JP4322598B2 - 評価試料の作製方法、分析方法、電子部品材料の生産方法及び評価試料作製装置 - Google Patents

評価試料の作製方法、分析方法、電子部品材料の生産方法及び評価試料作製装置 Download PDF

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Description

本発明は、評価試料の作製方法、分析方法、電子部品材料の生産方法び評価試料作製装置に関する。
評価試料にX線(一次X線)を照射すると、試料に含まれている元素に固有な波長(エネルギー)を有する蛍光X線が発生する。この蛍光X線の波長(エネルギー)を測定することにより、試料の定性分析を行うことができ、そのX線量を測定することにより定量分析を行うことができる。このような評価試料には、一般にガラスビードが用いられる。
従来の蛍光X線分析用ガラスビード試料の作製方法は、例えば、下記の特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載されている。いずれの作製方法も、試料粉末及び融剤を試料皿に入れて電気炉や高周波加熱炉で加熱・溶融し、しかる後、冷却・固化することで評価試料を作製している。試料粉末及び融剤を試料皿に入れる際には、両者を混合する場合がある。
特開平7−20020号公報 特開平11−64186号公報 特公平6−25715号公報
しかしながら、本願発明者らが、上述の評価試料「自体」を更に評価した結果、上述の方法では、出来上がった評価試料中における元素濃度が均一でなく、これを蛍光X線分析などに適用したのでは、精密な測定結果が得られないということが判明した。
このような測定を用いて電子部品を構成する材料を評価することで、生産管理を行うと、最終的に得られる電子部品材料の特性がばらつき、また、この電子部品材料を加工して得られる電子部品の特性がばらつくこととなる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、精密な測定結果が得られる評価試料の作製方法、分析方法、電子部品材料の生産方法このような評価試料を作製するための評価試料作製装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る評価試料の作製方法は、以下の工程を備えている。
(a)試料粉末及び融剤を加熱容器に導入する第1の工程。
(b)融剤及び試料粉末を溶融後、固化させて評価試料中間体を形成する第2の工程。
(c)固化した評価試料中間体の上下を反転させる第3の工程。
(d)評価試料中間体を溶融後、固化させる第4の工程。
第2の工程では、試料粉末が、溶融後に固化されることで、融剤内に試料粉末が溶け込み、評価試料中間体が形成される。この中間体においては、融剤と試料の密度差の影響によって、中間体内の元素濃度が不均一のままである。しかしながら、第3の工程において、固化した中間体の上下を反転させ、第4の工程において、中間体を溶融(加熱を含む)後、固化させるので、中間体が再び溶融した状態で、融体が、これまでの処理における密度差の影響を相殺するように中間体内を移動することができる。したがって、固化(冷却を含む)した場合、評価試料内の元素の濃度を均一にすることができる。
融剤としては、四ホウ酸リチウム(Li)、メタホウ酸リチウム(LiBO)、四ホウ酸ナトリウム(Na)等を用いることができる。これにより、金属酸化物やセラミック等の試料が四ホウ酸リチウム中に固溶して、試料と四ホウ酸リチウムのガラスとなる。
この作製方法によって作製された評価試料を用いて試料粉末を分析する分析方法では、好適には、この分析方法は蛍光X線分析であるが、この方法では、評価試料内の元素濃度が評価試料内で均一となるので、この評価試料を用いれば、精密な測定を行うことができる。
評価試料の測定には、蛍光X線分析装置などを用いることができる。
この評価試料は、電子部品材料の生産方法における評価工程に用いることができる。評価工程によって得られた測定結果が、基準を満たさない場合には、以後の工程を中止させることで、生産品の品質管理を行うことができる。
すなわち、本発明に係る電子部品材料の生産方法は、以下の工程を備えている。
(A)複数の原料を用意するA工程。
(B)原料を混合又は粉砕するB工程。
まず、A工程において、各原料を用意する。次に、B工程において、複数の原料が粉体であれば、これらを混合し、仮焼結などが行われてなる固体であれば、粉砕を行う。
