JP4337368B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出ヘッドの駆動方法 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出ヘッドの駆動方法 Download PDF

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出ヘッドの駆動方法に関し、例えば発熱素子の駆動によりインク液滴を飛び出させるプリンタに適用することができる。本発明は、少なくとも到達可能領域が重なり合う複数のノズルについては、1つのノズルの液滴が目標に到達する時間だけタイミングをずらして駆動することにより、複数の圧力可変素子の駆動により液滴の飛び出す方向を制御する場合に、インク液滴の衝突を有効に回避することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像処理等の分野において、ハードコピーのカラー化に対するニーズが高まってきている。このニーズに対して、従来、昇華型熱転写方式、溶融熱転写方式、インクジェット方式、電子写真方式及び熱現像銀塩方式等のカラーコピー方式が提案されている。
【0003】
これらの方式のうちインクジェット方式は、液体吐出ヘッドであるプリンタヘッドに設けられたノズルから記録液(インク)の液滴を飛翔させ、記録対象に付着してドットを形成するものであり、簡易な構成により高画質の画像を出力することができる。このインクジェット方式は、インクを保持した液室の圧力を圧力可変素子により可変することにより、ノズルからインク液滴を飛び出させるようになされており、この圧力可変素子の種類により静電引力方式、連続振動発生方式(ピエゾ方式)及びサーマル方式に分類される。
【0004】
これらの方式のうちサーマル方式は、圧力可変素子に発熱素子が適用され、この発熱素子によるインクの局所的な加熱により気泡を発生し、この気泡による圧力によりインクをノズルから押し出して印刷対象に飛翔させる方式であり、簡易な構成によりカラー画像を印刷することができる。
【0005】
このようなサーマル方式によるプリンタに適用されるプリンタヘッドは、例えば特開平7−68759号公報に開示のように、半導体基板上に、発熱素子を駆動するロジック集積回路による駆動回路等を作成した後、発熱素子、インク液室、ノズルを順次作成して形成されるようになされ、これにより発熱素子と駆動回路等を一体化して発熱素子を高密度に配置し、高解像度の印刷結果を出力できるようになされている。
【0006】
このようなプリンタヘッドにおいては、特開平8−48034号公報に開示されているように、各液室に複数の圧力可変素子を設け、この複数の圧力可変素子の駆動により、液室内における圧力変化の中心を変位させることにより、液滴の飛び出す方向を制御する方法が提案されるようになされている。
【0007】
すなわち図9(A)及び(B)に示すように、ノズル1を設けてなるインク液室2に対して、インク液室2の並び方向にそれぞれ発熱素子3A及び3Bを並べて設ける。各インク液室2に設けられた発熱素子3A及び3Bの一端を電源5に接続し、またそれぞれ発熱素子3A及び3Bの他端をトランジスタ7A、7Bに接続し、このトランジスタ7A、7Bを介して各発熱素子3A、3Bの他端を接地する。トランジスタ7A及び7Bにおいては、制御回路9のタイミング制御により、それぞれ所定のタイミングでオン状態に切り換わって発熱素子3A、3Bを駆動し、制御回路9によるこのオン状態におけるゲート電圧の設定により、発熱素子3A、3Bに流れる電流IA、IBを制御する。なおこの場合において、発熱素子3A及び3Bは、形状、抵抗値がほぼ等しいものとし、ノズル1の中心軸に対してほぼ対称に配置され、またインク液室2においては、これら発熱素子3A及び3Bの配列方向に対して偏りなく作成されているものとする。
【0008】
このようにプリンタヘッドを構成して、発熱素子3A、3Bの駆動電流IA及びIBをほぼ等しくすると、インク液滴においては、ノズル1より正面方向に飛び出す。これに対して発熱素子3A、3Bの駆動電流IA及びIBを相補的に変化させれば、駆動電流が小さくなって発熱量が少なくなった発熱素子の側に、インク液滴が傾いて飛び出すようになり、駆動電流IA及びIBの偏りを大きくすると、その分、この傾きも大きくなる。これによりこの方法では、各液室に設けた複数の圧力可変素子の駆動により、液室内における圧力変化の中心を変位させて液滴の飛び出す方向を制御するようになされている。
【0009】
【特許文献1】
特開平7−68759号公報
【特許文献2】
