JP4325263B2 - 回路装置及び電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒートパイプの機能を有する冷却装置を備えた回路装置及びその回路装置を搭載した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えばコンピュータ等の回路基板に実装されるCPU(Central Processing Unit)等の発熱素子を冷却する機構としてヒートパイプを利用したものが提案されている。ヒートパイプはコンテナの内部に凝縮性の作動流体を封入している。ヒートパイプのコンテナの受熱部には、発熱素子から発せられる熱が伝達され、作動流体が蒸発して蒸気になる。作動流体が蒸気になると、コンテナ内における入熱部付近の圧力が高くなるため、コンテナ内の圧力が低い側、すなわち放熱部側へ流れる。蒸気が放熱部側へ流れるとその作動流体は凝縮して熱を放出する。凝縮した作動流体は、コンテナ内に設けられたグルーブ(溝)を通って受熱部側へ戻る。作動流体がグルーブを流通する現象は毛細管現象を利用している。このようにしてヒートパイプは受熱及び放熱を繰り返すことにより発熱素子を冷却する。
【0003】
ヒートパイプは、熱伝導性を上げるために、通常コンテナが銅やアルミ等の金属でなっている。そしてそのコンテナにヒートスプレッダ(熱拡散部材)を介在させて発熱素子を取り付けている。また伝熱シート等の接着剤により、コンテナ、ヒートスプレッダ、発熱素子を接着している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−76664号公報(段落[0020]、[0021]等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近では発熱素子の集積度の向上に伴ってその発熱量も増加しつつある。ヒートパイプの熱伝導率が低いと、発熱量が大きい素子を実装したコンピュータでは熱暴走を引き起こすおそれがある。このような問題を解決するために素子の低電力化により発熱量を低減させる方法もある。しかしこのような方法に加え、上記ヒートパイプを用いてさらに効率良く発熱素子を冷却することが要求されている。
【0006】
また、特許文献1に記載の放熱装置のように、ヒートパイプのコンテナが金属製の場合、熱伝導性は良好であるが軽量化に適さないという問題がある。また特許文献1に記載の装置では、ヒートスプレッダ等の薄型化を図っているが、それでもまだ厚み(方向Wの厚み)が大きいため、装置を小型化することも困難となってくる。したがって、例えばノート型のコンピュータにその放熱装置を組み込むような場合、さらなる小型化、薄型化、軽量化を達成することが期待される。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、発熱素子を効率良く冷却することができるとともに、小型化、薄型化、または軽量化を図ることができる、冷却装置を備えた回路装置及び電子機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る回路装置は、内部に作動流体を封入した電気絶縁材でなるコンテナを有し、前記作動流体の蒸発作用及び凝縮作用を用いて熱を吸収及び放出する冷却装置と、前記コンテナの表面に直接設置され、発した熱が前記冷却装置により吸収される発熱素子と、コンテナの表面に直接形成され、前記発熱素子に電気的に接続された導体線とを有する回路部とを具備し、前記発熱素子はモータを有し、前記コンテナは、該コンテナの表面に平面状に形成され少なくとも前記導体線が形成された第1の平面部と、該第1の平面部に対向する第2の平面部とを有し、前記回路部は、前記第2の平面部に形成され前記モータの磁気回路を構成するための磁気回路部材を有する。
【0009】
本発明では、冷却装置の電気絶縁材でなるコンテナの表面に発熱素子を直接設置し、該表面に導体線を直接形成する構成とした。これにより、例えばコンテナの材料に比較的熱伝導率の高いものを用いれば、冷却装置の熱効率を向上させることができる。また、従来のようにヒートスプレッダやこれをコンテナに取り付けるための接着剤等は不要であり、薄型化、小型化を図ることができる。
【0010】