ここで、この生産方法は、A工程とB工程との間、又は、B工程の後に、評価工程を備えている。
この評価工程は、評価試料を作製して試料の測定を行うものであり、評価試料の作製に関して以下の工程を備えている。
(a)原料の一部を試料粉末として、融剤と共に加熱容器に導入する第1の工程。
(b)融剤及び試料粉末を溶融後、固化させて評価試料中間体を形成する第2の工程。
(c)固化した評価試料中間体の上下を反転させる第3の工程。
(d)評価試料中間体を溶融後、固化させる第4の工程。
(e)このようにして作製された評価試料を分析する第5の工程。
上述のように、この場合も融剤は、四ホウ酸リチウム(Li)、メタホウ酸リチウム(LiBO)や四ホウ酸ナトリウム(Na)を用いることができる。
このようにして得られた電子部品材料に所定の加工を施すと、電子部品を得ることができる。
例えば、電子部品材料が焼結前の磁性材料である場合には、所定の加工は、成型及び焼結であり、この加工によって、結果物としてコイルのコアなどの磁性部品を得ることができる。
例えば、電子部品材料が焼結前の圧電材料である場合には、所定の加工は、成型、焼結及び電極形成であり、この加工によって、結果物として圧電素子を得ることができる。
上述の評価試料の作製を実行する評価試料作製装置は、試料粉末及び融剤が導入された加熱容器を保持する保持手段と、試料粉末及び融剤を含む固化した評価試料中間体の上下を反転させる反転手段とを備えることを特徴とする。
保持手段によって保持された加熱容器内に試料粉末及び融剤を導入すると、加熱によって、融剤と試料粉末が固溶、反応し、評価試料中間体が形成される。この中間体においては、融剤と試料の密度差の影響によって、中間体内の試料の濃度が不均一となる。しかしながら、反転手段は、固化した中間体の上下を反転させるので、再度、中間体を加熱容器内で加熱すると、中間体が溶融した状態で、試料が、これまでの処理における密度差の影響を相殺するように中間体内を移動することができる。したがって、評価試料内の試料の元素濃度を均一にすることができる。
また、本発明に係る評価試料作製装置は、この加熱容器を揺動させる揺動手段を更に備えたことを特徴とする。この場合、加熱中に溶融状態の評価試料中間体を揺動させることができるので、評価試料内の試料粉末の濃度を更に均一にすることができる。
本発明に係る評価試料の作製方法によれば、精密な測定結果が得られる評価試料を作製することができ、この評価試料を用いた分析方法、評価工程を有する電子部品材料の生産方法によれば、材料の特性評価を精密に行うことができる
また、このような評価試料を作製するための評価試料作製装置を用いれば、均一な試料濃度を有する評価試料を作製することができる。
以下、実施の形態に係るガラスビード(評価試料)の作製方法、ガラスビード、電子部品材料の生産方法びガラスビード作製装置について説明する。同一要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、ガラスビードの作製方法及び分析方法を示すフローチャートである。
図2〜図10は、この作製方法の説明図である。
まず、試料粉末の重量を計測する(S1)と共に、融剤の重量を計測する(S2)。次に、白金ルツボ(加熱容器)1内に、試料粉末2と融剤3を投入する(S3:図2参照)。しかる後、白金ルツボ1を揺動加熱し、試料粉末2と融剤3を溶融させる(S4:図3参照)。融剤3の溶融によって、融剤3内に試料粉末2が溶け込む。ここでは、試料粉末2と融剤3が混合した状態から加熱が開始させるが、試料粉末2と融剤3の位置関係に関して、融剤3の上に試料粉末2を配置してから加熱を開始することもできる。
次に、白金ルツボ1を冷却すると(自然冷却を含む)、融剤3は固化し、ガラスビード中間体G1が出来上がる(図3参照)。このガラスビード中間体G1は円板状であるが、融剤と試料の密度差の影響によって試料、すなわち、分析元素の分布はガラスビード中間体G1の一方面側に偏在している。ここで、ガラスビード中間体G1の上下を反転させる(S5:図4〜図9参照)。
この反転工程は以下のように行われる。
まず、真空コレット10aを先端に有する吸着アーム10を駆動し、ガラスビード中間体G1の露出表面を真空コレット10aで吸着する(図4参照)。
