JP4327311B2 - Mrイメージング用rfコイル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MR(磁気共鳴)イメージングに用いるRFコイル装置に係り、とくに、患者の頭部のイメージングに用いる上部開放型の頭部用RFコイルの如く、患者の撮像部位に装着するときにコイル素子を内蔵している筐体を複数の筐体部に分割可能な構造を有するRFコイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴(MR)イメージングは、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンをそのラーモア周波数の高周波(RF)信号で磁気的に励起し、この励起に伴って発生するエコー信号などのMR信号から画像を再構成するイメージング法である。
【0003】
この磁気共鳴イメージングを行うには、各種のパルスをパルスシーケンスに基づいて被検体に送信し、被検体から発生するエコー信号を受信する必要がある。RFコイルは、RF信号を送信したり、エコー信号を受信するために使用されるが、その送受方式としては、送信コイルと受信コイルを1つのRFコイルで兼用するシングルコイル方式と、送信コイルと受信コイルに別々のRFコイルを用いるクロスコイル方式に分けられる。
【0004】
この内、撮像部位が頭部や膝である場合、クロスコイル方式で行われることが多い。この場合、S/Nを上げるために、なるべく撮像部位の体表近くで受信すべく、撮像部位の外部形状にほぼ合わせた筐体を持つRFコイルが使用される。図9に、撮像部位が頭部のときに使用される頭部用RFコイルの分類を示す。同図(a)は分離型の頭部用コイルを、同図(b)はヒンジ型の頭部用コイルをそれぞれ示す。
【0005】
これらの頭部用コイルは、非磁性のプラスチック材料でなる略筒状の筐体にコイル素子をモールドにより埋設してある。コイル素子は、一例として、QDコイルの形態が採用される。筐体全体は、その内側に患者の頭部が入るようになっているが、撮像時の脱着の便宜を図るため、上部コイルと下部コイルとに着脱自在に分割可能になっている。同図(a)は、頭部用コイル101の筐体101Fが、着脱時に、上部コイル101aと下部コイル101bとを完全に分離するタイプのものである。これに対し、同図(b)の頭部用コイル102の筐体102Fは、着脱時に、上部コイル102aを下部コイル102bに対してヒンジ102cにより回動させることで、下部コイル102bの上方が開放されるタイプである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した分離タイプ及びヒンジタイプの頭部用コイルの何れにあっても、撮像時に、RFコイルを患者にセットした後、上部コイルが下部コイルに対して電気的にどのような締結状態になっているかについての情報が何らもたらされるものではなかった。
【0007】
オペレータは一般に、撮像時には各種の準備作業に気を配る必要があること等に因って、RFコイルを患者にセットするときにオペレータの操作ミスも起こり易い。例えば、上部コイルの筐体を下部コイルのそれに締結する(閉める)のを忘れ、締結状態又は半締結状態で撮像してしまうこともあり得る。また、上部コイルの筐体をきちんと所定位置に閉めたつもりでも、上部コイルと下部コイルの筐体のコネクタ電極同士が所定状態で正常に締結されておらず、これにより、上部コイルと下部コイルのコイル素子同士が電気的に正常に接続されず、RFコイルの調整状態が不調のまま撮像に至るという事態も起こり得る。
【0008】
このような状態が発生したままで撮像を行うと、(A):送信時に患者がコネクタ電極に触れて高周波火傷を起こす、(B):エコー信号を全く又は所定状態で精度良く受信できないことから、画像が得られない又は得られたとしても画質劣化を余儀なくされる、さらには、(C):患者が寝ている天板をガントリに送るときに上部コイルがガントリカバーと干渉して損傷を起こす、などの恐れが指摘されていた。
【0009】
