JP4330905B2 - 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム - Google Patents

情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4330905B2
JP4330905B2 JP2003074207A JP2003074207A JP4330905B2 JP 4330905 B2 JP4330905 B2 JP 4330905B2 JP 2003074207 A JP2003074207 A JP 2003074207A JP 2003074207 A JP2003074207 A JP 2003074207A JP 4330905 B2 JP4330905 B2 JP 4330905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
confirmation information
viewing confirmation
distribution
digital data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003074207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004279949A (ja
Inventor
美樹 佐藤
由喜 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003074207A priority Critical patent/JP4330905B2/ja
Publication of JP2004279949A publication Critical patent/JP2004279949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4330905B2 publication Critical patent/JP4330905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のインターネットの普及により、視聴者は、インターネットを介して様々な情報を取得することができるようになった。また、インターネットの利便性が向上し、視聴者の所望の情報を、より効率的に提供するための技術も開発されている。例えば、マルチメディア情報にインデックスを付与し、所望の情報を容易に検索することのできる技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、このようなインターネットの普及に寄与した、いわゆるキラーアプリケーションとしてeラーニングが挙げられる。これは、パソコンやコンピュータネットワークなどを利用して教材等を提供するなどして教育を行う方法である。教室で学習を行う場合と比べて、遠隔地にも教育を提供できる点、学習者の都合にあわせて、24時間、365日いつでも学習できる点、コンピュータならではの教材が利用できる点など、優れた特徴を有している。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−182147号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ただし、eラーニングは、学習者の自己管理に任されるため、きちんと学習が終了したかを確認するのが困難である。例えば、社員研修や方針発表など、コンテンツの一部始終を見ることを社員に義務付けたコンテンツを含む場合に、管理者側は、そのeラーニングにアクセスしたことを確認することはできるが、その内容を全て確認したか否かまでは把握することができない。このため、視聴者がその内容を全て見たか否かを確認する技術の提供が望まれている。
【0006】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、視聴者が提供された情報の全てを視聴したか否かを確認することのできる情報編集装置、情報編集装置方法、および情報編集プログラムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、動画データ又は音声データのうち少なくともいずれか一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置であって、前記デジタルデータを、視聴者の端末に配信する配信手段と、前記配信手段が前記デジタルデータを配信する毎に、前記視聴者が視聴したことを示す視聴確認情報の、前記デジタルデータにおける付与位置を決定する付与位置決定手段と、前記配信手段が前記デジタルデータを配信する毎に、前記デジタルデータの配信に関連する配信関連情報を予め定められた変換規則で変換して、前記デジタルデータに付与すべき前記視聴確認情報を生成する視聴確認情報生成手段と、前記付与位置決定手段が決定した前記付与位置に、前記視聴確認情報生成手段が生成した前記視聴確認情報を付与する視聴確認情報付与手段と、前記配信手段が配信した前記デジタルデータに付与された前記視聴確認情報を前記視聴者の端末から取得する視聴確認情報取得手段と、前記視聴確認情報取得手段が取得した前記視聴確認情報に含まれている配信情報を、前記変換規則で逆変換して、前記配信関連情報を得る配信関連情報取得手段と、前記配信関連情報取得手段が取得した前記配信関連情報に基づいて、前記視聴者が前記デジタルデータを視聴したことを確認する視聴管理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この請求項1の発明によれば、デジタルデータを配信する毎に異なる付与位置を決定するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、いずれの位置に視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、視聴確認情報が付与された部分のみ確認するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができる。
また、この請求項1の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、デジタルデータを配信する毎に異なる視聴確認情報を生成するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、どのような視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、デジタルデータを視聴することなく、視聴確認情報を特定するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができる。
また、この請求項1の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成するので、視聴管理手段は、視聴確認情報に基づいて、視聴者が視聴したデジタルデータの配信関連情報を特定することができる。
また、この請求項1の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、変換規則に従って配信関連情報を変換するので、配信関連情報から自動的に視聴確認情報を生成することができる。
また、この請求項1の発明によれば、逆変換手段は、視聴確認情報から配信関連情報に逆変換することができるので、視聴確認情報管理手段は視聴確認情報から配信関連情報を取得することができる。
【0017】
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載の情報編集装置であって、前記視聴確認情報生成手段は、前記デジタルデータを配信する配信時刻を示す配信時刻情報を含む前記配信関連情報に基づいて、前記視聴確認情報を生成することを特徴とする。
【0018】
この請求項の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、デジタルデータの配信時刻情報を含む配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成するので、視聴管理手段は、視聴確認情報に基づいて配信時刻を特定することができる。
【0023】
また、請求項にかかる発明は、請求項1または2に記載の情報編集装置であって、複数の前記変換規則を保持する変換規則保持手段をさらに備え、前記視聴確認情報生成手段は、前記変換規則保持手段に保持されている複数の前記変換規則から所定の変換規則を選択し、選択した前記変換規則を利用して前記視聴確認情報を生成することを特徴とする。
【0024】
この請求項の発明によれば、変換規則保持手段は複数の変換規則を保持しており、その中の一の変換規則により視聴確認情報が生成されるので、視聴者に変換規則を特定されるのを避けることができる。
【0025】
また、請求項にかかる発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の情報編集装置であって、前記視聴確認情報付与手段は、前記デジタルデータの複数の位置それぞれに異なる複数の前記視聴確認情報を付与することを特徴とする。
【0026】
この請求項の発明によれば、視聴確認情報付与手段は、デジタルデータの複数の位置に視聴確認情報を付与するので、視聴者が、一の視聴確認情報を発見したところで、デジタルデータの視聴を中断した場合に、当該視聴者が実際には、デジタルデータの全てを視聴していないのに、全てを視聴したと判断するのを避けることができる。すなわち、デジタルデータの全てを視聴した視聴者を正確に把握することができる。
