JP4333649B2 - 半導体チップの製造方法 - Google Patents

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本発明は、複数の半導体装置が形成された半導体ウェハを個々の半導体ウェハに分割して半導体チップを製造する半導体チップの製造方法に関するものである。
電子機器の基板などに実装される半導体チップは、ウェハ状態で回路パターン形成が行われた半導体装置を個片に切り出すことにより製造される。近年、半導体装置の薄化によりウェハ状態の半導体装置の取り扱い難度が増大したのに伴い、半導体ウェハを切断して個片の半導体装置毎に分割するダイシングを、プラズマエッチングによって行うプラズマダイシングが用いられるようになっている(例えば特許文献1参照)。
プラズマダイシングは、格子目状の分割位置を示すストリートライン以外の部位をレジスト膜によってマスキングした状態でプラズマエッチングすることにより、ストリートラインに沿って半導体ウェハを切断するものである。このプラズマダイシングに先だって行われるマスク形成は、予め機械的な研磨によって薄化された回路形成面の裏面にレジスト膜を形成し、このレジスト膜のストリートラインに相当する範囲をフォトリソグラフィーやレーザ加工などによって選択的に除去することによって行われる。
特開2004−172364号公報
しかしながら、上記従来技術に示すプラズマダイシングにおいては、形成されたマスクの種々の欠陥に起因して、ダイシング後の半導体チップの抗折強度が低下する不具合が生じる場合があった。すなわち、マスク形成は薄化のための機械研磨時に生じた微細な研磨痕が存在する研磨面を対象として行われるため、レジスト膜形成時において微細な研磨粉がストリートライン上に残留したり、またはフォトリソグラフィーによるマスクパターン形成時にこれらの異物の存在によってピンホールを誘発するような不具合が生じる場合がある。
そしてこのようなマスクに欠陥を含んだ状態でプラズマダイシングが行われると、ストリートラインが正常な形状で除去されずにダイシングエッジに切り欠きや突出部が存在した状態のまま半導体ウェハが切断されるエッジ不良や、マスクのピンホール部分の半導体ウェハがプラズマによってエッチングされて貫通孔が生じる致命的な欠陥が生じる。このように、従来のプラズマダイシングを用いた半導体チップの製造方法においては、マスクの欠陥に起因してダイシング後の半導体チップの抗折強度の低下によって加工歩留まりが低下するという問題点があった。
そこで本発明は、プラズマダイシングを用いた半導体チップの製造において、抗折強度の低下による加工歩留まりの低下を防止することができる半導体チップの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の半導体チップの製造方法は、ストリートラインによって区画された複数の領域のそれぞれに半導体装置が形成された半導体ウェハを個々の半導体装置毎に分割して半導体チップを製造する半導体チップの製造方法であって、半導体ウェハの半導体装置形成面側に保護シートを貼り付ける保護シート貼付工程と、前記保護シートを貼り付けた半導体ウェハの裏面側を研磨して半導体ウェハを薄くする裏面研磨工程と、前記裏面研磨工程の後、前記複数の領域を覆うマスクを半導体ウェハの裏面に形成するマスク形成工程と、前記マスクの欠陥を検査するマスク検査工程と、前記マスク検査工程において合格と判定された半導体ウェハを対象として、前記マスクが形成された表面からプラズマを照射して前記半導体ウェハにおいて前記マスクで覆われていない部分を除去することによりこの半導体ウェハを個々の半導体装置毎に複数の半導体チップに分割するプラズマダイシング工程と、前記プラズマダイシング工程の後に前記マスクを除去するマスク除去工程と、分割された半導体チップと前記保護シートとを分離する分離工程とを含み、前記マスク検査工程において不合格と判定された半導体ウェハを対象として、前記マスクを除去する不良マスク除去工程を行い、その後前記マスク形成工程以降の各工程を実行し、前記不良マスク除去工程において、前記半導体ウェハの裏面を研磨して不良マスクを除去した後、この研磨によって半導体ウェハの裏面に形成された加工変質層を除去する
本発明によれば、ストリートラインによって区画された領域を覆うマスクを形成した後にこのマスクの欠陥を検査し、マスク検査において合格と判定された半導体ウェハを対象としてプラズマダイシングを実行することにより、欠陥を含んだマスクによってプラズマダイシングを行うことに起因する不具合を防止し、抗折強度の低下などによる加工歩留まりの低下を防止することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の半導体チップの製造方法のフロー図、図2、図3,図4,図5は本発明の実施の形態1の半導体チップの製造方法の工程説明図、図6は本発明の実施の形態1の半導体チップの製造過程におけるマスク欠陥の説明図である。
