JP4338953B2 - 廃液回収装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
油を含む廃液を貯溜するとともに回収する廃液回収装置及び回収された廃液を油と他の液とに分離する油液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油を含む廃液を油とその他の液(特に水)に分離(以下、油液分離)する方法として、液体の比重差を利用して、油を浮上させて水と分離する方法が用いられている。このような方法を利用して油液分離を効率よく行う油液分離装置が案出されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。その他の方法として、廃液中の油を選択的に吸着剤に吸着させて除去するもの、グリーストラップによるろ過により分離するものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−294602号公報
【特許文献2】
特開平11−47507号公報
【特許文献3】
特開平11−90108号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
吸着やろ過による油液分離は、水中の油の含量が少ないうちは有利であるが、ある程度油の含量が多くなってくると、すぐに吸着又はトラップできる許容を超え、連続して分離することができなくなり、吸着剤の交換やトラップの交換等が必要となる。
【0005】
また、廃液は、常に一定量排出されるわけではなく、ときには全く排出されない場合がある。従来の油液分離装置では、廃液中の油液を分離するのに一定の時間がかかるとともに、廃液の流入量が急激に増加すると十分な分離を行うことができないという問題があった。
【0006】
このような問題を解決するために、油液分離装置に廃液を流入させる前段階で別途貯溜槽を設ける場合がある。しかし、従来のものは、浮上する油を回収する回収口が貯溜槽の底面から一定の高さに固定された位置に配され、効率のよい油の回収ができなかった。すなわち、貯溜槽の底部付近から回収する場合、分離液ばかりが回収されてしまうといった問題点があった(図5上段参照)。一方、槽の上部付近から回収する場合、貯溜槽に廃液が供給されない場合には、廃液を全く回収できないという問題があり(図5下段参照)、長時間放置すると残留する油が貯溜槽に付着し貯溜槽が汚染されるといった問題も生じていた。
【0007】
また、従来の油液分離装置においては、廃液を取込む際、装置の容器内の液面上方から直接に垂らすタイプがある。しかし、この場合、浮上油が廃液とともに分離液側に伴送(廃液の落下により浮上油が分離液側に散乱すること)するので、分離されていた浮上油が再び分離液に溶け込み、分離のやり直しが必要となるという問題があった。
【0008】
また、廃液の中には雑菌を含む場合があり、油液分離装置によって回収される分離液を何も処理しないと、悪臭や雑菌の繁殖による汚染等の問題があり、特に、夏場になるとひどくなる。
【0009】
ところで、金属加工機械は、金属を切断、切削、研削等をする際に、摩擦熱の発生を防止し、良好な仕上り面を得るために、切削油剤を使用する。切削油剤は、潤滑作用を目的にした不水溶性切削油剤と、冷却作用が大きい水溶性切削油剤に分けられる。このうち水溶性切削油剤は、水で希釈したエマルジョン状のものである。切削油剤は、通常、循環させて再使用しているが、金属素材には圧延油、防錆油等の油が付着しており、金属を加工することによって油が切削油剤に混入し、一定期間使用すると油の酸化等により切削油剤を全量入れ替える必要がある。水溶性切削油剤であれば、圧延油、防錆油等の汚濁油を分離し、除去すれば、切削油剤は長期間使うことができる。
【0010】
また、切削油剤は、金属加工機械を使用しているうちに加工部材等に付着し、切削油剤の溜まっている貯溜槽における液量が減ってゆくものである。また、機械の使用時と未使用時でも貯溜槽の液量が変化するものである。このような状況のもとで、従来の油液分離装置における貯溜槽に貯溜された切削油剤を回収して再使用する場合、固定した位置から切削油剤を回収しているので、貯溜槽の液量が多ければ汚濁油をほとんど含まない切削油を回収することがあり、逆に貯溜槽の液量が少なければ切削油を全く回収することができないことがある。
