここで、前記表示保持期間が経過した後には、表示が消えるなど電気泳動表示装置34の表示状態が変化するため、駆動電圧印加時からの経過時間を、電気泳動表示装置34の表示状態によって知ることが可能である。従って、表示保持期間を商品の賞味期限に合わせて設定することで、賞味期限を視覚的に瞬時に認識することが可能となる。
(2)本実施形態によれば、識別タグ3が制御部32を有し、この制御部32が、リーダ・ライタ装置2から受信した表示保持期間情報に応じて電気泳動表示装置34への駆動電圧印加時間を変更する印加時間可変部として機能するため、リーダ・ライタ装置2は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで、電気泳動表示装置34への駆動電圧印加時間を変更することが可能となる。
(3)本実施形態によれば、電気泳動表示装置34への駆動電圧印加時間を制御することによって、電気泳動表示装置34の表示保持期間を変更しているため、表示保持期間に応じて印加する駆動電圧を制御する必要がない。つまり、電源生成部35は、多くの電位レベルの電圧を生成する必要がない。
(4)本実施形態によれば、リーダ・ライタ装置2と識別タグ3とで非接触のデータ通信が可能であるため、データ通信の際に、識別タグ3をリーダ・ライタ装置2に接続する必要がなく、多数の識別タグ3の表示保持期間を容易に設定することが可能となる。
(5)本実施形態によれば、識別タグ3は、リーダ・ライタ装置2から送信される電磁波から電力を生成する電源生成部35を備えているため、識別タグ3に電池等の電源を備える必要がなく、識別タグ3を小型化、薄型化することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を、図10を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。図10は、第2実施形態の電源生成部35の回路構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施形態の電源生成部35の定電圧発生回路73は、第1実施形態と同様、接地電位VSS、動作電圧VCC及び電気泳動表示装置34を駆動する2つの駆動電圧+Vd1,−Vd1とを生成する。電源生成部35は、定電圧発生回路73から生成された正の駆動電圧+Vd1と接地電位VSSとの間に、3つの抵抗74a,74b,74cによる抵抗分割によって、さらに2つの正の駆動電圧+Vd2,+Vd3を生成する。ここで、各々の電位関係は、−Vd1<VSS<+Vd3<+Vd2<+Vd1となる。電源生成部35で生成された3つの正の駆動電圧+Vd1,+Vd2,+Vd3は、制御部32が有する印加電圧可変部としてのスイッチング回路75によって、いずれか1つが選択されて、負の駆動電圧−Vd1とともに、正の駆動電圧+Vdとして電気泳動表示装置34に供給される。
前述したように、容量素子47に駆動電圧を印加してから表示が消えるまでの表示保持期間は、駆動電圧の印加によって蓄積される電荷の量に依存し、蓄積される電荷の量は、容量素子47の静電容量に依存する。しかし、容量素子47の静電容量に至るまでの段階では、駆動電圧印加時間を一定とすると、印加する電位差が大きいほど、蓄積する電荷の量は増えることになる。つまり、駆動電圧を制御することによって、電気泳動表示装置34の表示保持期間を制御することができる。
本実施形態のデータ通信システム1によって識別タグ3に表示を行う際のリーダ・ライタ装置2の動作処理の流れは、第1実施形態と同様であり、図8に示した通りである。ただし、ステップS104において、表示保持期間情報を指定する際には、3つの正の駆動電圧+Vd1,+Vd2,+Vd3の中から、所望の表示保持期間に対応するいずれか1つの駆動電圧を選択するようになっている。
次に、電気泳動表示装置34に表示を行う際の識別タグ3の動作処理の流れを、図11を用いて説明する。図11は、第2実施形態のデータ通信システム1によって表示を行う際の識別タグ3の動作処理を示すフローチャートである。
第1実施形態では、ステップS210にて駆動電圧印加時間を決定しているが、本実施形態では、受信した表示保持期間情報から印加する駆動電圧が+Vd1,+Vd2,+Vd3のいずれであるかを取得し、それに従って制御部32のスイッチング回路75(図10参照)を設定する。
なお、ステップS216において、トランジスタ48をオン状態にしてからの経過時間を判断しているが、本実施形態では、駆動電圧印加時間は表示保持期間によらず常に一定であり、前記経過時間は所定の時間と比較されることになる。
以上説明したように、本実施形態のデータ通信システム及び識別タグによれば、前記第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、識別タグ3が印加電圧可変部を有しているため、リーダ・ライタ装置2は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで、電気泳動表示装置34へ印加する駆動電圧を変更することが可能となる。この結果、リーダ・ライタ装置2が識別タグ3に対して供給する駆動電圧を、設定する表示保持期間に応じて変える必要がない。