本発明は、上述した従来技術の未解決の問題に鑑みてなされたもので、上部筐体(上部コイル)と下部筐体(下部コイル)とに分割可能なタイプのRFコイルを患者の撮像部位に装着するとき、上部筐体が下部筐体の所定位置に正常に締結されない状態のまま撮像に至るという事態を確実に防止することを、その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明のRFコイル装置は、MRイメージング用高周波信号の送受信の少なくとも一方を担うRFコイルのアセンブリであって、このRFコイルのコイル素子を収納した筐体全体を複数個の筐体部に着脱自在に分割可能な構造のRFコイル装置であり、前記筐体内に形成した信号ループと、前記信号ループとコネクタを介して接続され、前記複数の筐体部内に在るコイル素子が所定接続状態であるときに前記信号ループに電気的作用を与えて前記複数の筐体部が所定の締結状態にあることによって前記複数の筐体部内に在るコイル素子が電気的に正常に相互接続されている所定接続状態か否かを表す信号を生成する素子手段とを有する検出手段と、前記検出手段により検出された前記所定接続状態か否かを表す信号に基づき前記複数の筐体部が所定の締結状態にあって前記筐体を成しているか否かを判断する判断手段とを備えたことを基本的構成とする。
【0011】
このため、検出手段が検出する信号を用いることで、装着作業時に複数に分かれていた筐体部が、装着後には、互いに一体に締結されて所定の筐体を成しているか否かを判別することができる。かかる信号を利用することで、オペレータが行ったRFコイルの装着作業の点検やチャックを自動化できるので、オペレータの操作量の軽減や操作に伴う重圧からの解放に寄与することとなる。
【0012】
上記基本的な構成は以下のように種々の形態に展開できる。
【0013】
例えば、前記RFコイルは少なくとも前記高周波信号を送信する送信機能を備えたRFコイルである。
【0014】
また一例として前記検出手段の信号ループは前記複数の筐体部に跨って形成されており、且つ、前記素子手段は前記複数の筐体部同士を電気的に接続するための前記信号ループに挿入されたコネクタである。例えば、この筐体は2つの筐体部に着脱自在に分割可能な構造である。さらに例えば、このRFコイルは患者の頭部にセットされる頭部用コイルであり、前記2つの筐体部はその頭部の上側に位置する上部筐体と下側に位置する下部筐体である。
【0015】
1つの好適な形態によれば、前記RFコイルは、このRFコイルに固有の識別コードを発生させるための複数ビットの信号回路を有した識別コード発生手段を備え、前記信号ループはその信号回路のうちの所定数ビット(例えば1ビット)の信号回路を用いた信号ループである。このとき、この所定数ビットの信号回路は、前記複数ビットの信号回路のうちの前記識別コードの割り当てから余っている信号回路を用いるとしてもよい。
【0016】
また、とくに、前記識別コード発生手段により発生される識別コードを含むコードを読み取って所望のRFコイルの識別コードを含むコードと一致するか否かを判断するコード判断手段を備えることもできる。このコード判断手段がRFコイルの識別コードの判断処理を行うと、これと一緒に、筐体の締結状態の判断も行われる。したがって、筐体の締結状態の検出及び判断に要する構成及び処理が著しく簡単になるという効果がある。
【0017】
一方、1つの形態として、前記検出手段の信号ループは前記複数の筐体部の内の1つの筐体部のみに形成されており、且つ、前記素子手段は前記複数の筐体部の所定締結に応じて前記信号ループに電気的なオン又はオフの動作を与える素子であってもよい。
【0018】
さらに、前記判断手段により前記筐体を成していないと判断されたときにその旨をオペレータに知らせる告知手段備えていてもよい。また、かかる判断手段により前記筐体を成していないと判断されたときに撮像を禁止する撮像禁止手段を備えることもできる。
【0019】
以上の構成により、筐体部同士が所定位置で正常に締結されない状態のまま撮像に至るという事態を確実に回避することができる。このため、不完全なRFコイルの機能のままで撮像を行うことに因ってMR画像の画質を劣化させるということもない。また、送信時に、患者が開いているコネクタ部の電極に触って高周波火傷を起こすという心配も解消される。さらに、正常に締結されていない場合、撮像を禁止することができるから、無駄やスキャンを行う必要も無いので、オペレータの操作労力の省力化を図ることもできる。また、寝台をガントリに移動させ、閉まっていないRFコイルがガントリの撮像用空間の周辺部と干渉するなどの事態も回避でき、かかる干渉に因る損傷なども事前に防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るMRイメージング用RFコイル装置の各種の実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、この実施形態においては、RFコイルとして、シングルコイル方式(送受信兼用)でQDコイルを成す頭部用RFコイルを例に採り説明する。ここで「RFコイル」の用語は、コイル素子を内蔵して患者の頭部にセットされるコイルアセンブリ全体を指すこととする。
