JP4331664B2 - 物品管理タグ - Google Patents

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Description

本発明は、商品等の物品に取付けられ、その物品に関するデータを非接触で送信可能に記憶した非接触通信媒体を備えてなる物品管理タグに関する。
近年、電磁界あるいは電波を利用してリーダ・ライタとの間で非接触でメモリ内のデータを送受信する小型の非接触通信媒体が開発され、流通,物流,交通,セキュリティなどの様々な分野で使用されている。
例えば流通分野においては、各商品にそれぞれ取付けられその商品の品名,特徴などの商品データが印字されている商品管理タグに上記非接触通信媒体を埋め込み、あるいは貼り付けて、この非接触通信媒体のメモリに商品データを書き込む使用法が導入されている。こうすることにより、複数の商品の商品データを略同時に非接触で読取ることができるので、在庫管理や商品認証等の作業の効率化を図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、小売店では客に販売した商品を客または店の都合で一時的に預かることがある。例えば、自転車や電化製品等の比較的大きな商品を購入した客が、購入した時点では持ち帰れないために後で引取りに来るような場合である。このような商品は、取置商品として客が引取りに来るまで店内に保管されるが、その際には在庫としてカウントされないので、非接触通信媒体を用いて在庫管理等を行っている場合には、商品管理タグから非接触通信媒体を取り外して、在庫管理の際に商品データが読取られないようにする必要がある。
その一方で、客が取置商品を引取りに来る前にその購入をキャンセル、つまりは返品を申し出ることがある。このような場合、店ではその商品の商品管理タグに一旦取り外しておいた非接触通信媒体を再度貼り付けることとなる。しかしそのためには、取置商品の商品管理タグから取り外した非接触通信媒体の管理が大変に煩雑となる。このため、取置商品の商品管理タグから取り外した非接触通信媒体は破棄し、あるいはリサイクルにまわして、返品があった際には新しい非接触通信媒体をその返品された商品の商品管理タグに貼り付け、必要な商品データを書き込む運用が現実的であった。
特開2002−74286号公報
このように、取置商品が多く発生する小売店では、商品管理タグから非接触通信媒体を取り外したり再度取り付けたりする手間のかかる作業が避けられないという問題があった。このような問題は、商品以外の物品に取り付けられる物品管理タグにおいても、その物品管理タグに取り付けられた非接触通信媒体のデータを一時的に読み出せなくする必要がある場合に同様に起こり得ることである。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、物品管理タグから非接触通信媒体を取り外さなくても非接触通信媒体のデータを一時的に読み出せなくすることができ、非接触通信媒体を取り外したり再度取り付けたりする煩わしさを解消できる物品管理タグを提供しようとするものである。
本発明の物品管理タグは、アンテナ部,物品に関する情報を記憶する記憶部及びこの記憶部に記憶された情報を前記アンテナ部から送信する送信手段を有した非接触通信媒体を備えたタグ本体と、非接触通信媒体のアンテナ部を覆う金属部を備えたタグカバーと、タグ本体とタグカバーとを重ねた状態で収納可能なポケット部を有し物品に取り付けられたタグケースとから構成される。タグカバーは、タグケースのポケット部に収納されたタグ本体と物品との間に挿脱自在に差し込み可能で、タグ本体と物品との間に差し込まれた際に金属部で前記タグ本体に備えられた非接触通信媒体のアンテナ部を覆うとともにタグ本体よりはみ出す部位を有しており、この部位に非接触通信媒体の通信機能が遮断されていることを示すコメントを印字してなる。
かかる手段を講じた本発明の物品管理タグによれば、物品管理タグから非接触通信媒体を取り外さなくても非接触通信媒体のデータを一時的に読み出せなくすることができ、非接触通信媒体を取り外したり再度取り付けたりする煩わしさを解消できる効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良な形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、販売店において物品である商品に取り付けられ、在庫管理の際の認証作業に利用される商品管理タグに本発明を適用した場合である。
