JP4322150B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特にゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを低減し得る半導体装置の製造方法に関する。
近年、デジタル化、ブロードバンド化、マルチディア化、ネットワーク化が、加速度的に進展している。このような市場環境の変化に伴って、半導体装置の高速化、高集積化、高機能化等が、一層求められている。
近時では、高速化、高集積化等を実現すべく、ロジック回路(高速論理回路)のトランジスタのゲート絶縁膜の薄膜化が進められている。設計ルールが0.13μmのロジック回路では、ゲート絶縁膜の膜厚は1.75nm程度まで薄膜化されている。
一方、高機能化を実現し得る技術として、同一基板上に複数の機能を搭載した半導体装置が大きく注目されている。このような技術は、SoC(System on Chip)と称されている。例えば、フラッシュメモリとロジック回路とを同一基板上に搭載した半導体装置や、DRAMとロジック回路とを同一基板上に搭載した半導体装置等が提案されている。
特開平10−189565号公報
しかしながら、フラッシュメモリとロジック回路とを同一基板上に混載した半導体装置や、DRAMとにロジック回路とを同一基板上に混載した半導体装置では、ロジック回路のトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚に大きなばらつきが生じていた。即ち、半導体ウェハの表面にゲート絶縁膜を形成する際に、ゲート絶縁膜の膜厚がウェハ面内で大きくばらついていた。このため、安定した電気的特性を有する半導体装置を提供することが困難であった。
本発明の目的は、ゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを低減し得る半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記目的は、シリコン基板の第1の面側及び第2の面側を覆うようにCVD法により導電膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも第1の領域の前記導電膜を除去する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の前記第1の領域にゲート絶縁膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法であって、前記導電膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記導電膜を除去する工程を更に有し、前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、前記シリコン基板の前記第2の面側に前記シリコン基板が露出している状態で、前記ゲート絶縁膜を形成し、前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程では、前記シリコン基板の前記第1の面側の第2の領域の前記導電膜をパターニングし、前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第1の面側及び前記第2の面側を覆うように、シリコン窒化膜を含む絶縁膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記絶縁膜をエッチング除去する工程とを更に有し、前記絶縁膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記絶縁膜を除去する工程を更に有し、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の後、前記シリコン基板の少なくとも前記第1の面側に、他の導電膜を形成する工程と;前記導電膜、前記絶縁膜及び前記他の導電膜をパターニングし、前記他の導電膜より成るゲート電極を有するトランジスタを前記第1の領域に形成するとともに、前記導電膜より成るフローティングゲートと、前記他の導電膜より成るコントロールゲートとを有するメモリセルを前記第2の領域に形成する工程とを更に有することを特徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
また、上記目的は、シリコン基板の第1の面側及び第2の面側を覆うようにCVD法により導電膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも第1の領域の前記導電膜を除去する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の前記第1の領域にゲート絶縁膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法であって、前記シリコン基板の前記第2の面側に、シリコン酸化膜が形成されており、前記導電膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記導電膜を除去する工程を更に有し、前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、前記シリコン基板の前記第2の面側に前記シリコン酸化膜が露出している状態で、前記ゲート絶縁膜を形成し、前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程では、前記シリコン基板の前記第1の面側の第2の領域の前記導電膜をパターニングし、前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第1の面側及び前記第2の面側を覆うように、シリコン窒化膜を含む絶縁膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記絶縁膜をエッチング除去する工程とを更に有し、前記絶縁膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記絶縁膜を除去する工程を更に有し、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の後、前記シリコン基板の少なくとも前記第1の面側に、他の導電膜を形成する工程と;前記導電膜、前記絶縁膜及び前記他の導電膜をパターニングし、前記他の導電膜より成るゲート電極を有するトランジスタを前記第1の領域に形成するとともに、前記導電膜より成るフローティングゲートと、前記他の導電膜より成るコントロールゲートとを有するメモリセルを前記第2の領域に形成する工程とを更に有することを特徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
以上の通り、本発明によれば、シリコン基板の裏面側にシリコン基板又はシリコン酸化膜が露出している状態で、シリコン基板の表面側にゲート絶縁膜を形成するため、ゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを小さくすることができる。従って、本発明によれば、安定した品質の半導体装置を提供することができる。
[本発明の原理]
本願発明者は、シリコンウェハの裏面側に露出している部材と、シリコンウェハの表面側に形成されるゲート絶縁膜の膜厚との関係について検討した。図1は、シリコンウェハの裏面側に露出している部材とシリコンウェハの表面側に形成されるゲート絶縁膜の膜厚との関係を示すグラフである。図1の横軸は、シリコンウェハの裏面側に露出している部材を示している。SiOは、シリコンウェハの裏面側にシリコン酸化膜が露出している状態でゲート絶縁膜を形成した場合を示している。Siは、シリコンウェハの裏面側にシリコンウェハ自体が露出している状態でゲート絶縁膜を形成した場合を示している。SiNは、シリコンウェハの裏面側にシリコン窒化膜が露出している状態でゲート絶縁膜を形成した場合を示している。Polyは、シリコンウェハの裏面側にポリシリコン膜が露出している状態でゲート絶縁膜を形成した場合を示している。DASIは、シリコンウェハの裏面側に、不純物がドープされたアモルファスシリコン膜(ドープトアモルファスシリコン膜)が露出している状態で、ゲート絶縁膜を形成した場合を示している。いずれの場合も、ゲート絶縁膜は熱酸化法により形成した。また、シリコンウェハの裏面側のシリコン窒化膜、ポリシリコン膜及びアモルファスシリコン膜は、CVD法により形成した。ゲート絶縁膜を形成する際には、複数のシリコンウェハが互いに隣接するように配置された状態、より具体的には、シリコンウェハの表面側に他のシリコンウェハの裏面側が対向するように配置した状態で、ゲート絶縁膜を形成した。図1における左側の縦軸は、シリコンウェハの表面側に形成されるゲート絶縁膜の膜厚の平均値を示している。図1における右側の縦軸は、シリコンウェハの表面側に形成されるゲート絶縁膜の面内バラツキ(3σ)を示している。
図1から分かるように、シリコンウェハの裏面側に、シリコン窒化膜、ポリシリコン膜又はアモルファスシリコン膜が露出している状態でゲート絶縁膜を形成した場合には、シリコンウェハの表面側に形成されるゲート絶縁膜のウェハ面内におけるバラツキは比較的大きい。メモリセル等とロジック回路とが同一基板上に混載された半導体装置を製造する際には、ロジック回路のトランジスタのゲート絶縁膜を形成する際に、ポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜、シリコン窒化膜等が露出している状態で、ゲート絶縁膜を形成する。このため、メモリセル等とロジック回路とが混載された半導体装置を製造する場合に、ゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキが大きくなるものと考えられる。