次に、真空コレット10aでガラスビード中間体G1を吸着したまま、吸着アーム10を上方に移動させ、ガラスビード中間体G1を白金ルツボ1から剥離する(図5参照)。
次に、吸着アーム10の関節を上方に曲げて、ガラスビード中間体G1の上記露出表面を白金ルツボ1の内面に対向させる(図6参照)。このとき、先端にフォーク部11aを有するスライドアーム11が白金ルツボ1の上方に位置している。したがって、吸着アーム10における上方に折れ曲がったロッド10bが、スライドアーム11のフォーク部11a内に導かれる。
更に、フォーク部11aの基端に設けられたストッパ11cにガラスビード中間体G1が当接するまで、フォーク部11aをロッド10bの方向に移動させ、しかる後、真空コレット10aによる吸着を中断し、吸着アーム10を白金ルツボ1の上方領域から退避させる。これにより、スライドアーム11のフォーク部11a上に、反転したガラスビード中間体G1が載ることとなる(図7参照)。
次に、別の吸着アーム12を駆動し、その先端部に設けられた真空コレット12aでガラスビード中間体G1の裏面を吸着する(図8参照)。
最後に、スライドアーム11を白金ルツボ1の上方領域から退避させた後、真空コレット12aが下方に移動するように、吸着アーム12を駆動し、白金ルツボ1内に、反転したガラスビード中間体G1を配置する(図9参照)。
ガラスビード中間体G1を反転させた後、再び白金ルツボ1を揺動加熱し、融剤3を含むガラスビード中間体G1を溶融させる(S6)。ガラスビード中間体G1が溶融すると、内部に偏在して溶解していた分析元素2が、前回の加熱時(図3参照)における重力の影響を相殺するように拡散する。
次に、白金ルツボ1を冷却すると(自然冷却を含む)、融剤3は固化し、最終結果物としてのガラスビードG2が出来上がる(S7:図10参照)。このガラスビードG2は円板状である。
以上のようにして、評価試料の作製は、ステップS1〜S7で終了する。
すなわち、上述の評価試料の作製方法は、以下の工程を備えている。
(a)試料粉末及び融剤を加熱容器に導入する第1の工程(S1,S2,S3)。
(b)融剤及び試料粉末を溶融後、固化させてガラスビード中間体(評価試料中間体)を形成する第2の工程(S4,S5)。
(c)ガラスビード中間体の上下を反転させる第3の工程。
(d)ガラスビード中間体を溶融後、固化させる第4の工程。
この固化によってガラスビード(評価試料)ができる。
次に、評価試料の特性評価を蛍光X線分析装置を用いて行う(S8)。蛍光X線分析装置内に、ガラスビードを配置し、このガラスビードにX線(一次X線)を照射すると、試料に含まれている元素に固有な波長(エネルギー)を有する蛍光X線が発生する。蛍光X線分析装置は、この蛍光X線の波長(エネルギー)を測定することにより、試料の定性分析を行うことができ、そのX線量を測定することにより、定量分析を行うことができる。
上述の方法では、第2の工程において、試料粉末が、融剤内に溶け込むことで保持され、ガラスビード中間体が形成されている。この中間体においては、融剤と試料の密度差の影響によって、中間体内の試料の元素濃度が不均一のままである。しかしながら、第3の工程において、中間体の上下を反転させ、第4の工程において、中間体を溶融(加熱を含む)させるので、中間体が溶融した状態で、試料の元素が、これまでの処理における重力の影響を相殺するように中間体内を移動することができ、したがって、固化(冷却を含む)を実行した場合、ガラスビード内の試料の元素の濃度を均一にすることができる。
このように、少なくとも上述の作製方法によって形成されたガラスビードは、中間体を上下反転させてから溶融しているので、ガラスビードの固化後において、試料の元素濃度がガラスビード内で均一となる。したがって、このガラスビードを用いれば、蛍光X線分析などにおいても、精密な測定を行うことができる。
上述のガラスビードの作製方法では、第2の工程において中間体を作製し、第4の工程で「溶融」を行っている。融剤としては、四ホウ酸リチウム(Li)、メタホウ酸リチウム(LiBO)、や四ホウ酸ナトリウム(Na)を用いることができる。
この場合、(x)第2の工程(S4,S5)では、融剤を加熱した後、冷却しており、(y)第4の工程で(S6,S7)は、ガラスビード中間体を加熱し、ガラスビード中間体を冷却する工程を有することとなる。第2の工程(S4,S5)において軟化した融剤は、冷却によって一旦は固化するが、第4の工程(S6,S7)で再加熱により溶融した後、冷却によって再度固化している。