特開平8−48034号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのように各液室に設けた複数の圧力可変素子の駆動により、液室内における圧力変化の中心を変位させて液滴の飛び出す方向を制御する方法においては、プリンタヘッドの製造バラツキの補正に利用する場合、解像度の向上に利用する場合等、種々の利用が考えられる。
【0011】
これらの利用のうち、隣接するノズルが受け持つ印刷可能範囲が一部で重なり合うように設定すれば、この重なり合った領域では、双方のノズルによるインク液滴を混在させることができ、インク液滴のインク量等、ノズルによる各種のばらつきを目立たなくし得、これにより一段と高品位の印刷結果を得ることができると考えられる。
【0012】
しかしながらこのようにするとインク液滴が印刷対象に付着する前に、インク液滴同士が衝突する場合が発生し、この衝突によりインク液滴が印刷対象に付着することが困難になり、却って印刷結果の品位が劣化する問題がある。因みにラインプリンタにおいては、この印刷結果における品位の劣化が用紙送り方向に延長するスジ状の印刷ムラとなって観察される。
【0013】
すなわち図10に示すように、インク液滴の向きの可変によりノズル1A、1Bから飛び出したインク液滴が目標において到達し得る範囲を着弾可能範囲ARA及びARBとして、これら着弾可能範囲ARA及びARBが部分的に重なり合うように、ノズル1A、1Bを近接して配置する。
【0014】
この場合に、符号LA1及びLB1により各インク液滴の軌跡を示すように、インク液滴の軌跡が交差し、かつ対称である場合、インク液滴を同時に飛び出させるとインク液滴が途中で衝突することになる。
【0015】
またタイミングをずらしてインク液滴を吐出させた場合でも、インク液滴の軌跡、タイミングによっては、インク液滴が衝突することになる。すなわち符号LB2に示すように、一方のノズル1Bからは真っ直ぐにインク液滴を飛び出させ、他方のノズル1Aからは、このノズル1Bのインク液滴の軌道を横切るように、インク液滴を飛び出させる。この場合に、ノズル1Aから飛び出したインク液滴について、2つの軌跡の交点に到達するまでの時間T1は、T1=(W2 +L21/2 /vにより表される。ここでWは、ノズル1A、1Bの間隔、Lは、ノズル1Bから2つの軌跡が交差する点までの距離、vはインク液滴の速度である。これに対してノズル1Bのインク液滴は、ノズル1Bから飛び出してこの交点に到達するまでに、T2=L/vの時間を要する。図11は、距離Lを2mmに設定して、このような印刷対象にインク液滴が付着するまでの時間を計算した結果である。なおここで速度vは、10〔m/sec〕である。
【0016】
これによりこの場合は、ノズル1Aより先にインク液滴を飛び出させて、その後、時間ΔT(T1−T2)だけ経過してノズル1Bからインク液滴を飛び出させると、インク液滴が衝突してしまうことになる。
【0017】
実際上、インク液滴は有限の大きさを有することにより、このような時間ΔTを中心にしたインク液滴の大きさに対応する所定の時間範囲で、インク液滴が衝突することになる。この衝突の時間範囲は、インク液滴が交差する位置によって種々に変化することになる。これに対して印刷に要する時間を短くするためには、各ノズルを駆動する時間間隔を短くすることが必要になり、この場合は、一段と衝突の確率が高くなる。
【0018】
この問題を解決する1つの方法として、多数のノズルから同時に駆動するノズルの数を極端に制限して順次インク液滴を飛び出させる方法も考えられるが、この方法の場合、印刷に極端に時間を要することになる。
【0019】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複数の圧力可変素子の駆動により液滴の飛び出す方向を制御する場合に、インク液滴の衝突を有効に回避することができる液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出ヘッドの駆動方法を提案しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、それぞれ圧力可変素子の駆動により液滴が飛び出すようになされたノズルが複数個設けられてなる液体吐出ヘッドに適用して、少なくとも液滴の向きの可変に対応して目標において液滴が到達し得る到達可能領域が重なり合う複数のノズルについては、少なくとも1つのノズルの液滴が目標に到達する時間だけタイミングをずらして、複数のノズルから液滴を飛び出させる。
【0021】