【0027】
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載の情報編集装置であって、前記視聴管理手段は、前記デジタルデータに付与された複数の前記視聴確認情報の全てを前記視聴確認情報取得手段が取得した場合に、前記視聴者が前記デジタルデータを視聴したと判断することを特徴とする。
【0028】
この請求項の発明によれば、視聴管理手段は、複数の視聴確認情報の全てを視聴情報確認情報取得手段が取得した場合に、視聴者がデジタルデータを視聴したと判断する。従って、デジタルデータの途中で一の視聴確認情報を発見したところで、視聴を中断した場合に、当該視聴者が実際には、デジタルデータの全てを視聴していないのに、全てを視聴したと判断するのを避けることができる。すなわち、デジタルデータの全てを視聴した視聴者を正確に把握することができる。
【0029】
また、請求項6にかかる発明は、動画データ又は音声データのうち少なくともいずれか一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置で実行される情報編集方法であって、前記情報編集装置は、配信手段と、付与位置決定手段と、視聴確認情報生成手段と、視聴確認情報付与手段と、視聴確認情報取得手段と、配信関連情報取得手段とを備え、前記配信手段が、前記デジタルデータを、視聴者の端末に配信する配信ステップと、前記付与位置決定手段が、前記デジタルデータを配信する毎に、前記視聴者が視聴したことを示す視聴確認情報の、前記デジタルデータにおける付与位置を決定する付与位置決定ステップと、前記視聴確認情報生成手段が、前記デジタルデータを配信する毎に、前記デジタルデータの配信に関連する配信関連情報を予め定められた変換規則で変換して、前記デジタルデータに付与すべき前記視聴確認情報を生成する視聴確認情報生成ステップと、前記視聴確認情報付与手段が、前記付与位置決定ステップにおいて決定した前記付与位置に、前記視聴確認情報生成ステップで生成した前記視聴確認情報を付与する視聴確認情報付与ステップと、前記視聴確認情報取得手段が、前記配信ステップで配信した前記デジタルデータに付与された前記視聴確認情報を前記視聴者の端末から取得する視聴確認情報取得ステップと、前記配信関連情報取得手段が、前記視聴確認情報取得ステップで取得した前記視聴確認情報に含まれている配信情報を、前記変換規則で逆変換して、前記配信関連情報を得る配信関連情報取得ステップと、を有することを特徴とする。
【0030】
この請求項の発明によれば、デジタルデータを配信する毎に異なる付与位置を決定するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、いずれの位置に視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、視聴確認情報が付与された部分のみ確認するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができる。
また、この請求項6の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、デジタルデータを配信する毎に異なる視聴確認情報を生成するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、どのような視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、デジタルデータを視聴することなく、視聴確認情報を特定するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができる。
また、この請求項6の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成するので、視聴管理手段は、視聴確認情報に基づいて、視聴者が視聴したデジタルデータの配信関連情報を特定することができる。
また、この請求項6の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、変換規則に従って配信関連情報を変換するので、配信関連情報から自動的に視聴確認情報を生成することができる。
また、この請求項6の発明によれば、逆変換手段は、視聴確認情報から配信関連情報に逆変換することができるので、視聴確認情報管理手段は視聴確認情報から配信関連情報を取得することができる。
【0031】
また、請求項7にかかる発明は、動画データ又は音声データのうち少なくともいずれか一方を含むデジタルデータを編集する情報編集処理をコンピュータに実行させるための情報編集プログラムであって、記デジタルデータを、視聴者の端末に配信する配信ステップと、記デジタルデータを配信する毎に、前記視聴者が視聴したことを示す視聴確認情報の、前記デジタルデータにおける付与位置を決定する付与位置決定ステップと、記デジタルデータを配信する毎に、前記デジタルデータの配信に関連する配信関連情報を予め定められた変換規則で変換して、前記デジタルデータに付与すべき前記視聴確認情報を生成する視聴確認情報生成ステップと、記付与位置決定ステップにおいて決定した前記付与位置に、前記視聴確認情報生成ステップで生成した前記視聴確認情報を付与する視聴確認情報付与ステップと、記配信ステップで配信した前記デジタルデータに付与された前記視聴確認情報を前記視聴者の端末から取得する視聴確認情報取得ステップと、記視聴確認情報取得ステップで取得した前記視聴確認情報に含まれている配信情報を、前記変換規則で逆変換して、前記配信関連情報を得る配信関連情報取得ステップと、を前記コンピュータに実行させる。
【0032】
この請求項の発明によれば、デジタルデータを配信する毎に異なる付与位置を決定するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、いずれの位置に視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、視聴確認情報が付与された部分のみ確認するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができる。
また、この請求項7の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、デジタルデータを配信する毎に異なる視聴確認情報を生成するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、どのような視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、デジタルデータを視聴することなく、視聴確認情報を特定するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができる。
また、この請求項7の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成するので、視聴管理手段は、視聴確認情報に基づいて、視聴者が視聴したデジタルデータの配信関連情報を特定することができる。
また、この請求項7の発明によれば、視聴確認情報生成手段は、変換規則に従って配信関連情報を変換するので、配信関連情報から自動的に視聴確認情報を生成することができる。
また、この請求項7の発明によれば、逆変換手段は、視聴確認情報から配信関連情報に逆変換することができるので、視聴確認情報管理手段は視聴確認情報から配信関連情報を取得することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0034】
図1は、この発明の実施の形態である情報編集装置10の機能構成を示すブロック図である。情報編集装置10は、情報編集処理部100と、配信データDB130と、視聴者DB140とを備えている。
【0035】
配信データDB130は、視聴者に配信する配信データを格納している。視聴者DB140は、配信データの配信先の視聴者に関連する情報を格納している。
【0036】
情報編集処理部100は、送受信部102と、変換規則保持部104と、視聴確認情報生成部106と、タイマ部108と、付与位置決定部110と、視聴確認情報付与部112と、配信関連情報取得部122と、視聴管理部124とを備えている。
【0037】
タイマ部108は、日時をカウントする。変換規則保持部104は、配信データに付与すべき確認情報を変換するための変換規則を保持している。変換規則保持部104は、複数の変換規則を保持している。ここで、変換規則とは、所定のデータを、当該データを認識不可能な他のデータに変化するための規則である。変換規則については後述する。
【0038】
視聴確認情報生成部106は、当該配信データに付与すべき視聴確認情報を生成する。ここで、視聴確認情報とは、視聴者が当該配信データを視聴したことを示す情報である。視聴確認情報生成部106は、配信データの配信先の視聴者に関連する情報や、配信データに関連する情報など、配信データの配信に関連する配信関連情報に基づいて、視聴確認情報を生成する。また、視聴確認情報を生成する際に、変換規則保持部104が保持する複数の変換規則のうち一の変換規則を利用する。なお、変換に係る詳細な処理方法については、後述する。
【0039】
付与位置決定部110は、視聴確認情報生成部106が生成した視聴確認情報を付与すべき付与位置を決定する。配信データは、視聴確認情報が付与された状態で視聴者に配信される。付与位置とは、配信データにおける視聴確認情報が付与されるべき位置のことである。付与位置決定部110は、予め定められた規則に従って付与位置を決定する。
