JP4322236B2 - 無線通信機器及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信機器及び方法、より詳細には、電波の受信状況を検知してユーザに通知する機能を備えた無線通信機器及びそのための無線通信方法に関する。
従来、無線通信機器の電波受信状況を検知してユーザに通知する技術として、以下のような技術手段が知られている。
例えば、特許文献1には、ユーザがマルチパス干渉によって受信品質レベルの低下状況を確実かつ容易に知ることができる無線LANシステム用の表示端末が開示されている。この表示端末は、ベース機器から受信した圧縮されたデータを伸長し、伸長後の誤り訂正前のデータについてビット誤りを検出し、ビット誤り率算出部で単位時間あたりのビット誤り率を算出し、さらに、比較演算部で、そのビット誤り率をメモリから読み出した閾値と比較する。得られた受信品質レベルを表示制御部に送出して、LCD上に棒グラフまたは数値によって表示するようにしたものである。
また、特許文献2には、ネットワーク対応機器が無線通信端末として動作する状態をユーザに報知する無線通信アダプタが開示されている。ネットワーク対応機器に接続され、そのネットワーク対応機器を無線通信端末として動作させる無線通信アダプタにおいて、無線通信にてネットワークに接続する際の動作形態(インフラストラクチャモード/アドホックモードの区別)を表示すると共に、他の無線通信端末との通信状態を検出して表示するようにして、ネットワーク対応機器が無線通信端末として動作する状態をユーザに報知できるようにしている。
特開2002−51051号公報 特開2004−88283号公報
上述した従来の技術では、電波強度のみを判断基準として電波状態を表示し、電波強度が十分であるならば、電波受信状態は良いと判断する。しかしながら、実際にはマルチパスなどの要因により、電波強度が十分であるにもかかわらず、映像にノイズが発生することがある。受信電波強度は、距離や遮蔽物によって決まるので、受信機の設置場所として電波強度が十分であるかどうかは判断できるが、マルチパスの発生などによる映像の乱れはユーザが目視で判断するしかなかった。
ここで、送信アンテナからの信号が、反射などにより距離の違う複数経路を通って受信アンテナで受信してしまうことをマルチパスという。マルチパスが発生すると一つのパケットの到達時間が経路によって違うため、パケットを正常に受信できなくなることがあり結果としてCRCエラーが発生する。CRCエラーが発生したパケットは廃棄されるため、送信機に対して再送要求がおこなわれ、同じパケットが再送される。設定により決まっている再送回数内にエラーなく受信できなかった場合、映像を構成するパケットが欠けてしまい映像にノイズが出ることになる。無線LANで使用される2.4GHz帯や5GHz帯などの高い周波数では、波長が短いため数センチ、アンテナを移動することによってマルチパスが解消することがある。また、CRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)とは、パケットが正常に送られたかをチェックする方法で、IEEE802.11等の無線LANのパケットに含まれている。CRCエラーはパケット長が大きいほうが出やすい。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、無線通信機器を設置する際に、マルチパス等の電波妨害の程度をチェックして、その結果から、電波吸収体の位置を移動させるなどの改善動作を行ったり、電波妨害の程度をユーザに通知することができる無線通信機器及びそのための無線通信方法を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、無線送信されたパケットを受信する無線通信手段と、該受信したパケットの受信信号強度を測定する受信信号強度測定手段と、前記受信した全てのパケットのうちエラーになったパケットの割合を示す受信パケットエラー率を算出する受信パケットエラー率算出手段と、前記受信信号強度と前記受信パケットエラー率から電波妨害の程度を判定する電波妨害判定手段と、電波を吸収するための電波吸収体と、該電波吸収体の位置を移動させる電波吸収体移動手段とを備え、前記電波妨害判定手段は、前記受信信号強度に対して、前記受信パケットエラー率が所定値を超える場合、電波妨害の程度が悪化していると判定し、前記受信パケットエラー率が所定値以下の場合、電波妨害の影響の少ない良好な受信状態にあると判定し、前記電波吸収体移動手段は、前記電波妨害判定手段により電波妨害の程度が悪化していると判定された