JP4334177B2 - 遠心鋳造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、遠心鋳造金型によって管部材を鋳造するとともに、前記管部材を引き抜く作業を自動的に行うための遠心鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
円筒状の中空金型を、その軸線を中心に高速回転させ、注入した溶融金属を遠心力で金型内壁面に張り付かせることで中空鋳造品である管部材を製造する遠心鋳造法が知られている。
【0003】
この種の遠心鋳造法に使用される遠心鋳造装置として、例えば、特開昭57−94461号公報に開示された装置が知られている。この装置では、図13に示すように、回転金型1の軸心方向一側に、前後動案内レール2が配設されるとともに、前記回転金型1の軸心方向他側に、図示しない管引き抜き装置等が配設されている。
【0004】
前後動案内レール2には、前後動台車3が配置されるとともに、この前後動台車3上には、横行案内レール4が配設されている。前後動台車3が回転金型1から離間した位置に配置される際、横行案内レール4の両端には、待機案内レール5、6が接続されている。
【0005】
待機案内レール5と横行案内レール4との間には第1の横行台車7が、待機案内レール6と前記横行案内レール4との間には第2の横行台車8が、それぞれ移動可能に配置される。第1の横行台車7には注湯装置9が、第2の横行台車8にはブラッシング装置(清掃装置)10と塗型材のスプレー装置11とが、それぞれ搭載されている。
【0006】
このような構成において、図示しない管引き抜き装置を介して回転金型1から鋳造管を引き抜いた後、第2の横行台車8を搭載している前後動台車3が、この回転金型1側に移動される。その際、回転金型1が回転駆動されており、ブラッシング装置10が前記回転金型1の内面をブラッシングする。
【0007】
次いで、前後動台車3が回転金型1から離間する方向に後退移動しながら、スプレー装置11から前記回転金型1の内面に塗型材がスプレーされてコーティングが行われる。コーティング処理後に、第2の横行台車8が待機案内レール6上に退避されるとともに、第1の横行台車7が前後動台車3上に移載され、前記前後動台車3が前進する。
【0008】
第1の横行台車7には注湯装置9が設けられており、この注湯装置9を介して回転金型1内に溶湯が供給される。そして、回転金型1の回転作用下に溶湯が凝固して鋳造管が得られた後、上記のようにして、この鋳造管を引き抜けばよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、回転金型1の軸心方向一側にブラッシング装置10、スプレー装置11および注湯装置9が並列に設けられており、前記ブラッシング装置10および前記スプレー装置11が、前記注湯装置9による熱影響を受け易く、位置決め精度が低下するという問題が指摘されている。特に、鋳造管が小径でかつ長尺状である場合には、ブラッシング装置10やスプレー装置11が回転金型1に干渉するおそれがある。
【0010】
さらに、上記の従来技術では、回転金型1の軸心方向他側に管引き抜き装置(図示せず)が配置されている。この管引き抜き装置は、回転金型1の軸長に応じて比較的長尺に構成されているため、遠心鋳造装置全体としての設置スペースが拡大してしまい、スペース効率が悪いという問題がある。
【0011】
また、上記の従来技術では、遠心鋳造作業を効率的に行うために、2台以上の回転金型1を併設する場合、各回転金型1毎にブラッシング装置10、スプレー装置11、注湯装置9および管引き抜き装置を設置する必要がある。これにより、設備の設置スペースが相当に拡大するとともに、設備費が高騰するという問題が指摘されている。
