JP4323885B2 - 印刷装置および印刷制御方法および記憶媒体およびプログラム - Google Patents
印刷装置および印刷制御方法および記憶媒体およびプログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホスト装置等から入力される複数の画像データに所定の画像処理を施して、複数の画像データをレイアウトして印刷処理する印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷システム、例えばパソコンなどのホスト装置側における印刷制御装置で作成されたデータを接続されるプリンタで印刷する場合、各印刷制御装置内のプリンタドライバにおいて、プリンタが印刷可能なデータを作成し、プリンタに送信するシステム一般的となっている。
【0003】
しかし、近年にはこのシステムに加え、デジタルカメラ等のホスト装置を直接プリンタに接続して印刷するシステムや、プリンタに搭載されるリーダを介してメモリカード等のデータ保存デバイス内にあるデータから直接印刷を行うダイレクト印刷装置及びダイレクト印刷システム(例えば特許文献1参照)が出現している。
【0004】
一方、上述したパソコン等を使用した印刷システムにおいては、各プリンタ特有のデータを作成するため、各システム内のプリンタドライバソフトウエア内において、画像に対してCRT等他の色空間からプリンタ色空間への変換を行う色補正処理、プリンタ色空間内での変換を行う色変換処理、量子化処理などを施し、プリンタに最適なデータを生成するのが一般的である。
【0005】
しかしながら、上述したデジタルカメラやメモリカードなどから直接印刷を行うダイレクト印刷システムにおいてはホスト機器の能力に制限があるため機器内にプリンタドライバを搭載することが困難であることから、印刷対象画像をJPEG等の一般的な画像フォーマットとして印刷装置に送信し、印刷装置内で上記処理を施して印刷を行う手法がとられている。
【0006】
一方では、近年の急速なデジタルカメラの普及に伴いその印刷結果にも新たなニーズが現れている。
【0007】
単に一枚印刷が可能なだけではなく、撮影日の日付けや画像ファイル名の印刷、複数の画像を様々なフォーマットで一枚に印刷するレイアウト印刷やインデックス印刷、コメント用の罫線やフレームの挿入などである。
【0008】
これらのニーズはPCからの印刷時のみならずダイレクト印刷システムにおいても同様でありレイアウト機能の搭載など印刷装置においても対応が図られている。
【0009】
【特許文献1】
特開2003−25678号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例においては、印刷装置内に上述した一連の画像処理機能や複数画像のレイアウト処理機能を実現するために、出力用のページメモリやワーク用のメモリ、複数の入力画像を同時に展開するための大量のワークバッファが必要となってしまっていた。
【0011】
また、大量のバッファを用意した上でも画像の特性にあわせて処理を行う効果処理においては、出力用のページメモリ上に複数画像を展開した後に、各画像ごとに異なった処理を行うことが困難であった。
【0012】
一方、文字や罫線の挿入機能においては、データサイズの削減などの理由から文字や罫線のデータをデバイス非依存な色として定義し、画像上に重ね合わせて配置する等の手法がとられている。
【0013】
しかし、画像上に重ね合わせた後に、一連の画像処理が実行されるため、各画像ごとにその特性に合わせた効果処理を施すと、結果として画像ごとに異なった色で文字や罫線が印刷されるという問題もあった。
【0014】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明は、生成された複数画像の1ラスタライン画像データに対して、第2の画像処理を実行して1ラスタラインバッファ上に配置し、さらに、該1ラスタラインバッファ上に文字データと罫線データを配置した後、1ラスタラインデータに対して量子化処理を行って1ラスタライン単位に印刷データを出力することにより、印刷装置内に大量のメモリを必要とすることなく、複数画像のレイアウト印刷を実現し、かつ画像に依存することなく常に同じ色での文字や罫線の挿入を可能とする安価な印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することを目的とする。
【0015】
本発明は、複数の入力画像データに対して第1の画像処理を施して、1もしくは複数のラスタラインデータを生成する画像データ生成手段と、前記画像データ生成手段により生成された複数画像の1ラスタライン画像データに対して、第2の画像処理を実行することでデバイスに依存したカラーデータに変換し、該1ラスタラインデータを1ラスタラインバッファ上に書き込む第1のレイアウト手段と、前記第1のレイアウト手段により生成された1ラスタラインバッファに対してデバイスに依存したカラーデータに変換された文字データと罫線データにより上書きをする第2のレイアウト手段と、前記第1,第2のレイアウト手段によりレイアウトされた1ラスタラインデータに対して量子化処理を行う量子化処理手段と、前記量子化処理手段により量子化処理された1ラスタライン単位に印刷を行う印刷手段とを備えることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、添付図面に従って本発明に係わる第1実施形態を詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明の第1実施形態を示す印刷装置のデータ処理機構を説明するブロック図である。
【0031】
図1において、101,111はJPEG形式の印刷対象画像データ、102,112は復号化処理部、103,113は色空間変換処理部、104,114は色変換処理部、105,115は拡大処理部、106,116は各データの1ラスタラインのデータ、120は出力バッファを表す。なお、1001は第1の画像処理ユニットで、102〜105から構成されている。また、1002は第2の画像処理ユニットで、112〜115から構成されている。
【0032】
また、121は量子化処理部であり、122は1ラスタラインの印刷結果、123は最終出力結果である。更に詳細に説明する。
【0033】
印刷対象画像データ101,111は、図1では一例としてJPEGデータを使用するがデータフォーマットを規定するものではない。印刷対象画像データ101に対して、復号化処理部102において復号化処理が実行される。この時出力画像枠に応じて回転及び縮小の処理が実行される場合もある。
【0034】
そして、復号化処理からは複数ラインのデータが生成されるが、各ラスタラインごとに以降の処理が実行される。色空間変換処理部103では復号化された1ラスタラインデータに対して色空間変換処理が実行されRGB等の色空間データが生成される。
【0035】
色変換処理部104ではデバイス依存カラーへの色変換処理が実行され印刷装置に依存したデータが生成される。拡大処理部105では色変換処理部104において生成されたデバイス依存データに対して拡大処理が実行される。同様に、印刷対象画像データ111に対しては上述の処理が復号化処理部112から拡大処理部115として実行され、1ラスタラインのデータ116が生成される。
【0036】
