JP4331637B2 - 複数回線を収容する伝送装置の遠隔監視制御方法、その通信局側監視制御装置及びユーザ側被監視制御装置 - Google Patents

複数回線を収容する伝送装置の遠隔監視制御方法、その通信局側監視制御装置及びユーザ側被監視制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数回線を収容する伝送装置の遠隔監視制御方法、その通信局側監視制御装置及びユーザ側被監視制御装置に関し、特に、インターネット通信等に用いられるブロードバンド回線を複数収容するユーザ側と通信局側間の伝送装置において、通信局側から遠隔のユーザ側の伝送装置を遠隔監視制御するための技術に関する。
図10に複数回線を収容する伝送装置の構成を示す。同図において、(a)はユーザ側と通信局側との間の既存の伝送装置、(b)はユーザ側と通信局側間の既存の回線を複数収容した伝送装置の構成例を示す。装置Aは通信局側の伝送装置でユーザ側の装置を遠隔監視制御する機能を備えた通信局側監視制御装置であり、装置Bはユーザ側の伝送装置で遠隔監視制御の対象となるユーザ側被監視制御装置である。
ユーザ側には、電気信号と光信号との伝送媒体変換を行うメディアコンバータMC等の伝送装置が各回線対応に設けられ、該メディアコンバータMCにはユーザのパーソナルコンピュータや情報機器がルータやハブ等を介して接続される。通信局側の装置Aは、各ユーザ側のメディアコンバータMCを、各回線及びインタフェース部IFA1〜IFAn(nは回線数)を介して収容し、各ユーザに提供する通信サービスの主信号を図示省略のインターネット網との間で中継する機能を有する。
通信局側の装置Aは、監視制御(SV)盤10−11、共通部10−12及び遠隔監視制御装置10−13を備え、監視制御(SV)盤10−11及び遠隔監視制御装置10−13は、ユーザ側の各メディアコンバータMCの障害や動作状況の監視及び各種設定の制御を行うのに使用される。共通部10−12は、各インタフェース部IFA1〜IFAnに対して電源等の共通の回路構成を備えている。
図10の(b)に示すユーザ側の装置Bは、伝送容量を増やすために、同図(a)に示す既存の複数のメディアコンバータMC及び回線#1〜#nを集合化して収容したものである。このようなユーザ側の装置Bに対して通信局側の装置Aから遠隔監視制御を行うための従来の構成例を図11に示す。
図11に示す従来の構成例は、ユーザ側の装置Bを通信局側の装置Aと対向して対称的な構成とし、通信局側の装置Aと同様に監視制御(SV)盤10−21及び共通部10−22を備え、通信局側の装置Aの遠隔監視制御装置10−13により、通信局側の装置Aと同様のインタフェース(例えばLANインタフェース等)でユーザ側の装置Bの遠隔監視制御を行う構成としたものである。
図11の(a)の構成例は、通信局側の装置Aの遠隔監視制御装置10−13とユーザ側の装置Bの監視制御(SV)盤10−21とを監視制御信号用の回線11−1で接続した構成例で、この構成例では遠隔監視制御情報をユーザの使用する回線#1〜#nのアウトチャネル(アウトバンド)で伝送するため、ユーザの主信号伝送帯域に影響を与えない。
これに対し、図11の(b)に示す構成例は、監視制御情報伝送用の回線を別途敷設することなく、ユーザの主信号の伝送に使用される既存の回線#1〜#nのインチャネル(インバンド)を使用して、ユーザ側の装置Bの監視制御情報を伝送する構成である。
ユーザ側の装置Bにおける単体メディアコンバータMC等の保守運用に使用する監視制御(SV)盤10−21は、通信局側の装置Bの監視制御(SV)盤10−11と同様の複雑な伝送処理の機能を有するファームウェアを実装したものであり、LANインタフェース等の高度なインタフェースでユーザ側の装置Bの監視制御情報を伝達する。
LANインタフェース等でユーザ側の装置Bの監視制御情報を回線#1〜#nのインチャネル(インバンド)で伝送する手段として、1つの回線の主信号の帯域の一部を使って伝送する手段と、回線のオーバーヘッド(主信号フレーム間の保守フレームの空きビット等、主信号に影響しない空きビット)により伝送する手段とがある。
