JP4337684B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、本体内にAM受信器が設けられた携帯機器に関するものである。
従来の携帯機器は、例えば携帯電話において本体と、この本体内に設けられた制御部と、この制御部に接続線を介して接続されたドライバと、このドライバに接続された表示部とを備えたものであった。即ち、制御部からの出力がドライバを介して表示部に映像表示されるようになっていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平8−16859号公報
上記従来の携帯機器の本体内に、AM受信器と、このAM受信器に接続されたAMアンテナを設けて、AM受信を行うように考えた場合に、単にAM受信器とAMアンテナを設けただけでは、このAMアンテナには携帯機器自身からのノイズが侵入し、適切なAM信号の受信ができなくなるという問題があった。
すなわち、映像表示するために制御部の出力であるデータ信号が、接続線を介してドライバに入力されるが、このデータ信号が接続線をアンテナとして輻射される。従って、このデータ信号がAMアンテナに侵入した場合には、本体受信しようとするAM信号に対してはそれはノイズ成分となり、その結果AM信号の受信ができなくなるという問題があった。
そこで本発明は、AMアンテナへの携帯機器自身からのノイズの侵入を抑圧することを目的としたものである。
そしてこの目的を達成するために本発明の携帯機器は、AMアンテナと、このAMアンテナに接続されるAM受信器と、携帯電話の可能な電話部と、前記AM受信器と前記電話部と映像の表示部を制御する制御部と、この制御部から出力されるデータ信号が接続線を介して入力されるドライバと、このドライバに接続された表示部と、電池とこれらが設けられたケースを備えた携帯機器であって、前記AMアンテナと前記接続線との間に前記電池を設け、前記電池に密着して前記AMアンテナ側に磁性体を設けるとともに、前記磁性体の背面に前記ケースを介して前記AMアンテナを設ける。
これにより、所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明の携帯機器は、AMアンテナと、このAMアンテナに接続されるAM受信器と、携帯電話の可能な電話部と、前記AM受信器と前記電話部と映像の表示部を制御する制御部と、この制御部から出力されるデータ信号が接続線を介して入力されるドライバと、このドライバに接続された表示部と、電池とこれらが設けられたケースを備えた携帯機器であって、前記AMアンテナと前記接続線との間に前記電池を設け、前記電池に密着して前記AMアンテナ側に磁性体を設けるとともに、前記磁性体の背面に前記ケースを介して前記AMアンテナを設ける。
即ち、本発明においては、AMアンテナと制御部の出力である接続線との間に電池を設け、この電池に密着してAMアンテナ側に磁性体を設ける。
これにより、制御部の接続線から輻射されたデータ信号がAMアンテナに進入するのを防止でき、AM受信時の受信感度を改善できる。
加えて、AMアンテナと電池との間に磁性体を介在させているので、AMアンテナを通過したAM信号の磁束は、電池に到達する前にフェライトで折り曲げられる。これにより、磁束の減少を小さくできるので、AM受信時の受信感度の劣化を改善できる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1において、1は携帯電話(携帯機器の一例として用いた)の本体を示し、この本体1には、入力部2が設けられたケース3と、表示部4が設けられたケース5とから構成されている。そして、このケース3の上辺とケース5の下辺はヒンジ部(可動部の一例として用いた)6を介して、ケース3,5が連結されている。即ち、この図1に示すように重合状態、非重合状態を形成する第1、第2のケース3,5が開閉自在に設けられている。
なお、第1、第2のケース3,5の何れか一方を、第1、第2のケース3,5の側面部に設けられたレールを介してスライドさせることによって、重合状態、非重合状態を形成するようにしても良い。更に、第1、第2のケース3,5の何れか一方を水平方向に開閉することによって、重合状態、非重合状態を形成しても良い。
図2は、この携帯電話のブロック図である。図2において、10は、ケース3内に設けられた携帯電話用のアンテナであり、このアンテナ10はアンテナスイッチ11を介して受信部12と送信部13に接続されている。また、受信部12には復号化回路14が接続されており、この復号化回路14の出力はスピーカ15に接続されている。
また、復号化回路14の出力は制御部16に接続されており、この制御部16から接続線34を介してドライバ33に接続されている。そして、このドライバ33の出力は接続線34aを介して表示部4に接続されている。