120は1ラスタラインのバッファであり、バッファ上に上述したデータ及び文字や罫線データの配置を行うことでレイアウト処理が実行される。使用される文字データや罫線データは上述の画像データと同じようにデバイス依存カラーで表現されている。全てレイアウトが終了した1ラスタラインデータは、量子化処理部121において量子化処理が施され、印刷がエンジン部122により行われる。以上の処理を繰り返すことにより最終出力結果123が得られる。
【0037】
図2は、本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷システムの一例を示すブロック図である。
【0038】
本発明の実施形態に係わる印刷装置は、印刷対象データを提供するためのホスト装置201、本発明の手段を含む印刷装置203、及びホスト装置と印刷装置を接続する双方向インターフェース202で構成される。
【0039】
ホスト装置201は、PC等のコンピュータのみならず、例えばデジタルカメラやスキャナ等のダイレクト印刷を行う場合のホスト機器である。
【0040】
このように構成された印刷システムにおいて、例えばホスト装置201としてデジタルカメラを使用する場合、同ホスト装置201において撮影されたデータ、もしくは内蔵するメモリカード等の領域に保存されているデータが、双方向インターフェース202を介して印刷装置203に送信される。
【0041】
この時ホスト装置201からは印刷対象データに加え、印刷時の付加情報もあわせて印刷装置203に送信されるものとする。この付加情報には印刷データに付随する様々な情報の他に、印刷データを紙面上に表現するためのレイアウト情報、印刷設定情報などが含まれる。
【0042】
また、ホスト装置201を用いずに印刷を行う形態も可能である。
【0043】
印刷装置203内には後述する図3におけるメモリ装置や操作パネル等の手段を含む場合もあり、この場合にはメモリ装置から印刷データを読み出し、上述のような情報を操作パネルから入手して印刷装置203単独での印刷が可能となる。
【0044】
図3は、図2に示した印刷装置の内部構成を示す詳細ブロック図であり、本例に示す印刷装置203は、CPU301、ROM302、FlushROM303、RAM304、CFコントローラ306、CF I/F307、操作パネル308、操作パネルコントローラ309、通信装置310、通信装置コントローラ311、表示装置312、表示装置コントローラ313、印刷装置314、印刷装置コントローラ315で構成されている。
【0045】
図3において、CPU301によって読み出しのみ可能であるROM302や、書き換え可能なFlushROM303に格納される制御プログラムまたは制御手順が実行されるとき、RAM304は、CPU301の演算、論理判断における各種データを一時的に記憶するワークメモリとして用いられる。
【0046】
本発明の復号化処理、色空間変換処理、色変換処理、拡大処理、レイアウト処理、文字/罫線挿入処理、量子化処理などのプログラムは、ROM302あるいはFlushROM303に格納されており、各々のプログラムにより生成されるデータ、例えば、レイアウト情報、JPEGファイルの復号化結果、色空間変換結果、色変換結果、拡大結果、量子化結果などは、RAM304のそれぞれの保存領域に保存される。
【0047】
CF I/F307は、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードのインターフェースであり、CFコントローラ306により駆動制御され、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードに格納されたデジタルカメラ撮影JPEG画像の情報を、RAM304上に読み出す為に使用される。
【0048】
操作パネルコントローラ309は、操作者の指示を伝えるための入力インターフェースであり、操作した内容は、操作パネル308に表示され、印刷実行ボタン押下にて、印刷処理が起動される。
【0049】
通信装置310は、ホスト装置201と印刷装置203間の通信を行うための装置であり、通信装置コントローラ311で駆動制御され、ホスト装置201からの操作およびデータを受信すると共に、印刷装置203からの応答ステータスを返信する目的で使用される。
【0050】
印刷の操作指示は、操作パネル308からに加えて、ホスト装置200からの印刷実行ボタン押下によっても、行えるようなシステム構成となっている。
【0051】
表示装置312は、表示装置コントローラ313で駆動制御され、前記コンパクトフラッシュ(登録商標)(CF)より読み出された画像やエラーメッセージなどを表示するための出力装置であり、小型カラー液晶などが使用されている。
【0052】
印刷装置314は装着された用紙に対して、装置内のヘッド、インクを使用して記録出力する装置部である。操作パネル308あるいはデジタルカメラからの印刷処理は、各インターフェースから受信した情報により、CPU301がROM302あるいはFlushROM303の印刷制御プログラムを実行し、印刷装置コントローラ315を駆動制御することにより、印刷装置内のインクヘッドを動作させ、用紙に対してインクヘッド内のインクを噴射することを繰り返すことにより行われる。
【0053】
内部バス316は、CPU301から印刷装置314での機器間で通信するための、共通通信路であり、印刷装置内の全ての機器間の通信は、この内部バスを経由して行われる構成となっている。
【0054】
次に上述した印刷装置内における本発明に係わる処理について、図1〜図2、図4〜図6及び図7を用いて詳述する。
【0055】
図4は、図3に示す印刷装置314から出力される印刷結果例を示す図であり、本例は4画像を1紙面上に配置して印刷を行った場合の結果であるが、その流れを以下説明する。
【0056】
まず、図2において、ホスト装置201から4画像のデータが印刷装置203へと送信される。またデータの入手は上述したように印刷装置203内にある保存領域からでも構わない。また、印刷装置203での印刷データの入手時にあわせて、ホスト装置201もしくは内蔵する操作パネルから付随する情報の入手も行われる。
【0057】
次に、入手されたデータを印刷するまでの一連の流れについて、図5を用いて説明する。
【0058】
図5は、図2に示した印刷装置203による第1のレイアウト印刷処理状態を説明する模式図であり、太い矢印がデータ処理の流れに対応する。
【0059】
図5において、状態501は、印刷画像データであり、本例では4画像が印刷対象データである。この4画像に対し、状態502において、印刷のためのレイアウト情報が決定される。本例は4画像を1面上に印刷するレイアウト印刷であるが、この場合▲1▼〜▲4▼の出力矩形枠が決定される。
【0060】
また、本レイアウト決定が任意の矩形枠数及び任意の配置に対応可能であることは言うまでもない。次に、状態503において、実際の印刷処理が実行される。
【0061】
本処理の詳細については後述するが副操作方向に1ラスタラインずつの処理が繰り返し実行される。
【0062】
状態504は、▲1▼及び▲2▼の矩形枠に対して印刷が行われた直後の状態である。本レイアウトは4画像に対する処理であるが、2画像までの処理が終了した時点での紙面上の印刷結果を表している。
【0063】
状態505は状態504から更に進み、▲3▼及び▲4▼の画像枠に対する処理が終了し4画像全ての印刷が終了した時点の状態である。
【0064】
次に、図6を用いて、図5に示した状態503に挙げた1ラスタラインでの処理について詳述する。
【0065】
図6は、図5に示した状態503における画像ラスタライズ処理を説明する模式図である。
【0066】