まず半導体チップの製造方法について、図1,図2に沿って各図を参照しながら説明する。この半導体チップの製造方法は、分割位置を示すストリートラインによって区画された複数の領域のそれぞれに半導体装置が形成された半導体ウェハを、個々の半導体装置毎に分割して半導体チップを製造するものである。
図1において、まず半導体ウェハに機械研磨時の保護用のシートを貼り付ける保護シート貼り付け工程が実行される(ST1)。すなわち、図2(a)に示すように、半導体ウェハ1の半導体装置形成面1a側に剥離可能な保護シート2を貼付ける。次いで、ウェハ裏面研磨工程が実行される(ST2)。すなわち、図3に示すように、半導体ウェハ1を保護シート2側を下面にした姿勢でチャックテーブル6に載置する。
そして保護シート2を貼り付けた半導体ウェハ1の裏面側を研磨ヘッド7によって機械研磨して、半導体ウェハ1を薄化する。これにより、当初約750μmの厚みの半導体ウェハ1は、図2(b)に示すように、60μm程度の厚みtまで薄化される。このウェハ裏面研磨においては、研磨面1bにはマイクロクラックを含む加工変質層1cが生成するため、これを除去する加工変質層除去工程がプラズマエッチングによって行われる(ST3)。
図4は、このプラズマエッチングのために用いられるドライエッチング装置10の構成を示している。図4において、真空チャンバ11の内部は減圧雰囲気下でプラズマ処理を行う処理室12となっており、真空排気装置15を駆動することにより、処理室12の内部はプラズマ処理のための圧力まで減圧される。処理室12の内部には、高周波電極13およびシャワー電極14が上下対向して配設されている。高周波電極13の上面には、処理対象の半導体ウェハ1が保護シート2を下面側にして載置される。
高周波電極13には高周波電源装置16が電気的に接続されている。シャワー電極14は接地部18に接地されており、高周波電源装置16を駆動することによって高周波電極13とシャワー電極14との間には高周波電圧が印加される。シャワー電極14の下面には、複数のガス噴出孔14aが開口しており、ガス噴出孔14aはフッ素系のプラズマ処
理用ガスを供給するガス供給部17に接続されている。
プラズマ処理に際しては、まず高周波電極13上に半導体ウェハ1を載置し、処理室12内を真空排気装置15によって真空排気しながらガス供給部17によって処理室12内にフッ素系のプラズマ発生用ガス(ここでは六フッ化硫黄(SF6)とヘリウムの混合ガス)を半導体ウェハ1に対して吹き付け、この状態で高周波電極13とシャワー電極14との間に高周波電圧を印加する。これによりフッ素系ガスがプラズマ化することによるフッ素ラジカルやイオンが発生し、このフッ素ラジカルの化学作用と加速されたイオンの物理作用によりプラズマエッチングが行われる。
すなわち、半導体ウェハ1の表面にプラズマが照射されることにより、図2(c)に示すように、微細なマイクロクラックを含む加工変質層1cが除去される。なおこの加工変質層除去工程は必須工程ではないが、抗折強度を確保する上では、本実施の形態1に示すように、加工変質層除去工程をマスク形成工程の前に行うことが望ましい。また、本実施の形態では加工変質層除去工程をプラズマエッチングで行う例で説明しているが、ケミカルメカニカルポリッシング等の代替技術を用いてもよい。
次に、マスク形成工程が実行される(ST4)。すなわち、裏面研磨工程の後、機械研磨面には5〜20μm程度の厚みのレジスト膜が、樹脂膜貼付けやスピンコートによる樹脂塗布などの方法によって形成される。次いで、レジスト膜において個々の半導体チップを区画するストリートラインに対応した部分のみを、フォトリソグラフィーやレーザ加工などの方法によって除去する。これにより、図2(d)に示すように、プラズマダイシングのためのマスク、すなわちストリートライン3aによって区画された領域を覆うマスク3が半導体ウェハ1の裏面に形成される。
この後、マスク形成後の半導体ウェハ1を対象としてマスク検査が実行される(ST5)。図5はこのマスク検査に使用される検査装置の例を示しており、図5(a)は画像認識によって、また図5(b)は、レーザ変位計を用いた3次元計測によってそれぞれマスクの欠陥を検出する例を示している。すなわち、図5(a)に示す例では、検査テーブル20に載置された半導体ウェハ1をカメラ21によって撮像し、撮像結果を画像認識装置21によって認識処理することにより、欠陥を画像パターンとして検出する。また図5(b)に示す例では、レーザ変位計23の検出点を半導体ウェハ1の表面で縦横方向に走査させることにより、欠陥を上下方向の変位パターンとして検出する。