【0012】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、注湯機構による熱影響を確実に回避するとともに、コンパクトかつ経済的な構成で、遠心鋳造作業を効率的に遂行可能な遠心鋳造装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遠心鋳造装置は、軸方向を互いに平行して並列される2台以上の遠心鋳造金型を備え、順に、前記遠心鋳造金型の内面側を清掃する清掃工程、前記遠心鋳造金型の内面側に塗型材を塗布する塗型材塗布工程、前記遠心鋳造金型に注湯する注湯工程、および前記遠心鋳造金型で成形された管部材を該遠心鋳造金型から引き抜く管部材引き抜き工程を1サイクルとして、少なくとも2台の前記遠心鋳造金型に対して並行して連続サイクルの鋳造を行う遠心鋳造装置であって、前記遠心鋳造金型の軸方向一方に設けられた作業ユニットと、前記作業ユニットを、前記軸方向に交差する方向に移動させるユニット駆動機構と、前記遠心鋳造金型の軸方向他方に配置される注湯機構とを備え、前記作業ユニットには、前記清掃工程を行うための1以上の清掃機構と、前記塗型材塗布工程を行うための1以上の塗型材塗布機構と、前記管部材引き抜き工程を行うための1以上の管部材引き抜き機構とが、前記連続サイクルの工程順に互いに並列されると共に、前記清掃機構、前記塗型材塗布機構、および前記管部材引き抜き機構の合計台数は、前記遠心鋳造金型の台数よりも少なくとも2台多いことを特徴とする。
【0014】
例えば、2台の遠心鋳造金型が並列される際、作業ユニットは、第1の清掃機構、塗型材塗布機構、管部材引き抜き機構および第2の清掃機構の順に、これらが遠心鋳造金型の軸方向一方に互いに並列される。このため、第1の遠心鋳造金型において、注湯作業、管部材引き抜き作業、清掃作業および塗型材塗布作業が、順次、行われる。一方、第2の遠心鋳造金型では、第1の遠心鋳造金型の塗型材塗布作業と同時に、清掃作業が行われるとともに、塗型材塗布作業、注湯作業および管部材引き抜き作業が、順次、行われる。
【0015】
従って、2台の遠心鋳造金型で遠心鋳造作業を効率的に行うことができる。また、それぞれ専用の基本ユニットを用いて2台の遠心鋳造金型で遠心鋳造作業を行う場合に比べ、塗型材塗布機構および管部材引き抜き機構を1台ずつ削減することが可能になる。これにより、設備全体の設置スペースが有効に削減されるとともに、設備費の低減を図ることができ、経済的なものとなる。
【0016】
さらに、例えば、3台の遠心鋳造金型が併設される際、作業ユニットは、第1の管部材引き抜き機構、第1の清掃機構、塗型材塗布機構、第2のワーク引き抜き機構および第2の清掃機構の順に、これらが前記遠心鋳造金型の軸方向一方に互いに並列される。
【0017】
このため、設備全体の設置スペースの削減と、設備費の低減とが確実に遂行されるとともに、単一の作業ユニットを移動させるだけでよい。従って、3台の遠心鋳造金型にそれぞれ3台の基本ユニットを設ける構成に比べて、サイクルタイムが有効に短尺化され、前記遠心鋳造作業が効率的に遂行可能になる。
【0018】
また、管部材引き抜き機構、清掃機構および塗型材塗布機構は、注湯機構による熱影響を受けることがなく、簡単な構成で、位置決め精度を有効に維持することができる。しかも、比較的長尺に構成される管部材引き抜き機構、清掃機構および塗型材塗布機構が、遠心鋳造金型の軸方向一方に並列されている。これにより、遠心鋳造装置は、遠心鋳造金型の軸方向に長尺化することがなく、スペースの有効活用が容易に図られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遠心鋳造装置20の概略平面図である。
【0020】
遠心鋳造装置20は、軸方向(矢印A方向)を互いに平行して矢印B方向(矢印A方向に交差する方向)に並列される少なくとも第1および第2遠心鋳造金型22a、22bと、前記第1および第2遠心鋳造金型22a、22bの軸方向一方(矢印A1方向)に配設される作業ユニット24と、前記作業ユニット24を矢印B方向に移動させるユニット駆動機構26と、前記第1および第2遠心鋳造金型22a、22bの軸方向他方(矢印A2方向)に配置される注湯機構28とを備える。
【0021】
第1および第2遠心鋳造金型22a、22bは、矢印A方向に長尺な中空形状を構成しており、回転駆動源30a、30bに連結された回転部32a、32bと支持部34a、34bとに両端縁部を支持されて回転駆動可能に構成されている。
【0022】
