JP4327154B2 - 電力系統運転状態検出システム及び電力系統運転状態検出方法 - Google Patents

電力系統運転状態検出システム及び電力系統運転状態検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力系統の運転状態を検出する電力系統運転状態検出システム及びこの電力系統運転状態検出システムの電力系統運転状態検出方法に関する。
電力系統に対して短絡や地絡等の事故が発生すると、この電力系統における発電機の機械的入力及び電気的出力の間にアンバランスが生じる。このアンバランスとは、具体的には、発電機の機械的入力に見合った電気出力にならず、入出力の不均衡が生じることにより、一般的には、電力系統における受電側の電圧(この電力系統に接続される他の電力系統の電圧)に対する送電側の電圧(発電機の同期リアクタンスの背後電圧)の相差角が、事故に起因して大となることを意味する。事故が除去された後でも時間の経過とともにこの相差角が大きくなり続けると、発電機が同期外れを起こすいわゆる脱調現象が発生する虞がある。
一般に、電力系統が事故及びその除去の一連の擾乱によりアンバランスとなっても、脱調等に至らずに安定な運転状態に回復し得る度合いを過渡安定度と称する。つまり、電力系統の過渡安定度を解析することは、結果的には、前述した相差角が、事故が除去された後に拡大し続けるか否かを判別することに等しい。
例えば、前述した解析により電力系統が安定な運転状態に回復し得ないとされた場合、複数の発電機が脱調する前に、予め定められた発電機を電力系統から遮断するいわゆる電源制限が実施されることがある(例えば、特許文献1参照。)。電源制限の対象となる発電機は、例えば、予め想定した事故について実施された電力系統の動特性モデルのシミュレーションの結果に基づいて選定される。この電源制限により、残された発電機の同期が維持されて、電力系統は安定な運転状態に回復する。
特開平4−168909号公報
しかしながら、前述した過渡安定度を精度良く解析すべく、例えば事故後の相差角の時間変化を求めるための系統情報を全て取得するには時間がかかる。このため、もしこの解析結果として電力系統が安定な運転状態に回復不能とされた場合、これに基づく電源制限の判断が遅れる虞がある。このような電源制限のミスは発電機の脱調をもたらし、結果的に電力の顧客へのサービスの低下を招く虞がある。
一方、例えば、前述した相差角が、事故が発生した後に拡大し続けることによる事象(即ち、電力系統が安定な運転状態に回復不能であることの十分条件)を求めるための系統情報を取得するだけにすれば、上記に比べて解析時間は短縮される。しかし、解析精度が相対的に低下している分だけ不必要な電源制限を実施してしまう虞があり、このため系統運用が非効率となる虞がある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電力系統の過渡安定度を迅速且つ精度良く求めることにある。
前記課題を解決するための発明は、発電機、変圧器、母線、送電線等を有する電力系統の、前記発電機から前記送電線を通じて他の電力系統へ電力を送電する際の運転状態を検出する電力系統運転状態検出システムにおいて、前記発電機から発生する有効電力及び無効電力を測定する測定部と、前記電力系統に事故が発生したか否かを検出する検出部と、前記電力系統の運転状態を検出するために、前記有効電力及び前記無効電力の値を示す前記測定部の測定結果と、前記電力系統に事故が発生したことを示す前記検出部の検出結果とに基づいて、前記他の電力系統の電圧に対する前記発電機の同期リアクタンスの背後電圧の相差角が、前記電力系統の事故が発生した後に拡大し続けるか否かを判別する判別部と、を備え、前記判別部は、前記有効電力が第1の値以上であり、且つ、前記無効電力が、前記第1の値に基づいて定められた第2の値以下であるとき、前記相差角が拡大し続けるものと判別してなる。
電力系統における例えば送電線に事故が発生すると、この送電線の線路リアクタンスの増加にともない減少した有効電力(電気的出力)は、事故発生前から一定である機械的入力と釣り合うべく増加する。一般に、有効電力は相差角の増加とともに増加する傾向にあるため、事故が発生すると相差角は増加することになる。事故が除去されると、相差角は、この除去時の値から所定値まで更に増加した後に減少に転じ、有効電力が前述した機械的入力と釣り合う新たな値に収束する。但し、事故が除去されるタイミングが遅れると、相差角は、減少に転じることができずに増加し続ける。このように、相差角には、事故が除去された後に拡大し続けないことが可能な相差角範囲がある。相差角が拡大し続けることは、電力系統が不安定な運転状態に移行することを意味する。