これに対し、シリコンウェハの裏面側に、シリコン酸化膜又はシリコンウェハ自体が露出している状態でゲート絶縁膜を形成した場合には、ゲート絶縁膜の面内バラツキは極めて小さい。メモリセル等とロジック回路とが同一基板上に混載されていない半導体装置を製造する場合において、ロジック回路のトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキが小さいのは、シリコンウェハの裏面にシリコン酸化膜又はシリコンウェハ自体が露出してるためと考えられる。
シリコンウェハの裏面側にアモルファスシリコン膜、ポリシリコン膜又はシリコン窒化膜等が露出している場合において、ゲート絶縁膜の膜厚がウェハ面内において大きくばらつくのは、以下のような理由によるものと考えられる。即ち、シリコンウェハの裏面側に存在するアモルファスシリコン膜等は、CVD法により形成されたものであるため、アモルファスシリコン膜等の表面は他の元素が結合しやすい状態となっている。このため、ゲート絶縁膜を形成する際に、アモルファスシリコン膜等に原料元素が結合してしまい、シリコンウェハの表面側に供給される原料元素の供給が不均一になっているためと考えられる。このとき、ゲート絶縁膜の成長速度は、供給律速領域になっていると考えられる。ここで、原料ガスの供給量を増加させれば、ゲート絶縁膜の成長速度が酸化時間に比例し(反応律速)、ウェハ面内におけるゲート絶縁膜の膜厚のバラツキを低減し得るとも考えられる。しかし、原料ガスの供給量を増加させた場合には、酸化時間をより短く設定しなければならず、膜厚制御がより困難となってしまう。
本願発明者らは、鋭意検討した結果、ゲート絶縁膜を形成する前にシリコンウェハの裏面側にシリコン酸化膜又はシリコンウェハ自体を露出させ、シリコンウェハの裏面側にシリコン酸化膜又はシリコンウェハ自体が露出している状態でゲート絶縁膜を形成すれば、ゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを低減し得ることに想到した。
[第1実施形態]
(熱酸化装置)
本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を説明するに先立って、ゲート絶縁膜を形成する際に用いられる熱酸化装置の構造について説明する。図2は、熱酸化装置を示す概略図である。なお、ここでは、成膜室及びヒータが縦に配置された縦型熱酸化装置(縦型酸化炉)を例に説明するが、ゲート絶縁膜を形成する際に用いる熱酸化装置は、縦型熱酸化装置に限定されるものではない。例えば、ゲート絶縁膜を形成する際に、成膜室及びヒータが横に配置された横型熱酸化装置(横型酸化炉)を用いるようにしてもよい。
図2に示すように、成膜室(反応管)110内には、ボート112が導入されている。ボート112は、半導体ウェハ(半導体基板)114を成膜室110内に導入するためのものである。ボート112には、複数の半導体ウェハ114が載置される。ボート112に載置された複数の半導体ウェハ114は、所定のピッチで互いに隣接する。半導体ウェハ114の表面側は、他の半導体ウェハ114の裏面側に対向する。成膜室には、酸素等のガスを成膜室内に導入するためのガス管116が接続されている。成膜室の周囲には、成膜室を加熱するためのヒータ118が設けられている。
半導体ウェハ114の表面にゲート絶縁膜を形成する際には、酸素等のガスがガス管116を介して成膜室110内に導入される。図2中の矢印は、ガスの流れを示している。成膜室110及びボート112は、ボート112内に空気が滞留しないように、かつ、ボート112内に導入されるガスが不均一にならないように構成されている。
こうして、本実施形態で用いられる熱酸化装置が構成されている。
なお、ここでは、複数枚の半導体ウェハを一括して処理し得るバッチ式の熱酸化装置を用いる場合を例に説明するが、半導体ウェハを一枚ずつ処理する枚葉式の熱酸化装置を用いてもよい。半導体ウェハを1枚ずつ処理する場合にも、半導体ウェハの裏面側に露出している部材が、半導体ウェハの表面側に形成されるゲート絶縁膜の膜厚のバラツキに影響を及ぼすためである。
但し、半導体ウェハの表面側に他の半導体ウェハの裏面側が隣接している状態でゲート絶縁膜を形成する場合の方が、半導体ウェハを1枚ずつ処理する場合と比較して、ゲート絶縁膜の膜厚のバラツキが大きくなりやすい。従って、本発明は、複数枚の半導体ウェハに対してゲート絶縁膜を一括して形成する場合に、より好適である。
(半導体装置の製造方法)
次に、本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を図3乃至図9を用いて説明する。図3乃至図9は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
なお、ここでは、メモリセル部とロジック部とが混載された半導体装置を製造する場合を例に説明するが、本発明の原理は、かかる半導体装置を製造する場合に限定されるものではなく、他のあらゆる半導体装置を製造する際に適用することが可能である。
まず、図3(a)に示すように、半導体基板10を用意する。半導体基板10としては、シリコン基板12の表面側(第1の面側)にシリコン層(図示せず)がエピタキシャル成長された半導体基板10を用いる。かかる半導体基板10は、エピタキシャルウェハと称される。エピタキシャルウェハ10の裏面側(第2の面側)には、一般的にシリコン酸化膜14が形成されている。
図3、図4(a)、図5(a)、図6、図7(a)、図8及び図9において、紙面左側はメモリセル部2を示しており、紙面右側はロジック部4を示している。メモリセル部2にはフローティングゲートとコントロールゲートとを有するフラッシュメモリのメモリセルが形成され、ロジック部4には高速論理回路用のトランジスタが形成される。
なお、ここでは、シリコン基板12上にシリコン層(図示せず)がエピタキシャル成長されたエピタキシャルウェハ10を例に説明するが、シリコン基板12上にシリコン層が形成されていない一般的なシリコンウェハを用いてもよい。表面側にシリコン層がエピタキシャル成長されていないシリコンウェハの場合には、裏面側にシリコン酸化膜が形成されていないのが一般的である。
次に、例えば、LOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)法又はSTI(Shallow Trench Isolation)法により、素子分離領域16を形成する。素子分離領域16により、素子領域18が画定される。素子分離領域16を形成する際には、シリコン基板12の表面側のみならず、シリコン基板12の裏面側にもシリコン酸化膜が形成される。従って、裏面側にシリコン酸化膜14が形成されていないシリコン基板12を用いた場合であっても、素子分離領域を形成する際に、シリコン基板12の裏面側にシリコン酸化膜14が形成されることとなる。
次に、半導体基板10に、ウェル(図示せず)、チャネルストップ層(図示せず)、及び閾値電圧制御層(図示せず)等を適宜形成する。
次に、図3(b)に示すように、全面に、例えば熱酸化法により、シリコン酸化膜より成るトンネル絶縁膜20を形成する。半導体基板10の裏面側にはシリコン酸化膜14が存在しているため、半導体基板10の裏面側は殆ど酸化されない。従って、トンネル絶縁膜20は、主として、半導体基板10の表面側に形成される。
次に、図3(c)に示すように、全面に、不純物がドープされたアモルファスシリコン膜22を形成する。アモルファスシリコン膜22を形成する際には、例えばCVD法を用いる。より具体的には、例えば低圧CVD(LP−CVD、Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法を用いる。ドーパント不純物としては、例えばP(燐)を用いる。アモルファスシリコン膜22の膜厚は、例えば80〜120nm程度とする。CVD法によりアモルファスシリコン膜22を形成するため、アモルファスシリコン膜22は、半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うように形成される。アモルファスシリコン膜22は、フラッシュメモリのフローティングゲートとなるものである。
なお、ここでは、不純物がドープされたアモルファスシリコン膜22を形成する場合を例に説明したが、不純物がドープされていないアモルファスシリコン膜を形成した後に、アモルファスシリコン膜に不純物をドープしてもよい。
また、ここでは、アモルファスシリコン膜22を形成する場合を例に説明したが、アモルファスシリコン膜22に限定されるものではなく、他のあらゆる導電膜を適宜形成してもよい。例えば、アモルファスシリコン膜22の代わりに、ポリシリコン膜を形成してもよい。ポリシリコン膜としては、不純物がドープされたポリシリコン膜(ドープトポリシリコン膜)を形成してもよいし、不純物がドープされていないポリシリコン膜を形成した後に、ポリシリコン膜に不純物をドープしてもよい。
本願の特許請求の範囲及び明細書において、導電膜とは、成膜時に導電性を有している膜に限定されるものではなく、成膜時に導電性を有していないが後に導電性を有することとなる膜をも含むものとする。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜を所定の形状にパターニングする。