また請求項4の発明においては、所定のコントローラによる制御により液体吐出ヘッドを駆動して、液体吐出ヘッドより液滴を飛び出させる液体吐出装置に適用して、少なくとも液滴の向きの可変に対応して目標において液滴が到達し得る到達可能領域が重なり合う複数のノズルについては、少なくとも1つのノズルの液滴が目標に到達する時間だけタイミングをずらして、複数のノズルから液滴を飛び出させるように液体吐出ヘッドを駆動する。
【0022】
また請求項5の発明においては、それぞれ圧力可変素子の駆動により液滴が飛び出すようになされたノズルが複数個設けられてなる液体吐出ヘッドの駆動方法に適用して、少なくとも液滴の向きの可変に対応して目標において液滴が到達し得る到達可能領域が重なり合う複数のノズルについては、少なくとも1つのノズルの液滴が目標に到達する時間だけタイミングをずらして、複数のノズルから液滴を飛び出させる。
【0023】
請求項1の構成により、それぞれ圧力可変素子の駆動により液滴が飛び出すようになされたノズルが複数個設けられてなる液体吐出ヘッドに適用して、少なくとも液滴の向きの可変に対応して目標において液滴が到達し得る到達可能領域が重なり合う複数のノズルについては、少なくとも1つのノズルの液滴が目標に到達する時間だけタイミングをずらして、複数のノズルから液滴を飛び出させれば、液滴が衝突する可能性のある複数のノズルについて、液滴が衝突しないようにし得、これにより複数の圧力可変素子の駆動により液滴の飛び出す方向を制御する場合に、インク液滴の衝突を有効に回避することができる。
【0024】
また請求項4、請求項5の構成によれば、複数の圧力可変素子の駆動により液滴の飛び出す方向を制御する場合に、インク液滴の衝突を有効に回避することができる液体吐出装置、液体吐出ヘッドの駆動方法を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0026】
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態の構成
図2は、第1の実施の形態に係るプリンタに適用されるプリンタヘッドを示す平面図である。この実施の形態に係るプリンタは、所定の用紙送り機構により印刷対象である用紙を搬送しながら、このプリンタヘッド11からインク液滴を飛び出させて用紙に付着させ、これにより所望の画像、テキスト等を印刷するようになされている。
【0027】
ここでこのプリンタヘッド11は、ラインヘッドであり、ほぼ印刷対象である用紙の幅により延長するように、インクタンクに接続されるインク流路12が所定の部材に形成され、このインク流路12の両側に、ヘッドチップ13を千鳥に配置して構成される。
【0028】
ここでヘッドチップ13は、略長方体形状により形成され、その長手方向の端面に沿って複数個のノズル14が並んで設けられるようになされている。ヘッドチップ13は、この各ノズル14にそれぞれ図9について上述したと同様のインク吐出機構に係る1対の発熱素子、そして図4に示すような、この1対の発熱素子を駆動する駆動回路が設けられるようになされている。
【0029】
すなわち図3に示すように、ヘッドチップ13は、発熱素子25A、25B、発熱素子25A、25Bを駆動する駆動回路等を形成してなる半導体基板16に、隔壁18を形成してインク液室24等を形成した後、ノズル14を作成してなるノズルプレート19を配置して構成される。ヘッドチップ13は、インク流路12側の長手方向の端面に沿って発熱素子25A、25Bが配列される。またこの発熱素子の並びを間に挟んで一方の側に、順次発熱素子25A、25Bを駆動する駆動回路、この駆動回路を電源等に接続する接続端子が設けられるようになされている。なおヘッドチップ13は、実際上、半導体ウエハに複数チップ分の駆動回路、発熱素子、インク液室が作成された後、各チップにスクライビングされ、その後、ノズルプレート19を貼り付けて作成され、これにより効率良く作成されるようになされている。
【0030】
図4は、このインク吐出機構に係る駆動回路を関連する構成と共に示す接続図である。この図3において、コントローラ21は、このプリンタヘッド11の描画を制御する上位の描画コントローラからの制御により、このヘッドチップ13に設けられた全ての駆動回路を制御する制御回路である。これに対して駆動回路は、各ノズル14毎に設けられ、主駆動回路22及び副駆動回路23により構成される。
【0031】
ここで主駆動回路22は、コントローラ21から出力されるコントロール信号SC1に基づいて、インク液滴を飛び出させるタイミングでインク液室24に設けられた圧力可変素子である発熱素子25A、25Bの直列回路を駆動する。これに対して副駆動回路23は、主駆動回路22による発熱素子25A、25Bの駆動を偏らせ、これによりインク液滴の飛び出す方向を可変させる。
【0032】