これと同様に、有効電力に対しても、発電機の同期リアクタンスの背後電圧及び他の電力系統の電圧が一定の場合、前述した相差角が拡大し続けない範囲がある。つまり、相差角が拡大し続ける場合、有効電力は第1の値以上であるとされている。この第1の値は、相差角が拡大し続ける状態と対応するように予め定めておくことができる。
一方、無効電力も、発電機の同期リアクタンスの背後電圧及び他の電力系統の電圧が一定の場合、前述した相差角が拡大し続ける状態と対応する範囲を有する。つまり、相差角が拡大し続ける場合、無効電力は第2の値以下であるとされている。この第2の値は、前述した第1の値とともに、相差角が拡大し続ける状態と対応するように予め定めておくことができる。
ところで、有効電力が一定であっても、例えば前述した背後電圧が増加すると、相差角が相対的に減少することにともない、無効電力が増加する場合がある。この場合、無効電力の増減は背後電圧の増減に対応することになる。そこで、有効電力が第1の値以上であるか否かを判別するとともに、無効電力が第2の値以下であるか否かを判別すれば、これは、前述した背後電圧の変化も考慮していることになる。例えば有効電力が第1の値以上であるか否かのみを判別することは、相差角が前述した相差角範囲には存在しないことの十分条件について判別しているにすぎないが、前述したように有効電力及び無効電力の両方について判別することは、相差角が拡大し続けることの略必要十分条件について判別していることになる。
本発明の電力系統運転状態検出システムの判別部によれば、測定部の測定結果である有効電力が、予め求められた第1の値以上であり、且つ、測定部の測定結果である無効電力が、予め求められた第2の値以下である場合、相差角が拡大し続けるものと判別される。この有効電力及び無効電力は、通常測定されているが故に簡便に得られるものであるとともに、この判別条件は、相差角が拡大し続けることの略必要十分条件である。よって、本発明により、電力系統の過渡安定度が迅速且つ精度良く求められることになる。
また、かかる電力系統運転状態検出システムにおいて、前記検出部は、前記電力系統に事故が発生したものと検出した場合、更に当該事故の種類を検出し、前記判別部は、前記検出部で検出された事故の種類ごとに用意された前記第1の値及び前記第2の値に応じて、前記相差角が拡大し続けるか否かを判別する、ことが好ましい。
この電力系統運転状態検出システムによれば、第1の値及び第2の値は、例えば想定される事故点や事故様相等が異なる事故の種類ごとに、相差角範囲と対応するように予め定められているため、前述した判別の精度がより向上する。
また、かかる電力系統運転状態検出システムにおいて、前記電力系統は、複数の前記発電機と、複数の前記送電線と、前記複数の発電機と前記複数の送電線との間にそれぞれ設けられる複数の遮断器と、を有し、前記相差角が拡大し続けることを示す前記判別部の判別結果に基づいて、前記電力系統の運転状態を脱調状態としないために、何れかの前記遮断器を遮断する遮断制御部、を更に備えたこととしてもよい。
この電力系統運転状態検出システムによれば、判別が迅速となり且つ判別結果が高精度となるため、遮断制御部による電源制限も、迅速であるとともに、不必要な電源制限を防止するものとなる。
また、前記課題を解決するための発明は、発電機、変圧器、母線、送電線等を有する電力系統の、前記発電機から前記送電線を通じて他の電力系統へ電力を送電する際の運転状態を検出する電力系統運転状態検出システムの電力系統運転状態検出方法において、前記発電機から発生する有効電力及び無効電力を測定し、前記電力系統に事故が発生したか否かを検出し、前記電力系統の運転状態を検出するために、前記有効電力及び前記無効電力の値を示す測定結果と、前記電力系統に事故が発生したことを示す検出結果とに基づいて、前記他の電力系統の電圧に対する前記発電機の同期リアクタンスの背後電圧の相差角が、前記電力系統の事故が発生した後に拡大し続けるか否かを判別し、前記有効電力が第1の値以上であり、且つ、前記無効電力が、前記第1の値に基づいて定められた第2の値以下である場合、前記相差角が拡大し続けるものと判別してなる。
電力系統の過渡安定度を迅速且つ精度良く求めることができる。
===電力系統運転状態検出システムの構成===
