JP4325663B2 - 無線端末、無線通信ネットワークシステム及びハンドオーバ方法 - Google Patents

無線端末、無線通信ネットワークシステム及びハンドオーバ方法 Download PDF

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本発明は、無線端末、無線通信ネットワークシステム及びハンドオーバ方法に関し、例えば、複数のアクセスポイント装置を有する無線LANシステムに適用し得るものである。
複数のアクセスポイント装置を有する無線通信ネットワークシステム(例えば、無線LANシステム)では、各アクセスポイント装置が、それぞれの無線到達範囲内に存在する無線端末と接続することでネットワークを実現している。このような無線通信ネットワークシステムにおいては、無線端末の移動性を確保するために、予め各アクセスポイント装置の位置を認識しておくことが必要である。
従来、各アクセスポイント装置の位置を認識する方法としては、例えば、アクセスポイント装置の設置時に予め人手で登録する方法や、また、GPS(Global Positioning System)等を利用して、各アクセスポイント装置の位置情報を取得する方法等がある(特許文献1参照)。
また、無線端末は、接続中のアクセスポイント装置の無線到達範囲を超えて移動すると、接続するアクセスポイント装置を切り替える必要がある。この切り替え方法(ハンドオーバ方法)として、特許文献2に記載の方法がある。この方法では、無線端末(移動端末)MTが、接続中のアクセスポイント装置との受信強度が閾値を下回ったことを判断したとき、図6に示すように、他のアクセスポイント装置の存在を調べるために、調査用コマンド(ProbeReqコマンド)を送信し、その調査用コマンドを受信した全てのアクセスポイント装置AP1〜AP3が調査応答コマンド(ProbeRspコマンド)を返信し、無線端末MTが、その調査応答コマンドの受信強度が一番強いアクセスポイント装置AP2と接続するようにしている(特許文献2参照)。
特開2003−174665 特開2001−258058
近年、無線通信ネットワークシステムは、多様な用途への適用が望まれており、システム形態を柔軟にすることが望まれる。例えば、アクセスポイント装置の増減や無線端末の台数や移動頻度や速度などを考慮すると、無線端末がアクセスポイント装置の位置等を認識して接続するアクセスポイント装置を決定することは、システムにとって最も重要な基本的処理の一つである。
しかしながら、特許文献1の記載技術のような、位置情報を事前に登録する方法では、登録に時間がかかる上に、アクセスポイント装置の追加や削除や設置位置の変更に対して、柔軟な対応ができないばかりか、それに伴う登録ミスの発生が危惧される。また、GPSを利用する方法は、機器にGPS対応の位置情報取得装置を搭載させる必要があり、コストが高くなる上に、屋内のようにGPSが利用できない場所では、その方法を適用できないという問題がある。
また、特許文献2の記載技術のような、無線端末の移動による接続先アクセスポイント装置の切り替え方法では、周辺にアクセスポイント装置が多数あるような場合、無線端末は、その数に応じた多数の調査応答コマンドが返信されてきてしまい、それら多数の中から接続先を決定しなければならない。そのため、無線端末が接続先を決定するまでに時間がかかってしまい、それまでの間、通信が途切れてしまうという問題がある。
さらに、特許文献2の記載技術のような従来の無線通信ネットワークシステムにおいて、無線端末は、受信電界強度が一番強いアクセスポイント装置と接続するだけであり、場合によっては、近隣に複数のアクセスポイント装置が存在しているにも拘わらず、1台のアクセスポイント装置が複数の無線端末と接続し、そのアクセスポイント装置の処理負荷のみが大きくなり、ネットワークの通信効率に影響を与える恐れもある。
そのため、無線端末の周辺に位置する無線端末収容装置の位置情報を予め登録することなく、位置関係や状況を捉え、適切な無線端末収容装置に迅速に接続することができる、無線端末、無線通信ネットワークシステム及びハンドオーバ方法が求められている。