場合、前記電波吸収体の位置を移動させることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記電波妨害判定手段により判定された電波妨害の程度を通知するための情報を出力する手段を備えていることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記電波妨害判定手段により電波妨害の程度が悪化していると判定された場合、前記受信信号強度と前記受信パケットエラー率に基づいて電波妨害の程度を通知するための情報を出力する手段を備えていることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、パケットを受信するためのアンテナと、該アンテナの位置を移動させるアンテナ移動手段とを備え、該アンテナ移動手段は、前記電波妨害判定手段により電波妨害の程度が悪化していると判定された場合、前記アンテナの位置を移動させることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記電波妨害判定手段は、前記アンテナの位置を移動させた後に、前記無線通信手段で受信したパケットの受信信号強度と受信パケットエラー率から電波妨害の程度を判定し、前記アンテナ移動手段は、前記電波妨害判定手段により良好な受信状態にあると判定されるまで、前記アンテナの位置を移動させることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記電波妨害判定手段は、前記電波吸収体の位置を移動させた後に、前記無線通信手段で受信したパケットの受信信号強度と受信パケットエラー率から電波妨害の程度を判定し、前記電波吸収体移動手段は、前記電波妨害判定手段により良好な受信状態にあると判定されるまで、前記電波吸収体の位置を移動させることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1乃至第の技術手段のいずれか1において、所定サイズ以上の映像パケットが送信機器から送信されていない場合、該送信機器に対して、ダミーパケットを送信するように要求する手段を備え、前記無線通信手段は、前記送信機器から送信されたダミーパケットを受信することを特徴としたものである。
の技術手段は、無線送信されたパケットを受信するステップと、該受信したパケットの受信信号強度を測定するステップと、前記受信した全てのパケットのうちエラーになったパケットの割合を示す受信パケットエラー率を算出するステップと、前記受信信号強度に対して、前記受信パケットエラー率が所定値を超える場合、電波妨害の程度が悪化していると判定し、前記受信パケットエラー率が所定値以下の場合、電波妨害の影響の少ない良好な受信状態にあると判定するステップと、電波妨害の程度が悪化していると判定された場合、電波吸収体の位置を移動させて受信状態を改善するステップとを備えたことを特徴としたものである。
本発明によれば、無線通信機器を設置する際に、マルチパス等の電波妨害の程度をチェックして、その場所が設置可能であるか、さらに適切であるかどうかがわかるため、ユーザは無線通信機器の設置作業を容易に行うことができる。
また、マルチパスなどの電波妨害の程度が一定レベルを超える場合、その電波妨害の程度が悪化していることをユーザに知らせることができるため、ユーザは無線通信機器の設置場所を変えながら最適なところに設置することができる。
また、マルチパスなどの電波妨害の程度が一定レベルを超える場合、電波吸収体やアンテナの位置を移動させるなどの改善動作を行うことにより、電波妨害の程度が一定レベル以下になるようにして、無線通信機器を設置した場所で、悪化した電波妨害の程度を自動的に改善することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な無線通信機器の実施の形態について詳細に説明する。なお、同一の機能を有する部分には同じ符号を付し、その繰り返しの説明は省略するものとする。
図1は、本発明の参考例に係る無線通信機器の構成例を示すブロック図で、図中、10は無線通信機器で、該無線通信機器10は、アンテナ11、アンテナ移動手段12、無線通信部13、メモリ14、デコーダ15、OSD(On Screen Display)重畳部16、映像出力部17、制御部18、通知手段19を備えている。
また、図2は、図1に示した制御部18の詳細構成例を示す図で、制御部18は、受信信号強度測定手段18a、受信パケットエラー率算出手段18b、電波妨害判定手段18cを備えている。これらの各手段はメモリ14にプログラムとして格納されており、制御部18により読み出されて実行される。
