JP4323275B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、大当り遊技終了後、遊技者に有利となる特別状態を付与可能に構成された遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、複数種類の特別図柄を複数列(例えば3列)で変動させて図柄組み合わせを導出する特別図柄組み合わせゲーム(以下、「特図ゲーム」と示す)が行われている。そして、特図ゲームの導出結果が予め定めた大当りの組み合わせである場合、遊技者には大当り遊技状態が付与されるようになっている。前記大当り遊技状態が付与されると、大入賞口が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。前記特図ゲームは、遊技盤に発射された遊技球が、該遊技盤に配設された始動入賞口に入賞し、該始動入賞口に設けられた始動口センサの入賞検知を契機に行われるようになっている。このようなパチンコ機においては、始動入賞口に開閉動作を行う開閉羽根(普通電動役物)が備えられており、当該開閉羽根は、複数種類の普通図柄を変動させて行う普通図柄変動ゲーム(以下、「普図ゲーム」と示す)の導出結果に応じて開閉動作するようになっている。前記始動入賞口は、開閉羽根が開動作すると、入り口が拡大されて遊技球が入賞し易い状態となり、開閉羽根が閉動作すると、入り口が縮小されて遊技球が入賞し難い状態となる。
そして、近時のパチンコ機の中には、特図ゲームによって大当りの組み合わせが導出された場合、大当り遊技終了後に、普図ゲームにおける普通図柄の変動時間が通常時よりも短縮され(例えば、25秒→5秒)、開閉羽根の作動効率を上げることで遊技者に有利となる変動時間短縮状態(以下、「時短状態」と示す)を付与するものがある。しかしながら、このような従来のパチンコ機では、時短状態を付与するか否かが特図ゲームによって導出された大当りの組み合わせを構成する図柄の種類に応じて決まっているため、大当り遊技の開始時には既に時短状態が付与されるか否かが判別できてしまい、興趣を欠く虞があった。
そこで、時短状態を付与するか否かを、大当り遊技が終了した時点で遊技者に知らせるようにしたパチンコ機が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1のパチンコ機では、大当り遊技終了後に抽選表示器を用いて抽選演出を行い、所定の図柄が表示された場合、時短状態を付与するようになっている。また、特許文献2のパチンコ機では、大当り遊技終了後に、時短状態となる特図ゲームの回数が抽選され、その抽選結果を、変動短縮回数表示窓に表示させるようになっている。特許文献1や特許文献2のパチンコ機によれば、特図ゲームの導出結果次第で大当り遊技終了後に時短状態が付与されるか否かが分かってしまうことなく、興趣に溢れたパチンコ機を提供することができる。
特開平5−123442号公報 特開平9−66140号公報
しかしながら、特許文献1のパチンコ機では、大当り遊技終了後、抽選表示器で抽選演出を行うのみで時短状態を付与するか否かが決定されていたため、抽選演出が行われる一瞬のみ遊技者の興趣を高めているに過ぎなかった。また、同様に、特許文献2のパチンコ機でも、抽選結果が変動短縮回数表示窓に表示される一瞬のみ遊技者の興趣を高めているに過ぎなかった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、大当り遊技終了後、特図変動ゲームと共に抽選演出を行い、その期間に亘って継続的に遊技者の興趣を高めさせることができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、動検知手段が検知した遊技球を始動保留球として予め定めた上限数まで記憶可能な記憶手段と、当該記憶手段に記憶された始動保留球に基づいて複数種類の図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを表示可能な図柄変動ゲーム手段とを備え、前記図柄変動ゲームで導出された表示結果が予め定めた大当り表示結果になった場合には大当り遊技が行われ、当該大当り遊技終了後には前記記憶手段に記憶された始動保留球に基づき前記図柄変動ゲームが行われる遊技機において、前記大当り遊技終了後に前記上限数と等しい回数の図柄変動ゲームが行われるまでの第1期間と前記大当り遊技終了後に前記第1期間中に行われる図柄変動ゲームの回数よりも多い回数の図柄変動ゲームが行われるまでの第2期間の少なくとも2つの期間が定められ、前記第1期間及び前記第2期間のうちれの期間に亘って前記大当り遊技終了後に遊技者に有利となる特別状態を付与するかを決定する期間決定手段と、前記期間決定手段により決定された期間に亘って前記特別状態を付与する特別状態付与手段と、前記大当り遊技終了後に前記特別状態付与手段により付与された前記特別状態の付与期間が前記第2期間であるか否かの抽選演出を、前記大当り遊技終了後、前記上限数と等しい回数の図柄変動ゲームが終了するまでの期間に掛けて、当該期間中に行われる図柄変動ゲームと同時に行う抽選演出手段を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記記憶手段に記憶された始動保留球に基づき大当りか否かの判定を行う大当り判定手段と、前記大当り遊技終了時において、前記記憶手段に記憶されている始動保留球中に前記大当り判定手段により大当りと判定される始動保留球が存在するか否かを判定する演出判定手段とをさらに備え、前記図柄変動ゲーム手段は、前記大当り判定手段の判定結果に基づき図柄変動ゲームを表示するようになっており、前記抽選演出手段は、前記演出判定手段の判定結果が肯定の場合、前記抽選演出において前記大当り遊技終了後に行われる最初の図柄変動ゲームが終了する迄に、前記大当り遊技終了時において前記記憶手段に記憶されている始動保留球の何れかに基づく図柄変動ゲームで大当り表示結果となることを報知することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記大当り遊技の開始時に、当該大当り遊技終了後に行われる前記抽選演出の結果を示唆する予告演出を行う予告演出手段をさらに備え、前記予告演出の演出内容は複数種類あり、当該複数種類の演出内容には、前記期間決定手段が第1期間を決定した場合に行われ易い演出内容と、前記期間選択手段が第2期間を決定した場合に行われ易い演出内容とが含まれていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記始動検知手段とは別に設けられた普通図柄始動検知手段における遊技球の検知を契機に普通図柄を変動させて行う普図変動ゲームを表示可能な普図変動ゲーム手段をさらに備え、前記普図変動ゲームで導出された表示結果が予め定めた当り表示結果になった場合には、前記始動検知手段に設けられた入球増加装置を遊技者に有利な状態に作動させて遊技球が入り易くなるようにし、前記特別状態付与手段は、前記普図変動ゲームにおいて普通図柄が変動を開始してから表示されるまでの時間を短縮させる変動時間短縮状態、前記普図変動ゲームが当り表示結果となる確率を高める普図確率変動状態、前記入球増加装置が遊技者に有利に作動する時間を延長させる作動時間延長状態、前記入球増加装置が遊技者に有利に作動する回数を増加させる作動回数増加状態、及び前記図柄変動ゲームが大当り表示結果となる確率を高める確率変動状態のうち、少なくともいずれか1つの特別状態を付与することを要旨とする。
本発明によれば、大当り遊技終了後、特図変動ゲームと共に抽選演出を行い、その期間に亘って継続的に遊技者の興趣を高めさせることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図6に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う装飾ランプ16が設けられている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ17が配置されている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶ディスプレイ型の表示装置としての可変表示器(可変表示部)20を備えた表示演出装置21が配設されている。可変表示器20では、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。また、可変表示器20の表示領域Hには、図3(a)に示すように、特別図柄表示領域H1と普通図柄表示領域H2が設けられている。特別図柄表示領域H1では、複数種類の特別図柄(以下、「特図」と示す)を複数列で変動させて図柄組み合わせを導出する特図変動ゲームとしての特別図柄組み合わせゲーム(以下、「特図ゲーム」と示す)が行われるようになっている。本実施形態では、特図ゲームで3列の特図による組み合わせを導出し、該組み合わせを構成する各列の特図の種類を0、1、2、3、4、5の6種類の数字としている。特別図柄表示領域H1には、3列の特図が縦並びで表示され、特図ゲームが開始すると、各列毎に、横方向で、かつ、所定の配列順で遊技者から見て左方向から右方向に向かって変動表示(横スクロール表示)されるようになっている。なお、以下の説明において、特図による組み合わせを構成する各列の図柄を、図3(a)において、上から順に「上特図」「中特図」「下特図」と示す。
また、普通図柄表示領域H2では、複数種類の普通図柄(以下、「普図」と示す)を変動させて普図を導出する普図変動ゲームとしての普通図柄変動ゲーム(以下、「普図ゲーム」と示す)が行われるようになっている。本実施形態では、普図ゲームで2列の普図による組み合わせを導出し、該組み合わせを構成する各列の普図の種類を、当り図柄「△」とはずれ図柄「−(バー)」の2種類としている。本実施形態において、可変表示器20は、特図ゲームを行う特図変動ゲーム手段、及び普図ゲームを行う普図変動ゲーム手段として機能するように構成されている。