図12にオーバーヘッドによる保守フレームの転送方式を示す。同図の(a)は通常時の主信号フレームの伝送の様相を示し、同図の(b)は主信号フレーム間のギャップに保守フレームを挿入したときのフレームの伝送の様相を示している。同図(a)に示すように、通常時は主信号フレームの伝送区間の間に所定幅以上のギャップが存在し、このギャップに同図(b)に示すように保守フレームを挿入して伝送することにより、主信号に影響を与えることなく保守フレームを伝送することができ、その空きビットに監視制御情報を割り当てて送ることにより、主信号に影響を与えることなく遠隔監視制御を行うことができる。
本発明に関連する先行技術文献として、下記の特許文献1には、ATM通信網における遠隔監視制御チャネルを通常のユーザ用伝送路上にインチャネルで設定する遠隔監視制御チャネル構成方法及びATM装置が記載されている。また、下記の特許文献2には、インチャネル通信及びアウトチャネルのディジタル加入者線信号を利用して故障情報を転送する通信用端末装置の遠隔保守・運用方式が記載されている。また、下記の特許文献3には、受信側装置へのリモート指定の制御を送信側装置からインバンドでリモート制御を行うディジタルデータ通信装置におけるインバンドリモート制御方式が記載されている。
特開2001−251299号公報 特公平8−31911号公報 特許第2885696号公報
図11の(a)に示すアウトチャネルで監視制御情報を伝送する構成では、ユーザに提供する通信サービス用の主信号回線#1〜#nとは別に、ユーザ側の装置Bと通信局側の装置Aとの間に監視制御情報送受のためのアウトバンド回線を別途敷設する必要があり、装置Bがユーザビル等に設置されている場合など、アウトバンド回線の敷設が困難な場合があり、また敷設工事のコストが掛かるなどの問題がある。
また、図11の(b)に示すインチャネルで監視制御情報を伝送する構成とした場合、監視制御情報の伝送は、1つの回線(例えば回線#1)を使用して行い、その回線の使用に障害等による不都合が生じた場合に別の回線(例えば回線#2)に切り替えて運用する方式が一般的であるが、この切り替えを行うための処理は複雑な処理となり、ユーザ側の装置Bにプログラム処理が可能な複雑なファームウェアを用いた監視制御(SV)盤10−21を搭載する必要があった。
また、複数の回線(例えば回線#1,#2)を使用してパラレルに監視制御情報を伝送する構成とした場合でも、ユーザ側の装置Bは通信局側の装置Aとの情報の遣り取りが複雑な処理となるため、ユーザ側の装置Bに複雑なファームウェアを用いた監視制御(SV)盤10−21を搭載する必要があった。
更に、1つの回線の主信号の帯域の一部を使ってLANインタフェースで監視制御情報を伝送する構成では、ユーザの通信データを100%透過することができないことになる。また、回線のオーバーヘッド(主信号フレーム間の保守フレームの空きビット等、主信号に影響しない空きビット)によりLANインタフェースで監視制御情報を伝送する構成では、使用可能なオーバーヘッドの情報量に限界があるため、監視制御情報を分割して伝送する構成としなければならず、監視制御情報の分割・組立といった複雑な処理を行わなければならなかった
本発明は、簡単な処理でかつ信頼性の高い監視制御情報の伝送を行うことができ、従来のように複雑なファームウェアを用いた監視制御(SV)盤をユーザ側の装置に搭載することなく、低コストで信頼性の高い遠隔監視制御を行うことができる遠隔監視制御方法、その通信局側監視制御装置及びユーザ側被監視制御装置を提供することを目的とする。