【0011】
本発明の第1の目的は、流入量の増減に影響されることなく、効率的かつ確実な分離を行うことができる廃液回収装置及び油液分離装置を提供することである。
【0012】
本発明の第2の目的は、分離液における悪臭等を防止することができる廃液回収装置及び油液分離装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の一視点においては、油を含む廃液を貯溜するとともに、貯溜している廃液を回収する廃液回収装置において、廃液を貯溜する貯溜槽と、前記貯溜槽の液面に浮く1又は2以上のフロート部材と、液面近傍の廃液を回収する開口部を有するとともに、前記開口部近傍で前記フロート部材を装着する廃液回収口と、一端が前記廃液回収口に流路として接続するとともに、他端が廃液の排出口に流路として接続し、かつ、液面の高さに応じて可動な管部材と、液面に応じて前記廃液回収口を前記貯溜槽内で所定範囲内に水平保持する保持機構と、を有し、前記保持機構は、前記管部材を介して構成され、前記管部材は、一端において前記廃液の排出口ないしこれに接続する管路に対し第1回転継手を介して接続され、かつ、他端において前記廃液回収口に対し第2回転継手を介して接続されることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態では、油を含む廃液を貯溜するとともに、貯溜している廃液を回収する廃液回収装置(図1の2)において、廃液を貯溜する貯溜槽(図1の3)と、前記貯溜槽の液面に浮く1又は2以上のフロート部材(図1の4)と、液面近傍の廃液を回収する開口部を有するとともに、前記開口部近傍で前記フロート部材を装着する廃液回収口(図1の6)と、一端が前記廃液回収口に流路として接続するとともに、他端が廃液の排出口(図1の7)に流路として接続し、かつ、液面の高さに応じて可動な管部材(図1の5)と、液面に応じて前記廃液回収口を前記貯溜槽内で所定範囲内に水平保持する保持機構(図1の11、12)と、を有し、前記保持機構(図1の11、12)は、前記管部材(図1の5)を介して構成され、前記管部材(図1の5)は、一端において前記廃液の排出口(図1の7)ないしこれに接続する管路に対し第1回転継手(図1の12)を介して接続され、かつ、他端において前記廃液回収口(図1の6)に対し第2回転継手(図1の11)を介して接続される
【0024】
【実施例】
本発明の実施例1に係る油液分離システムについて図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る油液分離システムの構成を模式的に示した概略図である。図2は、本発明の実施例1に係る油液分離システムにおける廃液回収装置(上段)及び油液分離装置(下段)の断面を模式的に示した断面図である。図3は、本発明の実施例1に係る廃液回収装置の管部材の機能を示した模式図である。
【0025】
図1を参照すると、この油液分離システムは、廃液回収装置2と油液分離装置13を有する。
【0026】
まず、廃液回収装置2について説明する。図2の上段を参照すると、廃液回収装置2は、油を含む廃液を取込み、貯溜し、回収するところであり、貯溜槽3と、フロート4と、管部材5と、を有する。
【0027】
貯溜槽3は、廃液を取込み、貯溜する上面の空いた槽である。
【0028】
フロート4は、貯溜槽3の液面で浮き、管部材5に所定数取付けられ、管部材の廃液回収口6を水平にするように、バランスを保つ。
【0029】
管部材5は、一端に廃液を回収する回収口6を有するとともに、他端に廃液を排出する排出口7と流路として接続する管状部材であり、回収口6付近で前記フロート4が装着(一体的に組付)され、回収口6及び排出口7近傍に回転継手を有し、廃液の液面にあわせて回転継手が回動することにより回収口6が上下に動き、管の排出口7側の回転継手は排出口7と接続することによって前記貯溜槽3の所定の位置で一定である。管部材の排出口7は、ポンプ15と接続して、ポンプ15により廃液を吸引する。
【0030】