そして、遊技者は、特別図柄表示領域H1で行われる特図ゲームにおいて、最終的に表示された図柄組み合わせ(特図ゲームで導出された表示結果)から大当り又ははずれを認識できる。前記特別図柄表示領域H1に最終的に表示された全列の特図が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([111][555]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの組み合わせ(予め定めた大当り表示結果)となる。大当りの組み合わせが表示された場合、遊技者には、大当り遊技状態が付与される。また、特別図柄表示領域H1に最終的に表示された全列の特図が異なる種類の場合、又は1列の特図がリーチを形成する特図とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([234][122][343]など)からはずれを認識できる。また、本実施形態のパチンコ機10は、遊技者側から見て上段列→下段列→中段列の順に変動が停止し、表示されるようになっている。そして、表示された上特図と下特図が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動中を示す)からリーチを認識できる。なお、前記したように、特図による図柄組み合わせを[111][343]というように記載した場合、括弧内において左から1番目の特図が上特図を、2番目の特図が中特図を、3番目の特図が下特図を夫々示すものとする。
また、遊技者は、普通図柄表示領域H2で行われる普図ゲームにおいて、最終的に表示された図柄組み合わせ(普図ゲームで導出された表示結果)から当り又ははずれを認識できる。前記普通図柄表示領域H2に最終的に表示された全列の普図が当り図柄の場合には、その図柄組み合わせ([△△])から当りを認識できる。この当りを認識できる図柄組み合わせが当りの組み合わせ(予め定めた当り表示結果)となる。当りの組み合わせが表示された場合、遊技者には、当り状態が付与される。また、普通図柄表示領域H2に最終的に表示された全列の普図が当り図柄でない場合には、その図柄組み合わせ([△−][−△][−−])からはずれを認識できる。
また、表示演出装置21の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う開閉羽根22を備えた始動入賞口23が配設されている。始動入賞口23の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1(図2に示す)が設けられている。始動入賞口23は、遊技球の入賞検知を契機に、特図ゲームの始動条件を付与し得る。本実施形態では、始動入賞口23と始動口センサSE1によって特別図柄始動検知手段が構成されている。なお、本実施形態のパチンコ機10では、特図ゲーム中又は大当り遊技中に始動入賞口23に遊技球が入賞すると、その遊技球が始動保留球の記憶数(以下、「保留記憶数」と示す)として機内部(RAM27c)で記憶されるようになっている。保留記憶数は、始動入賞口23へ遊技球が入賞すると1加算され、特図ゲームが開始すると1減算され、特図ゲーム中又は大当り遊技中に始動入賞口23へ遊技球が入賞すると保留記憶数はさらに加算されて所定の上限数(本実施形態では4)まで累積される。
また、始動入賞口23の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う大入賞口扉24を備えた大入賞口25が配設されている。大入賞口25は、特図ゲームによって導出され、最終的に表示された図柄組み合わせが大当りの組み合わせになったことに関連して大入賞口扉24が開閉動作し、開放又は閉鎖されるようになっている。そして、大当り遊技状態が付与されると、大入賞口扉24の開閉動作によって大入賞口25が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。
前記大入賞口25の開放及び閉鎖は、所定の継続条件の成立(1ラウンド中に特定入賞(V入賞)が有る)によって、予め定められた規定ラウンド数(例えば、15ラウンド)だけ繰り返し行われるようになっている。なお、「1ラウンド」は、大入賞口25が開放されてから再び閉鎖される迄である。従って、大当り遊技状態が付与されると、最初にオープニング演出が行われ、該オープニング演出の終了後、各ラウンドの遊技が行われる。そして、最終ラウンドの遊技が終了すると、エンディング演出が行われ、該エンディング演出の終了後、大当り遊技中に保留されていた特図ゲームがあれば、該特図ゲームが開始する。
また、始動入賞口23の左方には、始動入賞ゲート26が配設されている。始動入賞ゲート26の奥方には、入賞した遊技球を通過検知するゲートセンサSE2(図2に示す)が設けられている。始動入賞ゲート26は、遊技球の入賞検知を契機に、普図ゲームの始動条件を付与し得る。本実施形態では、始動入賞ゲート26とゲーとセンサSE2によって普通図柄始動検知手段が構成されている。前記始動入賞口23は、普図ゲームによって導出され、最終的に表示された図柄組み合わせが当り図柄「△」の組み合わせ[△△]になったことに関連して当り状態が付与されると開閉羽根22が開閉動作し、開放又は閉鎖されるようになっている。そして、開閉羽根22の開動作によって始動入賞口23が開放されると、当該始動入賞口23の入り口が拡大され、遊技球が入賞し易い状態となる。一方で、開閉羽根22の閉動作によって始動入賞口23が閉鎖されると、当該始動入賞口23の入り口が縮小され、遊技球が入賞し難い状態となる。従って、本実施形態の開閉羽根22は、遊技者に有利な状態となるように作動可能な入球増加装置(普通電動役物)となる。
また、本実施形態のパチンコ機10は、変動時間短縮機能を備えている。変動時間短縮機能は、開閉羽根22を開動作させるか否か(始動入賞口23に遊技球を入賞し易くするか否か)の抽選結果を導出する普図ゲームにおける普図の変動時間が短縮された変動時間短縮状態(以下、「時短状態」と示す)を遊技者に付与する機能である。前記時短状態が付与されると、1回の普図ゲームの時間(普図が変動を開始してから停止する迄の時間)が、例えば、30秒(時短状態が付与されていないとき)から5秒(時短状態が付与されているとき)に短縮される。本実施形態において時短状態は、大当り遊技終了後、所定回数(本実施形態では4回又は100回)の特図ゲームが終了する迄、又は前記所定回数に達する前に大当りが生起される迄の間、付与される。前記時短状態中は、普図ゲームにおける前記抽選結果が早く導出されることから、開閉羽根22が開閉動作する間隔も短くなる。そのため、時短状態中は、当該時短状態が付与されていない通常状態中に比べて始動入賞口23への遊技球の入賞率が高くなる。従って、遊技者は、大当り遊技中に獲得した遊技球(持ち球)を大幅に減らすことなく特図ゲームの始動条件を得ることができ、時短状態は遊技者に有利となる特別状態となる。「時短」とは「時間短縮」の略である。
そして、始動入賞口23の開閉羽根22は、前記時短状態が付与されている場合と、前記時短状態が付与されていない場合では、当り状態が付与された際、異なる動作パターンで開閉動作するようになっている。本実施形態において、開閉羽根22は、通常状態中に当り状態が付与されると、始動入賞口23を0.3秒間、開放させる開動作を行うようになっている。また、開閉羽根22は、時短状態中に当り状態が付与されると、始動入賞口23を5秒間、開放させる開動作を行うようになっている。このように開閉羽根22は、通常状態中よりも時短状態中の方が、始動入賞口23へさらに遊技球が入り易く(さらに入賞率が高くなる)、遊技者に有利となる作動時間延長状態(特別状態)で作動するようになっている。
次に、パチンコ機10の制御構成について図2に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御する主制御基板27が装着されている。主制御基板27は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、可変表示器20を制御する表示制御基板28、装飾ランプ16を制御するランプ制御基板29、及びスピーカ17を制御する音声制御基板30が装着されている。そして、各制御基板28〜30は、主制御基板27が出力した制御信号(制御コマンド)に基づいて遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)を制御する。
以下、主制御基板27、表示制御基板28及び音声制御基板30の具体的な構成を説明する。
主制御基板27は、メインCPU27aを備えており、該メインCPU27aにはROM27b及びRAM27cが接続されている。メインCPU27aは、大当りの抽選に用いる大当り判定用乱数、当りの抽選に用いる当り判定用乱数、遊技状態の抽選(時短状態の回数の抽選)に用いる遊技状態判定用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM27cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM27bには、パチンコ機10を制御するための制御プログラムや、複数種類の演出パターンが記憶されている。RAM27cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(各種乱数の値、保留記憶数など)が記憶(設定)されるようになっている。本実施形態では、RAM27cが、遊技球を始動保留球として予め定めた上限数まで記憶可能な記憶手段として機能するように構成されている。