【0021】
本発明の一実施形態に係る、MRI装置に搭載されたRFコイル装置を図1〜図4に基づき説明する。このRFコイル装置は、RFコイルの識別コードを自動的に検出・照合するシステムとして用意される構成の一部を利用して、本発明の特徴である分割可能なRFコイルの締結状態を検出する検出手段を備えるものである。
【0022】
このRFコイル装置は、図1に示す如く、送受信兼用のQDコイルで成る頭部用RFコイル11と、このRFコイル11に設置されたコード設定スイッチ12(識別コード発生手段)とを備える。なお、RFコイル装置は後述する識別装置、及び、この識別装置とRFコイルとの間の信号経路をも含むもので、それらについては後述する。
【0023】
RFコイル11は、本実施形態では、ヒンジタイプで構成されている。すなわち、RFコイル11は、QDコイルを成すコイル素子13(図2、3参照)を非磁性のプラスチック材でモールドした略円筒状の筐体14を有する。この筐体14は、上部筐体14Uと下部筐体14Lとに分割した構造で成り、両筐体14U及び14Hの一端部をヒンジ14Hで回動可能に締結している。両筐体14U,14Lが協働して構成される内側の円筒状のボアは、患者の頭部HDにほぼ合致するサイズを有する。なお、図2に示す如く、上部筐体14Uの略中央部には窓16が表裏に貫通して穿設され、一方、下部筐体14Lのボア側には頭部用マット17が敷設されている。
【0024】
両筐体14U,14Lの正常な締結状態において互いに当接する側端部SU,SLには、雄雌のコネクタ端子対を有する分割コネクタ15A〜15Dが合計4個所に、筐体間で互いに着脱自在に締結するように取りつけられている。分割コネクタ15A〜15Dには、両筐体14U,14L夫々に埋設されているコイル素子13が電気的に接続されている。
【0025】
このように筐体14が上部、下部に分割されているため、コイル素子13も上部筐体14U及び下部筐体14Lに分割された状態で配置されている。両筐体14U,14Lが正常状態で締結されたときに、コイル素子13も1つのQDコイルとして機能するようになっている。QDコイルは、S/Nを向上させるために、空間的に90度の位相差をもって配設されたコイルセグメント対であり、最終的にはケーブル18を介して下部筐体14Lから外部に引き出される。
【0026】
上述した4個の分割コネクタ15A〜15Dの内、本実施形態では、特定の1個の分割コネクタ15Aは以下に説明する上部筐体14Uの締結状態(すなわち、「上部筐体を下部筐体に被せて両者を相互に締結させたときの電気的な結合状態」)を検出するためのコネクタを兼ねているので、コネクタ端子数はその分多くなっている。詳しくは、図3に模式的に示す如く、この分割コネクタ15Aには、3対の雄雌のコネクタ端子CA,CB,CCが配設されている。この内、1対のコネクタ端子CAが前述したコイル素子13の接続に使用され、残りの2対のコネクタ端子CB,CCが、かかる締結状態の検出に使用されている。この検出のための信号ループについては後述する。
【0027】
一方、下部筐体14Lの所定位置には、前述したコード設定スイッチ12が固設されている。このコード設定スイッチ12は、このRFコイル11に固有的に与えられた識別コードを生成する4個のスイッチ12A〜12Dを有する。本実施形態では、これらの4個のスイッチ12A〜12Dは、その順に、オフ(論理値1)、オン(論理値0)、オフ(論理値1)、及びオフ(論理値1)に予め設定されている。
【0028】
これらの4個のスイッチ12A〜12D夫々の一端側はアースに接続され、もう一端側は、途中でコネクタ21により中継されるケーブル22内の信号線を夫々介して識別装置23の検出端に接続されている。この検出端はB1(=MSB)〜B5(LSB)まで全部で5ビットが用意されており、この内、4個のスイッチ12A〜12Dからの信号線は4個の検出端B2〜B5を占有しており、1個の検出端B1は余剰端の状態にある。これはすなわち、コード識別番号にも空きがあることを意味する。
【0029】
