JP4412975B2 - 収納品検索装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リーダライタを使用した収納品検索装置に関し、さらに詳しくは、収納品に備えられたICタグの記録情報から当該収納品の情報を正確に取得するための収納品検索装置に関するものである。
近年、ICカードと呼ばれる新しい情報記録媒体が、市場に広く出回っている。ICカードは、クレジットカード、銀行カード、ポイントカード等のカード状あるいはシート状の形状を備え、カード内にIC(Integrated Circuit)が組み込まれているものを総称した名称である。そしてICカードの応用として、ICタグが郵便、運輸業等において集配される荷物に付されて使用されている。ICタグには、例えば、配送先、荷物の内容等に関するデータを記録することにより、荷物の分類管理、集配作業の効率化に貢献している。このようなICカードやICタグは、集積所等に配置されたリーダライタとの間でのデータの授受を電波にて行うため、定期券等のように1枚単位で処理されるICカードでは特に発生しない特有の問題を有している。即ち、金属製の収納庫(棚、金庫等)の内部にリーダライタアンテナを組み込み、ICタグのデータを非接触で読み取る装置(リーダライタ)を用いて、バインダーの表紙等に取り付けたICタグ内のデータを読み書きするシステムが知られているが、このシステムにおいては、棚内の両端に置かれたバインダーのICタグは、周囲の金属による影響のために正常にリーダライタと交信できなくなる。
またICタグの従来技術として、特開平11−283123号公報には、書籍及びCDなどの商品、またはそれらのカバー・ケース等に非接触型のICタグを貼り付けてシステムラック上に載置し、システムラック上からの商品の取り出し、またはシステムラック上への商品の返却などの履歴を、非接触ICタグ用リーダ・ライタを使用して、認識、管理、データ処理まですべておこなうシステム装置について開示されている。
また特開2000−272723公報には、物品に装着され該物品に固有の識別コードを記憶したRFIDタグと、該RFIDタグに前記識別コードを書き込む登録機と、RFIDタグからの信号を受信する読み取り機と、該読み取り機からの信号を受信する中央情報処理装置とを備え、該中央情報処理装置には、CPUと、前記読み取り機から送信された識別コードと該識別コードに対応した物品の内容とを物品情報として記憶する記憶部と、該情報を表示する表示部とが備えた非接触識別装置を利用した物品管理システムについて開示されている。
また特開2001−225921公報には、ICカードタグが取り付けられた書籍を載置する棚板を平行に複数設けてなる物品管理用収納棚において、棚板の面に沿って、ICカードタグとの間で無線信号の送受を行うループアンテナを付設すると共に、棚板の強度を補強する補強部材を設け、補強部材により、複数の棚板のループアンテナ間で無線信号の干渉が生じるのを防止する技術について開示されている。
また特開2001−97510公報には、物品管理区域の出入口ゲート及び収納区域及び情報管理装置の各々にリーダライタを備えて物品に貼付したICカードタグとの通信を行うことで物品管理を行い、また、物品にはICカードタグの他にループ状導電線を貼付したことにより電磁誘導を効率的に行うことができる技術について開示されている。
特開平11−283123号公報 特開2000−272723公報 特開2001−225921公報 特開2001−97510公報
前述したように、金属製の収納庫(棚、金庫等)の内部にリーダライタアンテナを組み込み、ICタグのデータを非接触で読み取る装置(リーダライタ)を用いて、バインダーの表紙等に取り付けたICタグ内のデータを読み書きする場合、棚内の両端に置かれたバインダーのICタグは、周囲の金属による影響のために正常にリーダライタと交信できなくなるといった問題がある。
また、特許文献1乃至4に開示されている従来技術は、ループアンテナ間の干渉については言及されているが、ICタグとリーダライタの交信が金属によって受ける影響を防止する技術については言及していない。
本発明は、かかる課題に鑑み、ICタグが取り付けられた収納品が金属製の棚等に収納された際、金属による電磁波障害によりリーダライタとの交信が正常に行われない状況を極力回避する収納品検索装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、1つの収納品に付されて当該収納品についての情報を記録した少なくとも2以上のICタグと、ループアンテナを介して所定の変調方式に基づく搬送電力の送信とデータの授受を前記ICタグとの間で非接触にて行うリーダライタと、前記収納品を保持収納する収納手段とを備え、前記ループアンテナは前記収納手段に収納された前記収納品のICタグと交信可能な距離に配置され、前記リーダライタは、前記収納品に取り付けられたICタグの認証コマンドを前記ICタグに送信し、当該ICタグから正規の認証コマンドレスポンスを受信した場合、当該ICタグに記録された記録情報を受信し、1つの収納品に取り付けられた複数のICタグの記録情報同士を比較した結果が異なる場合、前記複数のICタグの古い記録情報を新しい記録情報で上書きすることを特徴とする。
