JP4322196B2 - 厨房設備 - Google Patents

Description

本発明は、特に厨芥入れを収容することを意図した厨房設備に関係しており、該厨房設備は、カウンタートップの下、シンクの下、クッキングレンジ、或いはその他任意のより高い装置又は設備に内蔵されるように設計されている。

上述した目的の設備は、カウンタートップの下方に組み合わせることができる低い厨房設備のキャビティ内に旋回装着される容器を含め、特許文献１により既に知られている。この設備は、容器を簡単に取り出せないという欠点を提起しており、これが該容器の洗浄についての諸問題を生じさせる。更に、該容器内に袋を入れたり、その中にゴミを捨てたり、ゴミが一旦いっぱいになったらそれらを取り出したりする必要があるときに該容器が取る姿勢であって、しかも蓋が上述した諸動作を部分的に妨害する傾斜姿勢を与えられるために、該容器の使用法は、比較的に厄介である。

家庭用ゴミ選別設備は、特許文献２により既知とされていて、シンク等の下にある厨房設備に組み込まれるように設計されており、これは、設備の内部に組み込まれる容器を備えると共に、そこにヒンジ結合される上側ゲートを組み入れており、この上側ゲートが、閉位置においては設備の正面の上方部分として機能し、開位置においては容器上のゴミ捨てスロープとして機能する。この設備は、上側ゲート作動機構を備えている。この種の設備において、厨芥入れは、容易に引き出すことができず、また、上側ゲートを介するそこへのアクセスは、特に比較的に嵩張るゴミを導入するときに、欠点を提起することがありうる。
スペイン国実用新案ＥＳ１０４３６３８ スペイン国実用新案ＥＳ２００２０２１６７

本発明の目的は、全ての所要動作を非常に容易に行うことができるように、厨芥入れが容易にアクセス可能であると共に取出し可能である設備によって、上述した諸欠点を排除することである。

本発明の別の目的は、異なる種類のゴミのための仕切体を有するか、或いはこれらの仕切体がない高容量の厨芥入れを含みうると共に、他の使用法又は機能を更に提供することができる上述した目的のための厨房設備を提供することである。

本発明の厨房設備は、固定の本体部と、取出し可能の本体部と、厨芥入れとから構成されている。

固定の本体部は、少なくとも２つの平行な壁体と下方の底部とから構成されると共に、厨芥入れのカバーとして働くことのできる壁体間の仕切体を含んでいる。

取出し可能の上方の本体部は、前パネルと、支持車輪を有する底部プラットフォームとから構成されており、該前パネル及び該底部プラットフォームは、それらの隣接縁部で、該隣接縁部に平行な軸によってヒンジ結合されていて、該前パネルが該底部プラットフォームに関して閉位置及び開位置の間に旋回するのを許容し、閉位置において、該前パネル及び該底部プラットフォームが互いにほぼ直角をなし、開位置において、前パネルが外方に下降して、底部プラットフォームに対してほぼ延長状態にあり、開位置は、厨芥入れに申し分なくアクセス可能であると共に取出し可能の位置である。底部プラットフォームは、底部プラットフォーム及び前パネルの間でヒンジの軸に平行な軸により組み込まれたロッカレバーを含んでいる。このロッカレバーは、底部プラットフォーム及び前パネルを通り抜けて外方へ突き出し、操作ペダルを形成する。

厨芥入れに関しては、それは、上側基部で開放していると共に、取出し可能の本体部の底部プラットフォーム上に乗る２つの下部支持車輪を備えている。これらの車輪がある結果として、厨芥入れは、前パネルがその下降位置にあり、底部プラットフォームに対して延長状態にあるときに、ケーシングとして機能する固定の本体部から容易の取り出すことができる。厨芥入れが固定の本体部の内部にあるとき、底部プラットフォームに組み付けられたロッカレバーは、厨芥入れの車輪と車輪との間を移動するので、該ロッカレバーを形成するペダルを作動することにより、厨芥入れの持上げ及び除去を実現することができる。

上述した全ての特徴はもちろんのこと、特許請求の範囲に含まれているような本発明のその他の特徴は、非限定的な実施形態を示す添付図面の助けを借りて以下に詳細に説明する。