図6において、601は画像枠▲1▼及び▲2▼に対して数ラインの処理が施された状態の印刷結果である。本結果を生成するために、まず、ソース画像分割例602に挙げるように副走査方向に画像をラスタラインごとに分割する。
【0067】
ソース画像分割例602は、ソース2画像をそれぞれラスタライン毎に分割した状態である。分割された各ラスタラインデータは、図7を用いて後述する処理を施して出力バッファ上に配置される。状態603は2画像の各ラスタラインがバッファ上に配置された状態であるが、それぞれの画像用矩形枠にあわせて配置される。以上の処理を繰り返すことにより、印刷結果604が取得可能となる。
【0068】
次に、図7を用いて、図6に挙げた1ラスタラインデータの生成処理の流れについて説明する。
【0069】
図7は、図6に示した1ラスタラインデータの生成処理の流れを説明する概念図である。
【0070】
なお、本説明では1画像データに対する処理を記述するが、複数画像データを用いたレイアウト印刷時には本処理が繰り返されることで実現される。
【0071】
1501は印刷対象画像データであり、そのデータフォーマットは、特に規定しないが本例ではJPEGデータを用いる。対象データは復号化処理部1502において復号化が行われる。この復号化では出力枠情報に応じて同時に画像の回転及び縮小処理が実行される。
【0072】
1503は1画像データ全てが復号化された結果データを表すが、本処理手段が使用できるバッファ量などに応じて1画像全てもしくは複数ラスタ単位での復号化が可能である。
【0073】
次に、復号化された数ラスタデータ1504は主走査方向に1ラスタラインに分割され切り出され、色空間変換処理部1505に渡す。この時点でのデータは例えばJPEGデータを復号化したYCbCr空間で表現されるNビットのYCbCrデータである。色空間変換処理部1505によりRGB空間への変換が施され、MビットのRGBデータが生成される。
【0074】
次に、色変換処理部1506においてデバイス依存カラーでCMYKデータへの変換が施され、LビットCMYKデータが生成される。次に、拡大処理部1507において拡大処理が実行される。
【0075】
本処理は、入力画素数を対応する出力枠の画素数に拡大する処理であり、出力されるデータは依然としてLビットCMYKデータである。以上の処理で出力枠に応じたデバイス依存カラーデータでの1ラスタラインデータが生成される。
【0076】
また、上記JPEGデータ1501が拡大処理部1507までの処理を主走査方向の各画像枠に対して実行することで、複数画像レイアウトが実現可能となる。
【0077】
一方、拡大後のデータは、量子化処理部1508においてKビットCMYKデータに変換され、エンジン部1509に送信されることにより印刷されることとなる。また上述した色空間処理、色変換処理、拡大処理、量子化処理には公知の技術が利用可能である。
【0078】
次に、上記の如く構成された本発明の実施形態に係る印刷装置において、図5、図8及び図9に示すフローチャートを用いて処理フローを詳述する。
【0079】
図8は、本発明に係る印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像データに対する副走査方向への画像処理手順に対応する。なお、(1001)〜(1014)は各ステップを示す。
【0080】
まず、処理開始時にバッファのクリア等の初期化処理を行い、ステップ(1001)のレイアウト情報作成処理において、印刷対象画像の出力用紙上でのレイアウト情報を作成する。本処理は、図5に示したレイアウト決定処理502であり、出力画像数、出力順序、出力サイズ、レイアウト方法などにより、画像の出力枠、個数、枚数など配置情報を作成する。
【0081】
また、画像出力矩形枠と画像の縦横の画素数などから、回転情報や拡大/縮小率の情報もあわせて作成する。この結果、図5に示すレイアウト決定処理502における▲1▼〜▲4▼枠の画像レイアウト情報が決定される。
【0082】
なお、本処理を実行する上でホスト装置や記憶媒体から本装置に画像データが入力されるのは言うまでもない。
【0083】
次に、作成されたレイアウト情報をもとに、画像矩形枠までの頭出し処理を実行する。本処理は、ステップ(1002)において実行されるのであるが、エンジン部における給紙処理及び印刷領域枠までのラスタスキップ処理がその主たる内容である。この処理の結果、図5に示すレイアウト決定処理502における用紙上端から▲1▼及び▲2▼枠に上端までのスキップ処理が実行される。
【0084】
次に、ステップ(1003)において、主走査方向の画像情報の更新を行う。これは図5に示すレイアウト決定処理502においては、▲1▼及び▲2▼枠の画像からそれぞれの画像情報を入手するものであるが、入手する情報には画像ファイル名、画像ファイルサイズ、画像フォーマット、撮影日時情報、画像サイズ等がある。入手された情報は内部のバッファ領域に格納される。
【0085】
次に、ステップ(1004)において、後述する次の主走査方向画像情報更新のための内部フラグに「1」をセットする。以上で初期化処理が終了しメインループへと進む。
【0086】
まず、ステップ(1005)において、副走査方向の全ラスタの処理が終了したかの判断を行い、終了していないと判断した場合には、ステップ(1006)へと進み、現対象ラスタが副走査方向の画像枠内かの判断を行う。
【0087】
本処理は、図5に示したレイアウト決定処理502においては、現対象ラスタが主走査方向に▲1▼及び▲2▼の枠内かの判断を行うものである。
【0088】
ここで、副走査方向画像枠内であると判断した場合には、ステップ(1007)に進み上述したフラグに「1」を設定し、ステップ(1008)に進み、図9において、後述する処理により主走査方向1ラスタラインの拡大後のデータを入手する。
【0089】
本データは量子化前のデータであるためステップ(1009)において、量子化処理を行いエンジン部が印刷可能なデータへと変換する。次に、ステップ(1010)において変換されたデータをエンジン部へ送信後、上述したステップ(1005)の処理に戻り次のラスタへと移動する。
【0090】
一方、ステップ(1006)において、副走査方向画像枠外と判断された場合は、ステップ(1011)へと進む。
【0091】
このケースは現対象ラスタが図5に示したレイアウト決定処理502における枠▲1▼及び枠▲2▼の画像枠下端と枠▲3▼及び枠▲4▼の画像枠上端の間に位置する場合となる。出力紙上は、図5に示した主走査方向−矩形枠終了状態504の状態であり、枠▲1▼及び枠▲2▼の画像の処理が終了し、枠▲3▼及び枠▲4▼に対する処理の開始前となっている。
【0092】
ステップ(1011)では、画像枠外であるために印刷されるデータがNULLラスタとなる。このため1ライン用のバッファをNULLクリアする。次に、ステップ(1012)において、上述したフラグが「1」であるかの判定を行い、「1」でない場合にはそのままの状態で、ステップ(1009)の量子化部に進み、NULLラスタに対して量子化処理を行う。
【0093】
一方、ステップ(1012)で、フラグが「1」であると判断した場合には、ステップ(1013)へと進み、ステップ(1003)と同様に主走査方向画像情報の更新を行う。
【0094】
図5に示すレイアウト決定処理502においては、枠▲3▼及び枠▲4▼の画像に対する情報が本処理で設定される。
【0095】
次に、ステップ(1014)へと進み上述したフラグに「0」を設定する。このことにより画像枠外に複数のNULLラスタが存在した場合に二重の主走査方向画像情報更新処理が実行されることを防ぐ。