2は、キーボード等で形成された入力部であり、この入力部2は制御部16を介して符号化回路17に接続されている。また、この符号化回路17にはマイクロフォン18も接続されている。また、制御部16の出力はPLL回路19にも接続されており、このPLL回路19では受信部12や送信部13に供給する発振器の発振周波数を制御している。
以上のように構成されているので、受信した信号はスピーカ15で音声として聴取できるとともに、表示部4で映像として確認できる。また、送信はマイクロフォン18或いは入力部2から入力された信号が符号化回路17と送信部13とアンテナスイッチ11を介してアンテナ10から送信される。
また、20はAM受信器であり、このAM受信器20はケース3内に設けられている。そしてこのAM受信器20にはAMアンテナ8が接続されている。このAMアンテナ8は、コイルがリング状に複数回巻かれたものである。
このようにして、AMアンテナ8で受信したAM信号がAM受信器20を介してスピーカ15に出力されるようになっている。なお、このAMアンテナ8の近傍には、可変コンデンサ21が並列接続されており、この可変コンデンサ21の静電容量をPLL回路32の出力信号で可変することにより選局できるようになっている。
ここで、可変コンデンサ21としてバリキャップコンデンサを用いている。なお、このAMアンテナ8のコイルと可変コンデンサ21とで同調アンテナを形成している。したがって、希望信号をこの同調アンテナで同調するので、希望信号以外の信号(ノイズ)として、例えば携帯機器自身から輻射されるノイズを抑制することができる。
図2において、22はイヤホンであり、このイヤホン22のリード線の一方のリード線23aはインダクタ24(約500μH)を介してスピーカ15の端子に接続されるとともに他方のリード線23bはグランドに接続されている。また、インダクタ24とリード線23aの接続点からはコンデンサ25(約100nF)を介してAMアンテナ8に接続されている。
このようにイヤホン22を設けることにより、音声はインダクタ24を介してイヤホン22でも聴取することができる。また、このリード線23aはコンデンサ25を介してAM信号のアンテナとしても働く。つまり、AM信号の電波(500kHz〜1600kHz程度)の電磁波成分は主にAMアンテナ8で受信し、電界波成分はリード線23aで主に受信することになる。このように、イヤホン22を用いることにより、更に感度良く受信することができる。
また、AM受信器20の内部は以下のようになっている。即ち、AMアンテナ部8aの出力は高周波増幅器26に接続され、この高周波増幅器26の出力は混合器27の一方の入力に接続されるとともに他方の入力には局部発振器28の出力が接続されている。この混合器27の出力は455kHzを通過させるバンドパスフィルタ29を介して検波器30に入力される。この検波器30の出力は増幅器31および出力端子20aを介してスピーカ15に接続されている。また、制御部16の出力はPLL回路32に接続されており、このPLL回路32の出力は、局部発振器28とAMアンテナ部8aで同調アンテナを形成する可変コンデンサ21に接続されている。
AM受信器20は以上のように構成されているので、入力部2で希望AM信号に該当するキー操作を行う。あるいは、ケース5の表示部4と反対側に設けられた補助キー(図示せず)によりキー操作を行ってもよい。そうすると、制御部16はPLL回路32を制御する。このことによって、局部発振器28から出力される周波数と、同調アンテナを形成する可変コンデンサ21の静電容量とが変化し、希望するAM信号が選択されるわけである。そして、その選択された信号は検波器30で検波されて、増幅器31で増幅された後、スピーカ15で聴取できるものである。
なお、アンテナスイッチ11、受信部12、送信部13、PLL回路19で送受信部35を形成し、復号化回路14と符号化回路17で信号処理部36を形成している。また、送受信部35と信号処理部36とで電話部37を形成している。
さて、このようなAM受信器20において、問題となるのは、このブロックの中において制御部16からドライバ33に向かって出力されるデータ信号である。即ち、制御部16とドライバ33とを接続する接続線34が携帯電話のケース内におけるアンテナとなり、制御部16からのデータ信号が、輻射ノイズとして放射される。この接続線34からのデータ信号或いはその高調波がAMアンテナ8から侵入すると、AM受信に対して大きなノイズになってしまう。
なお、ドライバ33の出力である駆動信号についても、ドライバ33と表示部4とを接続する接続線34aから輻射ノイズを発生する。しかし、この接続線34aは、接続線34に比べて配線長が短いので、接続線34からのデータ信号の輻射によるノイズが支配的となる。
