JP4325456B2 - プレスフィットコネクタ組み付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント基板への端子接続技術に属し、プレスフィットコネクタと呼ばれる圧入接点の組み付け技術の分野に属する。
この技術分野の通常技術では、図3(a)〜(c)に示すように、表面11がメッキ処理された端子ピン1をプリント基板2のスルーホール20に圧入し、プリント基板2のプリント配線21と端子ピン1とを電気的に接続している。たとえば、特許文献1には、このような通常技術によってプレスフィットコネクタの組み付けを行った後、接続の良否を確認する検査技術が開示されている。
特開2002−237664号公報
しかしながら、前述の通常技術では、図3(b)に示すように、端子ピン1をプリント基板2のスルーホール20に圧入する過程で、端子ピン1の表面11に形成されているメッキ層が削られてしまう。すなわち、図3(c)に示すように、メッキ層が削れられて剥がれ、プレスフィットコネクタの周囲に「メッキ削れ」と呼ばれる削り屑Sが往々にして生じてしまう。
こうした場合に、メッキ削れSを放置しておくこともあるのだが、そうすると周囲の回路などに短絡を生じる原因になりかねない。そこで、短絡防止などの目的でメッキ削れSを除去したい場合には、図4に示すように、エアブラシAやブラシBを使ってメッキ削れSを除去しようとすることもできる。しかし、こうすると新たにメッキ削れSを除去する工程が必要になって工数が増加してしまううえに、これでもメッキ削れSを完全に除去することはできない。
すなわち、メッキ削れSを除去しないと、工数は少なくて済むかわりに製品の信頼性に影響しかねない。一方、端子ピン1の圧入後にエアブラシAやブラシBによるメッキ削れSの除去工程を入れると、加工工数が増してしまううえに、それでもメッキ削れSの除去を完全にすることはできない。それゆえ、前述の背景技術では、工数をかけずに高い信頼性を得ることができなかった。
そこで本発明は、そもそもメッキ削れを全く生じることがなく、端子ピンの圧入後にメッキ削れの除去工程を必要としないプレスフィットコネクタ組み付け方法を提供することを、解決すべき課題とする。
前記課題を解決するために、発明者は以下の手段を発明した。
(第1手段)
本発明の第1手段は、表面がメッキ処理された端子ピンをプリント基板のスルーホールに圧入し、このプリント基板のプリント配線とこの端子ピンとを電気的に接続するプレスフィットコネクタの組み付け方法である。本手段の「プレスフィットコネクタ組み付け方法」は、前記圧入の過程で前記プリント配線と前記端子ピンとの間に通電し、この圧入の過程で生じるメッキ削れを加熱することにより、このメッキ削れを溶融させることを特徴とする。
本手段では、表面がメッキ処理された端子ピンをプリント基板のスルーホールに圧入する過程で、プリント配線と端子ピンとの間に通電される。すると、プリント配線と端子ピンとの間の接触部で抵抗が大きくなるので、接触部が加熱されて昇温する。この接触部は、圧入の過程でメッキ削れが生じる部分であるから、端子ピンの表面からメッキ層が剥がれてメッキ削れが生じようとする際に、メッキ層はメッキ削れを生じることなく、加熱されて溶けてしまう(あるいは蒸発してしまう)。その結果、そもそもメッキ削れが生じることがなくなるから、前述のようなメッキ削れに起因する不都合は解消される。
したがって、本手段の「プレスフィットコネクタ組み付け方法」によれば、端子ピンの圧入後にメッキ削れの除去工程を必要とせず、それでいてメッキ削れに起因する不都合を完全になくすことができるという効果がある。
本発明の「プレスフィットコネクタ組み付け方法」がもつ実施形態については、当業者に実施可能な理解が得られるように、以下の実施例で明確かつ十分に説明する。
本発明の実施例1としての「プレスフィットコネクタ組み付け方法」は、図1(a)〜(c)に示すように、表面11がメッキ処理された端子ピン1をプリント基板2のスルーホール20に圧入し、プリント基板2のプリント配線21と端子ピン1とを電気的に接続する方法である。本実施例の特徴は、図2(a)に示すように、電源装置Pからプリント配線21と端子ピン1との間に電圧をかけ、圧入の過程でプリント配線21と端子ピン1との間に通電して大電流を流し、この圧入の過程で生じようとするメッキ削れを加熱することによって、メッキ削れを溶融させることである。
