JP4324134B2 - 通信システムおよび通信端末装置 - Google Patents

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本発明は、通信システムおよびこれに用いる通信端末装置に関し、特に、ネットワーク上の遠隔地に存在する複数の端末間で映像および音声の通信を行う際に使用する映像音声通信ツールに用いて好適なものである。
近年、複数の遠隔地の状況を一ヵ所で把握するためのツールとして、アウェアネスシステムと呼ばれるシステムの研究開発が進んでいる。このシステムでは、通常、計算機制御が可能なビデオカメラと、これを制御し入力された映像および音声をネットワークに送信するための計算機とが複数の地点に置かれる。
そして、映像および音声をネットワークから受信する計算機では、上記複数の地点から送信された複数の映像および音声を表示装置に表示したりスピーカに出力したりすることにより、ビデオカメラが設置された場所の状況を把握することができるようになっている。
しかしながら、従来のアウェアネスシステムでは、送信側から音声送信要求があると、常に通信接続が行われて音声が受信側に送信されるようになっていた。このため、受信側において、何の前ぶれもなく意図しない相手からの音声に突然割り込まれてしまうことがあり、受信側のユーザに不快感を与えてしまうことがあるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、音声受信側において通信接続の許否を決定することができるようにすることにより、受信側の意思に基づいて音声受信を行うことができるようにし、意図しない相手からの音声に突然割り込まれてしまう不都合をなくすことを目的とする。
本発明の通信システムは、ネットワークを介して相互に接続された音声送信側の通信端末装置と音声受信側の通信端末装置との間で映像および音声を送受信する通信システムにおいて、前記音声受信側の通信端末装置において、前記音声送信側の通信端末装置から音声が送信されない状態となるモードと、前記音声送信側の通信端末装置から音声が送信中の状態となるモードと、の設定を切り替えるモード設定手段と、前記音声送信側の通信端末装置において、前記音声受信側の通信端末からの映像および前記モード設定手段によって切り替えられた通信接続時のモードによる通信接続の状態を表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
本発明の通信端末装置は、ネットワークを介して少なくとも音声を音声受信側の通信端末装置に送信し、音声受信側の通信端末装置からの映像を表示するための音声送信側の通信端末装置において、前記音声受信側の通信端末からの映像、および前記音声受信側の通信端末装置において切り替えられたモードによる前記音声送信側の通信端末装置から音声が送信されない状態または前記音声送信側の通信端末装置から音声が送信中の状態を表示する表示手段を有することを特徴とする。
本発明によれば受信側のユーザが通信接続を許可した場合にのみ、受信側の通信端末装置は音声を受信することができる。したがって、自分の意思に反して他のユーザからの音声に突然割り込まれてしまうようなことをなくすことができる
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の要素的特徴を示すブロック図である。
図1に示すように、複数の端末装置1、2、3、…がネットワーク4を介して接続されて多地点間通信システムが構成されている。
各端末装置1、2、3、…は、図示はしていないが、映像音声入力手段と、上記映像音声入力手段から取り込んだ映像および音声をネットワーク4上に配送する手段と、上記配送手段によって送られてきた複数地点からの映像および音声を表示・出力する手段とをそれぞれ具備している。
これらの端末装置1、2、3、…は、何れも音声送信側および音声受信側となり得るが、ここでは説明の便宜上、端末装置1を音声受信側とし、その他の端末装置2、3、…を音声送信側であるとして説明する。
図1に示すように、音声受信側の端末装置1は、通信手段11と、モード設定手段12と、接続管理手段13と、接続状態提示手段14とを具備している。
上記通信手段11は、映像や音声その他のデータをネットワーク4を介して送受信するものであり、上述した配送手段を含んでいる。
また、モード設定手段12は、音声受信側における通信接続時の設定モードを切り替えるためのものである。この接続モードとしては、以下の3つのモードがある。モード設定手段12は、この3つの接続モードを音声送信側の端末ごとに設定することが可能である。