(2)本実施形態によれば、電気泳動表示装置34に印加する駆動電圧を制御することによって、表示保持期間を設定しているため、複数の識別タグ3に対して、異なる表示保持期間を設定する際にも、駆動電圧印加時間を制御する必要がない。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を、図12〜図14を用いて説明する。なお、第1実施形態又は第2実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。図12は、第3実施形態のデータ通信システムの構成を示す概略構成図、図13は、第3実施形態のデータ通信システムによって識別タグ3に表示を行う際のリーダ・ライタ装置2の動作処理を示すフローチャート、図14は、第3実施形態のデータ通信システムによって表示を行う際の識別タグ3の動作処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、本実施形態のデータ通信システム1では、商品4は3つの商品群4a,4b,4cに分かれており、各商品4に取り付けられている識別タグ3の電気泳動表示装置34の各画素40は、商品群毎に異なる静電容量の容量素子47を有している。
前述したように、容量素子47に駆動電圧を印加してから表示が消えるまでの表示保持期間は、駆動電圧の印加によって蓄積される電荷の量に依存し、蓄積される電荷の量は、容量素子47の静電容量に依存する。ここで、本実施形態では、容量素子47の静電容量が商品群ごとに異なっているため、同一の条件(電圧、時間)で駆動電圧を印加しても、電気泳動表示装置34の表示保持期間は、商品群毎に異なることになる。つまり、本実施形態では、図12及び図13に示すように、リーダ・ライタ装置2による表示保持期間情報の設定(ステップS104)や、識別タグ3による表示保持期間情報の取り出し等(ステップS208,S210)を行わずに、3種類の表示保持期間を設定することが可能である。
以上説明したように、本実施形態のデータ通信システム及び識別タグによれば、前記第1及び第2実施形態の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、表示保持期間が異なる3種類の識別タグ3を含んでいるため、すべての識別タグ3の電気泳動表示装置34に、同一の駆動電圧を同一時間印加した場合でも、3種類の賞味期限を設定することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、リーダ・ライタ装置2と識別タグ3とは、非接触でデータ通信を行っているが、これを、接触によりデータ通信を行うようにしてもよい。
これによれば、非接触でデータ通信を行う必要がないため、第1のデータ通信部2a及び第2のデータ通信部3aを簡略化することが可能となり、リーダ・ライタ装置2及び識別タグ3の双方の小型化や低価格化を実現することが可能となる。特に、識別タグ3の第2のデータ通信部は、リーダ・ライタ装置2と導通を取るためのコネクタや端子を備えるだけで済むようになる。
・前記実施形態では、識別タグ3が印加時間可変部又は印加電圧可変部を有しているが、これらを、リーダ・ライタ装置2が有するようにしてもよい。
これによれば、電気泳動表示装置34の表示保持期間を変更するための印加時間可変部や印加電圧可変部がリーダ・ライタ装置2側に備えられているため、識別タグ3の回路構成を簡略化することが可能となり、識別タグ3の小型化や低価格化を実現することが可能となる。さらに、この場合において、リーダ・ライタ装置2と識別タグ3とを、接触によりデータ通信を行うようにすれば、識別タグ3は、第2のデータ通信部としての端子を備えた電気泳動表示装置34のみで構成することも可能になる。
・前記第3実施形態では、容量素子47の静電容量を変えることによって、表示保持期間が異なるようにしているが、異なる表示保持期間にするためには、これに限られず、液相分散媒61や電気泳動粒子62の構成材料、或いは、これらの組み合わせを変えることによって表示保持期間が異なるようにしてもよい。
次に前記実施形態及び変形例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)リーダ・ライタ装置と、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な識別タグとを含むデータ通信システムにおける表示保持期間の設定方法であって、
前記リーダ・ライタ装置は、前記識別タグとデータ通信可能な第1のデータ通信部を有し、
前記識別タグは、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示を保持可能な表示部と、前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部とを有しており、
前記リーダ・ライタ装置が、前記識別タグに所望の表示保持期間に応じたデータを送信するステップと、
前記識別タグが、前記データに応じた時間、前記表示部に駆動電圧を印加するステップとを有することを特徴とする表示保持期間の設定方法。
