JP4322053B2 - フィルタ装置 - Google Patents
フィルタ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4322053B2 JP4322053B2 JP2003163423A JP2003163423A JP4322053B2 JP 4322053 B2 JP4322053 B2 JP 4322053B2 JP 2003163423 A JP2003163423 A JP 2003163423A JP 2003163423 A JP2003163423 A JP 2003163423A JP 4322053 B2 JP4322053 B2 JP 4322053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- multiplier
- coefficient
- adder
- coefficients
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されるデジタル楽音信号を設定される係数に応じたフィルタリング特性でフィルタリングするチェンバリンフィルタを備えたフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子楽器の音色設定用フィルタにあっては、エンベロープやLFOに応じてカットオフ周波数を変化させたりするために、チェンバリン型のフィルタを用いることが提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。このチェンバリンフィルタは電子楽器の分野においては応用がきくデジタルフィルタとして知られている。図3はチェンバリンフィルタの一例の構成を示しており、このチェンバリンフィルタ10は、加算器20、21、23、25と、遅延素子27、28と係数Fを有する乗算器22、24と、係数Wを有する乗算器26とで構成されていて、この係数F、Wが設定されてフィルタリング特性が調整される。そして、図7はこのチェンバリンフィルタから出力されるLPF信号の周波数特性を示したもので、各特性曲線は2つのフィルタ係数を調整することで得ることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−105175号公報(第11−12頁、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図7に示すように、カットオフ周波数を上げて行くと、レゾナンスのピーク値が大きくなってしまい(符号A参照)、聴感上不自然な音量変化が起こったり、この音量増加に伴ってフィルタ内部でオーバーフローが生じて出力音が歪む場合も生じ得た。
【0005】
そこで、本発明は、カットオフ周波数増加に伴うレゾナンスのピーク値の増大化を抑制してチェンバリンフィルタの周波数特性を改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、フィルタ装置であって、
入力されるデジタル楽音信号を設定される係数に応じたフィルタリング特性でフィルタリングするチェンバリンフィルタを備え、
このチェンバリンフィルタの前段にFIRフィルタを具備するように構成し、
前記チェンバリンフィルタは、
第1の加算器(20)と第2の加算器(21)と第1の係数Fを有する第1の乗算器(22)と第3の加算器(23)と第1の係数Fを有する第2の乗算器(24)と第4の加算器(25)とを直列に接続し、
第1の遅延素子(28)によって当該フィルタ出力を前記第2の加算器(21)および前記第4の加算器(25)へ帰還させるように構成し、更に、
第2の遅延素子(27)によって前記第3の加算器(23)の出力をこの第3の加算器(23)へ帰還させると共に第2の係数Wを有する第3の乗算器(26)を介して前記第1の加算器(20)へ帰還させるように構成し、
前記FIRフィルタは、
デジタル楽音信号をそのまま入力する、係数a0を有する第1の乗算器(31)と、デジタル楽音信号を遅延素子(33)を介して入力する係数a1を有する第2の乗算器(32)と、乗算器(31)および乗算器(32)に接続された加算器(20)とで構成され、
ローパスフィルタのカットオフ周波数値Fcとレゾナンス値Qを受け付けて、この2つのパラメータFc、Qに対応した係数を係数テーブルから求め、これを用いて補間演算を行って係数F、係数Wを求めると共に、「a0=1−(Fc・Q)/2、a1=(Fc・Q)/2」又は「a0=1−Q/2、a1=Q/2」なる演算によって係数a0、a1を求めるフィルタ係数演算部(100)を更に備え、
係数Fを前記第1の乗算器(22)及び前記第2の乗算器(24)に供給すると共に係数Wを前記第3の乗算器(26)に供給し、更に、
係数a0を前記FIRフィルタの前記第1の乗算器(31)に供給すると共に係数a1を前記FIRフィルタの前記第2の乗算器(32)に供給する構成としたことを特徴とするようにした。また、本発明の他の態様によれば、フィルタ装置であって、