図3を参照すると、管部材5は、浮上油回収口となる先端管8と、水位に合わせて傾く中間管9と、前記ポンプ15と接続する末端管10と、に分かれている。回収された浮上油は、回転継手11、12部分の内側を含む管の内部を流通する。
【0031】
先端管8は、その先端が廃液(主に浮上油を多く含む廃液)の回収口6であり、その末端が封止されており、その末端付近の回転継手11と接続する部分に穴が開いており、回転継手11を介して中間管9と接続する。
【0032】
中間管9は、その先端末端ともに封止されており、その先端末端付近の回転継手11、12と接続する部分に穴が開いており、回転継手11、12を介して先端管8、末端管10とそれぞれに接続する。
【0033】
末端管10は、その先端が封止されており、その末端がポンプ15と接続し、その先端付近の回転継手12と接続する部分に穴が開いており、回転継手12を介して中間管9と接続する。
【0034】
先端管8と中間管9、中間管9と末端管10のそれぞれの間を繋ぐ回転継手11、12は、継手内部に浮上油が流通するための通路が空いており、そのまわりにベアリングなどのような回転手段を有し、縦に回転する。なお、回転継手の代わりに、樹脂ホースのような可撓性管やダクトホースのような伸縮管であってもよい。フロート4は、先端管の先端部の所定の位置に取り付けられるが、フロート4の沈み具合に合わせて先端管8の先端部の設定位置が調整される。
【0035】
次に、油液分離装置13について説明する。図2の下段を参照すると、油液分離装置13は、油を含む廃液中の油と他の液とを分離するところであり、上面の一部に凸部を有する容器中に大きく分けて廃液流入部と、浮上油回収部と、分離液回収部と、殺菌部と、を有する。
【0036】
廃液流入部は、外部から廃液を容器内に流入させ、その後油液分離過程に導く部分であり、ポンプ15と、廃液流入口カバー16と、廃液流入口17と、廃液ガイド管18と、廃液整流板19と、を有する。
【0037】
ポンプ15は、廃液回収装置2の管部材5の排出口7と配管を介して接続し、汲み上げた廃液を廃液流入口カバー16に向けて流出する。なお、ポンプ15と廃液流出口20との間には、廃液の流量を調節するためのバルブを介在させてもよい。
【0038】
廃液流入口カバー16は、容器14の外側上面における所定の位置に配設されたものであり、廃液流入口17と接続しており、ポンプ15で汲み上げられた廃液を受け、廃液の飛び散りを防止するものである。
【0039】
廃液流入口17は、容器14上面に設けられた廃液を流入させるための開口であり、前記廃液流入口カバー16に囲まれた底面の中央近傍に設けられている。
【0040】
廃液ガイド管18は、流入する廃液を前記容器の底面近傍まで導く管状部材であり、容器内に配設されるとともに、一端が廃液流入口17と流路として接続し、他端が容器内側の底面近傍で廃液が流出する流出口を有する。
【0041】
廃液整流板19は、油液分離しやすいように廃液を一定の流れに導く整流部材であり、容器内側の底面側の壁面に接続し、前記廃液ガイド管18と所定間隔をおいて廃液流入側と油液分離側とに仕切り、容器上面とは接続しない所定の高さまで延在する。
【0042】
浮上油回収部は、容器に流入した廃液中の浮上した油を回収するところであり、容器の上面凸部に浮上油流出口21を有する。
【0043】
浮上油流出口21は、容器14の凸部に集まった浮上油を容器の外部に流出させるための開口であり、分離液回収部の分離液ガイド管23の上端より少し高めにする。ここから流出した浮上油は、廃棄、回収等される。
【0044】
分離液回収部は、廃液から分離した分離液を回収し、容器の外部に分離液を流出させるための部分であり、分離液整流板22と、分離液ガイド管23と、分離液流出口カバー24と、分離液流出口25と、を有する。
【0045】
分離液整流板22は、分離液が分離液流出口25に選択的に取り込まれるように一定の流れに導く整流部材であり、容器内側の上面側の壁面に接続し、容器内を浮上油回収部と分離液回収部とに仕切り、容器内側の底面近傍まで延在する。
【0046】
分離液ガイド管23は、容器の底面近傍で分離液を選択的に流入させるための管状部材であり、容器を貫通するように配設され、一端が容器内側の底面近傍まで延在し、他端が容器外側の上方に延在し、管の外周面で容器と接続する。
【0047】