はじめに、請求項1及び2に係る第1の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。図1において、符号10は商品管理タグであり、商品1に取り付けられている。商品管理タグ10は、図2にその詳細を示すタグ本体11と、図3にその詳細を示すタグカバー12と、上記タグ本体11及びタグカバー12をまとめて収納可能なタグケース13とから構成されている。
タグ本体11は、図2(a)の表面図及び同図(b)の裏面図に示すように、紙またはプラスチックを材質とするカード状をなしており、その表面に当該商品管理タグ10が取り付けられた商品1の品番,サイズ,カラーなどの商品に関するデータが印刷されている。また、裏面側に非接触通信媒体20が貼り付けられ、若しくは埋め込まれている。
非接触通信媒体20は、ICチップ21と、このICチップ21に接続されたループ状のアンテナ部22とから構成されている。ICチップ21は、図示しないが、アンテナ部22で受信したリーダ・ライタからの変調波の整流と安定化を行うことによりICチップ21の各部に電源を供給する電源生成部、上記変調波を復調して制御部へ送出する復調部、制御部から送出されたデータを変調してアンテナ部22に送出する変調部、復調部で復調されたデータをメモリに書込んだり、メモリからデータを読み出して変調部へ送出したりする制御部、EEPROM等の不揮発性の書換え可能なメモリ等で構成されている。メモリには、当該非接触通信媒体の製造段階で製造業者により割当て設定された固有のIDが予め記憶されている。また、ユーザが任意のデータを書込むことができるユーザエリアが確保されている。そしてこのユーザエリアに、当該商品管理タグ10が取り付けられた商品に関するデータが非接触の通信によって読出し自在に記憶されている。ここに、メモリは記憶部を構成する。また、制御部及び変調部は送信手段を構成する。
タグカバー12は、図3に示すように、タグ本体11と横幅及び縦幅が略等しい板状の本体部31と、この本体部31の上縁部に固着されたつまみ部32とから構成されている。そして、本体部31の一方の面に、金属質であるアルミ箔40が、本発明の金属部として貼り付けられている。また、つまみ部32の前記アルミ箔40が貼り付けられている側の面に、非接触通信媒体20の通信機能が遮断されていることを示すコメントとして「読取対象外」なる字句が印刷されている。
アルミ箔40の外周は、前記非接触通信媒体20におけるアンテナ部22の外周と略同じかそれより若干大きくなっており、タグカバー12をタグ本体11と重ね、その底辺を一致させた際に、アルミ箔40がアンテナ部22を覆い隠すようになっている。
商品1に貼り付けられたタグケース13は、タグ本体11とタグカバー12とを重ねた状態で収納可能な大きさのポケット状のものであり、少なくとも前面が透明になっている。そして、商品1が販売前の在庫管理対象にあるときには、図4(a)に示すように、タグ本体11だけがその表面を外側に向けてタグケース13に挿入される。
この状態では、タグ本体11の表面に印刷されている商品データがタグケース13を介して見られる。また、タグ本体11の裏面側に設けられた非接触通信媒体20は、リーダ・ライタからの変調波をアンテナ部22で受信可能である。そして、このアンテナ部22でリーダ・ライタからの変調波を受信すると、ICチップ21が活性化する。これにより、メモリに記憶されている商品データがアンテナ部22から変調波として放射され、リーダ・ライタで受信されて商品データが読取られる。したがって、棚卸し等の在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いることよって、当該商品1を非接触で認証することができる。
一方、この商品1が客に販売され、取置商品として一時的に店で保管される場合には、図4(a)に示すように、タグカバー12を、そのつまみ部32を上にし、かつアルミ箔40が貼り付けられている面を外側に向けた状態で、商品1とタグ本体11との間に上から挿入する。そうすると、図4(b)に示すように、タグカバー12が商品1とタグ本体11との間に差し込まれ、タグカバー12の本体部31のアルミ箔40が貼り付けられている面とタグ本体11の裏面とが重なり合って接着する。