前記演出パターンは、特図ゲーム、普図ゲーム又は大当り遊技中に行われる遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。前記ROM27bには、特図ゲーム用の演出パターン(以下、「特図演出パターン」と示す)、及び普図ゲーム用の演出パターン(以下、「普図演出パターン」と示す)が記憶されている。また、ROM27bには、大当り遊技中のオープニング演出用のオープニング演出パターン、エンディング演出用のエンディング演出パターン、及び各ラウンド演出用のラウンド演出パターンが記憶されている。前記特図演出パターンと普図演出パターンについては、該演出パターン毎に、特図又は普図の変動開始(特図ゲーム又は普図ゲームの開始)から全列の特図又は普図が確定的に表示(特図ゲーム又は普図ゲームが終了)される迄の演出時間(変動時間)が定められている。そして、ROM27bには、特図演出パターンが大当り演出(特図ゲームが、最終的に大当りの組み合わせを表示するように展開される演出)用と、はずれ演出(特図ゲームが、最終的にはずれの組み合わせを表示するように展開される演出)用に分類されて記憶されている。また、ROM27bには、演出時間が異なる2種類の普図演出パターンが記憶されている。具体的には、演出時間T1(30秒)が対応付けられた普図演出パターンと、演出時間T2(2秒)(T2<T1)が対応付けられた普図演出パターンが記憶されている。
そして、メインCPU27aは、始動入賞口23に入賞した遊技球が始動口センサSE1によって検知された際に出力される始動入賞信号を入力し、特図ゲームに関連する各種処理(大当り判定、停止図柄(特図)、演出パターンの決定など)を実行する。
メインCPU27aは、前記始動入賞信号を入力すると、大当り判定用乱数の値をRAM27cから読み出し、RAM27cの所定の格納領域に格納(記憶)する。そして、メインCPU27aは、特図ゲームの開始直前に、RAM27cに格納されている前記大当り判定用乱数の値とROM27bに記憶されている大当り判定値を比較して大当り判定を行う。大当り判定の結果が肯定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が一致)の場合、メインCPU27aは、大当りを決定する。本実施形態では、大当り判定用乱数の取り得る数値を0〜630(全631とおりの整数)としている。そして、メインCPU27aは、大当り判定用乱数の取り得る数値の中から予め定めた2個の大当り判定値を用いて、大当りの抽選確率を631分の2(=315.5分の1)として大当り判定を行う。
前記大当りの決定がなされると、メインCPU27aは、可変表示器20(特別図柄表示領域H1)に最終的に表示させる図柄(停止特図上、中、下)を、全列が同一種類の特図となるように決定する。この決定した停止特図上、停止特図中、停止特図下が、可変表示器20(特別図柄表示領域H1)において上特図、中特図、下特図として最終的に導出される。また、メインCPU27aは、大当りの決定がなされると、大当り演出用の特図演出パターンの中から1つの特図演出パターンを決定する。
また、大当りを決定したメインCPU27aは、遊技状態判定用乱数の値とROM27bに記憶されている遊技状態判定値とを比較して遊技状態判定を行う。本実施形態の遊技状態判定では、大当り遊技終了後に付与する時短状態の期間(即ち、特図ゲームの回数)を判定する。本実施形態では、時短状態の期間を示す特図ゲームの回数として4回(第1の所定回数)と100回(第2の所定回数)が定められている。そして、遊技状態判定の判定結果が肯定(遊技状態判定用乱数の値と遊技状態判定値が一致)の場合、メインCPU27aは、100回の特図ゲームが終了するまで時短状態を付与することを決定する。本実施形態では、100回の特図ゲームが終了するまでの期間が第2期間となる。一方で、遊技状態判定の判定結果が否定(遊技状態判定用乱数の値と遊技状態判定値が不一致)の場合、メインCPU27aは、4回の特図ゲームが終了するまで時短状態を付与することを決定する。本実施形態では、4回の特図ゲームが終了するまでの期間が第1期間となる。なお、本実施形態では、遊技状態判定用乱数の取り得る数値を、0〜11(全12とおりの整数)とし、その遊技状態判定用乱数の取り得る数値の中から予め定めた6個の遊技状態判定値(例えば、6〜11の数値)を用いて、100回の時短状態が当選する確率を12分の6(=2分の1)として遊技状態判定を行う。
一方、前記大当り判定の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が不一致)の場合、メインCPU27aは、はずれを決定する。はずれの決定がなされると、メインCPU27aは、可変表示器20(特別図柄表示領域H1)に最終的に停止させる図柄(停止図柄上、中、下)を、全列が同一種類の特図とならないように決定する。また、メインCPU27aは、はずれの決定がなされると、はずれ演出用の特図演出パターンの中から1つの特図演出パターンを決定する。
前記停止図柄(特図)及び特図演出パターンを決定したメインCPU27aは、表示制御基板28(サブCPU28a)に対して、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、メインCPU27aは、最初に特図演出パターンを指定すると共に特図の変動開始を指示する特図演出パターン指定コマンドを出力する。次に、メインCPU27aは、停止図柄上を指定する上特図指定コマンド、停止図柄下を指定する下特図指定コマンド及び停止図柄中を指定する中特図指定コマンドを順次出力する。その後に、メインCPU27aは、指定した特図演出パターンに定められている演出時間の経過時に、各列の特図の停止を指示する全特図停止コマンドを出力する。なお、メインCPU27aは、特図演出パターン指定コマンドを、ランプ制御基板29(サブCPU)及び音声制御基板30(サブCPU30a)にも出力する。
また、メインCPU27aは、大当りを決定した場合、決定した特図演出パターンに基づく特図ゲームの終了後(大当りの組み合わせを最終的に表示させた後)、大当り遊技の制御を実行する。そして、メインCPU27aは、表示制御基板28(サブCPU28a)に対して、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、メインCPU27aは、最初に、オープニング演出パターンを指定するオープニング指定コマンドを出力する。次に、メインCPU27aは、各ラウンドの遊技が開始するタイミングで、ラウンド演出パターンを指定するラウンド指定コマンドを順次出力する。その後に、メインCPU27aは、最終ラウンドの終了時に、エンディング演出パターンを指定するエンディング指定コマンドを出力する。なお、エンディング指定コマンドは、ラウンド遊技が前記規定ラウンド数まで行われた場合、そのラウンド遊技の終了時に出力される。また、エンディング指定コマンドは、規定ラウンド数に達する前のラウンド遊技中に継続条件が成立しなかった場合(所謂、パンク)、そのラウンド遊技の終了時に出力される。また、メインCPU27aは、前記各指定コマンドを、ランプ制御基板29(サブCPU)及び音声制御基板30(サブCPU30a)にも出力する。
また、メインCPU27aは、大当り遊技が終了(エンディング演出が終了)すると、4回時短作動指定コマンド又は100回時短作動指定コマンドを表示制御基板28(サブCPU28a)に出力する。前記4回時短作動指定コマンドは、遊技状態判定において4回の時短状態を付与することが決定された場合に出力される。前記100回時短作動指定コマンドは、遊技状態判定において100回の時短状態を付与することが決定された場合に出力される。また、メインCPU27aは、前記各時短作動指定コマンドを出力した場合、特図ゲームが行われた回数(又は特図演出パターン指定コマンドを出力した回数)を計数する。そして、メインCPU27aは、前記回数が所定回数(4回時短作動指定コマンドを出力した場合は4回、100回時短作動指定コマンドを出力した場合は100回)に達すると、前記所定回数目の特図ゲームの終了後、時短終了指定コマンドを表示制御基板28(サブCPU28a)に出力する。
また、メインCPU27aは、始動入賞ゲート26を通過した遊技球がゲートセンサSE2によって検知された際に出力されるゲート入賞信号を入力し、普図ゲームに関連する各種処理(当り判定、停止図柄(普図)、普図演出パターンの決定など)を実行する。
メインCPU27aは、前記ゲート信号を入力すると、当り判定用乱数の値をRAM27cから読み出し、RAM27cの所定の格納領域に格納(記憶)する。そして、メインCPU27aは、普図ゲームの開始直前に、RAM27cに格納されている前記当り判定用乱数の値とROM27bに記憶されている当り判定値を比較して当り判定を行う。当り判定の結果が肯定(当り判定用乱数の値と当り判定値が一致)の場合、メインCPU27aは、当りを決定する。一方で、当り判定の結果が否定(当り判定用乱数の値と当り判定値が不一致)の場合、メインCPU27aは、はずれを決定する。本実施形態では、当り判定用乱数の取り得る数値を、0〜22(全23通りの整数)としている。そして、メインCPU27aは、当り判定用乱数の取り得る数値の中から予め定めた20個の当り判定値を用いて、当りの抽選確率を23分の20として当り判定を行う。
当りの決定がなされると、メインCPU27aは、可変表示器20(普通図柄表示領域H2)に最終的に表示させる図柄(停止普図左,右)を決定する。本実施形態では、当りの組み合わせが1種類であるため、メインCPU27aは、停止普図左と停止普図右を当り図柄「△」に決定する。一方、はずれの決定がなされると、メインCPU27aは、可変表示器20(普通図柄表示領域H2)に最終的に表示させる図柄(停止普柄左、右)を、全列が当り図柄「△」とならないように決定する。そして、停止普図左と停止普柄右を決定したメインCPU27aは、2種類の普図演出パターンの中から1つの普図演出パターンを決定する。具体的には、メインCPU27aは、通常状態中(時短状態が付与されていない)であれば演出時間T1が対応付けられた普図演出パターンを決定し、時短状態中であれば演出時間T2(T2<T1)が対応付けられた普図演出パターンを決定する。