図１に示した厨房設備は、正方形又は長方形の平面形態の直方柱構造を有しており、数字１で総括的に引用される、図４及び図５に示した固定の外側本体部と、数字２で総括的に引用される、図６に示した取出し可能の本体部と、数字３で総括的に引用される、図７に示した厨芥入れとを備えている。

固定の外側本体部１は、図２及び図３から分かるように、２つの側壁４と、下側の底部パネル５と、随意であるが、上側の閉止パネル６とから構成される。

これらの側壁４はまた、中間の横断部材７及び８により結合されることができる。パネル９は、側壁４と側壁４との間に組み付けられていて、後から説明するように、後方の軸１０の回りに旋回可能であると共に、厨芥入れのための閉止カバーとしての役目を果す。側壁４はまた、底部パネル５の近くに下部の条片１１を備えていて、該下部の条片が底部パネルと共に、後述するように取出し可能の本体部２を一定方向に向けるためのガイドを形成している。

パネル９は、ゴミ袋等のロールのために上方の支持体１２を備えることができる。

図５に見ることができるように、底部パネル５は、取出し可能の本体部の移動車輪を受けるための凹部１３をその前縁から備えている。

図２、図３及び図６に見ることができるように、取出し可能の本体部２は、前パネル１４と、前側及び後側の支持車輪１６，１６’を有する底部プラットフォーム１５とから構成されている。前パネル１４は、図１から分かるように、設備の前面閉止ドアとして作用する。

前パネル１４及び底部プラットフォーム１５は、それらの隣接縁部でヒンジもしくはヒンジ要素１７によって互いにヒンジ結合されており、該隣接縁部はレバー１８がそれらの間を通るのを許容するために離間している。なお、レバー１８は、ヒンジ１７の軸と平行な軸１９により底部パネル５にヒンジ結合されていると共に、外方へ突き出て操作ペダル２０を構成している。底部プラットフォーム１５は、図１及び図２から分かるように設備の前面を閉止するであろう前面帯片２１を含むことができ、レバー１８は、前面帯片２１と前パネル１４との間から突き出る操作ペダル２０を形成している。

図２から分かるように、取出し可能の本体部が固定の本体部の内側にあるとき、車輪１６は、底部パネル５の前凹部１３内に収容されている。

底部プラットフォーム１５は、その後部分に、目的物ホルダであるバケット２３を固定するための仕切体もしくは支持体２２を備えることができる。

最後に、ゴミを収容する予定の厨芥入れ３は、上側基部で開放しており、そして下側部分は、２つの支持車輪２４を備えており、該厨芥入れもまた取出し自在のハンドル２５を備えることが可能である。この厨芥入れは、異なる種類のゴミを対象として異なった室を画成するための分割仕切体２６を内部に備えることができる。更に、厨芥入れ３は、側壁に設けられる取っ手２７を備えることができる。

上述した構成では、取出し自在の本体部の前パネル１４は、図１及び図２に示された閉位置において、底部プラットフォーム１５に対してほぼ垂直の位置にあり、設備の前閉鎖表面を画成している。固定の本体部の前パネル４及び上側のカバー６は、上述の閉位置を確実にするため固定手段を備えることができる。

ゴミを廃棄しようとするときには、操作ペダル２０を作動して、レバー１８の旋回を生じさせると、レバー１８は厨芥入れ３の下方で車輪２４と車輪２４との間を移動して、厨芥入れ３を傾動させると共に、前パネル１４を外方に押し動かし、こうして厨芥入れ３への容易なアクセスを可能にする。

前パネル１４は、図３に見られるように、例えば厨芥入れ３を空にするため或いは洗浄するため取り出すことができる位置へと、完全に外方へ下降させることができる。

更に、前パネル１４及びプラットフォーム１５により形成された取出し可能の本体部２は、図３に示すように、固定の本体部から取り出すことができ、従って、厨芥入れ３へのアクセスを容易にするのはもちろんのこと、該厨芥入れの後方に配置されたバケット２３へのアクセスを容易にする。

パネルもしくは仕切体９は、それが軸１０の回りに回転性であれば、組立体が図２の位置にあるとき、厨芥入れ３上に留まっているであろうが、それに対して厨芥入れ３を取り出す際には、仕切体９は、ストッパにより制限される位置へと下方に旋回するであろう。

取出し可能の本体部を案内し取り出すために、そのプラットフォーム１５は、車輪１６，１６’に乗って移動し、該プラットフォームの長手方向縁部は条片もしくはガイド１１によって一定方向に向けられるであろう。