次に、図4に示すように、フォトレジスト膜をマスクとして、ドライエッチングにより、メモリセル部2のアモルファスシリコン膜22をパターニングするとともに、ロジック部4のアモルファスシリコン膜22を除去する。図4(b)は、図4(a)のA−A′線断面図である。アモルファスシリコン膜22をドライエッチングする際には、例えば高周波プラズマエッチング法を用いる。アモルファスシリコン膜22をドライエッチングする際には、トンネル絶縁膜20がエッチングストッパとして機能する。アモルファスシリコン膜22をパターニングする際にドライエッチングを用いるため、半導体基板10の裏面側に存在するアモルファスシリコン膜22は、エッチングされることなく半導体基板10の裏面側に残存する。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、図5に示すように、全面に、第1のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜と第2のシリコン酸化膜とを順次積層して成る絶縁膜26を形成する。図5(b)は、図5(a)のA−A′線断面図である。第1のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜と第2のシリコン酸化膜とを順次積層して成る絶縁膜26は、ONO膜と称される。第1のシリコン酸化膜の膜厚は、例えば5〜10nmとする。シリコン窒化膜の膜厚は、例えば5〜10nmとする。第2のシリコン酸化膜の膜厚は、例えば3〜10nmとする。第1のシリコン酸化膜を形成する際には、例えばCVD法、より具体的には低圧CVD法を用いる。シリコン窒化膜を形成する際には、例えばCVD法、より具体的には低圧CVD法を用いる。第2のシリコン酸化膜を形成する際には、例えば熱酸化法を用いる。絶縁膜26を形成する際に熱酸化法やCVD法を用いるため、絶縁膜26は、半導体基板10の表面側と裏面側とを覆うように形成される。なお、絶縁膜26としてONO膜を形成するのは、リーク電流特性の優れたフラッシュメモリを形成するためである。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜をパターニングする。これにより、フォトレジスト膜にロジック部4を露出する開口部(図示せず)が形成される。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、ロジック部4の絶縁膜26をドライエッチングにより除去する(図6(a)参照)。ロジック部4の絶縁膜26をエッチング除去する際には、例えば高周波プラズマエッチング法を用いる。ロジック部4の絶縁膜26をエッチング除去する際には、少なくとも第2のシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜をエッチング除去する。ロジック部4の絶縁膜26をエッチングする際には、メモリセル部2に形成されている絶縁膜26にダメージが加わるのを防止しつつ、ロジック部4の素子領域18にダメージが加わるのを防止することが重要である。高周波プラズマ法によりロジック部4の絶縁膜26をエッチング除去する場合、第1のシリコン酸化膜又はトンネル絶縁膜20をエッチングストッパとしてエッチングをストップさせれば、ロジック部4の素子領域18にダメージが加わるのを防止することが可能である。ロジック部4の絶縁膜26をエッチング除去する際にドライエッチングを用いため、半導体基板10の裏面側の絶縁膜26は除去されることなく、半導体基板10の裏面側に残存する。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
なお、ここでは、ロジック部4の絶縁膜26をエッチングする際にドライエッチングを用いる場合を例に説明したが、ロジック部4の絶縁膜26をエッチングする際にウエットエッチングを用いてもよい。この場合には、半導体基板10の表面側のロジック部4の絶縁膜26のみならず、半導体基板10の裏面側の絶縁膜26もエッチング除去される。半導体基板10の裏面側の絶縁膜26がエッチング除去されると、半導体基板10の裏面側にはアモルファスシリコン膜22が露出することとなる。
次に、半導体基板10の裏面側の絶縁膜26をエッチング除去する。半導体基板10の裏面側の絶縁膜26をエッチング除去する際には、裏面エッチング装置を用いる。裏面エッチング装置とは、半導体基板10の裏面側を選択的にエッチングし得るエッチング装置である。半導体基板10の表面側が下側、半導体基板10の裏面側が上側になるように半導体基板10を支持し、半導体基板10の下側(表面側)に高圧でガスを吹き付けながら、半導体基板10の上側(裏面側)にエッチング液を供給することにより、半導体基板10の裏面側のみを選択的にエッチングすることができる。エッチング液としては、例えばHF水溶液を用いる。
次に、半導体基板10の裏面側のアモルファスシリコン膜22をエッチング除去する(図6(b)参照)。半導体基板10の裏面側のアモルファスシリコン膜22を除去する際にも、裏面エッチング装置を用いる。エッチング液としては、例えば沸硝酸を用いる。
なお、ここでは、アモルファスシリコン膜22と絶縁膜26とを形成した後に、半導体基板10の裏面側の絶縁膜26及びアモルファスシリコン膜22とをエッチング除去する場合を例に説明したが、アモルファスシリコン膜22を形成した後、絶縁膜26を形成する前に、半導体基板10の裏面側のアモルファスシリコン膜22をエッチング除去し、絶縁膜26を形成した後に、半導体基板10の裏面側の絶縁膜26をエッチング除去するようにしてもよい。
なお、ロジック部4の絶縁膜26をウエットエッチングにより除去する場合には、上述したように、ロジック部4の絶縁膜26をエッチング除去する際に、半導体基板10の裏面側の絶縁膜26もエッチング除去される。従って、ロジック部4の絶縁膜26をウエットエッチングにより除去する場合には、アモルファスシリコン膜22についてのみ裏面エッチングを行えばよい。
こうして、半導体基板10の裏面側のシリコン酸化膜14が露出することとなる。
なお、半導体基板10の裏面側に予めシリコン酸化膜14が形成されていない場合には、半導体基板10の裏面側にはシリコン基板10自体が露出することとなる。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜をパターニングする。これにより、フォトレジスト膜に、ロジック部4を露出する開口部(図示せず)が形成される。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、ロジック部4のトンネル絶縁膜20をウエットエッチングにより除去する。トンネル絶縁膜20をエッチング除去する際には、例えばHF水溶液を用いる。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、図6(c)に示すように、熱酸化法により、半導体基板10の表面側の素子領域18上にゲート絶縁膜28を形成する。ゲート絶縁膜28の膜厚は、例えば1.75nm程度とする。なお、ゲート絶縁膜28は、窒素を含有するシリコン酸化膜、即ち、シリコン窒化酸化膜であってもよい。本実施形態によれば、半導体基板10の裏面側にシリコン酸化膜14が露出している状態でゲート絶縁膜28を形成するため、ゲート絶縁膜28の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを小さくすることができる。
なお、ここでは、半導体基板10の裏面側にシリコン酸化膜14が露出している状態でゲート絶縁膜28を形成する場合を例に説明したが、半導体基板10の裏面側にシリコン基板1自体が露出している状態でゲート絶縁膜28を形成してもよい。この場合にも、ゲート絶縁膜28の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを小さくすることができる。従って、本実施形態によれば、安定した膜厚のゲート絶縁膜28を形成することができる。
次に、図7に示すように、全面に、例えばCVD法により、ポリシリコン膜30を形成する。図7(b)は、図7(a)のA−A′線断面図である。ポリシリコン膜30の膜厚は、例えば250nm程度とする。ポリシリコン膜30を形成する際にCVD法を用いるため、ポリシリコン膜30は半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うように形成される。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜を所定の形状にパターニングする。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、ポリシリコン膜30、絶縁膜26及びアモルファスシリコン膜22をエッチングする。こうして、ポリシリコン膜より成るコントロールゲート32と、アモルファスシリコン膜22より成るフローティングゲート24とが形成される。コントロールゲート32と、絶縁膜26と、フローティングゲート24とにより、フラッシュメモリのメモリセルの積層ゲート34が構成される(図8(a)参照)。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、例えば熱酸化法により、フローティングゲート24の側壁部分とコントロールゲート32の側壁部分とに、シリコン酸化膜より成る保護膜(図示せず)を形成する。保護膜を形成する際の温度は、800〜900℃程度とする。保護膜の膜厚は、5〜10nm程度とする。
次に、例えばイオン注入法により、積層ゲート34をマスクとして、積層ゲート34の両側の半導体基板10内に、ドーパント不純物を導入する。ドーパント不純物としては、例えば砒素(As)を用いる。イオン注入を行う際の条件は、加速電圧を例えば30〜50keV、ドーズ量を例えば1×1015〜6×1015cm−2とする。こうして、積層ゲート34の両側の半導体基板10内に、ソース/ドレイン拡散層36が形成される。