本発明の最も特徴とする点は、例えば1つの収納品に2つのICタグを取り付け、金属の影響等により何れか一方のタグの記録情報が読み取れない場合、もう一方のICタグの記録情報を読み取れるようにした点である。このとき、同じ収納品に取り付けられた2つのICタグに同じ情報を記録するために、対応付けられたICタグの情報を常に同じデータにしておく。また、対応付けられたICタグの記録情報は、予めリーダライタを制御するパーソナルコンピュータ(以下、PCと記す)内のメモリに同じデータが記憶されている。そして各ICタグとの交信が開始されてICタグの記録情報をこのメモリに記憶していく。そのとき、例えば、対応付けられたICタグとの交信が完了した際(交信が不可の場合も含む)、両者のメモリ内容を比較する。その結果が一致していればそのまま終了するが、不一致の場合、両者のメモリ内容を同じにする(同期させる)ために、古い情報を新しい情報で上書きし、同時にリーダライタを介してICタグの情報も書き換えるものである。
かかる発明によれば、1つの収納品に複数のICタグを取り付け、金属の影響により何れかのタグの記録情報が読み取れなくとも、他のICタグの記録情報を読み取れるようにしたので、金属の影響によるICタグとリーダライタ間の交信の妨害によるデータ消失を回避することができる。また、対応付けられたICタグとの交信が完了した際、PC内の両者のメモリ内容を比較してその結果が不一致の場合、ICタグの記録情報を同じにする(同期させる)ために、メモリ内の古い情報を新しい情報で上書きし、同時にリーダライタを介してICタグの情報も書き換えるので、同じ収納品に取り付けられたICタグの記録情報を常に同一に維持することができる。
請求項は、前記収納品が表紙と裏表紙を有するバインダー、或いは冊子である場合、前記ICタグを前記表紙と裏表紙に少なくとも一つ備えることを特徴とする。
書籍、バインダーのように表紙と裏表紙を備えたものは、ICタグを同一面に取り付けないで、表紙と裏表紙に分けて取り付けるようにする。即ち、表紙が金属棚に密着して置かれた場合、そこに取り付けられたICタグとリーダライタとの交信は、金属の影響で正常に行われない可能性がある。そこで本発明では、もう1つのICタグを裏表紙に取り付けることにより、金属から所定の距離をおくことができる。従って、表紙と裏表紙の距離が大きい程好ましい。
かかる発明によれば、収納品が表紙と裏表紙を有する場合、ICタグを表紙と裏表紙にそれぞれ1つ以上備えるので、どちらかのICタグを金属から所定の距離離すことができ、金属の影響を減少することができる。
請求項は、前記収納品が箱形状物である場合、前記ICタグを前記箱形状物の相対する面にそれぞれ1つ以上備えることを特徴とする。
収納品がダンボール箱のように箱状の形である場合、箱の側面にICタグを取り付けることになる。その場合も書籍やバインダーと同様に同一の側面に取り付けないで、相対する面に取り付けるようにする。
かかる発明によれば、収納品が箱形状物である場合、ICタグを箱の相対する面にそれぞれ1つ以上備えるので、どちらかのICタグを金属から所定の距離離すことができ、金属の影響を更に減少することができる。
請求項は、前記収納品に備える複数のICタグは、同一平面外で且つ各ICタグの相対距離が可能な限り離れる位置に設けることを特徴とする。
2つのICタグが同一平面内にある場合は、その平面内でどんなに距離が離れていても金属の影響を同時に受けてしまうので意味がない。そこで本発明では、異なる平面同士で、且つ相対距離が大きくなるようにする。
かかる発明によれば、収納品に備える複数のICタグは、同一平面外で且つ各ICタグの相対距離が可能な限り離れる位置に設けるので、どちらかのICタグを金属から最も大きな距離離すことができ、金属の影響を更に減少することができる。
請求項は、前記収納手段に前記収納品が複数収納されている場合、前記各収納品に備えられたICタグは、前記リーダライタの電波放射方向から見た場合、前記各ICタグが互いに重ならないように配置されることを特徴とする。