また本発明では、冷却装置と一体となったモータ用回路装置を提供することができる。磁気回路部材として磁性体であれば何でもよい。また本発明において発熱素子にはモータの他、そのモータを駆動するための集積回路等が含まれる。この集積回路は例えば第1の平面部に設置することが可能であるがこの限りではない。
【0011】
本発明において、発熱素子として、例えばCPU、MPU(Micro Processing Unit)、メモリ、モータ等が挙げられ、熱を発する素子であれば何でもよい。
【0012】
本発明の一の形態では、前記コンテナは、ABS(Acrylonitrile Butadiene Strene)、PPS(Poly Phenylene Sulfide)、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、窒化ケイ素セラミックス、または窒化アルミニウムセラミックスでなる。これにより、コンテナが金属でなる場合に比べ回路装置の軽量化、薄型化を図ることができる。特にポリイミド、ポリアミド、またはポリエステルを用いることによりコンテナに柔軟性を持たせることができる。その結果、例えば電子機器に回路装置を搭載させる場合にその設置箇所の限定が少なくなり、小型化、薄型化に寄与する。一方、熱伝導性に優れた窒化ケイ素セラミックス、窒化アルミニウムセラミックス等を用いることで、コンテナの電気絶縁性を維持しつつ冷却装置の熱効率を向上させることができる。
【0013】
本発明に係る電子機器は、内部に作動流体を封入した電気絶縁材でなるコンテナを有し、前記作動流体の蒸発作用及び凝縮作用を用いて熱を吸収及び放出する冷却装置と、前記コンテナの表面に直接設置され、発した熱が前記冷却装置により吸収される発熱素子と、コンテナの表面に直接形成され、前記発熱素子に対し電気的に接続された導体線とを有する回路部とを具備する回路装置であって、前記発熱素子がモータを有し、前記コンテナが、該コンテナの表面に平面状に形成され少なくとも前記導体線が形成された第1の平面部と、該第1の平面部に対向する第2の平面部とを有し、前記回路部が、前記第2の平面部に形成され前記モータの磁気回路を構成するための磁気回路部材を有する回路装置を搭載した。
【0014】
本発明では、冷却装置の電気絶縁材でなるコンテナの表面に発熱素子を設置し、該表面に導体線を直接形成する構成とした。これにより、例えばコンテナの材料に比較的熱伝導率の高いものを用いれば、冷却装置の熱効率を向上させることができる。また、従来のようにヒートスプレッダやこれをコンテナに取り付けるための接着剤等は不要であり、薄型化、小型化を図ることができる。その結果、電子機器を薄型化、小型化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0016】
まず、本発明の参考例を説明する。
[参考例1]
図1は本発明の第1の参考例に係る回路装置を示す斜視図である。図2、図3はそれぞれ図1に示す回路装置のA−A断面図、B−B断面図である。この回路装置1には冷却装置5が設けられており、この冷却装置5上には回路部10が設けられている。回路部10は、発熱素子として、CPU2やその他コンデンサや抵抗等の素子4を有し、また、導体線である回路配線3を有している。一般的にCPU2の発熱量はその他の素子4の発熱量が無視できるくらいに大きい。
【0017】
冷却装置5はヒートパイプの機能を有している。図2、図3に示すように、冷却装置5のコンテナ15の内部15bは例えば真空とされており、作動流体6が封入されている。作動流体6としては例えば純水、メタノール、アンモニア、代替フロン等を用いることができる。作動流体6は図2においてコンテナ15の内部15bの右側に位置しているが、回路装置1が図に示すように水平に配置されるとすれば、実際は重力により内部15bの下方に位置することになる。
【0018】
コンテナ15の内壁にはメッシュ部材7が取り付けられている。メッシュ部材7は、作動流体6を毛細管現象により還流させる機能を有する。このメッシュ部材7は例えば金属、布、または炭素繊維等でなっている。ここで布とは、織物、メリヤス、不織布等のことをいう。このように布を用いることにより、金属製のメッシュ部材を用いる場合に比べ熱伝導率を向上させることができる。
【0019】