このとき、タグ本体11の裏面側に設けられている非接触通信媒体20のアンテナ部22がアルミ箔40によって完全に覆われる。これにより、リーダ・ライタからの変調波がアルミ箔40によって遮断されてアンテナ部22で受信されなくなるので、非接触通信媒体20が応答しなくなる。すなわち、在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いても、当該取置商品1は在庫として認証されなくなる。この際、タグ本体11からはみ出しているタグカバー12のつまみ部32には「読取対象外」なる字句が印刷されているので、これを一瞥することによって、タグリーダ・ライタのユーザである例えば在庫管理担当者は、当該商品管理タグ10が読取対象外であることを容易に認識できる。また、タグカバー12はタグ本体11の裏面側に差し込まれるので、タグ本体11の表面に印刷されている商品データがタグカバー12によって隠されてしまうこともない。
その後、客が取置商品1を引取りに来た場合には、タグケース13からタグ本体11とタグカバー12とを抜き取って商品1を客に渡し、タグ本体11とタグカバー12は店側が回収する。こうすることにより、回収したタグ本体11から非接触通信媒体20を取り外すことによって、非接触通信媒体20を再利用することができる。また、回収したタグカバー12は取置商品が他に発生した際にそのまま使用することができる。
これに対し、客が取置商品1を引取らずに購入自体をキャンセルした場合には、タグケース13からタグカバー12だけを抜き取る。そうすると、リーダ・ライタからの変調波を非接触通信媒体20のアンテナ部22が再び受信するようになるので、リーダ・ライタによって非接触通信媒体20に記憶されている商品データを読取れるようになる。すなわち、在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いることよって、再び当該商品1を非接触で認証できるようになる。
このように本実施の形態によれば、商品管理タグ10のタグ本体11から非接触通信媒体20を取り外さなくても、タグカバー12をタグ本体11と商品1との間に差し込むだけで非接触通信媒体20のデータを一時的に読み出せなくすることができ、また、その後、タグカバー12を抜き取るだけで非接触通信媒体20のデータを再び読み出せるようにすることができるので、非接触通信媒体20を取り外したり再度取り付けたりする煩わしさを解消することができる。
次に、請求項3及び4に係る第2の実施の形態について、図5〜図7を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と共通する部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5において、符号50は商品管理タグであり、商品1に取り付けられている。商品管理タグ50は、第1の実施の形態と同一構成のタグ本体11と、図6にその詳細を示すタグカバー51と、上記タグ本体11及びタグカバー51を別々に収納可能なタグケース52とから構成されている。
タグカバー51は、図6に示すように、タグ本体11と横幅及び縦幅が略等しい板状の本体部61と、この本体部61の上縁部に固着されたつまみ部62と、この本体部61の一方の側縁部に固着された印字部63とから構成されている。そして、本体部61の一方の面に、第1の実施の形態と同様のアルミ箔40が貼り付けられている。また、印字部63の前記アルミ箔40が貼り付けられている側の面に「読取対象外」なる字句が印刷されている。
アルミ箔40の外周は、前記非接触通信媒体20におけるアンテナ部22の外周と略同じかそれより若干大きくなっており、タグカバー51をタグ本体11と重ね、その底辺を一致させた際に、アルミ箔40がアンテナ部22を覆い隠すようになっている。
商品1に貼り付けられたタグケース52は、図7(a),(b)に示すように、商品1に直接取り付けられた横長のタグカバー収納部71と、このタグカバー収納部71の前面中央より左側に寄せて取り付けられたタグ本体収納部72とから構成されている。タグ本体収納部72は、タグ本体11を収納可能な大きさのポケット状のものであり、少なくとも前面が透明になっている。タグカバー収納部71は、タグカバー51をそのつまみ部62が上からはみ出した状態で左右にスライド自在に収納可能な大きさのポケット状のものであり、その前面左側のタグ本体収納部72が取り付けられていない部位に窓73が形成されている。
そして、商品1が販売前の在庫管理対象にあるときには、図7(a)に示すように、タグ本体11がその表面を外側に向けてタグ本体収納部72に収納されるとともに、タグカバー51がつまみ部62を上にしてタグカバー収納部71に収納され、本体部61の右側面がタグカバー収納部71の内側面と当接する第1の位置に位置決めされる。