第1の本発明は、同一のネットワークに接続されている複数の無線端末収容装置のいずれかに収容されて他の装置との通信を行う無線端末において、(1)上記各無線端末収容装置が送信し、当該無線端末に到達した無線信号を受信する下り無線信号受信手段と、(2)当該無線端末に無線信号が到達する近隣に位置する無線端末収容装置毎に、当該無線端末との位置の変化情報と、その無線端末収容装置からの無線信号の受信間隔とを管理する情報管理手段と、(3)上記下り無線信号受信手段が受信した、同一の無線端末収容装置からの複数の無線信号についての受信強度に基づいて、上記情報管理手段が管理する位置変化情報を更新する位置変化情報更新手段と、(4)上記下り無線信号受信手段が無線信号を受信したとき、今回受信した無線信号と今回の直前に受信した無線信号との受信間隔を、上記情報管理手段が管理する無線信号の受信間隔に反映する受信間隔更新手段と、(5)上記下り無線信号受信手段が現在収容されている無線端末収容装置からの無線信号を受信し、その無線信号の受信強度が閾値以下になったときに、上記情報管理手段が管理する位置変化情報及び無線信号の受信間隔を参照して新たな収容先となる無線端末収容装置の候補を決定するものであって、位置変化情報が当該無線端末に近付いている無線端末収容装置を、位置変化情報が当該無線端末から遠ざかっている全ての無線端末収容装置より優先させると共に、無線信号の受信間隔が長い無線端末収容装置を、無線信号の受信間隔が短い無線端末収容装置より優先させて新たな収容先となる無線端末収容装置の候補を決定する切替先候補決定手段と、(6)新たな収容先と決定された無線端末収容装置の候補に、収容先を切り替える収容先切り替え手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、無線端末が、同一のネットワークに接続されている複数の無線端末収容装置のいずれかに収容されて他の装置との通信を行う無線通信ネットワークシステムにおいて、上記無線端末が、第1の本発明の無線端末であることを特徴とする。
第3の本発明は、無線端末が、同一のネットワークに接続されている複数の無線端末収容装置のいずれかに収容されて他の装置との通信を行う無線通信ネットワークシステムのハンドオーバ方法において、(0)下り無線信号受信手段、情報管理手段、位置変化情報更新手段、受信間隔更新手段、切替先候補決定手段及び収容先切り替え手段を備え、(1)上記下り無線信号受信手段は、上記各無線端末収容装置が送信し、当該無線端末に到達した無線信号を受信し、(2)上記情報管理手段は、当該無線端末に無線信号が到達する近隣に位置する無線端末収容装置毎に、当該無線端末との位置の変化情報と、その無線端末収容装置からの無線信号の受信間隔とを管理し、(3)上記位置変化情報更新手段は、受信した同一の無線端末収容装置からの複数の無線信号についての受信強度に基づいて、上記情報管理手段が管理する位置変化情報を更新し、(4)上記受信間隔更新手段は、上記下り無線信号受信手段が無線信号を受信したとき、今回受信した無線信号と今回の直前に受信した無線信号との受信間隔を、上記情報管理手段が管理する無線信号の受信間隔に反映し、(5)上記切替先候補決定手段は、上記下り無線信号受信手段が現在収容されている無線端末収容装置からの無線信号を受信し、その無線信号の受信強度が閾値以下になったときに、上記情報管理手段が管理する位置変化情報及び無線信号の受信間隔を参照して新たな収容先となる無線端末収容装置の候補を決定するものであって、位置変化情報が当該無線端末に近付いている無線端末収容装置を、位置変化情報が当該無線端末から遠ざかっている全ての無線端末収容装置より優先させると共に、無線信号の受信間隔が長い無線端末収容装置を、無線信号の受信間隔が短い無線端末収容装置より優先させて新たな収容先となる無線端末収容装置の候補を決定し、(6)上記収容先切り替え手段は、新たな収容先と決定された無線端末収容装置の候補に、収容先を切り替えることを特徴とする。