【0040】
視聴確認情報付与部112は、視聴確認情報生成部106が生成した視聴確認情報を、付与位置決定部110が決定した付与位置に付与する。
【0041】
ここで、図2を参照しつつ、付与位置について説明する。図2は、配信データ600を模式的に示している。図2に示す横軸は時間軸である。このように、配信データ600は時間軸に沿って複数のフレームが連続して再生されるデジタルデータである。本実施の形態では、付与位置とは、複数のフレームのうち1のフレームのことである。各フレームには、先頭から順番に連続したフレーム番号が対応付けられており、このフレーム番号により付与位置を特定することができる。図2においては、フレーム番号10000が付与位置として決定されている。
【0042】
再び説明を図1に戻す。送受信部102は、ネットワークを通じて、視聴者の所有するPCとデータを送受信する。例えば、視聴確認情報付与部112が視聴確認情報を付与した配信データを視聴者のPCに送信する。また、配信データの視聴を完了した視聴者から、視聴完了した旨を示す視聴確認情報を受信する。
【0043】
配信関連情報取得部122は、送受信部102を介して、視聴確認情報が付与された配信データの配信先の視聴者から、当該配信データに付与された視聴確認情報を取得する。配信関連情報取得部122は、取得した視聴確認情報を変換規則に従って逆変換し、変換規則による変換前の配信関連情報を得る。
【0044】
視聴管理部124は、配信関連情報取得部122から取得した配信関連情報に基づいて、いずれの視聴者がいずれのデジタルデータを取得したかなど、配信データの視聴状況を管理する。視聴管理部124は、また配信データの視聴状況に基づいて、視聴者DB140に格納されている各視聴者の視聴者データを更新する。
【0045】
ここで、本実施の形態にかかる送受信部102は、本発明の配信手段および視聴確認情報取得手段を構成する。また、本実施の形態にかかる配信データは、本発明のデジタルデータに相当する。
【0046】
図3は、図1において説明した配信データDB130のデータ構成を示している。配信データDB130は、配信データを識別する配信データIDと、配信データとを対応付けて格納している。このように、配信データは、配信データIDに対応付けられているので、配信データIDから配信データを識別することが可能である。
【0047】
図4は、図1において説明した視聴者DB140のデータ構成を示している。視聴者DB140は、配信データの配信先として登録された視聴者を識別する視聴者IDに対応付けて、各視聴者に既に配信した配信データの配信データIDと、当該配信データを視聴者が視聴した視聴日時等を格納している。視聴者DB140はさらに、視聴者IDに対応付けて、視聴者の氏名、住所、会社における部署名など視聴者に関する視聴者関連情報を格納してもよい。
【0048】
図5は、本実施の形態における情報編集処理部100の情報編集処理を説明するための図である。情報編集処理部100は、まず、視聴者のPCから送受信部102を介して配信データを配信することを要求する配信要求を受信する(ステップS200)。ここで、配信要求には、配信データIDが含まれている。
【0049】
次に、視聴確認情報生成部106は、送受信部102が取得した配信要求から、配信先の視聴者IDを取得する(ステップS204)。次に、視聴確認情報生成部106は、送受信部102が配信要求を取得したときに、タイマ部108がカウントした日時、すなわち配信日時を取得する(ステップS206)。
【0050】
次に、視聴確認情報生成部106は、配信関連情報を生成する。そして、配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成する(ステップS208)。ここで、配信関連情報は、配信日時、配信データID、および視聴者IDを含む情報である。視聴確認情報生成部106は、視聴者確認情報を生成する際に、変換規則保持部104に保持される複数の変換規則から一の変換規則を選択し、選択した変換規則により、配信関連情報を変換することにより、閲覧確認情報を得る。
【0051】
ここで、図6および図7を参照しつつ、配信関連情報から閲覧確認情報に変換する方法について説明する。図6は、変換規則保持部104が保持する一の変換規則を示している。このように、変換規則は、アルファベットと2桁の数字の対応テーブルで表されている。なお、アルファベットは、大文字と小文字とが識別されるので、全部で52種類ある。これに対して、2桁の数字は、100通りある。そこで、これらを1対1に対応させるために、アルファベットについては、例えば「K」と「+K」のように、特殊記号「+」の有無により異なる文字として識別することにする。小文字についても同様に定義する。これにより、アルファベットは、全部で104通りとなり、アルファベットと2桁の数字とを1対1に対応させることができる。
【0052】
一方、図7(A)は、配信関連情報を示している。本実施の形態に係る配信関連情報は、配信要求を取得した日時、視聴者IDおよび配信データIDをこの順番に配列した情報である。このように、アルファベットと数字とで構成された配信関連情報を、図6に示すテーブルで表される変換規則により、閲覧確認情報に変換することができる。図7(B)の下段は、変換規則により変換された後の配信関連情報、すなわち閲覧確認情報である。
【0053】
このように、1対1に対応する変換テーブルで表された変換規則に基づいて変換するので、逆変換が可能であり、逆変換することにより、元の配信関連情報を得ることも可能である。
【0054】
本実施の形態における変換規則は、このように変換テーブルにより表されている。他の例としては、変換式であってもよい。
【0055】
さらに、いずれの変換規則により変換したかを判別するために、例えば、配信関連情報を変換することにより得られた閲覧確認情報の所定の位置に変換規則を識別する変換規則IDを挿入する。本実施の形態においては、3文字目と4文字目の間に変換規則IDを挿入する。例えば、変換規則IDが「6」、閲覧確認情報が図7に示した「ABC02434055DX02F+K」である場合には、3文字目の「C」と4文字目の「0」の間に「6」を挿入する。これにより、「ABC602434055DX02F+K」となる。このように、予め定められた位置に変換規則IDを挿入しておくことにより、利用者から返信された閲覧確認情報を逆変換するときに利用すべき変換規則を特定することができる。
【0056】
配信関連情報は、配信要求を取得した時刻により異なる値となるので、配信要求を取得する毎に異なる配信関連情報から、異なる閲覧確認情報を生成することができる。すなわち、配信要求を受信する毎に異なる閲覧確認情報を生成するので、視聴者が、閲覧確認情報を見ることなく、当該閲覧確認情報を特定してしまうのを避けることができる。
【0057】
なお、本実施の形態においては、配信要求を受信する毎に閲覧確認情報を生成するが、配信要求を受信する毎に配信データを配信するので、配信要求を受信する毎とは、配信データを配信する毎というのと実質的には同一である。
【0058】
次に、付与位置決定部110は、予め定められた規則に従って、閲覧確認情報付与位置を決定する(ステップS210)。
【0059】
具体的には、配信時刻に対して所定の演算を施した結果得られる数字に対応するフレームを、閲覧確認情報付与位置として決定する。なお、配信要求を受信する毎に異なる閲覧確認情報付与位置を決定できれば良く、その方法は本実施の形態に限定されるものではない。
【0060】
このように、付与位置決定部110は、配信要求を受信する毎に、異なる位置を閲覧確認情報付与位置として決定するので、視聴者が閲覧確認情報が付与されている位置を、配信データを視聴する前に特定するのを避けることができる。
【0061】
次に、視聴確認情報付与部112は、視聴確認情報生成部106が生成した視聴確認情報を、付与位置決定部110が決定した付与位置に付与する(ステップS212)。そして、送受信部102は、視聴確認情報が付与された配信データを、配信要求の送信元である、視聴者のPCに配信する(ステップS214)。以上で、情報編集処理部100の配信データを配信するときの処理が完了する。
【0062】
図8は、送受信部102が配信する配信データ付与された閲覧確認情報に関する記述を示している。行150の記述により、入力された文字列からパスワードが生成される。そして、そのパスワードをStringとして返す処理が実行される。
【0063】
図9は、図8の記述により視聴者のPCに表示される表示画面を示している。視聴者は、配信データの途中において、このように、パスワードを確認することができる。ただし、配信データのいずれの位置にパスワードが表示されているかは、配信データを実際に視聴しなければ知ることができない。
【0064】
図10は、配信データを送信した視聴者のPCから閲覧確認情報を受信した場合の情報編集処理部100の処理を示すフローチャートである。閲覧確認情報を受信すると(ステップS300,Yes)、配信関連情報取得部122は、閲覧確認情報から変換規則を特定する。そして、特定した変換規則により逆変換することにより、閲覧確認情報から元の配信関連情報を取得する(ステップS302)。視聴管理部124は、配信関連情報取得部122から配信関連情報を受け取り、これによりいずれの視聴者がいずれの配信データの視聴を完了したかを確認する(ステップS304)。そして、視聴管理部124は、視聴者DB140を更新する。具体的には、配信関連情報が示す視聴者に対応する視聴済み配信データIDおよび視聴日時を追加する。以上で、閲覧確認情報を受信した場合の処理が完了する。