なお、上述の例では、融剤と試料の混合粉を溶融する過程を示したが、剥離剤、酸化剤、重吸収剤、添加剤を加えた混合粉に同一の処理を施しても同様の効果が得られる。
剥離剤、酸化剤、重吸収剤及び添加剤の一例は以下の通りである。
(*)融剤:
・四ホウ酸ナトリウム(Na
・メタホウ酸リチウム(LiBO
(*)剥離剤:
・ヨウ化物
・・ヨウ化ナトリウム(NaI)
・・ヨウ化カリウム(KI)
・・ヨウ化リチウム(LiI)
・臭化物
・・臭化ナトリウム(NaBr)
(*)酸化剤:
・硝酸塩(硝酸ナトリウム(NaNO
・硝酸カリウム(KNO
・硝酸リチウム(LiNO
・酸化セリウム(CeO
(*)重吸収剤
・酸化ランタン(La
・酸化セリウム(CeO
・酸化鉛(PbO)
(*)添加剤:
・炭酸リチウム(LiCO:助剤)
・フッ化リチウム(LiF)
・酸化アンチモン(Sb:清澄剤)
・硝酸バリウム(Ba(NO
・硫酸ナトリウム(NaSO
図11は、上述のステップS4又はS6における加熱のタイミングチャートである。
初期加熱期間をt1、静止加熱期間をt2、揺動加熱期間をt3、冷却期間をt4とする。温度調整の方法の例示としては、曲線M1、曲線M2、曲線M3に沿った方法が列挙されるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
曲線M1に示される加熱方法では、ルツボの温度を以下の温度に設定する。
・初期加熱期間t1:室温Tから設定温度Tに昇温する。
・静止加熱期間t2:温度Tを維持して融剤を静的に溶融させる。
・揺動加熱期間t3:温度Tを維持して白金ルツボを揺動回転させる。
・冷却期間t4:温度Tから室温にて放冷を行う。
曲線M2に示される加熱方法では、ルツボの温度を以下の温度に設定する。
・初期加熱期間t1:室温Tから設定温度Tに昇温する。
・静止加熱期間t2:温度Tを維持して融剤を静的に溶融させた後、温度Tに昇温する。
・揺動加熱期間t3:温度Tを維持して白金ルツボを揺動回転させる。
・冷却期間t4:揺動を禁止した状態で温度Tを一定期間維持した後、室温にて放冷を行う。
曲線M3に示される加熱方法では、ルツボの温度を以下の温度に設定する。
・初期加熱期間t1:室温Tから設定温度Tに昇温する。
・静止加熱期間t2:温度Tを維持して融剤を静的に溶融させた後、温度T2を経て、温度Tに昇温する。
・揺動加熱期間t3:温度Tを維持して白金ルツボを揺動回転させた後、揺動回転を続けながら温度Tまで降温する。
・冷却期間t4:揺動を禁止した状態で温度Tを一定期間維持した後、室温にて放冷を行う。
なお、本例では、融剤の融点又は軟化点は温度Tに設定することとするが、最終的に溶融が行われればよいため、当該温度はT又はTに設定することも可能である。
次に、ガラスビード作製装置について説明する。
図12は、ガラスビード作製装置の説明図である。
この装置は、上述のアーム10,11,12の他、回転テーブル20、冷却部21、加熱部(本例では高周波加熱器とする)22、装填アーム23、これらを制御するコントローラ24を備えている。
回転テーブル20上には、複数のルツボ1が配置されている。各ルツボ1内には試料粉末及び融剤が入っている。コントローラ24が回転テーブル20を駆動することによって、ルツボ1が特定の位置に移動してくると、装填アーム(ロボットアーム)23がルツボ1を把持し、ルツボ1を加熱部22に移動させる。
装填アーム23は、移動前の位置におけるルツボ1を把持する際には、まず、アーム先端のハンドをルツボ1の上方に移動させ、ハンドを開放し、ハンドをルツボ位置まで下降させ、ハンドを閉じる。装填アーム23は、移動後の位置にルツボ1を配置する際には、まず、ルツボ把持状態のハンドを移動後の位置の上方に移動させ、ハンドを下降させた後、ハンドを開放させ、ハンドを上昇(退避)させる。
加熱部22では、上述の初期加熱、静止加熱、揺動加熱が行われる。加熱終了後、ルツボ1は装填アーム23によって冷却部21に移動させられ、ガラスビード中間体が冷却される。
次に、コントローラ24が、各アーム10,11,12のアクチュエータ10d,11d,12dを駆動することで、ガラスビード中間体の上下を反転させる。反転方法は上述の通りである。
しかる後、装填アーム23がルツボ1を加熱部22に再び移動させ、上述の初期加熱、静止加熱、揺動加熱が行われる。加熱終了後、ルツボ1は、装填アーム23によって冷却部21上に移動させられ、しかる後、回転テーブル20上に移動させられ、最終的なガラスビードが完成する。