(1)通信接続拒否の確認なしに即座に接続する第1の接続モード。
(2)音声受信側に対して音声がこれから送信されることを知らせ、受信側の許可が得られたときに接続し、受信側の許可が得られないときには接続しないようにする第2の接続モード。
(3)接続を拒否し、必要に応じてメモを音声送信側に伝える第3の接続モード。
接続管理手段13は、上記モード設定手段12により設定された接続モードに基づいて、通信手段11による映像および音声の通信を管理し、制御するものである。また、接続状態提示手段14は、音声送信側の端末装置2、3、…に対して通信接続の状態を提示するためのものである。
以下に、上記のように構成した多地点間通信システムの動作について簡単に説明する。
まず、モード設定手段12により第1の接続モードが設定された場合には、音声送信側の端末装置2、3、…から音声受信側の端末装置1に対して通信接続要求(音声を送信する要求)があると、接続を許可するか拒否するかを受信側端末1において確認しないで即座に通信接続が行われる。
また、モード設定手段12により第3の接続モードが設定された場合には、通信接続が常に拒否され、音声送信側の端末装置2、3、…から音声受信側の端末装置1に対して音声を送信できない状態となる。この場合、第3の接続モードでは、通信接続の要求があったときに、音声受信側から音声送信側に所定のメモを伝えることが可能である。
したがって、例えば通信接続を拒否する理由をメモとして書いておけば、音声送信側において、音声受信側のユーザが通信接続を何故拒否するのかを知ることができる。これにより、音声送信側のユーザがむやみに接続を拒否されることによって不快感を与えられることがなくなる。
さらに、モード設定手段12により第2の接続モードが設定された場合は、音声送信側の端末装置2、3、…から音声受信側の端末装置1に送られる通信接続要求に対して、通信接続を許可するか拒否するかを受信側のユーザが判断することができる。そして、受信側のユーザが許可したときに通信接続が行われ、受信側のユーザが許可しないときには通信接続は行われないようになる。
以上のような各接続モードに基づく通信接続の状況は、接続状態提示手段14によって音声送信側の各端末装置2、3、…に提示される。例えば、どの端末装置から接続要求が出されているのか、どの端末装置に対して通信接続が許可され、あるいは拒否されているのかという状態が全ての送信側端末2、3、…に提示される。これにより、各端末装置における通信接続状況を音声送信者が把握しやすくなるようにすることができる。
このように、本実施形態によれば、音声受信側で通信接続時のモードを自由に設定することができ、第2の接続モードを設定した場合には、受信側のユーザが通信接続を許可した場合にのみ音声を受信するようにすることができる。したがって、自分の意思に反して他のユーザからの音声に突然割り込まれてしまうようなことはなくなる。
この場合、本実施形態では、通信接続を許可するかどうかを音声送信側の相手ごとに自由に設定することができるので、複数の通信相手のうち、通信接続を許可した相手のみから音声を受信するようにすることができる。
図2は、本実施形態による多地点間通信システムの具体的な構成例を示すブロック図である。
図2において、200aは映像音声通信装置であり、映像および音声の入力、ネットワーク上への送出、表示および出力などの各処理を行う。
この映像音声通信装置200aの構成において、201はビデオカメラ、202はカメラ制御装置であり、上記ビデオカメラ201のパン、チルト、ズーム、焦点等を、図示しない制御信号線を用いてコンピュータから制御可能なように構成されている。
上記ビデオカメラ201より入力される映像は、ビデオキャプチャ装置203によってA/D変換、圧縮して取り込まれ、ネットワークI/F204を通じてネットワーク215上に送出される。その際、複数地点へ映像を同時に送信できるようにするために、マルチキャスト通信ないしブロードキャスト通信が用いられる。
次いで、205はマイク、206は音声入力制御装置であり、上記マイク205の入力レベル等をコンピュータから制御可能なように構成されている。上記マイク205より入力される音声は、上述の映像と同様にA/D変換、圧縮された後、ネットワークI/F204を通じてネットワーク215に送出される。この際、音声についても映像と同様に複数地点への同時送信ができるようにするために、マルチキャスト通信ないしブロードキャスト通信が用いられる。
207はスピーカ、208は音声出力制御装置であり、上記スピーカ207の出力レベル等をコンピュータから制御可能なように構成されている。この音声出力制御装置208は、送信されてきたデータを伸張、D/A変換し、スピーカ207から音声を出力するようにする。