図6はマスク検査によって検出される欠陥の例を示している。矢印aは裏面研磨時の研磨粉などがストリートライン3a上に残留する異物を示しており、矢印bはストリートライン3aを介して分離されているべきマスク3を部分的に連結するブリッジを、矢印c、dはストリートライン3aのエッジが部分的に凹または凸形状となっているエッジ不良を、また矢印はマスク3の内部に貫通孔の状態で存在するピンホールを示している。そして(ST5)のマスク検査工程においては、上述のピンホール、マスクのエッジ形状、ストリートライン3aに位置する異物のうちの少なくとも1つの欠陥を検査する。
ストリートライン3a上の異物やブリッジ、エッジ不良が存在した状態のままプラズマダイシングが行われると、ダイシング後の半導体チップのエッジには、これらの不良形状に倣ったエッジ欠陥が形成されることとなり、半導体チップの抗折強度を大きく低下させる要因となる。またピンホールが存在したままプラズマダイシングを行うと、半導体チップにピンホールと同じ形状で穴が貫通するという致命的な欠陥となる。マスク検査は、このような欠陥がマスクに存在したままプラズマダイシングを実行することによる無駄を防止するために行われるものである。
マスク検査後にはマスク検査の結果の合否判定が行われる(ST6)。ここで上述のような欠陥が検出された半導体ウェハ1は不合格と判定され、これら不合格と判定された半導体ウェハを対象として、マスク3を除去する不良マスク除去工程がプラズマによるアッシングによって実行される(ST7)。このプラズマアッシングにおいては、酸素ガスをプラズマ発生用ガスとして用いたプラズマ処理によって、マスクを構成するレジスト膜をアッシング(灰化)によって除去する。そして不良マスク除去後の半導体ウェハ1は(ST4)に送られて再度マスク形成が実行され、これ以降の通常工程に復帰する。
(ST6)にてマスク検査が合格と判定された半導体ウェハ1については、プラズマダイシング工程が実行される(ST8)。ここでは図4に示すドライエッチング装置10を用い、マスク3が形成された表面から半導体ウェハ1にプラズマを照射する。これにより、半導体ウェハ1においてマスク3で覆われていないストリートライン3aの部分がフッ素ラジカルの化学作用と加速されたイオンの物理作用によって除去される。そして図2(e)に示すように、半導体ウェハ1の全厚みを貫通するダイシング溝1dを形成することにより、半導体ウェハ1を個々の半導体装置毎に複数の半導体チップ1eに分割する。
次いでマスク除去工程が実行され、図2(f)に示すように、マスク3が各半導体チップ1eから除去される(ST9)。このマスク除去は、(ST7)と同様に、プラズマによるアッシングまたは機械研磨によって行われる。機械研磨によってマスクを除去した場合には、この機械研磨によって半導体チップ1eの裏面に形成された加工変質層をプラズマエッチングまたはケミカルメカニカルポリッシングなどの方法によって除去することが望ましい。
この後、保護シート除去とダイシングシートの貼付が行われる(ST10)。すなわち半導体チップ1eは保護シート2に貼り付けられた状態のまま、ウェハリング5に展張されたダイシングシート4に転写される。そして複数の半導体チップ1eをダイシングシート4に貼着した状態で、分割された複数の半導体チップ1eと保護シート2とを分離する(分離工程)。これにより、図2(g)に示すように、半導体チップ1eは半導体装置形成面1aを上向きにして裏面側をダイシングシート4に保持された状態となる。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2の半導体チップの製造方法のフロー図、図8は本発明の実施の形態2の半導体チップの製造方法の工程説明図である。本実施の形態2は、図1に示す半導体チップの製造方法のフローにおいては、プラズマ処理によるアッシングによって行っていた不良マスク除去工程(ST7)において、半導体ウェハ1の裏面を研磨して不良マスクを除去するようにしたものである。
図7において、(ST11)〜(ST16)、(ST19)〜(ST21)は、図1に示す(ST1)〜(ST6)、(ST8)〜(ST10)とそれぞれ同一内容である。ここに示す例では、(ST16)において不合格と判定され、不良マスクを有する半導体ウェハを対象として、機械研磨による不良マスク除去が実行される(ST17)。
すなわち図8に示すように、マスク形成後の半導体ウェハ1が貼り付けられた保護シート2はチャックテーブル25上に載置され、半導体ウェハ1の上面を覆うマスク3は、研磨ヘッド26によって機械的に除去される。このとき、マスク3とともに半導体チップ1eも部分的に機械研磨されることにより、半導体ウェハ1の機械研磨面1fに形成された加工変質層は、加工変質層除去工程(ST18)において、プラズマエッチングまたはケミカルメカニカルポリッシングなどの方法によって除去される。そしてこの後、不良マスクが除去された半導体ウェハ1は、(ST14)に戻って再度マスク形成が実行され、これ以降の通常工程に復帰する。