以下、映像パケットを受信する際の無線通信機器10の動作例について説明する。無線通信部13は、送信機器30から無線送信される映像パケットをアンテナ11を介して受信し、受信した映像パケットを制御部18へ送る。制御部18は、無線通信機器10全体の制御を司り、デコーダ15を制御して、デコーダ15で映像パケットを復号する。デコーダ15で復号された映像信号は、OSD重畳部16を介して映像出力部17に送られる。映像出力部17は、図示しないテレビジョン装置などの表示装置と接続され、デコーダ15から送られた映像信号を表示装置から映像出力する。
制御部18は、送られてきた映像パケットから、例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度表示)などの電波強度を測定したり、例えば、パケットエラーをチェックするためのCRC(Cyclic Redundancy Check)エラーなどの受信エラーを検出する。上記RSSIなどの受信信号強度(電波強度)は、受信信号強度測定手段18aにより測定され、また、上記CRCエラーなどの受信エラーは、受信パケットエラー率算出手段18bにより検出される。さらに、受信パケットエラー率算出手段18bは、検出した受信エラーに基づいて受信パケットエラー率を算出する。この受信パケットエラー率とは、受信した全てのパケット数のうち、エラーの生じたパケット数の割合を示す。
電波妨害判定手段18cは、受信信号強度と受信パケットエラー率との関係から、電波妨害の程度を判定する。電波妨害判定手段18cは、受信信号強度に対して、受信パケットエラー率が所定値を超える場合、電波妨害の程度が悪化していると判定し、受信パケットエラー率が所定値以下の場合、電波妨害の影響の少ない良好な受信状態にあると判定する。すなわち、電波強度としては十分に映像表示が可能な値であるにもかかわらず、受信パケットエラー率がある程度以上である場合、マルチパスなどの電波妨害の程度が悪化していると判定する。
図3は、電波妨害判定手段18cにより電波妨害を判定するためのデータテーブルの一例を示す図である。このデータテーブルは、メモリ14に格納されており、電波妨害を判定する際に電波妨害判定手段18cにより参照される。送信機器30から送信されてくるパケット数(N)は、通常約1000〜2000個/秒程度である。上段の「RSSI」は、パケット受信時の受信信号強度で、図中左(〜−60)から右(−81〜)に向かって電波強度は弱くなる。また、下段の「err_cnt」は、受信信号強度に対して、許容し得るエラーパケット数を示す。
電波妨害判定手段18cは、「RSSI」値に対して、「err_cnt」がデータテーブルの値以下の場合、良好な受信状態と判定し、データテーブルの値を超える場合、電波妨害の程度が悪化していると判定する。例えば、「RSSI」の値が−63の場合、データテーブルの「−61〜−65」の範囲に入るため、この「−61〜−65」の範囲に対して、検出した「err_cnt」が20個以下の場合、良好な受信状態と判定し、「err_cnt」が20個を超える場合、電波妨害の程度が悪化していると判定する。図3に示すように、電波強度が強いにもかかわらず、エラーパケット数がある程度以上多い場合、マルチパスなどの電波妨害の程度が悪化していると判定する。
図4は、電波妨害の程度を通知するための情報の出力例を示す図である。無線通信機器10は、電波妨害判定手段18cにより判定された電波妨害の程度を通知するための情報を出力する手段として、電波妨害の程度をOSD表示するためのOSD重畳部16、LEDやLCDなどで通知するための通知手段19を備えている。本例では、電波妨害の程度にかかわらず(すなわち、電波受信状態が良好であっても、悪化していても)、電波妨害の程度を通知するための情報を出力する例について示す。
図4(A)は、OSD重畳部16により電波受信状態をOSD表示した画面の一例を示す図である。本例では、RSSIに基づいて電波強度をバー表示し、受信パケットエラー率に基づいて電波環境をバー表示した例を示す。電波強度が強いほど、また、受信パケットエラー率が小さいほど、図中のハッチング部の割合が大きくなり、電波受信状態が良好であることを示す。このように、電波強度(受信信号強度),電波環境(受信パケットエラー率)との関係を指標として、電波妨害の程度をバー表示してユーザに通知するようにしてもよい。上記電波強度,電波環境の情報は制御部18で生成され、OSD重畳部16で映像信号に重畳されて映像出力部17から図示しない表示装置の画面上に出力される。また、無線通信機器10にLCDなどの表示部を備える場合、上記電波強度,電波環境を、無線通信機器10の表示部の画面上に表示出力してもよい。
