JP4330403B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、工具ストッカ及び工具マガジンを有し、複数種類の被加工物の加工に対応する工具を収納できる工作機械に関する。
自動車部品や機械部品などの加工分野では、1つの工作機械で寸法や形状が異なる多くの種類の被加工物を加工し、しかも、同一種類の被加工物の加工を連続して行った後に別の種類の被加工物の加工を連続して行うことが多い。
このような用途で使用する工作機械では、予め定められた被加工物の加工に使用する工具を工具マガジン内に予め収容しておき、被加工物の種類の切り替え毎に工具マガジン内に収容されている工具の差し替えを行う場合と、大形の工具マガジンを使用して、工具の差し替えなしに複数種類の被加工物に対処できるようにする場合とがある。
前者の場合には、作業者の手によって工具の差し替えを行うと、工具重量が大きい場合には、安全性に欠けると共に、工具差し替え間違いを起こしたり、工具差し替えに長い時間を要するという問題がある。この問題の解決のために、特許文献1は、複数の工具マガジンを設け、そのうちの1つの工具マガジンが主軸との間で工具をやり取りする工具授受位置にあるときに、工具ホルダ運搬装置によって他の工具マガジンと工具貯蔵マガジンとの間で工具ホルダの移動を行い、加工と並行して工具準備をする工作機械を提案している。
また、後者の場合には、多くの種類の工具を1つの工具マガジンに収容すると、使用済みの工具を主軸から工具マガジンの所定の位置に返却した後、次に必要な工具を所定の工具授受位置に移動させるのに長い時間を要し、主軸に装着させる工具を主軸が工具授受位置で待つ時間である工具待ち時間が生じることになり、1つの被加工物当たりの加工時間が長くなってしまうという問題が生じる。この問題の解決のために、特許文献2は、複数の種類の被加工物に共通して使用する共通工具グループと、各種類の被加工物毎に専用する専用工具グループとにそれぞれグループ分けして工具を工具マガジンに収容し、選択された種類の被加工物に対応する専用工具グループを工具マガジン内の共通工具の収容位置に隣接する位置に自動的に配置替えを行って、加工の際に工具マガジンによって工具を主軸との工具授受位置に割り出しするのに要する時間の短縮を図っている工具自動配置替え方法及び装置を提案している。
特開2002−178236号公報
特開2002−346867号公報
しかしながら、特許文献1に記載の工作機械では、複数の工具マガジンが独立して使用されるために、同一寸法のいわゆる同種工具が複数の工具マガジンに必要とされる場合が生じ得る。よって工具貯蔵マガジンには工具マガジンと同じ数だけ同種工具が収容されていなければならない。さらに、同一種類の被加工物を連続して加工する場合には、工具の差し替え時間そのものよりも、加工サイクルタイムが加工効率に与える影響が大きく、非加工時間である工具交換時の工具待ち時間を短縮することが重要となる。しかしながら、特許文献1に記載の工作機械では、工具マガジン内で必要な工具を工具授受位置に移動することにより生じる主軸の工具交換時の工具待ち時間を考慮して工具マガジン内に工具を配置しておらず、加工サイクルタイムの短縮を図ることはできないという問題があった。
また、特許文献2に記載の工具自動配置替え方法及び装置では、加工すべき被加工物に使用する専用工具のグループを他の専用工具のグループと入れ替えて共通工具のグループに隣接する位置に配置するが、共通工具及び専用工具がそれぞれ別個のグループとして纏まった状態で配置されるので、どうしても工具マガジンが大形化し、工具マガジンの重量が重くなり、工具マガジンの割り出し位置決め時間が長くなるという問題があった。
本発明は従来技術に存する上述の問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、工具マガジンと主軸との間の工具授受の際の工具待ち時間を短縮して、加工サイクルタイムを短くすることである。
前述の目的を達成するため、主軸に装着する工具を自動的に交換する工具交換装置を備えた工作機械において、複数種類の被加工物の加工に必要な複数の工具を収容する工具ストッカと、加工しようとする1つの種類の被加工物の加工に使用する工具のみを収容する工具マガジンと、前記工具ストッカと前記工具マガジンとの間で工具を移載する工具移載装置と、被加工物を第1の種類の被加工物から第2の種類の被加工物へ切り替えるときに、前記第1の種類の被加工物の加工と前記第2の種類の被加工物の加工とに共通して必要な共通工具を選択し、前記共通工具以外の工具を前記工具マガジンから前記工具ストッカに移載した後、前記工具マガジンに残留した前記共通工具を前記第2の種類の被加工物の加工時の工具使用順序に再配列し、前記第2の種類の被加工物の加工に必要な他の工具を前記工具ストッカから前記第2の種類の被加工物の加工時の工具使用順序で前記工具マガジンに移載、配列するように前記工具移載装置を制御する制御装置とを具備し、前記工具交換装置によって前記工具マガジンに収容された工具を順次主軸に装着して被加工物を加工する工作機械が提供される。