【0096】
そして、ステップ(1014)の処理後は、ステップ(1009)へと進み、NULLラスタに対して量子化処理を行いエンジン部へと送信する。
【0097】
一方、ステップ(1005)において、全ラスタに対する処理が終了したと判断された場合には、本処理を終了する。以上が本処理における副走査方向の処理であるが、本フローは処理の一例であり他のフローによる実現方法も可能である。
【0098】
次に、図6、図7及び図9を用いて本処理における主走査方向のフローを詳述する。
【0099】
図9は、本発明に係る印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本処理は、図8に示すステップ(1008)における1ラスタラインデータの入手処理手順に対応する。なお、(2001)〜(2011)は各ステップを示す。また、本処理により図6に示した1ラスタラインデータ603が作成されることになる。
【0100】
まず、ステップ(2001)において、1ラスタラインの出力用バッファの初期化を行う。次に、ステップ(2002)に進み、出力用バッファへの書き込み用バッファポインタのアドレスを設定する。
【0101】
この場合、設定されるアドレスは、例えば図6に示したソース画像分割状態602においては、矩形幅▲1▼の左端である。
【0102】
次に、ステップ(2003)において、主走査方向の全画像枠に対する処理が終了したかどうかの判断を行い、終了していないと判断した場合には、ステップ(2004)に進み復号化用出力バッファにラスタラインデータが存在するかどうかの判断を行い、データがあると判断した場合には、ステップ(2005)に進み復号化用出力バッファから1ラインのデータを入手する。
【0103】
この時、入手されるデータは例えばJPEGデータをデコードしたYCbCr空間で表現されるデータである。次に、ステップ(2006)において、1ラスタラインデータに対する色空間変換処理を行い、1ラスタラインデータをRGB空間のデータへと変換する。
【0104】
更に、ステップ(2007)において、RGB空間で表現される1ラスタラインデータをデバイス依存カラーであるCMYKデータへと変換する色変換処理を実行し、ステップ(2008)へと進む。
【0105】
そして、ステップ(2008)では、デバイス依存カラーのCMYKデータに対し拡大処理を実行する。本拡大処理には単純拡大等の公知技術が利用可能であるが、その目的とするところは、図6に示したソース画像分割状態602における矩形幅▲1▼もしくは矩形幅▲2▼のような出力矩形幅にあわせて入力画像のラスタラインデータを拡大することにある。
【0106】
次に、ステップ(2009)において、拡大された1ラスタラインのデバイス依存カラーデータを出力用バッファに保存する。
【0107】
図6を用いて概説すると、ステップ(2004)からステップ(2009)の処理により、図6に示したソース画像分割状態602の矩形幅▲1▼に対する処理が終了したことになる。
【0108】
次に、ステップ(2010)において、出力用バッファへの書き込み用バッファポインタのアドレスを移動し、ステップ(2003)の処理へと戻る。この時に更新されたアドレスは、例えば図6に示したソース画像分割状態602においては画像▲2▼用枠の左端となっている。
【0109】
また、ステップ(2004)において、復号化用出力バッファにラスタデータがない場合には、ステップ(2011)に進み、画像データに対する復号化処理を行い新たに数ラインのデータを生成して上述したステップ(2005)の処理に進む。
【0110】
一方、ステップ(2003)において、主走査方向における全画像枠に対する処理が終了したと判断された場合には処理を終了する。
【0111】
以上がデバイスカラーでの1ラスタラインデータの生成方法であるが、ステップ(2004)〜(2009)における処理を主走査方向の全画像枠に対して実行することで、1ラスタラインのバッファを使用して複数画像のレイアウト機能を実現することが可能となる。
【0112】
以上詳述した図8及び図9におけるフローを繰り返すことにより、主走査方向及び副走査方向に定義したレイアウト枠に対する画像の配置が可能となり、デバイス依存カラーでのレイアウト印刷機能が実現可能となる。以上が第1実施形態における印刷装置内の動作である。
【0113】
〔第2実施形態〕
以下、添付図面に従って本発明に係わる第2実施形態を詳細に説明する。なお、ハードディスク構成上は、第1実施形態に示した図1〜図7等の構成と同様であるので、図1〜図7に示す構成の説明は省略する。
【0114】
次に、上述した印刷装置内における本発明に係わる処理について、図1〜図3及び、図10〜図12を用いて詳述する。
【0115】
図10は、本発明に係る印刷装置における印刷結果例を示す模式図であり、本例は文字枠を含む2画像と2罫線枠を1紙面上に配置して印刷を行った場合の結果であるが、その流れは、まず、図2において、ホスト装置201から文字枠情報を含む2画像のデータと2罫線枠のデータが印刷装置203へと送信される。またデータの入手は上述したように印刷装置内にある保存領域からでも構わない。また印刷装置での印刷データの入手時にあわせて、ホスト装置もしくは内蔵する操作パネルから付随する情報の入手も行われる。
【0116】
次に入手されたデータを印刷するまでの一連の流れについて、図11を用いて説明する。
【0117】
図11は、図2に示した印刷装置203による第2のレイアウト印刷処理状態を説明する模式図であり、太い矢印がデータ処理の流れに対応する。
【0118】
図11において、801は印刷画像データであり、本例では文字枠を含む2画像と2罫線枠が印刷対象データである。この2画像、2罫線枠に対しレイアウト決定処理状態802において印刷のためのレイアウト情報(例えば4in1で、左上、右上、左下、右下に順に配置)が決定される。
【0119】
本例は、2画像、2罫線枠を1面上に印刷するレイアウト印刷であるが、この場合の出力矩形枠▲1▼〜▲4▼が決定される。また、本レイアウト決定が任意の矩形枠数及び任意の配置に対応可能であることは言うまでもない。
【0120】
次に、ライン単位処理状態803において、実際の印刷処理が実行される。本処理の詳細については後述するが副操作方向に1ラスタラインずつの処理が繰り返し実行される。
【0121】
また、主走査方向第一矩形枠終了状態804では、枠▲1▼の画像及び枠▲2▼の罫線の矩形枠に対して印刷が行われた直後の状態である。
【0122】
本レイアウトは2画像、2罫線枠に対する処理であるが、文字枠を含む1画像、1罫線枠までの処理が終了した時点での紙面上の印刷結果を表している。
【0123】
805は印刷結果であり、主走査方向第一矩形枠終了状態804から更に進み、枠▲3▼の画像及び枠▲4▼の罫線に対する処理が終了し2画像、2罫線枠の全ての印刷が終了した時点の状態である。
【0124】
次に、図12を参照して、図11に示したライン単位処理状態803に挙げた1ラスタラインでの処理について詳述する。
【0125】
図12は、図2に示した印刷装置203による第2のレイアウト印刷処理状態を説明する模式図である。
【0126】
図12において、901は印刷結果で、画像枠▲1▼及び▲2▼の罫線枠に対して数ラインの処理が施された印刷状態に対応する。
【0127】
印刷結果901の結果を生成するために、まず、ソース画像と罫線分割状態902に挙げるように副走査方向に画像をラスタラインごとに分割する。
【0128】