ユニット駆動機構26はフレーム40を備え、このフレーム40上には、ユニットテーブル42が配設される。フレーム40には、矢印B方向に延在してラック部材44と、一対のガイド部材46とが固着されるとともに、ユニットテーブル42の底面側には、図2および図3に示すように、回転駆動源48が装着され、この回転駆動源48に軸着されたピニオン50がラック部材44に噛合する。ユニットテーブル42の底面には、フレーム40のガイド部材46上を矢印B方向に転動するローラ51が設けられている。
【0023】
ユニットテーブル42の矢印A2方向先端側底面には、このユニットテーブル42をフレーム40に対応して位置決めするための係合孔部52が3箇所に設けられるとともに、前記フレーム40には、第1および第2遠心鋳造金型22a、22bに対応して係止部54が設けられる。係止部54は、鉛直上方向に配置されるシリンダ56を備え、このシリンダ56から上方に延在するロッド58には、所定の係合孔部52に選択的に係合可能な係止ピン60が軸着される。
【0024】
作業ユニット24は、軸方向(矢印A方向)を互いに平行して矢印B方向に並列される第1清掃機構62a、ワーク引き抜き機構64(管部材引き抜き機構)、塗型材塗布機構66および第2清掃機構62bを備える。
【0025】
第1清掃機構62a、ワーク引き抜き機構64、塗型材塗布機構66および第2清掃機構62bのそれぞれの間隔P1は、第1および第2遠心鋳造金型22a、22bの間隔P2に一致して設定されている。
【0026】
第1および第2清掃機構62a、62bは、図1および図2に示すように、ユニットテーブル42に矢印A方向に向かって固着されるラック部材70を備える。ユニットテーブル42上には、矢印A方向に進退可能な第1可動台72が配設され、この第1可動台72に鉛直下方向に向かって装着される回転駆動源74には、ラック部材70に噛合するピニオン76が軸着される。第1可動台72上には、ロッド78が水平方向(矢印A方向)に向かって保持されており、このロッド78の先端には、水平方向に長尺なブラシ80が連結される。
【0027】
ワーク引き抜き機構64は、図1および図3に示すように、ユニットテーブル42上に矢印A方向に進退可能に配置される第2可動台82を備え、この第2可動台82には、回転駆動源84が鉛直下方向に向かって固定される。回転駆動源84にピ二オン86が軸着されるとともに、ユニットテーブル42には、矢印A方向に延在して前記ピニオン86に噛合するラック部材88が設けられる。
【0028】
第2可動台82には、矢印A方向に延在して円筒部材90が支持されており、この円筒部材90内に駆動ロッド92が進退自在に配設される。駆動ロッド92の矢印A2方向先端部には、開閉チャック94が設けられるとともに、前記駆動ロッド92の矢印A1方向先端部には、開閉用シリンダ96が連結される。円筒部材90は、第1および第2遠心鋳造金型22a、22b内で鋳造されたそれぞれの円筒鋳造体98内に挿入可能なように、その外形、寸法および軸長が設定されている。
【0029】
塗型材塗布機構66は、図1に示すように、ユニットテーブル42に固着されて矢印A方向に延在するラック部材102を備え、前記ユニットテーブル42上には、矢印A方向に進退可能な第3可動台104が配置される。第3可動台104には、鉛直下方向に向かって回転駆動源106が装着され、この回転駆動源106に軸着されたピニオン108がラック部材102に噛合する。
【0030】
この第3可動台104上には、矢印A方向に長尺でかつ小径なノズル部材110が設けられる。このノズル部材110の外周部には、所定の位置にかつ所定の間隔ずつ離間して複数の噴射口112が形成されている。
【0031】
注湯機構28は、矢印A方向に交差(直交)する矢印B方向に進退可能な第4可動台120を備え、この第4可動台120は、駆動機構122を介して矢印B方向に進退可能である。駆動機構122は、例えば、第4可動台120に鉛直下方向に向かって固着される回転駆動源124を備え、この回転駆動源124に軸着されるピニオン126が、矢印B方向に延在するラック部128に噛合する。なお、上記のラック・ピニオン構造に代替して、ボールねじ構造等を採用してもよい。
【0032】