ここでノイズ源は、接続線34,34aのみに限ることはない。例えば、制御部16を駆動するためにクロック信号や変調用や復調用の信号等も含まれている。しかし、ドライバ33に接続された接続線34から出力されるデータ信号がAMアンテナ8に対する最も大きなノイズ源となると考えられるので、この接続線34から放射されるデータ信号をこれらのノイズ源の代表として用いている。つまり、このようなAM受信器20において感度良くAM信号を受信するには、AMアンテナ8を接続線34等から高周波的に分離することが重要なのである。
図3は、図1で示した携帯電話の本体1が閉成された場合の断面図である。図3において、ケース3とケース5とはヒンジ部6で開閉自在に連結されており、ケース5にはケース3の閉成面から順に液晶で形成された表示部4と、この表示部4の背面に設けられたドライバ33とで構成されている。また、ケース3には、表示部4側にキーボードで形成された入力部2と、この背面に電話部37と、AM受信器20と、制御部16が同一面上に設けられている。
また、この電話部37と、AM受信器20と、制御部16の背面には四角形をしたシールド板40が設けられており、このシールド板40に密着するとともに、四角形をした磁性体としての板体状のフェライト(酸化第二鉄を主原料とする磁性酸化物)41が設けられている。
そして、このフェライト41の背面にケース3を介してAMアンテナ8が設けられている。さらに、制御部16から接続線34がヒンジ部6を介してドライバ33に接続されている。
ここで、ドライバ33は表示部4の背面に配置されており、ドライバ33と表示部4との距離はドライバ33と制御部16との距離より近接して設けられている。これは、表示部4を駆動するドライバ33から表示部4に接続する接続線34aを短くすることにより、この接続線34aからAMアンテナ8に対して放射するノイズエネルギーを小さくするためである。
また、AMアンテナ8の面積はフェライト41の面積よりも小さく、AMアンテナ8の全面積を覆うようにフェライト41を敷設している。更に、このフェライト41に密着してシールド板40をノイズ源との間に介在させているので、このシールド板40の存在により接続線34から放射するエネルギーのAMアンテナ8へのノイズの侵入を防ぐことができるものである。
また、このAMアンテナ8とシールド板40との間にはフェライト41が介在することによって、AMアンテナ8における受信信号レベルを高めることができる。即ち、AMアンテナ8とシールド板40が接近した場合、AMアンテナ8を通過した磁束は、シールド板40に向かって流れ、それはシールド板40における所謂鉄損及び銅損によって消費されてしまい、この結果として、AMアンテナ8を横切る磁束は減少し、これにより、AMアンテナ8の受信レベルが小さくなる。
これに対して本実施の形態のようにAMアンテナ8と磁性体、例えばフェライト41を介在させると、AMアンテナ8を通過した磁束はフェライト41で折り曲げられ、磁束の減少は少なくなり、AM信号の受信レベルを高くすることができる。
また、本体1内に設けられた接続線34からのノイズがシールド板40あるいはフェライト41により、AMアンテナ8に侵入し難くなり、その結果として、適切なAM信号の受信ができるようになる。
また、ここで、重要なことは、AMアンテナ8とフェライト41との距離をフェライト41とシールド板40との距離より大きくしておくことである。このことにより、AMアンテナ8を通過した磁束はフェライト41で容易に折り曲げられる。従って、磁束の減少は少なくなり、AM信号の受信レベルの減少を低減することができるものである。
なお、このシールド板40として、電池を用いることもできる。即ち、電池がシールド板40の代わりをする訳である。このように電池によるシールド性を活用することにより、薄型化・軽量化・低価格化を図ることができる。なお、電池の背面にシールド板40を設ければ、更にノイズ源からの距離が増すとともにシールドが完全になり、性能が向上する。
AMアンテナ8はケース3に凹部42を設け、この凹部42にAMアンテナ8を埋設している。従って、ケース3の表面を滑らかにすることにより、美観と製品の信頼性が向上する。
また、AMアンテナ8として多層基板を用いて形成し、この層内においてインナービアで接続しながらパターンでAMアンテナ8を構成することもできる。この場合、巻線パターンの巻回数を多くすることができるので、AMアンテナ8の感度を向上させることができる。
更に、このAMアンテナ8の近傍にFMアンテナやTVアンテナを併設するとともにケース3,5内にFM受信器やテレビ受信器を格納しておけば、この携帯機器でFM放送やテレビ放送を楽しむことができる。