本発明の無線端末、無線通信ネットワークシステム及びハンドオーバ方法によれば、無線端末の周辺に位置する無線端末収容装置の位置情報を予め登録することなく、位置関係や状況を捉え、適切な無線端末収容装置に無線端末を迅速に接続することができる。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による無線端末、無線通信ネットワークシステム及びハンドオーバ方法を無線LANシステムに適用した一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)実施形態の構成
図2は、実施形態の無線LANシステムの概略的な構成を示すブロック図である。図2において、第1の実施形態の無線LANシステム100は、複数台(図2は3台の例)のアクセスポイント装置(無線端末収容装置)101−1〜101−3と、移動可能な無線端末102とを有している。
各アクセスポイント装置101(101−1〜101−3)は、自己の無線到達範囲内(円で表記)に存在する無線端末102を適宜収容し、無線端末102と他の装置(他の無線端末やLANのセンタ装置等)との通信を中継するものである。ここで、アクセスポイント装置101−1〜101−3間は、有線、無線は問わず、所定の通信プロトコルに従って通信を実現するネットワークを形成している。例えば、アクセスポイント装置101−1〜101−3間は、TCP/IPに従った通信が可能である。
無線端末102は、上述のように、いずれかのアクセスポイント装置101に収容され、そのアクセスポイント装置101と無線通信を行うことによって、そのアクセスポイント装置101を介して他の装置と通信するものである。
各アクセスポイント装置101の詳細構成は既存のものと同様であり、アクセスポイント装置101の構成には、この実施形態の特徴はないので、その説明は省略する。
図1は、無線端末102の内部構成を示すブロック図である。無線端末102は、無線通信部130、演算部131、時計部132、無線端末制御部133及び記憶部134を有する。
無線通信部130は、アクセスポイント装置101と無線通信を実行するものである。無線通信部130は、無線信号の送受信機能部に加え、RSSI(受信電界強度指標)の測定機能部130aをも有する。
演算部131は、必要に応じて、後述する近隣ノードテーブルTBLの各値を演算するものである。演算部131は、例えば、所定のプログラム及びそのプログラムを実行するCPUが該当する。
時計部132は、現在時刻を計時するものであり、その時刻情報は演算部131によって適宜参照される。時計部132は、ハードウェア的なタイマであっても良く、また、いわゆるソフトタイマであっても良い。
無線端末制御部133は、アクセスポイント装置101との接続制御などを実行するものであり、ハンドオーバに関する制御も、後述する近隣ノードテーブルTBLの格納内容を参照しつつ実行するものである。無線端末制御部133は、例えば、所定のプログラム及びそのプログラムを実行するCPUが該当する。
記憶部134は、演算部131や無線端末制御部133の処理に供する各種データを格納しているものである。記憶部134は、近隣ノードテーブルTBLも格納している。記憶部134は、例えば、RAMやEEPROMなどのメモリが該当し、演算部131や無線端末制御部133のプログラムもそのメモリが格納していても良い。
図3は、近隣ノードテーブルTBLの構成例を示す説明図である。近隣ノードテーブルTBLは、その項目(フィールド)として、例えば、近隣のアクセスポイント装置のアドレス(APアドレス)、最新RSSI、前回RSSI、モニタ時間間隔、RSSI変化及び優先度などを有する。
APアドレスは、無線信号をモニタできる程度の近隣に位置しているアクセスポイント装置(AP1〜AP3:101−1〜101−3)のアドレス(例えば、MACアドレス)である。
なお、APアドレスを取り出せる無線信号を送信したアクセスポイント装置の行が、近隣ノードテーブルTBLに存在しない場合には、新たなアクセスポイント装置の行が追加される。また、近隣ノードテーブルTBLに記述されているアクセスポイント装置であっっても、最新のRSSIを得た時刻から所定時間以上経過しているのに、その後の無線信号が受信できない場合には、近隣ノードテーブルTBLからそのアクセスポイント装置の行が削除される。