本実施形態では、この余剰端B1を積極的に利用することとし、この余剰端B1を検出ビット(1ビット)として、前述した上部筐体14Uの締結状態の検出に割り当てる。
【0030】
具体的には、この検出ビットの余剰端B1にはケーブル22の1本の信号線SLaが接続される。この信号線SLaはコネクタ21を介して下部筐体14Lに到達し、さらに、その内部を通って前述したコネクタ15A内の2番目の端子(雌側)CBに接続されている。これに対向する上部筐体14Uに設けたコネクタ15A内の2番目の端子(雄側)は1本の信号線SLbを介して同コネクタ15A内の3番目の端子(雄側)に接続されている。さらに、これに対向する下部筐体14Lに設けたコネクタ15A内の3番目の端子(雌側)はアース線SLcを介してアースに接続されている。
【0031】
これにより、識別装置23の検出ビット(余剰端B1)はコネクタ21を介して下部筐体14Lに至り、さらに下部筐体から分割コネクタ15Aを介して上部筐体14Uに至り、この上部筐体14Uから再び分割コネクタ15Aを経由して下部筐体14Lに戻ってアースされる信号ループが形成される。このため、分割コネクタ15Aの雄雌側のコネクタ端子が相互に締結されると、かかる信号ループは成立し(オン)、その反対に締結されないと、その信号ループは途中で開放(オフ)された状態となる。
【0032】
一方、識別装置23はホスト計算機24から制御されるコンピュータを有し、RFコイル11の識別コードの検出、並びに、上部筐体14Uの締結状態の検出及びそれに伴う各種の制御を行う。なお、識別装置23は、ホスト計算機24がソフトウエア処理によって兼ねるように構成してもよい。
【0033】
ホスト計算機24は、このMRI装置の制御及び処理全体を管理する要素である。このホスト計算機24の管理下において、シーケンサ25が所定のパルスシーケンスに基づいて送信器26及び図示しない傾斜磁場電源の駆動を制御してパルス印加制御を行うとともに、受信器27から送られてくるエコー信号を再構成用の演算装置28に中継するようになっている。送信器26及び受信器27は前述したRFコイル11のコイル素子13に接続されている。
【0034】
なお、本実施形態においては、分割コネクタ15A、信号線SLa〜SLc、及び識別装置23が本発明の検出手段を構成している。
【0035】
そこで、図1に示す如く、上部筐体14Uをヒンジ14Hを中心に上方に回動させて、下部筐体14Lの上側を開放した状態で患者の頭部HDを当該下部筐体14L上に位置させる。この状態で上部筐体14Uを両方の側端部SU,SLが互いに当接するまで回動させ、全ての分割コネクタ15A〜15Dを所定状態で相互に締結させる。これにより、患者の頭部HDは筐体14の内側のボア部分に挿入・セットされ、頭部表面に近接した状態でコイル素子13、すなわちQDコイルが位置したことになる。
【0036】
このRFコイルのセットが完了し、オペレータがプリスキャンに移行しようとするときに、ホスト計算機24は識別装置23に指令を送り、例えば図4に示す処理を実行させる。
【0037】
具体的には、識別装置23は、識別コードの検出開始か否かを判断しながら待機しており(ステップS1)、ホスト計算機24からの指令が識別コードの検出開始を示しているときは、いま接続されているRFコイル11の識別コードを全5ビットで読み取り(ステップS2)、その読取り結果を予め割り当ててある5ビットのビットパターンと比較して、指定コイル名の識別コードと読み取った識別コードとが一致するか否かを判断する(ステップS3)。
【0038】
この読取りの結果が、最上位ビットから順に、いま使用中のコイル名に対する識別コード、例えば&H0B=「01011」のビットパターンと一致したとする。この内、開放検出のための最上位ビット=0は、前述した信号線SLa,SLb,SLcから成る信号ループが成立していることを意味する。これはとりもなおさず、分割コネクタ15A〜15D夫々の雄雌側コネクタ端子が所定状態で正常に相互締結しており、上部筐体14Uは下部筐体14Lに正常に締結されていることを示している。つまり、コイル素子13はその上部筐体及び下部筐体の全体として、1つのQDコイルを成し、初期の受信性能を発揮できる状態にある。そこで、このビットパターン一致のときには(ステップS3でYESの判断)、識別装置23はホスト計算機24にプリスキャンへの移行が許される状態である旨の回答を送信する(ステップS4)。これにより、ホスト計算機24はシーケンサにプリスキャンを始めとする通常の撮像を指令できる状況が確立される。