次に、全面に、シリコン窒化膜を形成する。シリコン窒化膜を形成する際には、例えばCVD法、より具体的には低圧CVD法を用いる。CVD法によりシリコン窒化膜38を形成するため、半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うようにシリコン窒化膜38が形成される。
次に、シリコン窒化膜38を異方性エッチングする。これにより、積層ゲート34の側壁部分に、シリコン窒化膜より成るサイドウォール絶縁膜40が形成される。シリコン窒化膜38をエッチングする際にドライエッチングを用いるため、半導体基板10の裏面側に形成されたシリコン窒化膜38はエッチングされることなく、半導体基板10の裏面側に残存する。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜を所定の形状にパターニングする。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、ロジック部4のポリシリコン膜30を異方性エッチングする。これにより、ロジック部4に、ポリシリコン膜30より成るゲート電極42が形成される(図8(b)参照)。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、例えばイオン注入法により、ゲート電極42をマスクとして、ゲート電極42の両側の半導体基板10内にドーパント不純物を導入する。
NMOSトランジスタを形成する場合には、ドーパント不純物として、例えば砒素(As)又は燐(P)を用いる。ドーパント不純物として砒素を用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば2〜5keV、ドーズ量を例えば9×1014〜2×1015cm−2とする。
PMOSトランジスタを形成する場合には、ドーパント不純物として、例えばボロン(B)又はフッ化ボロン(BF )を用いる。ドーパント不純物としてボロンを用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば0.3〜1keV、ドーズ量を例えば1×1014〜2×1015cm−2とする。
こうして、エクステンションソース/ドレイン構造の浅い領域を構成する不純物拡散領域(エクステンション領域)44が形成される。
なお、ロールオフ、即ち、ゲート閾値電圧の負側へのシフトを抑制するために、ポケット層(図示せず)を形成してもよい。
NMOSトランジスタのポケット層を形成する場合には、ドーパント不純物として、例えばボロン又はフッ化ボロンを用いる。ドーパント不純物としてフッ化ボロンを用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば20〜50keV、ドーズ量を例えば1×1013〜1×1014cm−2とする。
PMOSトランジスタのポケット層を形成する場合には、ドーパント不純物として、例えば砒素又は燐を用いる。ドーパント不純物として砒素を用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば50〜100keV、ドーズ量を例えば1×1014〜2×1015cm−2とする。
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン酸化膜45を形成する。原料ガスとしては、例えばTEOSを用いる。シリコン酸化膜の膜厚は、例えば80〜150nm程度とする。CVD法によりシリコン酸化膜45を形成するため、半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うようにシリコン酸化膜45が形成される。
次に、半導体基板10の表面側のシリコン酸化膜45を、異方性エッチングする。これにより、ゲート電極42の側壁部分にシリコン酸化膜45より成るサイドウォール絶縁膜46が形成される。また、サイドウォール絶縁膜40が形成された積層ゲート34の側壁部分にも、シリコン酸化膜より成るサイドウォール絶縁膜46が形成される。ドライエッチングにより半導体基板10の表面側のシリコン酸化膜45をエッチングするため、半導体基板10の裏面側のシリコン酸化膜45は除去されることなく、半導体基板10の裏面側に残存する。
次に、例えばイオン注入法により、側壁部分にサイドウォール絶縁膜46が形成されたゲート電極42をマスクとして、ゲート電極42の両側の半導体基板10内にドーパント不純物を導入する。
NMOSトランジスタを形成する場合には、ドーパント不純物として、例えば砒素又は燐を用いる。ドーパント不純物として燐を用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば10〜30keV、ドーズ量を例えば1×1015〜8×1015cm−2とする。
PMOSトランジスタを形成する場合には、ドーパント不純物として、例えばボロン又はフッ化ボロンを用いる。ドーパント不純物としてボロンを用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば3〜10keV、ドーズ量を例えば1×1015〜8×1015cm−2とする。
こうして、エクステンションソース/ドレイン構造の深い領域を構成する不純物拡散領域48が形成される。浅い不純物拡散領域44と深い不純物拡散領域48とにより、エクステンション構造のソース/ドレイン拡散層50が構成される。
次に、全面に、例えばスパッタ法により、コバルト膜を形成する。コバルト膜の膜厚は、例えば30nm程度とする。
次に、熱処理を行うことにより、コバルト膜中のコバルトとシリコン基板12中のシリコンとを反応させるとともに、コバルト膜中のコバルトとポリシリコン膜32中のシリコンとを反応させる。熱処理温度は、例えば500℃程度とする。熱処理時間は、例えば30秒程度とする。
次に、未反応のコバルト膜を除去する。未反応のコバルト膜を除去する際には、例えばSC−1液を用いる。SC−1液は、アンモニアと過酸化水素と水との混合液である。半導体基板10をSC−1液に浸漬する時間は、例えば30秒程度とする。
こうして、サリサイドプロセスにより、露出しているシリコン基板12の表面、コントロールゲート32の表面及びゲート電極42の表面に、それぞれコバルトシリサイド膜52a〜52dが形成される。ソース/ドレイン拡散層36、50上に形成されたコバルトシリサイド膜52c、52dは、それぞれソース/ドレイン電極として機能する。
次に、全面に、例えば高密度プラズマCVD法により、層間絶縁膜54を形成する。
次に、層間絶縁膜54に、ソース/ドレイン電極52c、52dに達するコンタクトホール56を形成する。
次に、全面に、例えばCVD法により、タングステン膜を形成する。
次に、例えばCMP法により、層間絶縁膜54の表面が露出するまでタングステン膜を研磨する。こうして、コンタクトホール56内に、タングステン膜より成る導体プラグ58が埋め込まれる。
この後、層間絶縁膜54上に、導体プラグ58に接続された配線(図示せず)を適宜形成する。
こうして、本実施形態による半導体装置が製造される。
本実施形態による半導体装置の製造方法は、半導体基板10の裏面側(第2の面側)にシリコン酸化膜14が露出している状態で、半導体基板10の表面側(第1の面側)にゲート絶縁膜28を形成することに主な特徴がある。
上述したように、半導体基板の裏面側にポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜、又はシリコン窒化膜等が露出している状態で、半導体基板の表面側にゲート絶縁膜を形成した場合には、ゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキが大きくなってしまっていた。
これに対し、本実施形態によれば、半導体基板10の裏面側にシリコン酸化膜14が露出している状態で、半導体基板10の表面側にゲート絶縁膜28を形成するため、ゲート絶縁膜28の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを小さくすることができる。従って、本実施形態によれば、安定した品質の半導体装置を提供することができる。
なお、ここでは、半導体基板10の裏面側にシリコン酸化膜14が露出している状態でゲート絶縁膜28を形成する場合を例に説明したが、半導体基板10の裏面側にシリコン基板12が露出している状態でゲート絶縁膜28を形成してもよい。半導体基板10の裏面側にシリコン基板12が露出している状態でゲート絶縁膜28を形成した場合にも、ゲート絶縁膜28の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを小さくすることが可能であるためである。
ところで、特許文献1には、複数設けられた膜厚均一化板の間に半導体ウェハをそれぞれ挿入した状態で、半導体ウェハ表面にゲート絶縁膜を形成することにより、ゲート絶縁膜の膜厚の均一化を図る技術が記載されている。
しかし、特許文献1に記載された技術では、一度に処理しうる半導体ウェハの枚数が少なくなってしまい、スループットの低下を招いてしまう。また、半導体ウェハの裏面側に露出している部材が、その半導体ウェハの表面側に形成されるゲート絶縁膜の膜厚のバラツキに影響を及ぼすことを、無視することはできない。
本実施形態による半導体装置は、スループットの低下を招くことなく、ゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキをより低減し得る点で、特許文献1に記載された発明に対して有利な効果を奏するものである。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を図10乃至図20を用いて説明する。図10乃至図20は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図1乃至図9に示す第1実施形態による半導体装置の製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