第4可動台120には、矢印A方向に延在して互いに平行なレール130a、130bが設けられ、前記レール130a、130bにスライドべース132が進退可能に配置される。このスライドべース132には、第1および第2遠心鋳造金型22a、22bに注湯を行うためのトラフ134が設けられ、このトラフ134は注湯高さに対応してその高さ位置が設定されている。第4可動台120の矢印B方向への移動範囲内には、トラフ134に供給された溶湯を排出させるための捨て湯用収容器136が配設されている。
【0033】
このように構成される遠心鋳造装置20の動作について、図4に示すフロチャートおよび図5に示す作動プログラムに沿って、以下に説明する。
【0034】
まず、作業ユニット24が、図6に示す位置に配置された状態で、第1清掃機構62aを介して第1遠心鋳造金型22aの内面の清掃が行われる(ステップS1)。第1清掃機構62aでは、図2に示すように、回転駆動源74の駆動作用下にピニオン76が所定方向に回転し、このピニオン76が噛合するラック部材70に沿って第1可動台72が矢印A2方向に移動する。このため、第1可動台72に保持されたロッド78が矢印A2方向に移動し、このロッド78の先端部に連結されたブラシ80が第1遠心鋳造金型22a内に挿入されて、前記第1遠心鋳造金型22aの内面を清掃する。
【0035】
上記の清掃作業終了後に、回転駆動源74を介してブラシ80が矢印A1方向に移動し、このブラシ80が第1遠心鋳造金型22aから離脱する。そして、ステップS2で第1遠心鋳造金型22aが冷却された後、この第1遠心鋳造金型22aには、図示しないキャップが取り付けられる(ステップS3)。
【0036】
さらに、ユニット駆動機構26を構成する回転駆動源48が駆動され、ピニオン50およびラック部材44を介してユニットテーブル42がフレーム40上を矢印B2方向に移動する。このため、塗型材塗布機構66は、第1遠心鋳造金型22aに対応して配置される(図7参照)。
【0037】
塗型材塗布機構66では、図1に示すように、回転駆動源106の駆動作用下に、ピニオン108およびラック部材102を介して第3可動台104が矢印A2方向に移動する。このため、ノズル部材110が第1遠心鋳造金型22a内に挿入され、前記ノズル部材110の外周に設けられている複数の噴射口112から前記第1遠心鋳造金型22aの内面側に向かって塗型材(図示せず)が塗布される(ステップS4)。
【0038】
そして、回転駆動源106を介してノズル部材110が第1遠心鋳造金型22aから離脱するとともに、この第1遠心鋳造金型22aが乾燥処理される(ステップS5)。なお、上記の乾燥処理は、第1遠心鋳造金型22aを回転駆動させることによって良好に行われる。
【0039】
一方、注湯機構28に溶湯が所定量供給されると、この注湯機構28を構成するスライドべース132が矢印A1方向に移動し、トラフ134が第1遠心鋳造金型22aに対応して配置される。そして、トラフ134から第1遠心鋳造金型22aに注湯が行われた後(ステップS6)、スライドべース132が矢印A2方向に退避されるとともに、回転駆動源30aが駆動される。このため、回転部32aおよび支持部34aを介して第1遠心鋳造金型22aが回転保持され(ステップS7)、この第1遠心鋳造金型22a内で溶湯が凝固して円筒鋳造体98が得られる。
【0040】
さらに、第1遠心鋳造金型22aが回転保持されている間、前記第1遠心鋳造金型22aから図示しないキャップが取り外され(ステップS8)、ワーク引き抜き機構64が第1遠心鋳造金型22aに対応して移動される(図8参照)。このワーク引き抜き機構64では、ユニット駆動機構26を構成する回転駆動源48の駆動作用下に、ピニオン50およびラック部材44を介してユニットテーブル42が矢印B1方向に移動する。そして、ワーク引き抜き機構64が第1遠心鋳造金型22aに対応する位置に至ると、ユニットテーブル42が停止される(図8参照)。
【0041】
次に、回転駆動源30aの駆動が停止されるとともに、図3に示すように、回転駆動源84の駆動作用下に、ピニオン86およびラック部材88を介して第2可動台82が矢印A2方向に移動する。このため、第2可動台82に設けられている円筒部材90が、第1遠心鋳造金型22a内で鋳造された円筒鋳造体98内に挿入されて矢印A2方向に移動し、開閉チャック94が前記円筒鋳造体98の矢印A2方向先端部側に配置される。
【0042】