【0065】
図11は、実施の形態1にかかる情報編集装置10のハードウェア構成を示す図である。情報編集装置10は、ハードウェア構成として、図1を参照しつつ説明した情報編集処理部100における情報編集処理を行う情報編集プログラムなどが格納されているROM52、ROM52内のプログラムに従って情報編集装置10の各部を制御し、情報編集処理等を実行するCPU51、ワークエリアが形成され、情報編集装置10の制御に必要な種々のデータが記憶されているRAM53、ネットワークに接続して、通信を行う通信I/F57、および各部を接続するバス62、データベース130,140を制御するデータベース(DB)制御ユニット58を備えている。
【0066】
先に述べた情報編集処理部100における情報編集処理を実行する情報編集プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(R)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0067】
また、本実施形態の情報編集プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
【0068】
この場合には、情報編集プログラムは、情報編集装置10において上記記録媒体から読み出して実行することにより主記憶装置上にロードされ、上記ソフトウェア構成で説明した各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0069】
以下、本実施の形態における配信データDB130に格納されている配信データを生成する処理を行う情報生成装置について説明する。図12は、配信データDB130に格納されている配信データを生成する情報生成装置5を含む情報処理システム1の全体構成を示している。
【0070】
情報処理システム1は、プレゼンテーション資料31を格納するプレゼンテーション装置2と、このプレゼンテーション装置2と接続し、プレゼンテーション資料31を表示するプロジェクター等の投影機3と、投影機3により投影された画像を表示する表示画面30と、プレゼンテーションの状況を音声と共に動画撮影する音声取り込み機能付きのDVカメラ4と、DVカメラ4が取り込んだ音声を含む動画情報(以下単に「動画情報」と称す)を編集する情報生成装置5とを備えている。なお、ここで、動画情報は、本発明のデジタルデータに相当する。
【0071】
DVカメラ4と情報生成装置5は、例えば、IEEE1394などのインターフェイスで接続されている。また、プレゼンテーション装置2と情報生成装置5は、IEEE802.11bなどの通信インターフェイスで接続されている。無線通信環境がない場合は、通常のイーサネット(R)によるピア・ツー・ピア接続であってもよい。
【0072】
プレゼンテーション装置2は、単にプレゼンテーション資料31を格納しており、投影機3と通信可能であればよく、例えば、プレゼンターの所有するPCであってもよい。
【0073】
編集者は、プレゼンターがプレゼンテーション資料31を表示画面30に表示させながらプレゼンテーションを行っている様子を、DVカメラ4を用いて撮影する。ここで、編集者とは、情報処理システム1を利用して動画を編集する者のことである。
【0074】
撮影が終了すると、情報生成装置5は、プレゼンテーション装置2からプレゼンテーション資料31を取得し、さらに、DVカメラ4からプレゼンテーションの様子を示す動画情報を取得する。そして、情報生成装置5は、動画情報を編集する。すなわち、動画情報にプレゼンテーション資料31を対応付けた情報ファイルを生成する。
【0075】
図13は、本実施の形態にかかる情報処理システム1に特徴的な処理を行う情報生成装置5の情報編集部35と、プレゼンテーション装置2のイベント処理部32の機能構成を示すブロック図である。
【0076】
イベント処理部32は、プレゼンテーション装置2に接続されたキーボード21やマウス15からの入力により、プレゼンテーションに関するイベントを示すイベント情報を取得するイベントキャプチャ部33と、イベントキャプチャ部33が取得したイベント情報を記録するイベント記録部34と、イベント情報およびプレゼンテーション資料31を情報生成装置5に送信する送信部44とを有している。
【0077】
また、情報処編集部35は、送信部44からイベント情報およびプレゼンテーション資料31を受け取る受信部36と、受信部36が受け取ったイベント情報を制御するイベント情報制御部37と、イベント情報を記録するイベント記録部38と、イベント記録部38からイベント情報を取得し、イベント情報の内容を解釈するイベント情報解釈部42と、イベント情報解釈部42によって解釈されたイベント情報に基づいて動画情報を編集し、情報ファイルを生成する情報ファイル生成部43と、利用者等からの指示を受け付ける指示受付部54と、情報ファイル生成部43が生成した情報ファイルを外部に出力する出力部50と、DVカメラ4が取り込んだ動画情報をキャプチャする動画情報キャプチャ部40と、動画情報を管理する動画情報管理部41と、DVカメラ4を制御する撮影機器制御部39とを有している。
【0078】
ここで、図14を参照しつつ、プレゼンテーション資料31について説明する。プレゼンテーション資料31は、プレゼンテーションの際に表示画面30に表示すべき画面画像310,312,314,316,318,320を含んでいる。各画面画像310,312,314,316,318,320には、ページ番号が対応付けられており、ページ番号順に表示される。すなわち、プレゼンテーション資料31を構成する画面画像は、当該プレゼンテーション資料31の作成者が定めた順番に配列されている。図14に示すプレゼンテーション資料31は、6ページ分の画面画像を含んでいる。これらは、プレゼンターからの指示により、1ページ、2ページ、・・・とページ順に表示される。なお、本実施の形態におけるプレゼンテーション資料31は、Microsoft(R)社製のPower Point(R)のファイルである。
【0079】
通常、プレゼンテーションにおいて、プレゼンターは、以下の操作を行う。
1.プレゼンテーション装置2の起動
2.プレゼンテーション・ソフトの起動
3.発表の開始
4.キーボード21又はマウス15の操作による、プレゼンテーション資料31のページめくり
5.発表の終了
6.プレゼンテーション・ソフトの終了
7.プレゼンテーション装置2の終了
ここで、ページめくりとは、表示画面30に表示させる、プレゼンテーション資料31を1ページから次のページすなわち2ページに切り替えることである。
【0080】
以上の操作は、いずれもマウス15またはキーボード21における所定の操作に対応付けられている。例えば、プレゼンテーション装置2の表示画面に表示されたプレゼンテーション・ソフトのアイコンをマウス15によりクリックする操作は、プレゼンテーション・ソフトの起動というイベントに対応付けられている。
【0081】
イベント記録部34は、このイベント情報のログを記録し、送信部44は通信インターフェイスを介して情報編集部35に送信する。
【0082】
撮影機器制御部39は、イベント情報に基づいてDVカメラ4を制御する。イベント記録部38は、イベント処理部32から受信したイベント情報のみならず、DVカメラ4の制御のイベント情報も記録する。
【0083】
例えば、プレゼンテーション・ソフトの起動というイベントが発生したときは、このイベント情報をイベント記録部38で記録する。さらに、撮影機器制御部39により、DVカメラ4からの動画情報取り込みを開始する。プレゼンテーション・ソフトが終了したときは、撮影機器制御部39は、DVカメラ4からの動画情報の取り込みを終了する。そして、イベント情報制御部37は、プレゼンテーション・ソフトの終了をイベントとするイベント情報をイベント記録部38に記録する。
【0084】
イベント情報解釈部42は、イベント情報の内容を解釈する。そして、情報ファイル生成部43は、イベント情報解釈部42によって解釈されたイベント情報の内容を参照し、プレゼンテーション資料31及び動画情報に基づいて情報ファイルを生成する。
【0085】
このように、情報編集部35は、DVカメラ4から取り込んだ動画情報中のイベントのイベント情報を動画情報とともに管理することができる。つまり、DVカメラ4で撮影され取り込まれた動画情報は、時間の推移を規定する時間情報を付されて保存される。また、記録されたイベント情報は、情報ファイル生成部43により、プレゼンテーション資料31とマージされ、内容記述言語(MPEG−7など)により管理される。
【0086】
図15は、イベント情報リスト340のデータ構成を模式的に示している。イベント情報リスト340には、イベント情報341,342,343・・・が、各イベントの発生した順番に配列されている。イベント情報には、発生したイベントの種類およびイベントが発生した日時が含まれている。例えばページ2が表示されると、「ページ2に切り替え」というイベント情報が記録される。これにより、各ページの表示を開始した表示開始時刻および表示を終了した終了時刻を認識することができる。
【0087】
図16は、図13において説明した、情報ファイル生成部43の詳細な機能構成を示す機能ブロック図である。情報ファイル生成部43は、区間決定部430と、区間調整部431と、同期部433と、目次項目抽出部434と、対応付部435と、同期調整部436と、目次項目抽出部437とを有する。
【0088】