ここで、工具マガジンとは加工しようとする現被加工物を加工するのに必要な工具を収容する工具貯蔵装置であり、工具ストッカとは他の種類の被加工物を加工するのに必要な工具を収容する工具貯蔵装置である。
本発明の工作機械は、多数の種類の工具を収容している工具ストッカを備えているので、一台で多くの種類の被加工物の加工に対応することができる。また、本発明の工作機械は、工具ストッカと別に工具マガジンを備え、工具ストッカに収容された工具の中から加工しようとする被加工物の加工に使用する工具を選択してその選択された工具を工具マガジンに収容し、工具マガジンに収容された工具を用いて被加工物の加工を行う。したがって、加工時に選択対象となる工具の数が必要最小限となり、工具ストッカに収容された工具も用いて現被加工物を加工する場合と比較して、工具マガジンが主軸との間で工具の授受を行う工具授受位置に工具を割り出すまでの時間が短縮される。さらに、工具マガジン内における工具の配列は加工の際の工具の使用順序に従って定められているので、工具マガジン内に無秩序に工具が配列されている場合と比較して、工具マガジン内で工具を工具授受位置まで移動させる量が少なくなり、加工中の工具交換時間を短縮することが可能となる。加えて、工具マガジンと工具ストッカとに同じ工具が同時に存在する必要はないので、工具数も最小限に抑えることができる。
第1の種類の被加工物の加工と第2の種類の被加工物の加工とに共通して必要な共通工具をそのまま工具マガジンに残し、新たに必要となる工具のみを工具ストッカから補充すれば、第2の種類の被加工物に必要となる工具を工具マガジン内に配置するときに工具ストッカと工具マガジンとの間での工具の無駄なやりとりが回避され、工具マガジン内に収容すべき工具の準備に要する時間の短縮が図れる。
以上説明したように本発明によれば、多数の種類の加工物を加工するのに必要な工具を収容している工具ストッカと、工具ストッカに収容された工具の中から加工しようとする被加工物の加工に必要な工具として選択された工具を収容する工具マガジンとを備え、さらに、工具マガジン内の工具の配列が加工の際の工具の使用順序に従って定められるので、工作機械として多種類の被加工物に対応できるにも拘わらず、主軸の工具待ち時間を減少させ、加工中の工具交換時間の短縮を図ることができる。これにより、1つの被加工物の加工に要する加工時間である加工サイクルタイムの短縮を図ることができ、製造効率の向上を達成することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。
図1に示されているように、本発明の工作機械10は、被加工物A、B、C、Dを載置するためのテーブル12に対してX軸、Y軸及びZ軸方向に移動可能な主軸14と、複数種類の被加工物A、B、C、Dの加工に必要な複数種類の工具Tを収容する工具ストッカ16と、テーブル12上に載置された被加工物Aの加工に必要な工具Tを収容する工具マガジン18と、工具ストッカ16と主軸14との間及び工具マガジン18と主軸14との間の工具の授受、移載を制御する制御装置20とを備えている。
工具ストッカ16は、複数の工具収容グリッパ22を備え、工作機械10で加工される全ての種類の被加工物A、B、C、Dの加工に必要とされる多数の種類の工具Tがそれぞれ各工具収容グリッパ22に対応付けて収容されるようになっている。例えば、図2に示されているように、工作機械10により4つの種類の被加工物A、B、C、Dが加工され、それぞれの種類の被加工物A,B、C、Dの加工に工具リストL1、L2、L3、L4に記載されている工具Tが必要とされる場合、これらの工具Tを全て含む工具ストッカツールリストLSに記載の工具T全てがそれぞれの工具収容グリッパ22(S1、S2、・・・、Sn)と対応付けて工具ストッカ16内に収容される。工具Tの種類と工具収容グリッパ22(S1、S2、・・・、Sn)との対応付けは、例えば、作業者が各工具収容グリッパ22(S1、S2、・・・、Sn)に各種類の工具Tを収容した後に工具Tの種類と工具収容グリッパ22の識別子S1、S2、・・・、Snとを対応付けるように制御装置20に登録してもよく、特定の工具収容グリッパ22に予め対応付けられた種類の工具Tを収容するようにしてもよい。