(実施の形態2)
図4は実施の形態2における携帯機器の断面図である。なお、実施の形態1と同じものについては、同一符号を付して説明を簡略化している。
図4において、実施の形態1と異なるところは、制御部16をケース5内に設けたことである。それ以外は実施の形態1と同様である。即ち、制御部16をケース5に設けることにより、制御部16とドライバ33とを接続する接続線34の長さを短くすることができる。従って、ノイズを放射するアンテナとしての接続線34の長さを短くすることができるので、ノイズの放射エネルギーが少なくなる。即ち、AMアンテナ8への影響を少なくすることができる。また、AMアンテナ8からの距離も遠くなるので、この面でもAMアンテナ8への影響を少なくすることができる。なお、ノイズ放射のエネルギーは距離の二乗に反比例して小さくなる。
(実施の形態3)
図5は実施の形態3における携帯機器の断面図である。なお、実施の形態1と同じものについては、同一符号を付して説明を簡略化している。
図5において、実施の形態1と異なるところは、携帯機器のケースが実施の形態1や2のように可動部で連結したものではなく、一体的に設けられたものである。
即ち、本体50の表面50a側には、入力部2と表示部4が設けられている。そして、入力部2の背面には電話部37とAM受信器20が設けられており、表示部4の背面には、制御部16とドライバ33とが設けられている。
そして、電話部37とAM受信器20と制御部16とドライバ33の背面全体を覆うようにシールド板51が設けられており、このシールド板51に密着してフェライト52が設けられている。そして、このフェライト52の外周に含まれる大きさのAMアンテナ53が、本体50の裏面50bを介して設けられている。
そして、これらは実施の形態1と同様に構成されている。即ち、AMアンテナ53は、本体50の裏面50bに凹部を形成し、この凹部内に埋設されている。また、AMアンテナ53の面積はフェライト52の面積より小さく、略四角形をしたAMアンテナ53の縦と横の外形は、四角形をしたフェライト52の縦と横の外形に含まれている。また、AMアンテナ53とフェライト52間の距離は、フェライト52とシールド板51間の距離より大きくしている。従って、その効果は夫々実施の形態1の効果と同様である。
また、制御部16とAM受信器20及びドライバ33との距離を小さくすることができるので、AMアンテナ53に対する不要輻射を少なくすることができる。
また、AMアンテナ53を本体50の裏面50b全体に敷設することができる。従って、大きなAMアンテナ53を形成することができるので、AMアンテナ53の感度が向上する。
更に、AMアンテナ53として多層基板を用いて形成し、この層内においてインナービアで接続しながらパターンでAMアンテナ53を構成することもできる。この場合、巻線パターンの巻回数を多くすることができるので、AMアンテナ53の感度を向上させることができる。
更にまた、このAMアンテナ53の近傍にFMアンテナやTVアンテナを併設するとともに本体50内にFM受信器やテレビ受信器を格納しておけば、この携帯機器でFM放送やテレビ放送を楽しむことができる。
なお、AM受信器20と制御部16の間54には、シールド板またはフェライトまたはシールド板とフェライトの両方を配置することにより、制御部16からのデータ信号送出時の高調波信号が、AM受信器20あるいは電話部37ヘ飛び込むことが抑圧される。従って、AM受信器20あるいは電話部37は、データ信号送出時の高調波信号による妨害を受けなくなるので、AM受信あるいは電話による通話を楽しめる。
(実施の形態4)
図6は、図1で示した携帯電話の本体1が閉成された場合の実施の形態4における断面図である。なお、実施の形態1と同じものについては、同一符号を付して説明を簡略化している。また、実施の形態1では、ケース3にAMアンテナ8を装着しているのに対して、本実施の形態4では、ケース5にAMアンテナ55を装着している点が異なる。
図6において、表示部4と、ドライバ33の背面には四角形をしたシールド板56が設けられており、このシールド板56に密着するとともに、四角形をした磁性体としての板体状のフェライト57が設けられている。
ここで、ドライバ33は表示部4の背面に配置されており、ドライバ33と表示部4との距離はドライバ33と制御部16との距離より近接して設けられている。これは、表示部4を駆動するドライバ33から表示部4に接続する接続線34aを短くすることにより、この接続線34aからAMアンテナ55に対して放射するノイズエネルギーを小さくするためである。