本発明の遠隔監視制御方法は、(1)複数回線を収容するユーザ側の装置と通信局側の装置とからなる伝送装置における通信局側の装置からユーザ側の装置を遠隔監視制御する遠隔監視制御方法であって、監視情報又は制御情報を、主信号フレーム間に挿入される主信号以外のフレームの空きビットを用いた所定のビット配列構成の情報とし、かつ、監視情報又は制御情報に送出周期毎に順番に変化する通し番号を付与して、複数の回線を介して一斉に相手側の装置に送出し、相手側の装置から送出された前記通し番号が付与された監視情報又は制御情報を複数の回線から受信し、前回受信した監視情報又は制御情報に付与された通し番号を基に、今回受信する監視情報又は制御情報に付与された通し番号を予想し、該予想した通し番号に一致する通し番号が付与された監視情報又は制御情報が少なくとも1つの回線から受信されたときに、該監視情報又は制御情報を取り込むことを特徴とする。
また、本発明の通信局側監視制御装置は、(2)複数回線を収容するユーザ側の装置と通信局側の装置とからなる伝送装置の通信局側監視制御装置において、前記ユーザ側の装置を遠隔制御するための制御情報を、主信号フレーム間に挿入される主信号以外のフレームの空きビットを用いた所定のビット配列構成の情報とし、かつ、該制御情報に送出周期毎に順番に変化する通し番号を付与して、複数の回線を介して一斉にユーザ側の装置に送出する制御情報送出手段と、前記ユーザ側の装置から送出された通し番号が付与された監視情報を複数の回線から受信し、前回受信した監視情報に付与された通し番号を基に、今回受信する監視情報に付与された通し番号を予想し、該予想した通し番号に一致する通し番号が付与された監視情報が少なくとも1つの回線から受信されたときに、該監視情報を取り込む監視情報取り込み手段とを備えたものである。
また、本発明のユーザ側被監視制御装置は、(3)複数回線を収容するユーザ側の装置と通信局側の装置とからなる伝送装置のユーザ側被監視制御装置において、前記通信局側の装置に通知する監視情報を、主信号フレーム間に挿入される主信号以外のフレームの空きビットを用いた所定のビット配列構成の情報とし、かつ、該監視情報に送出周期毎に順番に変化する通し番号を付与して、複数の回線を介して一斉に通信局側の装置に送出する監視情報送出手段と、前記通信局側の装置から送出された通し番号が付与された制御情報を複数の回線から受信し、前回受信した制御情報に付与された通し番号を基に、今回受信する制御情報に付与された通し番号を予想し、該予想した通し番号に一致する通し番号が付与された制御情報が少なくとも1つの回線から受信されたときに、該制御報を取り込む制御情報取り込み手段とを備えたものである。
本発明は、監視制御情報を所定のビット配列構成の簡素なフォーマットとし、かつ監視制御情報に通し番号を付して複数の回線から一斉に同一内容の監視制御情報を送出し、その相手側は前回の通し番号を基に新規な監視制御情報を少なくとも1つの回線から取り込むことにより、簡単な処理でかつ信頼性の高い監視制御情報の伝送を行うことができ、従来のように複雑なファームウェアを用いた監視制御(SV)盤をユーザ側の装置に搭載することなく、簡素な論理回路により構成される入出力回路(IO)盤を搭載するだけでよく、低コストで信頼性の高い遠隔監視制御を行うことができる。
また、監視制御情報を所定のビット配列構成の簡素なフォーマットとしたことにより、主信号フレーム間に挿入される保守フレーム等の主信号以外のフレームの空きビットを用いて、ユーザの主信号伝送帯域に影響を与えることなく監視制御情報を伝送することができ、かつ、監視制御情報を主信号回線のインチャネル(インバンド)で送ることができるため、遠隔側装置の設置場所がユーザビルのように、主信号回線以外に保守回線を有さない場合でも容易に遠隔監視制御を行うことができる。
更に、監視制御情報を複数の収容回線から一斉送出し、各回線から監視制御情報を取り込むことにより、少なくとも1本の回線が正常に伝送可能であれば、ユーザ側装置全体の遠隔監視制御を行うことができ、既存の回線を有効利用して信頼性の高い遠隔監視制御を行うことができる。
図1は本発明による遠隔監視制御を行うための構成を示す。同図に示すように本発明は、ユーザ側の被監視制御装置である装置Bにおいて、監視制御情報の遣り取りをプログラム処理により行う従来の監視制御(SV)盤に代えて、簡素な論理回路により行う入出力回路(IO)盤1−20を備えたものである。