【0039】
反対に、ステップS2で読み取った識別コードが&H0B=「01011」のビットパターン以外の場合、さらに、読み取った識別コードがここで設定している上部筐体14Uの締結状態を示すビットパターン&H1B=「11011」に一致しているか否かを判断する(ステップS5)。この判断でNOとなるときは、接続したRFコイルの種類など、それ自体が所望のコイルでは無い公算が大きいため、RFコイルの種類、型などを確認すべき旨の回答をホスト計算機24に送信する(ステップS6)。特に、ステップS5における判断を行う中で、&H1B=「11111」のビットパターンを認識できたときは、RFコイル11自体がMRI装置から外れていることを示しているので、ステップS6による確認すべき旨の指示の中で、RFコイルの外れた状態を指摘できる。
【0040】
これに対してステップS5の判断でYESとなるときは、いまの例で言えば、読み取った識別コードが、予め設定している上部筐体14Uの締結状態を示すビットパターン&H1B=「11011」に一致している場合である。すなわち、検出ビットである最上位ビット=1であって、前述した信号線SLa,SLb,SLcから成る信号ループが成立していないことを意味する。これは、少なくとも所定分割コネクタ15Aのコネクタ端子同士は正常に締結されておらず、上部筐体14Uも下部筐体14Lに正常に締結されていないことを示している。上部筐体14Uを下部筐体14Lに被せるのを忘れたり、又は、上部筐体14Uが下部筐体14Lに被せられてはいるものの、斜めの中途半端な状態になっていたりする場合である。いずれにしても、この場合には、コイル素子13は1つのQDコイルを成していないか、コネクタ部分の接触が不充分で余分な接触抵抗を生じてしまう等の不完全なQDコイルの状態であって、初期の送受信性能を発揮できない場合である。
【0041】
そこで、識別装置23はプリスキャンへの移行不可とする回答及びその旨をオペレータに告知すべきとする回答をホスト計算機24に送信する(ステップS7,S8)。この結果、ホスト計算機24は撮像への移行を禁止するので、MRI装置がインターロックされた状態になる。勿論、寝台がガントリの撮像空間に向かって移動することも禁止される。このインターロック状態と並行して、ホスト計算機24により、ランプ29が点灯されたり、図示しないモニタ画面に文字表示するなどの手段によって、現在、RFコイル11の上部筐体14Uが開いているか不完全な閉まり具合である旨の告知がオペレータに対してなされる。これにより、オペレータは上部筐体14Uを点検するなどの適切な処置をタイムリに実施することができる。
【0042】
したがって、従来のように、上部筐体を下部筐体に対して閉める(締結する)のを忘れたり、閉めたつもりでも中途半端な締結状態のままになるのを確実に防止できる。これ故、RFコイルが締結状態又は半締結状態で撮像を行ってしまうという事態も解消できる。つまり、上部筐体と下部筐体のコイル素子同士が電気的に正常に接続され、RFコイルのマッチング調整等も的確になされるので、撮像においてはRFコイルの有する性能を最大限発揮させることができ、高品質の画像を提供できる。また、正常な締結により、分割コネクタの露出部分は無くなるから、従来のように送信時に患者がコネクタ電極に触れて高周波火傷を起こすという心配も無い。さらに、天板をガントリに送るときに上部筐体がガントリカバーと干渉して損傷する恐れも無くなる。
【0043】
このように、RFコイルの筐体の締結状態を自動的に検出して判断できるので、オペレータはその操作の煩わしさや重圧から幾分とも解放され、安心感を得ることができる。
【0044】
また、上述した実施形態では、RFコイルの識別コードを自動検出システムの余っている構成を流用して上部筐体の締結状態(すなわち、上部筐体の下部筐体に対する締結状態)を自動検出する構成を構築し、しかも、この上部筐体の締結状態の自動検出及び判断は識別コード自動検出と同じアルゴリズムで処理している。このため、上部筐体の締結状態の検出及び判断の構成及び処理は、それらを新たに装備する場合に比べて、著しく簡素化できる。
【0045】
なお、構成の規模拡大及び処理量の増大を許容するならば、上部筐体の締結状態の自動検出の構成は、RFコイルの識別コードの自動検出のそれとは別個に装備するようにしてもよい。その場合、分割コネクタは両方の検出において別体のコネクタを各々用いるようにしてもよい。