例えば、収納品を横一列に配列して収納し、その側面から電波を放射した場合、側面から見た同一線上にICタグが重なっていると、互いに干渉して正しく情報の交信を行うことができない。そこで本発明では、側面から見た場合、同一線上にICタグが重ならないように配列するために、上下または左右にずらして配置するものである。
かかる発明によれば、収納手段に収納品が複数収納されている場合、各収納品に備えられたICタグは、リーダライタからの電波放射方向から見た場合、前記各ICタグが互いに重ならないように配列されるので、ICタグの干渉を少なくしてリーダライタと各ICタグとの交信を正常に行わせることができる。
請求項は、前記収納手段は、該収納手段の一部若しくは全部が金属により構成されていることを特徴とする。
本発明の特徴は、収納手段が金属の場合でも金属の影響によるデータ消失を回避する点にある。そして金属は棚を構成する場合、強度やコスト面で有利となる。即ち、金属による影響を無視できない従来の技術に対して、本発明は収納手段の材質をどのような物でも構わないといった大きな利点がある。
かかる発明によれば、収納手段の一部若しくは全部が金属により構成されているので、収納手段を構成する場合、強度やコスト面で有利となる。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、1つの収納品に複数のICタグを取り付け、金属の影響により何れか一方のタグの記録情報が読み取れなくとも、もう一方のICタグの記録情報を読み取れるようにしたので、金属の影響によるICタグとリーダライタ間の交信の妨害によるデータ消失を回避することができる。また、対応付けられたICタグとの交信が完了した際、PC内の両者のメモリ内容を比較してその結果が不一致の場合、ICタグの記録情報を同じにする(同期させる)ために、メモリ内の古い情報を新しい情報で上書きし、同時にリーダライタを介してICタグの情報も書き換えるので、同じ収納品に取り付けられたICタグの記録情報を常に同一に維持することができる。
請求項は、収納品が表紙と裏表紙を有する場合、ICタグを表紙と裏表紙にそれぞれ1つ以上備えるので、どちらかのICタグを金属から所定の距離離すことができ、金属の影響を減少することができる。
請求項は、収納品が箱形状物である場合、ICタグを箱の相対する面にそれぞれ1つ以上備えるので、どちらかのICタグを金属から所定の距離離すことができ、金属の影響を更に減少することができる。
請求項は、収納品に備える複数のICタグは、同一平面外で且つ各ICタグの相対距離が可能な限り離れる位置に設けるので、どちらかのICタグを金属から最も大きな距離離すことができ、金属の影響を更に減少することができる。
請求項は、収納手段に収納品が複数収納されている場合、各収納品に備えられたICタグは、リーダライタからの電波放射方向から見た場合、前記各ICタグが互いに重ならないように配列されるので、ICタグの干渉を少なくしてリーダライタと各ICタグとの交信を正常に行わせることができる。
請求項は、収納手段の一部若しくは全部が金属により構成されているので、収納手段を構成する場合、強度やコスト面で有利となる。

以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
先ず、本発明の実施形態の説明の前に、一般的なリーダライタとICタグの構成と、その動作について説明しておく。図1は、リーダライタの構成を示すブロック図である。このリーダライタ100は、外部にありリーダライタ100に対してデータの授受を行ってシステム全体を制御するコンピュータ50と、外部のコンピュータ50とのデータの通信プロトコルを司る送受信装置1と、リーダライタ100全体の動作を制御する制御装置(CPU)2と、制御装置2を動作させる手順を記録したプログラムを格納するメモリ装置3と、制御装置2からのデータを搬送波に乗せて変調する変調器4と、操作コマンドを入力する入力装置5と、制御装置2からの情報を表示する表示装置6と、制御装置2からの交流信号である電力供給用信号と変調器4からの書き込みコマンドを電力増幅する電力増幅器7と、ループアンテナ9から受信した信号から2値化データに変換する検波復調器8と、図示しないICタグとの電力用搬送波とデータの授受をするループアンテナ9とを備えて構成されている。
図2は、一般的なICタグの構成を示すブロック図である。このICタグ200は、前記リーダライタ100からの電力用搬送波によりデータの授受をするループアンテナ20と、書き込みコマンド読み出しコマンドを送受する送受信装置21と、ループアンテナ20からの電力用搬送波を受け、それを整流して直流電力に変換する電力生成回路22と、制御用プログラムとデータの一時記憶を司るメモリ装置23と、制御回路26からの搬送波に送信コマンドを乗せて変調する変調器24と、送受信装置21からの搬送波データから2値化データに変換する復調器25と、ICタグ200の全体の動作を制御する制御回路26から構成されている。
次に、図1と図2を参照してそれぞれの動作について説明する。リーダライタ100は、図示しない電源が入れられると制御装置2のイニシャル動作後、メモリ装置3に記憶されたプログラムに従い動作を開始する。まず、制御装置2は、ICタグ200に供給する電力供給用信号と、ポーリング信号を交互に電力増幅器7から送信する。その信号は、ループアンテナ9から電磁波として外部に放射される。次に、ICタグ200のループアンテナ20が電力供給用信号を受信し、電力生成回路22によりその搬送波を整流して直流電力に変換して、カード内の全ての回路に供給する。電力を供給されて制御回路26が駆動すると、メモリ装置23に格納されたプログラムに従って制御を開始する。
次に、ICタグ200の制御回路26は、まず送受信装置21からコマンドを復調器25で復調して2値化信号に変換し、そのコマンドを解析する。その結果自分が呼び出されていることを認識すると、レスポンスを変調器24により変調して送受信装置21を介してループアンテナ20から送信する。
このレスポンスをリーダライタ100がループアンテナ9で受信して、検波復調器8で2値化コードに変換し、制御装置2により解析してICタグ200が規格に合致したタグであると認識する。それにより、以後リーダライタ100とICタグ200の間で通信が行われる。
図3は本発明の実施形態に係る収納品検索装置の一例を示す構成図である。同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。この収納品検索装置300は、金属製の棚40(収納手段)と、複数の冊子状のバインダー45、46、47、48(収納品)と、リーダライタ100からの搬送波を送信するループアンテナ9と、図1のリーダライタ100と、図1のコンピュータ(以下、PCと記す)50とを備えて構成される。尚、この例ではループアンテナ9をケーブル73により接続してリーダライタ100の外部に設けているが、リーダライタ100とアンテナ9を一体にしてバインダーの近傍に配置しても構わない。また、収納品は、書籍、箱等ICタグが取り付けられていれば何でも構わない。
棚40は、金属製の両側板40a、40b間に棚板40cを差し渡した構成を備えており、この例では、バインダー45が金属製の側板40aに近接して置かれており、その他のバインダー45〜48は金属部分40a、40bから所定の距離をおいて置かれている。また、各バインダー45〜48には図示しないICタグが表紙と裏表紙にそれぞれ1つずつ取り付けられている(詳細は後述する)。そして各ICタグには各バインダーに閉じられた書類等の内容物の名称、内容、記録日時、作成者等のデータが記録されている。また、ループアンテナ9は側板40bのすぐ横に設置され、電波の放射方向は図では左方向となる。この構成において、リーダライタ100から電力供給用信号とポーリング信号が送信されると、ループアンテナ9を介して各ICタグに搬送波が送信される。それにより各ICタグは電力を生成して動作を開始し、レスポンスを返す。このとき、金属製の側板40aの近傍に置かれたバインダー45のICタグは、周囲の金属製側板40aによる電磁波障害の影響のために正常にリーダライタ100と交信できなくなる虞がある。本実施形態ではこのような状況下でもリーダライタとの交信が正常に行われるようにするものである(詳細は後述する)。
図4は、本発明の収納品の一例を示す図である。図4(a)はバインダーにICタグを取り付けた例であり、図4(b)は箱状の荷物にICタグを取り付けた例である。図4(a)を参照すると、バインダーの表紙30の表面にICタグ32を取り付け、裏表紙31にICタグ34をそれぞれ1つずつ取り付ける。そして爪33に書類等をバインドして保管する。尚、この例では表紙と裏表紙の表面にICタグを取り付けているが、裏面でも構わない。次に図4(b)を参照すると、例えばダンボール等の箱35の相対する面38と39にそれぞれICタグ36、37を取り付ける。この取り付け面は相対する面であれば他の面でも構わない。その他の例として書籍、CD等の立方体の形状を有するものであれば同様にして構成することが可能である。
図5は本発明の収納品検索装置のリーダライタにより収納品のデータを読み取る場合の各ICタグの位置関係を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号が付されている。図5(a)は例えばバインダーを収納した場合を示す図であり、金属製側板40aの近くにはバインダー45が置かれ、その表紙にはICタグ41aが取り付けられ、裏表紙にはICタグ41bが取り付けられている。そしてバインダー46には図示するようにその表紙にはICタグ42aが取り付けられ、裏表紙にはICタグ42bが取り付けられている。そしてバインダー47には図示するようにその表紙にはICタグ43aが取り付けられ、裏表紙にはICタグ43bが取り付けられている。そしてバインダー48には図示するようにその表紙にはICタグ44aが取り付けられ、裏表紙にはICタグ44bが取り付けられている。そしてバインダー48の横にループアンテナ(又はリーダライタ)9が備えられている。本実施形態では、各ICタグがA視から見たときに(右側の図)横一列になるようにずらして配置されている。これによりループアンテナ(又はリーダライタ)9から放射された電波が各ICタグに正確に到達して正常な交信を可能とすることができる。この理由は、各ICタグが重なって配列されていた場合、各ICタグ同士が干渉して正常な交信を妨げる可能性があるためである。尚、横一列にして配列した場合、高さ方向は何処でも構わない。
図5(b)は同じくバインダーを収納した場合を示す図であり、金属製側板40aの近くにはバインダー55が置かれ、その表紙にはICタグ51が取り付けられ、裏表紙にはICタグ52が取り付けられている。そしてバインダー56には図示するように表紙と裏表紙にICタグ53、バインダー57には図示するように表紙と裏表紙にICタグ54がそれぞれ取り付けられている。そしてバインダー57の横にループアンテナ(又はリーダライタ)9が備えられている。本実施形態では、各ICタグ51、52、53、54をB視から見たときに(右側の図)縦一列になるようにずらして配置されている。これによりループアンテナ(又はリーダライタ)9から放射された電波が各ICタグに正確に到達して正常な交信を可能とすることができる。
次に本発明の動作を更に詳細に説明するために、図5(a)と図6を参照して説明する。図6は図5(a)の各バインダーに取り付けられたICタグと各タグの固有の識別情報であるID及びバインダーとの対応関係を示す図である。尚、これらの情報はPC50のメモリにテーブルとして格納されている。この例では、タグ41aのIDが「abc」であり、対応するバインダーは45である。またタグ41bのIDが「acb」であり、対応するバインダーは同じく45である。またタグ42aのIDが「bac」であり、対応するバインダーは46である。またタグ42bのIDが「bca」であり、対応するバインダーは同じく46である。またタグ43aのIDが「cab」であり、対応するバインダーは47である。またタグ43bのIDが「cba」であり、対応するバインダーは同じく47である。またタグ44aのIDが「dab」であり、対応するバインダーは48である。またタグ44bのIDが「dba」であり、対応するバインダーは同じく48である。このように、各ICタグには固有のIDが付せられており、同じIDは存在しない。そして各IDに対応してバインダー名が対応付けられる。例えば、ICタグ41aと41bはIDは異なるが対応バインダーは同じ45となっている。これらの情報は予めPC50のメモリに記憶される。尚、この例ではバインダー45から48までの例について説明したが、これ以上多くても少なくても構わない。また、本発明の特徴として各ICタグの記録情報はPC50のメモリ内容と同じ内容が記録される(詳細は後述する)。
図7は本発明の一実施形態の収納品検索装置の動作フローチャートである。図5(a)、図6を参照して説明する。尚、この動作フローチャートは1つのICタグの一連の動作についてのみ書かれている。リーダライタ100により電力供給用の信号(搬送波)がループアンテナ9から送信され、その搬送波を受信して各ICタグ41a〜44bが動作を開始する(S1)。そしてリーダライタ100はポーリング信号を送信すると(S2)、そのポーリング信号を受信した各ICタグ41a〜44bは自身が呼ばれていることを認識してレスポンスをリーダライタ100に返送する。リーダライタ100はその中からICタグ41aのレスポンスを受信したか否かをチェックし(S3)、正しく受信しなければ(S3でNOのルート)次のタグ(図6の例ではICタグ41b)の認証コマンドを準備して(S10)ステップS1に戻る。尚、ICタグ41aは金属の棚40aに近接しているのでこのような状況が発生する可能性が高い。ここではICタグ41aと正常に交信できずにステップS3でNOのルートに進んだ場合について説明する。即ち、再びステップS1からS3に進むと、ステップS3においてはICタグ41bは金属側板40aから離れているので、リーダライタ100はICタグ41bからレスポンスを受信して(S3でYESのルート)ICタグ41bの認証コマンドを送信する(S4)。そしてICタグ41bが、その認証コマンドを受信するとICタグ41bは自身のIDを認証コマンドレスポンスとして返送する。リーダライタ100は認証コマンドレスポンスを受信して正しいIDか否かをチェックして(S5)、正しくなければ(S5でNOのルート)ステップS1に戻る。ステップS5で認証コマンドレスポンスが正しければ(S5でYESのルート)、つまり図6の例ではIDが「acb」であれば正しいと判断してICタグ41bに記録されているタグ情報を読み込んで、PC50のメモリに記憶する(図6の例では記録情報「X」を記憶する)(S6)。そして対応するタグの交信が完了したか否かをチェックして(S7)、もしまだ完了してなければ(S7でNOのルート)、ステップS10に戻って次のタグの認証コマンドを準備して(S10)ステップS1に戻る。ステップS7で完了していれば(S7でYESのルート)、PC50は対応するタグ情報が同じか否かをチェックする(図6の例では、ICタグ41aと41bが同じ情報「X」であるかをチェックする)(S8)。同じであれば(S8でYESのルート)、そのまま終了するが、異なっている場合は(S8でNOのルート)、対応するIDのタグ情報を新しい情報で上書すると共に、(図6の例では、ICタグ41bの情報「X」をICタグ41aに上書する)その情報をICタグ41aに記録して終了する(S9)。
以上のように、リーダライタ100とICタグとの交信が正常に行われなかった場合(S3でNOのルート)、同じバインダーに取り付けられたもう一方のICタグの情報を読み込むことにより(ステップS6及びS10)、金属による電波障害によりデータが正確に読み取れない状況を回避することができる。このときの条件としてバインダーに取り付けられた2つのICタグの記録情報を常に同一にしておくことが必要である。そのために本発明では、対応するICタグの情報が同じか否かをチェックし(ステップS8)、異なっていた場合に対応するIDのタグ情報を新しい情報で上書するものである。
本発明のリーダライタの構成を示すブロック図である。 一般的なICタグの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る収納品検索装置の一例を示す構成図である。 本発明の収納品の一例を示す図である。 本発明の収納品検索装置のリーダライタにより収納品のデータを読み取る場合の各ICタグの位置関係を示す図である。 図5の各バインダーに取り付けられたICタグとID及びバインダーとの対応関係を示す図である。 本発明の一実施形態の収納品検索装置の動作フローチャートである。
符号の説明
9 ループアンテナ、40 棚、45〜48 バインダー、50 コンピュータ、73、74 ケーブル、100 リーダライタ

Claims (6)

  1. 1つの収納品に付されて当該収納品についての情報を記録した少なくとも2以上のICタグと、ループアンテナを介して所定の変調方式に基づく搬送電力の送信とデータの授受を前記ICタグとの間で非接触にて行うリーダライタと、前記収納品を保持収納する収納手段とを備え、前記ループアンテナは前記収納手段に収納された前記収納品のICタグと交信可能な距離に配置され、前記リーダライタは、前記収納品に取り付けられたICタグの認証コマンドを前記ICタグに送信し、当該ICタグから正規の認証コマンドレスポンスを受信した場合、当該ICタグに記録された記録情報を受信し、1つの収納品に取り付けられた複数のICタグの記録情報同士を比較した結果が異なる場合、前記複数のICタグの古い記録情報を新しい記録情報で上書きすることを特徴とする収納品検索装置。
  2. 前記収納品が表紙と裏表紙を有するバインダー、或いは冊子である場合、前記ICタグを前記表紙と裏表紙に少なくとも一つ備えることを特徴とする請求項1に記載の収納品検索装置。
  3. 前記収納品が箱形状物である場合、前記ICタグを前記箱形状物の相対する面にそれぞれ1つ以上備えることを特徴とする請求項1に記載の収納品検索装置。
  4. 前記収納品に備える複数のICタグは、同一平面外で且つ各ICタグの相対距離が可能な限り離れる位置に設けることを特徴とする請求項2又は3に記載の収納品検索装置。
  5. 前記収納手段に前記収納品が複数収納されている場合、前記各収納品に備えられたICタグは、前記リーダライタの電波放射方向から見た場合、前記各ICタグが互いに重ならないように配置されることを特徴とする請求項1に記載の収納品検索装置。
  6. 前記収納手段は、該収納手段の一部若しくは全部が金属により構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の収納品検索装置。
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