すなわち主駆動回路22は、一端が電源26に接続されてなる発熱素子25A及び25Bによる直列回路の他端を、定電流回路を構成するMOSFET27を介して接地する。主駆動回路22は、インバーター回路構成のアンド回路28を介して、コントローラ21から出力されるコントロール信号SC1によりこのMOSFET27の動作を制御し、これにより発熱素子25A、25Bの直列回路を所定のタイミイングで電源に接続し、発熱素子25A及び25Bを駆動する。これによりこのヘッドチップ13においては、このコントロール信号SC1によるタイミングでノズル14からインク液滴を飛び出させるようになされている。
【0033】
これに対して副駆動回路23は、それぞれ発熱素子25A、25Bの接続中点に所定の電流を流入させ、またこの接続中点から所定の電流を流出される電源回路30A、30B、30C、30Dにより構成される。ここで電源回路30A、30B、30C、30Dは、内蔵の定電流回路の設定により、この接続中点に流入し、又は接続中点から流出させる電流の値が、4:2:1:1に設定され、またそれぞれコントロール信号SA、SB、SC、SDの設定により、この電流値により発熱素子25A、25Bの駆動を偏らせる点を除いて同一に構成されることにより、以下の説明においては、電源回路30Aについて詳細に説明する。
【0034】
かくするにつきこの実施の形態においては、これら電源回路30A、30B、30C、30Dによる電流値を4:2:1:1に設定することにより、電源回路30A、30B、30Cでは電流値が2の階乗により段階的に変化するようになされ、これより全体として簡易な構成により発熱素子25A、25Bの駆動を効率良く偏らせるようになされている。
【0035】
しかして電源回路30Aは、発熱素子25A、25Bの接続中点への電流の流入と、これとは逆にこの接続中点からの電流の流出とを切り換える方向切り換え信号SC3をイクスクリーシブノア回路31に入力し、これによりこの方向切り換え信号SC3によりコントロール信号SAの極性を切り換える。電源回路30Aは、このイクスクリーシブノア回路31の出力信号をアンド回路32に直接入力し、またインバーター回路33を介して極性を反転してアンド回路34に入力する。アンド回路32、34は、それぞれイクスクリーシブノア回路31の出力信号、インバーター回路33の出力信号をコントロール信号SC1によりゲートしてMOSFET35、36に出力し、これによりコントロール信号SC1により発熱素子25A、25Bを駆動している期間の間、方向切り換え信号SC3、コントロール信号SAに応じて相補的にMOSFET35、36をオンオフ制御するようになされている。
【0036】
また電源回路30Aは、発熱素子25A、25Bの駆動を偏らせるか否かのコントロール信号SC2によりMOSFETによる定電流回路37をオンオフ制御する。電源回路30A〜30Dは、この定電流回路37の設定により、それぞれ発熱素子25A、25Bの駆動を偏らせる電流値が4:2:1:1に設定されるようになされている。
【0037】
MOSFET35、36は、この定電流回路37をソースに接続し、MOSFET35においては、発熱素子25A、25Bの接続中点にドレインが接続される。またMOSFET36は、電源側に設けられたMOSFET39、40によるカレントミラー回路にドレインが接続され、このカレントミラー回路により定電流回路37による電流値と値の等しい定電流をMOSFET40により発熱素子25A、25Bの接続中点に流入させる。かくするにつき、これらMOSFET35、36は、コントロール信号SC1により発熱素子25A、25Bを駆動している期間の間、方向切り換え信号SC3、コントロール信号SAに応じて相補的にオンオフ制御され、また動作基準である定電流回路37においては、コントロール信号SC2により動作することにより、発熱素子25A、25Bの駆動を偏らせる場合であって、接続中点より電流を流出させる場合には、MOSFET35側がオン状態に切り換わって定電流回路37による電流を吸い込むようになされ、またこれとは逆に接続中点に電流を流入させる場合には、MOSFET36側がオン状態に切り換わって定電流回路37による電流を流出させるようになされ、これによりこの発熱素子25A、25Bによるノズル14について、インク液滴の向きを制御し得るようになされている。
【0038】
これによりこの実施の形態において、ヘッドチップ13は、発熱素子25A、25Bの配列方向にインク液滴の向きを可変し得るようになされ、この配列方向がノズル14の並び方向とほぼ一致するように、発熱素子25A、25Bが併設して設けられるようになされている。また各ノズル14から飛び出すインク液滴は、ノズル14の並び方向において、コントロール信号SA〜SDの設定に対応した離散的な位置に到達するようになされている。