上記説明したように、本発明の半導体チップの製造方法は、薄型の半導体ウェハを対象としてダイシングをプラズマエッチングによって行う工程において、半導体ウェハにストリートラインによって区画された領域を覆うマスクを形成した後にこのマスクの欠陥を検出するためのマスク検査を行い、マスク検査において合格と判定された半導体ウェハのみを対象としてプラズマダイシングを実行するようにしたものである。
半導体装置の製造工程におけるフォトリソグラフィー用の各種のマスクは、一般に0.1μmオーダーの微細パターンが高密度で形成された精密マスクであるため、可能性として存在するマスクの欠陥を検査によって検出することは実際上不可能である。このため、従来より欠陥検出を対象としてマスクを検査するという発想は、現実的な課題を解決するための手段としては全くなかった。
ところが、プラズマダイシングに用いられるマスクは、単に半導体ウェハの分割のためのストリートラインが数〜数十μmオーダーで形成されるのみの単純なパターンであることから、検査によって欠陥を検出することが比較的容易である。本発明は、半導体ウェハをプラズマ処理によって分割するプラズマダイシングにおける課題解決の過程において、前述のように画像認識やレーザを用いた3次元計測によってマスクの欠陥を検出するための有効な検査が簡便に実行可能であるということに想到した結果に基づいてなされたものである。
そしてこのようなマスク検査を実行することにより、欠陥を含んだマスクによってプラズマダイシングを行うことに起因する不具合を防止し、抗折強度の低下などによる加工歩留まりの低下を有効且つ簡便な方法で防止することができる。
本発明の半導体チップの製造方法は、抗折強度の低下などによる加工歩留まりの低下を防止することができるという利点を有し、複数の半導体装置が形成された半導体ウェハを個々の半導体装置に分割して半導体チップを製造する分野に有用である。
本発明の実施の形態1の半導体チップの製造方法のフロー図 本発明の実施の形態1の半導体チップの製造方法の工程説明図 本発明の実施の形態1の半導体チップの製造方法の工程説明図 本発明の実施の形態1の半導体チップの製造方法の工程説明図 本発明の実施の形態1の半導体チップの製造方法の工程説明図 本発明の実施の形態1の半導体チップの製造過程におけるマスク欠陥の説明図 本発明の実施の形態2の半導体チップの製造方法のフロー図 本発明の実施の形態2の半導体チップの製造方法の工程説明図
符号の説明
1 半導体ウェハ
1a 半導体装置形成面
1e 半導体チップ
2 保護シート
3 マスク
3a ストリートライン
10 ドライエッチング装置

Claims (3)

  1. ストリートラインによって区画された複数の領域のそれぞれに半導体装置が形成された半導体ウェハを個々の半導体装置毎に分割して半導体チップを製造する半導体チップの製造方法であって、
    半導体ウェハの半導体装置形成面側に保護シートを貼り付ける保護シート貼付工程と、前記保護シートを貼り付けた半導体ウェハの裏面側を研磨して半導体ウェハを薄くする裏面研磨工程と、前記裏面研磨工程の後、前記複数の領域を覆うマスクを半導体ウェハの裏面に形成するマスク形成工程と、前記マスクの欠陥を検査するマスク検査工程と、前記マスク検査工程において合格と判定された半導体ウェハを対象として、前記マスクが形成された表面からプラズマを照射して前記半導体ウェハにおいて前記マスクで覆われていない部分を除去することによりこの半導体ウェハを個々の半導体装置毎に複数の半導体チップに分割するプラズマダイシング工程と、前記プラズマダイシング工程の後に前記マスクを除去するマスク除去工程と、分割された半導体チップと前記保護シートとを分離する分離工程とを含み、
    前記マスク検査工程において不合格と判定された半導体ウェハを対象として、前記マスクを除去する不良マスク除去工程を行い、その後前記マスク形成工程以降の各工程を実行し、
    前記不良マスク除去工程において、前記半導体ウェハの裏面を研磨して不良マスクを除去した後、この研磨によって半導体ウェハの裏面に形成された加工変質層を除去することを特徴とする半導体チップの製造方法。
  2. 前記マスク検査工程において、前記半導体装置形成面に開口するマスクのピンホール、マスクのエッジ形状、前記ストリートラインに位置する異物のうち少なくとも1つの欠陥を検査することを特徴とする請求項1記載の半導体チップの製造方法。
  3. 前記マスク除去工程において、前記半導体ウェハの裏面を研磨してマスクを除去した後、この研磨によって半導体チップの裏面に形成された加工変質層を除去することを特徴とする請求項1または2記載の半導体チップの製造方法。
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