これによれば、識別タグが、表示部への駆動電圧印加時間を制御するため、リーダ・ライタ装置は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで、識別タグが表示部への駆動電圧印加時間を変更し、所望の表示保持期間を設定することが可能となる。つまり、表示部への駆動電圧印加時間を、リーダ・ライタ装置が制御する必要がなくなる。
(2)リーダ・ライタ装置と、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な識別タグとを含むデータ通信システムにおける表示保持期間の設定方法であって、
前記リーダ・ライタ装置は、前記識別タグとデータ通信可能な第1のデータ通信部を有し、
前記識別タグは、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、駆動電圧を印加しない状態でも所定期間表示を保持可能な表示部と、前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部とを有しており、
前記リーダ・ライタ装置が、前記識別タグに所望の表示保持期間に応じたデータを送信するステップと、
前記識別タグが、前記データに応じた駆動電圧を、前記表示部に印加するステップとを有することを特徴とする表示保持期間の設定方法。
これによれば、識別タグが、表示部へ印加する駆動電圧を制御するため、リーダ・ライタ装置は、所望の表示保持期間に応じたデータを送信するだけで、識別タグが表示部へ印加する駆動電圧を変更し、所望の表示保持期間を設定することが可能となる。つまり、リーダ・ライタ装置は、識別タグに対して供給する駆動電圧を、設定する表示保持期間に応じて変える必要がない。さらに、表示部に印加する駆動電圧を制御することによって、表示保持期間を設定しているため、複数の識別タグに対して、異なる表示保持期間を設定する際にも、表示保持期間に応じて駆動電圧印加時間を制御する必要がなくなる。
なお、本明細書において、商品の有効期限とは、食料品等の賞味期限以外に、定期券や入場券等の有効期限やレンタル用品の返却期限等、所定日時からの経過時間を表すものとする。
第1実施形態のデータ通信システムの構成を示す概略構成図。 リーダ・ライタ装置の概略構成を示すブロック図。 識別タグの概略構成を示すブロック図。 電気泳動表示装置の回路構成を示すブロック図。 電気泳動表示装置の表示領域の一画素分の断面を示す拡大断面図。 電気泳動表示装置の動作原理を示す模式図であり、(a)は、駆動電圧が印加されていない状態を示す図、(b)は、駆動電圧が印加された状態を示す図、(c)は、(b)で印加された駆動電圧と逆方向の駆動電圧が印加された状態を示す図。 第1実施形態の電源生成部の回路構成を示すブロック図。 識別タグに表示を行う際のリーダ・ライタ装置の動作処理を示すフローチャート。 表示を行う際の識別タグの動作処理を示すフローチャート。 第2実施形態の電源生成部の回路構成を示すブロック図。 第2実施形態のデータ通信システムによって表示を行う際の識別タグの動作処理を示すフローチャート。 第3実施形態のデータ通信システムの構成を示す概略構成図。 第3実施形態のデータ通信システムによって識別タグに表示を行う際のリーダ・ライタ装置の動作処理を示すフローチャート。 第3実施形態のデータ通信システムによって表示を行う際の識別タグの動作処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…データ通信システム、2…リーダ・ライタ装置、3…識別タグ、4…商品、4a,4b,4c…商品群、2a…第1のデータ通信部としてのデータ通信部、20…データ受信部、21…電力供給用電磁波送信部を構成するデータ送信部、22…制御部、23…操作部、24…RAM、25…ROM、26…表示部、27…電力供給用電磁波送信部を構成するアンテナ、3a…第2のデータ通信部としてのデータ通信部、30…データ受信部、31…データ送信部、32…制御部及び印加時間可変部としての制御部、33…データ記憶部、34…表示部及び表示装置としての電気泳動表示装置、35…電力生成部としての電源生成部、36…コイルアンテナ、40…画素、41…表示領域、42…走査線駆動回路、43…データ線駆動回路、44…走査線、45…データ線、46…電気泳動分散液、47…容量素子、48…トランジスタ、50…基板、51…電極、52…樹脂層、53…電気泳動分散液層、53a…マイクロカプセル、54…透明電極、55…PETフィルム、61…液相分散媒、62…電気泳動粒子、65a,65b…電圧源、66…スイッチング回路、71…共振コンデンサ、72…整流回路、73…定電圧発生回路、74a,74b,74c…抵抗、75…印加電圧可変部としてのスイッチング回路、+Vd,+Vd1,+Vd2,+Vd3,−Vd,−Vd1…駆動電圧。

Claims (11)

  1. リーダ・ライタ装置と、前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な識別タグとを含むデータ通信システムであって、
    前記リーダ・ライタ装置は、前記識別タグとデータ通信可能な第1のデータ通信部を有し、
    前記識別タグは、