図2の(a)及び(b)に本発明による通信局側の監視制御装置及びユーザ側の被監視制御装置の構成を示す。本発明による通信局側の監視制御(SV)盤1−10は、情報収集部1−11、遠隔装置情報収集部1−12、遠隔装置情報書き込み部1−13、情報書き込み部1−14、監視制御処理部1−15を備える。また、本発明によるユーザ側の入出力回路(IO)盤1−20は、情報収集部1−21、情報転送部及びカウンタ処理部1−22、情報書き込み部1−23を備える。
通信局側の監視制御(SV)盤1−10の情報収集部1−11は通信局側装置の監視情報を収集し、遠隔装置情報収集部1−12はユーザ側の遠隔装置の監視情報を収集し、遠隔装置情報書き込み部1−13はユーザ側の遠隔装置の制御情報を書き込み、情報書き込み部1−14は通信局側装置の制御情報を書き込む機能を有する。また、監視制御処理部1−15は監視制御装置間の通信処理、監視制御装置内の処理、遠隔装置通信処理を行う機能を有する。
ユーザ側の入出力回路(IO)盤1−20の情報収集部1−21はユーザ側の被監視制御装置の監視情報を収集し、情報転送部及びカウンタ処理部1−22はユーザ側の被監視制御装置の監視情報及び制御情報の転送処理を、通し番号のカウント処理とともに行い、情報書き込み部1−23はユーザ側の被監視制御装置に制御情報を書き込む機能を有する。
図3は本発明による監視情報の流れを示し、同図の(a)は通信局側の監視制御装置(装置A)における監視情報の流れ、同図の(b)はユーザ側の被監視制御装置(装置B)における監視情報の流れを、それぞれ破線の矢印で示している。また、図4は本発明による制御情報の流れを示し、同図の(b)は通信局側の監視制御装置(装置A)における制御情報の流れ、同図の(b)はユーザ側の被監視制御装置(装置B)における制御情報の流れを、それぞれ破線の矢印で示している。
本発明の入出力回路(IO)盤による監視制御情報の転送処理について以下に説明する。本発明において、ユーザ側の被監視制御装置(装置B)及び通信局側の監視制御装置(装置A)では、監視制御情報を所定のビット配列構成の情報として扱う。また、送出する監視制御情報に送出順に通し番号を付与して送出し、かつ、実装されている全ての回線#1〜#nを経由して、同一内容の監視制御情報を相手側の装置に送出する。
監視制御情報に付与する通し番号は、送出の周期毎に1を加算し、通し番号がカウンタの最大値に達すると、次の通し番号として初期値の1に戻し、以降、同様に送出の周期毎に1を加算した通し番号を監視制御情報に付与して送出する動作を繰り返す。
通信局側の監視制御装置(装置A)は、全ての回線#1〜#nのインタフェース部IFA1〜IFAnを経由して入力される監視情報を順番に読み取る。ユーザ側の被監視制御装置(装置B)が付与する通し番号と、通信局側の装置Aで管理している次の予想通し番号とが一致したときにその監視情報を読み取る。
ユーザ側の装置Bが付与した通し番号と、通信局側の装置Aで管理している次の予想通し番号とが一致しないとき、他の回線からの監視情報の読み取りを行い、全ての回線からの監視情報を読み終えた段階で、ユーザ側の装置Bが付与した通し番号より通信局側の装置Aで管理している次の予想通し番号の値が大きい場合は、未だ次の周期の監視情報が送出されていないことになるので、そのまま読み取り動作を継続する。
ユーザ側の装置Bが付与した通し番号より通信局側の装置Aで管理している次の予想通し番号の値が小さい場合は、通信局側の装置Aとユーザ側の装置Bとの間で通信異常を来たしているものとして扱い、遠隔監視制御装置にその旨の情報を通知する。
本発明による監視制御情報の転送処理の具体例について図5〜図9を参照して説明する。図5は通信局側の監視制御装置(装置A)起動時の監視処理のフローを示す。図示の例では、被監視制御装置(装置B)のIO盤で監視情報ABCDEFGに通し番号057を付して、全ての回線#1〜#nのインタフェース部IFB1〜IFBnから監視制御装置(装置A)へ送出する。
監視制御装置(装置A)は、全ての回線#1〜#nから入力される監視情報を順番に読み取り、被監視制御装置(装置B)で付与した通し番号057が、監視制御装置(装置A)で管理している予想通し番号に一致したときに、その監視制情報を読み取るが、監視制御装置(装置A)の起動時は、予想通し番号として設定されるカウント値Couは初期値の000である。