この状態では、タグ本体11の表面に印刷されている商品データがタグ本体収納部72を介して見られる。また、第1の位置に位置するタグカバー51の本体部61は、タグ本体収納部72に収納されているタグ本体11と重なっていないので、タグ本体11の裏面側に設けられた非接触通信媒体20は、リーダ・ライタからの変調波をアンテナ部22で受信可能である。したがって、第1の実施の形態で説明したように、棚卸し等の在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いることよって、当該商品1を非接触で認証することができる。
一方、この商品1が客に販売され、取置商品として一時的に店で保管される場合には、タグカバー51を、そのつまみ部62を持って左側へスライド移動させ、図7(b)に示すように、印字部63の左側面がタグカバー収納部71の内側面に当接する第2の位置に位置決めする。そうすると、タグカバー51の本体部61のアルミ箔40が貼り付けられている面とタグ本体11の裏面とが重なり合う。
このとき、タグ本体11の裏面側に設けられている非接触通信媒体20のアンテナ部22が本体部61に貼り付けられているアルミ箔40によって完全に覆われる。したがって、第1の実施の形態で説明したように、在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いても、当該取置商品1は在庫として認証されなくなる。この際、タグカバー収納部71の窓73には、タグカバー51の印字部63に印刷されている「読取対象外」なる字句が臨めるので、これを一瞥することによって、タグリーダ・ライタのユーザは、当該商品管理タグ50が読取対象外であることを容易に認識できる。また、タグカバー51はタグ本体11の裏面側をスライド移動するので、タグ本体11の表面に印刷されている商品データがタグカバー51等によって隠されてしまうこともない。
その後、客が取置商品1を引取りに来た場合には、第1の実施の形態と同様に、タグケース52からタグ本体11とタグカバー51とを抜き取って商品1を客に渡し、タグ本体11とタグカバー51は店側が回収する。したがって、非接触通信媒体20を再利用できる上、タグカバー51も取置商品が他に発生した際に再び使用できる。
これに対し、客が取置商品1を引取らずに購入自体をキャンセルした場合には、タグカバー51を右側へスライド移動させ、前記第1の位置に位置決めする。そうすると、リーダ・ライタからの変調波を非接触通信媒体20のアンテナ部22が再び受信するようになるので、リーダ・ライタによって非接触通信媒体20に記憶されている商品データを読取れるようになる。すなわち、在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いることよって、再び当該商品1を非接触で認証できるようになる。
このように本実施の形態によれば、商品管理タグ50のタグ本体11から非接触通信媒体20を取り外さなくても、タグカバー51をタグ本体11と商品1との間で左右にスライド移動させるだけで非接触通信媒体20のデータを一時的に読み出せなくしたり、データを再び読み出せるようにしたりすることができるので、非接触通信媒体20を取り外したり再度取り付けたりする煩わしさを解消することができる。
次に、請求項5に係る第3の実施の形態について、図8〜図10を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と共通する部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8において、符号80は商品管理タグであり、商品1に取り付けられている。商品管理タグ80は、図9にその詳細を示すタグ本体81とこのタグ本体81を収納可能なタグケース82とから構成されている。
タグ本体81は、図9(a)の表面図及び(b)の裏面図に示すように、紙またはプラスチックを材質とするカード状をなしており、その中心線である折り目91に沿って裏面側に折り畳めるようになっている。そして、折り合わされた際に接着する第1の裏面92に非接触通信媒体20が貼り付けられ、若しくは埋め込まれ、第2の裏面93にアルミ箔40が貼り付けられている。また、非接触通信媒体20が設けられている側の表面に当該商品管理タグ80が取り付けられた商品1の品番,サイズ,カラーなどの商品に関するデータが印刷されている。
アルミ箔40の外周は、前記非接触通信媒体20におけるアンテナ部22の外周と略同じかそれより若干大きくなっており、タグ本体81を折り目91に沿って折り畳んで第1の裏面92と第2の裏面93とを重ね合わせた際に、アルミ箔40がアンテナ部22を覆い隠すようになっている。