【0039】
この実施の形態では、図1(C)に示すように、印刷対象である用紙とプリンタヘッド11との相対的な運動を停止した状態で、ノズル14から飛び出したインク液滴が目標において到達し得る範囲、すなわちインク液滴の向きの可変に対応した目標においてインク液滴が到達し得る範囲を到達可能領域AA、ABとして、この到達可能領域AA、ABの一部が隣接するノズル14で重なり合うようになされている。これによりこの実施の形態では、この重なり合う領域においては、対応する2つのノズル14から飛び出すインク液滴を混在させて画質を向上するようになされている。
【0040】
このプリンタにおいて、このようなノズル14の配置に対応して、描画コントローラ50は、ノズル14からインク液滴を飛び出させるタイミングによりヘッドチップ13の動作を制御する。すなわち描画コントローラ50においては、印刷に供する画像データ、テキストデータを各ノズル14から吐出するインク液滴によるドットの解像度に対応するビットマップ形式の画像データに変換し、この画像データを各ヘッドチップ13のノズル14に振り分ける。なお描画コントローラ50は、この処理において誤差拡散法等の手法を適宜適用する。描画コントローラ50は、この処理において、上述した到達可能領域の一部がが重なり合う領域においては、対応する画像データをこれら重なり合ってなるノズル14にランダムに振り分け、これによりこの領域では隣接するノズルによるドットを混在させて画質を向上する。描画コントローラ50は、これらの処理において、コントローラ21においてコントロール信号SA〜SD、SC1〜SC3の生成に必要なコントロール信号を併せて出力する。
【0041】
描画コントローラ50は、このようにして各ノズルに振り分けた画像データ、コントロール信号を対応するタイミングで対応するヘッドチップ13に出力する。この処理において描画コントローラ50は、シリアルデータ通信の手法により、到達可能領域が重なり合ってなる隣接するノズル14については、一方のノズル14から飛び出したインク液滴が目標である用紙に到達する時間だけタイミングをずらして、これら隣接するノズル14からインク液滴を飛び出させる。
【0042】
すなわち図1(A)の例においては、始めに一方のノズル14Aからインク液滴を飛び出させ(図1(A))、このインクが用紙に付着すると、続いてノズル14Bからインク液滴を飛び出させる。これにより描画コントローラ50においては、全てのノズルからインク液滴を飛び出させる場合、この実施の形態では、偶数番目のノズルと、奇数番目のノズルとを交互に駆動するように各ヘッドチップ13を駆動するようになされている。
【0043】
かくするにつき、この場合、ノズル14Aから用紙までの距離を2〔mm〕とし、インク液滴を最も遠くまで飛ばすとき、ノズル14Aの中心位置から100〔μm〕だけ変位した位置にインク液滴が着弾するとして、インク液滴は、2002.5(=(2〔mm〕2 +10021/2 )〔μm〕の距離を飛翔することになる。これによりインク液滴の平均速度を10〔m/sec〕とすると、インク液滴は、ノズル14Aから飛び出した後、201.25〔μsec〕で目標に到達することになる。これによりこの実施の形態においては、ノズル14Aからインク液滴を吐出させた後、201〔μsec〕経過して隣接するノズル14Bからインク液滴を飛び出させるようになされ、これによりインク液滴の衝突を有効に回避するようになされている。
【0044】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、このプリンタにおいては、印刷に供する画像データ、テキストデータ等により、印刷対象である用紙を所定の用紙送り機構により搬送しながら、プリンタヘッド11からインク液滴が吐出され、このインク液滴が搬送中の用紙に付着し、これによりプリンタヘッド11の駆動に応じた画像、テキスト等が印刷される(図2)。
【0045】
プリンタにおいては、このプリンタヘッド11が、それぞれインク吐出機構を有してなる複数のヘッドチップ13が千鳥に配置されて形成される。また各ヘッドチップ13においては、インク流路12に沿ってノズル14が1列に並ぶように形成され、各ノズル14のインク液室24には、圧力可変素子である発熱素子25A、25Bが1対設けられ、この発熱素子25A、25Bの主駆動回路22、副駆動回路23による駆動により、ノズル14から飛び出すインク液滴の向きが用紙送り方向と直交する方向であるノズル14の並びの方向に可変するように制御される(図3及び図4)。
【0046】