最新RSSIは、そのアクセスポイント装置101について、最新(直近)にモニタした無線信号の受信電界強度(RSSI)である。
前回RSSIは、そのアクセスポイント装置101について、前回にモニタした無線信号の受信電界強度(RSSI)である。
モニタ時間間隔は、そのアクセスポイント装置101について、前回に無線信号をモニタした時刻と、最新に無線信号をモニタした時刻との差(間隔)である。例えば、時計部132が現在時刻を計時するものであれば、近隣ノードテーブルTBLの他に最新のモニタ時刻を格納しておき、それを利用して、次のモニタ時に、モニタ時間間隔を求めることになる。なお、モニタ時間間隔は、単純な差分に代え、差分の平均値や、モニタ間隔を固定とした場合であればその固定時間内の無線信号数を適用するようにしても良い。
RSSI変化は、前回RSSIに比較して、現在RSSIが増減しているか否かを示している。図3の近隣ノードテーブルTBLの場合、RSSI変化はアップ(↑)又はダウン(↓)で示すものであるが、RSSI変化として、変化量(例えば、現在RSSI−前回RSSI)を適用しても良く、また、RSSIの変化を関数で近似し、その関数を微分して求めたRSSIの瞬時的な変化率を適用するようにしても良い。
優先度は、その時点でそのアクセスポイント装置101が接続先となるか否かの優先度合を示すものであり、後述の動作の項で説明するように決定されるものである。
(A−2)実施形態の動作
従来の無線通信ネットワークシステムでは、複数のアクセスポイント装置(101−1〜101−3)の無線到達範囲(円で表示)の重複するエリア内(円の重複している範囲)に移動端末102が存在するとき、移動端末102は、複数のアクセスポイント装置(101−1〜101−3)のうち、無線信号の受信強度が最も強いアクセスポイント装置と接続していた。
この実施形態では、無線端末102は、接続しているアクセスポイント装置が送出した無線信号だけでなく、接続していないアクセスポイント装置が送出した無線信号をもモニタし、モニタした結果を、近隣ノードテーブルTBLに保存して管理することにより、各アクセスポイント装置101−1〜101−3の位置や状況を把握することができ、近隣ノードテーブルTBLの格納内容に応じて、接続するアクセスポイント装置を決定する。
以下、実施形態の無線端末102における近隣のアクセスポイント装置に対するモニタ動作を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、各アクセスポイント装置101−1〜101−3は、自己の存在を周辺の無線端末102に報知すべく報知用の無線信号を繰返し送信している。各アクセスポイント装置101−1〜101−3は、通信処理がない場合には一定周期でこのような無線信号を送信している。また、以下では、無線端末102が、接続可能なアクセスポイント装置であると認識するRSSIの下限値を−75dBとする。
無線端末102は、無線通信部130に、アクセスポイント装置101からの無線信号を常時モニタさせている(ステップ200)。無線端末制御部133は、無線信号の受信毎に、送信元アドレスとRSSI値を無線通信部130から読み取り(ステップ201)、無線信号を受信した時刻を時計部132から読み取り(ステップ202)、記憶部134の近隣ノードテーブルTBLの最新RSSI、前回RSSI(及び現在時刻)を更新する(ステップ203)。
なお、近隣ノードテーブルTBLに行(レコード)が用意されていないアクセスポイント装置101からの無線信号がモニタされた場合には、近隣ノードテーブルTBLに対する新しい行の追加動作がなされる。
次に、無線端末制御部133は、近隣ノードテーブルTBLに前回(最新のものとして記述されている)のRSSI値(と受信時刻)が存在する場合、最新RSSI及び前回RSSIの差分やモニタ時間間隔を演算部131に計算させ、記憶部134の近隣ノードテーブルTBLのRSSI変化及びモニタ時間間隔を更新する(ステップ204)。