なお、スループットの改善効率の観点からは、一次加熱(中間体作製)が終了した後、ルツボ1を回転テーブル20上で冷却しつつ、次のルツボ1の加熱部22への装填を行って一次加熱を開始し、今回のルツボ1は、適当な時期において、ガラスビード中間体を反転させた後、二次加熱(最終結果物作製)を行うこともできる。
また、回転テーブル20上には16個のルツボホルダーが設けられており、ルツボの数は15個、空きホルダーの数が1個である。1つのルツボの処理が終了すると、この空きホルダーに処理済みのルツボが置かれる。この処理済みのルツボが置かれていた位置が、新たな空きホルダーとなり、この空きホルダーに次の処理済みのルツボが置かれる。なお、ルツボがホルダーにセットさせていない場合には処理終了であると判断することができる。
以上、説明したように、本発明に係るガラスビード作製装置は、試料粉末及び融剤が導入されるルツボ1を保持するルツボホルダー(保持手段)と、試料粉末及び融剤を含むガラスビード中間体の上下を反転させる各種アーム(反転手段)10,11,12とを備えている。ルツボ1内に試料粉末及び融剤を導入すると、加熱によって、融剤内に試料粉末が溶け込み、ガラスビード中間体が形成される。この中間体においては、密度差の影響によって、ガラスビード中間体内の試料の元素の濃度が十分に均一ではない。
しかしながら、各種アーム10,11,12は、ガラスビード中間体の上下を反転させるので、再度、ガラスビード中間体をルツボ1内で加熱すると、中間体が溶融した状態で、試料が、これまでの処理における密度差の影響を相殺するようにガラスビード内を移動することができる。したがって、ガラスビード内の試料の濃度を均一にすることができる。なお、上述の反転回数は1回であるが、2回以上であってもよい。また、反転前後のルツボは同一ルツボであってもよいが、別のルツボであってもよい。また、完全に固化する前にガラスビード中間体を反転させてもよい。
なお、この装置では、加熱部22が、ルツボ1を揺動させる揺動装置(揺動手段;図示せず)を更に備えている。したがって、加熱中に溶融状態のガラスビード中間体を揺動させることができるので、ガラスビード内の試料の濃度を更に均一にすることができる。なお、揺動装置はルツボ1の軸を中心として、ルツボ1を回転させることもできる。
上述のガラスビードは、電子部品材料の生産方法における評価工程に用いることができる。評価工程によって得られた測定結果が、基準を満たさない場合には、以後の工程を中止させることで、生産品の品質管理を行うことができる。
以下、電子部品材料の生産方法について説明する。
図13は電子部品材料の生産方法を示すフローチャートである。
電子部品としては圧電素子を想定するものとする。原料としては、SrCO、Bi、TiOを用いる。
まず、複数の原料を受け入れる(S11)。次に、図1に示した評価方法(SUB1)を実行する(S12)。評価においては、各原料の一部を抜き取り、抜き取られた各原料を試料粉末として、この試料粉末及び融剤からガラスビードを作製し、これを蛍光X線分析装置で分析する。
評価結果が、基準に適合する場合(例えば、原料純度が規定値以上である場合)には、各原料を混合し(S13)、そうでない場合には原料の受け入れ(S11)を再度行う。
次に、各原料を混合(S13)した後、図1に示した評価方法(SUB1)を実行する(S14)。評価においては、混合された原料の一部を抜き取り、抜き取られた原料を試料粉末として、この試料粉末及び融剤からガラスビードを作製し、これを蛍光X線分析装置で分析する。
評価結果が、基準に適合する場合(例えば、混合された原料の組成比の誤差が規定範囲内である場合)には、各原料を仮焼結し(S15)、そうでない場合には組成比を補正し、混合(S13)を再度行う。なお、仮焼結では、Sr,Bi,Tiの化合物が完成している。
次に、仮焼結された(S15)焼結体を粉砕する(S16)。しかる後、図1に示した評価方法(SUB1)を実行する(S17)。評価においては、粉砕された原料の一部を抜き取り、抜き取られた原料を試料粉末として、この試料粉末及び融剤からガラスビードを作製し、これを蛍光X線分析装置で分析する。
評価結果が、基準に適合する場合(例えば、粉砕された原料の組成比の誤差が規定範囲内である場合)には、焼結体の成型(S18)及び焼成(S19)を行い、そうでない場合には粉砕(S16)を再度行う。或いは、基準に適合しない場合には、製造工程を最初からやり直すこともできる。