入力されるデジタル楽音信号を設定される係数に応じたフィルタリング特性でフィルタリングするチェンバリンフィルタを備え、
このチェンバリンフィルタの後段にFIRフィルタを具備するように構成し、
前記チェンバリンフィルタは、
第1の加算器(20)と第2の加算器(21)と第1の係数Fを有する第1の乗算器(22)と第3の加算器(23)と第1の係数Fを有する第2の乗算器(24)と第4の加算器(25)とを直列に接続し、
第1の遅延素子(28)によって当該フィルタ出力を前記第2の加算器(21)および前記第4の加算器(25)へ帰還させるように構成し、更に、
第2の遅延素子(27)によって前記第3の加算器(23)の出力をこの第3の加算器(23)へ帰還させると共に第2の係数Wを有する第3の乗算器(26)を介して前記第1の加算器(20)へ帰還させるように構成し、
前記FIRフィルタは、
前記チェンバリンフィルタの出力信号をそのまま入力する、係数a0を有する第1の乗算器(31)と、前記チェンバリンフィルタの出力を遅延させる前記第1の遅延素子(28)と、この前記第1の遅延素子(28)を介して遅延された前記チェンバリンフィルタの出力を入力する係数a1を有する第2の乗算器(32)と、乗算器(31)および乗算器(32)に接続された加算器(20)とで構成され、
ローパスフィルタのカットオフ周波数値Fcとレゾナンス値Qを受け付けて、この2つのパラメータFc、Qに対応した係数を係数テーブルから求め、これを用いて補間演算を行って係数F、係数Wを求めると共に、「a0=1−(Fc・Q)/2、a1=(Fc・Q)/2」又は「a0=1−Q/2、a1=Q/2」なる演算によって係数a0、a1を求めるフィルタ係数演算部(100)を更に備え、
係数Fを前記第1の乗算器(22)及び前記第2の乗算器(24)に供給すると共に係数Wを前記第3の乗算器(26)に供給し、更に、
係数a0を前記FIRフィルタの前記第1の乗算器(31)に供給すると共に係数a1を前記FIRフィルタの前記第2の乗算器(32)に供給する構成としたことを特徴とするフィルタ装置が提供される。
【0007】
本発明によれば、チェンバリンフィルタの前段又は後段にFIRフィルタを具備し、このFIRフィルタによってチェンバリンフィルタを備えたフィルタ装置全体の特性を是正し、カットオフ周波数増加に伴うレゾナンスのピーク値の増大化を抑制してチェンバリンフィルタの周波数特性を改善することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0011】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態のフィルタ装置1のブロック構成図である。このフィルタ装置1は、入力されるデジタル楽音信号を設定される係数(本例ではF、Wの2個)に応じたフィルタリング特性でフィルタリングするチェンバリンフィルタ10と、このチェンバリンフィルタ10の前段に具備した1次の直接形構成のFIRフィルタ30と、を備えている。なお、「チェンバリンフィルタ」とは、一般に、一つのニ次IIR(Infinite Impulse Response:無限インパルス応答)フィルタからLPF(ローパスフィルタ)、HPF(ハイパスフィルタ)、BPF(バンドパスフィルタ)の出力を同時に得ることができるフィルタであり、状態変数型フィルタとも称され、アナログの状態変数型フィルタをデジタルに置きかえることで設計されるものである。
【0012】
さらに、フィルタ係数演算部100は、ローパスフィルタのカットオフ周波数値(Fc:増幅度が3dB低下する周波数)とレゾナンス値(Q:周波数特性のピーキング状態の程度を示すパラメータ)を2つのパラメータとして入力し、係数a0、a1、F、Wを求め、これをチェンバリンフィルタ10やFIRフィルタ30に設定するように構成されている。より具体的には、フィルタ係数演算部100が、2つのパラメータFc、Qに対応した係数を不図示の係数テーブルから求め、これを用いて補間演算を行って係数F、係数Wを求めている。また、フィルタ係数演算部100は、「a0=1−(Fc・Q)/2、a1=(Fc・Q)/2」又は「a0=1−Q/2、a1=Q/2」なる演算によって係数a0、a1を求めている。
【0013】
チェンバリンフィルタ10は、第1の加算器である加算器20と、第2の加算器である加算器21と、係数F(第1の係数)を有する第1の乗算器である乗算器22と、第3の加算器である加算器23と、係数F(第1の係数)を有する第2の乗算器である乗算器24と、第4の加算器である加算器25とを直列に接続し、第1の遅延素子である遅延素子28によってフィルタ出力を第2の加算器である加算器21および第4の加算器である加算器25へ帰還させるように構成し、更に、第2の遅延素子である遅延素子27によって第3の加算器である加算器23の出力をこの加算器23へ帰還させると共に係数W(第2の係数)を有する第3の乗算器である乗算器26を介して第1の加算器である加算器20へ帰還させるように構成している。