209は装置全体の制御を行うCPU、210は主記憶装置であり、上記CPU209の実行するプログラムが二次記憶装置211よりロードされて格納されるようになっている。上記二次記憶装置211は、CPU209の実行プログラムの他に、種々のデータを記憶するためのものであり、例えばハードディスクなどにより構成される。
212はマウスであり、後述するモード切り替えを行う際などに使用する操作部である。また、213はビットマップディスプレイ、214はシステムバスであり、上述した各部が接続されて、相互にデータのやり取りを行うことができるようになっている。図1に示したモード設定手段12、接続管理手段13および接続状態提示手段14は、上記CPU209、主記憶装置210、マウス212およびビットマップディスプレイ213により構成される。
また、映像音声通信装置200b,200c,200d,…は、その詳しい構成については図示を省略しているが、上記映像音声通信装置200aと同様の構成を有するものである。これらは、ネットワークI/F204を介して映像および音声を高速に伝送可能なネットワーク215で相互に接続されている。
なお、上述したカメラ制御装置202、音声入力制御装置206および音声出力制御装置208は、遠隔地の映像音声通信装置200b,200c,200d,…からもネットワーク215を介して制御可能であるとする。
また、映像および音声のデータフォーマットおよび圧縮形式については、本実施形態では特に限定しない。なお、本実施形態では、映像音声通信装置200aとして、汎用のワークステーションを用いることを想定している。
図3は、ビットマップディスプレイ213に表示される本実施形態の表示画面の例を示す図である。
上記ビットマップディスプレイ213上では、複数のウィンドウを表示可能なウィンドウシステムが動作しているものとする。
図3において、301は音声送信を行っていることを示すシンボルであり、画面上にこの音声送信シンボル301が表示されている間は、音声の送信を行っている。302は音声受信を行っていることを示すシンボルであり、画面上にこの音声受信シンボル302が表示されている間は、音声の受信を行っている。
303は多地点映像表示ウィンドウであり、他の映像音声通信装置(映像音声通信装置200aのビットマップディスプレイ213であれば、映像音声通信装置200b,200c,200d,…)で取り込まれ、ネットワーク215を介して送信されてくる映像の中から選択された幾つか(図3の例では最大で6個)が表示される。
なお、表示映像の選択については、例えば図示しないメニュー等を用いて実現可能であるが、ここでは選択方法にはこだわらない。
また、映像の送信および表示に関しては、動画、あるいは10秒に1回程度更新される静止画像など、用途に応じたレートで更新される画像を送信および表示するものとする。
上記多地点映像表示ウィンドウ303の各映像ウィンドウの下部には、Talk選択ボタン304とHear選択ボタン305とがそれぞれ設けられている。Talk選択ボタン304をマウスクリックすると、それに対応する映像を送ってきている相手先に対して話をすることができるようになる。また、Hear選択ボタン305をマウスクリックすると、それに対応する映像を送ってきている相手先の話を聞くことができるようになる。
306は音声の入出力レベルを変更するための操作ウィンドウであり、音声入出力レベルを調節等することが可能である。また、入力ウィンドウ307に装置名を入力して設定することで、離れた地点にある映像音声通信装置の音声入出力をネットワーク215を介して制御することが可能である。
308および309は、音声送信側から送信要求があったかどうかを表示するためのアイコンである。また、310〜312はTalk選択ボタン304の表示状態の変化の様子を示すものである。すなわち、多地点映像表示ウィンドウ303に映像が表示されている各サイト(各通信装置)に対する通信接続状況を、このTalk選択ボタン304の表示状態を変えることで表現している。
図4は、本実施形態のプロセス構成図である。
図4において、401は映像送信プロセスであり、映像の取り込みおよび送信を行う。402は多地点映像表示プロセスであり、上記映像送信プロセス401によって多地点からネットワーク215を介して送信されてきた複数の映像のうちの任意の6地点の映像を、上記多地点映像表示ウィンドウ303の形式で表示する。
403はカメラ制御サーバであり、ネットワーク215を介してカメラ制御命令を受け取って、そのカメラ制御命令をカメラ制御装置202に発効することにより、実際にビデオカメラ201を制御する。404はカメラ制御クライアントであり、図示しない操作画面上でカメラ操作が行われると、制御対象である映像音声通信装置のカメラ制御サーバ403に対して、ネットワーク215を介して対応するカメラ制御命令を発効する。
