JP4340958B2 - 無線通信装置、電波環境測定装置及び信号品質情報表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は無線通信装置、電波環境測定装置及び信号品質情報表示方法に関し、実空間における無線波の伝搬環境を測定して表示する場合に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線LAN端末や携帯電話機等の各種無線通信装置において、受信電界強度情報を例えば棒グラフ状に表示してユーザに通知するようになされたものがある。ところがかかる構成の無線通信装置では、現在位置における電界強度を通知することができるのみであり、電界強度の強い方向を通知することはできない。
【0003】
このため、例えば指向性を有するアンテナを複数個設け、各指向性アンテナそれぞれの受信電界強度情報に基づいて、電界強度の強い方向を表示するようになされた無線通信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−124962公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが上述した無線通信装置では、単に電界強度の強い方向を通知するのみであり、実空間における受信状態の良い場所を具体的に通知することができないという問題があった。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、実空間における無線波の伝搬環境をユーザに対して直感的に認識させ得る無線通信装置、電波環境測定装置及び信号品質情報表示方法を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、複数のアンテナ素子をそれぞれ介して無線波を受信し、複数のアンテナ素子それぞれを介して受信した無線波についての信号品質情報を生成し、複数のアンテナ素子それぞれについての信号品質情報及び当該複数のアンテナ素子それぞれについての配置位置情報に基づいて、ユーザの視点から見て上記複数のアンテナ素子と重複する位置に表示画面を表示する表示手段により、実空間における当該複数のアンテナ素子の位置に合わせて上記信号品質情報を補間して表示するようにした。
【0007】
これにより、ユーザの視点から見て実際のアンテナの配置位置に重畳するよう信号品質情報を表示することができるので、実空間における電波伝搬環境や信号品質を直感的にユーザに認識させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の実施の形態を詳述する。
【0009】
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態のノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、ノートパソコンと呼ぶ)1を示し、本体側筐体2と表示部側筐体3とが開閉自在に接続されている。
【0010】
図1(A)に示すように本体側筐体2の上面にはキーボード5が設けられているとともに、表示部側筐体3の正面には液晶ディスプレイ等でなる表示部6が設けられている。
【0011】
かかる構成に加えて、無線通信装置としてのノートパソコン1には、図1(B)に示すように、表示部側筐体3の背面に、例えばチップアンテナでなる複数のアンテナ素子7を正方格子状に配列して構成した(例えば5×5=25個)マトリックスアンテナでなるアンテナ装置8が設けられている。
【0012】
そしてノートパソコン1はこのアンテナ装置8を介して、無線LAN基地局や他のパーソナルコンピュータとの間で、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )802.11b規格に準拠した無線LAN通信を行うようになされている。
【0013】
ここで、各アンテナ素子7の配列間隔は、当該ノートパソコン1で使用する無線LAN通信波の約1/4波長以上に選定されている。例えば2.4GHz帯を使用する802.11b規格の場合、無線LAN通信波の波長λは約12cmであり、アンテナ素子7の配列間隔はλ/4=3cm以上となる。そしてノートパソコン1は、複数のアンテナ素子7のうち最も受信状態の良いものを選択して送受信に用いる空間ダイバシティを行うようになされている。
【0014】
次に、ノートパソコン1の回路構成を図2に示すブロック図を用いて説明する。ノートパソコン1においては、当該ノートパソコンを統括制御するCPU(Central Processing Unit )11に対し、各種プログラムを実行するワークエリアとしてのメモリ12、表示部6に対する表示信号を生成するビデオインターフェース13及びCPU−PCI(Peripheral Component Interconnect )ブリッジ14が、CPUバス15を介して接続されている。