区間決定部430は、DVカメラ4から取得した動画情報600を、プレゼンテーション装置2から取得したイベント情報700に基づいて、複数の区間に分割する。具体的には、区間決定部430は、ページめくりを示すイベント情報が示す時刻に録画されたフレーム位置を動画情報の区間の境界位置として決定する。すなわち、一のページが表示されている区間は、同一区間となり、ページが切り替わるタイミングが、区間の境界に対応する。
【0089】
区間調整部431は、区間決定部430が分割した区間の長さを調整する。具体的には、区間決定部430により決定された区間の長さが、予め定められた規定長に比べて短い場合に、この規定長よりも短い区間、すなわち規定長外区間を、当該規定長区間の直前または直後の区間に統合する。ここで、規定長は、変更可能である。例えば、指示受付部54を介して編集者等から指定された長さに定められてもよい。
【0090】
同期部433は、イベント情報に基づいて、動画情報600とプレゼンテーション資料31との同期を取る。すなわち、動画情報600の各区間を表示させるときに同時に表示させるべきプレゼンテーション資料31の一のページを、各区間に対応付ける。
【0091】
同期調整部436は、動画情報600の規定外区間に対して、同期部433が同期させたプレゼンテーション資料31のページにかえて、規定外区間の統合先の区間に同期されたページを同期させる。
【0092】
目次項目抽出部434は、プレゼンテーション資料31から、動画情報600の目次の項目となるべき文字情報を抽出する。対応付部435は、目次項目抽出部434が抽出した目次項目を、当該目次項目の抽出元である、プレゼンテーション資料31の各ページに対応付ける。目次項目抽出部437は、目次項目抽出部434が抽出した目次項目を削除する。
【0093】
図17は、情報編集部35が生成した情報ファイルを示している。情報ファイルは、動画情報600と、動画情報600の各区間610に対応付けられた複数の画面画像310,312・・・を有している。なお、動画情報600の各区間610は、複数のフレーム620を含んでいる。各区間610の長さは、イベント情報により決定される。このように、動画情報600は、プレゼンテーション資料31の各画面画像310,312・・・と対応付けられているので、動画情報600とプレゼンテーション資料31の各画面画像310,312・・・とを同期して表示させることができる。
【0094】
図18は、出力部50から出力された情報ファイルを示している。ここで、情報ファイルとは、本実施の形態にかかる配信データのことである。図18に示す表示部500には、動画情報600と、プレゼンテーション資料31のうち、表示部500に表示されている区間に同期されたページ330と、動画情報600の目次800とが表示されている。なお、目次800と動画情報600とはリンクしており、例えば、目次800中の「テーマ1:製造業の空洞化」という項目が選択されると、そのとき表示されている動画の区間にかかわらず、動画情報600の区間1が再生される。なお、区間1とは、映像中に含まれる表示画面30にテーマ1が表示されている区間である。このように、目次を選択することにより、利用者の所望の区間を表示させることができる。
【0095】
なお、本実施の形態においては、情報ファイル生成部43は、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)を利用して情報ファイルを生成する。ここで、SMILとは、動画、静止画、音声、音楽、文字など様々な形式のデータの再生を制御して同期させる言語のことであり、XMLで記述されている。SMILを用いることにより、表示画面における表示位置、表示させるタイミング、表示させる時間などを指定することができる。
【0096】
以下、図19を参照しつつ、情報編集部35が情報ファイルを作成するときの情報編集処理について説明する。まず、区間決定部430は、DVカメラ4から取得した動画情報600を、プレゼンテーション装置2から取得したイベント情報700に基づいて複数の区間に分割する(ステップS400)。具体的には、「発生日時10時10分、イベント種類ページ2に切り替え」及び「発生日時10時16分、イベント種類ページ3に切り替え」を示す連続して記録された2つのイベント情報を取得した場合には、動画情報600のうち10時10分から10時16分の間に録画された区間はページ2に対応する区間と決定される。すなわち、10時10分および10時16分の位置を境界位置とする区間に分割する。
【0097】
次に、区間調整部431は、区間決定部430によって決定された各区間の長さを、予め定められた規定長と比較する。そして、規定長に比べて短い区間、すなわち規定長外区間があった場合(ステップS402,Yes)、規定長外区間を調整する(ステップS404)。
【0098】
ここで、図20を参照しつつ、区間調整部431が規定長外区間を調整する方法について説明する。図20は、動画情報600を時間軸に沿って模式的に示している。例えば、「テーマ1」の区間は、動画情報600のうち、動画情報600に映像として含まれている表示画面30に「テーマ1」の表題のページ、すなわち1ページが表示されている区間を示している。このように、各区間は、表示画面30に表示された画面画像の切り替りを境界として定められている。
【0099】
また、t1は、「テーマ1」に対応する区間を再生するのに要する再生時間である。すなわち、t1は、テーマ1のページであるページ1の表示終了時刻と開始時刻の差分値である。ここで、先に述べた規定長は、tsで示される。すなわち、規定長は再生時間の単位で定められている。
【0100】
区間の長さtx(x=1〜6)の各々について規定長tsと比較し、規定長tsに比べて短い区間は、規定長tsよりも長い他の区間に統合する。例えば、図20(A)に示す「テーマ4」を表示する区間の長さt4および「テーマ5」の区間の長さt5は規定長に比べて短い。従って、「テーマ4」の区間および「テーマ5」の区間は、規定外区間と判断される。この場合、図20(B)に示すように、規定外区間は、その直後の区間に統合される。すなわち、「テーマ5」の区間は、「テーマ6」の区間に統合される。また、「テーマ4」の直後の区間、すなわち「テーマ5」の区間は規定外区間であるので、「テーマ4」の区間は、さらにその直後の区間、すなわち「テーマ6」の区間に統合される。すなわち、「テーマ4」の区間、「テーマ5」の区間、および「テーマ6」の区間が1つの区間に統合され、いずれも区間4に含まれることになる。
【0101】
プレゼンテーションにおいては、時間の都合上、途中のページの説明を省略する場合がある。図20の「テーマ4」の区間および「テーマ5」の区間ように、その表示時間が短い場合、これらの画面画像は「テーマ6」を表示させるため表示されたに過ぎず、画面画像に対する説明は省略されていると推測される。このように、説明の対象となっていないと予想される、表示時間の短い画面画像に対応する区間を省略することで、より見やすい情報に編集することができる。
【0102】
プレゼンテーション資料31の途中の画面画像の説明を省略する場合、省略する画面画像を表示させている間、プレゼンターは、次に説明する画面画像に関する内容を意識している場合が多い。このため、表示画面30に省略された画面画像が表示されている間は、その次に説明の対象となるページにおいて説明すべき事項に関連する説明をしていると予想される。また、実際のプレゼンテーションにおいても、このようなケースが多い。そこで、本実施の形態においては、規定外区間は、便宜的にその直後の区間に含めることにした。これにより、内容的に統一された区間を1つの区間とすることができる。
【0103】
説明を図19に戻す。動画情報が複数の区間に分割されると、次に、同期部433は、イベント情報700に基づいて、動画情報600とプレゼンテーション資料31とを同期させる(ステップS406)。次に、目次項目抽出部434は、プレゼンテーション資料31から動画情報600の目次として文字情報を抽出する(ステップS408)。具体的には、プレゼンテーション資料31の各画面画像は、タイトル属性が付与された文字情報を含んでおり、目次項目抽出部434は、タイトル属性に対応付けられた文字情報を抽出する。目次項目抽出部434は、プレゼンテーション資料31に含まれるすべてのページの画面画像から文字情報を抽出する。なお、本実施の形態においては、各画面画像における「テーマ・・・」という文字情報が、タイトル属性として記述されている。
【0104】
次に、目次項目抽出部434は、抽出いた目次項目を含む目次を生成する(ステップS409)。次に、対応付部435は、目次項目抽出部434が抽出した文字情報、すなわち目次項目を、当該目次項目を抽出した画面画像に対応付ける(ステップS410)。画面画像は、動画情報600の各区間に対応付けられている。従って、各目次項目は、画面画像を介して動画情報600の各区間に対応付けられる。
【0105】
ステップS402,ステップS404において、区間を統合した場合には(ステップS412,Yes)、同期調整部436は、動画情報600とプレゼンテーション資料31の同期を調整する(ステップS414)。
【0106】
ここで、図21を参照しつつ同期調整部436が同期を調整する方法について説明する。図21に示すように、動画情報600の各区間と、当該区間と同時に表示すべきプレゼンテーション資料31の各ページは同期している。規定外区間である「テーマ4」の区間および「テーマ5」の区間には、それぞれプレゼンテーション資料31のうち「テーマ4」を示す4ページと5ページが同期している。この場合、同期調整部436は、「テーマ4」の区間および「テーマ5」の区間を含む区間4全体に対してプレゼンテーション資料31の6ページを同期させる。すなわち、同期調整部436は、「テーマ4」の区間に対して、4ページにかえて6ページを同期させ、かつ「テーマ5」の区間に対して、5ページにかえて6ページを同期させる。