ソース画像と罫線分割状態902の例は、枠▲1▼のソース画像と枠▲2▼のソース罫線枠をそれぞれラスタライン毎に分割した状態である。
【0129】
分割された各ラスタラインデータは、図7を用いて上述した処理を施して出力バッファ上に配置される。
【0130】
903は出力バッファ上の結果で、図12に示した枠▲1▼の画像と枠▲2▼の罫線枠の各ラスタラインがバッファ上に配置された状態であるが、それぞれの矩形枠にあわせて配置される。以上の処理を繰り返すことにより、印刷結果901が取得可能となる。
【0131】
次に、文字枠を含む画像枠と罫線枠を含む印刷結果905を得るための処理方法について説明する。
【0132】
904は文字列データで、フォント復号化の結果の1例であり、印刷結果905の枠▲1▼の画像の下部の文字挿入位置に処理ラスタがきた時に、フォント復号化処理を呼び出し、その結果として得られるデータである。
【0133】
印刷結果905の結果は、図12に示した枠▲1▼の画像の当該ラスタデータを生成する。次に、当該ラスタに相当する挿入文字パターンをフォント復号化処理より取得する。
【0134】
そして、画像データの上に文字パターンを挿入する、さらに、枠▲2▼の罫線枠の当該ラスタデータを合成する処理を行う。これらの処理を繰り返すことで、文字と罫線の挿入された印刷結果905を取得可能となる。
【0135】
次に、上記の如く構成された本発明の第2実施形態に係る印刷装置において、図11及び図8,図13のフローチャートを用いて処理フローを詳述する。なお、図8の詳細説明については省略し、各ステップにおける図11,図12等との対応を説明する。
【0136】
まず、処理開始時にバッファのクリア等の初期化処理を行い、ステップ(1001)のレイアウト情報作成処理において印刷対象画像の出力用紙上でのレイアウト情報を作成する。本処理は、図11に示したレイアウト決定処理状態802であり、出力画像数、出力順序、出力サイズ、レイアウト方法などにより、画像および罫線の出力枠、個数、枚数など配置情報を作成する。
【0137】
また、画像出力矩形枠と画像の縦横の画素数などから、回転情報や拡大/縮小率の情報もあわせて作成する。さらに、図11に示したレイアウト決定処理状態802における枠▲1▼及び枠▲3▼の画像内に挿入する日付け枠の情報も作成する。日付け枠情報としては、文字挿入位置、文字サイズ、文字色などを作成する。
【0138】
この結果、図11に示すレイアウト決定処理状態802における枠▲1▼〜▲4▼の画像レイアウト情報が決定される。なお本処理を実行する上でホスト装置や記憶媒体から本装置に画像データが入力されるのは言うまでもない。
【0139】
次に、作成されたレイアウト情報をもとに、画像矩形枠までの頭出し処理を実行する。本処理は、ステップ(1002)において実行されるのであるが、エンジン部における給紙処理及び印刷領域枠までのラスタスキップ処理がその主たる内容である。この処理の結果、図11に示したレイアウト決定処理状態802における用紙上端から枠▲1▼及び枠▲2▼に上端までのスキップ処理が実行される。
【0140】
次に、ステップ(1003)において主走査方向の画像情報の更新を行う。これは図8に示したレイアウト決定処理状態802においては、枠▲1▼から画像情報そして枠▲2▼から罫線枠の情報を入手するものであるが、枠▲1▼から入手する情報には画像ファイル名、画像ファイルサイズ、画像フォーマット、撮影日時情報、画像サイズ等があり、枠▲2▼から入手する情報には、罫線種別、罫線色、罫線長、罫線幅、罫線間隔等がある。入手された情報は内部のバッファ領域に格納される。
【0141】
次に、ステップ(1004)において、後述する次の主走査方向画像情報更新のための内部フラグに「1」をセットする。以上で初期化処理が終了しメインループへと進み。
【0142】
まず、ステップ(1005)において、副走査方向の全ラスタの処理が終了したかの判断を行う。終了していないと判断した場合には、ステップ(1006)へと進み、現対象ラスタが副走査方向の画像枠内かの判断を行う。本処理は図11に示したレイアウト決定処理状態802においては、現対象ラスタが主走査方向に枠▲1▼及び枠▲2▼の枠内かの判断を行うものである。
【0143】
ここで、副走査方向画像枠内であると判断した場合には、ステップ(1007)に進み上述したフラグに「1」を設定し、ステップ(1008)に進み、図13に後述する処理により主走査方向1ラスタラインの拡大後のデータを入手する。
【0144】
ここで、上記第1実施形態との違いは、入手するデータとして画像データに加えて文字データと罫線データが追加される点である。
【0145】
本データは量子化前のデータであるため、ステップ(1009)において量子化処理を行いエンジン部が印刷可能なデータへと変換する。
【0146】
次に、ステップ(1010)において変換されたデータをエンジン部へ送信後、上述したステップ(1005)の処理に戻り次のラスタへと移動する。
【0147】
一方、ステップ(1006)において、副走査方向画像枠外と判断された場合はステップ(1011)へと進む。このケースは現対象ラスタが図11に示したレイアウト決定処理802における枠▲1▼及び枠▲2▼の枠下端と枠▲3▼及び枠▲4▼の枠上端の間に位置する場合となる。
【0148】
出力紙上は、図11に示した主走査方向第一矩形終了状態804であり、枠▲1▼の画像及び枠▲2▼の罫線枠の処理が終了し、枠▲3▼及び枠▲4▼に対する処理の開始前となっている。
【0149】
ステップ(1011)では画像枠外および罫線枠外であるために印刷されるデータがNULLラスタとなる。このため、1ライン用のバッファをNULLクリアする。
【0150】
次に、ステップ(1012)において、上述したフラグが「1」であるかの判定を行い、「1」でない場合にはそのままの状態で、ステップ(1009)の量子化処理に進み、NULLラスタに対して量子化処理を行う。
【0151】
一方、フラグが「1」であると判断した場合には、ステップ(1013)へと進み、ステップ(1003)と同様に主走査方向画像情報の更新を行う。
【0152】
図11に示したレイアウト決定処理状態802においては、枠▲3▼の画像及び枠▲4▼の罫線枠に対する情報が本処理で設定される。
【0153】
次に、ステップ(1014)へと進み上述したフラグに「0」を設定する。このことにより枠外に複数のNULLラスタが存在した場合に二重の主走査方向画像情報更新処理が実行されることを防ぐ。ステップ(1014)の処理後は、ステップ(1009)へと進み、NULLラスタに対して量子化処理を行いエンジン部へと送信する。
【0154】
一方、ステップ(1005)において、全ラスタに対する処理が終了したと判断された場合には処理を終了する。以上が本処理における副走査方向の処理であるが、本フローは処理の一例であり他のフローによる実現方法も可能である。
【0155】
次に、図12および図13及び図14、図15を参照して、本処理における主走査方向のフローを詳述する。なお本処理は、図8においては、1008における1ラスタラインデータの入手処理である。
【0156】
図13は、本発明に係る印刷装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本処理における主走査方向のデータ処理手順に対応する。なお、(3001)〜(3013)は各ステップを示す。また、図12を用いた場合、本処理により図12に示した出力バッファ状態903の1ラスタラインデータが作成されることになる。
【0157】