また、AMアンテナ55の面積はフェライト57の面積よりも小さく、AMアンテナ55の全面積を覆うようにフェライト57を敷設している。更に、フェライト57に密着してシールド板56をノイズ源との間に介在させているので、このシールド板56の存在により、接続線34から放射するエネルギーのAMアンテナ55へのノイズの侵入を防ぐことができるものである。
また、このAMアンテナ55とシールド板56との間にはフェライト57が介在することによって、AMアンテナ55における受信信号レベルを高めることができる。即ち、AMアンテナ55とシールド板56が接近した場合、AMアンテナ55を通過した磁束は、シールド板56に向かって流れ、それはシールド板56における所謂鉄損及び銅損によって消費されてしまい、この結果として、AMアンテナ55を横切る磁束は減少し、これにより、AMアンテナ55の受信レベルが小さくなる。
これに対して本実施の形態のようにAMアンテナ55と磁性体、例えばフェライト57を介在させると、AMアンテナ55を通過した磁束はフェライト57で折り曲げられ、磁束の減少は少なくなり、AM信号の受信レベルを高くすることができる。
また、本体1内に設けられた接続線34からのノイズがシールド板56あるいはフェライト57により、AMアンテナ55に侵入し難くなり、その結果として、適切なAM信号の受信ができるようになる。
また、ここで、重要なことは、AMアンテナ55とフェライト57との距離をフェライト57とシールド板56との距離より大きくしておくことである。このことにより、AMアンテナ55を通過した磁束はフェライト57で容易に折り曲げられる。従って、磁束の減少は少なくなり、AM信号の受信レベルの減少を低減することができるものである。
AMアンテナ55はケース5に凹部58を設け、この凹部58にAMアンテナ55を埋設している。従って、ケース5の表面を滑らかにすることにより、美観と製品の信頼性が向上する。
また、AMアンテナ55として多層基板を用いて形成し、この層内においてインナービアで接続しながらパターンでAMアンテナ55を構成することもできる。この場合、巻線パターンの巻回数を多くすることができるので、AMアンテナ55の感度を向上させることができる。
更に、このAMアンテナ55の近傍にFMアンテナやTVアンテナを併設するとともにケース3,5内にFM受信器やテレビ受信器を格納しておけば、この携帯機器でFM放送やテレビ放送を楽しむことができる。
(実施の形態5)
次に再び図6を用いて、実施の形態5について説明する。図6において、例えば、AM電波の弱い地域では、制御部16からドライバ33へのデータ信号あるいはドライバ33から表示部4への駆動信号がAMアンテナ55に飛び込むことにより、AM放送の受信に妨害を与えることが発生する。そこで、AM受信中は、制御部16から送出されるデータ信号を送出しないように制御部16により制御する。
これにより、妨害となる制御部16から送出されるデータ信号がないので、AM放送をノイズなく楽しむことができる。
従って、この場合においては、AMアンテナ55の装着する位置は、制御部16から送出されるデータ信号の影響を受けなくなるので、ケース5あるいはケース3のいずれの場所にも自由に設けることが可能となる。
さらに、例えば、AM電波の弱い地域では、AM受信器20の出力端子20aからの音声信号のC/Nを検出して、制御部16から送出されるデータ信号を送出しない状態とすることにより、AM放送をノイズなく楽しむことができる。
このように、AM受信中は制御部16から送出されるデータ信号を送出しない状態として、AM放送を楽しむことは、他の実施の形態においても適用できる。
本発明にかかる携帯機器は、AMアンテナへの携帯機器自身からのノイズの侵入を抑圧するので、AM受信器付きの携帯機器等として有用である。
本発明の実施の形態1における携帯機器の斜視図 同、ブロック図 同、断面図 同、実施の形態2における携帯機器の断面図 同、実施の形態3における携帯機器の断面図 同、実施の形態4および5における携帯機器の断面図
符号の説明
1 本体
4 表示部
8 AMアンテナ
16 制御部
20 AM受信器
33 ドライバ
34 接続線

Claims (1)

  1. AMアンテナと、このAMアンテナに接続されるAM受信器と、携帯電話の可能な電話部と、前記AM受信器と前記電話部と映像の表示部を制御する制御部と、この制御部から出力されるデータ信号が接続線を介して入力されるドライバと、このドライバに接続された表示部と、電池とこれらが設けられたケースを備えた携帯機器であって、前記AMアンテナと前記接続線との間に前記電池を設け、前記電池に密着して前記AMアンテナ側に磁性体を設けるとともに、前記磁性体の背面に前記ケースを介して前記AMアンテナを設けた携帯機器
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