そこで、開閉用シリンダ96が駆動されて駆動ロッド92を介して開閉チャック94が開放され、この状態で、回転駆動源84が駆動されて第2可動台82が矢印A1方向に移動する。このため、開閉チャック94が円筒鋳造体98の端部に係合し、この円筒鋳造体98を第1遠心鋳造金型22aから引き抜く(ステップS9)。
【0043】
第1遠心鋳造金型22aから円筒鋳造体98が引き抜かれた後、ユニット駆動機構26の駆動作用下に、ユニットテーブル42が矢印B1方向に移動して、第1清掃機構62aが第1遠心鋳造金型22aに対応して配置される。
【0044】
この場合、第1の実施形態では、上記のように、第1遠心鋳造金型22aによる円筒鋳造体98の鋳造作業が行われている際、第2遠心鋳造金型22bによる前記円筒鋳造体98の鋳造作業が同期して行われる。
【0045】
すなわち、図5および図7に示すように、第1遠心鋳造金型22aに対して、塗型材塗布機構66による塗型材の塗布処理が施されると同時に、第2遠心鋳造金型22bに対して、第2清掃機構62bによる清掃処理が行われる。この第2清掃機構62bは、上記の第1清掃機構62aと同様に、図2に示すように、回転駆動源74の駆動作用下にブラシ80を矢印A2方向に移動させることにより、このブラシ80を介して第2遠心鋳造金型22bの内面の清掃処理が施される。
【0046】
第2遠心鋳造金型22bでは、図4に示すフローチャートに沿って、上記の第1遠心鋳造金型22aと同様の遠心鋳造処理が行われるものであり、第2清掃機構62bによる清掃作業が終了した後、図8に示すように、塗型材塗布機構66を介して塗型材の塗布処理が施される。さらに、注湯機構28による注湯処理が施された後、図6に示すように、ワーク引き抜き機構64を介して円筒鋳造体98の引き抜き処理が施される。
【0047】
このように、第1の実施形態では、作業ユニット24が、第1および第2遠心鋳造金型22a、22bに対応して、第1および第2清掃機構62a、62bと、ワーク引き抜き機構64と、塗型材塗布機構66とを備えている。従って、第1および第2遠心鋳造金型22a、22bに対応し、それぞれワーク引き抜き機構、清掃機構および塗型材塗布機構からなる基本ユニットを2組用いて遠心鋳造作業を行う場合に比べ、第1の実施形態では、ワーク引き抜き機構64および塗型材塗布機構66が1台ずつ削減される。
【0048】
しかも、作業ユニット24は、図1に示すように、矢印B2方向に向かって第2清掃機構62b、塗型材塗布機構66、ワーク引き抜き機構64および第1清掃機構62aの順、すなわち、工程順に配列されている。このため、塗型材塗布機構66の両側には、比較的安価な2台の第1および第2清掃機構62a、62bが設けられている。
【0049】
これにより、遠心鋳造装置20全体の設置スペースが有効に削減されるとともに、設備費を低減して経済的であるという効果が得られる。その際、第2清掃機構62bを用いずに、塗型材塗布機構66を2台配置することも考えられるが、塗布作業のサイクルタイムが短いために効果が得られず、さらに、前記塗型材塗布機構66が高価なものであるために、設備費が高騰するおそれがある。このため、第1の実施形態では、第1および第2清掃機構62a、62bを用いることにより、遠心鋳造装置20全体のコストダウンが容易に図られる。
【0050】
さらに、第1の実施形態では、第1遠心鋳造金型22aに塗型材の塗布処理が施されると同時に、第2遠心鋳造金型22bの清掃作業が行われる。これにより、第1および第2遠心鋳造金型22a、22bを介してそれぞれ所望の遠心鋳造処理が効率的に遂行されるという利点がある。
【0051】
さらにまた、第1および第2遠心鋳造金型22a、22bの矢印A1方向側に、作業ユニット24が配置されるとともに、前記第1および第2遠心鋳造金型22a、22bの矢印A2方向側に、注湯機構28が配設されている。
【0052】
このため、第1および第2清掃機構62a、62b、ワーク引き抜き機構64および塗型材塗布機構66は、注湯機構28から離間しており、この注湯機構28による熱影響を受けることがない。従って、特に、小径で長尺な円筒鋳造体98を鋳造する際に、第1および第2清掃機構62a、62b、ワーク引き抜き機構64および塗型材塗布機構66を第1および第2遠心鋳造金型22a、22bに対して、精度よく位置決めすることができ、簡単な構成で、効率的な遠心鋳造処理が遂行される。