図4(B)は、OSD重畳部16により電波受信状態をOSD表示した画面の他の例を示す図である。本例では、RSSIに基づいて電波強度の強弱を色の変化で示し、受信パケットエラー率に基づいて電波環境の良好/不良を色の変化で示す。例えば、電波強度が一定レベル以上に強い場合には枠内を緑色で表示し、弱い場合には枠内を赤色で表示する。また、受信パケットエラー率が小さく電波環境が良好な場合には枠内を緑色で表示し、受信パケットエラー率が大きく電波環境が不良な場合には枠内を赤色で表示する。この場合も図4(A)に示した例と同様に、上記電波強度,電波環境の情報は制御部18で生成され、OSD重畳部16で映像信号に重畳されて映像出力部17から図示しない表示装置の画面上に出力される。また、無線通信機器10にLCDなどの表示部を備える場合、上記電波強度,電波環境を、無線通信機器10の表示部の画面上に表示出力してもよい。
図4(C)は、通知手段19により電波受信状態を通知する手段の例を示す図である。本例の通知手段19は、電波妨害の程度をLEDの発光色の変化で通知するように構成されている。本例では、RSSIに基づいて電波強度の強弱をLEDの発光色の変化で示し、受信パケットエラー率に基づいて電波環境の良好/不良をLEDの発光色の変化で示す。例えば、電波強度が一定レベル以上に強い場合にはLEDを緑色で表示し、弱い場合にはLEDを赤色で表示する。また、受信パケットエラー率が小さく電波環境が良好な場合にはLEDを緑色で表示し、受信パケットエラー率が大きく電波環境が不良な場合にはLEDを赤色で表示する。この場合、通知手段19は、制御部18(電波妨害判定手段18c)からの判定結果に従って、電波強度,電波環境の各LEDの発光色を変化させる。
また、別のとして、電波妨害判定手段18cにより、マルチパスなどの電波妨害の程度が悪化していると判定された場合に、上述した電波強度と電波環境による電波妨害の程度を通知するための情報を出力するようにしてもよい。電波妨害判定手段18cによる判定処理は、図3に示したデータテーブルを用いて行われ、電波強度が強いにもかかわらず、エラーパケット数がある程度以上多い場合、マルチパスなどの電波妨害の程度が悪化していると判定する。本の場合、電波妨害の程度が悪化している(すなわち、電波受信状態が悪化している)場合に、電波妨害の程度を通知するための情報(電波強度,電波環境)を、例えば、前述した図4(A)乃至図4(C)に示したいずれかの方法で出力するように構成される。
また、別のとして、電波妨害判定手段18cにより、マルチパスなどの電波妨害の程度が悪化していると判定された場合に、無線通信機器10を設置した場所において、アンテナ移動手段12がアンテナ11の位置を移動させて受信状態を改善するようにしてもよい。これは、無線LANで使用される2.4GHz帯や5GHz帯などの高い周波数では、波長が短いため数センチ程度、アンテナ11を移動させることによってマルチパスを解消できることがあるためである。このアンテナ11の移動による改善動作をおこなった後は、再び、電波妨害の程度を判定し、良好な受信状態と判定されるまで、アンテナ11の移動を繰り返し行うようにしてもよい。この良好な受信状態とは、例えば、前述の図3に示したように、「RSSI」の値が、データテーブルの「−61〜−65」の範囲に入る場合、この「−61〜−65」の範囲に対して、検出した「err_cnt」が20個以下になったときに、良好な受信状態と判定する。
また、一般に受信パケットエラーはサイズが大きいパケットで発生しやすい。電波妨害の程度を判定する際に、送信機器30から映像等の大きいパケットが送信されていないときは、無線通信機器10から送信機器30に対して、映像等のパケットと同等のサイズのダミーパケットを送信するように要求してもよい。この送信要求は制御部18から送信機器30へ送信される。この場合、送信機器30は、無線通信機器10からの送信要求を受けて、ダミーパケットを無線通信機器10に送信する。無線通信機器10は、送信機器30からのダミーパケットを受信し、ダミーパケットにより電波妨害の程度を判定する処理を行う。
図5は、線通信機器10における電波妨害の程度を判定する処理の一例を説明するためのフロー図である。まず、無線通信機器10は、受信パケット数を示すpkt_cnt=0、エラーパケット数を示すerr_cnt=0にセットし(ステップS1)、送信機器30から映像パケットが送信中かどうかを判定し(ステップS2)、映像パケットを送信中の場合(YESの場合)、映像パケットを受信し(ステップS5)、映像パケットのRSSI値を測定してメモリ14に格納する(ステップS6)。また、上記ステップS2において、映像パケットが送信されていない場合(NOの場合)、送信機器30にダミーパケットを要求し(ステップS3)、送信機器30からダミーパケットを受信し(ステップS4)、ダミーパケットのRSSI値を測定してメモリ14に格納する(ステップS6)。