主軸14と工具ストッカ16との工具Tの授受は、予め定められた工具授受位置(図1中の工具収容グリッパ22(S1)の位置)において行われる。このため、工具ストッカ16の工具収容グリッパ22は、例えば軌道24などに沿って、工具授受位置に対して相対移動できるようになっており、各工具収容グリッパ22(S1、S2、・・・、Sn)を工具授受位置に割り出し位置決めできる。工具ストッカ16の工具収容グリッパ用軌道24は、任意の形状とすることができるが、多数の工具Tを収容しながら設置スペースを小さくするために、本実施形態では図1に示されているように長円形を採用している。なお、予め定められた工具授受位置はS1に限らず、S2、S3等、主軸14が移動できる範囲内のいずれか1つ又はそれらすべての工具収容グリッパ22の位置で良い。
工具マガジン18も、工具ストッカ16と同様に、固有の識別子M1、M2、・・・、Mnを割り振られた複数の工具収容グリッパ26を備える。工具マガジン18内には、工具ストッカ16に収容されている工具Tの中から加工しようとしている被加工物Aの加工に必要な工具として選択された種類の工具Tが各工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)と対応付けて収容され、主軸14は、工具マガジン18内に収容された工具Tを用いて被加工物Aの加工を行う。例えば、図2に示されている被加工物Aの加工を行う場合、工具ストッカ16に収容されている工具Tの中から被加工物Aの加工に必要な工具Tとして選択された工具T(図2の工具リストL1に記載されている工具T)が工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)と対応付けて工具マガジン18に収容される。工具Tの種類と工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)との対応付けは、加工すべき被加工物Aの加工に先立って後述する工具移載手段により選択された工具Tを工具ストッカ16から工具マガジン18に移載する際に、制御装置20の指令に従って指定された種類の工具Tを指定された工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)に収容することによって行われる。
主軸14と工具マガジン18との工具Tの授受は、予め定められた工具授受位置(図1中の工具収容グリッパ26(M1)の位置)において行われる。したがって、工具マガジン18の工具収容グリッパ26も工具授受位置に対して相対的に移動できるようになっている必要がある。その上、工具マガジン18と主軸14との間では加工中に順次工具交換が行われることから、工具マガジン18の工具収容グリッパ26の移動は頻繁に行われる。このため、工具マガジン18における工具収容グリッパ26の移動機構は単純であることが好ましく、図1に示されている工具マガジン18では、円盤状支持部材28の外周に沿って複数の工具収容グリッパ26が支持されており、円盤状支持部材28を回転させることによって、工具収容グリッパ26を工具授受位置に対して相対移動させ、工具収容グリッパ26を工具授受位置に割り出し位置決めできるようになっている。
制御装置20は、主軸14の動作並びに工具ストッカ16及び工具マガジン18の工具収容グリッパ22、26の移動を制御して、主軸14と工具ストッカ16又は工具マガジン18との間で工具Tの授受を行う。工具ストッカ16又は工具マガジン18に収容されている工具Tを主軸14に装着する場合には、制御装置20からの指令に従って、所望される工具Tを収容する工具収容グリッパ22、26を工具ストッカ16又は工具マガジン18の所定の工具授受位置(図1中の工具収容グリッパ22(S1)又は26(M1)の位置)まで移動させた後、工具Tの中心軸線と主軸14の回転軸線とが一致するように工具授受位置にある工具収容グリッパ22、26に収容されている工具Tの背後に主軸14を移動させ、主軸14を工具Tに向かって前進移動させることによって、工具収容グリッパ22、26から直接的に工具Tを主軸14に装着させる。同様に、主軸14に装着されている工具Tを工具ストッカ16又は工具マガジン18に収容させる場合には、制御装置20からの指令に従って、当該工具Tが収容されるべき工具収容グリッパ22、26を工具授受位置(図1中の工具グリッパ22(S1)又は26(M1)の位置)まで移動させた後、主軸14の工具Tを工具授受位置にある工具収容グリッパ22、26まで移動させ、主軸14に装着されている工具Tを直接的に工具ストッカ16又は工具マガジン18の工具収容グリッパ22、26に把持させた後、主軸14を工具収容グリッパ22、26から後退移動させて、工具Tを主軸14から取り外し、工具収容グリッパ22、26に収容させる。ここではいわゆるアームレスATCの場合を説明したが、工具ストッカ16及び/又は工具マガジン18に工具交換アームを設け、その工具交換アームで自動工具交換をしても良い。
