JP4340824B2 - カラー撮像装置およびそのカラー撮像方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラー撮像装置およびそのカラー撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー撮像装置は、一般に、例えば図3に示すように構成されている。すなわち、被写体が撮像レンズ11により撮像され、その像が絞り機構12を通じてCCDカラー撮像素子21に投影され、この撮像素子21からは補色の色信号が点順次に取り出される。
【0003】
そして、この点順次の色信号がサンプリング・ホールド回路22およびAGC用の可変利得アンプ23を通じてA/Dコンバータ回路24に供給されてデジタル信号S24にA/D変換される。そして、この信号S24が、色信号分離回路25に供給されて赤色、緑色および青色の色信号R、G、Bが取り出され、これら信号R、G、Bが、ホワイトバランスアンプ26に供給され、レベルがそれぞれKR、KG、KB倍されてホワイトバランスが補正される。
【0004】
続いて、このホワイトバランスの補正された信号R〜Bが色差変換回路27に供給されて赤および青の色差信号(R−Y)、(B−Y)が形成され、この信号(R−Y)、(B−Y)がNTSC方式のエンコーダ回路28に供給される。また、分離回路25から輝度信号Yが取り出され、この信号Yがエンコーダ回路28に供給される。こうして、エンコーダ回路28からは、デジタル信号化されたNTSCカラーコンポジット信号SNTSCが取り出される。
【0005】
さらに、このとき、分離回路25からの信号R〜Bが演算回路41に供給されて所定の制御信号が形成される。この場合、その演算回路41および後述する回路42〜45は、マイクロコンピュータ40において、ソフトウエアにより実現されるものであるが、図においては、理解を容易にするため、ハードウェアにより等価的に示している。
【0006】
そして、演算回路41からの制御信号がホワイトバランスアンプ26にその利得KR、KG、KBの制御信号として供給され、上述のようにホワイトバランスア ンプ26に供給された信号R〜Bのホワイトバランスが補正される。
【0007】
さらに、絞り機構12の絞り値、カラー撮像素子21のシャッター速度およびAGC用アンプ23の利得KAGCが、マイクロコンピュータ40によりフィード バック制御される。
【0008】
すなわち、A/Dコンバータ回路24からの信号S24が、検波回路31に供給されて輝度レベルに対応して変化する検波信号、すなわち、被写体の明るさを示す値のデータD31が取り出され、このデータD31がエラー演算用の比較回路42に供給される。また、比較回路42には、被写体の明るさの基準値となるデータDREFが供給される。こうして、比較回路31からは、基準値DREFに対するデータD31のエラーの大きさを示すエラーデータD42が取り出される。
【0009】
そして、このデータD42が、リミッタ回路43および積分回路44を通じて制御信号形成回路45に供給されて絞り機構12の制御データが形成され、この制御データがドライブ回路32を通じて絞り機構12に供給され、被写体が高輝度のとき、カラー撮像素子21に供給される光量を少なくするように、絞り機構12の絞り値がフィードバック制御される。
【0010】
さらに、形成回路45において、データD42からAGCデータDAGCが形成さ れ、このデータDAGCがAGC用アンプ23にその利得KAGCの制御データとして供給され、被写体が低照度のとき、信号レベルを大きくするように、AGC用アンプ23の利得KAGCがフィードバック制御される。
【0011】
また、このとき、タイミングジェネレータ回路33から撮像素子21に撮像に必要な各種のタイミング信号が供給されているが、形成回路45からタイミングジェネレータ回路33にシャッタ速度の制御データが供給され、撮像素子21のシャッター速度、すなわち、撮像素子21が、これに投影された被写体像から色信号を形成するときに有効となる電荷の蓄積時間がフィードバック制御される。
【0012】
なお、リミッタ回路43は、例えば、被写体が撮像基準とする明るさ(必要最低照度)以下であってエラーデータD42の値が極端に大きくなったときに、AGC用アンプ23などに対するフィードバック制御が不安定になったりしないように、エラーデータD42の値を制限するものである。また、積分回路43は、例えば照明の映り込みにより撮像画面内に高輝度な部分が一時的に生じたようなときに、絞り機構12などが応答しないようにするためのものである。
【0013】
さらに、図3の装置においては、いわゆる「色消し」あるいは「色消し処理」も行われている。すなわち、低照度であって被写体が暗いときには、撮像素子21の出力信号のレベルが低下するので、AGC用アンプ23の利得を大きくして信号レベルを保ち、再生画面が暗くならないようにしている。
【0014】
しかし、撮像素子21の出力レベルが低下しているときには、色情報そのものが劣化しているので、画像の色を正確に再現することができなくなっている。そこで、被写体が暗いときには、画像の色を積極的に消すようにしているが、これが色消し処理である。
【0015】
ただし、その場合、被写体の明るさが低下していくとき、いきなり色消しをするのではなく、次第に色消しをしていくようにしないと、不自然な画像になってしまう。また、次第に色消しをしていくときも、被写体の明るさと色消しの割り合い(色消しの程度)との関係を考慮する必要がある。
【0016】
そして、AGC用アンプ23の動作について考えると、被写体の明るさが低下するほど、AGC用アンプ23の利得KAGCは大きくなっていくとともに、その 利得KAGCとAGCデータDAGCの値とは対応関係にある。
【0017】
そこで、図3の装置においては、形成回路45からのAGCデータDAGCが、 被写体の明るさを示すデータとして演算回路41に供給されて所定のデータD41が形成され、このデータD41が変換回路27にその利得K27の制御データとして供給され、利得K27は、例えば図2Aに実線で示すように制御される。
【0018】
すなわち、利得K27は、AGCデータDAGCを変数とする関数
K27=f(DAGC)
として表されるものであり、図2Aにおいて、横軸はAGC用アンプ23の利得KAGCを示し、縦軸は変換回路27の利得K27を示す。したがって、横軸はAG CデータDAGCの値でもあり、被写体の明るさでもある。また、縦軸は、変換回 路27から出力される色差信号(R−Y)、(B−Y)の信号レベルでもある。
【0019】
そして、被写体の明るさが、AGC用アンプ23の利得KAGCの0dBから例え ば6dBの範囲に対応するときには、利得K27は1倍とされ、AGC用アンプ23の利得KAGCの6dB以上に対応するときには、その利得KAGCの増加につれて(明るさの低下につれて)利得K27は次第に小さくされていく。
【0020】
そして、AGC用アンプ23の利得KAGCの変化範囲は、経験に基づいて0〜18dBに設計されているので、利得K27は、AGC用アンプ23の利得KAGCが18dBになるまで小さくされていく。
【0021】
したがって、変換回路27から出力される色差信号(R−Y)、(B−Y)の信号レベルは、被写体の明るさに対応して図2Aに実線で示すように変化することになる。
【0022】
したがって、カラーコンポジット信号SNTSCから再生される画像は、被写体の照度ないし明るさが不足したとき、図2Aに実線で示す特性で色消しが行われることになる。すなわち、カラーコンポジット信号SNTSCによれば、被写体の明るさが十分なときには、標準的なカラー画像を得ることができ、被写体の明るさが低下していくと、次第に色消しが行われていく。
【0023】
なお、以下の説明においては、被写体の明るさが低下していって色消しの開始される点(図2Aの実線の場合であれば、KAGC=6dBになる点)を「色消し開 始点」と呼び、AGCの利得KAGCが最大となる点(図2Aの実線の場合であれ ば、KAGC=18dBになる点)を「AGC最大点」と呼ぶものとする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、CCD撮像素子は小型化や高画素化などにより高密度化が進み、これにつれてCCD撮像素子の1画素あたりの面積が小さくなり、感度が低下する傾向にある。
【0025】
このため、絞り、シャッター速度、AGC利得を同じ設定にした場合、同じ照度の被写体を撮影しても、高密度化されたCCD撮像素子では、その出力レベルが低下し、その結果、再生画面が暗くなってしまう。そして、この再生画面の明るさの低下を解決するため、一般には、例えば図2Aに破線で示すように、AGC範囲を拡大している。
【0026】
ところが、そのようにすると、例えば図2Aに破線で示すように、色消し開始点が暗いほうにずれてしまい、その結果、色消し開始点からAGC最大点までの範囲における色消し特性の傾きが、急になってしまう。
【0027】
そして、このように色消し特性の傾きが急になると、被写体が暗いとき、例えば少しレンズの向きを変えただけで、色消しの割り合いが大きく変化することになり、不自然な画像になってしまう(そのような不自然さが出ないように、しかも、色消しの効果が得られるように、設定した色消し特性が、図2Aの実線の特性でもある)。
【0028】
この発明は、そのような問題点を解決しようとするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
この発明においては、
被写体を撮像する固体カラー撮像素子と、
この固体カラー撮像素子から出力された撮像信号から上記被写体の明るさを示す信号を形成する第1の形成回路と、
この第1の形成回路の出力信号の示す値と、基準値とを比較する比較回路と、
この比較回路の比較出力からAGC制御信号を形成する第2の形成回路と
を有し、
上記撮像信号のレベルを、上記AGC制御信号によりフィードバック制御し、
上記被写体の明るさが低下したとき、その低下に応じた上記AGC制御信号により、上記撮像信号から得られる色信号のレベルを小さくするとともに、
上記被写体の明るさが所定の明るさより低下したときには、上記比較信号に応じて上記色信号のレベルをさらに小さくする
ようにしたカラー撮像装置
とするものである。
したがって、AGCの制御範囲が拡大されるとともに、色消し特性の傾きは緩やかになる。
【0030】
【発明の実施の形態】
ところで、絞り機構12の絞り値、撮像素子21のシャッター速度およびAGC用アンプ23の利得KAGCが、形成回路45からの制御データにより制御され る場合、比較回路42のエラー出力(比較出力)D42が0になるように、フィードバック制御が行われる。
【0031】
しかし、被写体の明るさが、そのフィードバック制御の制御範囲から外れた場合、すなわち、被写体が暗すぎる場合、エラー出力D42を0にすることはできなくなる。そして、エラー出力D42の値は、被写体が暗くなるにつれて大きくなっていき、かなり暗くなると、リミッタ回路43のリミットレベルに達する。
【0032】
したがって、被写体の照度(明るさ)が、AGC用アンプ23の最大利得18dBに対応する照度よりも暗くなったときでも、リミッタ回路43の出力を見ていれば、被写体の照度あるいは明るさを知ることができる。
【0033】
この発明は、そのような点に着目し、撮像素子の感度が低くても、明るい画面が得られるとともに、色消し特性が不自然にならないようにするものである。
【0034】
以下、この発明の一例について、図1により説明する。
図1において、被写体が撮像レンズ11により撮像され、その像が絞り機構12を通じて固体カラー撮像素子、例えばCCDカラー撮像素子21に投影され、この撮像素子21からは例えば補色の色信号が点順次に取り出される。
【0035】
そして、この点順次の色信号がサンプリング・ホールド回路22に供給されて有効部分がサンプリング・ホールドされ、その出力信号がAGC用の可変利得アンプ23を通じてA/Dコンバータ回路24に供給されてデジタル信号S24にA/D変換される。そして、この信号S24が、色信号分離回路25に供給されて赤色、緑色および青色の色信号R、G、Bが取り出され、これら信号R、G、Bが、ホワイトバランスアンプ26に供給され、レベルがそれぞれKR、KG、KB倍 されてホワイトバランスが補正される。
【0036】
続いて、このホワイトバランスの補正された信号R〜Bが色差変換回路27に供給されて赤および青の色差信号(R−Y)、(B−Y)が形成され、この信号(R−Y)、(B−Y)が例えばNTSC方式のエンコーダ回路28に供給される。また、分離回路25から輝度信号Yが取り出され、この信号Yがエンコーダ回路28に供給される。こうして、エンコーダ回路28からは、デジタル信号化されたNTSCカラーコンポジット信号SNTSCが取り出される。
【0037】
さらに、このとき、分離回路25からの信号R〜Bが演算回路41に供給されて所定の制御信号が形成される。この場合、その演算回路41および後述する回路42〜45は、マイクロコンピュータ40において、ソフトウェアにより実現されるものであるが、図においては、理解を容易にするため、ハードウエアにより等価的に示している。
【0038】
そして、演算回路41からの制御信号がホワイトバランスアンプ26にその利得KR、KG、KBの制御信号として供給され、上述のようにホワイトバランスア ンプ26に供給された信号R〜Bのホワイトバランスが補正される。
【0039】
さらに、絞り機構12の絞り値、撮像素子21のシャッター速度およびAGC用アンプ23の利得KAGCが、マイクロコンピュータ40によりフィードバック 制御される。
【0040】
すなわち、A/Dコンバータ回路24からの信号S24が、検波回路31に供給されて輝度レベルに対応して変化する検波信号、すなわち、被写体の明るさを示す値のデータD31が取り出され、このデータD31がエラー演算用の比較回路42に供給される。また、比較回路42には、被写体の明るさの基準値となるデータDREFが供給される。
【0041】
こうして、比較回路31からは、基準値DREFに対するデータD31のエラーの 大きさを示すエラーデータD42が取り出され、このデータD42がリミッタ回路43および積分回路44に順に供給される。
【0042】
この場合、リミッタ回路43は、例えば、被写体が撮像基準とする明るさ以下であってエラーデータD42の値が極端に大きくなったときに、AGC用アンプ23などに対するフィードバック制御が不安定になったりしないように、エラーデータD42の値を制限するものである。また、積分回路44は、例えば照明の映り込みにより撮像画面内に高輝度な部分が一時的に生じたようなときに、絞り機構12などが応答しないようにするためのものである。
【0043】
そして、積分回路44からのデータD42が制御信号形成回路45に供給されて絞り機構12の制御データが形成され、この制御データがドライブ回路32を通じて絞り機構12に供給され、被写体が高輝度のとき、撮像素子21に供給される光量を少なくするように、絞り機構12の絞り値がフィードバック制御される。
【0044】
また、形成回路45において、データD42からAGCデータDAGCが形成され 、このデータDAGCがAGC用アンプ23にその利得KAGCの制御データとして供給され、被写体が低照度のとき、信号レベルを大きくするように、AGC用アンプ23の利得KAGCがフィードバック制御される。さらに、形成回路45からタ イミングジェネレータ回路33にシャッタ速度の制御データが供給され、撮像素子21のシャッター速度がフィードバック制御される。
【0045】
そして、図1の装置においては、色消しのための構成および動作が、次のようなものとされる。すなわち、形成回路45からのAGCデータDAGCが演算回路 41に供給される。また、上記のように、被写体の照度(明るさ)が、AGC用アンプ23の最大利得18dBに対応する照度よりも暗くなったときでも、リミッタ回路43の出力DLIMを見ていれば、被写体の照度あるいは明るさを知ることが できるので、リミッタ回路43の出力DLIMが演算回路41に供給される。
【0046】
そして、この演算回路41において、データDAGC、DLIMから所定のデータD41が形成され、このデータD41が変換回路27に利得K27の制御データとして供給され、利得K27は、例えば図2Bに示すように制御される。
【0047】
すなわち、利得K27は、AGCデータDAGCおよびリミッタ出力D41を変数と する関数
K27=g(DAGC)+a・D41
a:定数
として表される。
【0048】
そして、この場合、被写体の明るさが、AGC用アンプ23の利得KAGCの0dBから例えば12dBの範囲に対応するときには、利得K27は1倍とされ、AGC用 アンプ23の利得KAGCの12dB以上に対応するときには、その利得KAGCの増加につれて(明るさの低下につれて)利得K27は次第に小さくされていく。この利得K27の低下は、AGC用アンプ23の利得KAGCが最大値、例えば18dBになるま で行われる。
【0049】
なお、このとき、DLIM=0であり、KAGC=0dB〜18dBの範囲における色消し特性は、AGCデータDAGCにより実現される。また、KAGC=12dB〜18dBにおける色消し特性の傾きは、図2Aの実線のそれと等しくされる。
【0050】
そして、照度がKAGC=18dBに対応する値よりも低下していくと、リミッタ出 力DLIMが0から変化していき、その照度の低下につれて利得K27は小さくされ ていく。この利得K27の低下は、リミッタ出力DLIMが最大値になる点、すなわ ち、リミッタ回路43が振幅制限を開始する点で終了とされる。また、このときの色消し特性の傾きは、KAGC=12dB〜18dBにおける色消し特性の傾きに例えば 等しくされる。
【0051】
したがって、変換回路27から出力される色差信号(R−Y)、(B−Y)の信号レベルは、被写体の明るさに対応して図2Aに実線で示すように変化することになる。
【0052】
したがって、カラーコンポジット信号SNTSCによれば、被写体の明るさが十分なときには、標準的なカラー画像を得ることができ、被写体の明るさが低下していくと、図2Bに示す色消し特性で次第に色消しが行われていく。
【0053】
こうして、図1の装置によれば、例えば図2Bに示す色消し特性で撮像を行うことができるので、CCD撮像素子11として感度の低いものを使用することができる。したがって、CCD撮像素子11として、小型化したものや高画素化したものを使用することができるとともに、そのとき、被写体の照度が低くても、再生画面の暗くなることがない。
【0054】
また、色消し特性の傾きを例えば図2Bに示すように緩やかに設定することができるので、例えば、被写体が暗いときに、レンズ11の向きを変えても、色消しの割り合いが大きく変化することがなく、したがって、不自然さがなく、しかも、色消しの効果が得られる画面とすることができる。
【0055】
さらに、図2Bの特性は、マイクロコンピュータ40におけるソフトウェアにより実現することができるので、コストの上昇を抑えることができる。
【0056】
〔この明細書で使用している略語の一覧〕
A/D :Analog to Digital
AGC :Automatic Gain Control;自動利得制御
CCD :Charge Coupled Device;電荷結合素子
NTSC:National Television System Committee;米国テレビジョン方式委員会
【0057】
【発明の効果】
この発明によれば、固体撮像素子として、小型化したものや高画素化したものを使用することができるとともに、そのとき、被写体の照度が低くても、再生画面の暗くなることがない。また、色消し特性の傾きを緩やかに設定することができるので、色消しに不自然さが出ない色消しの効果を得ることができる。さらに、ソフトウェアにより実現することができるので、コストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明を説明するための特性図である。
【図3】この発明を説明するための系統図である。
【符号の説明】
11…撮像レンズ、12…絞り機構、21…CCDカラー撮像素子、22…サンプリング・ホールド回路、23…可変利得アンプ、24…A/Dコンバータ回路、25…色分離回路、26…ホワイトバランスアンプ、27…色差変換回路、28…エンコーダ回路、31…検波回路、32…ドライブ回路、33…タイミングジェネレータ回路、40…マイクロコンピュータ、41…演算回路、42…比較回路、43…リミッタ回路、44…積分回路、45…制御信号形成回路
Claims (3)
- 被写体を撮像する固体カラー撮像素子と、
この固体カラー撮像素子から出力された撮像信号から上記被写体の明るさを示す信号を形成する第1の形成回路と、
この第1の形成回路の出力信号の示す値と、基準値とを比較する比較回路と、
この比較回路の比較出力からAGC制御信号を形成する第2の形成回路と
を有し、
上記撮像信号のレベルを、上記AGC制御信号によりフィードバック制御し、
上記被写体の明るさが低下したとき、その低下に応じた上記AGC制御信号により、上記撮像信号から得られる色信号のレベルを小さくするとともに、
上記被写体の明るさが所定の明るさより低下したときには、上記比較信号に応じて上記色信号のレベルをさらに小さくする
ようにしたカラー撮像装置。 - 被写体の像が投影される固体カラー撮像素子と、
この固体カラー撮像素子から出力される点順次信号の供給されるAGC用アンプと、
このAGC用アンプの出力信号からカラービデオ信号を形成する第1の回路と、
上記カラービデオ信号に含まれる色信号のレベルを制御する第2の回路と、
上記AGC用アンプの出力信号から上記被写体の明るさを示す信号を形成する検波回路と、
この検波回路の出力信号の示す値と、基準値とを比較する比較回路と、
この比較回路の比較出力からAGC制御信号を形成する第3の回路と
を有し、
上記AGC制御信号により上記AGC用アンプの利得をフィードバック制御して上記点順次信号に対してAGCを行い、
上記第2の回路において、上記被写体の明るさが低下したとき、その低下につれて上記AGC制御信号により、上記カラービデオ信号に含まれる上記色信号のレベルを小さくしていくとともに、
上記被写体の明るさが所定の明るさより低下したとき、その低下に応じた上記比較回路の比較出力により、上記カラービデオ信号に含まれる上記色信号のレベルをさらに小さくする
ようにしたカラー撮像装置。 - 被写体を固体カラー撮像素子により撮像して得られる撮像信号から上記被写体の明るさを示す第1の信号を形成し、
この第1の信号の示す値と、基準値とを比較し、
この比較出力からAGC制御信号を形成し、
上記撮像信号のレベルを上記AGC制御信号によりフィードバック制御し、
上記被写体の明るさが低下したとき、その低下に応じた上記AGC制御信号により、上記撮像信号から得られる色信号のレベルを小さくするとともに、
上記被写体の明るさが所定の明るさより低下したときには、上記比較出力に応じて上記色信号のレベルをさらに小さくする
ようにしたカラー撮像方法。
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