なお、ここでは、メモリセル部とロジック部とが混載された半導体装置を例に説明するが、本発明の原理は、かかる半導体装置を製造する場合に限定されるものではなく、他のあらゆる半導体装置を製造する際に適用することが可能である。
まず、図10に示すように、半導体基板10を用意する。ここでは、例えば、p型のシリコン基板12の裏面側にシリコン酸化膜14が予め形成された半導体基板10を用いる。図10乃至図20において、紙面左側はメモリセル部を示しており、紙面右側はロジック部を示している。メモリセル部6にはDRAMのメモリセルが形成され、ロジック部8には高速論理回路用のトランジスタが形成される。
次に、全面に、例えば熱酸化法により、シリコン酸化膜を形成する。シリコン酸化膜の膜厚は、例えば8nm程度とする。熱酸化法によりシリコン酸化膜を形成するため、半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うようにシリコン酸化膜が形成される。
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン窒化膜を形成する。シリコン窒化膜の膜厚は、例えば220nm程度とする。CVD法によりシリコン窒化膜を形成するため、半導体基板の表面側及び裏面側を覆うようにシリコン窒化膜が形成される。こうして、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とから成る積層膜60が形成される。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜をパターニングする。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、積層膜60をエッチングする。
次に、フォトレジスト膜及び積層膜60をマスクとして、半導体基板10をエッチングする。半導体基板10をエッチングする際には、例えばRIE法を用いる。こうして、半導体基板10にトレンチ(溝)62が形成される。トレンチ62の深さは、例えば7μm程度とする。トレンチ62は、キャパシタを埋め込むためのものである。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、全面に、例えばCVD法により、AsSG(Arsenic Silicate Glass、砒素添加石英ガラス)膜64を形成する。なお、ここでは、AsSG膜64を形成する場合を例に説明したが、AsSG膜64に限定されるものではなく、不純物を含む膜を適宜形成すればよい。
次に、例えばCMP法により、積層膜60の表面が露出するまでAsSG膜を研磨する。
次に、図11に示すように、例えばウエットエッチングにより、AsSG膜64をエッチングする。これにより、トレンチ内の所定の深さの部分にAsSG膜が残存することとなる。ウエットエッチングによりAsSG膜64をエッチングするため、半導体基板10の裏面側のAsSG膜64もエッチング除去される。
次に、例えば熱拡散法により、AsSG膜に含まれている砒素(As)を、トレンチ62の内壁から半導体基板10内に拡散させる。これにより、トレンチ62の内壁部分に、不純物拡散層66が形成される(図11参照)。不純物拡散層66は、メモリセルのキャパシタの対向電極として機能するものである。
次に、例えばウエットエッチングにより、トレンチ内に形成されたAsSG膜64を除去する。
次に、図12に示すように、例えばCVD法により、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜とを順次形成する。こうして、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから成る積層膜68が形成される。積層膜68は、キャパシタ誘電体膜となるものである。CVD法により積層膜68を形成するため、半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うように積層膜68が形成される。
なお、ここでは、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから成る積層膜68によりキャパシタ誘電体膜を形成する場合を例に説明するが、キャパシタ誘電体膜はかかる材料に限定されるものではない。キャパシタ誘電体膜の材料として、他のあらゆる材料を適宜用いてもよい。
次に、例えばCVD法により、不純物がドープされたアモルファスシリコン膜70を形成する。アモルファスシリコン膜70を形成する際には、トレンチ62内がアモルファスシリコン膜70により充填されるように形成する。CVD法によりアモルファスシリコン膜70を形成するため、半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うようにアモルファスシリコン膜70が形成される。
次に、図13に示すように、例えばCMP法により、積層膜60の表面が露出するまで、アモルファスシリコン膜70を研磨する。こうして、トレンチ62内にアモルファスシリコン膜70が埋め込まれる。
次に、図14に示すように、積層膜60をマスクとして、トレンチ62内のアモルファスシリコン膜70を所定の深さまでエッチングする。アモルファスシリコン膜70をエッチングする際には、例えばダウンストリームエッチング法を用いる。
ダウンストリームエッチング法とは、プラズマ生成部と分離した領域でエッチングを行う方法のことである。ダウンストリームエッチング法では、プラズマ生成部で生じたラジカルを下流(ダウンストリーム)に輸送することにより、短寿命の荷電粒子やラジカルを消滅させ、長寿命のラジカルのみにより半導体基板等をエッチングする。ラジカルのみを用いて半導体基板等をエッチングするため、半導体基板等に損傷を与えることなくエッチングを行うことが可能となる。このようなエッチング方法は、ケミカルドライエッチング(CDE、Chemical Dry Etching)とも称される。
なお、アモルファスシリコン膜70をエッチングする前に、アモルファスシリコン膜70を研磨するのは、以下のような理由によるものである。
即ち、アモルファスシリコン膜70を研磨することなく、アモルファスシリコン膜70をエッチングした場合には、トレンチ62内におけるアモルファスシリコン膜70のエッチングの深さが面内でばらついてしまう。アモルファスシリコン膜70に対するエッチングレートが、ウェハ面内においてばらつくためである。
トレンチ62内におけるアモルファスシリコン膜70のエッチングの深さのバラツキを小さくするためには、エッチング時間を短くすることが重要である。本実施形態では、アモルファスシリコン膜70をエッチングする前に、トレンチ62内を除く部分のアモルファスシリコン膜70を研磨除去するため、アモルファスシリコン膜70に対するエッチング時間を短くすることができる。このため、本実施形態によれば、トレンチ62内におけるアモルファスシリコン膜70のエッチングの深さのバラツキを小さくすることができる。
次に、全面に、シリコン酸化膜72を形成する。シリコン酸化膜72を形成する際には、例えばCVD法を用いる。より具体的には、例えばTEOS−OCVD法を用いる。シリコン酸化膜72の膜厚は、例えば35nm程度とする。シリコン酸化膜72をCVD法により形成するため、シリコン酸化膜72は、半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うように形成される。
次に、例えばRIE法により、シリコン酸化膜72を異方性エッチングする。これにより、トレンチ62の内壁にシリコン酸化膜72より成る絶縁部が形成される(図15参照)。絶縁部72は、キャパシタの対向電極66と蓄積電極76(図17参照)とが短絡するのを防止するためのものである。
次に、全面に、例えばCVD法により、不純物が導入されたアモルファスシリコン膜74を形成する。トレンチ62内がアモルファスシリコン膜74により確実に充填されるよう、アモルファスシリコン膜74の膜厚は例えば数百nm程度とする。アモルファスシリコン膜74をCVD法により形成するため、半導体基板10の表面側及び裏面側を覆うようにアモルファスシリコン膜74が形成される。
次に、図16に示すように、例えばCMP法により、積層膜60の表面が露出するまでアモルファスシリコン膜74を研磨する。
次に、図17に示すように、トレンチ62内のアモルファスシリコン膜74を所定の深さまでエッチングする。アモルファスシリコン膜74をエッチングする際には、例えばダウンフローエッチング法を用いる。こうして、アモルファスシリコン膜70とアモルファスシリコン膜74とにより、キャパシタの蓄積電極76が構成される。対向電極66、キャパシタ誘電体膜68及び蓄積電極76により、メモリセルのキャパシタ78が構成される。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術によりフォトレジスト膜をパターニングする。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、例えばRIE法により、半導体基板10を異方性エッチングする。この際、アモルファスシリコン膜74の一部をも異方性エッチングする。こうして、半導体基板10にトレンチ(溝)80a、80bが形成される(図18参照)。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、全面に、例えば高密度プラズマCVD法により、シリコン酸化膜82を形成する。シリコン酸化膜82は、素子分離領域となるものである。高密度プラズマCVD法によりシリコン酸化膜82を形成した場合には、半導体基板10の裏面側にはシリコン酸化膜82は形成されない。