【0053】
しかも、比較的長尺に構成される第1および第2清掃機構62a、62b、ワーク引き抜き機構64並びに塗型材塗布機構66が同一方向に並列されてユニットテーブル42に組み込まれる一方、比較的短尺な注湯機構28が単独で配置されている。これにより、遠心鋳造装置20は、矢印A方向の寸法が有効に短尺化され、設置スペースの有効活用が容易に図られるという利点がある。
【0054】
図9は、本発明の第2の実施形態に係る遠心鋳造装置140の概略平面図である。なお、第1の実施形態に係る遠心鋳造装置20と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0055】
遠心鋳造装置140は、軸方向(矢印A方向)を互いに平行して矢印B方向に並列される少なくとも第1乃至第3遠心鋳造金型142a、142bおよび142cと、前記第1乃至第3遠心鋳造金型142a〜142cの軸方向一方(矢印A1方向)に配設される作業ユニット144と、前記作業ユニット144を矢印B方向に移動させるユニット駆動機構26と、前記第1乃至第3遠心鋳造金型142a〜142cの軸方向他方(矢印A2方向)に配置される注湯機構28とを備える。
【0056】
作業ユニット144は、軸方向(矢印A方向)を互いに平行して矢印B方向に並列される第1清掃機構62a、第1ワーク引き抜き機構64a、塗型材塗布機構66、第2清掃機構62bおよび第2ワーク引き抜き機構64bを備える。
【0057】
このように構成される第2の実施形態に係る遠心鋳鋳造装置140では、作業ユニット144が、図10に示す位置に配置される際に、第1清掃機構62aによる第1遠心鋳造金型142aの清掃処理と、第1ワーク引き抜き機構64aによる第2遠心鋳造金型142bのワーク引き抜き処理と、塗型材塗布機構66による第3遠心鋳造金型142cの塗型材塗布処理とが行われる。
【0058】
さらに、作業ユニット144が、図11に示す位置に配置される際、塗型材塗布機構66による第1遠心鋳造金型142aの塗型材塗布処理と、第2清掃機構62bによる第2遠心鋳造金型142bの清掃処理と、第2ワーク引き抜き機構64bによる第3遠心鋳造金型142cのワーク引き抜き処理とが行われる。
【0059】
さらにまた、作業ユニット144が、図12に示す位置に配置される際、第1ワーク引き抜き機構64aによる第1遠心鋳造金型142aのワーク引き抜き処理と、塗型材塗布機構66による第2遠心鋳造金型142bの塗型材塗布処理と、第2清掃機構62bによる第3遠心鋳造金型142cの清掃処理とが行われる。
【0060】
このように、第2の実施形態では、第1乃至第3遠心鋳造金型金型142a〜142cに対し、第1および第2清掃機構62a、62bと、第1および第2ワーク引き抜き機構64a、64bと、塗型材塗布機構66とを備えた作業ユニット144により対応することができる。その際、作業ユニット144は、、図9に示すように、矢印B2方向に向かって第2ワーク引き抜き機構64b、第2清掃機構62b、塗型材塗布機構66、第1ワーク引き抜き機構64aおよび第1清掃機構62aの順、すなわち、工程順に配列されている。このため、比較的設備コストが高い塗型材塗布機構66を1台にすることができる。
【0061】
これにより、第1乃至第3遠心鋳造金型142a〜142c毎に専用のワーク引き抜き機構、清掃機構および塗型材塗布機構を用いる場合に比べ、ワーク引き抜き機構および清掃機構を1台ずつ削減するとともに、塗型材塗布機構を2台削減することが可能になる。従って、遠心鋳造装置140全体の設置スペースが有効に狭小化されるとともに、大幅なコストダウンを図ることができるという効果が得られる。
【0062】
なお、第2の実施形態では、第1乃至第3遠心鋳造金型142a〜142cを用いて説明したが、4台以上の遠心鋳造金型を用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明に係る遠心鋳造装置では、管部材引き抜き機構、清掃機構および塗型材塗布機構が、注湯機構による熱影響を受けることがなく、簡単な構成で、これらの位置決め精度を有効に維持することが可能になる。しかも、比較的長尺な管部材引き抜き機構、清掃機構および塗型材塗布機構が並列されるため、遠心鋳造装置全体のコンパクト化が図られ、スペースの有効活用が容易に遂行される。