前記停止図柄(普図)及び普図演出パターンを決定したメインCPU27aは、表示制御基板28(サブCPU28a)に対して、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的に言えば、メインCPU27aは、最初に普図演出パターンを指定すると共に普図の変動開始を指示する普図演出パターン指定コマンドを出力する。次に、メインCPU27aは、停止普柄左を指定する左普図指定コマンド、停止普柄右を指定する右普図指定コマンドを順次出力する。その後に、メインCPU27aは、指定した普図演出パターンに定められている演出時間の経過時に、各列の普図の停止を指示する全普図停止コマンドを出力する。また、メインCPU27aは、当り判定の判定結果に基づき、所定のタイミングで、開閉羽根22の開作動を指示する制御信号及び閉作動を指示する制御信号を、開閉羽根22を開閉動作させるアクチュエータに出力する。
本実施形態では、メインCPU27aが、遊技者に有利となる特別状態(時短状態、作動時間延長状態)を付与する特別状態付与手段として機能するように構成されている。
次に、表示制御基板28について説明する。
前記表示制御基板28は、サブCPU28aを備えており、該サブCPU28aにはROM28b及びRAM28cが接続されている。ROM28bには、複数種類の表示演出実行データ、各種の画像情報(特図、普図、背景、文字、登場キャラクタなどの画像情報)が記憶されている。前記表示演出実行データは、サブCPU28aが、可変表示器20(特別図柄表示領域H1、普通図柄表示領域H2)の表示内容(特図又は普図の変動、キャラクタの動作、可変表示器20の背景など)を制御するための情報である。前記ROM28bには、各演出パターンに対して1つ又は複数の表示演出実行データが対応付けられて記憶されている。また、RAM28cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
従って、サブCPU28aは、特図演出パターン指定コマンドを入力すると、指定された特図演出パターンに対応する表示演出実行データをROM28bから読み出す。そして、サブCPU28aは、読み出した表示演出実行データに基づき、各特図指定コマンドで指定された停止特図上、停止特図中、停止特図下による図柄組み合わせを特別図柄表示領域H1に表示させるように可変表示器20の表示内容を制御する。また、サブCPU28aは、普図演出パターン指定コマンドを入力すると、指定された普図演出パターンに対応する表示演出実行データをROM28bから読み出す。そして、サブCPU28aは、読み出した表示演出実行データに基づき、各普図指定コマンドで指定された停止普図左、停止普図右による図柄組み合わせを普通図柄表示領域H2に表示させるように可変表示器20の表示内容を制御する。また、サブCPU28aは、オープニング指定コマンド、ラウンド指定コマンド、又はエンディング指定コマンドを入力すると、指定された各演出パターンに対応する表示演出実行データをROM28bから読み出す。そして、サブCPU28aは、読み出した表示演出実行データに基づき、オープニング演出、ラウンド演出又はエンディング演出を表示させるように可変表示器20の表示内容を制御する。
次に、音声制御基板30について説明する。
前記音声制御基板30は、サブCPU30aを備えており、該サブCPU30aにはROM30b及びRAM30cが接続されている。ROM30bには、複数種類の音声演出実行データが記憶されている。前記音声演出実行データは、サブCPU30aが、スピーカ17の音声出力態様(効果音の種類、音声出力時間など)を制御するための情報である。前記ROM30bには、特図演出パターン及び大当り遊技中の各演出パターンに対して各1つの音声演出実行データが対応付けられて記憶されている。また、RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
従って、サブCPU30aは、特図演出パターン指定コマンドを入力すると、指定された特図演出パターンに対応する音声演出実行データをROM30bから読み出す。そして、サブCPU30aは、読み出した音声演出実行データに基づき、可変表示器20の表示演出(特図ゲーム)に見合った音声を出力させるようにスピーカ17の音声出力態様を制御する。また、サブCPU30aは、オープニング指定コマンド、ラウンド指定コマンド、又はエンディング指定コマンドを入力すると、指定された各演出パターンに対応する音声演出実行データをROM30bから読み出す。そして、サブCPU30aは、読み出した音声演出実行データに基づき、可変表示器20の表示演出(オープニング演出、ラウンド演出又はエンディング演出)に見合った音声を出力させるようにスピーカ17の音声出力態様を制御する。
そして、このように構成された本実施形態のパチンコ機10では、大当り遊技終了後、可変表示器20の表示領域Hにおいて、特図ゲーム(及び普図ゲーム)とは異なる抽選演出としての抽選ゲームを表示するようになっている(図3(b)参照)。前記抽選ゲームは、大当り遊技終了後に付与される時短状態の付与期間、即ち、4回の特図ゲームが終了するまで時短状態が付与されるのか、又は100回の特図ゲームが終了するまで時短状態が付与されるのかを選択する演出として行われるようになっている。そして、抽選ゲームは、大当り遊技終了後、所定期間の間(本実施形態では、保留記憶数の上限数(4)に相当する回数分(4回)の特図ゲームが終了するまでの間)、特図ゲームと同時に行われ、1回目の特図ゲームと同時に開始し、4回目の特図ゲームの終了時において抽選結果を導出するようになっている。なお、抽選ゲームによって導出される抽選結果は、前述した遊技状態判定の判定結果による時短作動指定コマンドに基づくものである。
このような抽選ゲームを行うために、表示制御基板28のROM28bには、抽選演出実行データや、抽選ゲームに関する各種の画像情報(抽選ゲームが行われる背景の画像や、抽選ゲームに用いるキャラクタC1,C2の画像、抽選ゲームの内容説明に用いる説明画像INなど)が記憶されている。前記抽選演出実行データは、サブCPU28aが、抽選ゲームを行わせる際に可変表示器20(抽選ゲーム表示領域H0)の表示内容(キャラクタC1,C2の変動、抽選ゲームの背景など)を制御するための情報である。前記キャラクタC1は、例えば、ランプの意匠を模して構成されており、各図においては円の図形により表現している。また、キャラクタC2は、例えば、宝石の意匠を模して構成されており、各図においては星の図形により表現している。
本実施形態の抽選ゲームにおいて、キャラクタC1は4回の時短状態が付与されることを報知すると共に、キャラクタC2は100回の時短状態が付与されることを報知するようになっている。また、説明画像IN(図5(a))は、「☆(キャラクタC2)で止まれば時短100回 ○(キャラクタC1)で止まれば残念」から構成されている。本実施形態では、可変表示器20が、抽選演出を行う抽選演出手段、及び内容説明手段として機能するように構成されている。
ここで、本実施形態において行われる抽選ゲームの態様を図3(a)及び図4に基づき説明する。なお、図4において、1〜4の数字は、大当り遊技終了後に行われる特図ゲームの回数を示し、「1」は1回目の特図ゲーム、「2」は2回目の特図ゲーム、「3」は3回目の特図ゲーム、「4」は4回目の特図ゲームを夫々示している。
表示制御基板28のサブCPU28aは、特図ゲームによって大当りが生起され、大当り遊技終了後、4回時短作動指定コマンド又は100回時短作動指定コマンドを入力すると、ROM28bから抽選実行データを読み出す。そして、サブCPU28aは、抽選実行データに基づき、表示領域Hに特別図柄表示領域H1と抽選ゲーム表示領域H0を形成する。そして、サブCPU28aは、抽選ゲームにおいて3個のキャラクタC1と3個のキャラクタC2が交互に環状に配列された状態で所定の方向(本実施形態では時計回り方向)に回転表示させるように可変表示器20の表示内容を制御する。また、サブCPU28aは、キャラクタC1,C2を交互に報知位置P(「▼」で指し示され、破線の四角で囲まれた位置)を通過させるように可変表示器20の表示内容を制御する。なお、サブCPU28aは、抽選ゲーム中も特別図柄表示領域H1において特図ゲームを行わせるように可変表示器20の表示内容を制御する。そして、サブCPU28aは、抽選ゲームの終了時(4回目の特図ゲームの終了時)、報知位置PにキャラクタC1又はキャラクタC2の何れかを停止させるように可変表示器20の表示内容を制御する。即ち、サブCPU28aは、4回時短作動指定コマンドを入力し、4回の時短状態が付与される場合にはキャラクタC1を報知位置Pに停止させるように制御する。一方で、サブCPU28aは、100回時短作動指定コマンドを入力し、100回の時短状態が付与される場合にはキャラクタC2を報知位置Pに停止させるように制御する。
前記抽選ゲームの終了後、サブCPU28aは、抽選ゲーム表示領域H0を非表示させ、表示領域Hの全域に特別図柄表示領域H1を再び形成する。そして、4回目の組み合わせゲームの終了後、時短終了指定コマンドを入力した場合(4回時短作動指定コマンドを入力している場合)、サブCPU28aは、時短状態から通常状態に変更された状態で特図ゲームを行わせる。即ち、この場合には、大当り遊技終了後から4回の特図ゲームが行われ、時短状態の付与期間が終了したので、遊技状態が通常状態に戻される。一方で、4回目の特図ゲームの終了後、時短終了指定コマンドを入力しなかった場合(100回時短作動指定コマンドを入力している場合)、サブCPU28aは、時短状態のまま、特図ゲームを行わせる。即ち、この場合には、大当り遊技終了後から100回の特図ゲームが行われておらず、時短状態の付与期間が終了していないので、遊技状態が時短状態のままとなる。前記抽選ゲームの終了時点では、4回の特図ゲームが行われているので、残り96回の特図ゲームが行われる迄の間、引き続き時短状態が付与されることになる。