素子分離領域を形成するためのシリコン酸化膜82を高密度プラズマCVD法により形成するのは、以下のような理由によるものである。
即ち、例えばTEOS−OCVD法によりシリコン酸化膜82を形成した場合には、シリコン酸化膜82中にボイドが生ずる場合があり、シリコン酸化膜82中にボイドが生じた場合には、ポリシリコン膜等をパターニングしてゲート電極等を形成する際にボイド中にポリシリコン膜等が残存してしまい、短絡等の不具合を引き起こす虞がある。
これに対し、高密度プラズマCVD法によりシリコン酸化膜82を形成した場合は、ボイドのない良好なシリコン酸化膜82を形成することができる。このため、本実施形態では、素子分離領域を形成するためのシリコン酸化膜82を形成する際に、高密度プラズマCVD法を用いる。
次に、例えばCMP法により、積層膜60の表面が露出するまでシリコン酸化膜82を研磨する。
次に、積層膜60をエッチング除去する。積層膜60のうちのシリコン窒化膜をエッチング除去する際には、例えば加熱したリン酸を用いる。積層膜60のうちのシリコン酸化膜をエッチング除去する際には、例えば沸酸水溶液を用いる。
こうして、STI(Shallow Trench Isolation)法により、シリコン酸化膜より成る素子分離領域82が形成される。
次に、半導体基板10の裏面側のアモルファスシリコン膜74をエッチング除去する。半導体基板10の裏面側のアモルファスシリコン膜74をエッチング除去する際には、例えば裏面エッチング装置を用いる。エッチング液としては、例えば沸硝酸を用いる。これにより、半導体基板10の裏面側にシリコン酸化膜72が露出した状態となる。
次に、図19に示すように、例えば熱酸化法により、ゲート絶縁膜84を形成する。ゲート絶縁膜84の膜厚は、例えば5nm程度とする。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜を所定の形状にパターニングする。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、ロジック部8のゲート絶縁膜84をエッチング除去する。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、例えば熱酸化法により、シリコン酸化膜より成るゲート絶縁膜86を形成する。ロジック部8に形成するゲート絶縁膜86の膜厚は、例えば1.75nm程度とする。ロジック部8に形成するゲート絶縁膜86は、窒素を含有するシリコン酸化膜、即ち、シリコン窒化酸化膜であってもよい。半導体基板の裏面側にシリコン酸化膜72が露出した状態でゲート絶縁膜86を形成するため、ゲート絶縁膜86のウェハ面内におけるバラツキを低減することができ、安定した膜厚のゲート絶縁膜86を形成することができる。
次に、全面に、例えばCVD法により、ポリシリコン膜を形成する。ポリシリコン膜の膜厚は、例えば250nm程度とする。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜を所定の形状にパターニングする。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、ポリシリコン膜を異方性エッチングする。こうして、メモリセル部6にポリシリコン膜より成るワード線88が形成され、ロジック部8にポリシリコン膜より成るゲート電極90が形成される。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜にメモリセル部6を露出する開口部(図示せず)を形成する。
次に、フォトレジスト膜及びワード線88をマスクとして、例えばイオン注入法により、ビット線88の両側の半導体基板10内にドーパント不純物を導入する。ドーパント不純物としては、例えばボロンを用いる。イオン注入条件は、加速電圧を例えば20〜50keV、ドーズ量を例えば1×1013〜1×1014cm−2とする。こうして、ビット線88の両側の半導体基板10内に、ソース/ドレイン拡散層36が形成される。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜にロジック部8を露出する開口部(図示せず)を形成する。
次に、フォトレジスト膜及びゲート電極90をマスクとして、例えばイオン注入法により、ゲート電極90の両側の半導体基板10内に、ドーパント不純物を導入する。
NMOSトランジスタを形成する場合には、ドーパント不純物として、例えば砒素(As)又は燐(P)を用いる。ドーパント不純物として砒素を用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば2〜5keV、ドーズ量を例えば9×1014〜2×1015cm−2とする。
PMOSトランジスタを形成する場合には、ドーパント不純物として、例えばボロン(B)又はフッ化ボロン(BF )を用いる。ドーパント不純物としてボロンを用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば0.3〜1keV、ドーズ量を例えば1×1014〜2×1015cm−2とする。
こうして、ゲート電極90の両側の半導体基板10内に、不純物拡散領域44が形成される。不純物拡散領域44は、エクステンションソース/ドレイン構造の浅い領域であるエクステンション領域を構成する。この後、フォトレジスト膜を剥離する。
なお、ロールオフを抑制するために、ポケット層(図示せず)を形成してもよい。
NMOSトランジスタのポケット層を形成する場合には、ドーパント不純物として、例えばボロン又はフッ化ボロンを用いる。ドーパント不純物としてフッ化ボロンを用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば20〜50keV、ドーズ量を例えば1×1013〜1×1014cm−2とする。
PMOSトランジスタのポケット層を形成する場合には、ドーパント不純物として、例えば砒素又は燐を用いる。ドーパント不純物として砒素を用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば50〜100keV、ドーズ量を例えば1×1014〜2×1015cm−2とする。
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン酸化膜45を形成する。原料ガスとしては、例えばTEOSを用いる。シリコン酸化膜45の膜厚は、例えば80〜150nm程度とする。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜をパターニングする。これにより、ロジック部8を露出する開口部(図示せず)がフォトレジスト膜に形成される。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、シリコン酸化膜45をエッチバックする。これにより、ロジック部8のゲート電極90の側壁部分にシリコン酸化膜より成るサイドウォール絶縁膜46が形成される。
次に、例えばイオン注入法により、サイドウォール絶縁膜46が形成されたゲート電極90をマスクとして、ゲート電極90の両側の半導体基板10内にドーパント不純物を導入する。
NMOSトランジスタを形成する場合には、ドーパント不純物として、例えば砒素又は燐を用いる。ドーパント不純物として燐を用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば10〜30keV、ドーズ量を例えば1×1015〜8×1015cm−2とする。
PMOSトランジスタを形成する場合には、ドーパント不純物として、例えばボロン又はフッ化ボロンを用いる。ドーパント不純物としてボロンを用いる場合のイオン注入条件は、加速電圧を例えば3〜10keV、ドーズ量を例えば1×1015〜8×1015cm−2とする。
こうして、エクステンションソース/ドレイン構造の深い領域を構成する不純物拡散領域48が形成される。浅い不純物拡散領域44と深い不純物拡散領域48とにより、エクステンション構造のソース/ドレイン拡散層50が構成される。
次に、全面に、例えばスパッタ法により、コバルト膜を形成する。コバルト膜の膜厚は、例えば30nm程度とする。
次に、熱処理を行うことにより、コバルト膜中のコバルトと半導体基板10中のシリコンとを反応させるとともに、コバルト膜中のコバルトとゲート電極90中のシリコンとを反応させる。熱処理温度は、例えば500℃程度とする。熱処理時間は、例えば30秒程度とする。
次に、未反応のコバルト膜を除去する。未反応のコバルト膜を除去する際には、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様に、例えばSC−1液を用いる。SC−1液に浸漬する時間は、例えば30秒程度とする。
こうして、サリサイドプロセスにより、露出している半導体基板10の表面にコバルトシリサイド膜52dが形成されるとともに、ゲート電極90の表面にコバルトシリサイド膜52bが形成される。ソース/ドレイン拡散層50上に形成されたコバルトシリサイド膜52dは、ソース/ドレイン電極として機能する。
次に、全面に、例えば高密度プラズマCVD法により、層間絶縁膜54を形成する。
次に、層間絶縁膜54に、ソース/ドレイン電極36、50に達するコンタクトホール56を形成する。
次に、全面に、例えばCVD法により、タングステン膜を形成する。
次に、例えばCMP法により、層間絶縁膜54の表面が露出するまでタングステン膜を研磨する。こうして、コンタクトホール56内に、タングステン膜より成る導体プラグ58が埋め込まれる。