【0107】
規定外区間において表示画面30に表示される画面画像は、該当するページにおいて、その説明が省略されており、表示させる必要がない場合が多い。また、先に説明したように、これらの画面画像を表示しているとき、プレゼンターはその後に表示する画面画像に関する内容について説明している場合が多い。このため、同期部433によって同期された画面画像を同期させるよりも、その後に表示するページを同期したほうが、利用者は内容を理解しやすい。
【0108】
再び、図19を参照しつつ情報編集処理について説明する。同期調整が完了すると、次に、目次項目抽出部437は規定外区間に対応する目次項目を削除する。図22は、図21に示す動画情報600の目次項目を示している。図22(A)は削除前の目次項目を示している。図22(B)は削除後の目次項目を示している。図21に示すように、規定外区間である「テーマ4」の区間および「テーマ5」の区間は、いずれも「テーマ6」の区間に統合されている。そこで、これら3つの区間を含む区間4に対しては、統合先の区間に同期するページ6のページ属性を目次項目として抽出する。これにより、目次項目が無駄に多くなるのを避けることができる。以上の処理により、図19に示す動画情報600に対する情報編集処理が全て完了する。
【0109】
次に、プレゼンテーションにおいて、本来表示すべき順番と逆の順番でプレゼンテーション資料31の画面画像が表示された場合の情報編集部35の処理について、図23を参照しつつ説明する。図23に示す動画情報610には、プレゼンテーション資料31のページ順と逆の順番にページが表示される部分が含まれている。すなわち、動画情報に含まれる表示画面30は、「テーマ5」を表示したのちに、再度「テーマ4」の画面画像、「テーマ3」の画面画像、および「テーマ2」の画面画像の順に表示している。
【0110】
なお、情報編集装置35は、ページの切り替えをイベント種類として含むイベント情報に基づいて、ページ順と逆の順番に表示されていることを認識することができる。
【0111】
プレゼンテーションにおいては、既に説明した内容を、再び関連する画面画像を再度表示させて説明する場合がある。このような場合には、プレゼンターは、ユーザインターフェースを用いて操作することにより。図23に示すように順にページを戻していく。この場合も情報編集部35は、図19から図22を参照しつつ説明した情報編集処理によって、規定長外区間を、当該規定長外区間の直後の区間に統合する。具体的には、図23に示すテーマ5の区間に続いて順に表示されるテーマ4の区間およびテーマ3の区間が規定外区間である場合には、「テーマ4」の区間および「テーマ3」の区間を「テーマ2」の区間に統合する。
【0112】
その一方で、ページ順に「テーマ1」の区間から「テーマ5」の区間の間に含まれる規定外区間である「テーマ4」の区間に対しては、直後の区間に含める処理を行わない。このように、一旦表示させたページを、再度ページを遡って表示させる場合に限り直後の区間に統合することとしてもよい。
【0113】
ページ順にプレゼンテーション資料31を表示させているときは、各ページについての説明を省略していても、聴講者の理解のためには画面画像の表示は残したほうがよい場合もある。このような場合には、本例のように、逆順にページが切り替る場合のみ規定外区間を統合することにより、より理解しやすい情報にすることができる。
【0114】
逆順にページが切り替る場合は、それ以前に既に、省略されたページについての説明がなされている場合が多い。従って、逆順にページが切り替る区間内の規定外区間を統合することにより、より適切な目次を生成することができる。
【0115】
情報生成装置5のハードウェア構成は、図11を参照しつつ説明した情報生成装置5のハードウェア構成と同様であるので、説明を省略する。また、プレゼンテーション装置2のハードウェア構成は、図11を参照しつつ説明した情報生成装置5のハードウェア構成と同様であるので、説明を省略する。
【0116】
また、情報編集プログラムと同様、情報生成プログラムおよびプレゼンテーション処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
【0117】
この場合には、情報編集プログラムおよびプレゼンテーション処理プログラムは、それぞれ報生成装置5およびプレゼンテーション装置2において上記記録媒体から読み出して実行することにより主記憶装置上にロードされ、上記ソフトウェア構成で説明した各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0118】
また、情報生成装置5のハードウェア構成は、図22にかかる情報編集装置10のハードウェア構成と同様であるので、説明を省略する。また、情報生成装置5における情報生成処理を実行する情報生成プログラムおよびプレゼンテーション装置2のプレゼンテーション処理プログラムは、情報編集プログラムと同様に、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(R)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0119】
また、情報生成プログラム、プレゼンテーション処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
【0120】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。
【0121】
そうした第1変更例としては、本実施の形態においては、1つの配信データに対して1つの閲覧確認情報を付与したが、これにかえて、1つの配信データに複数の閲覧確認情報を付与してもよい。この場合、視聴者には、いくつの閲覧確認情報が付与されているかも知ることができないこととする。そして、視聴管理部124は、配信データに付与した全ての閲覧確認情報を取得した場合に視聴者が配信データの視聴を完了したと判断する。これにより、視聴者が1つの閲覧確認情報を発見したところで閲覧を中断してしまうのを避けることができる。
【0122】
この場合、具体的には、1つの配信データに対していくつの閲覧確認情報を付与するかも配信毎にランダムに決定する。また、複数の閲覧確認情報は、例えば、日時およびユーザIDの順に配列された配信関連情報を変換規則により変換した情報と、日時および配信データIDの順に配列された配信関連情報を変換規則により変換した情報の2つの閲覧確認情報であってもよい。この場合、視聴確認情報付与部112は、生成した2つの閲覧確認情報に対して、変換規則IDに続き変換前の配信関連情報を識別するための配信関連情報IDとして「1」と「2」をそれぞれ挿入する。これにより、2つの配信関連情報を識別することができる。
【0123】
第2の変更例としては、本実施の形態においては、配信データを生成する情報生成装置5と配信データに視聴確認情報を付与する情報編集装置10とは、それぞれ独立した別体として設けられていたが、他の例としては、これらは一体に設けられていてもよい。この場合には、図13において説明した情報ファイル生成部43において生成された情報ファイルとしての配信データが、図1において説明した配信データDB130に格納される。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、デジタルデータを配信する毎に異なる付与位置を決定するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、いずれの位置に視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、視聴確認情報が付与された部分のみ確認するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項1にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、デジタルデータを配信する毎に異なる視聴確認情報を生成するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、どのような視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、デジタルデータを視聴することなく、視聴確認情報を特定するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項1にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成するので、視聴管理手段は、視聴確認情報に基づいて、視聴者が視聴したデジタルデータの配信関連情報を特定することができるという効果を奏する。
また、請求項1にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、変換規則に従って配信関連情報を変換するので、配信関連情報から自動的に視聴確認情報を生成することができるという効果を奏する。
また、請求項1にかかる発明によれば、逆変換手段は、視聴確認情報から配信関連情報に逆変換することができるので、視聴確認情報管理手段は視聴確認情報から配信関連情報を取得することができるという効果を奏する。
【0129】