405は音声送信プロセスであり、音声の取り込みおよび送信を行うとともに、音声送信シンボル301の表示を行う。406は音声受信プロセスであり、上記音声送信シンボル301によって多地点からネットワーク215を介して送信されてきた複数の音声を同時にミキシングして出力するとともに、音声受信シンボル302の表示を行う。
上記した各プロセス401〜406は、各映像音声通信装置200a,200b,200c,200d,…上で稼働しているものとする。
次いで、407はアクセス管理プロセスであり、ネットワーク215上に接続された装置全体(映像音声通信装置200a,200b,200c,200d,…)の全てのカメラ映像、音声、および操作のアクセスを管理している。したがって、このアクセス管理プロセス407は、ネットワーク215上で1つだけ稼働している。
次に、以上のように構成された多地点間通信システムにおいて、まず最初に、Hear機能、すなわち、遠隔多地点の音声を聞く機能について説明する。
ここでは、多地点映像表示ウィンドウ303に表示されている複数の映像のうち、選択した映像のあるサイトの音声を聞くものとする。
映像の選択は、多地点映像表示ウィンドウ303の各映像ウィンドウの下部に設けられたHear選択ボタン305をマウスクリックすることで行う。なお、Hear選択ボタン305は、複数同時に選択可能であるものとし、複数地点の音声を同時に聞くことができるものとする。
まず、Hear選択ボタン305が押されると、音声受信プロセス406がアクセス管理プロセス407に対して音声受信要求を出す。この要求を受けたアクセス管理プロセス407は、多地点映像表示ウィンドウ303上で選択された全ての音声送信ホストのアドレスを音声受信プロセス406に通知する。
なお、ここでの通信手段としては、RPC、TCP、UDP(Remote Procedure Call 、Transmission Control Protocol 、User Diagram Protocol :何れもUNIX(登録商標)による通信プロトコル)等があるが、特にこだわらない。
これにより、音声受信プロセス406と選択された各サイトの音声送信プロセス405とが接続され、送信ホストの音声を受信ホストで受けることが可能となる。ただし、この音声送受信では、以下に述べるTalk機能と同様に、マルチキャスト通信ないしブロードキャスト通信を用いる。
次に、Talk機能、すなわち、遠隔多地点に対して同時に話しかける機能について説明する。
ここでは、多地点映像表示ウィンドウ303に表示されている複数の映像のうち、選択した映像のあるサイトに対して話しかけるものとする。
映像の選択は、多地点映像表示ウィンドウ303の各映像ウィンドウの下部に設けられたTalk選択ボタン304をマウスクリックすることで行う。なお、Talk選択ボタン304は、Hear選択ボタン305と同様に複数同時に選択可能であるものとし、複数地点に対して同時に話しかけることができるものとする。
まず、Talk選択ボタン304が押されると、音声送信プロセス405がアクセス管理プロセス407に対して音声送信要求を出す。この要求を受けたアクセス管理プロセス407は、多地点映像表示ウィンドウ303上で選択された全ての音声受信ホストの音声受信プロセス406に対して、音声送信ホストのアドレスを通知する。
また、音声受信ホスト上の音声送信プロセス405に対して送信一時停止命令を送り、音声送信を一時中断させる。このようにすることで、エコーキャンセラなしでもエコーを防止することができる。
なお、ここでの通信手段としては、RPC、TCP、UDP等があるが、特にこだわらない。
これにより、音声送信プロセス405と選択された各サイトの音声受信プロセス406とが接続され、送信ホストの音声を受信ホストに送ることが可能となる。なお、この際、音声を送る全てのサイト(複数地点)に対して音声の同時送信が可能となるようにするために、マルチキャスト通信ないしブロードキャスト通信を用いる。
次に、Talk機能実行時においてTalkされた側、すなわち、音声受信側の通信接続方法について説明する。
本実施形態においては、受信側の通信接続方法として、上述した(1)〜(3)の3つの接続モードを設けている。音声受信側では、これら3つの接続モードのうち、何れかの1つの接続モードに随時設定変更することが可能である。
図5は、音声通信プロセス(音声送信プロセス405および音声受信プロセス406)の動作を示すフローチャートである。