この後、層間絶縁膜54上に、導体プラグ58に接続された配線(図示せず)を適宜形成する。
こうして、本実施形態による半導体装置の製造方法が終了する。
本実施形態による半導体装置の製造方法は、半導体基板10の裏面側(第2の面側)にシリコン酸化膜72が露出している状態で、半導体基板10の表面側(第1の面側)にゲート絶縁膜86を形成することに主な特徴がある。
上述したように、半導体基板の裏面側にポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜、又はシリコン窒化膜等が露出している状態で、半導体基板の表面側にゲート絶縁膜を熱酸化法により形成した場合には、ゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキが大きくなってしまっていた。
これに対し、本実施形態によれば、半導体基板10の裏面側にシリコン酸化膜72が露出している状態でゲート絶縁膜86を形成するため、ゲート絶縁膜86の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを小さくすることができる。従って、本実施形態によれば、安定した品質の半導体装置を提供することができる。
なお、ここでは、半導体基板10の裏面側にシリコン酸化膜72が露出している状態でゲート絶縁膜86を形成する場合を例に説明したが、半導体基板10の裏面側にシリコン基板10が露出している状態でゲート絶縁膜86を形成してもよい。半導体基板10の裏面側にシリコン基板12が露出している状態でゲート絶縁膜86を形成した場合にも、ゲート絶縁膜86の膜厚のウェハ面内におけるバラツキを小さくすることが可能であるためである。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、半導体基板の裏面側に存在しているアモルファスシリコン膜、ポリシリコン膜又はシリコン窒化膜をエッチング除去した後、半導体基板10の表面側にゲート絶縁膜を形成したが、ゲート絶縁膜を形成する前に半導体基板10の裏面側から除去する膜は、アモルファスシリコン膜、ポリシリコン膜又はシリコン窒化膜に限定されるものではない。半導体基板の裏面側にシリコン酸化膜以外の膜が形成されている場合には、ゲート絶縁膜の膜厚のウェハ面内におけるバラツキが大きくなる虞がある。従って、半導体基板の裏面側にシリコン酸化膜以外の膜が露出している場合には、シリコン酸化膜又はシリコン基板が露出するまで、かかる膜をエッチング等により除去すればよい。シリコン酸化膜以外の膜としては、例えばタングステン膜、チタン膜又は窒化チタン膜等を挙げることができる。
以上詳述したように、本発明の特徴をまとめると以下の通りとなる。
(付記1) シリコン基板の第1の面側及び第2の面側を覆うようにCVD法により導電膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも第1の領域の前記導電膜を除去する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の前記第1の領域にゲート絶縁膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法であって、
前記導電膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記導電膜を除去する工程を更に有し、
前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、前記シリコン基板の前記第2の面側に前記シリコン基板が露出している状態で、前記ゲート絶縁膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) シリコン基板の第1の面側及び第2の面側を覆うようにCVD法により導電膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも第1の領域の前記導電膜を除去する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の前記第1の領域にゲート絶縁膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法であって、
前記シリコン基板の前記第2の面側に、シリコン酸化膜が形成されており、
前記導電膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記導電膜を除去する工程を更に有し、
前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、前記シリコン基板の前記第2の面側に前記シリコン酸化膜が露出している状態で、前記ゲート絶縁膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記3) 付記2記載の半導体装置の製造方法において、
前記シリコン基板は、前記シリコン基板の前記第1の面側にシリコン層が予めエピタキシャル成長され、前記シリコン基板の前記第2の面側に前記シリコン酸化膜が予め形成されたシリコン基板である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記4) 付記2記載の半導体装置の製造方法において、
前記導電膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の少なくとも前記第2の面側に前記シリコン酸化膜を形成する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記5) 付記1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記シリコン基板の前記第2の面側の前記導電膜を除去する工程では、前記シリコン基板の前記第1の面側に気体を吹き付けながら、前記シリコン基板の前記第2の面側にエッチング液を供給することにより、前記導電膜をエッチング除去する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記6) 付記1乃至5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程では、前記導電膜をドライエッチングする
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記7) 付記1乃至6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程では、前記シリコン基板の前記第1の面側の第2の領域の前記導電膜をパターニングする
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記8) 付記7記載の半導体装置の製造方法において、
前記導電膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第1の面側及び前記第2の面側を覆うように、シリコン窒化膜を含む絶縁膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記絶縁膜をエッチング除去する工程とを更に有し、
前記絶縁膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記絶縁膜を除去する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記9) 付記8記載の半導体装置の製造方法において、
前記ゲート絶縁膜を形成する工程の後、前記シリコン基板の少なくとも前記第1の面側に、他の導電膜を形成する工程と;前記導電膜、前記絶縁膜及び前記他の導電膜をパターニングし、前記他の導電膜より成るゲート電極を前記第1の領域に形成するとともに、前記導電膜より成るフローティングゲートと、前記他の導電膜より成るコントロールゲートとを前記第2の領域に形成する工程とを更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記10) 付記8又は9記載の半導体装置の製造方法において、
前記絶縁膜を形成する工程では、第1のシリコン酸化膜と前記シリコン窒化膜と第2のシリコン酸化膜とを順次積層することにより、前記絶縁膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記11) 付記8乃至10のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記絶縁膜を形成する工程では、前記シリコン窒化膜をCVD法により形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記12) 付記1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記導電膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第1の面側の第2の領域に溝を形成する工程を更に有し、
前記第1の面側の少なくとも前記導電膜を除去する工程では、前記溝内を除く部分の前記導電膜を研磨除去する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記13) 付記12記載の半導体装置の製造方法において、