コンテナ15は、ほぼ平板状に形成されており電気絶縁材でなる。例えばその材料はABS、PPS、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、窒化アルミニウムセラミックス、窒化ケイ素セラミックスを用いている。これにより、コンテナ15が金属でなる場合に比べ回路装置の軽量化、薄型化を図ることができる。具体的には、例えばポリイミド、ポリアミド、ポリエステル等を用いることによりコンテナ15に柔軟性を持たせることができる。その結果、例えば、ノート型のコンピュータやPDA(Personal Digital Assistance)等の電子機器に回路装置1を搭載させる場合にその設置箇所の限定が少なくなり、電子機器の小型化、薄型化に寄与する。一方、熱伝導性に優れた窒化アルミニウムセラミックス、窒化ケイ素セラミックス等を用いることで、コンテナ15の電気絶縁性を維持しつつ冷却装置の熱効率を向上させることができる。窒化アルミニウムセラミックス、窒化ケイ素セラミックスは約200〜400[W/(m・K)]という高い熱伝導率を有する。
【0020】
回路部10の発熱素子2、4等は、コンテナ15の表面15aに直接取り付けられている。また導体線3もコンテナ15の表面15aに直接形成され配線されている。導体線3は例えば薄膜形成技術やフォトリソグラフィ技術等で形成することができる。具体的には、まず図4(a)に示すように、コンテナ15の表面15aに金属膜8を形成し、図4(b)に示すようにレジスト膜9を形成し、露光し、現像する。そしてエッチング等により余分な金属膜8を除去し、図4(c)に示すようにレジスト剥離を行う。以上のようにして導体線3を形成した後、例えば発熱素子2等を設置する。
【0021】
次に、この回路装置1に設けられた冷却装置5の作用を説明する。発熱素子2から発生した熱は、冷却装置5の受熱部20から受け入れられる。具体的には発熱素子2から発生した熱は、受熱部20においてコンテナ15の表面15aに伝わる。厳密には、コンデンサや抵抗等の素子4からも多少発熱するので、その熱も表面15aに伝わり入熱されることになる。
【0022】
受熱部20が受けた熱により作動流体6が蒸発して蒸気になると、コンテナ15内における受熱部20付近の圧力が高くなるため、コンテナ15内の圧力が低い側、すなわち放熱部30側へ流れる。蒸気が放熱部30側へ流れると作動流体6は凝縮して熱を放出する。凝縮した作動流体6は、メッシュ部材7を通って受熱部20側へ戻る。このようにして冷却装置5は受熱及び放熱を繰り返すことにより発熱素子2、4を冷却する。
【0023】
以上のように本参考例では、冷却装置5の電気絶縁材でなるコンテナ15の表面15aに発熱素子2を直接設置し、また表面15aに導体線3を直接形成する構成とした。これにより、例えば、一般的に用いられる熱伝導率の低いガラスエポキシ積層板(熱伝導率0.35[W/(m・K)]程度)を使用する必要がないので、冷却装置5の熱効率を向上させることができる。また、従来のようにヒートスプレッダやこれをコンテナ15に取り付けるための接着剤等は不要であり、薄型化、小型化を図ることができる。またその結果、回路装置の製造工程数を減少させることができコストを抑えることができる。
【0024】
本参考例では、コンテナ15の平坦部である表面15aに発熱素子等を直接設置することとなるので、その表面15aと発熱素子2、4との接触面積を極力大きくすることができる。その結果、冷却装置5の熱効率をより高めることができる。
【0025】
本参考例では、コンテナ15を平板形状とすることにより冷却装置5がいわば回路基板のような存在となる。すなわち、回路部10の基板が冷却装置5となる。そのため、例えば電子機器に回路装置1を搭載させる場合に、電子機器の薄型化を達成することができる。
【0026】
[参考例2]
図5は本発明の第2の参考例に係る回路装置の斜視図である。
【0027】
冷却装置25のコンテナ35の表面35aには回路部31が設けられている。冷却装置25は、上記第1の参考例に係る冷却装置5と同様にヒートパイプの機能を有している。回路部31は例えば2つのプロセシングユニット22a、22bを有している。これら2つのプロセシングユニット22a、22bは例えばメインCPU、サブCPUとして機能するものである。この回路装置21においても、上記第1の参考例に係る回路装置1と同様に、発熱素子22a、22b、24がコンテナ35の表面35aに直接設置され、また導体線23も表面35aに直接形成されている。また、コンテナ35も電気絶縁材でなり、例えばABS、PPS、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、窒化ケイ素セラミックス、窒化アルミニウムセラミックスでなる。コンテナ35の形状は平板状であり、上記実施の形態におけるコンテナ15より幅広に形成されている。