上述した第2の接続モードにおいて、音声送信プロセス405が音声受信プロセス406に対して音声を送信する場合、まず音声送信プロセス405は、送信要求をアクセス管理プロセス407に対して出す(ステップS501)。
この送信要求を受けたアクセス管理プロセス407は、音声受信プロセス406に対して、音声送信プロセス405から音声が送信されることをプロセス間通信によって知らせる。この通知を受けた音声受信プロセス406は、リング音を鳴らしたり、図3に示したアイコンの表示を308から309に変化させたりするなどの方法を用いて、音声受信者に対してこれから音声が送信されることを知らせる。
これに対応して、音声受信者は、通信接続を許可するかどうかを決定する。このとき、音声受信者が通信接続を許可する(音声の受信を許可する)手段としては、アイコン309を選択(ダブルクリック)したり、多地点映像表示ウィンドウ303のいずれか1つのウィンドウ内にアイコン309をドラッグ&ドロップするなどの方法を用いる。
上記した方法により音声受信者が通信接続の許可を出すと(ステップS502)、通信接続が許可されたことを音声送信者に知らせるために、次のようにして音声送信側でリング音を鳴らす(ステップS503)。まず、アクセス管理プロセス407は、音声受信者の許可を確認した後、音声受信側において許可が出たことを音声送信プロセス405にプロセス間通信により通知する。
そして、この通知を受けた音声送信プロセス405は、音声送信側で音声出力制御装置208を駆動し、スピーカ207からリング音を鳴らす。
ここで、リング音を鳴らす代わりに、アクセスが許可されたことを示すダイアログのパネルをポップアップ表示するなどの方法を用いても良い。
次に、音声送信側が音声受信側の映像を多地点映像表示ウィンドウ303上から消去してしまっているかどうかを判断する(ステップS504)。消去してしまっている場合は、映像送信プロセス401は、多地点映像表示プロセス402に対して、多地点映像表示ウィンドウ303にその映像を再び表示させる(ステップS507)。
ここでの映像表示方法は、映像送信プロセス401が多地点映像表示プロセス402に対して自動的に映像を送ることにより表示を行うようにしても良いし、映像送信プロセス401が図示しないアイコンを表示し、音声送信者がそのアイコンをクリックすることで映像を送信し、表示を行うようにしても良い。
また、音声受信者がアクセス許可を出すと、アクセス管理プロセス407は、その許可を確認した後に、音声受信プロセス406に対して音声送信プロセス405のアドレスを通知する(ステップS505)。これにより、音声送信プロセス405と音声受信プロセス406とを接続し(ステップS506)、音声の送受信を可能にする。
このとき、アクセス管理プロセス407が、多地点映像表示プロセス402に対して映像送信プロセス401のアドレスを通知することにより、映像送信プロセス401と多地点映像表示プロセス402とを接続する。これにより、音声による通信接続と同時に、音声送信側の映像を音声受信側の多地点映像表示ウィンドウ303内の何れか1つに表示させることも可能である。
本実施形態で想定しているシステムは、電話のような音声の双方向通信とは限らないので、上記のような方法を採ることにより、受信側で許可したときにのみ音声の受信を受け付けることができ、音声の通信をよりスムーズに行うことができる。
なお、以上の処理は、多地点映像表示ウィンドウ303において選択した全てのサイトに対して行う。
また、上述した第2および第3の接続モードにおいて、通信接続を拒否する場合(ステップS502)、アクセス管理プロセス407は、接続拒否を確認した後に、接続が拒否されたことを音声送信プロセス405に通知することにより、接続拒否の旨を音声送信者に知らせる(ステップS508)。
このとき、音声受信者によって書かれたメモデータを音声送信者の画面上に表示するようにすることにより、音声送信者に対して何らかのメモを伝えることができるようにしても良い。このような機能は、ネットワークトランスペアレントなX-Window System 等における遠隔表示機能を用いれば容易に実現できる。
また、本実施形態では、多地点映像表示ウィンドウ303に映像が表示されている各サイトに対する通信接続状況が、
(4)音声送信しない
(5)通信接続を許可され、音声送信中
(6)通信接続を拒否された
の何れであるかが音声送信側において音声送信者に明確になるようにするために、各ウィンドウのTalk選択ボタン304を、上記(4)、(5)、(6)の状況に対応して、図3の310、311、312のように変化させる。