前記溝を形成する工程の後、前記導電膜を形成する工程の前に、前記溝内にキャパシタを形成する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記14) 付記1乃至13のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、熱酸化法により前記ゲート絶縁膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記15) 付記1乃至14のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、シリコン酸化膜又はシリコン窒化酸化膜より成る前記ゲート絶縁膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記16) 付記1乃至15のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、複数の前記シリコン基板を配列した状態で、前記ゲート絶縁膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記17) 付記1乃至16のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記導電膜は、ポリシリコン膜又はアモルファスシリコン膜である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記18) 付記9記載の半導体装置の製造方法において、
前記他の導電膜は、ポリシリコン膜又はアモルファスシリコン膜である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
シリコンウェハの裏面側に露出している部材とシリコンウェハの表面側に形成されるゲート絶縁膜の膜厚との関係を示すグラフである。 熱酸化装置を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その6)である。 本発明の第1実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その7)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その6)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その7)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その8)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その9)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その10)である。 本発明の第2実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その11)である。
符号の説明
2…メモリセル部
4…ロジック部
6…メモリセル部
8…ロジック部
10…半導体基板
12…シリコン基板
14…シリコン酸化膜
16…素子分離領域
18…素子領域
20…トンネル絶縁膜
22…アモルファスシリコン膜
24…フローティングゲート
26…絶縁膜
28…ゲート絶縁膜
30…ポリシリコン膜
32…コントロールゲート
34…積層ゲート
36…ソース/ドレイン拡散層
38…シリコン窒化膜
40…サイドウォール絶縁膜
42…ゲート電極
44…不純物拡散領域
45…シリコン酸化膜
46…サイドウォール絶縁膜
48…不純物拡散領域
50…ソース/ドレイン拡散層
52a〜52d…コバルトシリサイド膜
54…層間絶縁膜
56…コンタクトホール
58…導体プラグ
60…積層膜
62…トレンチ、溝
64…AsSG膜
66…対向電極
68…積層膜
70…アモルファスシリコン膜
72…絶縁部
74…アモルファスシリコン膜
76…蓄積電極
78…キャパシタ
80a、80b…トレンチ
82…素子分離領域
84…ゲート絶縁膜
86…ゲート絶縁膜
88…ワード線
90…ゲート電極
110…成膜室
112…ボート
114…ウェハ
116…ガス管
118…ヒータ

Claims (5)

  1. シリコン基板の第1の面側及び第2の面側を覆うようにCVD法により導電膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも第1の領域の前記導電膜を除去する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の前記第1の領域にゲート絶縁膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記導電膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記導電膜を除去する工程を更に有し、
    前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、前記シリコン基板の前記第2の面側に前記シリコン基板が露出している状態で、前記ゲート絶縁膜を形成し、
    前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程では、前記シリコン基板の前記第1の面側の第2の領域の前記導電膜をパターニングし、
    前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第1の面側及び前記第2の面側を覆うように、シリコン窒化膜を含む絶縁膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記絶縁膜をエッチング除去する工程とを更に有し、
    前記絶縁膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記絶縁膜を除去する工程を更に有し、
    前記ゲート絶縁膜を形成する工程の後、前記シリコン基板の少なくとも前記第1の面側に、他の導電膜を形成する工程と;前記導電膜、前記絶縁膜及び前記他の導電膜をパターニングし、前記他の導電膜より成るゲート電極を有するトランジスタを前記第1の領域に形成するとともに、前記導電膜より成るフローティングゲートと、前記他の導電膜より成るコントロールゲートとを有するメモリセルを前記第2の領域に形成する工程とを更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. シリコン基板の第1の面側及び第2の面側を覆うようにCVD法により導電膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも第1の領域の前記導電膜を除去する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の前記第1の領域にゲート絶縁膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記シリコン基板の前記第2の面側に、シリコン酸化膜が形成されており、
    前記導電膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記導電膜を除去する工程を更に有し、
    前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、前記シリコン基板の前記第2の面側に前記シリコン酸化膜が露出している状態で、前記ゲート絶縁膜を形成し、
    前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程では、前記シリコン基板の前記第1の面側の第2の領域の前記導電膜をパターニングし、
    前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記導電膜を除去する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第1の面側及び前記第2の面側を覆うように、シリコン窒化膜を含む絶縁膜を形成する工程と;前記シリコン基板の前記第1の面側の少なくとも前記第1の領域の前記絶縁膜をエッチング除去する工程とを更に有し、
    前記絶縁膜を形成する工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記シリコン基板の前記第2の面側の前記絶縁膜を除去する工程を更に有し、
    前記ゲート絶縁膜を形成する工程の後、前記シリコン基板の少なくとも前記第1の面側に、他の導電膜を形成する工程と;前記導電膜、前記絶縁膜及び前記他の導電膜をパターニングし、前記他の導電膜より成るゲート電極を有するトランジスタを前記第1の領域に形成するとともに、前記導電膜より成るフローティングゲートと、前記他の導電膜より成るコントロールゲートとを有するメモリセルを前記第2の領域に形成する工程とを更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記シリコン基板の前記第2の面側の前記導電膜を除去する工程では、前記シリコン基板の前記第1の面側に気体を吹き付けながら、前記シリコン基板の前記第2の面側にエッチング液を供給することにより、前記導電膜をエッチング除去する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ゲート絶縁膜を形成する工程では、熱酸化法により前記ゲート絶縁膜を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記導電膜は、ポリシリコン膜又はアモルファスシリコン膜である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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