焼結後において、圧電素子を製造する場合、完成した圧電材料に電極を形成することで、最終結果物として圧電素子を得ることができる。
図14は電子部品材料の別の生産方法を示すフローチャートである。
電子部品としてはチップコンデンサ等の誘電体素子を想定するものとする。原料としては、BaTiOと適当な添加物を用いる。
まず、複数の原料を受け入れる(S21)。次に、図1に示した評価方法(SUB1)を実行する(S22)。評価においては、各原料の一部を抜き取り、抜き取られた各原料を試料粉末として、この試料粉末及び融剤からガラスビードを作製し、これを蛍光X線分析装置で分析する。
評価結果が、基準に適合する場合(例えば、原料純度が規定値以上である場合)には、適当な溶媒及び分散剤を原料に加えて、各原料を混合(粉砕)し(S23)、そうでない場合には原料の受け入れ(S21)を再度行う。
次に、各原料を混合(粉砕)(S23)した後、図1に示した評価方法(SUB1)を実行する(S24)。評価においては、混合された原料の一部を抜き取り、抜き取られた原料を試料粉末として、この試料粉末及び融剤からガラスビードを作製し、これを蛍光X線分析装置で分析する。
評価結果が、基準に適合する場合(例えば、混合された原料の組成比の誤差が規定範囲内である場合)には、可塑剤とバインダーを加えて、更に、混合(粉砕)を行い(S25)、そうでない場合には混合(粉砕)(S23)を再度行う。
なお、溶媒、分散剤、可塑剤、バインダーとしては、以下のものを用いることができる。
バインダの例
*アクリル樹脂(PMMA、PEMA、PnBMA、PiBMA)
*セルロース樹脂(エチルセルロース、ニトロセルロース、アセチルセルロース)
*ポリビニルブチラール樹脂
可塑剤の例
*(ジエチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ブチルフタリルブチルグリコレート)
分散剤
*ノニオン界面活性剤(脂肪酸エステル)
*アニオン界面活性剤(カルボン酸塩、スルホン酸塩)
溶媒
*ケトン類(メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトン)
*炭化水素類(トルエン、キシレン、ノルマルヘキサン)
*アルコール(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール)
*エステル(酢酸エチル、酢酸ブチル)
*エーテルアルコール(エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ブチルカルビトール)
*塩化炭化水素類(塩化メチレン、1・1・1−トリクロロエタン)
*水
次に、各原料を混合(粉砕)(S25)した後、図1に示した評価方法(SUB1)を実行する(S26)。評価においては、混合された原料の一部を抜き取り、抜き取られた原料を試料粉末として、この試料粉末及び融剤からガラスビードを作製し、これを蛍光X線分析装置で分析する。
評価結果が、基準に適合する場合(例えば、混合された原料の組成比の誤差が規定範囲内である場合)には、成型及び乾燥(S27)、打ち抜き・シート化(S28)、後工程(S29)を行い、そうでない場合には混合(粉砕)(S26)を再度行う。
なお、後工程では、内部電極を印刷し、シートを積層圧着した後に、焼成を行う。シート化された誘電体材料に電極等を形成することで、コンデンサを完成する。
このような評価方法を備えた生産工程は、磁性材料の生産にも適用することができる。例えば、原料から電子部品材料を生産する場合、この電子部品材料が焼結前の磁性材料である場合には、この磁性材料に成型及び焼結を施すことによって、結果物としてコイルのコアなどの磁性部品を得ることができる。
以上、説明したように、上述の生産方法は、いずれも以下の工程を備えている。
(A)複数の原料を用意するA工程。
(B)原料を混合又は粉砕するB工程。
まず、A工程において、各原料を用意する。次に、B工程において、複数の原料が粉体であれば、これらを混合し、仮焼結などが行われてなる固体であれば、粉砕を行うが、A工程とB工程との間、又は、B工程の後には、評価工程(SUB1)を設けている。上述のように、この評価工程は、評価試料を作製して試料の測定を行うものであり、評価試料の作製に関して、原料の一部を抜き取り、抜き取られた原料を試料粉末として、この試料粉末及び融剤を用意し、図1に示した一連の工程を実行する。