次に、無線通信機器10は、受信したパケット(映像パケットあるいはダミーパケット)にCRCエラーが発生しているかどうかを判定し(ステップS7)、CRCエラーが発生している場合(YESの場合)、“err_cnt=err_cnt+1”とし(ステップS8)、“pkt_cnt=pkt_cnt+1”とし(ステップS9)、カウントしたpkt_cntがN(N:全パケット数)以上かどうかを判定する(ステップS10)。また、上記ステップS7において、CRCエラーが発生していない場合(NOの場合)、ステップS9に移行する。
次に、上記ステップS10において、“pkt_cnt≧N”になった場合(YESの場合)、err_cntとRSSIから電波妨害の程度を判定する(ステップS11)。一方、“pkt_cnt<N”の場合(NOの場合)、ステップS2に戻り処理を繰り返す。次に、ステップS11において、電波妨害の程度が悪化していると判定された場合(NGの場合)、電波妨害の程度を通知するための情報(電波強度,電波環境)を表示する、あるいは、電波妨害の程度を改善するための動作(アンテナ移動など)を行い(ステップS12)、ステップS1に戻り電波妨害の判定処理を繰り返し行う。また、ステップS11において、電波妨害の程度が良好と判定された場合(OKの場合)、電波妨害の程度を通知するための情報の表示を停止する、あるいは、電波妨害の程度を改善するための動作を停止し(ステップS13)、ステップS1に戻り待機状態となる。
図6は、本発明の実施形態に係る無線通信機器の構成例を示すブロック図で、無線通信機器10は、アンテナ11、アンテナ移動手段12、無線通信部13、メモリ14、デコーダ15、OSD重畳部16、映像出力部17、制御部18、通知手段19に加えて、さらに、電波吸収体20と、電波吸収体20の位置を移動させる電波吸収体移動手段21とを備えている。
本実施形態の無線通信機器10は、図1に示した構成に加えて、さらに、電波吸収体20と電波吸収体移動手段21を備え、電波妨害判定手段18cにより、マルチパスなどの電波妨害の程度が悪化していると判定された場合に、電波吸収体移動手段21が電波吸収体20の位置を移動させて受信状態を改善するようにしている。この電波吸収体20の移動による改善動作をおこなった後は、再び、電波妨害の程度を判定し、良好な受信状態と判定されるまで、電波吸収体20の移動を繰り返し行うようにしてもよい。この良好な受信状態とは、前述したように、例えば、図3において、「RSSI」の値が、データテーブルの「−61〜−65」の範囲に入る場合、この「−61〜−65」の範囲に対して、検出した「err_cnt」が20個以下になったときに、良好な受信状態と判定する。
ここで、電波吸収体移動手段21が電波吸収体20の位置を移動させて受信状態を改善する動作を行う際に、アンテナ移動手段12がアンテナ11の位置を移動させて受信状態を改善する動作を並行して行うようにしてもよい。
また、図6にはアンテナ移動手段12を含む構成として図示しているが、アンテナ移動手段12を含まない構成としてもよく、この場合、アンテナ11は固定された状態で、電波吸収体移動手段21が電波吸収体20の位置を移動させて受信状態を改善する動作を行うようにしてもよい。なお、電波吸収体20としては、例えば、フェライト系、ゴム系などの電波吸収体を用いることができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したように、本発明によれば、マルチパスなどの電波妨害の程度を判定して、問題がある場合には、その旨をLEDやLCDなどでユーザに通知することができるため、ユーザは無線通信機器の設置場所が適当であるかどうかを容易に判断することができる。
また、マルチパスなどの電波妨害の程度を判定して、問題がある場合には、自動的にアンテナあるいは電波吸収体の位置を移動させるなどの改善動作を行うため、無線通信機器を設置した場所で最適な受信状態を得ることができる。
さらに、送信機器にダミーパケットを要求して使用することができるため、映像パケットが送信されていないときでも電波妨害の程度を判定することができ、ユーザが無線通信機器の設置場所を決める際の利便性を高めることができる。
本発明の参考例に係る無線通信機器の構成例を示すブロック図である。 図1に示した制御部の詳細構成例を示す図である。 電波妨害判定手段により電波妨害を判定するためのデータテーブルの一例を示す図である。 電波妨害の程度を通知するための情報の出力例を示す図である。 線通信機器における電波妨害の程度を判定する処理の一例を説明するためのフロー図である。 本発明の実施形態に係る無線通信機器の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10…無線通信機器、11…アンテナ、12…アンテナ移動手段、13…無線通信部、14…メモリ、15…デコーダ、16…OSD重畳部、17…映像出力部、18…制御部、18a…受信信号強度測定手段、18b…受信パケットエラー率算出手段、18c…電波妨害判定手段、19…通知手段、20…電波吸収体、21…電波吸収体移動手段。

Claims (8)

  1. 無線送信されたパケットを受信する無線通信手段と、該受信したパケットの受信信号強度を測定する受信信号強度測定手段と、前記受信した全てのパケットのうちエラーになったパケットの割合を示す受信パケットエラー率を算出する受信パケットエラー率算出手段と、前記受信信号強度と前記受信パケットエラー率から電波妨害の程度を判定する電波妨害判定手段と、電波を吸収するための電波吸収体と、該電波吸収体の位置を移動させる電波吸収体移動手段とを備え
    前記電波妨害判定手段は、前記受信信号強度に対して、前記受信パケットエラー率が所定値を超える場合、電波妨害の程度が悪化していると判定し、前記受信パケットエラー率が所定値以下の場合、電波妨害の影響の少ない良好な受信状態にあると判定し、
    前記電波吸収体移動手段は、前記電波妨害判定手段により電波妨害の程度が悪化していると判定された場合、前記電波吸収体の位置を移動させることを特徴とする無線通信機器。
  2. 請求項に記載の無線通信機器において、前記電波妨害判定手段により判定された電波妨害の程度を通知するための情報を出力する手段を備えていることを特徴とする無線通信機器。
  3. 請求項に記載の無線通信機器において、前記電波妨害判定手段により電波妨害の程度が悪化していると判定された場合、前記受信信号強度と前記受信パケットエラー率に基づいて電波妨害の程度を通知するための情報を出力する手段を備えていることを特徴とする無線通信機器。
  4. 請求項に記載の無線通信機器において、パケットを受信するためのアンテナと、該アンテナの位置を移動させるアンテナ移動手段とを備え、該アンテナ移動手段は、前記電波妨害判定手段により電波妨害の程度が悪化していると判定された場合、前記アンテナの位置を移動させることを特徴とする無線通信機器。
  5. 請求項に記載の無線通信機器において、前記電波妨害判定手段は、前記アンテナの位置を移動させた後に、前記無線通信手段で受信したパケットの受信信号強度と受信パケットエラー率から電波妨害の程度を判定し、前記アンテナ移動手段は、前記電波妨害判定手段により良好な受信状態にあると判定されるまで、前記アンテナの位置を移動させることを特徴とする無線通信機器。
  6. 請求項に記載の無線通信機器において、前記電波妨害判定手段は、前記電波吸収体の位置を移動させた後に、前記無線通信手段で受信したパケットの受信信号強度と受信パケットエラー率から電波妨害の程度を判定し、前記電波吸収体移動手段は、前記電波妨害判定手段により良好な受信状態にあると判定されるまで、前記電波吸収体の位置を移動させることを特徴とする無線通信機器。
  7. 請求項1乃至のいずれか1に記載の無線通信機器において、所定サイズ以上の映像パケットが送信機器から送信されていない場合、該送信機器に対して、ダミーパケットを送信するように要求する手段を備え、前記無線通信手段は、前記送信機器から送信されたダミーパケットを受信することを特徴とする無線通信機器。
  8. 無線送信されたパケットを受信するステップと、該受信したパケットの受信信号強度を測定するステップと、前記受信した全てのパケットのうちエラーになったパケットの割合を示す受信パケットエラー率を算出するステップと、前記受信信号強度に対して、前記受信パケットエラー率が所定値を超える場合、電波妨害の程度が悪化していると判定し、前記受信パケットエラー率が所定値以下の場合、電波妨害の影響の少ない良好な受信状態にあると判定するステップと、電波妨害の程度が悪化していると判定された場合、電波吸収体の位置を移動させて受信状態を改善するステップとを備えたことを特徴とする無線通信方法。
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