まず、ステップ(3001)において、1ラスタラインの出力用バッファの初期化を行う。次に、ステップ(3002)に進み、出力用バッファへの書き込み用バッファポインタのアドレスを設定する。設定されるアドレスは、例えば図12に示した出力バッファ状態903においては、矩形幅▲1▼の左端である。
【0158】
次に、ステップ(3003)において、主走査方向の全画像枠に対する処理が終了したかどうかの判断を行い、終了していないと判断した場合には、ステップ(3004)に進み、復号化用出力バッファにラスタラインデータが存在するかどうかの判断を行い、データがあると判断した場合には、ステップ(3005)に進み、復号化用出力バッファから1ラインのデータを入手する。この時入手されるデータは例えばJPEGデータをデコードしたYCbCr空間で表現されるデータである。
【0159】
次に、ステップ(3006)において、1ラスタラインデータに対する色空間変換処理を行い、1ラスタラインデータをRGB空間のデータへと変換する。更に、ステップ(3007)において、RGB空間で表現される1ラスタラインデータをデバイス依存カラーであるCMYKデータへと変換する色変換処理を実行し、ステップ(3008)へと進む。
【0160】
そして、ステップ(3008)では、デバイス依存カラーのCMYKデータに対し拡大処理を実行する。
【0161】
本拡大処理には単純拡大等の公知技術が利用可能であるが、その目的とするところは図12に示した出力バッファ状態903における矩形幅▲1▼もしくは▲3▼のような出力矩形幅にあわせて入力画像のラスタラインデータを拡大することにある。
【0162】
次に、ステップ(3009)において、拡大された1ラスタラインのデバイス依存カラーデータを出力用バッファに保存する。図12を用いて概説すると、ステップ(3004)〜(3009)の処理により、出力バッファ状態903の矩形幅▲1▼に対する処理が終了したことになる。
【0163】
次に、ステップ(3010)において、図14において、後述する処理により主走査方向1ラスタラインの日付データの挿入を行う。
【0164】
次に、ステップ(3011)において、出力用バッファへの書き込み用バッファポインタのアドレスを移動し、ステップ(3003)の処理へと戻る。この時に更新されたアドレスは、例えば図12に示した出力バッファ状態903においては罫線▲2▼用枠の左端となっている。
【0165】
また、ステップ(3004)において、復号化用出力バッファにラスタデータがない場合には、ステップ(3012)に進み、画像データに対する復号化処理を行い、新たに数ラインのデータを生成して上述したステップ(3005)の処理に進む。
【0166】
一方、ステップ(3003)において、主走査方向における全画像枠に対する処理が終了したと判断された場合には、ステップ(3013)において、図14において、後述する処理により主走査方向1ラスタラインの罫線データ挿入を最後に行って処理を終了する。
【0167】
以上がデバイスカラーでの1ラスタラインデータの生成方法であり、以上の処理によって、画像、文字、罫線がマージされた1ラスタラインのデータを生成することができ、ステップ(3004)〜(3013)における処理を主走査方向の全画像枠に対して実行することで、1ラスタラインのバッファを使用して文字および罫線を含めた複数画像のレイアウト機能を実現することが可能となる。
【0168】
次に、図14を用いて本処理における画像内への日付挿入処理のフローについて詳述する。
【0169】
図14は、本発明に係る印刷装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本処理は、図13においては、ステップ(3010)から呼び出される日付挿入処理手順の詳細手順に対応する。なお、図12を用いた場合、本処理により図12に示した文字列データ904の日付文字パターンの当該1ラインデータが作成されることになる。なお、(4001)〜(4005)は各ステップを示す。
【0170】
まず、ステップ(4001)において、現在の処理ラスタが日付けを挿入するラスタかどうかの判断を、図8に示したステップ(1001)のレイアウト情報作成処理で得た情報を参照して行う。
【0171】
ここで、日付けを挿入しないラインと判断した場合は、出力バッファにデータを出力することなく、処理を終了する。
【0172】
まず、ステップ(4001)で、日付けを挿入するラインかどうかを判断して、日付けを挿入するラインであると判断した場合は、ステップ(4002)のフォントの復号化処理を実行し、処理ラスタに該当する1ラスタ分のフォントパターンを生成する。
【0173】
次に、ステップ(4003)で、生成されたフォントパターンをフォント復号化バッファから取り出しを行う。なお、ステップ(4002)で生成されるフォントパターンは、例えば2値の情報であり、ステップ(4004)では、このデータをデバイスカラー、例えばCMYKに変換する処理を行い、ステップ(4005)で既に画像データが格納された出力バッファ上にフォントパターンのある部分のみ上書きする処理を行って、処理を終了する。以上が日付挿入処理の動作説明である。
【0174】
以上のように、日付文字を画像データ上に最後に且つデバイスカラーで出力することで、色空間変換処理や色変換処理などの画像処理の影響を受けることなく、常に同じ色の文字データの結果を得ることが実現可能となる。
【0175】
最後に、図15を参照して、本処理における画像内への日付挿入処理のフローについて詳述する。
【0176】
図15は、本発明に係る印刷装置における第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本処理は、図13においては、ステップ(3013)から呼び出される罫線挿入処理である。なお、(5001)〜(5005)は各ステップを示す。図9を用いた場合、本処理により図12に示した分割状態902の罫線パターンの当該1ラインデータが作成されることになる。
【0177】
まず、ステップ(5001)において、現在の処理ラスタが罫線を挿入するラスタかどうかの判断を、図8に示したステップ(1001)は、レイアウト情報作成処理で得た情報を参照して行う。ここで、罫線を挿入しないラインと判断した場合は、出力バッファにデータを出力することなく、処理を終了する。
【0178】
一方、ステップ(5001)で、罫線を挿入するラインと判断した場合は、ステップ(5002)の罫線の復号化処理を実行し、処理ラスタに該当する1ラスタ分の罫線パターンを生成する。
【0179】
次に、ステップ(5003)で、生成された罫線パターンを罫線復号化バッファから取り出しを行う。なお、ステップ(5002)で生成される罫線パターンは、例えば2値の情報であり、ステップ(5004)ではこのデータをデバイスカラー、例えばCMYKに変換する処理を行い、ステップ(5005)で既に画像データが格納された出力バッファ上に罫線データを上書きする処理を行って、処理を終了する。以上が罫線挿入処理の動作説明である。
【0180】
図16は、本発明に係る印刷装置における第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、フォント復号化処理手順に対応し、本処理は、図14で示す罫線挿入処理のステップ(4002)から呼び出される。なお、(6001)〜(6005)は各ステップを示す。
【0181】
図17は、図16に示すフォント復号化処理において上位プログラムから引き渡される入力パラメータと出力結果との対応を説明する図である。
【0182】