上述の生産方法では、このようにして得られた電子部品材料に、成型や焼結等の所定の加工を施すことで、電子部品を得ている。電子部品材料としては、誘電体材料、圧電体材料、アルミナ等のセラミック、磁性材料、ガラス材料、ハードフェライト材料、ソフトフェライト材料があり、セラミックを用いた部品の形状としては積層部品やチップ部品が列挙され、チップ部品としては、チップコンデンサ、チップ抵抗、インダクタンスチップ、チップビーズ、ノイズフィルタなどが列挙される。また、誘電体材料としては、BaTiO、PZT、SrBi15などがある。
図1の方法にしたがってガラスビードを作製した。
(実験方法)
ルツボ1内に原料(試料粉末)と融剤を導入した後、ルツボ1の温度が1050℃になるまで加熱コイルで加熱し、静止加熱期間(保持時間)を経て、揺動加熱(傾斜・回転)を行い、冷却後にガラスビードの上下を反転させ、再び揺動加熱(傾斜・回転)を行い、続いて、自然冷却を行った。なお、静止加熱期間が設定されている理由は、揺動による粉体の飛散を抑制するためである。
図15は、実施例に係る静止加熱期間(保持時間)、揺動加熱(傾斜・回転)の期間、その後の冷却、ガラスビードを裏返しを経てから2度目の静止加熱期間(保持時間)、2度目の揺動加熱(傾斜・回転)の期間を示す表である。
図16は、比較例に係る静止加熱期間(保持時間)、揺動加熱(傾斜・回転)の期間を示す表である。比較例では、ガラスビードは裏返えされることなく10分間加熱されることとなるが、実施例においても全加熱期間は10分間に設定される。
なお、本実験に用いた試料及び融剤、これらの重量は以下の通りである。
・試料:圧電体材材料粉の1種であるSrBiTi酸化化合物(SrBiTi15):0.5g
・融剤:四ホウ酸リチウム(Li):5g
各原料について、実施例及び比較例の方法で、3つのガラスビード(試料番号SBT01−1、SBT01−2、SBT01−3)を作製した。
(結果及び評価)
各原料についてガラスビードを作製した後、蛍光X線分析装置(理学電機製:多元素同時型蛍光X線分析装置(Sys3550))にて質量%(規格化後)を測定した。
図17は実施例に係る作製方法で作製されたガラスビードの質量%と、平均及び各ガラスビード中の質量%のばらつき(最大と最小の差)を示す表である。
図18は比較例に係る作製方法で作製されたガラスビードの質量%と、平均及び各ガラスビード中の質量%のばらつき(最大と最小の差)を示す表である。
この表から明らかなように、実施例に係る作製方法を用いた場合、測定結果のばらつきはSrO、Bi、TiOに対して、それぞれ0.014質量%、0.007質量%0.005質量%であった。一方、比較例に係る作製方法を用いた場合、測定結果のばらつきはSrO、Bi、TiOに対して、それぞれ0.115質量%、0.248質量%、0.369質量%であった。
すなわち、実施例に係る方法では、ガラスビード中に均一に試料の元素が拡散しているため、測定毎の結果のばらつきが、比較例の方法で作製されたものの測定結果のばらつきよりも一桁ほど小さくなっている。このように、本実施例の方法では、正確な測定が実行されており、かかる評価方法を用いれば精密な生産管理を行うことができる。
上述のガラスビードの縦断面上に含まれる元素濃度の分布をEPMA(Electron Probe Micro Analyzer)で測定した。
図19、図20、図21は、上記実験、すなわち、圧電体材料粉の1種であるSrBiTi酸化化合物(SrBiTi15)0.5gを試料とし、四ホウ酸リチウム(LiB4O7)5gを融剤として用いた場合の、ガラスビード中の元素濃度分布を示すEPMA写真であり、図19はSr、図20はBi、図21は、Tiの濃度分布を示している。
図22、図23、図24は、同種の試料、融剤を用いた場合の比較例に係るガラスビード中の濃度分布を示すEPMA写真であり、図22はSr、図23はBi、図24はTiの濃度分布を示している。
これらのEPMA写真においては、最も濃い色は、最も試料の元素濃度が高い部分を示している。
この実験結果から、比較例に係るガラスビードでは、試料が不均一にガラスビード中に存在するが、実施例に係るガラスビードでは、原料が均一にガラスビード中に分布していることが判明した。