さらに、本実施形態のパチンコ機10では、大当り遊技の開始時、即ち、オープニング演出時に、大当り遊技終了後に行われる抽選ゲームの導出結果を示唆する予告演出を行うようになっている。本実施形態では、オープニング演出時にスピーカ17から「大当り」の掛け声を出力させるようになっている。より詳しくは、「女の子」「大魔神」及び「チビ魔神」の3人のキャラクタの中から何れか1人のキャラクタが「大当り」の掛け声を発し、大当りとなった旨を報知するようになっている。そして、「大当り」の掛け声を発したキャラクタに応じて、抽選ゲームの導出結果(4回の時短状態が付与されるのか、又は100回の時短状態が付与されるのか)を示唆する予告演出を行うようになっている。本実施形態では、スピーカ17が、予告演出を行う予告演出手段として機能するように構成されている。
このような予告演出を行うために、主制御基板27のROM27bには、「女の子」が掛け声を発する演出内容となるオープニング演出パターン、「大魔神」が掛け声を発する演出内容となるオープニング演出パターン、「チビ魔神」が掛け声を発する演出内容となるオープニング演出パターンの3種類が記憶されている。そして、主制御基板27のメインCPU27aは、遊技状態判定の判定結果に基づき、予め設定された選択率に応じて3種類のオープニング演出パターンの中から1つのオープニング演出パターンを選択し、その選択したオープニング演出パターンを指定するオープニング指定コマンドを出力する。
例えば、各オープニング演出パターンが選択される割合として、遊技状態判定の判定結果が肯定(100回の時短状態を付与する)の場合には、「チビ魔神」<「大魔神」<「女の子」の順に選択され易いように設定する。その一方で、遊技状態判定の判定結果が否定(4回の時短状態を付与する)の場合には、「女の子」<「大魔神」<「チビ魔神」の順に選択され易いように設定する。このように設定すると、「大当り」の掛け声を「女の子」が発した場合には抽選ゲームの抽選結果が100回の時短状態となる可能性の方が高いことを示唆する予告演出となり、「大当り」の掛け声を「チビ魔神」が発した場合には抽選ゲームの抽選結果が4回の時短状態となる可能性の方が高いことを示唆する予告演出となる。このように予告演出の演出態様を変えることで、大当り遊技終了後に行われる抽選ゲームへの注目度を高めることができる。
以下、サブCPU28aの制御により、可変表示器20の表示領域Hにおいて特図ゲームと抽選ゲームが行われる態様を図5及び図6に基づき詳しく説明する。図5及び図6は、大当り遊技終了後から抽選ゲームが終了する迄の流れが示されている。なお、図5及び図6では、特別図柄表示領域H1において変動中の特図を左向き矢印で示し、普通図柄表示領域H2において変動中の普図を下向き矢印で示す。以下の説明では、メインCPU27aが、遊技状態判定において100回の時短状態を付与することを決定したものとする。
大当り遊技終了後、可変表示器20には、表示領域Hの右側に抽選ゲーム表示領域H0が形成される。また、抽選ゲーム表示領域H0の左側(特別図柄表示領域H1となる側)には、抽選ゲームが開始する前に、当該抽選ゲームの内容説明を示した説明画像IN(「☆で止まれば時短100回 ○で止まれば残念」)が表示される(図5(a))。そして、可変表示器20では、前記説明画像INが非表示された後、特別図柄表示領域H1において保留記憶数に基づき1回目の特図ゲームが開始する(図5(b))。また、前記1回目の特図ゲームの開始と同時に、抽選ゲーム表示領域H0では、キャラクタC1,C2が時計回り方向に沿って回転表示され、抽選ゲームが開始する。
そして、特別図柄表示領域H1では、1回目の特図ゲームが終了すると(図5(c))、続いて、2回目の特図ゲームが開始し、以降同様に3回目、4回目の特図ゲームが順次行われる(図5(c),図6(a))。本実施形態において抽選ゲームは、大当り遊技終了後、4回の特図ゲームに跨って行われるため、1回目〜4回目の特図ゲームが行われている間、キャラクタC1,C2が継続して回転表示され、抽選ゲームが行われる。前記抽選ゲーム中(4回の特図ゲームが終了するまでの間)は、時短状態(及び作動時間延長状態)が付与されている。
前記4回目の特図ゲームが終了すると、抽選ゲーム表示領域H0では、抽選ゲームが終了し、当該ゲームの抽選結果が導出される(図6(b))。この例では、サブCPU28aが、100回時短作動コマンドを入力しているため、抽選ゲーム表示領域H0の報知位置Pには、キャラクタC2が停止する。この状態で遊技者は、100回の時短状態が付与されたことを認識できる。その後、可変表示器20では、抽選ゲーム表示領域H0が非表示とされる。そして、可変表示器20の表示領域H全域は、特別図柄表示領域H1となり、5回目以降の特図ゲームが行われる(図6(c))。なお、100回の時短状態が付与されていたため、以降、96回の特図ゲームが終了するまでの間、又は大当りが生起されるまでの間、時短状態が付与された状態で特図ゲームが行われる。
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)大当り遊技終了後、4回の特図ゲームと同時に抽選ゲームを行うようにした。そのため、抽選ゲーム中にも付与されている時短状態が、4回の特図ゲームの終了(抽選ゲームの終了)と共に終わってしまうのか、又は100回の特図ゲームが終了するまで付与されるのかという思いを遊技者に抱かせることができる。従って、4回の特図ゲームが終了するまでの期間に亘って継続的に遊技者の興趣を高めさせることができる。
(2)また、大当り遊技終了後、4回の特図ゲームが終了するまでの間、特図ゲームの導出結果と抽選演出の導出結果の両方に同時に興味を持たせることができ、より興趣溢れる遊技機を提供することができる。
(3)抽選ゲームを行う期間を、保留記憶数の上限数に相当する回数分の特図ゲームが終了するまでとした。パチンコ機10では、大当り遊技中でも始動入賞口23に入賞した遊技球を検知し、大当り遊技中は特図ゲームを行わないようになっているため、大当り遊技終了時にはほぼ保留記憶数が上限数に達している。そのため、大当り遊技終了後は、遊技者が新たに遊技球を打ち出すことなく、上限数に相当する回数分の特図ゲームが行われることになる。従って、抽選ゲームの結果を知り得るために新たに遊技球を打ち出す必要もなく、遊技者に負担を掛けることを抑制できる。また、抽選ゲームの結果に遊技者の意識を集中させることができる。
(4)特図ゲームと抽選ゲームを単一の可変表示器20で行うようにした。そのため、特図ゲームと抽選ゲームを同時に行わせた場合であっても、遊技者に視点を変えさせることなく、前記両ゲームを容易に視認させることができる。従って、抽選ゲームを見ながらでも、特図ゲームが行われた回数を確認でき、抽選ゲームの終了タイミングを容易に計らせることができる。
(5)大当り遊技の開始時(オープニング演出時)に抽選ゲームの結果を示唆する予告演出を行うようにした。そのため、大当り遊技終了後に行われる抽選ゲームの結果に対して事前に遊技者に期待感を抱かせることができる。従って、遊技者は、大当り遊技中、当該大当り遊技の面白さに加えて、抽選ゲームの結果に期待感を抱くことになり、より興趣溢れた遊技機を提供することができる。また、大当り遊技は、複数回のラウンド遊技から構成されており、1回のラウンド遊技中に継続条件が成立しなかった場合(遊技球が特定領域を通過しなかった場合)には、パンクとなり、そのラウンド遊技終了と同時に大当り遊技も終了するようになっている。そのため、予告演出を大当り遊技の開始時(オープニング演出時)に行うことで、パンクによって大当り遊技が途中で終了した場合であっても、確実に予告演出を行うことができ、抽選ゲームの結果に対して事前に遊技者に期待感を抱かせることができる。
(6)抽選ゲームを開始する前に、当該抽選ゲームの内容説明を行うようにした。そのため、抽選ゲームの内容を遊技者に把握させることができ、抽選ゲームをより一層楽しませることができる。また、内容説明が抽選ゲームの開始の合図にもなり、抽選ゲームが開始する前から抽選ゲームに対する期待感を高めさせることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態において、既に説明した実施形態と同一構成(又は同一の制御内容)については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
第2の実施形態のパチンコ機10は、確率変動機能を備えている。そして、確率変動機能を備えたパチンコ機10において、大当り遊技終了後に抽選ゲームを行うようになっている。本実施形態の抽選ゲームは、大当り遊技終了後に付与される確率変動状態(以下、「確変状態」と示す」)の付与期間、即ち、4回の特図ゲームが終了するまで確変状態が付与されるのか、又は100回の特図ゲームが終了するまで確変状態が付与されるのかを選択する演出として行われる。なお、確率変動機能は、大当りの抽選確率が通常確率(例えば315.5分の1)から高確率(例えば63.1分の1)に変動する確変状態を遊技者に付与する機能である。「確変」とは「確率変動」の略である。前記確変状態が付与されると、大当りの抽選確率が高確率に変動して大当りが生起されやすくなるため、確変状態は遊技者に有利な特別状態となる。本実施形態において確変状態は、大当り遊技終了後、所定回数(本実施形態では4回又は100回)の特図ゲームが終了する迄、又は前記所定回数に達する前に大当りが生起される迄の間、付与される。また、本実施形態のパチンコ機10では、確変状態が付与されている間、前記時短状態と作動時間延長状態も付与される。