その後、無線端末制御部133は、今回の無線信号の送信元アクセスポイント装置101は現在接続しているものか否かを判別し(ステップ205)、現在接続しているものであると、さらに、RSSI(最新のRSSI)が、接続下限値(−75dB)以下になったか否かを判別する(ステップ206)。
今回の無線信号の送信元アクセスポイント装置101が現在接続しているものでない場合や、現在接続しているものであるが、今回のRSSIが接続RSSI下限値より大きい場合には、無線端末制御部133は、アクセスポイント装置101からの無線信号の待機状態に戻る。
これに対して、今回の無線信号の送信元アクセスポイント装置101は現在接続しているものであって、今回のRSSIが接続RSSI下限値以下であると、無線端末制御部133は、近隣ノードテーブルTBLを参照して、接続先アクセスポイント装置の候補決定及び優先度(優先順位)の付与を行う(ステップ207)。ここで、候補決定、優先度付けのルールは、以下の通りである。
近隣ノードテーブルTBLの最新RSSIの値が、接続RSSI下限値以上であるアクセスポイント装置を候補とする。なお、接続RSSI下限値以上のアクセスポイント装置が1個も存在しない場合には、接続しないこととした(例えば、無線端末102は切断し、圏外表示などを行う)。但し、接続RSSI下限値以上のアクセスポイント装置が1個も存在しない場合でも、最新のRSSIが最大のアクセスポイント装置を候補として選択するようにしても構わない。
上述したルールで候補となったアクセスポイント装置の中で、RSSI変化が↑(アップ)であるものの優先度を高くする。上述したように、RSSI変化は、数量(増加量や増加率)で表現しても良く、この場合、増加率又は増加量の多い方の優先度を高くし、RSSI変化が↓(ダウン)しかない場合には、減少率又は減少量の少ない方の優先度を高くする。因みに、RSSI変化の増加は、移動している無線端末102とそのアクセスポイント装置101とが接近していると推定することができる。
上述した優先度付けでは同一順位になったアクセスポイント装置間では、モニタ時間間隔が長い方の優先度を高くする。基本的には、各アクセスポイント装置101は、一定間隔で無線信号を送信しているため、時間間隔が小さいということは、そのアクセスポイント装置101が他の無線端末と通信を行なっており、負荷がかかっていると判断することができる。
接続先アクセスポイント装置の候補決定及び優先度付与を行うと、無線端末制御部133は、無線通信部130から、近隣調査用コマンド(ProbeReqコマンド)を送信し、その調査用コマンドを受信したアクセスポイント装置からの調査応答コマンド(ProbeRspコマンド)の返信結果に基づき、調査応答コマンドを返信したアクセスポイント装置の中で優先度が一番高いものを新たな接続先のアクセスポイント装置に決定し(ステップ208)、そのアクセスポイント装置との実際の接続処理を行い(ステップ209)、アクセスポイント装置101からの無線信号の待機状態に戻る。
図5は、複数のアクセスポイント装置101−1〜101−3の配置と、無線端末102の移動経路と、接続先のアクセスポイント装置との関係を示す説明図である。図5の下のグラフは、その横軸が、無線端末102が点線上を移動した場合の位置(距離)を示し、縦軸が、無線端末102の位置における各アクセスポイント装置101−1〜101−3からの無線信号のRSSI(受信電界強度)を表している。
図5において、無線端末102は、移動当初、全てのアクセスポイント装置101−1〜101−3からの無線信号のRSSIが−75dB以下だが、モニタを続け、送信元アドレスが読み取れたアクセスポイント装置については、近隣ノードテーブルTBLの行を作成し、更新を続ける。