予想通し番号カウント値Couが000のとき、監視制御装置(装置A)は、全ての回線#1〜#nのインタフェース部IFB1〜IFBnから監視情報を読み込み、それに付されている通し番号Noの最も大きな値(=057)の監視情報を取り込み、予想通し番号カウント値Couを該通し番号No(=057)に1を加えた値(=058)を次の予想通し番号カウント値Couとして設定する。
そして、被監視制御装置(装置B)との間の初期化を行った旨の通知を遠隔監視制御装置に送出するとともに、取り込んだ被監視制御装置(装置B)の監視情報及び予想通し番号カウント値Couを含む監視制御装置(装置A)の通知情報を遠隔監視制御装置に送出する。
図6は通常時の監視処理のフローを示す。図示の例では、被監視制御装置(装置B)のIO盤で監視情報ABCDZZZに通し番号059を付して、全ての回線#1〜#nのインタフェース部IFB1〜IFBnから監視制御装置(装置A)へ送出する。
監視制御装置(装置A)は、全ての回線#1〜#nから入力される監視情報を順番に読み取り(ステップ6−1)、被監視制御装置(装置B)で付与した通し番号No(=059)が、監視制御装置(装置A)で管理している予想通し番号Cou(=059)に一致するか否かを判定し(ステップ6−2)する。
上記の判定ステップ6−2において通し番号Noと予想通し番号Couとの一致が検出されたとき、その監視制情報を読み取り、かつ予想通し番号Couに1を加算(Cou=Cou+1)した値(=060)を次の予想通し番号カウント値Couとして設定する(ステップ6−3)。
そして、取り込んだ被監視制御装置(装置B)の監視情報及び予想通し番号カウント値Couを含む監視制御装置(装置A)の通知情報を遠隔監視制御装置に送出し(ステップ6−4)、前述の回線#1〜#nから入力される監視情報を順番に読み取るステップ6−1に戻り、同様の処理を繰り返す。
上記の判定ステップ6−2において通し番号Noと予想通し番号Couとが不一致であったとき、監視情報に付された通し番号Noが前回通知のものと同一か否か、即ちNo=Cou−1であるか否かを判定し(ステップ6−5)、通し番号Noが前回通知のものと同一である場合は、次の回線のインタフェース部IFBからの監視情報を読み取るように読み取り対象のインタフェース部IFBの番号mに1を加算(m=m+1、但しmが回線数nに達しているときはm=1)し(ステップ6−6)、前述のステップ6−1に戻り、同様の処理を繰り返す。
図7はユーザ側の被監視制御装置(装置B)起動時の監視処理のフローを示す。ユーザ側の被監視制御装置(装置B)起動時には、被監視制御装置(装置B)のIO盤で監視情報ABCDZZZに初期値の通し番号001を付して、全ての回線#1〜#nのインタフェース部IFB1〜IFBnから監視制御装置(装置A)へ送出する。
監視制御装置(装置A)は、全ての回線#1〜#nから入力される監視情報を順番に読み取り(ステップ6−1)、被監視制御装置(装置B)で付与した通し番号No(=001)が、監視制御装置(装置A)で管理している予想通し番号Cou(=059)に一致しているか否かを判定する(ステップ6−2)。
ユーザ側の被監視制御装置(装置B)起動時に付与される初期値の通し番号001は、通常、監視制御装置(装置A)で管理している予想通し番号Cou(=059)に一致せず、また、ステップ6−6による全ての回線から取り込んだ監視情報の通し番号について調べてみても、1つ前の予想通し番号Cou(=058)にも一致せず、ステップ6−5による判定(No=Cou−1であるか否か)では否(N)の判定結果となる。
このような場合、予想通し番号Couに読み込んだ監視情報に付されている通し番号(=001)を設定し(ステップ701)、被監視制御装置(装置B)との間の初期化を行った旨の通知を遠隔監視制御装置に送出するとともに、取り込んだ被監視制御装置(装置B)の監視情報及び予想通し番号カウント値Couを含む監視制御装置(装置A)の通知情報を遠隔監視制御装置に送出し、通常動作のフローへ移る。