本発明は、評価試料の作製方法、分析方法、電子部品材料の生産方法び評価試料作製装置に利用することができる。
ガラスビードの作製方法及び分析方法を示すフローチャートである。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 ガラスビードの作製方法の説明図である。 加熱のタイミングチャートである。 ガラスビード作製装置の説明図である。 電子部品材料の生産方法を示すフローチャートである。 電子部品材料の別の生産方法を示すフローチャートである。 実施例に係る静止加熱期間(保持時間)、揺動加熱(傾斜・回転)の期間、ガラスビードを裏返してから2度目の揺動加熱までの待機期間、2度目の揺動加熱(傾斜・回転)の期間を示す表である。 比較例に係る静止加熱期間(保持時間)、揺動加熱(傾斜・回転)の期間を示す表である。 実施例に係る作製方法で作製されたガラスビードの質量%と、平均及び各ガラスビード中の質量%のばらつき(差)を示す表である。 比較例に係る作製方法で作製されたガラスビードの質量%と、平均及び各ガラスビード中の質量%のばらつき(差)を示す表である。 原料としてSrBiTi酸化化合物を用いた場合の実施例に係るガラスビード中のSr濃度分布を示すEPMA写真図である。 原料としてSrBiTi酸化化合物を用いた場合の実施例に係るガラスビード中のBi濃度分布を示すEPMA写真図である。 原料としてSrBiTi酸化化合物を用いた場合の実施例に係るガラスビード中のTi濃度分布を示すEPMA写真図である。 原料としてSrBiTi酸化化合物を用いた場合の比較例に係るガラスビード中のSr濃度分布を示すEPMA写真図である。 原料としてSrBiTi酸化化合物を用いた場合の比較例に係るガラスビード中のBi濃度分布を示すEPMA写真図である。 原料としてSrBiTi酸化化合物を用いた場合の比較例に係るガラスビード中のTi濃度分布を示すEPMA写真図である。
符号の説明
1・・・ルツボ、2・・・試料粉末、3・・・融剤、10,11,12・・・アーム、10d,11d,12d・・・アクチュエータ、10b・・・ロッド、10・・・吸着アーム、10a・・・真空コレット、11c・・・ストッパ、11・・・スライドアーム、11a・・・フォーク部、12・・・吸着アーム、12a・・・真空コレット、20・・・回転テーブル、21・・・冷却部、22・・・加熱部、23・・・装填アーム、24・・・コントローラ、G1・・・ガラスビード中間体、G2・・・ガラスビード。

Claims (6)

  1. 試料粉末及び融剤を加熱容器に導入する第1の工程と、
    前記融剤及び前記試料粉末を溶融後、固化させて評価試料中間体を形成する第2の工程と、
    固化した前記評価試料中間体の上下を反転させる第3の工程と、
    前記評価試料中間体を溶融後、固化させる第4の工程と、
    を備えることを特徴とする評価試料の作製方法。
  2. 請求項1に記載の作製方法によって作製された評価試料を用いて試料粉末を分析する分析方法。
  3. 前記分析方法は、蛍光X線分析である請求項2記載の分析方法。
  4. 複数の原料を用意するA工程と、
    前記原料を混合又は粉砕するB工程と、
    を備えた電子部品材料生産方法であって、
    この生産方法は、
    前記A工程と前記B工程との間、又は、前記B工程の後に、評価工程を備え、
    この評価工程は、
    前記原料の一部を試料粉末として、融剤と共に加熱容器に導入する第1の工程と、
    前記融剤及び前記試料粉末を溶融後、固化させて評価試料中間体を形成する第2の工程と、
    固化した前記評価試料中間体の上下を反転させる第3の工程と、
    前記評価試料中間体を溶融後、固化させて評価試料を作製する第4の工程と、
    この評価試料を分析する第5の工程と、
    を備えることを特徴とする電子部品材料の生産方法。
  5. 評価試料作製装置において、
    試料粉末及び融剤が導入された加熱容器を保持する保持手段と、
    前記試料粉末及び前記融剤を含む固化した評価試料中間体の上下を反転させる反転手段と、
    を備えることを特徴とする評価試料作製装置。
  6. 前記加熱容器を揺動させる揺動手段を更に備えたことを特徴とする請求項に記載の評価試料作製装置。
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