【0046】
またなお、上記実施形態においては、1本の信号ループを1個の分割コネクタ15Aを通して形成し、上部筐体の締結状態を検出するようにしているが、この構成はさらに様々な形態に展開できる。例えば、検出ビットとして複数ビットを割り当て、前記分割コネクタ15Aの構造を他の分割コネクタ15B〜15Dにも適用して、複数の検出ビットの各々から複数の分割コネクタの各々を介して独立した複数個の締結状態検出用の信号ループを形成してもよい。この場合、締結状態検出用の分割コネクタは、識別コード検出用のそれとは別体の独立したコネクタであつてもよい。これらの変形例により、締結状態検出用のコネクタ箇所が増えるため、かかる検出の精度を上げることができる。例えば4箇所の分割コネクタ15A〜15Dに各々独立した信号ループを形成した場合、それらの検出ビットが「0000」になったときのみ正常な締結状態であるという判定ができる。
【0047】
一方、上述のように複数の分割コネクタに信号ループを形成する場合であっても、それらの分割コネクタを直列に順次巡るように1本の信号ループを形成する(ループは上部及び下部の筺体を往来する)ことで、複数の分割コネクタのAND条件に基づく締結状態の検出を行うことができる。この場合には、検出ビット数は1ビットで済み、且つその検出精度も向上する。
【0048】
(その他の実施形態)
さらに、図5〜8を参照して、本発明に係るRFコイル装置のその他の実施形態を列挙する。なお、上述した実施形態で説明したものと同等又は類似の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略又は簡略化する。
【0049】
ここでは、上部筐体の締結状態を自動検出する構成のみを模式的に図示する。但し、前述したRFコイルの識別コードの自動検出は、前述の実施形態と同様に、かかる上部筐体の締結状態の自動検出と共同して或いは別個に実施してもよいし、又は、実施しないようにしてもよい。
【0050】
図5の例は、分離タイプのRFコイル11に適用したもので、その下部筐体14Lに、締結状態を検出する専用回路51を取り付けたものである。この専用回路51は、下部筐体14L内をループ状に引き回した信号線51Aと、この信号線51Aの途中に介挿したプッシュ式スイッチ51Bとを備える。このスイッチ51Bのプッシュ操作部51Baは下部筐体14Lの上側に向いた側端面SLから一部を突出させている。これにより、上部筐体14Uを下部筐体14Lに被せて正常に締結させた場合、スイッチ51Bはオンとなって、これに対応した信号値が専用回路51から得られる。反対に、上部筐体14Uを正常状態で被せていない場合、スイッチ51Bはオフのままであり、これに対応した信号値が専用回路51から得られる。この結果、専用回路51が検出する信号値から上部筐体14Uの締結状態を検出することができる。また、この検出結果に応じて、撮像への移行を禁止するインターロック動作やオペレータへの告知動作をさせることもできる。
【0051】
図6の例は、分離タイプのRFコイル11に適用したもので、その下部筐体14Lに、締結状態を検出する専用回路52を取り付けたものである。この専用回路52は、下部筐体14L内をループ状に引き回した信号線52Aと、この信号線52Aの途中に介挿したフォトセンサ52Bとを備える。このフォトセンサ52Bの操作部53は上部筐体14Uの下側に向いた側端面SUから突出させている。これにより、上部筐体14Uを下部筐体14Lに被せて正常に締結させた場合、操作部53がフォトセンサ52Bを遮光し(オフ)となって、これに対応した信号値が専用回路52から得られる。反対に、上部筐体14Uを正常状態で被せていない場合、フォトセンサ52Bはオンのままであり、これに対応した信号値が専用回路52から得られる。この結果、専用回路52が検出する信号値から上部筐体14Uの締結状態を検出することができる。
【0052】
なお、このフォトセンサ52Bは撮像時にノイズ源となり易いので、撮像中はその電源をオフにするようにホスト計算機又はシーケンサに制御させることが望ましい。
【0053】
なおまた、図5及び図6の実施形態にあっては、スイッチやフォトセンサの数を夫々1個に限定することなく、下部筐体14Lの側端面SLに沿って複数個設けてもよい。その場合、スイッチ又はフォトセンサはその複数個を専用回路に直列に介挿し、それらのAND条件で締結状態を判断してもよい。さらには、1台のRFコイルに対してスイッチやフォトセンサを組み合わせて用いることもできる。