次に本発明による遠隔制御動作について説明する。通信局側の監視制御装置(装置A)からユーザ側被管制制御装置(装置B)に対して送出される制御情報は、所定のビット配列により構成された情報とする。通信局側の監視制御装置(装置A)は制御情報に通し番号を付与して、実装されている全ての回線のインタフェース部を経由して、ユーザ側被管制制御装置(装置B)に送出する。
制御情報に付与する通し番号は、送出の周期毎に1を加算し、通し番号がカウンタ値の最大値に達すると、次の通し番号として初期値の1に戻し、以降、同様に送出の周期毎に1を加算した通し番号を制御情報に付与して送出する動作を繰り返す。以下、図8を参照して制御動作の具体例について説明する。
図8は正常時の制御動作の処理フローを示し、通信局側の監視制御装置(装置A)は制御情報にカウント値Cou1(=001)の通し番号を付与して、全ての回線のインタフェース部を経由してユーザ側被管制制御装置(装置B)に送出し、その後、カウント値Cou1に1を加え、次に付与する通し番号のカウント値Cou1(=002)を設定する。
ユーザ側被管制制御装置(装置B)は、通信局側の監視制御装置(装置A)から送出された制御情報を、全ての回線のインタフェース部IFB1〜IFBnから読み取り、各制御情報に付与された通し番号NoAと、作業番号WorkNoとして記憶保持された番号とを比較する。
作業番号WorkNoより大きい通し番号NoAが付与された制御情報が存在する場合は、新しい制御情報を受けたと認識して該制御情報を書き出し、該制御情報に従った制御を行い、その通し番号NoAを新たに作業番号WorkNoとして記憶保持させて更新する。各制御情報に付与された通し番号NoAが以前の作業番号WorkNoと同じである場合は何も処理せず、次の制御情報が受信されるのを待機する。
図9は異常時の制御動作の処理フローを示す。通信局側の監視制御装置(装置A)は制御情報にカウント値Cou1(=033)の通し番号を付与して、全ての回線のインタフェース部を経由してユーザ側被管制制御装置(装置B)に送出し、その後、カウント値Cou1に1を加え、次に付与する通し番号のカウント値Cou1(=034)を設定する。
ユーザ側被管制制御装置(装置B)は、通信局側の監視制御装置(装置A)から送出された制御情報を、全ての回線のインタフェース部IFB1〜IFBnから読み取り、各制御情報に付与された通し番号NoAと、作業番号WorkNoとして記憶保持された番号とを比較する。
図9の例ではインタフェース部IFB1〜IFB3の回線に異常が有り、正常に制御情報が受信されず、インタフェース部IFBnの回線でのみ通し番号033の制御情報が正常に受信された例を示している。ユーザ側被管制制御装置(装置B)は、各インタフェース部IFB1〜IFBnから受信された制御情報に付与された通し番号NoAと作業番号WorkNoとをそれぞれ比較し、作業番号WorkNoより大きい通し番号NoAが付与された制御情報が1つでも存在する場合は、新しい制御情報を受けたと認識して該制御情報を制御情報格納部に書き出し、該制御情報に従った制御を行い、その通し番号NoA(=033)を新たに作業番号WorkNoとして記憶保持させて更新する。従って、少なくとも1つの回線が正常であれば、遠隔制御が可能である。
なお、ユーザ側の被監視制御装置に、監視制御(SV)盤及び保守ポートをオプション的に追加することにより、ユーザ側の被監視制御装置との間にアウトバンドの保守回線が必要となるが、全ての回線のインタフェース部が不通になった場合や初期の建設時の段階では、アウトバンド保守回線を使っての保守が可能であり、インバンド及びアウトバンドの使い分けにより、より広範囲な保守が可能となる。
