JP4326375B2 - リモコンにおけるキーボードスイッチ - Google Patents
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また、図7に示すものは、下部電極17を形成したプリント基板13にスペーサ部14を載せ、その上から下面に上部電極16を形成した可動基板21を被せ、この上部電極16の上には、それぞれ樹脂製の押釦部10における押圧部18を載せ、各押釦部10は、ハウジング11の進退孔12から突出すると共に、押釦部10と一体に全周囲に伸びた抜け止め鍔部19で抜け止めとしたものである。
本発明の第2の目的は、小型化したリモコンを片手で握りながら他の押し釦部の押圧に影響を与えることなく所定の押し釦部を確実に押圧することの可能なものを提供することである。
さらに、本発明のリモコンを片手で握るように持ち、押釦部の最も高い部分の目的の押釦部を押し込むと、押釦部は、両隣に切り込みが形成され、かつ、ゴム板の中央の肉薄部分がフレームに密着しているので、押釦部は片持ち梁のように支持されつつ先端部がテーパー部と隙間とに沿って折れ曲がり下降を開始でき、さらに、押釦部を押圧すると両隣の押釦部に押圧力を作用させることなく、該当する押釦スイッチ素子の可動部のみを押圧することができる。
押釦部の押圧力を解除すると、押釦部は、前記中央の肉薄部分と自らの弾力により元に復帰し、押釦スイッチ素子の可動部への押圧力を解除することができる。
ゴム板の下面が略平坦で、両側縁の押釦部を盛り上げた肉厚としてもよいし、また、ゴム板の上面が略平坦で、両側縁の押釦部の下面を肉厚としてもよい。
このゴム板27には、その上面に中央から両側縁部にかけてテーパー又は湾曲して次第に盛り上がり、かつ、この盛り上がり部分に一定間隔で縁部から内方に向かった短手方向に1mm程度の切り込み33を形成することで、押釦部32が形成される。図示例においては、これら左右の押釦部32の数は、各列毎に8個としたが、これに限られるものではなく、5〜20個程度の範囲で使用目的に応じて適宜選択することができる。
なお、前記切り込み33は、ある押釦部32を押したとき両隣の押釦部32に影響を与えないためのものであるから、できるだけ深くする必要がある。この切り込み33は、ゴム板27の上面側からだけでなく、図4に点線で示すように、下面側からも切り込み33bを形成しても良い。また、切り込み33と切り込み33bを貫通して両隣の押釦部32同士を分離するようにしても良い。このように中央で連続し、両側部で分離した櫛の歯状としたときは、ゴミがリモコン内部に入らない様に他の手段を講ずる必要がある。
前記フレーム26の中央部分(両側の押釦突出孔39の間)は、テーパー部43によってやや盛り上がることにより、押釦部32の下面と押釦スイッチ素子31の間に、可動部44を押込む為の隙間45が形成される。
前記フレーム26における下面の両側縁部には、前記ゴム板27の係止脚片34の間の隙間に位置し、かつ、前記ハウジング25の上面開口部分の内壁に嵌合するように支持脚片41が一体に設けられている。また、中央部には、数箇所に取り付けボス47が一体に設けられている。
前記実施例では、フレーム26はアルミダイキャストにより形成されているが、これに限られるものではなく、プラスチック、金属、その他の材料によって形成することもできる。
プリント基板30には、左右に複数個ずつの押釦スイッチ素子31が搭載されるとともに、その他の部品が搭載され、ハウジング25の内部に取り付けられている。
次に、フレーム26の上面にゴム板27を重ね合わせる。そして、ゴム板27の左右の各係止脚片34の下端部を、フレーム26の各脚片挿入孔40に臨ませながら圧入すると、係止脚片34は、内側が各脚片挿入孔40の上端の傾斜面を案内され、外側の傾斜部35が脚片挿入孔40の壁面に案内されつつフレーム26の各脚片挿入孔40に嵌合し、係止段部36が鍔部38の下面に係止し、抜け止めとなる。
すべての係止脚片34を脚片挿入孔40に圧入嵌合した後、ゴム板27の中央部と両端部をフレーム26に押圧してフレーム26の上面に圧着してゴム板27とフレーム26とを一体化する。
このとき、目的の押釦部32を押圧しても両隣の押釦部32に押圧力を作用させることなく、該当する押釦スイッチ素子31の可動部44のみを押圧する。
押釦部32の押圧力を解除すると、押釦部32は、前記中央の肉薄部分と係止脚片34の先端部との自らの弾力により元に復帰し、押釦スイッチ素子31の可動部44への押圧力を解除する。
また、前記実施例では、長さと幅の比が大きな細長いリモコンの例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、長さと幅の比の小さな長方体状のリモコンや、楕円形のリモコンなどであってもよく、要するに、縁部に切り込み33を入れて押釦部32を形成するものであればよい。
Claims (4)
- ハウジング内の複数の押釦スイッチ素子を、対応する押釦部で開閉操作するようにしたリモコンにおけるキーボードスイッチにおいて、前記ハウジングは、細長で、この細長の上面開口部に臨ませてプリント基板を取り付け、このプリント基板の両側縁部には、前記複数の押釦スイッチ素子を所定間隔で配置し、前記プリント基板の上から、中央部が高く、両側縁に向かって低くなるテーパーを有し、この両側縁に前記押釦スイッチ素子の可動部を突出させる押釦突出孔を穿設したフレームを被せ、このフレームの上から前記複数の押釦スイッチ素子の可動部を開閉操作する1枚のゴム板を被せ、このゴム板は、中央の前記フレームに接する部分が肉薄で、前記複数の押釦スイッチ素子の可動部を開閉操作する押釦部が肉厚で、この押釦部に中央の肉薄部から肉厚の縁部にかけて深さを深くした切り込みを形成したことを特徴とするリモコンにおけるキーボードスイッチ。
- ゴム板の下面が略平坦で、両側縁の押釦部を盛り上げた肉厚としたことを特徴とする請求項1記載のリモコンにおけるキーボードスイッチ。
- ゴム板の上面が略平坦で、両側縁の押釦部の下面を肉厚としたことを特徴とする請求項1記載のリモコンにおけるキーボードスイッチ。
- フレームにおけるそれぞれの押釦突出孔よりも縁側に脚片挿入孔を形成し、ゴム板のそれぞれの押釦部の下面部に、前記脚片挿入孔に嵌合係止する係止脚片を設け、この係止脚片の外向きの係止段部をフレームにおける周縁部の鍔部の下面に係止するようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のリモコンにおけるキーボードスイッチ。
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JP2004070382A JP4326375B2 (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | リモコンにおけるキーボードスイッチ |
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