本実施形態における主制御基板27のメインCPU27aは、通常状態中と確変状態中、異なる大当りの抽選確率で大当り判定を行うようになっている。即ち、メインCPU27aは、通常状態中、大当りの抽選確率を通常確率(低確率)とし、大当り判定用乱数の取り得る数値(0〜630)の中から予め定めた2個の大当り判定値を用いて、大当りの抽選確率を631分の2(=315.5分の1)として大当り判定を行う。一方、メインCPU27aは、確変状態中、大当りの抽選確率を高確率とし、大当り判定用乱数の取り得る数値(0〜630)の中から予め定めた10個の大当り判定値を用いて、大当りの抽選確率を631分の10(=63.1分の1)として大当り判定を行う。
そして、メインCPU27aは、大当り判定によって大当りを決定すると、前記遊技状態判定において、大当り遊技終了後に付与する確変状態の期間(即ち、特図ゲームの回数)を判定する。本実施形態では、確変状態の期間を示す特図ゲームの回数として4回(第1の所定回数)と100回(第2の所定回数)が定められている。そして、遊技状態判定の判定結果が肯定の場合、メインCPU27aは、100回の特図ゲームが終了するまで確変状態を付与することを決定する。本実施形態では、100回の特図ゲームが終了するまでの期間が第2期間となる。また、遊技状態判定の判定結果が否定の場合、メインCPU27aは、4回の特図ゲームが終了するまで確変状態を付与することを決定する。本実施形態では、4回の特図ゲームが終了するまでの期間が第1期間となる。なお、メインCPU27aは、100回の確変状態が当選する確率を2分の1として遊技状態判定を行う。
そして、メインCPU27aは、大当り遊技状態が終了(エンディング演出が終了)すると、4回高確率指定コマンド又は100回高確率指定コマンドを表示制御基板28のサブCPU28aに出力する。前記4回高確率指定コマンドは、遊技状態判定において4回の確変状態を付与することが決定された場合に出力される。前記100回高確率指定コマンドは、遊技状態判定において100回の確変状態を付与することが決定された場合に出力される。また、メインCPU27aは、前記各高確率指定コマンドを出力した場合、特図ゲームが行われた回数を計数し、前記回数が所定回数(4回又は100回)に達すると、前記所定回数目の特図ゲームの終了後、低確率指定コマンドを表示制御基板28のサブCPU28aに出力する。前記低確率指定コマンドは、確変状態が終了したことを指示するコマンドとなる。なお、本実施形態では、時短状態の開始又は終了を指示する時短作動指定コマンド又は時短終了指定コマンドは出力されない。
そして、表示制御基板28のサブCPU28aは、大当り遊技終了後、4回高確率指定コマンド又は100回高確率指定コマンドを入力すると、第1の実施形態と同様に抽選ゲームを行わせるための制御を行う。即ち、サブCPU28aは、抽選演出実行データに基づき、可変表示器20の表示領域Hに特別図柄表示領域H1と抽選ゲーム表示領域H0を形成し、特図ゲームと同時に抽選ゲームを行わせるように可変表示器20の表示内容を制御する。本実施形態では、第1の実施形態と同様に図5及び図6に示す流れで特図ゲームと抽選ゲームが行われる。
本実施形態の抽選ゲームにおいて、キャラクタC1は4回の確変状態が付与されることを報知すると共に、キャラクタC2は100回の確変状態が付与されることを報知するようになっている。そのため、サブCPU28aは、4回高確率指定コマンドを入力している場合、4回目の特図ゲームの終了と共に抽選ゲームにおいてキャラクタC1を報知位置Pに停止させるように制御する。この場合には、大当り遊技終了後から4回の特図ゲームが行われ、確変状態の付与期間が終了したので、遊技状態が通常状態に戻される。一方で、サブCPU28aは、100回高確率指定コマンドを入力している場合、4回目の特図ゲームの終了と共に抽選ゲームにおいてキャラクタC2を報知位置Pに停止させるように制御する。この場合には、大当り遊技終了後から100回の特図ゲームが終了しておらず、確変状態の付与期間も終了していないので、遊技状態が確変状態のままとなる。
なお、本実施形態では、「大当り」の掛け声を発したキャラクタに応じて、4回の確変状態が付与されるのか、又は100回の時短状態が付与されるのかを示唆する予告演出が行われる。また、抽選ゲームの開始時には、「☆(キャラクタC2)で止まれば確変100回 ○(キャラクタC1)で止まれば残念」というような説明画像INが表示されて内容説明が行われる。本実施形態によれば、前記第1の実施形態の効果(1)〜(6)と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
第3の実施形態のパチンコ機10は、前記変動時間短縮機能と確率変動機能を備えている。そして、本実施形態のパチンコ機10では、大当りの組み合わせが予め定めた確変図柄による組み合わせの場合、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技開始時まで確変状態が付与されるようになっている。その一方で、本実施形態のパチンコ機10では、大当りの組み合わせが予め定めた非確変図柄による組み合わせの場合、大当り遊技終了後、4回の時短状態、又は100回の時短状態の何れか一方の時短状態が付与されるようになっている。本実施形態では、確変の大当りとなる確変図柄を1、3、5の3種類の特図と定めていると共に、通常の大当り(確変状態とならない大当り)となる非確変図柄を0、2、4の3種類の特図と定めている。
そして、本実施形態のパチンコ機10では、通常の大当りが生起され、その大当り遊技終了後に、前記第1の実施形態と同様に、時短状態の付与期間(4回の時短状態又は100回の時短状態)を選択する抽選ゲームが行われるようになっている。なお、本実施形態のパチンコ機10では、確変状態が付与されると、次回の大当り遊技開始時まで時短状態と作動時間延長状態も付与され、時短状態が付与されると、当該時短状態の付与期間の間、作動時間延長状態も付与される。
本実施形態においてメインCPU27aは、大当りの決定がなされると、可変表示器20に最終的に表示される図柄を、全列が同一種類の特図となるように決定する。そして、メインCPU27aは、決定した特図(大当りの組み合わせを構成する特図)の種類が確変図柄であるか又は非確変図柄であるかを判定し、非確変図柄である場合、前記第1の実施形態と同様に遊技状態判定を行う。この遊技状態判定の判定結果に基づき、メインCPU27aは、大当り遊技状態が終了(エンディング演出が終了)し、決定した特図が非確変図柄の場合、4回時短作動指定コマンド又は100回時短作動指定コマンドを表示制御基板28のサブCPU28aに出力する。一方で、メインCPU27aは、決定した特図が確変図柄の場合、高確率指定コマンドを表示制御基板28のサブCPU28aに出力する。
そして、表示制御基板28のサブCPU28aは、大当り遊技終了後、4回時短作動指定コマンド又は100回時短作動指定コマンドを入力すると、第1の実施形態と同様に抽選ゲームを行わせるための制御を行う。即ち、サブCPU28aは、抽選演出実行データに基づき、可変表示器20の表示領域Hに特別図柄表示領域H1と抽選ゲーム表示領域H0を形成し、特図ゲームと同時に抽選ゲームを行わせるように可変表示器20の表示内容を制御する。本実施形態では、第1の実施形態と同様に図5及び図6に示す流れで特図ゲームと抽選ゲームが行われる。
また、本実施形態では、前記第1の実施形態と同様に予告演出及び内容説明が行われる。本実施形態によれば、前記第1の実施形態の効果(1)〜(6)と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
第4の実施形態のパチンコ機10は、前記変動時間短縮機能と確率変動機能を備えている。そして、本実施形態のパチンコ機10では、大当り遊技終了後、前記抽選ゲームが行われるようになっている。本実施形態の抽選ゲームは、4回の特図ゲームが終了するまで時短状態が付与されるのか、100回の特図ゲームが終了するまで時短状態が付与されるのか、又は次回の大当り遊技が開始するまで確変状態が付与されるのかを選択する演出として行われる。なお、本実施形態のパチンコ機10では、確変状態が付与されると、次回の大当り遊技開始時まで時短状態と作動時間延長状態も付与され、時短状態が付与されると、当該時短状態の付与期間の間、作動時間延長状態も付与される。
本実施形態においてメインCPU27aは、大当り判定によって大当りを決定すると、前記遊技状態判定において、4回の時短状態を付与するか、100回の時短状態を付与するか、又は確変状態を付与するかを判定する。この判定は、遊技状態判定用乱数の値と遊技状態判定値とを比較して行われる。本実施形態では、遊技状態判定用乱数の取り得る数値を0〜11(全12とおりの整数)とし、遊技状態判定値を0〜11までの12個の数字を「0〜3」、「4〜7」、「8〜11」というように3つに区分している。そして、遊技状態判定においてメインCPU27aは、取得した遊技状態判定用乱数の値が「0〜3」であれば4回の時短状態を付与することを決定し、前記値が「4〜7」であれば100回の時短状態を付与することを決定し、前記値が「8〜11」であれば確変状態を付与することを決定するようになっている。即ち、本実施形態では、夫々の当選確率を12分の4(=3分の1)として遊技状態判定を行う。そして、メインCPU27aは、大当り遊技状態が終了(エンディング演出が終了)すると、遊技状態判定の判定結果に基づき、4回時短作動指定コマンド、100回時短作動指定コマンド、又は高確率指定コマンドを表示制御基板28のサブCPU28aに出力する。
また、表示制御基板28のROM28bには、4回の時短状態が付与されることを報知するキャラクタC1、100回の時短状態が付与されることを報知するキャラクタC2の画像に加えて、確変状態が付与されることを報知するキャラクタC3の画像が記憶されている。キャラクタC3は、「確変」という文字からなる意匠により構成されている(図7)。