また、制御装置20は、加工すべき被加工物A、B、C、Dの種類を切り替えるときに、工具ストッカ16と工具マガジン18との間で工具Tを装着した主軸14を移動させ、工具ストッカ16又は工具マガジン18の工具授受位置で主軸14と工具ストッカ16又は工具マガジン18との間で工具の授受を行わせる。こうして、制御装置20は、工具ストッカ16と工具マガジン18との間で工具Tを移載する工具移載手段として主軸14を機能させ、工具ストッカ16に収容されている工具Tの中から次に加工すべき被加工物A、B、C、Dの加工に必要な工具として選択された種類の工具Tを工具ストッカ16から工具マガジン18に移載すると共に、次の加工に不要な種類の工具Tを工具マガジン18から工具ストッカ16へ戻すようにしている。このように主軸14を工具移載手段として使用することにより、工具移載手段として別にロボットアームなどの搬送装置を設ける必要をなくしている。
さらに、加工すべき被加工物A、B、C、Dの加工に必要な工具Tを工具マガジン18の各工具収容グリッパ26に移載、収容するとき、制御装置20は、工具移載手段である主軸14によって、加工時の工具使用順序に従って定められた工具マガジン18の工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)に工具Tを収容させる。例えば、図1に示されているような工具マガジン18に工具Tを収容するときには、制御装置20は、主軸14及び工具マガジン18の動作を制御して、円盤状支持部材28の外周に沿って整列した工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)に、それぞれ、加工時の1、2、・・・、n番目に使用する工具Tを収容させ、加工の際の使用順序が連続する工具Tが工具マガジン18内の隣接する工具収容グリッパ26に収容されているようにする。
これにより、工具収容グリッパ26(M1)を工具授受位置に割り出し位置決めした後は、次に使用する工具Tを工具授受位置に割り出しするための工具マガジン18の動作量(詳細には工具マガジン18の円盤状支持部材28の回転量)が最小となるので、主軸14の工具交換時の工具待ち時間を短縮させることができる。
なお、主軸14は、工具ストッカ16及び工具マガジン18の工具収容グリッパ22、26と直接的に工具Tの授受を行えるように、工具ストッカ16及び工具マガジン18内に定められた工具授受位置まで移動できるようになっている。これにより、主軸14と工具ストッカ16又は工具マガジン18との間の工具Tの授受のためにロボットアームなどの他の工具着脱装置を不要とさせている。このようにして、本発明の工作機械10では、工作機械10の工具準備機能をより安価に実現することを可能とさせている。
図1に示されている工作機械10により、被加工物Aの加工を行った後に被加工物Dの加工を行うとき、工作機械10は次のようにして加工を進める。
図3に示されているように、工作機械10では、最初に、被加工物Aの加工のための工具準備が行われる(ステップ30)。このとき、制御装置20は、図2に示されているような制御装置20に予め記憶されている複数の工具リストL1、L2、L3、L4の中から被加工物Aの種類に対応して選択された工具リストL1又は被加工物Aの加工に先立って読み込まれた被加工物A用のNCプログラムの一部として含まれている工具リストL1に基づいて、被加工物Aの加工に必要な工具Tの種類及びその使用順序を特定する。
次に、制御装置20は、工具移載手段としての主軸14により、被加工物Aの加工に必要な工具を工具ストッカ16から工具マガジン18へ移載させる(ステップ32)。まず、被加工物Aの加工に最初に必要な工具Tを収容した工具収容グリッパ22(S1)が工具ストッカ16の工具授受位置に移動させられた後、主軸14が工具ストッカ16の工具授受位置に移動し、工具収容グリッパ22に収容されている工具Tを装着する。さらに、主軸14は、工具ストッカ16の工具収容グリッパ22から工具Tを取り出して、工具ストッカ16の工具授受位置から工具マガジン18の工具授受位置に移動し、制御装置20によって当該工具Tと対応付けられた工具マガジン18の工具収容グリッパ26(M1)に工具Tを把持して収容する。