【0028】
この回路装置21では、2つの大きな発熱量の素子22a、22bを有しているため、それらの素子22a、22bが設置されている箇所付近がそれぞれ冷却装置25の受熱部となる。したがって、放熱部は、素子22a、22bが設置されている箇所以外の箇所となる。
【0029】
このように、本参考例では上記第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、CPU等の発熱量の比較的大きな発熱素子が複数ある場合であっても効率良く発熱素子を冷却することができる。
【0030】
図6は、図5に示す回路装置21に、例えばファンモータ33とヒートシンク34を取り付けた状態を示す斜視図である。具体的には冷却装置25のコンテナ35の放熱部にヒートシンク34を接触させている。ファンモータ33はケース32に収納されている。ファンモータ33により外部からケース32内に取り込まれた空気は、ケースの開口部32aを介してヒートシンク34側へ流れるようになっている。これにより、冷却装置25から放出される熱がヒートシンク34に伝達され、ヒートシンク34に蓄積される熱は、ファンモータ33により供給される空気によって効率良く放出される。これにより、さらに効率良く発熱素子22a等が冷却される。
【0031】
[参考例3]
図7は本発明の第3の参考例に係る回路装置を示す斜視図である。図8はその図7におけるC−C断面図である。
【0032】
この回路装置41は、ヒートパイプ機能を有する冷却装置45と、発熱素子42、その他図示しない導体線等を含む回路部とを有している。発熱素子42は冷却装置45のコンテナ55の表面55aに直接取り付けられている。コンテナ55の内部55bには支持体52が設けられている。支持体52は、例えば複数設けられ、筒形状を有する。支持体52はコンテナ55の上下の壁部55cに当接されて設けられて、壁部55cを内部から支持している。支持体52がない場合、内部55bが真空であることから壁部が大気圧によってへこんだりつぶれたりする等、変形するおそれがあるが、本参考例によればそのような問題はない。なお、コンテナ55の材質が大気圧により変形しない材質を用いることができ、あるいは、その壁部が大気圧により変形しないような厚みを有していれば支持体52を設ける必要はない。
【0033】
[本発明の実施の形態]
次に、本発明の実施の形態について説明する。図9は本実施の形態に係るモータ用の回路装置を示す断面図である。
【0034】
この回路装置61は、モータ用の回路装置であり、例えばモータ80はコンピュータ等に搭載されるファンモータである。回路装置61は、冷却装置65を有し、発熱素子62、導体線63等を有する回路部を有している。発熱素子62は例えばファンモータ80を駆動するための集積回路であり、冷却装置65のコンテナ75の表面75aに直接取り付けられている。また導体線63も表面75aに直接形成されている。さらにコンテナ75の表面75aであって、発熱素子62の設けられた側と逆側の表面75a(裏面側)に磁性部材71が直接取り付けられている。磁性部材71は、例えばケイ素鋼板、アルミ板、亜鉛鋼板である。また図示せずとも、後述するモータのコイル部85には導線が接続されている。
【0035】
ファンモータ80のコイル部85はその中心に設けられた支持部材86に取り付けられており、支持部材86は、図10に示す冷却装置65のコンテナ75に設けられた穴部75dに嵌合されて固定されている。シャフト83はベアリング84を介して支持部材86に取り付けられている。シャフト83には羽根部81が固定されており、羽根部81にはマグネット82が取り付けられている。コイル部85に流れる電流により、磁性部材71を用いて磁気回路Mが形成され、羽根部81が回転するように構成されている。
【0036】
図10に示すように、集積回路62が発する熱は冷却装置65における受熱部20で受け入れられ、放熱部30で放熱される。発熱する素子には集積回路62だけではなくファンモータ80の特にコイル部85も含まれる。したがってコイル部85から発生する熱も支持部材86を介して受熱部20で受け入れられ、放熱部30で放熱されることになる。
【0037】