    前記リーダ・ライタ装置とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、
    前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部と、
    前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部と、
    を有しており、
    前記表示部は、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示内容を前記所定期間経過後に変化させるために、前記表示部に印加する電圧を前記制御部によって制御することで、前記表示内容の表示保持期間変更可能であることを特徴とするデータ通信システム。
  2. 請求項に記載のデータ通信システムであって、前記識別タグの前記制御部は、前記表示部に電圧を印加する時間を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加時間可変部を有することを特徴とするデータ通信システム。
  3. 請求項に記載のデータ通信システムであって、前記識別タグの前記制御部は、前記表示部に印加する電圧を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加電圧可変部を有することを特徴とするデータ通信システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ通信システムであって、
    前記第1のデータ通信部と前記第2のデータ通信部とは、非接触でデータ通信が可能であり、
    前記リーダ・ライタ装置は、前記第1のデータ通信部によるデータ通信時に、前記識別タグに電力供給用の電磁波を送信する電力供給用電磁波送信部を有し、
    前記識別タグは、前記リーダ・ライタ装置から送信された電力供給用の電磁波から電力を生成する電力生成部を有することを特徴とするデータ通信システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ通信システムであって、
    前記識別タグを複数有しており、複数の前記識別タグは、前記表示部に同一条件で電圧を印加した場合の表示保持期間が異なる、少なくとも2種類の識別タグを有することを特徴とするデータ通信システム。
  6. リーダ・ライタ装置が有する第1のデータ通信部とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、
    前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部と、
    前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部と
    を有し、
    前記表示部は、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示内容を前記所定期間経過後に変化させるために、前記表示部に印加する電圧を前記制御部によって制御することで、前記表示内容の表示保持期間を変更可能であることを特徴とする識別タグ。
  7. 請求項に記載の識別タグであって、前記制御部は、前記表示部に電圧を印加する時間を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加時間可変部を有することを特徴とする識別タグ。
  8. 請求項に記載の識別タグであって、前記制御部は、前記表示部に印加する電圧を、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信したデータに基づいて変更可能な印加電圧可変部を有することを特徴とする識別タグ。
  9. 請求項のいずれか1項に記載の識別タグであって、前記第2のデータ通信部は、前記リーダ・ライタ装置と非接触でデータ通信が可能であり、前記第2のデータ通信部で前記リーダ・ライタ装置から受信した電力供給用の電磁波から電力を生成する電力生成部を有することを特徴とする識別タグ。
  10. リーダ・ライタ装置が有する第1のデータ通信部とデータ通信可能な第2のデータ通信部と、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示が可能で、電圧を印加しない状態でも所定期間表示内容を保持可能な表示部と、前記第2のデータ通信部及び前記表示部の制御を行う制御部と、を有しており、前記表示部は、前記第2のデータ通信部で受信したデータに基づく表示内容を前記所定期間経過後に変化させるために、前記表示部に印加する電圧を前記制御部によって制御することで、前記表示内容の表示保持期間を変更可能である表示装置の、前記表示内容の変化によって、前記所定期間が経過したことを知らせる経過期間の通知方法。
  11. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の識別タグを商品に取り付けて、前記表示内容の変化によって、商品の有効期限を知らせることを特徴とする経過期間の通知方法。
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