本実施形態では、上位プログラムからは、図17で示すように、「文字コード列」,「文字サイズ」,「取得ラスタ数」等の入力パラメータが渡される。また、本例は、文字サイズが36ドット×48ドットで構成されている場合に対応する。
【0183】
本プログラムでは、まず、ステップ(6001)で、渡されて文字コード列(2003/07/18に対応する文字コード列)を先頭から順番に取り出す処理を行う。次に、ステップ(6002)で、取り出した文字コードが有効文字であるかどうかを判定して、もし、NULLであったり、図3に示したROM302に内蔵しない文字コードであると判断した場合は、処理を終了する。
【0184】
一方、ステップ(6002)で、有効文字であると判断した場合は、ステップ(6003)で、文字コードをキーとして、図18で示すROM内蔵フォントデータのINDEX部を検索する。
【0185】
図18は、図3に示したROM302に内蔵されるフォトデータの構造を説明する図である。
【0186】
そして、文字コードに対応するフォントパターンの先頭アドレスを取得する。ROM内蔵フォントデータは、図17で示すように、文字コードと対応パターン格納先頭アドレスをペアとして持つINDEX部とフォントパターン実体部から構成されており、格納されるフォントパターンのサイズは、本例では、幅30ドット、高さ40ドットとして図示している。もちろん、アウトラインフォントを格納する手段を搭載しても良いことは言うまでもない。
【0187】
続いて、ステップ(6004)で、ROM内蔵フォントサイズ(30ドット×40ドット)と「要求文字サイズ」を比較し、変倍率を決定する。図17に示す例では、「文字コード列が2003/07/18」,「文字サイズが36ドット×48ドット」,「取得ラスタ数が1」の場合の例を示しているが、この場合は、各々のフォントパターンが横縦共に1.2倍に拡大される結果となる。
【0188】
変倍処理は、「単純拡大処理」あるいは「1次補間拡大処理」などを実装して行われる。補間処理自体は本発明と直接関係しないので、説明を省略する。
【0189】
最後に、ステップ(6005)で、ステップ(6004)で決めた変倍率に基づき、ROMフォントパターンを拡大し、要求された「取得ラスタ数」に相当する1ラインのデータのみを、復号化バッファに格納する処理を行う。
【0190】
上位プログラムからは、「取得ラスタ1」より順番に、1ずつインクリメントを行い「取得ラスタ48」まで本関数を呼び出すことで、フォントの全パターンを取得するような制御が行われる。このことは、本発明が省メモリで動作できるように1ラスタずつ単位で処理を行うことの前提から、このような処理が行われている。
【0191】
ステップ(6005)処理後は、ステップ(6001)に処理を戻すことで、全要求文字列に対して処理を行い、要求される文字列の要求ラスタのパターンを復号化して返却する処理を行っている。
【0192】
図19は、本発明に係る印刷装置における第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、罫線復号化処理手順に対応する。本処理は、図15で示す罫線挿入処理のステップ(5002)から呼び出される。なお、(7001)〜(7004)は各ステップを示す。
【0193】
図20は、図3に示したROM302に内蔵される罫線データの構造を説明する図であり、図21は、図20に示すROM内蔵罫線データに対する入力パラメータと罫線出力結果との対応を示す図である。
【0194】
なお、本実施形態におけるROM内蔵罫線データは、図21で示すように、罫線種別コードと対応罫線パターン格納先頭アドレスをペアとして持つINDEX部と罫線パターン実体部から構成されており、格納される罫線パターンのサイズは、本例では、幅30ドット、高さ40ドットとして図示している。もちろん、アウトラインフォントを格納する手段を搭載しても良いことは言うまでもない。
【0195】
上位プログラムからは、図20で示すように、「罫線種別コード」,「罫線長」,「取得ラスタ数」が渡される。
【0196】
本プログラムでは、まず、ステップ(7001)で、渡されて罫線種別コードを取り出す処理を行う。次に、ステップ(7002)で取り出した文字コードが有効文字であるかどうかを判定して、もし、NULLであったり、図3に示したROM302に内蔵しない罫線種別コードである場合は、処理を終了する。
【0197】
一方、ステップ(7002)で、有効文字であったと判定した場合は、ステップ(7003)で、罫線種別コードをキーとして、図20で示すROM内蔵罫線データのINDEX部を検索する。そして、罫線種別コードに対応する罫線パターンの先頭アドレスを取得する。
【0198】
そして、最後に、ステップ(7004)で、ROM内蔵罫線サイズ(30ドット×40ドット)を基調として、上位プログラムから渡される「罫線長」分、横方向に拡大する処理を行う。
【0199】
ここでの拡大は、変倍処理ではなく、ROM内蔵パターンを必要分横方向に並べることによって行われる。なお、端数がでた場合は、切り取ることで、要求された「罫線長」分のパターンを生成する処理が行われる。
【0200】
そして、要求された「取得ラスタ数」に相当する1ラインのデータのみを、復号化バッファに格納する処理を行う。上位プログラムからは、「取得ラスタ1」より順番に、1ずつインクリメントを行い「取得ラスタ40」まで本関数を呼び出すことで、罫線の全パターンを取得するような制御が行われる。このことは、本発明が省メモリで動作できるように1ラスタずつ単位で処理を行うことの前提から、このような処理が行われている。
【0201】
ステップ(7004)処理により、罫線復号化処理は完結する。
【0202】
以上のように、罫線データを画像データ上に最後に且つデバイスカラーで出力することにより、色空間変換処理や色変換処理などの画像処理の影響を受けることなく、常に同じ色の罫線データの結果が得ることが実現可能となる。
【0203】
以上詳述した図8及び図13、図14、図15,図16,図19におけるフローを繰り返すことにより、主走査方向及び副走査方向に定義したレイアウト枠に対する画像の配置が可能となり、且つ、デバイス依存カラーで文字、罫線を挿入することのできるレイアウト印刷機能が実現可能となる。以上が第2実施形態における印刷装置内の動作である。
【0204】
以下、図22に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0205】
図22は、本発明に係る印刷装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0206】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0207】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0208】
本実施形態における図8,図9,図13,図14,図15,図16,図19に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0209】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0210】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0211】