図1〜図6を参照しつつ、本実施の形態の過渡安定化装置100の構成例について説明する。図1は、本実施の形態の電力系統10及び過渡安定化装置100の構成例を示すブロック図である。図2は、本実施の形態の電力系統10を2つの発電機200a、200bごとに単純化したモデル(1機無限大母線系統モデル)600を示す模式図である。図3は、1機無限大母線系統モデル600における電力相差角曲線の一例を示すグラフである。図4は、本実施の形態の過渡安定化装置親局120の構成を説明するための信号処理動作例を示すブロック図である。図5は、本実施の形態の過渡安定化装置親局120の構成を説明するための信号処理動作例を示すもう一つのブロック図である。図6は、本実施の形態の過渡安定化装置子局130の構成を説明するための信号処理動作例を示すブロック図である。
<<<実際の電力系統>>>
図1に例示されるように、本実施の形態の過渡安定化装置100は、主として、発電所からの有効電力及び無効電力を測定するための装置(例えば計器用変圧器101a及び計器用変流器102a)と、幹線Fの潮流の有効電力を測定するための装置(例えば計器用変圧器111a及び計器用変流器110a)と、電力系統10に事故が発生したか否かを検出するための装置(例えば過渡安定化装置子局130)と、電力系統10の過渡安定度を求め、これに応じて例えば遮断器300bに遮断動作を実施させる過渡安定化装置親局120と、を備えて構成されている。尚、この過渡安定化装置100は、電力系統10における幹線E、F等に事故が発生した後にこの電力系統10の過渡安定度を判別するいわゆる過渡安定度判別装置を含むものである。
尚、本実施の形態の電力系統10は、発電所と、2つの変電所C、Dと、2つの幹線E、Fと、を備えて構成されたものである。発電所は2つの発電機200a、200bを有している。また、発電所の母線350には発電機200a、200b及び3相2回線の幹線Eの一端が接続されて、発電機200a、200bから幹線Eを通じて送電するようになっており、この幹線Eの他端には変電所Cの母線450が接続されている。この変電所Cの母線450には3相2回線の幹線Fの一端が接続されて、当該変電所Cから幹線Fを通じて更に送電するようになっている。この幹線Fの他端は、変電所Dの母線550に接続されている。また、本実施の形態の電力系統は10、変電所Dの母線550を介して、更に他の電力系統(不図示)に接続されているものとする。
図1に例示されるように、前述した発電所からの有効電力及び無効電力を測定するための装置は、発電機200a、200bの出口にそれぞれ設けられた計器用変圧器101a、101b及び計器用変流器102a、102bにより構成される。これらの計器用変圧器101a、101b及び計器用変流器102a、102bにより得られた測定信号S1、S2、S3、S4は、過渡安定化装置親局120に送信されるようになっている。
また、同図に例示されるように、前述した幹線Fの潮流の有効電力を測定するための装置は、変電所Cの母線450に設けられた計器用変圧器111a、111bと、幹線Fに設けられた計器用変流器110a、110bと、過渡安定化装置子局130と、により構成される。
更に、同図に例示されるように、前述した電力系統10に事故が発生したか否かを検出するための装置は、母線350に設けられた計器用変圧器103a、103bと、幹線Eに設けられた計器用変流器105a、105b、109a、109bと、幹線Eに設けられたPCM(Pulse Code Modulation)リレー106a、106b、107a、107bと、幹線Eに設けられたBP(Busbar Protection)リレー108と、幹線Fに設けられたPCMリレー112a、112b、113a、113bと、過渡安定化装置子局130と、により構成される。計器用変圧器103a、103bにより得られた測定信号は、自動切換装置104を経由して、信号S5、S6として過渡安定化装置親局120に送信されるようになっている。また、計器用変流器105a、105bにより得られた測定信号、及び、PCMリレー106a、106bから出力された信号は、信号S7、S8、S9、S10として過渡安定化装置親局120に送信されるようになっている。
前述したPCMリレー106a、106b、107a、107bは、事故点が幹線Eの保護区間にあるか否かと事故相とを判別するためのいわゆる送電線保護リレーである。前述したPCMリレー112a、112b、113a、113b、及び、前述したBPリレー108についても同様である。