プリンタでは、このようにしてインク液滴の飛び出す方向を可変して、この可変に対応する目標においてインク液滴が到達し得る到達可能領域が隣接するノズル14で一部重なり合うようにノズル14が配置され(図4(A))、この重なり合う領域においては、隣接するノズルによるインク液滴が混在するように、ヘッドチップ13が駆動され、これによりノズル14の特性のばらつきによる画質の劣化が有効に回避され、高品位の印刷結果を得ることができる(図1)。
【0047】
しかしてこのように到達可能領域が隣接するノズル14で一部重なり合うようにノズル14を配置して、このように到達可能領域が重なり合うノズル14A、14Bにおいては、一方のノズル14Aのインク液滴が目標である用紙に到達するだけタイミングをずらして、これら複数のノズルからインク液滴が飛び出すように制御され、これによりインク液滴の衝突が有効に回避される。
【0048】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、少なくとも到達可能領域が重なり合う複数のノズルについては、1つのノズルの液滴が目標に到達する時間だけタイミングをずらして駆動することにより、複数の圧力可変素子の駆動により液滴の飛び出す方向を制御する場合に、インク液滴の衝突を有効に回避することができる。
【0049】
(2)第2の実施の形態
この実施の形態では、第1の実施の形態に比してノズルピッチに対する到達可能領域を拡大し、これにより図5に示すように、隣接するノズル14Bとの間だけでなく、隣々接するノズル14Cとの間でも、到達可能領域AA〜ACが重なり合うようにする。またこれら到達可能領域AA〜ACが重なり合うノズル14A〜14Cにより、インク液滴を混在させて画質を向上させる。なおこの実施の形態においては、このようなノズルに係る構成が異なる点を除いて第1の実施の形態と同一に構成される。
【0050】
ここでこのようにして第1の実施の形態と同様に、単に隣接するノズル14Bとの間だけでタイミングをずらしてインク液滴を飛び出させた場合、隣々接するノズル14Cとの間でインク液滴が衝突した。この場合に、隣接するノズル14Bとの間だけでなく、さらに隣々接するノズル14Cとの間で、インク液滴が目標に到達するまでの時間をずらしてインク液滴を飛び出させるようにすると、印刷に要する時間が長くなってしまう。
【0051】
このためこの実施の形態においては、タイミングをずらしてインク液滴を飛び出させる処理を、これら複数のノズル14A〜14Cの到達可能領域AA〜ACが重なり合う領域にインク液滴を飛び出させる場合に限り実行する。また各到達可能領域AA〜ACをこの重なり合う領域毎に区分し、各ノズル14A〜14Cからそれぞれ対応する到達可能領域AA〜ACの同一の領域に向けてインク液滴を飛び出させる場合には、同時にインク液滴を飛び出させるようにする。
【0052】
すなわち図5(A)の例では、ノズル14Bの到達可能領域ABについては、両隣のノズル14A、14Bの到達可能領域AA、ACと重なり合う領域ABB、一方の側のノズル14Aの到達可能領域AAと重なり合う領域ABA、他方の側のノズル14Cの到達可能領域AAと重なり合う領域ABCにより、到達可能領域ACを区分する。
【0053】
描画コントローラにおいては、図5(B)〜(D)に示すように、それぞれ各ノズル14A〜14Cにおいて、これら各区分の領域に向けてインク液滴を飛び出させる場合には、同時に、インク液滴を飛び出させる。すなわち図5(B)の例では、ノズル14Bから領域ABAに向けてインク液滴を飛び出させる場合であり、この場合、同時に、隣接するノズル14A、14Cにおいても、対応する領域にインク液滴を飛び出させる。また図5(C)の例では、ノズル14Bからほぼ正面の領域ABBに向けてインク液滴を飛び出させる場合であり、この場合、同時に、隣接するノズル14A、14Cにおいても、ほぼ正面の領域にインク液滴を飛び出させる。また図5(D)の例では、ノズル14Bから領域ABCに向けてインク液滴を飛び出させる場合であり、この場合、同時に、隣接するノズル14A、14Cにおいても、同様に対応する領域にインク液滴を飛び出させる。
【0054】
これによりこの実施の形態では、例えばノズル14Bのほぼ正面の領域ABBにおいて、隣接するノズル14A、14Cとの間でインク液滴を混在させる場合にあっても、この混在させるインク液滴にあっては、ノズル14A〜14Cにおいて、第1の実施の形態と同様に、1つのノズルの液滴が目標に到達する時間だけタイミングをずらして駆動するようになされ、これによりインク液滴の衝突を有効に回避して高解像度による印刷結果を確保し得るようになされている。
【0055】