一方、音声受信プロセス406は、自分が接続を拒否したしたこをアクセス管理プロセス407に通知する。加えて、音声受信プロセス406は、音声受信側の画面上に音声送信者を表すアイコン(図示せず)を残しておく(ステップS509)。そして、イベント待ちの状態に入る(ステップS510)。
後に音声受信者が上記ステップS509で表示したアイコンを選択(ダブルクリック)して接続を許可すると、音声受信プロセス406は、そのことをアクセス管理プロセス407に通知する。この通知を受けたアクセス管理プロセス407は、音声受信者があらためて通信接続を許可したことを、音声送信プロセス405に対してプロセス間通信により通知する。
そして、この通知を受けた音声送信プロセス405は、音声出力制御装置208を駆動し、スピーカ207からリング音を鳴らすことで、通信接続が許可されたことを音声送信者に知らせる(ステップS503)。
ここで、リング音を鳴らす代わりに、アクセスが許可されたことを示すダイアログのパネルをポップアップ表示するなどの方法を用いても良い。
また、このとき、音声送信側が音声受信側の映像を多地点映像表示ウィンドウ303上から消去してしまっている場合は(ステップS504)、上述したように、その映像を再び表示する(ステップS507)。
これにより、音声受信者が通信接続を一度拒否した後でも、容易な操作により通信接続をし直すことが可能となる。
以上のモード設定および通信接続状態の変更は、アクセス管理プロセス407を通して行われる。すなわち、アクセス管理プロセス407は、全てのホストの通信接続状況を管理している。
図6は、アクセス管理プロセス407で管理している管理テーブルの一例を示す図である。
図6において、601は音声送信プロセスリストであり、第1のフィールド611と第2のフィールド612とを有している。
上記第1のフィールド611には、ネットワーク上で音声送信プロセス405が稼働している全ての装置名、すなわち、音声送信を行っている装置名が登録される。つまり、音声送信プロセス405が起動されたときに、その起動装置名がこの第1のフィールド611に登録される。
なお、本実施形態では、ワークステーションを用いることにしているため、装置名にはワークステーションのホスト名を用いる。
また、第2のフィールド612には、次に説明する個々の音声送信プロセス405に対応して設けられた音声受信プロセスリスト602へのポインタが登録される。
上記音声受信プロセスリスト602は、音声送信プロセスリスト601の各エントリに対応して1組のリストがそれぞれ存在する。この音声受信プロセスリスト602には、対応する音声送信プロセス405の音声を受信している音声受信プロセス406を起動した全てのユーザのログイン名と、音声受信プロセス406が稼働しているホスト名とが登録される。
図6では、例えば、host3で稼働している音声送信プロセス405の音声を受信している(聞いている)ホスト名/ユーザログイン名は、hostA/person1、hostB/person2、hostC/person3、…である。なお、ログイン名は、ワークステーションにログインするときに使用する名前を用いる。
また、音声受信プロセスリスト602の更新の発生は、音声受信プロセス406の起動時、および音声受信プロセス406において出力する音声をメニュー等で切り替えようとしたときに起こる。このとき、音声受信プロセス406を起動したワークステーションのホスト名/ユーザログイン名と、音声を出力しようとしている新しいマイクホスト名とで成るリストの組み合わせのデータが、音声受信プロセス406からアクセス管理プロセス407に更新要求の形で送られているものとする。
次いで、603はモード設定リストであり、音声受信プロセス406が稼働しているホストの全てのユーザログイン名と、それらのホストにおいて設定されている通信接続モードの種類とが登録されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、音声受信側で通信接続時のモードを設定できるようにしたので、通信接続を許可した場合にのみ音声を受信するようにすることができる。したがって、自分の意思に反して他のユーザからの音声に突然割り込まれてしまうようなことはなくなる。また、各ユーザに対する音声通信の接続状態を音声送信側に提示するようにしているので、音声送信者は、各ユーザにおける通信接続状況を把握しやすくなる。
さらに、音声受信者が通信接続を許可する手段として、図3に示したアイコン309を選択(ダブルクリック)したり、多地点映像表示ウィンドウ303内の何れか1つのウィンドウ内にアイコン309をドラッグ&ドロップする方法を用いているので、操作が非常に簡単であり、使い勝手が向上する。