無線端末102の移動が進み、図5のA地点に到達すると(すなわち、無線端末102がアクセスポイント装置101−1に接近すると)、アクセスポイント装置101−1からの無線信号のRSSIが−75dBを超える。その段階では、記憶部134にある近隣ノードテーブルTBLで、最新RSSIが−75dBを超えたものはアクセスポイント装置101−1しか登録されていない。従って、接続先の候補は、アクセスポイント装置101−1のみである。A地点で無線端末制御部133は、近隣調査用コマンド(ProbeReqコマンド)を送信し、アクセスポイント装置101−1からの調査応答コマンド(ProbeRspコマンド)の受信により、アクセスポイント装置101−1を接続先アクセスポイント装置として選択し、実際の接続処理を行う。
A地点からB地点の直前までの間に無線端末102が位置しているときには、アクセスポイント装置101−1からの無線信号のRSSIは、下限値−75dB以下になることはないので、無線端末102とアクセスポイント装置101−1との接続は維持される。
なお、無線端末102が、B地点に位置した際の近隣ノードテーブルTBLの格納内容は、上述した図3に示すような内容であり、近隣ノードテーブルTBLには、アクセスポイント装置101−1〜101−3が登録されている。
このB地点では、アクセスポイント装置101−1の最新RSSIが、下限値−75dBまで低下したので、接続先の見直し(候補の決定及び優先度付与)の後、新たな接続処理が実行される。ここで、図3に示すように、無線端末102がB地点に位置した際のアクセスポイント装置101−2の最新RSSIは−40dB、アクセスポイント装置101−3の最新RSSIは−75dBであったとする。
このときには、3個のアクセスポイント装置101−1〜101−3の最新RSSIが下限値−75dB以上であるので、3個共に接続先の候補となる。
それぞれのRSSI変化は、アクセスポイント装置101−1及び101−2が「↓」であり、アクセスポイント装置101−3だけが「↑」であるので、アクセスポイント装置101−3の優先度が「1」となる。因みに、このようなRSSI変化により、無線端末102は、その移動によって、アクセスポイント装置101−1及び101−2から離れ、アクセスポイント装置101−3に接近していると判断できる。
RSSI変化が同じ「↓」であるアクセスポイント装置101−1及び101−2間では、アクセスポイント装置101−2の方がアクセスポイント装置101−1よりモニタ時間間隔が長いので、アクセスポイント装置101−2の優先度が「2」となり、アクセスポイント装置101−1の優先度が「3」となる。すなわち、無線信号の受信間隔(=モニタ時間間隔)が大きいアクセスポイント装置は通信量(トラヒック)が少ない(負荷が少ない)と判断して、接続先アクセスポイント装置としての優先度を高くする。
無線端末102は、B地点で、最新RSSIがRSSI下限値−75dBとなったので、近隣調査用コマンド(ProbeReqコマンド)を送信する。このときには、装置などの異常が発生していない限り、3個のアクセスポイント装置101−1〜101−3共に、調査応答コマンド(ProbeRspコマンド)を返信するが、その中で優先度が一番高いアクセスポイント装置101−3を新たな接続先のアクセスポイント装置に決定し、実際の接続処理を行なう。
無線端末102とアクセスポイント装置101−3との接続はC地点まで継続する。
なお、見直し時のRSSIが最大のアクセスポイント装置を新たな接続先とする従来技術の場合、B地点での見直しでは、アクセスポイント装置101−2を新たな接続先のアクセスポイント装置となり、無線端末102がα地点に達した見直しでアクセスポイント装置101−2を新たな接続先のアクセスポイント装置となり、上述した実施形態の場合に比較して、アクセスポイント装置間の切り替え回数が1回増えている。
(A−3)実施形態の効果
上記実施形態によれば、無線端末において、近隣のアクセスポイント装置の無線信号を常時モニタし、そのRSSI値だけでなく、無線LANシステム内の周辺アクセスポイント装置との位置関係やアクセスポイント装置の状況が反映されている、RSSI値の時間的な変化や、無線信号の履歴(受信間隔など)をテーブルで管理するようにしたので、適切な接続先のアクセスポイント装置を自律的に選定することができる。