以上の構成によれば、到達可能領域を区分した制御により、複数のノズルから到達可能領域の重なり合う領域に液滴を飛び出させる場合に限り、タイミングをずらして液滴を飛び出させるようにして、一段と高密度にノズルを配置等して、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
(3)第3の実施の形態
この実施の形態では、図6に示すように、1つのノズル14の中心軸を中心にして扇状に発熱素子25A〜25Dを配置する。このように発熱素子25A〜25Dを配置して、この実施の形態では、対向する発熱素子25A及び25C、25B及び25Dを直列に接続して主駆動回路及び副駆動回路にそれぞれ接続し、これによりこれら発熱素子25A〜25Dの駆動により、ノズル14の中心軸を中心にした円形形状の領域が到達可能領域に設定される。
【0057】
またこのような円形形状による到達可能領域に対応して、図7に示すように、この到達可能領域AA、ABが隣接するノズル14A、14Bでのみ重なり合うように設定する。このようにしてこの実施の形態では、第1の実施の形態と同様のタイミング制御によりインク液滴を飛び出させ、これによりインク液滴の衝突を防止する。
【0058】
この実施の形態のよれば、ノズルの配列方向と直交する方向にもインク液滴の飛び出す方向を可変する場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
(4)第4の実施の形態
この実施の形態では、第3の実施の形態について上述した発熱素子25A〜25Dによるノズルを高密度に配置し、図8に示すように、隣々接するノズルとの間でも、到達可能領域が重なり合うようにする。またこのようにして第2の実施の形態と同様の制御によりインク液滴を飛び出させる。なおこの実施の形態においては、このようなインク液滴に係るタイミング制御が異なる点を除いて、第3の実施の形態と同一に構成される。
【0060】
この実施の形態によれば、ノズルの配列方向と直交する方向にもインク液滴の飛び出す方向を可変するようにして、高密度にノズルを配置する場合でも、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0061】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、主駆動回路及び副駆動回路による電流駆動により発熱素子を駆動し、またこの駆動を偏らせる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電圧駆動により発熱素子を駆動し、またこの駆動を偏らせる場合、さらには図9に示すように、発熱素子に個々に設けられた駆動回路により駆動する場合等にも広く適用することができる。
【0062】
また上述の実施の形態においては、1つのインク液室に2つ又4つの発熱素子を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、3つ以上発熱素子を設ける場合にも広く適用することができる。
【0063】
また上述の実施の形態においては、発熱素子と駆動回路とを一体に半導体基板上に作成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらを別体に構成する場合にも広く適用することができる。
【0064】
また上述の実施の形態においては、インク液滴の向きを制御してノズルによるバラツキを補正する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1つのノズルによりインク付着位置を可変して複数ドットを作成することによる解像度の増大にインク液滴の向きの制御を利用する場合等、印刷品位の向上、構成の簡略化等、インク液滴の向きの制御を種々に役立てる場合に広く適用することができる。
【0065】
また上述の実施の形態においては、サーマル方式によるプリンタに本発明を適用して発熱素子による圧力可変素子を駆動する場合について述べてが、本発明はこれに限らず、ピエゾ方式、静電方式等、各種素子により圧力可変素子を構成するプリンタ、プリンタヘッドに広く適用することができる。
【0066】
また上述の実施の形態においては、本発明をプリンタヘッドに適用してインク液滴を飛び出させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、インク液滴に代えて各種染料の液滴、保護層形成用の液滴等を飛び出させる液体吐出ヘッド、さらには液滴が試薬等であるマイクロディスペンサー、各種測定装置、各種試験装置、液滴がエッチングより部材を保護する薬剤である各種のパターン描画装置等に広く適用することができる。