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0212】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0213】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0214】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
【0215】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0216】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0217】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0218】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0219】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【0220】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、生成された複数画像の1ラスタライン画像データに対して、第2の画像処理を実行して1ラスタラインバッファ上に配置し、さらに、該1ラスタラインバッファ上に文字データと罫線データを配置した後、1ラスタラインデータに対して量子化処理を行って1ラスタライン単位に印刷データを出力することにより、印刷装置内に大量のメモリを必要することなく、複数画像のレイアウト印刷を実現し、かつ画像に依存することなく常に同じ色での文字や罫線の挿入した印刷結果を安価に得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷装置のデータ処理機構を説明するブロック図である。
【図2】本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷システムの一例を示すブロック図である。
【図3】図2に示した印刷装置の内部構成を示す詳細ブロック図である。
【図4】図3に示す印刷装置から出力される印刷結果例を示す図である。
【図5】図2に示した印刷装置による第1のレイアウト印刷処理状態を説明する模式図である。
【図6】図5に示した状態における画像ラスタライズ処理を説明する模式図である。
【図7】図6に示した1ラスタラインデータの生成処理の流れを説明する概念図である。
【図8】本発明に係る印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る印刷装置における印刷結果例を示す模式図である。
【図11】図2に示した印刷装置による第2のレイアウト印刷処理状態を説明する模式図である。
【図12】図2に示した印刷装置による第2のレイアウト印刷処理状態を説明する模式図である。
【図13】本発明に係る印刷装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る印刷装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る印刷装置における第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る印刷装置における第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】図16に示すフォント復号化処理において上位プログラムから引き渡される入力パラメータと出力結果との対応を説明する図である。
【図18】図3に示したROMに内蔵されるフォトデータの構造を説明する図である。
【図19】本発明に係る印刷装置における第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図20】図3に示したROMに内蔵される罫線データの構造を説明する図である。
【図21】図20に示すROM内蔵罫線データに対する入力パラメータと罫線出力結果との対応を示す図である
【図22】本発明に係る印刷装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
101,111 JPEGデータ
102,112 復号化処理部
103,113 色空間変換処理部
104,114 色変換処理部
105,115 拡大処理部
Claims (10)
- 複数の入力画像データに対して第1の画像処理を施して、1もしくは複数のラスタラインデータを生成する画像データ生成手段と、
前記画像データ生成手段により生成された複数画像の1ラスタライン画像データに対して、第2の画像処理を実行することでデバイスに依存したカラーデータに変換し、該1ラスタラインデータを1ラスタラインバッファ上に書き込む第1のレイアウト手段と、
前記第1のレイアウト手段により生成された1ラスタラインバッファに対してデバイスに依存したカラーデータに変換された文字データと罫線データにより上書きをする第2のレイアウト手段と、
前記第1,第2のレイアウト手段によりレイアウトされた1ラスタラインデータに対して量子化処理を行う量子化処理手段と、
前記量子化処理手段により量子化処理された1ラスタライン単位に印刷を行う印刷手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記第1の画像処理は、復号化処理、回転処理、縮小処理を含むことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記第2の画像処理は、色空間変換処理、色変換処理、拡大処理を含むことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 複数の入力画像データは、ホスト装置の記憶部から読み出されて入力されることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 複数の入力画像データに対して第1の画像処理を施して、1もしくは複数のラスタラインデータを生成する画像データ生成ステップと、
前記画像データ生成ステップにより生成された複数画像の1ラスタライン画像データに対して、第2の画像処理を実行することでデバイスに依存したカラーデータに変更し、該1ラスタラインデータを1ラスタラインバッファ上に書き込む第1のレイアウトステップと、
前記第1のレイアウトステップにより生成された1ラスタラインバッファに対してデバイスに依存したカラーデータに変換された文字データと罫線データにより上書きをする第2のレイアウトステップと、
前記第1,第2のレイアウトステップによりレイアウトされた1ラスタラインデータに対して量子化処理を行う量子化処理ステップと、
前記量子化処理ステップにより量子化処理された1ラスタライン単位に印刷を行う印刷ステップと、
を備えることを特徴とする印刷制御方法。 - 前記第1の画像処理は、復号化処理、回転処理、縮小処理を含むことを特徴とする請求項5記載の印刷制御方法。
- 前記第2の画像処理は、色空間変換処理、色変換処理、拡大処理を含むことを特徴とする請求項5記載の印刷制御方法。
- 複数の入力画像データは、ホスト装置の記憶部から読み出されて入力されることを特徴とする請求項5記載の印刷制御方法。
- 請求項5〜8のいずれかに記載の印刷制御方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項5〜8のいずれかに記載の印刷制御方法を実現することを特徴とするプログラム。
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