しかも、管理する情報は、近隣のアクセスポイント装置からの無線信号をモニタして無線端末が独自に得ているので、他の無線通信装置との情報交換をする必要はなく、アクセスポイント装置の構成や動作の変更などを不要とすることができる。その結果、アクセスポイント装置の追加、削除や設置位置の変更に対して柔軟な対応が可能である(事前の登録が不要であり、その際のミスの心配もない)。
また、移動する無線端末側で自律的に接続先の切り替え先(の優先順位)を予め決定することができ、複数のアクセスポイント装置が存在しても、接続切り替えに要する時間を短縮でき、通信の途切れも減少する。
さらに、無線端末の移動によるアクセスポイント装置との位置関係の変化も類推して切り替え先(の優先順位)を決定しているので、ごく短時間だけ接続するようなアクセスポイント装置を接続先とするような切替を削減又は減少でき、接続先の切り替え回数の削減も期待でき、ネットワークの効率化を図ることができる。
さらにまた、アクセスポイント装置の負荷状況を反映させたパラメータも管理し、接続先候補の順位付けに影響するようにしているので、一つのアクセスポイント装置に負荷を集中させない負荷分散も可能となり、ネットワークの効率化を図ることができる。
(B)他の実施形態
上記実施形態では、RSSI変化で接続先候補の優先順位を付与し、優先順位が同じものがある場合に、モニタ時間間隔で優先順位を付与するものを示したが、RSSI変化と、モニタ時間間隔とを重み付け合成するような評価値を導入し、評価値の大小によって、接続先候補の優先順位を付与するようにしても良い。
また、上記実施形態では、複数の接続先候補を決定可能なものを示したが、接続先候補を1個だけ決定するものであっても良い。
さらに、上記実施形態では、接続先の切替えが必要と認識してから、接続先候補の決定とその優先度の付与を行うものを示したが、接続先の切替えが必要か不要かに拘わらず、無線信号を受信する毎に、接続先候補の決定とその優先度の付与を行うようにしても良い。
さらにまた、上記実施形態では、近隣調査用コマンド(ProbeReqコマンド)及び調査応答コマンド(ProbeRspコマンド)の授受を行った後に、実際の接続を行うものを示したが、近隣調査用コマンド(ProbeReqコマンド)及び調査応答コマンド(ProbeRspコマンド)の授受を行うことなく、近隣ノードテーブルTBLで、最上位の優先度のアクセスポイント装置に対して実際の接続処理を行うようにしても良い(但し、接続できない場合には次の優先度のものに対して接続処理を行うことになる)。
また、上記実施形態では、無線信号の受信に伴う近隣ノードテーブルTBLの更新後に、接続先のアクセスポイント装置の切替が必要かの判断を行うものを示したが、無線信号の到来時にまず、接続先のアクセスポイント装置の切替が必要か否か判断を行い、必要な場合には、そのときの近隣ノードテーブルTBLの内容(優先度)に応じて、接続先のアクセスポイント装置の切替え処理を行うようにしても良い(切替処理後に近隣ノードテーブルTBLの更新を行う)。
上記実施形態では、無線LANシステムに適用した場合を示したが、他の無線通信ネットワークシステムに対しても、本発明を適用することができる。例えば、ZigBee(登録商標)に従うシステム、Bluetooth(登録商標)に従うシステム、携帯電話システム、PHSなどのシステムにも適用可能である。
実施形態の無線端末の内部構成を示すブロック図である。 実施形態の無線LANシステムの概略的な構成を示すブロック図である。 実施形態の近隣ノードテーブルの構成例を示す説明図である。 実施形態の無線端末における近隣のアクセスポイント装置に対するモニタ動作を示すフローチャートである。 実施形態による接続先アクセスポイント装置の切替例の説明図である。 従来のハンドオーバ方法の説明図である。
符号の説明
100…無線LANシステム、101、101−1〜101−3…アクセスポイント装置(無線端末収容装置)、102…移動可能な無線端末、130…無線通信部、130a…RSSI測定機能部、131…演算部、132…時計部、133…無線端末制御部、134…記憶部、TBL…近隣ノードテーブル。

Claims (3)