商品1に取り付けられたタグケース82は、タグ本体81を折り畳んでいない状態で収納可能な大きさのポケット状のものであり、少なくとも前面が透明になっている。そして、商品1が販売前の在庫管理対象にあるときには、図10(a)に示すように、折り畳んでいない状態のタグ本体81がその表面を外側に向けてタグケース82に挿入される。
この状態では、タグ本体81の表面に印刷されている商品データがタグケース82を介して見られる。また、タグ本体81の裏面側に設けられた非接触通信媒体20とアルミ箔40とは重なっていないので、リーダ・ライタからの変調波を非接触通信媒体20のアンテナ部22で受信可能である。したがって、棚卸し等の在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いることよって、当該商品1を非接触で認証することができる。
一方、この商品1が客に販売され、取置商品として一時的に店で保管される場合には、図10(b)に示すように、タグ本体81をタグケース82から一旦取り出し、折り目91に沿って折り畳んだ後、商品データが印字されている表面を外側にして再びタグケース82に挿入する。
このとき、タグ本体81の裏面側に設けられている非接触通信媒体20のアンテナ部22がアルミ箔40によって完全に覆われる。したがって、在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いても、当該取置商品1は在庫として認証されなくなる。この際、タグ本体81の表面に印刷されている商品データが隠されてしまうこともない。
その後、客が取置商品1を引取りに来た場合には、タグケース82からタグ本体81を抜き取って商品1を客に渡し、タグ本体81は店側が回収する。したがって、非接触通信媒体20を再利用できる。
これに対し、客が取置商品1を引取らずに購入自体をキャンセルした場合には、タグ本体81をタグケース82から再度取り出し、広げた後、商品データが印字されている表面を外側にして再びタグケース82に挿入する。そうすると、リーダ・ライタからの変調波を非接触通信媒体20のアンテナ部22が再び受信するようになるので、リーダ・ライタによって非接触通信媒体20に記憶されている商品データを読取れるようになる。すなわち、在庫管理作業の際に上記リーダ・ライタを用いることよって、再び当該商品1を非接触で認証できるようになる。
このように本実施の形態によれば、商品管理タグ80のタグ本体81から非接触通信媒体20を取り外さなくても、タグ本体81を折り目91に沿って折り畳むだけで非接触通信媒体20のデータを一時的に読み出せなくでき、逆に広げることによってデータを再び読み出せるようにすることができるので、非接触通信媒体20を取り外したり再度取り付けたりする煩わしさを解消することができる。
ところで、前記第3の実施の形態では、商品1にタグケース82を貼り付け、このタグケース82にタグ本体81を収納することで、商品管理タグ80を商品1に取り付けるようにしたが、図11に示すように、タグ本体81に対して左右対称に孔94,95を穿設し、商品1が販売前の在庫管理対象にあるときには、同図(a)に示すように、一方の孔94(またたは95)に係止リング96を通して商品1に取り付け、取置商品とするときには、同図(b)に示すように、タグ本体81を折り目91に沿って折り畳んで重なった一対の孔94,95に係止リング96を通して商品1に取り付けるようにしてもよい。こうすることにより、タグケース82を省略することができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、前記各実施の形態において、非接触通信媒体20のアンテナ部22を覆う金属部をアルミ箔40としたが、アルミ箔以外の金属性の箔をタグカバー12,52若しくはタグ本体81に貼り付けてもよい。あるいは、金属板でタグカバー12,52そのものを形成しても本発明の作用効果を奏することができる。
また、前記各実施の形態では、アルミ箔40の大きさを非接触通信媒体20におけるアンテナ部22の大きさと同等若しくはそれより大きいとしたが、アルミ箔40の大きさは必ずしもこれに限定されるものではない。アンテナ部22と重なり合うことによって非接触通信媒体の通信機能が遮断される大きさであれば、アンテナ部22より小さくてもよい。
また、前記第1の実施の形態では、商品1にタグケース13を貼り付け、このタグケース13内にタグ本体11とタグカバー12とを着脱自在に収納するようにしたが、タグ本体11の裏面上部にタグカバー12を差し込み可能なスリットを形成し、取り置き商品とする際には上記スリットにタグカバー12を差し込むことによって、タグ本体11に埋め込まれた非接触通信媒体をタグカバー12の金属部で覆うようにしてもよい。こうすることにより、タグ本体を商品1に直接貼り付けることが可能となり、タグケース13を省略することができる。