そして、表示制御基板28のサブCPU28aは、大当り遊技終了後、4回時短作動指定コマンド、100回時短作動指定コマンド、又は高確率指定コマンドを入力すると、前記抽選ゲームを行わせるための制御を行う。即ち、サブCPU28aは、抽選演出実行データに基づき、図7に示すように、可変表示器20の表示領域Hに特別図柄表示領域H1と抽選ゲーム表示領域H0を形成し、特図ゲームと同時に抽選ゲームを行わせるように可変表示器20の表示内容を制御する。本実施形態の抽選ゲームは、抽選ゲーム表示領域H0において、各2個のキャラクタC1,C2,C3が交互に環状に配列された状態で所定の方向(本実施形態では時計回り方向)に回転表示されて行われる。なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に図5及び図6に示す流れで特図ゲームと抽選ゲームが行われる。
そして、サブCPU28aは、4回時短作動指定コマンドを入力している場合、4回目の特図ゲームの終了と共に抽選ゲームにおいてキャラクタC1を報知位置Pに停止させるように制御する。この場合には、大当り遊技終了後から4回の特図ゲームが行われ、時短状態の付与期間が終了したので、遊技状態が通常状態に戻される。また、サブCPU28aは、100回時短作動指定コマンドを入力している場合、4回目の特図ゲームの終了と共に抽選ゲームにおいてキャラクタC2を報知位置Pに停止させるように制御する。この場合には、大当り遊技終了後から100回の特図ゲームが行われておらず、時短状態の付与期間が終了していないので、遊技状態が時短状態のままとなる。また、サブCPU28aは、高確率指定コマンドを入力している場合、4回目の特図ゲームの終了と共に抽選ゲームにおいてキャラクタC3を報知位置Pに停止させるように制御する。この場合には、遊技状態が確変状態のままとなる。
なお、本実施形態では、「大当り」の掛け声を発したキャラクタに応じて、4回の時短状態が付与されるのか、100回の時短状態が付与されるのか、又は確変状態が付与されるのかを示唆する予告演出が行われる。また、抽選ゲームの開始時には、「確変(キャラクタC3)で止まれば次回大当りまで確変、☆(キャラクタC2)で止まれば時短100回 ○(キャラクタC1)で止まれば残念」というような説明画像INが表示されて内容説明が行われる。
本実施形態によれば、前記第1の実施形態と同様の効果(1)〜(6)に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(7)確変状態中は、時短状態と作動時間延長状態も付与するようにした。その結果、遊技状態判定において確変状態を付与することが決定された場合でも、抽選ゲーム中は、確変状態に加えて時短状態と作動時間延長状態が付与された状態で遊技が行われることになる。そのため、抽選ゲーム中に普図ゲームの変動態様や開閉羽根22の開閉動作態様から抽選ゲームが終了する前に「確変状態」が付与されることを遊技者に悟られないようにすることができる。従って、抽選ゲームの終了する前に、抽選ゲームの結果を認識し、遊技者が興醒めしてしまうことを抑制できる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。
本実施形態のパチンコ機10は、前記変動時間短縮機能を備え、大当り遊技終了後、抽選ゲームが行われるようになっている。本実施形態の抽選ゲームでは、4回の時短状態が付与されるのか、100回の時短状態が付与されるのか、又は大当り遊技終了時点において保留中の特図ゲームで大当り遊技状態が付与されるのかを選択する演出として行われる。
本実施形態において主制御基板27のROM27bには、大当り判定値に加えて、演出判定値が記憶されている。演出判定値は、大当り判定値と同様に大当り判定用乱数の取り得る数値の中から定められている。本実施形態では、演出判定値に大当り判定値と同値が設定されており、前記両判定値を完全一致させている。そして、メインCPU27aは、エンディング演出の終了時に、RAM27cに格納されている全ての大当り判定用乱数の値と演出判定値を比較し、演出判定値と一致する大当り判定用乱数の値が格納されているか否かを判定する(以下、この判定を「演出判定」と示す)。即ち、メインCPU27aは、演出判定において、エンディング演出の終了時(大当り遊技の終了時)に保有する始動保留球の数(最大4つ)だけ大当り判定用乱数の値と演出用判定値を比較し、入賞検知時に取得した大当り判定用乱数の値が大当りを示す値であるか否かを判定する。
前記演出判定の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値≠演出判定値)の場合、メインCPU27aは、RAM27cに格納されている全ての大当り判定用乱数の値がはずれを示す値であり、大当り遊技終了時点において保留中の特図ゲームでは大当り遊技状態が付与されないことを判定する。この判定結果が否定であることに基づく処理は特に行わず、その後、メインCPU27aは、大当り遊技終了時に、遊技状態判定の判定結果に基づき、4回時短作動指定コマンド又は100回時短作動指定コマンドを表示制御基板28のサブCPU28aに出力する。
一方、前記演出判定の判定結果が肯定(大当り判定用乱数の値=演出判定値)の場合、メインCPU27aは、RAM27cに格納されている大当り判定用乱数の値の中に大当りを示す値があることから、大当り遊技終了時点において保留中の特図ゲームで大当り遊技状態が付与されることを判定する。そのため、メインCPU27aは、大当り遊技終了時に、抽選ゲームにて、前記保留中の特図ゲームで大当り遊技状態が付与されることを報知するように大当り抽選ゲームコマンドを表示制御基板28のサブCPU28aに出力する。その後、メインCPU27aは、大当り遊技終了時に、遊技状態判定の判定結果に基づき、4回時短作動指定コマンド又は100回時短作動指定コマンドを表示制御基板28のサブCPU28aに出力する。
また、表示制御基板28のROM28bには、4回の時短状態が付与されることを報知するキャラクタC1、100回の時短状態が付与されることを報知するキャラクタC2の画像に加えて、前記大当り遊技状態が付与されることを報知するキャラクタC4が記憶されている。キャラクタC4は、「大当り」という文字からなる意匠により構成されている(図8)。
そして、表示制御基板28のサブCPU28aは、大当り遊技終了後、4回時短作動指定コマンド又は100回時短作動指定コマンドを入力すると、前記抽選ゲームを行わせるための制御を行う。即ち、サブCPU28aは、抽選演出実行データに基づき、図8に示すように、可変表示器20の表示領域Hに特別図柄表示領域H1と抽選ゲーム表示領域H0を形成し、特図ゲームと同時に抽選ゲームを行わせるように可変表示器20の表示内容を制御する。本実施形態の抽選ゲームは、抽選ゲーム表示領域H0において、各2個のキャラクタC1,C2,C4が交互に環状に配列された状態で所定の方向(本実施形態では時計回り方向)に回転表示されて行われる。
そして、サブCPU28aは、大当り抽選ゲームコマンドを入力している場合、4回時短作動指定コマンド又は100回時短作動指定コマンドの何れのコマンドを入力していても、1回目の特図ゲームが終了する前に、抽選ゲームにおいてキャラクタC4を報知位置Pに停止させるように制御する。この場合には、大当り遊技終了後、1回目〜4回目の何れかの特図ゲームにおいて、大当りの組み合わせが表示され、大当り遊技状態が再び付与されることになる。なお、大当り抽選ゲームコマンドを入力している場合、前記抽選ゲームの結果によって遊技者は大当りになることを認識するため、2回目以降の特図ゲームは抽選ゲーム表示領域H0が非表示とされた状態で行われる。
また、サブCPU28aは、4回時短作動指定コマンドを入力している場合、4回目の特図ゲームの終了と共に抽選ゲームにおいてキャラクタC1を報知位置Pに停止させるように制御する。この場合には、大当り遊技終了後から4回の特図ゲームが行われ、時短状態の付与期間が終了したので、遊技状態が通常状態に戻される。また、サブCPU28aは、100回時短作動指定コマンドを入力している場合、4回目の特図ゲームの終了と共に抽選ゲームにおいてキャラクタC2を報知位置Pに停止させるように制御する。この場合には、大当り遊技終了後から100回の特図ゲームが行われておらず、時短状態の付与期間が終了していないので、時短状態のままとなる。
なお、本実施形態では、「大当り」の掛け声を発したキャラクタに応じて、4回の時短状態が付与されるのか、又は100回の時短状態が付与されるのかを示唆する予告演出が行われる。また、抽選ゲームの開始時には、「大当り(キャラクタC4)で止まれば大当り確定、☆(キャラクタC2)で止まれば時短100回 ○(キャラクタC1)で止まれば残念」というような説明画像INが表示されて内容説明が行われる。
本実施形態によれば、前記第1の実施形態と同様の効果(1)〜(6)に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(8)抽選ゲームにおいて、前記保留中の特図ゲームで大当り遊技状態が再び付与されることを報知させるようにした。そのため、大当り遊技終了後、すぐに大当り遊技状態が付与されるかもしれないとい期待感を遊技者に抱かせることができる。また、遊技中、遊技者は、大当り遊技状態が付与されることを最も期待している。そのため、「大当り」の意匠からなるキャラクタC4を表示させて抽選ゲームを行うことで、抽選ゲームに対してさらに興味を持たせることができると共に、抽選ゲームに対する期待感を高めさせることができる。
(9)また、前記保留中の特図ゲームで大当り遊技状態が付与される場合には、1回目の特図ゲームが終了する前に、抽選ゲームの結果を導出させるようにした。そのため、大当り遊技終了後、1回目の特図ゲームが大当りとなる場合であっても、当該ゲームにおいて大当りの組み合わせが表示される前に、前記保留中の特図ゲームで大当り遊技状態が付与されることを報知できる。従って、抽選ゲームを適切なタイミングで終了させることができる。