前述した過渡安定化装置子局130は、計器用変圧器111a、111b及び計器用変流器110a、110bにより得られた測定信号T6、T7、T8、T9に所定の処理を施して、PCM(Pulse Code Modulation)伝送用光ケーブル140を通じて、過渡安定化装置親局120に信号S11として送信する機能を有する装置である。また、この過渡安定化装置子局130は、計器用変流器109a、109bにより得られた測定信号T4、T5と、PCMリレー107a、107b、112a、112bから出力された信号T1、T3、T10、T11と、BPリレーから出力された信号T2と、に所定の処理を施して、PCM伝送用光ケーブル140を通じて、過渡安定化装置親局120に信号S11として送信する機能を有する装置でもある。
尚、本実施の形態では、過渡安定化装置親局120は発電所に設置され、過渡安定化装置子局130は変電所Cに設置されているものとする。また、発電機200a、200bの出口には遮断器300a、300bがそれぞれ設けられ、過渡安定化装置親局120からの制御信号X、Yに応じて遮断動作等を実施するようになっている。
<<<1機無限大母線系統モデル>>>
前述した電力系統10における各発電機200a、200bは、1機無限大母線系統を構成するものと近似的に考えることができる。そこで、以後、電力系統10の過渡安定度を説明する際には、わかり易くする便宜上、図2に例示される1機無限大母線系統モデル600の過渡安定度を引用することにする。
図2に例示されるように、1機無限大母線系統モデル600は、発電機601と、無限大母線602と、この発電機601から無限大母線602へ電力を送電する3相2回線の送電線603と、を備えて構成されている。発電機601は、本実施の形態の発電機200a、200bに対応し、無限大母線602は、例えば本実施の形態の変電所Dの母線550に接続される前述した他の電力系統に対応し、送電線603は、本実施の形態の幹線E及び幹線Fに対応するものである。
一般に、発電機601の同期リアクタンスをXd、送電線603の線路リアクタンスをXe、同期リアクタンスの背後電圧(送電側の電圧)をEd、無限大母線電圧(受電側の電圧)をVb、背後電圧の無限大母線電圧に対する相差角をδで表わせば、発電機601からの有効電力P及び無効電力Qは、それぞれ後記の「式1」及び「式2」の等式により記述されることが知られている。
Figure 0004327154
「式1」の等式によれば、事故が発生する前の1機無限大母線系統モデル600における有効電力Pと相差角δとの関係は、図3(a)に例示される電力相差角曲線P1により表わされる。同図におけるPは、発電機601における機械的入力を示す値である。発電機601は、電力相差角曲線P1において、Pと釣り合う電気的入力としての有効電力を与える一定の相差角δに対応する運転点で運転されている。
もし3相2回線の送電線603の一方の回線で事故が発生すると(図2参照)、送電線603の線路リアクタンスXeはこの事故により増加するため、「式1」の等式の右辺は相対的に減少する。よって、図3(a)に例示されるように、発電機601の運転点は、相差角δを保ちつつ、電力相差角曲線P1から電力相差角曲線P2へ移行する。移行先の運転点における有効電力は前述したPよりも小さいため、発電機601は、電力相差角曲線P2において有効電力が大きくなる方向、即ち相差角が大きくなる方向に加速される。
事故回線を遮断することにより事故が除去されると、送電線603の線路リアクタンスXeは、事故中のXeよりは小さいが事故前のXeよりは大きい値となる。そこで、図3(a)に例示されるように、事故が除去された場合の電力相差角曲線P3は、前述したP1及びP2の間に形成される。相差角がδから増加してδとなるように運転点が移動した時点で事故が除去された場合、この運転点は、相差角δを保ちつつ、電力相差角曲線P2から電力相差角曲線P3へ移行する。移行先の運転点は、このP3において、いわゆる加速エネルギー(図3(a)のSAの面積に対応)と、減速エネルギー(図3(a)のSBの面積に対応)とが等しくなる方向に加速される。図3(a)に例示されるように、運転点は、SA及びSBが等しくなる相差角δで減速され、δ及びδの間で振動を繰り返しつつ、新しい運転点に対応する相差角δに収束する。