限定的であるが、本発明の設備では、簡単な構成により、厨芥入れ内のゴミを捨てると共に、厨芥入れを空にし或いは洗浄する目的で該厨芥入れを取り出すために、選別可能でありかつ容易にアクセスできる、ゴミのための厨芥入れが提供される。更に、この設備は、他の容器又は家庭用品のための補助バケット２４はもちろんのこと、袋等のための上方の支持体１２を含むことができる。

厨芥入れ３は、その種々の壁及び仕切体２６の上縁部近くでゴミを受け入れることを目的とした袋を保持するための手段を備えることができる。

本発明に従って構成された閉位置にある厨房設備の斜視図を示している。 閉位置にある図１の厨房設備の側面図を示しており、その内部を示すために側壁の１つは省略されている。 厨房設備が開いた取出し位置にある、図２に類似する図を示している。 固定の本体部の斜視図を示している。 前側壁が既に省略されている、図４に類似する図を示している。 取出し可能の本体部の斜視図を示している。 厨芥入れの斜視図を示している。

符号の説明

１ 固定の本体部
２ 取出し可能の本体部
３ 厨芥入れ
４ 側壁（平行な壁体）
５ 底部パネル
９ パネル（仕切体）
１１ 下部の条片（内側ガイド）
１２ 上方の支持体
１３ 凹部
１４ 前パネル
１５ 底部プラットフォーム
１６ 車輪
１６’ 車輪
１７ ヒンジ要素
１８ レバー（ロッカレバー）
１９ ヒンジに平行な軸
２０ 操作ペダル
２２ 仕切体もしくは支持体（固定するための手段）
２３ 目的物ホルダであるバケット
２４ 下部支持車輪

Claims (5)

1. シンク又はカウンタートップの下に内蔵されるように設計されている厨房設備において、固定の本体部（１）と、取出し可能の本体部（２）と、該取出し可能の本体部により支持された厨芥入れ（３）とから構成されており、前記固定の本体部は、少なくとも２つの平行な壁体（４）と底部パネル（５）とから構成されると共に、前記壁体間に組み込まれて前記厨芥入れのカバーとして働く仕切体（９）を含んでおり、前記取出し可能の本体部は、前パネル（１４）と底部プラットフォーム（１５）とから構成されており、該前パネル及び該底部プラットフォームは、それらの隣接縁部で、該隣接縁部に平行な軸をもつヒンジ要素（１７）によってヒンジ結合されており、前記前パネル（１４）は、前記底部プラットフォーム（１５）に関して前記軸の回りに旋回可能であり、前記底部プラットフォーム（１５）は、そこに組み付けられ、前記底部プラットフォーム及び前記前パネルの間で前記ヒンジに平行な軸（１９）によりヒンジ結合され、そして前記底部プラットフォーム（１５）及び前記前パネル（１４）の間を外方へ突き出る、ロッカレバー（１８）を含んでおり、前記厨芥入れ（３）は、その上側基部で開放していると共に、前記取出し可能の本体部の前記底部プラットフォーム（１５）上に乗る２つの下部支持車輪（２４）を備えており、前記取出し可能の本体部の前記ロッカレバー（１８）は前記車輪の間を移動することを特徴とする厨房設備。
2. 前記固定の本体部は、その壁体（４）の下方部分上に内側ガイド（１１）を備えており、前記取出し可能の本体部の前記底部プラットフォーム（１５）の長手方向縁部は、前記内側ガイドの内側に収容されていることを特徴とする請求項１に記載の厨房設備。
3. 前記固定の本体部の前記底部パネル（５）は、前記取出し可能の本体部の前側車輪（１６）を受け入れ収容するための凹部（１３）を前縁部から内側に備えていることを特徴とする請求項１に記載の厨房設備。
4. 前記固定の本体部の前記壁体間に組み込まれて前記厨芥入れ（３）のカバーとして働く仕切体（９）が袋等のロールのための上方の支持体（１２）を支持していることを特徴とする請求項１に記載の厨房設備。
5. 前記取出し可能の本体部の前記底部プラットフォーム（１５）は、前記厨芥入れ（３）の支持領域の背後で、目的物ホルダであるバケット（２３）を結合すると共に固定するための手段（２２）を備えた部分に続いて広がっていることを特徴とする請求項１に記載の厨房設備。

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