次に、工具マガジン18の円盤状支持部材28は制御装置20の指令に従って1つの工具収容グリッパ26分だけ回転し、隣接する工具収容グリッパ26(M2)を工具マガジン18の工具授受位置に移動させる。一方、主軸14は再び工具ストッカ16の工具授受位置に移動し、次の必要工具Tを装着すると、再び工具マガジン18の工具授受位置に移動して工具マガジン18の工具収容グリッパ26(M2)に工具Tを把持して主軸14からその工具Tを取り外し、その工具収容グリッパ26(M2)に収容する。
以上の動作を繰り返すことにより、工具ストッカ16に収容されている工具Tの中から被加工物Aの加工に必要な工具Tとして選択された全ての工具T(図2の工具リストL1に記載されている全ての工具T1、T2、・・・、Tn)を円盤状支持部材28の外周に沿って整列した工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)に加工時の工具使用順序に従って収容させていく。この例では、被加工物Aの加工の際に1、2、3、・・・、n番目に使用する工具Tを工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)に対応付け、そこにそれぞれ収容していく。
被加工物Aの加工に必要な全ての工具Tが工具ストッカ16から工具マガジン18に移載されると、工具マガジン18の工具収容グリッパ26(M1)が再び工具マガジン18の工具授受位置に移動させられ、工具収容グリッパ26(M1)に収容されている工具Tが主軸14に装着され、被加工物Aの加工が開始される(ステップ34)。そして、その工具Tによる加工が終了すると、主軸14は再び工具マガジン18の工具授受位置に移動して工具収容グリッパ26(M1)に使用済みの工具Tを戻す。すると、制御装置20は、工具マガジン18の円盤状支持部材28を時計回りに1つの工具収容グリッパ26分だけ回転させ、隣接する工具収容グリッパ26(M2)を工具収容位置に移動させる。そして、主軸14は工具授受位置にある工具収容グリッパ26(M2)に収容されている工具Tを装着して、加工を継続する。このとき、工具マガジン18の円盤状支持部材28は最小の回転量で工具Tの割り出しを行っているので、主軸14の工具交換時の工具待ち時間は、工具マガジン18内に工具Tが無秩序に収容されている場合と比較して、短縮される。
こうして、被加工物Aの加工に必要な全ての工具Tを使用して所望の加工が終了すると、加工済みの被加工物Aが新しい被加工物Aに交換され、その間に、主軸14は、工具マガジン18の工具授受位置で、使用済みの工具Tを工具マガジン18に戻した後、再び工具収容グリッパ26(M1)に収容されている工具Tを装着して、新しい被加工物Aの加工を開始する。
所望の数の被加工物Aの加工が終了すると(ステップ36)、加工すべき被加工物の種類を被加工物Aから被加工物Dに切り替えるために、被加工物Dの加工のための工具準備を開始する(ステップ38)。このとき、制御装置20は、図2に示されているような制御装置20に予め記憶されている複数の工具リストL1、L2、L3、L4の中から被加工物Dの種類に対応して選択された工具リストL4又は被加工物Dの加工に先立って読み込まれた被加工物D用のNCプログラムの一部として含まれている工具リストL4に基づいて、被加工物Dの加工に必要な工具Tの種類及びその使用順序を特定する。
次に、制御装置20は、図4(a)に示されているように、工具マガジン18の各工具収容グリッパ26に収容されている工具Tの種類と被加工物Dの加工に必要な工具Tとを対照させて、被加工物Aの加工と被加工物Dの加工とに共通して必要な共通工具を選択する(ステップ40)。この例では、工具マガジン18の工具収容グリッパ26(M1、M2、Mn)に収容されている工具Tが共通工具となる。
次に、制御装置20は、共通工具以外の工具Tを主軸14によって工具マガジン18から工具ストッカ16へ移載する(ステップ42)。このとき、工具ストッカ16は、主軸14により工具マガジン18の工具収容グリッパ26から取り出された工具Tの種類と対応付けられた工具収容グリッパ22を工具授受位置に移動させておき、主軸14によって搬送された工具Tを工具ストッカ16の元の工具収容グリッパ22に収容させる。こうして、共通工具以外の工具Tが全て工具マガジン18から工具ストッカ16に移載されると、この例では、工具マガジン18内に図4(b)に示されているように3つの工具Tが残留した状態となる。