【0067】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、少なくとも到達可能領域が重なり合う複数のノズルについては、1つのノズルの液滴が目標に到達する時間だけタイミングをずらして駆動することにより、複数の圧力可変素子の駆動により液滴の飛び出す方向を制御する場合に、インク液滴の衝突を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタヘッドの動作の説明に供する略線図である。
【図2】図1のプリンタヘッドを示す平面図である。
【図3】図2のプリンタヘッドにおけるヘッドチップを示す分解斜視図である。
【図4】図3のヘッドチップの駆動回路を示す接続図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタヘッドの動作の説明に供する略線図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るプリンタヘッドにおける発熱素子の配置を示す平面図である。
【図7】図6のプリンタヘッドの動作の説明に供する略線図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るプリンタヘッドの動作の説明に供する略線図である。
【図9】複数の発熱素子による駆動の説明に供する略線図である。
【図10】インク液滴の衝突の説明に供する略線図である。
【図11】インク液滴の飛翔時間を示す特性曲線図である。
【符号の説明】
1、14、14A〜14C……ノズル、2、24……インク液室、3A、3B、25A、25B、25C、25D……発熱素子、11……プリンタヘッド、12……インク流路、13……ヘッドチップ、22……主駆動回路、23……副駆動回路

Claims (5)

  1. それぞれ圧力可変素子の駆動により液滴が飛び出すノズルが複数個設けられてなる液体吐出ヘッドにおいて、
    前記複数個のノズルが所定の並び方向に並んで配置され、
    前記液室には、複数の前記圧力可変素子が設けられ、前記複数の圧力可変素子の駆動により、前記ノズルから飛び出す液滴の向きを可変できるようになされ、
    少なくとも前記液滴の向きの可変に対応して目標において前記液滴が到達し得る到達可能領域が重なり合う前記複数のノズルについては、少なくとも1つのノズルの液滴が前記目標に到達する時間だけタイミングをずらして、前記複数のノズルから前記液滴を飛び出させ
    体吐出ヘッド。
  2. 前記タイミングをずらして前記液滴を飛び出させる処理が、前記複数のノズルから前記到達可能領域が重なり合う領域に前記液滴を飛び出させる場合の処理であ
    求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記圧力可変素子が発熱素子であ
    求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 所定のコントローラによる制御により液体吐出ヘッドを駆動して、前記液体吐出ヘッドより液滴を飛び出させる液体吐出装置において、
    前記液体吐出ヘッドは、
    それぞれ圧力可変素子の駆動により液滴が飛び出すノズルが複数個設けられ、
    前記複数個のノズルが所定の並び方向に並んで配置され、
    前記液室には、複数の前記圧力可変素子が設けられ、前記複数の圧力可変素子の駆動により、前記ノズルから飛び出す液滴の向きを可変できるようになされ、
    前記コントローラは、
    少なくとも前記液滴の向きの可変に対応して目標において前記液滴が到達し得る到達可能領域が重なり合う前記複数のノズルについては、少なくとも1つのノズルの液滴が前記目標に到達する時間だけタイミングをずらして、前記複数のノズルから前記液滴を飛び出させるように前記液体吐出ヘッドを駆動す
    体吐出装置。
  5. それぞれ圧力可変素子の駆動により液滴が飛び出すノズルが複数個設けられてなる液体吐出ヘッドの駆動方法において、
    前記液体吐出ヘッドは、
    前記複数個のノズルが所定の並び方向に並んで配置され、
    前記液室には、複数の前記圧力可変素子が設けられ、前記複数の圧力可変素子の駆動により、前記ノズルから飛び出す液滴の向きを可変できるようになされ、
    前記液体吐出ヘッドの駆動方法は、
    少なくとも前記液滴の向きの可変に対応して目標において前記液滴が到達し得る到達可能領域が重なり合う前記複数のノズルについては、少なくとも1つのノズルの液滴が前記目標に到達する時間だけタイミングをずらして、前記複数のノズルから前記液滴を飛び出させ
    体吐出ヘッドの駆動方法。
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