  1. 同一のネットワークに接続されている複数の無線端末収容装置のいずれかに収容されて他の装置との通信を行う無線端末において、
    上記各無線端末収容装置が送信し、当該無線端末に到達した無線信号を受信する下り無線信号受信手段と、
    当該無線端末に無線信号が到達する近隣に位置する無線端末収容装置毎に、当該無線端末との位置の変化情報と、その無線端末収容装置からの無線信号の受信間隔とを管理する情報管理手段と、
    上記下り無線信号受信手段が受信した、同一の無線端末収容装置からの複数の無線信号についての受信強度に基づいて、上記情報管理手段が管理する位置変化情報を更新する位置変化情報更新手段と、
    上記下り無線信号受信手段が無線信号を受信したとき、今回受信した無線信号と今回の直前に受信した無線信号との受信間隔を、上記情報管理手段が管理する無線信号の受信間隔に反映する受信間隔更新手段と、
    上記下り無線信号受信手段が現在収容されている無線端末収容装置からの無線信号を受信し、その無線信号の受信強度が閾値以下になったときに、上記情報管理手段が管理する位置変化情報及び無線信号の受信間隔を参照して新たな収容先となる無線端末収容装置の候補を決定するものであって、位置変化情報が当該無線端末に近付いている無線端末収容装置を、位置変化情報が当該無線端末から遠ざかっている全ての無線端末収容装置より優先させると共に、無線信号の受信間隔が長い無線端末収容装置を、無線信号の受信間隔が短い無線端末収容装置より優先させて新たな収容先となる無線端末収容装置の候補を決定する切替先候補決定手段と、
    新たな収容先と決定された無線端末収容装置の候補に、収容先を切り替える収容先切り替え手段と
    を有することを特徴とする無線端末。
  2. 無線端末が、同一のネットワークに接続されている複数の無線端末収容装置のいずれかに収容されて他の装置との通信を行う無線通信ネットワークシステムにおいて、
    上記無線端末が、請求項1に記載の無線端末であることを特徴とする無線通信ネットワークシステム。
  3. 無線端末が、同一のネットワークに接続されている複数の無線端末収容装置のいずれかに収容されて他の装置との通信を行う無線通信ネットワークシステムのハンドオーバ方法において、
    下り無線信号受信手段、情報管理手段、位置変化情報更新手段、受信間隔更新手段、切替先候補決定手段及び収容先切り替え手段を備え、
    上記下り無線信号受信手段は、上記各無線端末収容装置が送信し、当該無線端末に到達した無線信号を受信し、
    上記情報管理手段は、当該無線端末に無線信号が到達する近隣に位置する無線端末収容装置毎に、当該無線端末との位置の変化情報と、その無線端末収容装置からの無線信号の受信間隔とを管理し、
    上記位置変化情報更新手段は、受信した同一の無線端末収容装置からの複数の無線信号についての受信強度に基づいて、上記情報管理手段が管理する位置変化情報を更新し、
    上記受信間隔更新手段は、上記下り無線信号受信手段が無線信号を受信したとき、今回受信した無線信号と今回の直前に受信した無線信号との受信間隔を、上記情報管理手段が管理する無線信号の受信間隔に反映し、
    上記切替先候補決定手段は、上記下り無線信号受信手段が現在収容されている無線端末収容装置からの無線信号を受信し、その無線信号の受信強度が閾値以下になったときに、上記情報管理手段が管理する位置変化情報及び無線信号の受信間隔を参照して新たな収容先となる無線端末収容装置の候補を決定するものであって、位置変化情報が当該無線端末に近付いている無線端末収容装置を、位置変化情報が当該無線端末から遠ざかっている全ての無線端末収容装置より優先させると共に、無線信号の受信間隔が長い無線端末収容装置を、無線信号の受信間隔が短い無線端末収容装置より優先させて新たな収容先となる無線端末収容装置の候補を決定し、
    上記収容先切り替え手段は、新たな収容先と決定された無線端末収容装置の候補に、収容先を切り替える
    ことを特徴とするハンドオーバ方法。
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