また、請求項にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、デジタルデータの配信時刻情報を含む配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成するので、視聴管理手段は、視聴確認情報に基づいて配信時刻を特定することができるという効果を奏する。
【0132】
また、請求項にかかる発明によれば、変換規則保持手段は複数の変換規則を保持しており、その中の一の変換規則により視聴確認情報が生成されるので、視聴者に変換規則を特定されるのを避けることができるという効果を奏する。
【0133】
また、請求項にかかる発明によれば、視聴確認情報付与手段は、デジタルデータの複数の位置に視聴確認情報を付与するので、視聴者が、一の視聴確認情報を発見したところで、デジタルデータの視聴を中断した場合に、当該視聴者が実際には、デジタルデータの全てを視聴していないのに、全てを視聴したと判断するのを避けることができる。すなわち、デジタルデータの全てを視聴した視聴者を正確に把握することができるという効果を奏する。
【0134】
また、請求項にかかる発明によれば、視聴管理手段は、複数の視聴確認情報の全てを視聴情報確認情報取得手段が取得した場合に、視聴者がデジタルデータを視聴したと判断する。従って、デジタルデータの途中で一の視聴確認情報を発見したところで、視聴を中断した場合に、当該視聴者が実際には、デジタルデータの全てを視聴していないのに、全てを視聴したと判断するのを避けることができる。すなわち、デジタルデータの全てを視聴した視聴者を正確に把握することができるという効果を奏する。
【0135】
また、請求項にかかる発明によれば、デジタルデータを配信する毎に異なる付与位置を決定するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、いずれの位置に視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、視聴確認情報が付与された部分のみ確認するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、デジタルデータを配信する毎に異なる視聴確認情報を生成するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、どのような視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、デジタルデータを視聴することなく、視聴確認情報を特定するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成するので、視聴管理手段は、視聴確認情報に基づいて、視聴者が視聴したデジタルデータの配信関連情報を特定することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、変換規則に従って配信関連情報を変換するので、配信関連情報から自動的に視聴確認情報を生成することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、逆変換手段は、視聴確認情報から配信関連情報に逆変換することができるので、視聴確認情報管理手段は視聴確認情報から配信関連情報を取得することができるという効果を奏する。
【0136】
また、請求項にかかる発明によれば、デジタルデータを配信する毎に異なる付与位置を決定するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、いずれの位置に視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、視聴確認情報が付与された部分のみ確認するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、デジタルデータを配信する毎に異なる視聴確認情報を生成するので、視聴者が、同じデジタルデータを複数回視聴する場合であっても、どのような視聴確認情報が付与されているかを特定することができない。従って、視聴者が、デジタルデータを視聴することなく、視聴確認情報を特定するのを避けることができるので、実際にデジタルデータの全てを確認した視聴者を正確に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、配信関連情報に基づいて視聴確認情報を生成するので、視聴管理手段は、視聴確認情報に基づいて、視聴者が視聴したデジタルデータの配信関連情報を特定することができるという効果を奏する。
また、請求項1にかかる発明によれば、視聴確認情報生成手段は、変換規則に従って配信関連情報を変換するので、配信関連情報から自動的に視聴確認情報を生成することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、逆変換手段は、視聴確認情報から配信関連情報に逆変換することができるので、視聴確認情報管理手段は視聴確認情報から配信関連情報を取得することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる情報編集装置10の機能構成を示すブロック図である。
【図2】付与位置について説明するための図である。
【図3】図1において説明した配信データDB130のデータ構成を示す図である。
【図4】図1において説明した視聴者DB140のデータ構成を示す図である。
【図5】実施の形態1における情報編集装置10の情報編集処理を説明するための図である。
【図6】変換規則保持部104が保持する一の変換規則を示す図である。
【図7】変換規則による変換前後の配信関連情報を示す図である。
【図8】送受信部102が配信する配信データに付与された閲覧確認情報に関する記述を示す図である。
【図9】図8の記述により視聴者のPCに表示される表示画面を示す図である。
【図10】配信データを送信した視聴者のPCから閲覧確認情報を受信した場合の情報編集処理部100の処理を示すフローチャートである。
【図11】情報編集装置10のハードウェア構成を示す図である。
【図12】情報処理システム1の全体構成を示す図である。
【図13】情報生成装置5の情報編集部35と、プレゼンテーション装置2のイベント処理部32の機能構成を示すブロック図である。
【図14】プレゼンテーション資料31を模式的に示す図である。
【図15】イベント情報リスト340のデータ構成を模式的に示す図である。
【図16】情報ファイル生成部43の詳細な機能構成を示す機能ブロック図である。
【図17】情報編集部35が生成した情報ファイルを示す図である。
【図18】出力部50から出力された情報ファイルを示す図である。
【図19】情報編集部35が情報ファイルを作成するときの情報編集処理を示すフローチャートである。
【図20】動画情報600を時間軸に沿って模式的に示す図である。
【図21】同期調整部436による同期の調整方法を説明するための図である。
【図22】図21に示す動画情報600の目次を示す図である。
【図23】動画情報610を示す図である。
【符号の説明】
1 情報処理システム
2 プレゼンテーション装置
3 投影機
4 DVカメラ
5 情報生成装置
10 情報編集装置
15 マウス
21 キーボード
30 表示画面
31 プレゼンテーション資料
32 イベント処理部
33 イベントキャプチャ部
34 イベント記録部
34 投影機
35 情報処理部
36 受信部
37 イベント情報制御部
38 イベント記録部
39 撮影機器制御部
40 動画情報キャプチャ部
41 動画情報管理部
42 イベント情報解釈部
43 情報ファイル生成部
44 送信部
50 出力部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
57 通信I/F
58 DB制御ユニット
62 バス
100 情報編集処理部
102 送受信部
104 変換規則保持部
106 視聴確認情報生成部
108 タイマ部
110 付与位置決定部
112 視聴確認情報付与部
122 配信関連情報取得部
124 視聴管理部
130 配信データDB
140 視聴者DB

Claims (7)

  1. 動画データ又は音声データのうち少なくともいずれか一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置であって、
    前記デジタルデータを、視聴者の端末に配信する配信手段と、
    前記配信手段が前記デジタルデータを配信する毎に、前記視聴者が視聴したことを示す視聴確認情報の、前記デジタルデータにおける付与位置を決定する付与位置決定手段と、
    前記配信手段が前記デジタルデータを配信する毎に、前記デジタルデータの配信に関連する配信関連情報を予め定められた変換規則で変換して、前記デジタルデータに付与すべき前記視聴確認情報を生成する視聴確認情報生成手段と、
    前記付与位置決定手段が決定した前記付与位置に、前記視聴確認情報生成手段が生成した前記視聴確認情報を付与する視聴確認情報付与手段と、
    前記配信手段が配信した前記デジタルデータに付与された前記視聴確認情報を前記視聴者の端末から取得する視聴確認情報取得手段と、
    前記視聴確認情報取得手段が取得した前記視聴確認情報に含まれている配信情報を、前記変換規則で逆変換して、前記配信関連情報を得る配信関連情報取得手段と、
    前記配信関連情報取得手段が取得した前記配信関連情報に基づいて、前記視聴者が前記デジタルデータを視聴したことを確認する視聴管理手段と、
    を備えたことを特徴とする情報編集装置。
  2. 前記視聴確認情報生成手段は、前記デジタルデータを配信する配信時刻を示す配信時刻情報を含む前記配信関連情報に基づいて、前記視聴確認情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報編集装置。