本発明による遠隔監視制御を行うための構成を示す図である。 本発明による通信局側の監視制御装置及びユーザ側の被監視制御装置の構成を示す図である。 本発明による監視情報の流れを示す図である。 本発明による制御情報の流れを示す図である。 通信局側の監視制御装置(装置A)起動時の監視処理のフローを示す図である。 通常時の監視処理のフローを示す図である。 ユーザ側の被監視制御装置(装置B)起動時の監視処理のフローを示す図である。 正常時の制御動作の処理フローを示す図である。 異常時の制御動作の処理フローを示す図である。 複数回線を収容する伝送装置の構成を示す図である。 ユーザ側の装置Bに対して通信局側の装置Aから遠隔監視制御を行うための従来の構成例を示す図である。 オーバーヘッドによる保守フレームの転送方式を示す図である。
符号の説明
1−10 通信局側装置の監視制御(SV)盤
1−20 ユーザ側装置の入出力回路(IO)盤
10−12 通信局側装置の共通部
10−13 遠隔監視制御装置
10−22 ユーザ側装置の共通部

Claims (3)

  1. 複数回線を収容し、ユーザ側の装置と通信局側の装置とからなり、該ユーザ側の装置と通信局側の装置とが、前記複数回線により直接かつ固定的に接続された伝送装置における通信局側の装置からユーザ側の装置を遠隔監視制御する遠隔監視制御方法であって、
    監視情報又は制御情報を、主信号フレーム間に挿入される主信号以外のフレームの空きビットを用いた所定のビット配列構成の情報とし、かつ、監視情報又は制御情報に送出周期毎に順番に変化する通し番号を付与して、前記複数回線の全てを介して一斉に相手側の装置に送出し、
    相手側の装置から送出された前記通し番号が付与された監視情報又は制御情報を前記複数回線の全てから受信し、前回受信した監視情報又は制御情報に付与された通し番号を基に、今回受信する監視情報又は制御情報に付与された通し番号を予想し、該予想した通し番号に一致する通し番号が付与された監視情報又は制御情報が少なくとも1つの回線から受信されたときに、該監視情報又は制御情報を取り込むことを特徴とする複数回線を収容する伝送装置の遠隔監視制御方法。
  2. 複数回線を収容し、ユーザ側の装置と通信局側の装置とからなり、該ユーザ側の装置と通信局側の装置とが、前記複数回線により直接かつ固定的に接続された伝送装置の通信局側監視制御装置において、
    前記ユーザ側の装置を遠隔制御するための制御情報を、主信号フレーム間に挿入される主信号以外のフレームの空きビットを用いた所定のビット配列構成の情報とし、かつ、該制御情報に送出周期毎に順番に変化する通し番号を付与して、前記複数回線の全てを介して一斉に前記ユーザ側の装置に送出する制御情報送出手段と、
    前記ユーザ側の装置から送出された通し番号が付与された監視情報を前記複数回線の全てから受信し、前回受信した監視情報に付与された通し番号を基に、今回受信する監視情報に付与された通し番号を予想し、該予想した通し番号に一致する通し番号が付与された監視情報が少なくとも1つの回線から受信されたときに、該監視情報を取り込む監視情報取り込み手段と
    を備えたことを特徴とする複数回線を収容する伝送装置の通信局側監視制御装置。
  3. 複数回線を収容し、ユーザ側の装置と通信局側の装置とからなり、該ユーザ側の装置と通信局側の装置とが、前記複数回線により直接かつ固定的に接続された伝送装置のユーザ側被監視制御装置において、
    前記通信局側の装置に通知する監視情報を、主信号フレーム間に挿入される主信号以外のフレームの空きビットを用いた所定のビット配列構成の情報とし、かつ、該監視情報に送出周期毎に順番に変化する通し番号を付与して、前記複数回線の全てを介して一斉に前記通信局側の装置に送出する監視情報送出手段と、
    前記通信局側の装置から送出された通し番号が付与された制御情報を前記複数回線の全てから受信し、前回受信した制御情報に付与された通し番号を基に、今回受信する制御情報に付与された通し番号を予想し、該予想した通し番号に一致する通し番号が付与された制御情報が少なくとも1つの回線から受信されたときに、該制御報を取り込む制御情報取り込み手段と
    を備えたことを特徴とする複数回線を収容する伝送装置のユーザ側被監視制御装置。
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