本実施の形態によれば、冷却装置65と一体となったモータ用回路装置を提供することができるとともに、チップ状の集積回路62だけでなくモータ80も効率良く冷却することができる。
【0038】
本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0039】
冷却装置のコンテナの形状は上記各実施の形態において説明した形状に限られず、例えば平板状であって、三角形状、L字形状、口形状等の形状でもよい。またコンテナの断面が円形状をつぶしたような略楕円形状を有するものでもよいし、平板状に限られず、コンテナの表面の一部が曲面状であってもよい。
【0040】
また、上記実施の形態において、磁性部材71は必ずしもコンテナの裏面側に取り付けなくてもよく、コイル部85がある側に取り付けるように取り付けるようにしてもよい。またモータはファンモータに限られず、例えばサーボ用のモータやボイスコイルモータでもかまわない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発熱素子等を効率良く冷却することができるとともに、回路装置の小型化、薄型化、または軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例に係る回路装置を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す回路装置のA−A断面図である。
【図3】 図1に示す回路装置のB−B断面図である。
【図4】 導体線の形成工程を示す図である。
【図5】 本発明の第2の参考例に係る回路装置の斜視図である。
【図6】 図5に示す回路装置に、ファンモータとヒートシンクを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第3の参考例に係る回路装置を示す斜視図である。
【図8】 図7におけるC−C断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係る回路装置を示す断面図である。
【図10】 図9における回路装置の冷却装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、21、41、61…回路装置
2、22a、22b、42、62、…発熱素子
3、23、63…回路配線、導体線
5、25、45、65…冷却装置
6…作動流体
10、31…回路部
15、35、55、75…コンテナ
15a、35a、55a、75a…表面
15b、55b…内部
52…支持体
55c…壁部
71…磁性部材
80…モータ
Claims (3)
- 内部に作動流体を封入した電気絶縁材でなるコンテナを有し、前記作動流体の蒸発作用及び凝縮作用を用いて熱を吸収及び放出する冷却装置と、
前記コンテナの表面に直接設置され、発した熱が前記冷却装置により吸収される発熱素子と、コンテナの表面に直接形成され、前記発熱素子に電気的に接続された導体線とを有する回路部とを具備し、
前記発熱素子はモータを有し、
前記コンテナは、該コンテナの表面に平面状に形成され少なくとも前記導体線が形成された第1の平面部と、該第1の平面部に対向する第2の平面部とを有し、
前記回路部は、前記第2の平面部に形成され前記モータの磁気回路を構成するための磁気回路部材を有する回路装置。 - 請求項1に記載の回路装置であって、
前記コンテナは、ABS、PPS、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、窒化ケイ素セラミックス、または窒化アルミニウムセラミックスでなる回路装置。 - 内部に作動流体を封入した電気絶縁材でなるコンテナを有し、前記作動流体の蒸発作用及び凝縮作用を用いて熱を吸収及び放出する冷却装置と、
前記コンテナの表面に直接設置され、発した熱が前記冷却装置により吸収される発熱素子と、コンテナの表面に直接形成され、前記発熱素子に対し電気的に接続された導体線とを有する回路部とを具備し、
前記発熱素子はモータを有し、
前記コンテナは、該コンテナの表面に平面状に形成され少なくとも前記導体線が形成された第1の平面部と、該第1の平面部に対向する第2の平面部とを有し、
前記回路部は、前記第2の平面部に形成され前記モータの磁気回路を構成するための磁気回路部材を有する回路装置
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