次に、前述した1機無限大母線系統モデル600の過渡安定度について述べる。事故が除去されるタイミングが遅れた場合、図3(a)に例示される相差角δがより大きくなることにともない加速エネルギーSAもより大きくなる。但し、減速エネルギーSBには上限値があるため、δの値によっては、SBがSAより小さいままとなって発電機601が加速されて相差角が増加し続ける脱調現象が発生する。図3(b)に例示されるように、前述した上限値を与えるSB’とSA’とが等しくなるようなδを、一般に、安定限界遮断位相角(δcm)と称する。
以上から、1機無限大母線系統モデル600が不安定な運転状態から安定な運転状態へ回復可能となる条件はδ≦δcmということになる。逆に、1機無限大母線系統モデル600が安定な運転状態に回復不能となる条件はδ>δcmであり、この場合、δは事故が除去された後に小とすることが不可能となる。例えばδ≦δcmをδの相差角範囲とすれば、「δが、事故が除去された後に当該δを小とすることが可能な相差角範囲に存在しない」ことが、安定な運転状態に回復不能な不安定な運転状態を示すことになる。
本出願人は、この1機無限大母線系統モデル600の過渡安定度を求めるに際して、以下に述べる独自の知見を得ているものである。
「式1」の等式で表わされるように、背後電圧Ed及び無限大母線電圧Vbが一定の場合、有効電力Pに対しても、前述した相差角範囲に対応する範囲がある。つまり、δがこの相差角範囲に存在しない(例えばδ>δcmである)場合、Pは所定値(第1の値)以上である。但し、この逆は成立せず、例えばEd等が変化した場合にPが所定値以上であっても、δが前述した相差角範囲に存在しないことには必ずしもならない。
一方、「式2」の等式で表わされるように、Ed及びVbが一定の場合、無効電力Qも、δの増加とともに減少する傾向にある上に、前述した相差角範囲に対応する範囲を有する。つまり、δがこの相差角範囲に存在しない(例えばδ>δcmである)場合、Qは所定値(第2の値)以下である。但し、この逆は成立せず、例えばEd等が変化した場合にQが所定値以下であっても、δが前述した相差角範囲に存在しないことには必ずしもならない。
「式1」及び「式2」の2つの等式をともに考慮すれば、例えば、Pが一定であっても、Edが増加すると、δが相対的に減少することにともない、Qが増加することがわかる。このように、Edの増減の効果は、Pに対する場合と、Qに対する場合とでは異なる。そこで、Pが所定値以上であり、且つ、Qが所定値以下であることは、たとえEdが変化したとしても、δが前述した相差角範囲に存在しないことの略必要十分条件となり得る。
本実施の形態の電力系統10(図1)における例えば発電機200a、200bの有効電力及び幹線Fの潮流の有効電力についても、1機無限大母線系統モデル600における前述した有効電力に関する考察を適用できる。また、例えば発電機200a、200bの無効電力についても、1機無限大母線系統モデル600における前述した無効電力に関する考察を適用できる。このため、本実施の形態の過渡安定化装置親局120は、これらの有効電力及び無効電力の値を整定値(第1の値、第2の値)と比較するための構成を備えている。本実施の形態では、無効電力の整定値は、電力系統10に発生する事故点や事故様相等を示す事故情報ごとに予め設定されている。本実施の形態の過渡安定化装置親局120及び過渡安定化装置子局130は、この整定値を与える事故情報を検出するための構成を備えている。
<<<過渡安定化装置親局>>>
図4に例示されるように、本実施の形態の過渡安定化装置親局120は、前述した信号S1〜S11に基づいて、電力系統10(図1)の過渡安定度を求め、これに応じて例えば遮断器200bに遮断動作を実施させるための論理回路を備えたものである。
発電機200a、200bの有効電力及び無効電力は、信号S1、S2、S3、S4を入力変換処理することにより得られ、過渡安定化装置子局130から伝送された信号S11により得られた幹線Fの潮流の有効電力とともに、後述する安定判別計算が実施されるようになっている。この計算により電力系統10の運転状態が不安定であると判別された場合、この旨を示す不安定信号と、電力系統10で事故が発生した旨を示す事故信号(事故情報)とに対して論理積が施されるようになっている。本実施の形態の事故情報には3種類あり、この3種類に対応する事故の何れかについて、電力系統10の運転状態が不安定であると判別されれば、主検出リレーMXがオンとなるようになっている。但し、幹線Eにおける2φ3LGの事故に関しては、過渡安定化装置子局130からの信号S11と、PCMリレー106a、106bからの信号S9、S10それぞれに対して論理積が施されることにより、事故信号が生成されるようになっている。尚、事故情報の種類は3つに限定されるものではない。
一方、幹線E等で事故が発生したことは、信号S1〜S8に対して図4に例示された所定の論理積及び論理和が施された結果、事故検出リレーFDXがオンとなることに対応している。本実施の形態では、主検出リレーMX及び事故検出リレーFDXがともにオンになった場合、遮断器200a及び遮断器200bの何れか一方に遮断動作を実施させるための制御信号X又はYが出力されるようになっている。尚、本実施の形態では、電源制御の対象となる発電機は、前述した3種類の事故を想定して予め実施された電力系統10の動特性モデルのシミュレーションの結果に基づいて選定されているものとする。
図4に例示された信号処理動作は、本実施の形態の過渡安定化装置親局120の構成例を説明する便宜上、前述した安定判別計算のし方が事故情報によらない場合の一例である。本実施の形態の過渡安定化装置親局120は、以下述べるように、事故情報に応じて異なる安定判別計算が実施されるように構成されている。
図5に例示されるように、本実施の形態の安定判別計算(図4)では、前述した有効電力及び無効電力と、事故情報ごとに予め設定された整定値とを比較するようになっている。同図の例示によれば、事故が発生したとき、幹線Fの潮流の有効電力、発電機200aの有効電力、及び発電機200bの有効電力が、それぞれについて予め設定された整定値以上であり、且つ、発電機200aの無効電力及び発電機200bの無効電力が、それぞれについて当該事故情報に基づいて予め設定された整定値以下である場合、不安定信号が生成されるようになっている。本実施の形態の過渡安定化装置親局120は、このような信号処理動作を実施する論理回路を、3種類の事故情報のそれぞれについて備えたものである。
<<<過渡安定化装置子局>>>
図6に例示されるように、本実施の形態の過渡安定化装置子局130は、前述した信号T1〜T11に基づいて、電力系統10(図1)における事故情報や幹線Fの潮流の有効電力値等の基になる信号S11を生成するための論理回路を備えたものである。本実施の形態の過渡安定化装置子局130では、信号T1〜T11に所定の事故情報判別処理、入力変換処理、論理和処理等が施されて、幹線F、幹線E、及び変電所Cにおける事故情報の基になる信号や、幹線Fの潮流の有効電力値の基になる信号等が生成され、これらの信号(S11)が過渡安定化装置親局120に送信されるようになっている。
===電力系統運転状態検出方法===
図7及び図8を参照しつつ、前述した過渡安定化装置100による電力系統運転状態検出方法について説明する。図7は、本実施の形態の過渡安定化装置親局120を構成する論理回路の動作手順の一例を示すフローチャートである。図8(a)は、本実施の形態の電力系統10に想定される事故情報の一例を示す図表である。図8(b)は、本実施の形態の電力系統10の有効電力の測定値と無効電力の整定値との相関例を示す図表である。図8(c)は、本実施の形態の電力系統10の過渡安定度を求める動作例を視覚化した模式図である。
図7に例示されるように、過渡安定化装置親局120は、前述した事故信号(事故情報)を受信したか否かを判別する(S100)。事故情報を受信していない場合(S100:NO)、過渡安定化装置親局120は、ステップS100の動作を再度実施する。
事故情報を受信した場合(S100:YES)、過渡安定化装置親局120は、幹線Fの潮流の有効電力、発電機200a、200bの有効電力、及び発電機200a、200bの無効電力を求める(S101)。
過渡安定化装置親局120は、ステップS101で求められた3つの有効電力がそれぞれの整定値以上であるか否かを判別する(S102)。この動作は、図5に例示された有効電力に関する論理積に対応するものである。ステップS101で求められた3つの有効電力の何れかが整定値未満である場合(S102:NO)、過渡安定化装置親局120は、ステップS100の動作を再度実施する。
ステップS101で求められた3つの有効電力がそれぞれの整定値以上である場合(S102:YES)、送遮断装置親局120は、図8(c)に例示されるように、ステップS101で求められた2つの無効電力がそれぞれの整定値以下であるか否かを判別する(S103)。この動作は、図5に例示された無効電力に関する論理積に対応するものである。ステップS101で求められた2つの無効電力の何れかが整定値未満である場合(S103:NO)、過渡安定化装置親局120は、ステップS100の動作を再度実施する。
図8(a)に例示されるように、ステップS100で受信される事故情報は、事故点を示す情報及び事故様相を示す情報から構成されている。例えば、事故点が幹線Eの場合の事故様相は2φ3LGであり、この事故特有の無効電力の整定値が予め設定されている。この無効電力の整定値は、ステップS101で求められた3つの有効電力の値に応じて異なるものである。具体的には、図8(a)に例示されるように、事故情報に応じて、有効電力の測定値と無効電力の整定値との相関が予め設定されており、図8(b)に例示されるように、この相関により無効電力の整定値(QA2、QB2)が予め設定されている。ここで、QA2及びQB2は、それぞれ発電機200a、200bの無効電力の整定値を意味する。
尚、図8(b)における「発電所[%]」は、発電機200a、200bの有効電力が、所定の基準値を100%とした場合の比率を示すものである。例えば発電所が原子力発電所の場合、この2つの発電機200a、200bからの有効電力は略同様に増減し得るとされている。
また、図8(b)及び図8(c)に例示されるQA1及びQB1は、それぞれ発電機200a、200bの定格無効電力値を意味する。図8(c)に例示されるQA1における水平線とQB1における垂直線とは、発電機200a、200bの無効電力がQA1、QB1より大きい場合、電源制限させないための誤動作防止条件を示すものである。
ステップS101で求められた2つの無効電力がそれぞれの整定値以下である場合(S103:YES)、過渡安定化装置親局120は、遮断器200a及び遮断器200bの何れか一方に遮断動作を実施させるための制御信号X又はYを出力する。この動作は、図4に例示された主検出リレーMX及び事故検出リレーFDXにより実現される。
本実施の形態の過渡安定化装置100(電力系統運転状態検出システム)の過渡安定化装置親局120(判別部、遮断制御部)によれば、以下のことが言える。前述した測定信号に基づく有効電力が、前述した事故信号を想定して予め求められた整定値(第1の値)以上であり、且つ、前述した測定信号に基づく無効電力が、前述した事故信号を想定して予め求められた整定値(第2の値)以下である場合、発電機200a、200bの相差角が拡大し続けるものと判別される。この相差角範囲は、前述した1機無限大母線系統モデル600の相差角範囲に対応するものである。上記有効電力及び無効電力は、通常測定されているが故に簡便に得られるものであるとともに、上記判別条件は、相差角が前述した相差角範囲に存在しないことの略必要十分条件である。よって、本実施の形態の過渡安定化装置親局120により、電力系統10の過渡安定度が迅速且つ精度良く求められることになる。
また、本実施の形態の過渡安定化装置100によれば、電源制限を実施するか否かの判断(即ち、発電機200a及び発電機200bの何れか一方を遮断するか否かの判断)も、迅速であるとともに、不必要な電源制限を防止するものとなる。
尚、本実施の形態では、前述した測定信号を生成する機能を有するもの(例えば、計器用変圧器101a及び計器用変流器102aや、計器用変圧器111a及び計器用変流器110a等)が測定部に対応し、前述した事故信号を生成する機能を有するもの(例えば、過渡安定化装置子局130等)が検出部に対応する。
前述した実施の形態の電力系統は、2つの発電機200a、200bを備えた電力系統10であるが、これに限定されるものではない。電力系統の発電機は1つでもよいし、3つ以上でもよい。但し、発電機が1つの場合、本実施の形態の電力系統運転状態検出システムは、電源制限を実施するものではなく、少なくとも発電機の運転状態を検出する機能を有するシステムとなる。
また、前述した実施の形態の電力系統運転状態検出システムは、遮断器300a、300bに遮断動作を実施させる過渡安定化装置100であったが、これに限定されるものではない。本実施の形態の電力系統運転状態検出システムは、電源制限以外の系統安定化を実施するシステムであってもよい。
前述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良されるとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施の形態の電力系統及び過渡安定化装置の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態の電力系統を2つの発電機ごとに単純化したモデル(1機無限大母線系統モデル)を示す模式図である。 1機無限大母線系統モデルにおける電力相差角曲線の一例を示すグラフである。 本実施の形態の過渡安定化装置親局の構成を説明するための信号処理動作例を示すブロック図である。 本実施の形態の過渡安定化装置親局の構成を説明するための信号処理動作例を示すもう一つのブロック図である。 本実施の形態の過渡安定化装置子局の構成を説明するための信号処理動作例を示すブロック図である。 本実施の形態の過渡安定化装置親局を構成する論理回路の動作手順の一例を示すフローチャートである。 (a)は、本実施の形態の電力系統に想定される事故情報の一例を示す図表であり、(b)は、本実施の形態の電力系統の有効電力の測定値と無効電力の整定値との相関例を示す図表であり、(c)は、本実施の形態の電力系統の過渡安定度を求める動作例を視覚化した模式図である。
符号の説明
10 電力系統
100 過渡安定化装置
101a、101b、103a、103b、111a、111b 計器用変圧器
102a、102b、105a、105b 計器用変流器
109a、109b、110a、110b 計器用変流器
104 自動切換装置
106a、106b、107a、107b PCMリレー
112a、112b、113a、113b PCMリレー
108 BPリレー
120 過渡安定化装置親局
130 過渡安定化装置子局
140 PCM伝送用光ケーブル
200a、200b 発電機
300a、300b 遮断器
350、450、550 母線
600 1機無限大母線系統モデル
601 発電機
602 無限大母線
603 送電線

Claims (4)

  1. 発電機、変圧器、母線、送電線等を有する電力系統の、前記発電機から前記送電線を通じて他の電力系統へ電力を送電する際の運転状態を検出する電力系統運転状態検出システムにおいて、
    前記発電機から発生する有効電力及び無効電力を測定する測定部と、
    前記電力系統に事故が発生したか否かを検出する検出部と、
    前記電力系統の運転状態を検出するために、前記有効電力及び前記無効電力の値を示す前記測定部の測定結果と、前記電力系統に事故が発生したことを示す前記検出部の検出結果とに基づいて、前記他の電力系統の電圧に対する前記発電機の同期リアクタンスの背後電圧の相差角が、前記電力系統の事故が発生した後に拡大し続けるか否かを判別する判別部と、を備え、
    前記判別部は、前記有効電力が第1の値以上であり、且つ、前記無効電力が、前記第1の値に基づいて定められた第2の値以下であるとき、前記相差角が拡大し続けるものと判別する、ことを特徴とする電力系統運転状態検出システム。
  2. 前記検出部は、前記電力系統に事故が発生したものと検出した場合、更に当該事故の種類を検出し、
    前記判別部は、前記検出部で検出された事故の種類ごとに用意された前記第1の値及び前記第2の値に応じて、前記相差角が拡大し続けるか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力系統運転状態検出システム。
  3. 前記電力系統は、複数の前記発電機と、複数の前記送電線と、前記複数の発電機と前記複数の送電線との間にそれぞれ設けられる複数の遮断器と、を有し、
    前記相差角が拡大し続けることを示す前記判別部の判別結果に基づいて、前記電力系統の運転状態を脱調状態としないために、何れかの前記遮断器を遮断する遮断制御部、を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力系統運転状態検出システム。
  4. 発電機、変圧器、母線、送電線等を有する電力系統の、前記発電機から前記送電線を通じて他の電力系統へ電力を送電する際の運転状態を検出する電力系統運転状態検出システムの電力系統運転状態検出方法において、
    前記発電機から発生する有効電力及び無効電力を測定し、
    前記電力系統に事故が発生したか否かを検出し、
    前記電力系統の運転状態を検出するために、前記有効電力及び前記無効電力の値を示す測定結果と、前記電力系統に事故が発生したことを示す検出結果とに基づいて、前記他の電力系統の電圧に対する前記発電機の同期リアクタンスの背後電圧の相差角が、前記電力系統の事故が発生した後に拡大し続けるか否かを判別し、
    前記有効電力が第1の値以上であり、且つ、前記無効電力が、前記第1の値に基づいて定められた第2の値以下である場合、前記相差角が拡大し続けるものと判別する、
    ことを特徴とする電力系統運転状態検出システムの電力系統運転状態検出方法。

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