すなわち、本実施例では、表面11がメッキ処理された端子ピン1をプリント基板2のスルーホール20に圧入する過程で、電源装置Pをプリント基板2の表面に形成されたプリント配線21と端子ピン1とに接続する。そして、プリント配線21と端子ピン1との間に電圧をかけ、圧入の過程でプリント配線21と端子ピン1との間に大電流を流すと、その接触部Cに大きなジュール熱が生じる。
ここで、端子ピン1とプリント配線21とは、いずれも導体であって通電されることを前提としているから、もともと電気抵抗が比較的小さいが、圧入過程が終わるまでの接触部Cはそうではない。すなわち、再び図1(a)に示すように、接触前の端子ピン1とプリント配線21との間では、導通はない。それが、再び図1(b)に示すように、プリント基板2のプリント配線21に端子ピン1が接触すると導通するようになるが、十分な導通が得られるようになるまでは、接触部Cでの抵抗は他の部分に比べて大きい。
そして、仮に電流が一定であるとすると、接触部Cの接触抵抗に比例して接触部Cでのジュール熱が発生するので、接触部Cが加熱されて昇温する。ところで、前述のように、端子ピン1の表面11に形成されたメッキ層が剥がれてメッキ削れSが生じようとするのも接触部Cである。それゆえ、圧入の過程で接触部Cが近づいてくると、熱伝導によってメッキ層が昇温して溶け、メッキ削れSが生じることがない。あるいは、メッキ削れSが生じた瞬間に溶けてしまい、実質的にメッキ削れSが生じることがなくなってしまう。
その結果、そもそもメッキ削れが生じることがなくなるから、前述のようなメッキ削れに起因する不都合は解消される。そればかりではなく、図2(b)に示すように、溶けたメッキ層が溶融部Mを形成し、端子ピン1の全周囲で端子ピン1とプリント配線21との間に溶着する。そして、圧入過程が終わると溶融部Mは冷えて固まり、あたかもハンダ付けのように端子ピン1とプリント配線21との間を接合する。すると、端子ピン1とプリント配線21との間の接続抵抗が減って導通が良くなり、端子ピン1とプリント基板2との間の接続強度も高まる。
したがって、本実施例の「プレスフィットコネクタ組み付け方法」によれば、端子ピン1の圧入後にメッキ削れSの除去工程を必要とせず、それでいてメッキ削れSに起因する不都合を完全になくすことができる。すなわち、そもそもメッキ削れSが完全に出なくなるので、メッキ削れSに起因する不都合は全くなくなり、短絡等がなくなって信頼性も向上するという効果がある。そればかりではなく、端子ピン1とプリント配線21との間の導通が良くなり、端子ピン1とプリント基板2との間の接続強度も高まるという効果もある。
実施例1としてのプレスフィットコネクタ組み付け方法を示す組図 (a)圧入前の状態を示す端面図 (b)圧入中の状態を示す端面図 (c)圧入後の状態を示す端面図 実施例1の特徴を示す組図 (a)通電状態を示す端面図 (b)完了状態を示す端面図 通常技術のプレスフィットコネクタ組み付け方法を示す組図 (a)圧入前の状態を示す端面図 (b)圧入中の状態を示す端面図 (c)圧入後の状態を示す端面図 通常技術のもつ不都合を示す模式図
符号の説明
1:端子ピン 11:表面
2:プリント基板 20:スルーホール 21:プリント配線
A:エアブラシ B:ブラシ
C:接触部 M:溶融部 P:電源装置 S:メッキ削れ(削り屑)

Claims (1)

  1. 表面がメッキ処理された端子ピンをプリント基板のスルーホールに圧入し、このプリント基板のプリント配線とこの端子ピンとを電気的に接続するプレスフィットコネクタの組み付け方法において、
    前記プリント配線と前記端子ピンとの間に電圧をかける電源装置により、前記圧入の過程で前記プリント配線と前記端子ピンとの間に大きな抵抗を生じる接触部に通電し、
    この接触部にジュール熱を発生させて、この圧入の過程でメッキ削れが生じる瞬間にこのメッキ削れを加熱することにより、このメッキ削れを溶融させて前記端子ピンと前記プリント配線との間に溶着させることを特徴とする、
    プレスフィットコネクタ組み付け方法。
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