【0054】
さらに図7の例は、受信専用の分離タイプのRFコイル11に適用したもので、別体装備のRFコイルからのRF送信時にRFコイル11をRF系から磁気的に外すRFトラップ回路を利用したものである。上部筐体14UにはRFトラップ回路54が設けられるとともに、下部筐体14LにはRFトラップ回路54のPINダイオード54Aのオン・オフを制御する制御線55が引き回され、この制御線55はホスト計算機又はシーケンサ等の制御装置に接続される。制御線55は、両筐体14U,14L間に設けた分割コネクタ56,56を介してRFトラップ回路54に接続されている。制御装置は、RFトラップ回路54のオン・オフを制御するときの制御線55の電圧及び/又は電流の変化を検出し、この検出結果から締結状態を判断できる。
【0055】
さらに、図8の例は、ヒンジタイプのRFコイル11に適用したもので、ロータリーエンコーダを用いる構成である。ロータリーエンコーダ57が、上部筐体14Uと下部筐体14Lを回動可能に結合するヒンジ14H内に装着されており、上部筐体14Uの回動角度に応じた角度信号を図示しない制御装置に検出する。このため、制御装置は、角度信号が上部筐体14Uの下部筐体14Lに対する水平状態を示しているときに正常な締結状態であると判断できる。これにより、前述した実施形態のものと同様の作用効果を得ることができる。なお、このロータリーエンコードは、前述したフォトセンサと同様に、撮像時にはノイズ源となり易いので、撮像中はその電源をオフにするようにホスト計算機又はシーケンサに制御させることが望ましい。
【0056】
なお、本発明に係るRFコイル装置で実施可能なRFコイルの用途は、頭部を撮像するものに限定されることなく、例えば下肢、膝、腕、肩など、RFコイル全体を内蔵させた筐体を複数のパートに分割可能な構造であれば適用できる。複数のパートとしては、例えば、上部コイルを内蔵した上部筐体及び下部コイルを内蔵した下部筐体の2つである(上部コイル及び下部コイルでQDコイルなどのRFコイルを成す)。また、RFコイルは必ずしもQDコイルを成すものに限定されることなく、例えばサーフェースコイルを成すものであってもよい。さらに、RFコイルの分割構造の形式としては、ヒンジタイプに限定されるものではなく、分離タイプのコイルであっても同様に好適に実施できる。さらにまた、このRFコイルは送信専用のコイルであっても同様に実施できる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、本発明のRFコイル装置によれば、複数の筐体部内に在るコイル素子が電気的に正常に相互接続されている所定接続状態か否かを表す信号からRFコイルの電気的な接続状態を判断でき、オペレータのRFコイルの装着作業を確認(チェック)することができる。また、この信号を用いることで、所定接続状態のときには撮像に移行させるが、そうでないときには撮像を中断又は中止したり、オペレータにその旨を告知したりして、適切な処置をタイムリに採ることができる。
【0058】
したがって、RFコイルの機能が初期のものでは無い状態のまま、撮像が行われてしまうという事態を確実に回避でき、オペレータの無駄な操作を排除できるとともに、劣化したMR画像を得ることも無く、診断能の向上面からも好ましい。また、RFコイルの筐体部はその全部が閉まっているので、患者が従来のように露出したコネクタ電極に触れるという心配も解消される。さらに、筐体のコイル素子において電気的な所定接続状態が確立されているときには、複数の筐体部も構造的に所定位置に在るので、寝台移動時にRFコイルがガントリと干渉し、損傷するなどの恐れも無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るRFコイル装置の概要を説明する構成図。
【図2】頭部用RFコイルの外観の一例を示す斜視図。
【図3】RFコイル装置の締結状態を検出するための電気的な構成を模式的に説明するブロック図。
【図4】制御装置としての識別装置によって実行される、締結状態の自動検出を含むRFコイルの識別コードの検出処理を説明するフローチャート。
【図5】本発明に係るその他の実施形態の一例を説明する締結状態検出の模式図。
【図6】本発明に係るその他の実施形態の別の例を説明する締結状態検出の模式図。