  3. 複数の前記変換規則を保持する変換規則保持手段をさらに備え、
    前記視聴確認情報生成手段は、前記変換規則保持手段に保持されている複数の前記変換規則から所定の変換規則を選択し、選択した前記変換規則を利用して前記視聴確認情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報編集装置。
  4. 前記視聴確認情報付与手段は、前記デジタルデータの複数の位置それぞれに異なる複数の前記視聴確認情報を付与することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報編集装置。
  5. 前記視聴管理手段は、前記デジタルデータに付与された複数の前記視聴確認情報の全てを前記視聴確認情報取得手段が取得した場合に、前記視聴者が前記デジタルデータを視聴したと判断することを特徴とする請求項4に記載の情報編集装置。
  6. 動画データ又は音声データのうち少なくともいずれか一方を含むデジタルデータを編集する情報編集装置で実行される情報編集方法であって、
    前記情報編集装置は、配信手段と、付与位置決定手段と、視聴確認情報生成手段と、視聴確認情報付与手段と、視聴確認情報取得手段と、配信関連情報取得手段とを備え、
    前記配信手段が、前記デジタルデータを、視聴者の端末に配信する配信ステップと、
    前記付与位置決定手段が、前記デジタルデータを配信する毎に、前記視聴者が視聴したことを示す視聴確認情報の、前記デジタルデータにおける付与位置を決定する付与位置決定ステップと、
    前記視聴確認情報生成手段が、前記デジタルデータを配信する毎に、前記デジタルデータの配信に関連する配信関連情報を予め定められた変換規則で変換して、前記デジタルデータに付与すべき前記視聴確認情報を生成する視聴確認情報生成ステップと、
    前記視聴確認情報付与手段が、前記付与位置決定ステップにおいて決定した前記付与位置に、前記視聴確認情報生成ステップで生成した前記視聴確認情報を付与する視聴確認情報付与ステップと、
    前記視聴確認情報取得手段が、前記配信ステップで配信した前記デジタルデータに付与された前記視聴確認情報を前記視聴者の端末から取得する視聴確認情報取得ステップと、
    前記配信関連情報取得手段が、前記視聴確認情報取得ステップで取得した前記視聴確認情報に含まれている配信情報を、前記変換規則で逆変換して、前記配信関連情報を得る配信関連情報取得ステップと、
    を有することを特徴とする情報編集方法。
  7. 動画データ又は音声データのうち少なくともいずれか一方を含むデジタルデータを編集する情報編集処理をコンピュータに実行させるための情報編集プログラムであって、
    記デジタルデータを、視聴者の端末に配信する配信ステップと、
    記デジタルデータを配信する毎に、前記視聴者が視聴したことを示す視聴確認情報の、前記デジタルデータにおける付与位置を決定する付与位置決定ステップと、
    記デジタルデータを配信する毎に、前記デジタルデータの配信に関連する配信関連情報を予め定められた変換規則で変換して、前記デジタルデータに付与すべき前記視聴確認情報を生成する視聴確認情報生成ステップと、
    記付与位置決定ステップにおいて決定した前記付与位置に、前記視聴確認情報生成ステップで生成した前記視聴確認情報を付与する視聴確認情報付与ステップと、
    記配信ステップで配信した前記デジタルデータに付与された前記視聴確認情報を前記視聴者の端末から取得する視聴確認情報取得ステップと、
    記視聴確認情報取得ステップで取得した前記視聴確認情報に含まれている配信情報を、前記変換規則で逆変換して、前記配信関連情報を得る配信関連情報取得ステップと、
    前記コンピュータに実行させるための情報編集プログラム。
JP2003074207A 2003-03-18 2003-03-18 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム Expired - Fee Related JP4330905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003074207A JP4330905B2 (ja) 2003-03-18 2003-03-18 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003074207A JP4330905B2 (ja) 2003-03-18 2003-03-18 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004279949A JP2004279949A (ja) 2004-10-07
JP4330905B2 true JP4330905B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=33289913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003074207A Expired - Fee Related JP4330905B2 (ja) 2003-03-18 2003-03-18 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4330905B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5480706B2 (ja) * 2010-04-19 2014-04-23 株式会社ビジネス・ブレークスルー 視聴覚端末、視聴覚認証システム及び制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004279949A (ja) 2004-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8363056B2 (en) Content generation system, content generation device, and content generation program
JP2008293219A (ja) コンテンツ管理システム、コンテンツ管理システムにおける情報処理装置、情報処理装置におけるリンク情報生成方法、情報処理装置におけるリンク情報生成プログラム、及びリンク情報生成プログラムを記録した記録媒体
JP2004207948A (ja) ビデオ閲覧システム
JP4737213B2 (ja) 情報処理装置
JP2010157961A (ja) 字幕作成システム及びプログラム
JP2002109099A (ja) 資料と映像・音声の記録システム、装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7844163B2 (en) Information editing device, information editing method, and computer product
US20200194036A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable medium
JP3663960B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP4686990B2 (ja) コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4129162B2 (ja) コンテンツ作成実演システム及びコンテンツ作成実演方法
JP4330905B2 (ja) 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム
JP4269980B2 (ja) コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4171316B2 (ja) 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム
JP4295532B2 (ja) 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム
JP2009058835A (ja) コンテンツ受信装置
JP6867541B1 (ja) 画像表示装置及びプログラム
WO2006030995A9 (en) Index-based authoring and editing system for video contents
KR102625045B1 (ko) 영상 편집 장치, 영상 편집 방법 및 컴퓨터 프로그램
JP2004287525A (ja) 情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラム
JP2004302681A (ja) 情報編集装置、情報編集方法、および情報編集プログラム
JP2005260512A (ja) コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4640564B2 (ja) コンテンツ配信システム
JP4171315B2 (ja) 情報編集装置、情報編集システム、情報編集方法、情報編集プログラム
JP2009060469A (ja) コンテンツ受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees