JP4326533B2 - 組み合わせ転がり軸受 - Google Patents

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この発明は、複数のアンギュラ玉軸受あるいは円すいころ軸受の間に間座を設置する定位置予圧方式の組み合わせ転がり軸受であって、組み込みの予圧量あるいは軸方向のすきまを高精度に管理する必要がある組み合わせ転がり軸受に関する。
アンギュラ玉軸受は、しばしば定位置予圧方式で使用され、軸受作用点の距離を広げ主軸剛性を確保するため、外輪間および内輪間に間座をそれぞれ介在させている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
定位置予圧方式では、軸やハウジングへの組込み後の予圧量(あるいは軸方向すきま)を高精度に管理するため、軸受側の内輪および外輪の平面差を測定し、それに合わせ内輪間座および外輪間座の幅寸法を設定する。この場合、設定された予圧が大きくなり過ぎると、剛性は高くなるが、その反面、運転時の温度上昇も高くなり、主軸の伸び等の精度劣化に繋がる。また、予圧が小さいと、軸の剛性不足あるいは回転精度劣化に繋がる。最近の高精度化、高剛性化、高速化に対応するため、こうした平面差の設定は数μmレベルで管理され、今後はさらに高精度に管理される傾向にある。
特開2002−361540号公報 特開2005−133891号公報
間座は、軸やハウジングへの組込み等の取扱いの面から、高硬度品を使用することが多い。組込み時に幅面等に打痕等の傷を付けると、傷部の盛り上がりにより隣接する軸受の傾きや平面差のずれを生じることがあるためである。高硬度品の代表的なものとしては軸受鋼があるが、軸受鋼は、高い硬度を得るために焼入れ・焼戻し処理がなされる。その際、残留オーステナイトが存在するが、この残留オーステナイトは熱的に不安定なため、長い時間を経て安定な組織に変化していく。そのため、長時間の運転による軸受部および間座の温度上昇により、この組織の安定化が促進され、膨張が生じて寸法が大きくなることがある。
例えば、内輪間座と外輪間座の寸法経年変化量が同じであれば、初期に設定した予圧量(あるいは、軸方向すきま)は変化しないため問題は無いが、外輪間座より内輪間座の寸法経年変化量が大きくなれば、予圧過大(軸方向すきま減少)となり、温度上昇大の原因となる。また、内輪間座より外輪間座の寸法経年変化量が大きくなれば、予圧不足(軸方向すきま増大)となり、いずれも精度劣化に繋がる。同一ロットで上記処理を行えば、内輪間座と外輪間座の残留オーステナイト量のばらつきを抑え、寸法経年変化量の差を抑えることができるが、作業性が悪くなる。
この発明の目的は、間座の寸法経年変化を抑制し、長期に渡って初期の予圧あるいは軸方向隙間を安定して維持することができる組み合わせ転がり軸受を提供することである。
この発明の組み合わせ転がり軸受は、複数並べて配置した転がり軸受の外輪間および内輪間の少なくとも一方に間座を介在させ、前記複数の転がり軸受を定位置予圧した組み合わせ転がり軸受において、前記間座が、焼戻しの第2段階の温度で焼戻しを行ったものであることを特徴とする。焼戻しの第2段階は、オーステナイトがフェライトとセメンタイトに分解され、膨張する段階であり、その温度は200〜300℃である。
この構成によると、複数並べて配置した転がり軸受を定位置予圧方式で使用することになるから、軸受作用点の距離を広げ主軸剛性を確保することができる。また、間座が、焼戻しの第2段階の温度で焼戻しを行ったものであるので、残留オーステナイト量が初期より大幅に少なくなっており、間座間のばらつきが小さく、寸法経年変化の差も小さくなる。したがって、初期の予圧(あるいは軸方向すきま)を長期間安定して維持することができる。そして、残留オーステナイト量が大幅に少なくかつばらつきも小さいことから、異なるロットで処理しても各間座間の差が少なく、効率的に製造することができる。
この発明において、前記転がり軸受をアンギュラ玉軸受あるいは円すいころ軸受とすることができる。これらの軸受は、組み合わせ転がり軸受に汎用される軸受であり、これにより、適用機器における高精度化、高剛性化、高速化のニーズに好適に対応することができる。
前記間座が、マルテンサイトの微少歪みを無くすと共に、残留オーステナイトが4%未満で、硬度HRC55以上の材質のものとする。定位置予圧方式では、一般的に数μmレベルで平面差を管理していることから、残留オーステナイト量を4%未満とすることができ、このように残留オーステナイト量を4%未満とすることにより、寸法経年変化のばらつきをより効果的に抑えることができる。また、焼戻し温度を高く設定し過ぎて、間座硬度を下げ過ぎると、取扱い時の打ち傷が発生しやすくなるが、間座の硬度をHRC55以上とすることにより、このような打ち傷の発生が抑制される。硬度を高くする為には、焼戻し温度を第2段階より低い温度とすることで、可能であるが、この場合、残留オーステナイト量が多くなり、寸法経年変化量が大きくなるため、残留オーステナイト量が4%未満となるような硬度の上限設定が肝要であり、この意味で、残留オーステナイト量が4%未満でかつ表面硬度HRC55以上の材質の間座を使用した軸受仕様が、性能と取扱い性を両立した最良の仕様となる。
この発明の組み合わせ転がり軸受の製造方法は、複数並べて配置した転がり軸受の外輪間および内輪間の少なくとも一方に間座を介在させ、前記複数の転がり軸受を定位置予圧した組み合わせ転がり軸受の製造方法において、前記間座は、鋼材を焼入れ焼戻し処理し、この焼戻しを第2段階の温度で行い、残留オーステナイトが4%未満で、この間座の表面硬度をHRC55以上としたものである。
この発明の組み合わせ転がり軸受は、複数並べて配置した転がり軸受の外輪間および内輪間の少なくとも一方に間座を介在させ、前記複数の転がり軸受を定位置予圧した組み合わせ転がり軸受において、前記間座を、焼戻しの第2段階の温度で焼戻しを行ったものとし、前記間座が、残留オーステナイトが4%未満で、表面硬度をHRC55以上とした材質であるため、残留オーステナイト量が大幅に少なく、間座間のばらつきおよび寸法経年変化の差も小さくなり、初期の予圧、あるいは軸方向すきまを長期間安定して維持することができる。また、異なるロットで処理しても各間座間の差が少なくなるから、同一ロットでの処理を必要とせず、製造の効率化を図ることができる。
この発明の一実施形態を図1と共に説明する。図1はこの発明の組み合わせ転がり軸受を装備したスピンドル装置の断面図である。このスピンドル装置は、マシニングセンタや、旋盤、フライス盤、研削盤等の工作機械に用いられるものであり、ハウジング1に、主軸となる軸2が前後の転がり軸受3,4によって回転自在に支持されている。軸2は、前端に工具(図示せず)を差し込んで取付ける工具取付部2aを有し、ビルトインタイプのモータMが出力軸に設けられ、軸回転可能とされている。前後の転がり軸受3,4は、それぞれ軌道輪である内輪3a,4aと外輪3b,4bとの間に複数の転動体(玉)3c,4cを介在させたアンギュラ玉軸受であり、保持器(図示ぜず)によって保持されている。
前後の転がり軸受3,4は、内輪間座5および外輪間座6によって軸方向の定位置予圧が付与された組み合わせ転がり軸受Aを構成する。前側の転がり軸受3は、内輪3aの前側幅面が軸2の前端側異径段面2bに、外輪3bの前側幅面がハウジング1の前端部に装着された押さえ蓋7に、それぞれ当接・係合するよう軸2の外径面およびハウジング1の内径面間に嵌合されている。前後の転がり軸受3,4間には、スリーブ状の内輪間座5および外輪間座6が介在している。内輪間座5は、その前端面が前側転がり軸受3の内輪3aの後側幅面に、後端面が後側転がり軸受4の内輪4aの前側幅面に、それぞれ当接・係合するよう軸2の外径面に嵌合されている。また、外輪間座6は、その前端面が前側転がり軸受3の外輪3bの後側幅面に、後端面が後側転がり軸受4の外輪4bの前側幅面に、それぞれ当接・係合するようハウジング1の内径面に嵌合されている。
後側転がり軸受4は、内輪4aの後側幅面が軸2に嵌合した内輪押付け用リング8の前端面に、外輪4bの後側幅面がハウジング1の内径面に形成された異径段面1aに、それぞれ当接・係合するよう軸2の外径面およびハウジング1の内径面間に嵌合されている。軸2の後端側には雄ねじ部2cが形成され、この雄ねじ部2cにナット9を螺合・締付けることによってリング8を軸受4の内輪4aに押し付けるようになされている。
この構成における定位置予圧の付与につき説明する。ナット9の雄ねじ部2cに対する螺合・締付けによって、リング8が後側転がり軸受4の内輪4aに押し付けられ、この押し付け力は内輪間座5を介して前側転がり軸受3の内輪3aに付加される。前側転がり軸受3の内輪3aは、さらに軸2の上記段面2bに押し付けられる。一方、前後の転がり軸受3,4の外輪3b,4b間では、前後両端部が押さえ蓋7およびハウジング1の段面1aによって規制され、その間に外輪間座6が介在するから、これと上記ナット9の締付けによる押し付け力が拮抗し、両転がり軸受3,4は定位置予圧付与状態に維持される。
上記のように構成された組み合わせ転がり軸受が組込まれた図例のようなスピンドル装置においては、前後の転がり軸受3,4の軸受作用点が、両内輪3a,4a間および両外輪3b,4b間に介在された内輪間座5および外輪間座6によって広げられるから、軸2の剛性が確保される。しかも、これらの転がり軸受3,4は定位置予圧方式で用いられることになるから、その予圧量の管理が高精度になされ、スピンドル装置の高剛性化、高速化に対応することができる。
この実施形態の内輪間座5および外輪間座6は、炭素鋼(例えば軸受鋼)を焼入れ焼戻し処理したものが用いられる。この焼戻しは、第2段階(200〜300℃)の温度で行う。炭素鋼の焼き戻しには、第1〜第3の段階がある。第1段階は、マルテンサイトからε炭化物(Fe2. 4C)が析出する段階であり、その温度は100〜160℃程度である。第2段階は、その温度範囲は200〜300℃程度である。第3段階は、低炭素マルテンサイトからも、フェライトとセメンタイトが生成する段階であり、その温度は280〜400℃程度である。
したがって、焼戻しの第2段階の温度での焼戻し処理をすることによって、間座5,6中の残留オーステナイト量を大幅に少なくし、4%未満とできる。残留オーステナイト量を大幅に少なくすることによって、間座5,6の硬度がHRC55以上に維持され、性能と取扱い性を両立した最良の軸受仕様が確立される。
下記(1)に示す寸法の内輪間座および外輪間座を作製し、焼戻しの第2段階の温度での焼戻し処理を行ったものについて、各寸法経年変化率より軸方向変化量を測定した。比較例として、同様の寸法で高温焼戻し処理を行わない内輪間座および外輪間座について、各寸法経年変化率より軸方向変化量を測定した。その結果を下記(2)(3)に示す。
(1)内輪間座および外輪間座の寸法(実施例、比較例共通)
内輪間座;内径100mm、外径110mm、長さ50mm
外輪間座;内径140mm、外径150mm、長さ50mm の間座を230℃×2時間の温度で経年変化を加速させた。
(2)結果−実施例
・残留オーステナイト量3.5%
(内輪間座寸法経年変化率10×10-5)軸方向変化量0.005
・残留オーステナイト量1.5%
(外輪間座寸法経年変化率5×10-5)軸方向変化量0.0025
(3)結果−比較例
・残留オーステナイト量10%
(内輪間座寸法経年変化率35×10-5)軸方向変化量0.0175
・残留オーステナイト量6%
(外輪間座寸法経年変化率15×10-5)軸方向変化量0.00525
上記結果において、実施例では、内輪間座が0.0025大きくなるが、初期設定の予圧量(軸方向すきま)からの変化量が小さいことが解る。これに対して比較例では、内輪間座が0.0125大きくなり、初期設定の予圧量(軸方向すきま)から大きく外れることが解る。したがって、この発明の実施例では、間座の寸法経年変化が抑制され、長期に渡って初期の予圧あるいは軸方向すきまを安定して維持し得ることが理解される。
図2の実施形態は、上記と同様のスピンドル装置に、前後2個の円すいころ軸受10,11による組み合わせ転がり軸受を適用し、軸2を回転自在に支持する例を示すものである。前後の転がり軸受10,11は、それぞれ軌道輪である内輪10a,11aと外輪10b,11bとの間に複数の転動体(ころ)10c,11cを保持器(図示ぜず)によって保持したものである。前後の転がり軸受10,11と、外輪10b,11b間に介在させた外輪間座12とによって軸方向の定位置予圧が付与された組み合わせ転がり軸受Bを構成する。
前側の転がり軸受10は、内輪10aの前側幅面が軸2の前端側に形成された異径段面2bにリング13を介し、外輪10bの前側幅面がハウジング1の前端部に装着された押さえ蓋7に、それぞれ当接・係合するよう軸2の外径面およびハウジング1の内径面間に嵌合されている。前後の転がり軸受10,11の外輪10b,11b間には、スリーブ状の外輪間座12が介在している。外輪間座12は、その前端面が前側転がり軸受10の外輪10bの後側幅面にリング14を介し、後端面が後側転がり軸受11の外輪11bの前側幅面に、それぞれ当接・係合するようハウジング1の内径面に嵌合されている。後側の転がり軸受11は、内輪11aの後側幅面が軸2に嵌合した押付け用リング15の前端面に当接・係合するよう軸2の外径面およびハウジング1の内径面間に嵌合されている。軸2の後端側には雄ねじ部2dが形成され、この雄ねじ部2dにナット(図例ではダブルナットとされている)16を螺合・締付けることによってリング15を軸受11の内輪11aに押し付けるようになされている。
なお、この実施形態では、図1のビルトタイプのモータMの代りに、ベルトまたはギヤ等の伝達機構21を介して、ハウジング外のモータ(図示せず)により、軸2の駆動が行われる。
この実施形態における定位置予圧について説明する。前記ナット16の雄ねじ部2dに対する螺合・締付けによって、リング15が後側転がり軸受11の内輪11aに押し付けられる。この押し付け力は、内輪11a、円すいころ11cおよび外輪11b間のテーパ面同士の分力作用により、外輪11bに与えられる。外輪11bに与えられた押し付け力は、さらに、外輪間座12およびリング14を経て前側転がり軸受10の外輪10bに与えられ、外輪10bの前側幅面が押さえ蓋7に押し付けられる。また、外輪10bに与えられた押し付け力は、円すいころ10cおよび内輪10a間のテーパ面同士の分力作用により、内輪10aにも与えられる。これにより、内輪10aの前側幅面は、リング13を介して軸2の段面2bに押し付けられる。この結果、外輪間座12が介在した前後の転がり軸受10,11には定位置予圧付与状態に維持される。
この実施形態のように、円すいころ軸受10,11の組み合わせによる軸受の場合、内輪または外輪に対する軸方向の予圧力が、内輪、円すいころおよび外輪間のテーパ面同士の分力作用により、外輪または内輪に伝達されるから、外輪間座12のみで、定位置予圧の付与がなされる。このように構成された組み合わせ転がり軸受が組込まれた図例のようなスピンドル装置においても、前後の転がり軸受10,11の軸受作用点が、両外輪10b,11b間に介在された外輪間座12によって広げられるから、軸2の剛性が確保される。しかも、これらの転がり軸受10,11は定位置予圧方式で用いられることになるから、その予圧量の管理が高精度になされ、スピンドル装置の高剛性化、高速化に対応することができる。
この実施形態の外輪間座12も、炭素鋼を焼入れ焼戻し処理したものが用いられ、上記同様焼戻しは、焼戻しの第2段階(200〜300℃)の温度で行う。これにより外輪間座12中の残留オーステナイト量を大幅に少なくする(4%未満)ことが出来る。残留オーステナイト量を大幅に少なくし、外輪間座12の硬度がHRC55以上に維持され、性能と取扱い性を両立した最良の軸受仕様が確立される。
なお、上記実施形態では、転がり軸受を2個用いた組み合わせ転がり軸受を例示したが、3個以上の組み合わせ転がり軸受であっても良い。この場合、隣接する外輪間または内輪間に、それぞれ間座が介在されることになる。また、上記各実施形態では、ハウジング1が固定側で軸2が回転側である場合について説明したが、ハウジング1が回転側で軸2が固定側である場合にもこの発明を適用することができる。さらに、スピンドル装置に適用した例について述べたが、これに限らず、組込み後の予圧量あるいは軸方向のすきまを高精度に管理する必要がある組み合わせ転がり軸受を組込んだその他の装置・機械にも適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる組み合わせ転がり軸受が適用されたスピンドル装置の縦断面図である。 この発明の別の実施形態にかかる組み合わせ転がり軸受が適用されたスピンドル装置の縦断面図である。
符号の説明
3…転がり軸受(アンギュラ玉軸受)
3a…内輪
3b…外輪
4…転がり軸受(アンギュラ玉軸受)
4a…内輪
4b…外輪
5…内輪間座(間座)
6…外輪間座(間座)
10…転がり軸受(円すいころ軸受)
10a…内輪
10b…外輪
11…転がり軸受(円すいころ軸受)
11a…内輪
11b…外輪
12…外輪間座(間座)
A…組み合わせ転がり軸受
B…組み合わせ転がり軸受

Claims (4)

  1. 複数並べて配置した転がり軸受の外輪間および内輪間の少なくとも一方に間座を介在させ、前記複数の転がり軸受を定位置予圧した組み合わせ転がり軸受において、
    前記間座が、焼戻しの第2段階の温度で焼戻しを行ったものであり、前記間座が、残留オーステナイトが4%未満で、表面硬度をHRC55以上とした材質であることを特徴とする組み合わせ転がり軸受。
  2. 請求項1において、前記転がり軸受がアンギュラ玉軸受である組み合わせ転がり軸受。
  3. 請求項1において、前記転がり軸受が円すいころ軸受である組み合わせ転がり軸受。
  4. 複数並べて配置した転がり軸受の外輪間および内輪間の少なくとも一方に間座を介在させ、前記複数の転がり軸受を定位置予圧した組み合わせ転がり軸受の製造方法において、
    前記間座は、鋼材を焼入れ焼戻し処理し、この焼戻しを第2段階の温度で行い、残留オーステナイトが4%未満で、この間座の表面硬度をHRC55以上とした組み合わせ転がり軸受の製造方法。
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