次に、第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、以上に説明した第1の実施形態における通信接続モードの設定を、音声送信側の相手によって変更可能とする例を示したものである。この第2の実施形態は、第1の実施形態で示した図6の管理テーブルを、図7に示すような管理テーブルに置き換えたものである。以下、第1の実施形態との違いについてのみ説明する。
図7において、音声送信プロセスリスト701は、図6で説明した第1のフィールド611および第2のフィールド612に加えて、第3のフィールド713を有している。この第3のフィールド713には、次に説明する個々の音声送信プロセス405に対応して設けられたモード設定リスト703へのポインタが登録されている。
上記モード設定リスト703は、音声送信プロセスリスト701の各エントリに対応して1組のリストがそれぞれ存在する。このモード設定リスト703には、対応する音声送信プロセス405に対して各音声受信プロセス406が設定している通信接続モードが登録されている。
図8は、それぞれの音声送信者に対して通信接続モードを設定するためのウィンドウを示す図である。
図8において、801は音声送信者、すなわち、自分に対して音声を送ってくる可能性のある相手のリストを表示するウィンドウである。
また、802は通信接続モードを表示するウィンドウであり、それぞれの音声送信者に対して接続モードの設定変更が可能である。すなわち、入力ウィンドウ803において、音声送信者名および接続モードを入力する(例えば、不図示のキーボード等の操作部により)ことにより、モード設定リスト703のテーブルを更新し、接続モードを音声送信者ごとに変更することができる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、音声受信側において、通信接続時のモードを音声送信側の相手に応じて個別に設定変更可能としたので、通信相手に応じて通信接続の許否を使い分けることができ、通信接続を許可する場合においても、希望する相手のみから音声を受信するようにすることができる。これにより、より望ましい通信接続が実現できる。
本発明の要素的特徴を示すブロック図である。 第1および第2の実施形態による多地点間通信システムの構成例を示すブロック図である。 図2に示したビットマップディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 第1および第2の実施形態のプロセス構成図である。 第1の実施形態における音声通信プロセス(音声送信プロセスおよび音声受信プロセス)の動作を示すフローチャートである。 アクセス管理プロセスで管理している第1の実施形態における管理テーブルの例を示す図である。 アクセス管理プロセスで管理している第2の実施形態における管理テーブルの例を示す図である。 第2の実施形態において各音声送信者に対して通信接続モードを設定するためのウィンドウを示す図である。
符号の説明
1 音声受信側の端末装置
2、3 音声送信側の端末装置
4 ネットワーク
11 通信手段
12 モード設定手段
13 接続管理手段
14 接続状態提示手段
204 ネットワークI/F
209 CPU
210 主記憶装置
212 マウス
213 ビットマップディスプレイ

Claims (2)

  1. ネットワークを介して相互に接続された音声送信側の通信端末装置と音声受信側の通信端末装置との間で映像および音声を送受信する通信システムにおいて、
    前記音声受信側の通信端末装置において、前記音声送信側の通信端末装置から音声が送信されない状態となるモードと、前記音声送信側の通信端末装置から音声が送信中の状態となるモードと、の設定を切り替えるモード設定手段と、
    前記音声送信側の通信端末装置において、前記音声受信側の通信端末からの映像および前記モード設定手段によって切り替えられた通信接続時のモードによる通信接続の状態を表示する表示手段と、を有することを特徴とする通信システム。
  2. ネットワークを介して少なくとも音声を音声受信側の通信端末装置に送信し、音声受信側の通信端末装置からの映像を表示するための音声送信側の通信端末装置において、
    前記音声受信側の通信端末からの映像、および前記音声受信側の通信端末装置において切り替えられたモードによる前記音声送信側の通信端末装置から音声が送信されない状態または前記音声送信側の通信端末装置から音声が送信中の状態を表示する表示手段を有することを特徴とする通信端末装置。
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