また、前記第2の実施の形態では、タグカバー51を左右方向にスライド自在としたが、タグカバー51の移動方向は特に限定されるものではなく、その本体部61がタグ本体11と重ならない第1の位置とタグ本体11と重なる第2の位置とを間を移動可能であればよい。また、その移動量も、前記第2の実施の形態では、本体部61がタグ本体11と完全に重ならない位置を第1の位置としたが、本体部61の一部がタグ本体11と重なる位置であっても、アンテナ部22がアルミ箔40で覆われない位置であれば、その位置を第1の位置として移動量を少なくしてもよい。こうすることにより、タグケース52を小さくできるので、小型の商品にも本実施形態を適用できるようになる。
また、前記各実施の形態では、非接触通信媒体の通信機能が遮断されていることを示すコメントとして「読取対象外」を示したが、コメントの内容はこれに限定されるものではなく、例えば「売約済」等であってもよい。
なお、本発明は商品1に取付けられる商品管理タグに限定されるものではなく、あらゆる物品に取付けられる物品管理タグ全般に適用できるものである。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明に係る第1の実施の形態の概略説明に用いる斜視図。 同第1の実施の形態において使用するタグ本体の表面図及び裏面図。 同第1の実施の形態において使用するタグカバーの平面図。 同第1の実施の形態において非接触通信媒体のデータを読み出せるときと読み出せないときの状態説明に用いる部分拡大図。 本発明に係る第2の実施の形態の概略説明に用いる斜視図。 同第2の実施の形態において使用するタグカバーの平面図。 同第2の実施の形態において非接触通信媒体のデータを読み出せるときと読み出せないときの状態説明に用いる部分拡大図。 本発明に係る第3の実施の形態の概略説明に用いる斜視図。 同第3の実施の形態において使用するタグ本体の表面図及び裏面図。 同第3の実施の形態において非接触通信媒体のデータを読み出せるときと読み出せないときの状態説明に用いる部分拡大図。 同第3の実施の形態の変形例において非接触通信媒体のデータを読み出せるときと読み出せないときの状態説明に用いる平面図。
符号の説明
1…商品、10,50,80…商品管理タグ、11,81…タグ本体、12,51…タグカバー、13,52,82…タグケース、20…非接触通信媒体、21…ICチップ、22…アンテナ部、40…アルミ箔。

Claims (2)

  1. アンテナ部,物品に関する情報を記憶する記憶部及びこの記憶部に記憶された情報を前記アンテナ部から送信する送信手段を有した非接触通信媒体を備えタグ本体と、
    記非接触通信媒体のアンテナ部を覆う金属部を備えたタグカバーと、
    前記タグ本体と前記タグカバーとを重ねた状態で収納可能なポケット状をなし前記物品に取り付けられたタグケースと、を具備し
    前記タグカバーは、前記タグケースに収納された前記タグ本体と前記物品との間に挿脱自在に差し込み可能で、前記タグ本体と前記物品との間に差し込まれた際に前記金属部で前記タグ本体に備えられた前記非接触通信媒体のアンテナ部を覆うとともに前記タグ本体よりはみ出す部位を有しており、この部位に前記非接触通信媒体の通信機能が遮断されていることを示すコメントを印字してなることを特徴とする物品管理タグ。
  2. アンテナ部,物品に関する情報を記憶する記憶部及びこの記憶部に記憶された情報を前記アンテナ部から送信する送信手段を有した非接触通信媒体を備えタグ本体と、
    記非接触通信媒体のアンテナ部を覆う金属部を備えたタグカバーと、
    前記タグ本体を収納可能なポケット状のタグ本体収納部、及びこのタグ本体収納部に収納された前記タグ本体と前記物品との間の前記タグ本体と重ならない第1の位置と前記タグ本体と重なる第2の位置との間を移動自在に前記タグカバーを収納可能なポケット状のタグカバー収納部を備えて前記物品に取り付けられたタグケースと、を具備し、
    前記タグカバーは、前記タグカバー収納部の第2の位置に位置した際に前記金属部で前記タグ本体収納部に収納された前記タグ本体に備えられた前記非接触通信媒体のアンテナ部を覆うとともに前記タグ本体よりはみ出す部位を有しており、この部位に前記非接触通信媒体の通信機能が遮断されていることを示すコメントを印字してなることを特徴とする物品管理タグ。
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