次に、制御装置20は、図4(c)に示されているように、工具マガジン18に残留した共通工具を被加工物Dの加工時の工具使用順序に対応した工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)に共通工具を再配列させる(ステップ44)。この例では、工具マガジン18の工具収容グリッパ26(M2、Mn)に収容されている工具は再配列の必要はないが、工具収容グリッパ26(M1)に収容されている工具Tを工具収容グリッパ26(M3)に移動させる必要がある。そこで、工具収容グリッパ26(M1)を工具授受位置に移動させ、主軸14に工具収容グリッパ26(M1)の工具“P123”を装着して、工具収容グリッパ26(M1)から取り出した後、円盤状支持部材28を回転させて工具収容グリッパ26(M3)を工具授受位置に移動させ、主軸14に装着されている工具“P123”を工具収容グリッパM3に移載させる。
次に、制御装置20は、上述した手順と同様にして、図4(d)に示されているように、共通工具以外に被加工物Dの加工に必要な工具Tを主軸14に装着して工具ストッカ16の工具収容グリッパ22から取り出し、加工中の使用順序に対応した工具マガジン18の工具収容グリッパ26(M1、M2、・・・、Mn)に移載していく(ステップ46)。
このようにして、被加工物Dの加工に必要な工具Tが全て工具マガジン18に収容されると、制御装置20は、工具収容グリッパ26(M1)を工具授受位置に移動させて、工具収容グリッパ26(M1)に収容されている工具Tを装着させ、被加工物Dの加工を開始させる(ステップ48)。
以上、図示された実施形態に基づいて本発明の工作機械10を説明したが、本発明は図示及び説明された実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、円盤状支持部材28の外周に沿って工具収容グリッパ26を備えた工具マガジン18が例として説明されているが、多段棚形状に工具収容グリッパ26が配置されている工具マガジン18を本発明の工作機械10に使用することも可能である。この場合でも、加工時の工具使用順序の連続する工具Tが工具マガジン18の隣接する工具収容グリッパ26に収容されているようにすることで、上記実施形態の工作機械10と同様に主軸14の工具交換時の工具待ち時間を短縮させることが可能である。また、上記実施形態では、主軸14と工具ストッカ16又は工具マガジン18の工具収容グリッパ22、26との間で直接的に工具Tの授受を行っているが、ロボットアームなどの工具自動交換装置を介して主軸14と工具収容ポット22、26との間で工具Tの授受を行ってもよい。また、上記実施形態では、工具移載手段として主軸14を利用しているが、工具移載手段としてロボットアームを別に設けてもよい。さらに、工具リストL1、L2、L3、L4は制御装置20に予め記憶されているか、又はNCプログラムの一部に含まれている実施形態を説明したが、工具リストは予め用意せず、NCプログラムを加工に先立って最初から最後まで先読みし、その中で使用される順に工具番号を読み取り、工具リストを自動生成させて記憶する方法を用いても良い。
本発明の工作機械の全体構成図である。 工作機械により加工される各種類の被加工物に必要な工具と本発明の工作機械の工具ストッカ内に収容されている工具との関係を示している図である。 本発明の工作機械における工具準備の手順を示しているフローチャートである。 図3の工具準備の進行に伴う本発明の工作機械の工具マガジン内に収容されている工具とその位置の推移を示している説明図である。
符号の説明
10 工作機械
14 主軸
16 工具ストッカ
18 工具マガジン
20 制御装置
A、B、C、D 被加工物
T 工具

Claims (1)

  1. 主軸に装着する工具を自動的に交換する工具交換装置を備えた工作機械において、
    複数種類の被加工物の加工に必要な複数の工具を収容する工具ストッカと、
    加工しようとする1つの種類の被加工物の加工に使用する工具のみを収容する工具マガジンと、
    前記工具ストッカと前記工具マガジンとの間で工具を移載する工具移載装置と、
    被加工物を第1の種類の被加工物から第2の種類の被加工物へ切り替えるときに、前記第1の種類の被加工物の加工と前記第2の種類の被加工物の加工とに共通して必要な共通工具を選択し、前記共通工具以外の工具を前記工具マガジンから前記工具ストッカに移載した後、前記工具マガジンに残留した前記共通工具を前記第2の種類の被加工物の加工時の工具使用順序に再配列し、前記第2の種類の被加工物の加工に必要な他の工具を前記工具ストッカから前記第2の種類の被加工物の加工時の工具使用順序で前記工具マガジンに移載、配列するように前記工具移載装置を制御する制御装置と、
    を具備し、前記工具交換装置によって前記工具マガジンに収容された工具を順次主軸に装着して被加工物を加工することを特徴とした工作機械。
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