分離液流出口カバー24は、容器の外側上面の前記分離液ガイド管23を囲むようにして配設したものであり、分離液流出口25と接続しており、分離液ガイド管23から流出される分離液を一時的に貯めるものである。
【0048】
分離液流出口25は、分離液流出口カバー24の所定の位置に設けられた分離液を流出させるための開口である。
【0049】
殺菌部は、容器から排出された分離液を殺菌する部分であり、分離液貯水槽26と、紫外線殺菌ランプ27と、殺菌液流出口28と、を有する。
【0050】
分離液貯水槽26は、容器側面に配設され、分離液流出口25と接続し、殺菌液流出口28と接続する。
【0051】
紫外線殺菌ランプ27は、分離液貯水槽26に溜まった分離液を殺菌するものであり、分離液貯水槽26の上部であって、分離液流出口25より上部に、分離液と接触しないように配設されている。
【0052】
殺菌液流出口28は、分離液貯水槽26の所定の位置に設けらた分離液を流出させるための開口である。
【0053】
次に、実施例1に係る油液分離システムの動作について説明する。
【0054】
まず、図1を参照すると、油を含む廃液(例えば、切削液)が工作機械1等から排出され、これを一旦、廃液回収装置2の貯溜槽3に取込み、貯溜する。これにより廃液の流入量が急激に増加しても、槽内で一時的に溜め込む(変化を吸収する)ことができる。
【0055】
このとき、貯溜槽3の液面で浮くフロート4は管部材5の先端付近に取付けられており、管部材は所定の位置で曲がることができるので、廃液の液面に応じて回収口6が動く。管部材の回収口6は、液面より少し低くなるようにフロート4を設定することによって、貯溜槽への流入量が変化し、液面が上昇又は下降しても、一定の回収量に保つことができる。また、これにより、貯溜槽内で浮上する油を多く含む廃液を回収することができるので、貯溜槽内をきれいに保つことができる。
【0056】
次に、廃液回収装置2で回収された廃液は、ポンプ15を介して、廃液流入口カバー16内に流入し、廃液ガイド管18を通じて容器14内に入る。これにより、廃液は容器の底面の方から容器内に流入するので、廃液を浮上油の上方から流入する時のように浮上油の伴送(廃液の落下により浮上油が分離液側に散乱すること)は起こらない。
【0057】
次に、容器14内に入った廃液は、廃液整流板19により上昇流に変わる。このとき、油は浮上し、他の液は廃液整流板19を超えて下降流となる。これにより効率よく油と他の液とを分離することができる。また、廃液整流板19により容器全体の対流が防止される。さらに、分離液ガイド管23から廃液の分離が不十分な状態で回収されるのを防止することができる。
【0058】
次に、浮上した油は、浮上油流出口21により回収される。浮上油流出口21の位置は、分離液の混入を防止するため、分離液ガイド管23の上端より少し高めが好ましい。
【0059】
次に、分離液は、分離液整流板22の下側を通って、容器の底付近から分離液ガイド管23に流入し、通過して、分離液流出口25から分離液が出てくる。これにより、浮上油は、分離液整流板22により分離液回収口側に流入しない。
【0060】
次に、分離液流出口25から出てきた分離液は、分離液貯溜槽26に入り、この槽の中で紫外線殺菌ランプ27により殺菌され、殺菌液流出口28から排出される。これにより、悪臭の発生を防止することができる。
【0061】
最後に、この殺菌液を工作機械1に再利用する。これにより、切削液剤であれば、きれいな状態で使用することができ、長期間繰り返し使用することができる。
【0062】
次に、他の実施例について説明する。図4は、本発明の他の実施例に係る廃液回収装置の構成を模式的示した断面図であり、(A)はガイド部材及び可撓性管部材を有するもであり、(B)は、伸縮管部材を有するものである。
【0063】
まず、図4(A)を参照すると、廃液回収装置29は、図2(実施例1)のものと同様な貯溜槽3、フロート4、廃液回収口6、先端管8、末端管10を有し、新たな構成であるガイド部材、中間管31を有する。
【0064】
ガイド部材は、先端管8と末端管10とをバー32、33で架橋し、バー32、33の両端はそれぞれの管に軸着部34、35を有する。中間管31は、可撓性管部材からできており、前記先端管8と前記末端管10を管路として接続する。中間管31が全体として曲がることで液面の上下動に対応する。ガイド部材(バー)により、廃液回収口6が水平に保つ。ガイド部材は、上下にワイヤ、バー等で架橋し、その接続部が軸着したものでもよい。
【0065】
次に、図4(B)を参照すると、廃液回収装置30は、図2(実施例1)のものと同様な貯溜槽3、フロート4、廃液回収口6、先端管8、末端管10を有し、新たな構成である中間管36を有する。
【0066】
中間管36は、伸縮管部材からできており、先端管8と末端管10を管路として接続する。中間管36が全体として伸縮することにより液面の上下動に対応する。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、廃液回収装置において可動な管部材を有するので、容器内の液量が少ない場合又は多い場合にも、浮上油を回収することができ、廃液を取込まない静止時であっても容器内の浮上油がほとんど回収され、容器内面の油による汚染が防止できる。また、廃液の時間当たりの回収量を一定にすることができる。
【0068】
また、油液分離装置においてガイド管部材を有するので、廃液は容器の底面の方から容器内に流入するので、廃液を浮上油の上方から流入した時のように浮上油の伴送(廃液の落下により浮上油が分離液側に散乱すること)を防止することができる。
【0069】
また、油液分離装置において整流部材を有するので、廃液を上昇流ないし下降流に変え、効率よく油を浮上させ他の液と分離させることができる。
【0070】
また、油液分離装置において分離液を紫外線殺菌するので、分離液を再利用する際、悪臭等の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る油液分離システムの構成を模式的に示した概略図である。
【図2】本発明の実施例1に係る油液分離システムにおける廃液回収装置(上段)及び油液分離装置(下段)の断面を模式的に示した断面図である。
【図3】本発明の実施例1に係る廃液回収装置の管部材の機能を示した模式図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る廃液回収装置であり、(A)はガイド部材及び可撓性管部材を有するもであり、(B)は伸縮管部材を有するものである。
【図5】従来の油液分離システムにおける貯溜槽の構成を模式的に示した概略図である。
【符号の説明】
1 工作機械
2 廃液回収装置
3 貯溜槽
4 フロート
5 管部材
6 回収口
7 排出口
8 先端管
9 中間管
10 末端管
11、12 回転継手
13 油液分離装置
14 容器
15 ポンプ
16 廃液流入口カバー
17 廃液流入口
18 廃液ガイド管
19 廃液整流板
20 廃液流出口
21 浮上油流出口
22 分離液整流板
23 分離液ガイド管
24 分離液流出口カバー
25 分離液流出口
26 分離液貯溜槽
27 紫外線殺菌ランプ
28 殺菌液流出口
29、30 廃液回収装置
31 中間管(可撓性管)
32、33 バー
34、35 軸着部
36 中間管(伸縮管)
37、38 廃液回収装置
39、40 貯溜槽
41、42 廃液回収管

Claims (1)

  1. 油を含む廃液を貯溜するとともに、貯溜している廃液を回収する廃液回収装置において、
    廃液を貯溜する貯溜槽と、
    前記貯溜槽の液面に浮く1又は2以上のフロート部材と、
    液面近傍の廃液を回収する開口部を有するとともに、前記開口部近傍で前記フロート部材を装着する廃液回収口と、
    一端が前記廃液回収口に流路として接続するとともに、他端が廃液の排出口に流路として接続し、かつ、液面の高さに応じて可動な管部材と、
    液面に応じて前記廃液回収口を前記貯溜槽内で所定範囲内に水平保持する保持機構と、
    を有し、
    前記保持機構は、前記管部材を介して構成され、
    前記管部材は、一端において前記廃液の排出口ないしこれに接続する管路に対し第1回転継手を介して接続され、かつ、他端において前記廃液回収口に対し第2回転継手を介して接続されることを特徴とする廃液回収装置。
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