【0064】
さらに、2台以上の遠心鋳造金型に対して、作業ユニットが管部材引き抜き機構、清掃機構および塗型材塗布機構を備えるとともに、少なくとも前記管部材引き抜き機構、前記清掃機構または前記塗型材塗布機構の1つが2台配設されている。このため、設備を有効に削減することができ、設備全体の設置スペースを狭小化するとともに、設備費の低減を図ることが可能になり、経済的なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る遠心鋳造装置の概略平面図である。
【図2】前記遠心鋳造装置を構成する清掃機構の側面図である。
【図3】前記遠心鋳造装置を構成するワーク引き抜き機構の側面図である。
【図4】前記遠心鋳造装置による遠心鋳造作業を説明するフロチャートである。
【図5】前記遠心鋳造装置の作動プログラムである。
【図6】第1遠心鋳造金型の清掃作業の説明図である。
【図7】前記第1遠心鋳造金型の塗型材塗布作業と第2遠心鋳造金型の清掃作業の説明図である。
【図8】前記第2遠心鋳造金型の塗型材塗布作業の説明図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る遠心鋳造装置の概略平面図である。
【図10】前記遠心鋳造装置を構成する第1遠心鋳造金型の清掃作業の説明図である。
【図11】前記第1遠心鋳造金型の塗型材塗布作業の説明図である。
【図12】前記第1遠心鋳造金型のワーク引き抜き作業の説明図である。
【図13】従来技術に係る遠心鋳造装置の概略平面図である。
【符号の説明】
20、140…遠心鋳造装置
22a、22b、142a〜142c…遠心鋳造金型
24、144…作業ユニット 26…ユニット駆動機構
28…注湯機構 40…フレーム
42…ユニットテーブル 62a、62b…清掃機構
64、64a、64b…ワーク引き抜き機構
66…塗型材塗布機構 72、82、104、120…可動台
78…ロッド 80…ブラシ
90…円筒部材 110…ノズル部材

Claims (2)

  1. 軸方向を互いに平行して並列される2台以上の遠心鋳造金型を備え、順に、前記遠心鋳造金型の内面側を清掃する清掃工程、前記遠心鋳造金型の内面側に塗型材を塗布する塗型材塗布工程、前記遠心鋳造金型に注湯する注湯工程、および前記遠心鋳造金型で成形された管部材を該遠心鋳造金型から引き抜く管部材引き抜き工程を1サイクルとして、少なくとも2台の前記遠心鋳造金型に対して並行して連続サイクルの鋳造を行う遠心鋳造装置であって、
    前記遠心鋳造金型の軸方向一方に設けられた作業ユニットと、
    前記作業ユニットを、前記軸方向に交差する方向に移動させるユニット駆動機構と、
    前記遠心鋳造金型の軸方向他方に配置される注湯機構と、
    を備え、
    前記作業ユニットには、前記清掃工程を行うための1以上の清掃機構と、
    前記塗型材塗布工程を行うための1以上の塗型材塗布機構と、
    前記管部材引き抜き工程を行うための1以上の管部材引き抜き機構とが、前記連続サイクルの工程順に互いに並列されると共に、
    前記清掃機構、前記塗型材塗布機構、および前記管部材引き抜き機構の合計台数は、前記遠心鋳造金型の台数よりも少なくとも2台多いことを特徴とする遠心鋳造装置
  2. 請求項1記載の遠心鋳造装置において、
    前記ユニット駆動機構は、
    前記遠心鋳造金型から円筒鋳造体を引き抜く前記管部材引き抜き機構、前記遠心鋳造金型の内面側を清掃作業する前記清掃機構、および前記塗型材塗布機構を一体的に配置するユニットテーブルと、
    前記ユニットテーブルを移動自在に支承するフレームとを有し、
    前記ユニットテーブルには、前記管部材引き抜き機構、前記清掃機構、および前記塗型材塗布機構のそれぞれを前記遠心鋳造金型に対して位置決めするための複数の係合孔部が設けられ、
    前記フレームには、前記係合孔部の一つに選択的に係合可能な係止部が設けられていることを特徴とする遠心鋳造装置。
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