JP4334733B2 - 鉄道車両の連結部構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両の連結部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両では、前後の車体間の間隙が一般的には500mmあるため、ゴム材質の外幌を前後の車体妻面の側部外縁部にそれぞれ取り付けて間隙を縮めるようにしている。この外幌は、220mmの長さなので、両外幌間に60mm程の間隙が残り、本線走行時には両外幌の接触はほとんど起きないが、構内線では、R200mの曲線を通過する場合の車体間隔は250mmまで縮まるので、縮んだ側の両外幌は95mmの圧縮変形を受けることになる。また、両外幌に予圧縮を各々10mm与えて両外幌を接触させ、本線走行時に両外幌間に隙間が生じないようにしたものがあるが、両外幌が常に擦れ合って動くため、摩耗が早く頻繁に交換しなければならない。しかも、一方の車体が右に、他方の車体が左に動いた場合には、両外幌間に段差が生じ、高速走行時には出っ張った部分に空気が衝突して空力音が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
高速走行時の空力音を低減するには、前後の車体間をなだらかに繋ぐ外幌が最も良いが、本線走行時の車体間の上下方向、左右(枕木)方向及びロール方向(レール方向回りの回転)の相対変位に追随できなければならない。また、追随はできても車体断面方向の剛性が小さすぎると外幌がばたついて音が発生する。さらに、構内走行時には、例えばR200m曲線通過時に前後方向で50%の引っ張り又は圧縮歪みが、S字曲線通過時に左右方向で80%の剪断歪みがそれぞれ発生し、外幌が大変形する。
【0004】
そこで本発明は、車体断面方向の剛性を確保して車体間の相対変位による変形に追随でき、各種の歪みによる大変形にも対応できて前後の車体間をなだらかに繋ぐ鉄道車両の連結部構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明の鉄道車両の連結部構造の第1の構成は、硬度の高い可撓性材からなる格子状の骨部材の空間部に、該骨部材より硬度の低い可撓性材を充填して加硫又は接着剤により一体化して外幌板を形成し、該外幌板の前後方向両端部に、前記骨部材と同等の可撓性材からなる取付板を加硫により一体形成して、前後の取付板を前後の車体妻面外縁部に取り付けたことを特徴とし、第2の構成は、第1の構成において、前記外幌板は、前記外幌板の表面を前記骨部材より硬度の低い可撓性材で覆って表面を均一化して形成したことを特徴とし、第3の構成は、第1の構成において、前記骨部材は、格子状に代えて、前記両取付板間を波状の骨で連結したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。図1乃至図4は本発明の第1実施形態例を示すもので、前後の車体1,2の妻面1a,2a間に、車体1,2の屋根部と両側部とに3分割して取り付けられた外幌板3は、図1及び図2に示されるように、硬度の高い可撓性材からなる格子状の骨部材4の空間部に、骨部材4より硬度の低い可撓性材5を充填して加硫又は接着剤により一体化して形成されている。骨部材4としては、例えば防振ゴムとして使用されている硬度40度〜70度の軟質純加硫ゴムが好適で、可撓性材5としては、多孔質で内部に気泡を含むことにより大変形が可能な例えばスポンジゴムやウレタンフォームが好適である。
【0007】
この外幌板3は、その前後方向両端面に、骨部材4と同等の可撓性材からなる取付板6,6が加硫により一体形成されており、該取付板6,6を前後の車体妻面外縁部にボルト止めすることで取り付けられている。
【0008】
図5乃至図8は本発明の第2実施形態例を示すもので、外幌板3は、第1実施形態例と同様に、軟質純加硫ゴム等の格子状骨部材4の空間部に、スポンジゴム又はウレタンフォーム等の可撓性材5を充填するとともに、表面を可撓性材5で覆って表面を均一化して形成され、前後の車体1,2の妻面1a,2a屋根部と両側部とに連続して取り付けられている。
【0009】
図9は本発明の第3実施形態例を示すもので、外幌板3は、取付板6,6間を波状の骨で連結した軟質純加硫ゴム等の骨部材4の空間部に、スポンジゴム又はウレタンフォーム等の可撓性材5を充填したものである。
【0010】
このように形成された外幌板3を前後の車体1,2の妻面1a,2aの外縁部に取り付けることにより、車体断面方向の剛性を確保して車体間の相対変位による変形に追随でき、各種の歪みによる大変形にも対応できて前後の車体間をなだらかに繋げ、高速走行時の空力音を低減することができる。
【0011】
なお、各実施形態例の外幌板3を前後の車体1,2の妻面1a,2a屋根部と両側部とに連続して取り付けてもよく、また、各実施形態例の外幌板3を車体1,2の屋根部と両側部とに3分割して取り付けてもよく、さらに、外幌板3を2分割や4分割以上に細かく分割して取り付けてもよい。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の鉄道車両の連結部構造は、硬度の高い可撓性材からなる骨部材の空間部に、骨部材より硬度の低い可撓性材を充填して外幌板を形成し、外幌板の両端部を前後の車体妻面外縁部に取り付けたので、車体断面方向の剛性を確保して車体間の相対変位による変形に追随でき、各種の歪みによる大変形にも対応できて前後の車体間をなだらかに繋げ、高速走行時の空力音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2のI−I断面図
【図2】 第1実施形態例の外幌板の正面図
【図3】 同じく外幌板を取り付けた車体の側面図
【図4】 同じく外幌板の取付状態を示す車両の正面図
【図5】 図6のV−V断面図
【図6】 第2実施形態例の外幌板の正面図
【図7】 同じく外幌板を取り付けた車体の側面図
【図8】 同じく外幌板の取付状態を示す車両の正面図
【図9】 第3実施形態例の外幌板の正面図
【符号の説明】
1,2…車体、1a,2a…妻面、3…外幌板、4…骨部材、5…骨部材より硬度の低い可撓性材、6…取付板
Claims (3)
- 硬度の高い可撓性材からなる格子状の骨部材の空間部に、該骨部材より硬度の低い可撓性材を充填して加硫又は接着剤により一体化して外幌板を形成し、該外幌板の前後方向両端部に、前記骨部材と同等の可撓性材からなる取付板を加硫により一体形成して、前後の取付板を前後の車体妻面外縁部に取り付けたことを特徴とする鉄道車両の連結部構造。
- 前記外幌板は、前記外幌板の表面を前記骨部材より硬度の低い可撓性材で覆って表面を均一化して形成したことを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の連結部構造。
- 前記骨部材は、格子状に代えて、前記両取付板間を波状の骨で連結したことを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の連結部構造。
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