【図7】本発明に係るその他の実施形態のさらに別の例を説明する締結状態検出の模式図。
【図8】本発明に係るその他の実施形態のさらに別の例を説明する締結状態検出の模式図。
【図9】頭部用RFコイルを構造的に分類して説明する図。
【符号の説明】
11 RFコイル(RFコイルアセンブリ)
12 コード設定スイッチ
13 コイル素子
14U 上部筐体
14L 下部筐体
14H ヒンジ
15A〜15D 分割コネクタ
21 コネクタ
22 ケーブル
23 識別装置
24 ホスト計算機
29 ランプ
51、52 専用回路
51B スイッチ
52B フォトセンサ
54 トラップ回路
55 制御線
57 ロータリーエンコーダ
SLa,SLb,SLc 信号線

Claims (12)

  1. MRイメージング用高周波信号の送受信の少なくとも一方を担うRFコイルのアセンブリであって、このRFコイルのコイル素子を収納した筐体全体を複数個の筐体部に着脱自在に分割可能な構造のRFコイル装置において、
    前記筐体内に形成した信号ループと、前記信号ループとコネクタを介して接続され、前記複数の筐体部内に在るコイル素子が所定接続状態であるときに前記信号ループに電気的作用を与えて前記複数の筐体部が所定の締結状態にあることによって前記複数の筐体部内に在るコイル素子が電気的に正常に相互接続されている所定接続状態か否かを表す信号を検出する素子手段とを有する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記所定接続状態か否かを表す信号に基づき前記複数の筐体部が所定の締結状態にあって前記筐体を成しているか否かを判断する判断手段と、
    を備えたことを特徴とするRFコイル装置。
  2. 請求項1記載のRFコイル装置において、
    前記RFコイルは少なくとも前記高周波信号を送信する送信機能を備えたRFコイルであるRFコイル装置。
  3. 請求項1記載のRFコイル装置において、
    前記検出手段の信号ループは前記複数の筐体部に跨って形成されており、且つ、前記素子手段は前記複数の筐体部同士を電気的に接続するための前記信号ループに挿入されたコネクタであるRFコイル装置。
  4. 請求項3記載のRFコイル装置において、
    前記筐体は2つの筐体部に着脱自在に分割可能な構造であるRFコイル装置。
  5. 請求項4記載のRFコイル装置において、
    前記RFコイルは患者の頭部にセットされる頭部用コイルであり、前記2つの筐体部はその頭部の上側に位置する上部筐体と下側に位置する下部筐体であることをRFコイル装置。
  6. 請求項3乃至5の何れか一項に記載のRFコイル装置において、
    前記RFコイルは、このRFコイルに固有の識別コードを発生させるための複数ビットの信号回路を有した識別コード発生手段を備え、前記信号ループはその信号回路のうちの所定数ビットの信号回路を用いた信号ループであるRFコイル装置。
  7. 請求項6記載のRFコイル装置において、
    前記所定数ビットの信号回路は、前記複数ビットの信号回路のうちの前記識別コードの割り当てから余っている信号回路を用いているRFコイル装置。
  8. 請求項6記載のRFコイル装置において、
    前記所定数ビットの信号回路は1ビットの信号回路であるRFコイル装置。
  9. 請求項6記載のRFコイル装置において、
    前記識別コード発生手段により発生される識別コードを含むコードを読み取って所望のRFコイルの識別コードを含むコードと一致するか否かを判断するコード判断手段を備えたRFコイル装置。
  10. 請求項1記載のRFコイル装置において、
    前記検出手段の信号ループは前記複数の筐体部の内の1つの筐体部のみに形成されており、且つ、前記素子手段は前記複数の筐体部の所定締結に応じて前記信号ループに電気的なオン又はオフの動作を与える素子であるRFコイル装置。
  11. 請求項1又は2記載のRFコイル装置において、
    前記判断手段により前記筐体を成していないと判断されたときにその旨をオペレータに知らせる告知手段とを備えたRFコイル装置。
  12. 請求項1又は2記載のRFコイル装置において、
    前記判断手段により前記筐体を成していないと判断されたときに撮像を禁止する撮像禁止手段とを備えたRFコイル装置。
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