【0015】
またCPU−PCIブリッジ14には、PCIバス16を介して、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェース17、I/O(Input/Output)コントローラ18、USB(Universal Serial Bus)インターフェース19及び受信手段としての無線LAN通信部20が接続されている。
【0016】
IDEインターフェース17には、CPU11によって実行されるオペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラムを格納したハードディスクドライブ21が接続されており、当該IDEインターフェース17はハードディスクドライブ21に対するアクセス制御を行う。
【0017】
I/Oコントローラ18には、キーボード5及びポインティングデバイス22が接続されており、当該I/Oコントローラ18は、ユーザ操作に応じてキーボード5及びポインティングデバイス22から供給される操作信号をPCIバス16に供給する。
【0018】
CPU11は、ノートパソコン1の電源投入に応じてハードディスクドライブ21からオペレーティングシステムを読み出し、メモリ12に展開して実行する。そしてCPU11はオペレーティングシステムの実行環境下において、ユーザによるキーボード5及びスティック型ポインティングデバイス22の操作に応じてハードディスクドライブ21から各種アプリケーションプログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現するようになされている。
【0019】
更に、無線LAN通信部20はCPU11の制御に応じて動作し、アンテナ装置8を介して、無線LAN基地局や他のパーソナルコンピュータとの間で例えばIEEE802.11b規格に準拠した無線LAN通信を行う。
【0020】
このときノートパソコン1は、アンテナ装置8の各アンテナ素子7それぞれの受信特性を評価する特性評価モードと、当該特性評価モードで得られた評価結果に基づいて受信特性の良いアンテナ素子7を選択して無線LAN通信を行う通信モードとを交互に切り替えて動作する。この特性評価モード及び通信モードの時間配分は、例えば特性評価モードが1に対して通信モードが9に設定されている。
【0021】
特性評価モードにおいてノートパソコン1は、各アンテナ素子7それぞれについてのパケット誤り率(PER:Packet Error Rate )を算出し、当該算出したパケット誤り率に基づいて、図3に示す信号品質表示画面100を、信号品質情報表示手段としての表示部6に表示する。
【0022】
すなわち受信手段としての無線LAN通信部20は、図4に示すパルス状の同期クロックS1をスイッチ回路23に供給する。ここで、図3に示すようにアンテナ装置8の各アンテナ素子7には、それぞれ(0,0)、(0,1)、(0,2)、(0,3)、(0,4)、(1,0)、……、(4,4)の配置座標が付されている。スイッチ回路23は同期クロックS1に応じて、アンテナ装置8のアンテナ素子7を、(0,0)、(0,1)、(0,2)、(0,3)、(0,4)、(1,0)、……、(4,4)の順に順次選択して無線LAN通信部20に接続する。
【0023】
無線LAN通信部20は、スイッチ回路23によって選択されたアンテナ素子7を介して無線LAN通信波を受信して復調し、図4に示すような各アンテナ素子7で受信した受信信号S2をCPU11に送出する。このとき無線LAN通信部20は、スイッチ回路23で選択されているアンテナ素子7の配置座標を示す配置位置情報としてのアンテナ座標情報S3を、受信信号S2に同期してCPU11に送出する。
【0024】
信号品質情報生成手段としてのCPU11は、無線LAN通信部20から供給された受信信号S2を一旦メモリ12に蓄積した後解析し、各アンテナ素子7それぞれについての信号品質情報としてのパケット誤り率を算出する。そしてCPU11はアンテナ座標情報S3に基づいて、算出した各パケット誤り率を、アンテナ素子7の配置座標に対応して配列する(図5(A))。これを空間サンプリングと呼ぶ。
【0025】
さらに、信号品質情報表示手段としてのCPU11は、各アンテナ素子7に対応したパケット誤り率の配列間を、例えば直線補間法を用いて補間する(図5(B))。そして信号品質情報表示手段としてのCPU11は、このようにして生成した補間パケット誤り率を所定の数値範囲毎に色分け(例えば0〜10%は濃紺、10〜20%は青、20〜30%は緑、30〜40%は黄、40%〜は赤)して、信号品質表示画面100の信号品質表示領域101に表示する(図3)。また信号品質表示領域101の右側には、数値範囲の色分けを表した凡例103が表示される。
【0026】
この信号品質表示画面100には、表示部6の背面に配置されている各アンテナ素子7に対応する位置に、当該アンテナ素子7の位置を示すアンテナアイコン102が表示されている。そしてCPU11は、各アンテナ素子7の配置座標に対応して補間パケット誤り率を信号品質表示領域101に表示することにより、各アンテナ素子7の配置位置に対応した実空間における受信信号品質の状態をユーザに通知することができる。
【0027】
続いてノートパソコン1は通信モードに移行する。この通信モードにおいてノートパソコン1のCPU11は、直前の特性評価モードでパケット誤り率が最も小さかったアンテナ素子7を選択して通信を行う。このときノートパソコン1はは、直前の特性評価モードにおいて表示した信号品質表示画面100を継続表示する。
【0028】
そして、ノートパソコン1は再び特性評価モードで動作し、各アンテナ素子7それぞれの受信特性を評価して信号品質表示画面100を表示する。このようにしてノートパソコン1は、特性評価モードと通信モードとを交互に切り替えて動作する。
【0029】
以上の構成において、ノートパソコン1は複数のアンテナ素子7を順次選択して無線LAN通信波を受信し、各アンテナ素子7についてのパケット誤り率をCPU11で算出する。
【0030】
そしてCPU11は、各アンテナ素子7に対応したパケット誤り率の間を例えば直線補間して補間パケット誤り率を生成し、これを所定の数値範囲毎に色分けして、各アンテナ素子7の実空間位置に対応して信号品質表示画面100の信号品質表示領域101に表示する。
【0031】
このようにノートパソコン1は、表示部6の背面に配置された各アンテナ素子7それぞれについての受信信号品質を、当該アンテナ素子7それぞれの実際の位置に対応して表示部6に表示し、これにより、実空間における信号品質を直感的にユーザに通知することができる。
【0032】
そして、信号品質表示画面100を表示した状態でノートパソコン1の向きや位置を変化させたり、表示部側筐体3の開き角度を変化させると、これに応じて信号品質表示画面100の表示が変化する。これによりユーザは、当該信号品質表示画面100を見ながら、信号品質の良い状態を選択して無線LAN通信を行うことができる。
【0033】
以上の構成によれば、ノートパソコン1は各アンテナ素子7についてのパケット誤り率を、当該アンテナ素子7の実空間位置に対応した信号品質表示領域101に表示することにより、当該ノートパソコン1が置かれた実空間における電波伝搬環境や信号品質を、直感的かつ動的にユーザに認識させることができる。
【0034】
なお第1の実施の形態においては、信号品質情報としてパケット誤り率を表示するようにしたが、本発明はこれに限らず、受信電界強度や信号精度(例えばIEEE802.11a規格における変調精度指数:EVM(Error Vector Magnitude))、スループットや伝送速度等、通信に関する種々の信号品質情報を用いてもよく、さらには複数種類の信号品質情報を複合して表示するようにしてもよい。
【0035】
例えば、2つの信号品質情報(パケット誤り率及び受信電界強度等)にそれぞれ所定の係数をかけたのちこれらを乗算し、この乗算結果を信号品質表示領域101に表示するようにしてもよく、あるいは第1の信号品質情報(例えばパケット誤り率)に応じて色分け表示を行うとともに、第2の第1の信号品質情報(例えば受信電界強度)に応じて輝度を変化して表示するようにすれば、一つの信号品質表示領域101に2つの信号品質情報を同時に表示してユーザに認識させることができる。
【0036】
また第1の実施の形態においては、アンテナ素子7としてチップアンテナを用いたが、本発明はこれに限らず、ヘリカルアンテナやマイクロストリップアンテナ等、様々なアンテナ素子を用いてもよい。
【0037】
さらに第1の実施の形態においては、アンテナ素子7を5×5個の正方格子状に配列してアンテナ装置8を構成するようにしたが、本発明はこれに限らず、これ以外の個数でアンテナ素子7を配列してアンテナ装置8を構成したり、正方格子以外の配列(例えば蜂の巣状の六角格子)でアンテナ素子7を配列してもよい。
【0038】
さらにはアンテナ素子7を立体配列するようにしてもよい。例えば、立方体でなる筐体の各頂点にアンテナ素子7を配列してアンテナ装置8を構成し(立方配列)、筐体における各アンテナ素子7の近傍にそれぞれLED等の表示手段を設け、当該表示手段にパケット誤り率等の評価データを色分け表示するようにすることが考えられる。
【0039】
さらに第1の実施の形態においては、無線通信装置としてのノートパソコン1に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)等の各種情報処理装置や携帯電話機等、種々の無線通信装置に本発明を適用することができる。
【0040】
(2)第2の実施の形態
上述した第1の実施の形態では、無線LAN機能を有する無線通信装置としてのノートパソコン1に本発明を適用した場合について述べたが、空間の電波伝搬環境を測定するための電波環境測定装置に本発明を適用することもできる。
【0041】
すなわち図6は本発明の第2の実施の形態の電波環境測定装置30を示し、アンテナ装置31、電波環境解析器32、及びアンテナ装置31の上方に配置された投影装置33で構成される。
【0042】
アンテナ装置31は、例えばモノポールアンテナでなる複数のアンテナ素子34を、アンテナベース35上に正方格子状に配列して(例えば9×9=81個)構成されたマトリックスアンテナである。
【0043】
電波環境解析器32は、アンテナ装置31のアンテナ素子34を順次選択して所定周波数の電波を受信して各アンテナ素子34それぞれの受信電界強度に基づく信号品質画面200を生成し、これを投影装置33からアンテナ装置31に投影表示する。
【0044】
図7に示すように電波環境解析器32は、スイッチ回路35、受信部36、信号品質解析部37、メモリ38、画像生成部39で構成される。
【0045】
電波環境解析器32の受信部36は、同期クロックS1をスイッチ回路35に供給する。スイッチ回路35は同期クロックS1に応じて、アンテナ装置31のアンテナ素子34を順次選択して受信部36に接続する。
【0046】
受信部36は、スイッチ回路35によって選択されたアンテナ素子34を介して電波を受信して受信信号S2を生成し、これを信号品質解析部37に送出する。このとき受信部36は、スイッチ回路35で選択されているアンテナ素子34の配置座標を示すアンテナ座標情報S3を、受信信号S2に同期して信号品質解析部37に送出する。
【0047】
信号品質情報生成手段としての信号品質解析部37は、受信部36から供給された受信信号S2を一旦メモリ38に蓄積した後読みだし、各アンテナ素子34それぞれについての受信電界強度を算出する。さらに信号品質情報表示手段としての信号品質解析部37は、算出した信号品質情報としての受信電界強度をアンテナ座標情報S3に基づいてアンテナ素子34の配置座標に対応して配列した後、その配列間を例えば直線補間法を用いて補間し、補間受信電界強度情報S4として画像生成部39に供給する。
【0048】
信号品質情報表示手段としての画像生成部39は、補間受信電界強度情報S4とアンテナ座標情報S3に基づき、各アンテナ素子34の配置座標に対応した空間の電界強度を所定の数値範囲毎に色分けしてなる信号品質画面データS5を生成し、投影装置35(図6)に供給する。
【0049】
信号品質情報表示手段としての投影装置35は、信号品質画面データS5に基づいて信号品質画面200を生成し、アンテナ装置31に投影する。ここで、信号品質画面200は各アンテナ素子34の実際の位置に対応しており、これにより各アンテナ素子34の配置位置に対応した実空間における受信信号品質の状態をユーザに通知することができる。
【0050】
以上の構成において、電波環境測定装置30の電波環境解析器32は、複数のアンテナ素子34を順次選択して無線波を受信し、各アンテナ素子34についての受信電界強度を算出する。
【0051】
そして電波環境解析器32は、各アンテナ素子34に対応した受信電界強度の間を例えば直線補間して補間受信電界強度情報S4を生成し、これに基づいて、アンテナ素子34の配置座標に対応した空間の電界強度を所定の数値範囲毎に色分けしてなる信号品質画面200を、投影装置35を介してアンテナ装置31に投影する。
【0052】
これにより電波環境測定装置30は、アンテナ装置31で受信した実空間における信号品質を直感的に通知することができる。
【0053】
以上の構成によれば、各アンテナ素子34についての受信電界強度を表した信号品質画面200を、当該アンテナ素子34が配置されている実空間に投影表示することにより、当該アンテナ素子34が配置されている実空間の電波伝搬環境や信号品質を、直感的にユーザに認識させることができる。
【0054】
なお第2の実施の形態においては、信号品質情報として受信電界強度を表示するようにしたが、本発明はこれに限らず、パケット誤り率やEVM、スループットや伝送速度等、通信に関する種々の信号品質情報を用いてもよく、さらには複数の信号品質情報を複合して表示するようにしてもよい。
【0055】
また第2の実施の形態においては、アンテナ素子34としてモノポールアンテナを用いたが、本発明はこれに限らず、ヘリカルアンテナやマイクロストリップアンテナ等、様々なアンテナ素子を用いてもよい。
【0056】
さらに第2の実施の形態においては、アンテナ素子34を9×9個の正方格子状に配列してアンテナ装置31を構成するようにしたが、本発明はこれに限らず、これ以外の個数でアンテナ素子34を配列してアンテナ装置31を構成したり、正方格子以外の配列でアンテナ素子34を配列してもよく、さらにはアンテナ素子34を立体配列するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、複数のアンテナ素子をそれぞれ介して無線波を受信し、当該複数のアンテナ素子それぞれを介して受信した無線波についての信号品質情報を生成し、複数のアンテナ素子それぞれについての信号品質情報及び当該複数のアンテナ素子それぞれについての配置位置情報に基づき、ユーザの視点から見て上記複数のアンテナ素子と重複する位置に表示画面を表示する表示手段によって、実空間における当該複数のアンテナ素子の位置に合わせて上記信号品質情報を補間して表示するようにしたことにより、ユーザの視点から見て実際のアンテナの配置位置に重畳するよう信号品質情報を表示することができるので、実空間における電波伝搬環境や信号品質を直感的にユーザに認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるノートパソコンの外観構成を示す略線図である。
【図2】ノートパソコンの回路構成を示すブロック図である。
【図3】信号品質表示画面の構成を示す略線図である。
【図4】スイッチ回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】パケット誤り率の補間の説明に供する表である。
【図6】第2の実施の形態における電波環境測定装置の構成を示す略線図である。
【図7】電波環境解析器の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……ノートパソコン、6……表示部、7……アンテナ素子、8……アンテナ装置、11……CPU、12……メモリ、20……送受信部、21……ハードディスクドライブ、23……スイッチ回路、30……電波環境測定装置、31……アンテナ装置、32……電波環境解析器、33……投影装置、34……アンテナ素子、35……スイッチ回路、36……受信部、37……信号品質解析部、38……メモリ、39……画像生成部。
Claims (7)
- 複数のアンテナ素子を所定配列で配置してなるアンテナ装置と、
上記複数のアンテナ素子をそれぞれ介して無線波を受信する受信手段と、
上記複数のアンテナ素子それぞれを介して受信した上記無線波についての信号品質情報を生成する信号品質情報生成手段と、
ユーザの視点から見て上記複数のアンテナ素子と重複する位置に表示画面を表示する表示手段と、
上記複数のアンテナ素子それぞれについての上記信号品質情報及び当該複数のアンテナ素子それぞれについての配置位置情報に基づき、実空間における当該複数のアンテナ素子の位置に合わせて、上記表示手段に上記信号品質情報を補間して表示する信号品質情報表示手段と
を有する無線通信装置。 - 上記受信装置は、通信機能を有する情報処理装置でなり、
上記アンテナ装置は、上記複数のアンテナ素子が平面状に配列されてなり、
上記表示手段は、上記複数のアンテナ素子の配置面と略平行に設けられている
請求項1に記載の無線通信装置。 - 上記信号品質情報を基に上記無線波の受信特性が良い上記アンテナ素子を選択するアンテナ選択手段と、
上記アンテナ選択手段により選択された上記アンテナ素子を介して上記無線波を送信する送信手段と
をさらに有する請求項1に記載の無線通信装置。 - 上記信号品質情報生成手段は、上記複数のアンテナ素子それぞれを介して受信した上記無線波について、通信に関する複数種類の上記信号品質情報を生成し、
上記信号品質情報表示手段は、実空間における上記複数のアンテナ素子の位置に合わせて、当該複数のアンテナ素子それぞれについて上記複数種類の信号品質情報を複合し補間して表示する
請求項1に記載の無線通信装置。 - 複数のアンテナ素子をそれぞれ介して無線波を受信する受信手段と、
上記複数のアンテナ素子それぞれを介して受信した上記無線波についての信号品質情報を生成する信号品質情報生成手段と、
ユーザの視点から見て上記複数のアンテナ素子と重複する位置に表示画面を表示する表示手段と、
上記複数のアンテナ素子それぞれについての上記信号品質情報及び当該複数のアンテナ素子それぞれについての配置位置情報に基づき、実空間における当該複数のアンテナ素子の位置に合わせて、上記表示手段に上記信号品質情報を補間して表示する信号品質情報表示手段と
を有する電波環境測定装置。 - 上記信号品質情報表示手段は、上記信号品質情報を、上記複数のアンテナ素子が配置された配置面に投影表示する
請求項5に記載の電波環境測定装置。 - 複数のアンテナ素子をそれぞれ介して無線波を受信する受信ステップと、
上記複数のアンテナ素子それぞれを介して受信した上記無線波についての信号品質情報を生成する信号品質情報生成ステップと、
上記複数のアンテナ素子それぞれについての上記信号品質情報及び当該複数のアンテナ素子それぞれについての配置位置情報に基づいて、ユーザの視点から見て上記複数のアンテナ素子と重複する位置に表示画面を表示する表示手段により、実空間における当該複数のアンテナ素子の位置に合わせて上記信号品質情報を補間して表示する信号品質情報表示ステップと
を有する信号品質情報表示方法。
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