なお、前記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記各実施形態において、時短状態(特別状態)が付与される特図ゲームの回数は、例えば、「5回(第1の所定回数)」と「200回(第2の所定回数)」など、任意に変更しても良い。即ち、異なる付与期間が設定されていれば、前記回数は変更しても良い。また、特別状態の付与期間は、第1〜第3の実施形態のように2種類に限らず、3種類、4種類など任意に変更しても良い。この場合、もっとも短い付与期間が終了するまでの間に掛けて、抽選ゲームを行うようにする。
・前記各実施形態において、大当り遊技終了後に付与される特別状態は任意に変更しても良い。例えば、当りの抽選確率が高確率となる普図確率変動状態や、開閉羽根22が作動する回数が増加する作動回数増加状態を付与するようにしても良い。また、大当り遊技終了後は、1つの特別状態を付与しても良いし、複数の特別状態を同時に付与するようにしても良い。複数の特別状態を付与する場合には、前記確変状態(特図確率変動状態)、時短状態、作動時間延長状態、普図確率変動状態及び作動回数増加状態を任意に組み合わせて付与するようにしても良い。
・前記各実施形態において、抽選ゲームの内容説明は、可変表示器20に代えて、その他の表示器における表示、スピーカ17からの音声、又はランプの発光など、内容説明を行う手段は任意に変更しても良い。
・前記各実施形態では、大当り遊技終了後であって抽選ゲームの開始前に抽選ゲームの内容説明を行っているが、内容説明を行う時期は大当り遊技の開始後であって抽選ゲームの開始前であれば、任意に変更しても良い。
・前記各実施形態では、スピーカ17からの音声出力によって予告演出を行っているが、可変表示器20やその他の表示器での表示、又はランプの発光など、予告演出を行う手段は任意に変更しても良い。
・前記各実施形態では、特図ゲームと抽選ゲームを単一の可変表示器20で行っているが、前記特図ゲームと抽選ゲームを同時に行えば、別々の手段を用いて前記両ゲームを行うようにしても良い。
・前記各実施形態において、大当り判定用乱数などの各種乱数の取り得る数値、及び大当り判定値などの各種判定値は任意に変更しても良い。また、始動保留記憶数の上限数は「4」に限らず、「3」、「5」、「8」など任意に変更しても良い。
・前記各実施形態では、0〜5までの数字を模した特図が採用されているが、特図の種類及び形態は任意に変更しても良い。例えば、0〜9までの10種類の数字を模した特図でも良い。また、数字を模した特図に代えて文字図柄、アルファベット図柄、キャラクタ図柄などでも良い。また、普図の種類及び形態は任意に変更しても良い。また、特図ゲームにおいては2列、4列などの組み合わせを導出するようにしても良い。また、普図ゲームにおいては、普図の組み合わせを表示せずに、当り図柄[△]又ははずれ図柄[−]を導出するようにしても良い。
・前記各実施形態では、可変表示器20が液晶式で構成されているが、可変表示器20の種類は任意に変更しても良い。例えば、CRT(ブラウン管)式、プラズマディスプレイ式、ドットマトリクス式で構成しても良い。
・前記各実施形態は、特別図柄と飾り図柄を用いて表示演出を行うパチンコ機に具体化しても良い。特別図柄は、大当り判定の判定結果に基づき決定され、当該決定結果に準じて可変表示器に表示される図柄である。一方で、飾り図柄は、特別図柄の表示結果に応じて大当り又ははずれを認識できる図柄組み合わせを構成する図柄である。
次に、前記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)普通図柄始動検知手段における遊技球の検知を契機に普通図柄を変動させて表示する普図変動ゲームを普図変動ゲーム手段にて行い、前記普図変動ゲームで導出された表示結果が予め定めた当り表示結果になった場合には、前記特別図柄始動検知手段に設けられた入球増加装置を遊技者に有利な状態に作動させて遊技球が入り易くなるようにし、前記特別状態付与手段は、前記普図変動ゲームにおいて普通図柄が変動を開始してから表示されるまでの時間を短縮させる変動時間短縮状態、前記普図変動ゲームが当り表示結果となる確率を高める普図確率変動状態、前記入球増加装置が遊技者に有利に作動する時間を延長させる作動時間延長状態、前記入球増加装置が遊技者に有利に作動する回数を増加させる作動回数増加状態、及び前記特図変動ゲームが大当り表示結果となる確率を高める特図確率変動状態のうち、少なくともいずれか1つの特別状態を付与する。
(ロ)前記抽選演出の内容説明を行う内容説明手段を備えた。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。 (a)は、特別図柄表示領域のみが形成された可変表示器を示す正面図、(b)は、特別図柄表示領域と抽選ゲーム表示領域が形成された可変表示器を示す正面図。 大当りが生起されてから抽選ゲームが終了するまでの流れを説明する説明図。 (a)は、普図ゲームと抽選ゲーム、及び内容説明が行われる態様を示す模式図、(b),(c)は、特図ゲームと普図ゲーム、及び抽選ゲームが行われる態様を示す模式図。 (a),(b)は、特図ゲームと普図ゲーム、及び抽選ゲームが行われる態様を示す模式図、(c)は、特図ゲームと普図ゲームが行われる態様を示す模式図。 第4の実施形態において、特別図柄表示領域と普通図柄表示領域、及び抽選ゲーム表示領域が形成された可変表示器を示す正面図。 第5の実施形態において、特別図柄表示領域と普通図柄表示領域、及び抽選ゲーム表示領域が形成された可変表示器を示す正面図。
符号の説明
H…表示領域、SE1…始動口センサ(特別図柄始動検知手段)、SE2…ゲートセンサ(普通図柄始動検知手段)、10…パチンコ遊技機(遊技機)、17…スピーカ(予告演出手段)、20…可変表示器(抽選演出手段、特図変動ゲーム手段、普図変動ゲーム手段、内容説明手段)、22…開閉羽根(入球増加装置)、23…始動入賞口(特別図柄始動検知手段)、26…始動入賞ゲート(普通図柄始動検知手段)、27a…メインCPU(特別状態付与手段)、27c…RAM(記憶手段)。

Claims (4)

  1. 動検知手段が検知した遊技球を始動保留球として予め定めた上限数まで記憶可能な記憶手段と、当該記憶手段に記憶された始動保留球に基づいて複数種類の図柄を変動させて行う図柄変動ゲームを表示可能な図柄変動ゲーム手段とを備え、前記図柄変動ゲームで導出された表示結果が予め定めた大当り表示結果になった場合には大当り遊技が行われ、当該大当り遊技終了後には前記記憶手段に記憶された始動保留球に基づき前記図柄変動ゲームが行われる遊技機において、
    前記大当り遊技終了後に前記上限数と等しい回数の図柄変動ゲームが行われるまでの第1期間と前記大当り遊技終了後に前記第1期間中に行われる図柄変動ゲームの回数よりも多い回数の図柄変動ゲームが行われるまでの第2期間の少なくとも2つの期間が定められ、前記第1期間及び前記第2期間のうちれの期間に亘って前記大当り遊技終了後に遊技者に有利となる特別状態を付与するかを決定する期間決定手段と、
    前記期間決定手段により決定された期間に亘って前記特別状態を付与する特別状態付与手段と、
    前記大当り遊技終了後に前記特別状態付与手段により付与された前記特別状態の付与期間が前記第2期間であるか否かの抽選演出を、前記大当り遊技終了後、前記上限数と等しい回数の図柄変動ゲームが終了するまでの期間に掛けて、当該期間中に行われる図柄変動ゲームと同時に行う抽選演出手段を備えた遊技機。
  2. 前記記憶手段に記憶された始動保留球に基づき大当りか否かの判定を行う大当り判定手段と、
    前記大当り遊技終了時において、前記記憶手段に記憶されている始動保留球中に前記大当り判定手段により大当りと判定される始動保留球が存在するか否かを判定する演出判定手段とをさらに備え、
    前記図柄変動ゲーム手段は、前記大当り判定手段の判定結果に基づき図柄変動ゲームを表示するようになっており、
    前記抽選演出手段は、前記演出判定手段の判定結果が肯定の場合、前記抽選演出において前記大当り遊技終了後に行われる最初の図柄変動ゲームが終了する迄に、前記大当り遊技終了時において前記記憶手段に記憶されている始動保留球の何れかに基づく図柄変動ゲームで大当り表示結果となることを報知する請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記大当り遊技の開始時に、当該大当り遊技終了後に行われる前記抽選演出の結果を示唆する予告演出を行う予告演出手段をさらに備え、
    前記予告演出の演出内容は複数種類あり、当該複数種類の演出内容には、前記期間決定手段が第1期間を決定した場合に行われ易い演出内容と、前記期間選択手段が第2期間を決定した場合に行われ易い演出内容とが含まれている請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記始動検知手段とは別に設けられた普通図柄始動検知手段における遊技球の検知を契機に普通図柄を変動させて行う普図変動ゲームを表示可能な普図変動ゲーム手段をさらに備え、前記普図変動ゲームで導出された表示結果が予め定めた当り表示結果になった場合には、前記始動検知手段に設けられた入球増加装置を遊技者に有利な状態に作動させて遊技球が入り易くなるようにし、
    前記特別状態付与手段は、前記普図変動ゲームにおいて普通図柄が変動を開始してから表示されるまでの時間を短縮させる変動時間短縮状態、前記普図変動ゲームが当り表示結果となる確率を高める普図確率変動状態、前記入球増加装置が遊技者に有利に作動する時間を延長させる作動時間延長状態、前記入球増加装置が遊技者に有利に作動する回数を増加させる作動回数増加状態、及び前記図柄変動ゲームが大当り表示結果となる確率を高める確率変動状態のうち、少なくともいずれか1つの特別状態を付与する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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