【0014】
そして、チェンバリンフィルタ10の係数F、Wは夫々、係数演算部100によって求められて設定される。そして、図1に示すように、BRF(バンドリジェクトフィルタ)信号、HPF(ハイパスフィルタ)信号、BPF(バンドパスフィルタ)信号、LPF(ローパスフィルタ)信号がフィルタ装置1から出力される。かくして、係数F、Wを所要の値に設定することにより、デジタル楽音信号の所望のフィルタリング信号が出力されるように構成されている。
【0015】
また、FIRフィルタ30はデジタル楽音信号をそのまま入力する、係数a0を有する第1の乗算器である乗算器31と、デジタル楽音信号を遅延素子33を介して入力する第2の乗算器である乗算器32と、乗算器31および乗算器32に接続された加算器20とで構成されている。このFIRフィルタ30の伝達関数は「a0+a1・Z∧−1(∧xは指数を示すものとする)」となるため、1次のFIRフィルタとなっている。なお、FIRフィルタの次数を適宜、高次数としても良い。
【0016】
このように、図1のフィルタ装置1においては、「加算器20、21、23、25、乗算器22、24、26、遅延素子27、28」でチェンバリンフィルタ10を構成すると共に、「遅延素子33、乗算器31、32、加算器20」でチェンバリンフィルタ10の前段にFIRフィルタ30を具備するように構成している。
【0017】
(特性改善)
図5は横軸に周波数、縦軸に振幅をとったFIRフィルタ30の周波数特性である。また、図6は横軸に周波数、縦軸に振幅をとったフィルタ装置1全体のLPF信号の周波数特性であり、各特性曲線は係数W、Fを調整することによって得られる。図6と図7とを比較して参照すれば分かるように(一番カットオフ周波数の高い特性におけるレゾナンスピーク部(符号B)は20(dB)より小さくなっている。)、カットオフ周波数増加に伴うレゾナンスのピーク値の増大化を抑制して、カットオフ周波数を移動(上昇)させた時のレゾナンスのピーク値の変化を小さく抑えることができるようになる。
【0018】
(第2実施形態)
図2は第2実施形態のフィルタ装置2の構成図である。このフィルタ装置2の特徴はチェンバリンフィルタ10の後段にFIR35を具備するようにした点にある。即ち、図2のフィルタ装置2においては、「加算器20、21、23、25、乗算器22、24、26、遅延素子27、28」でチェンバリンフィルタ10を構成すると共に、「遅延素子28、乗算器31、32、加算器34」でチェンバリンフィルタ10の後段にFIRフィルタ35を具備するように構成している。LPF信号しか使用しない場合には、この構成においても、周波数増加に伴ってレゾナンスが上昇するチェンバリンフィルタ10における従来の周波数特性を改善できるようになる。しかも、遅延素子28は両フィルタで共用しているため、FIRフィルタ35を構成する際に遅延素子を新たに1個設けなくても済むようになる。
【0019】
以上の説明においては、図3に示したチェンバリンフィルタ10の前段又は後段にFIRフィルタを具備するようにしたが、同様に、他のタイプのチェンバリンフィルタに対して、その前段又は後段にFIRフィルタを具備する構成としても良い。
【0020】
図4はこの他のタイプのチェンバリンフィルタ11の構成図であり、このチェンバリンフィルタ11は、第1の加算器である加算器40と、係数F(第1の係数)を有する第1の乗算器41と、第2の加算器である加算器42と、第1の遅延素子である遅延素子43と、係数Fを有する第2の乗算器44と、第3の加算器である加算器45とを直列に接続し、低域通過フィルタ出力を第2の遅延素子である遅延素子47を介して第3の加算器である加算器45へ帰還させると共に第1の加算器である加算器40に帰還させるように構成し、更に、第1の遅延素子である遅延素子43の出力を、第2の加算器である加算器42へ帰還させると共に、係数W(第2の係数)を有する第3の乗算器である乗算器46を介して第1の加算器である加算器40へ帰還させるように構成している。
【0021】
そして、チェンバリンフィルタ11の係数F、Wは夫々、係数演算部100によって求められて設定される。そして、図2に示すように、LPF(ローパスフィルタ)信号がフィルタ装置1から出力される。かくして、係数F、Wを所要の値に設定することにより、デジタル楽音信号のLPF通過後のフィルタリング信号が出力されるように構成されている。
【0022】
このように一般のチェンバリンフィルタの前段又は後段にFIRフィルタを具備する構成とすることによって、カットオフ周波数を移動させた時のレゾナンスピークの増大化を抑制することができる。
【0023】
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能となる。また、フィルタ装置の構成を可能な限り専用のLSI等のハードウエアで実現することもできるし、その機能を可能な限りCPU(又はDSP)が動作プログラムを実行することによって実現することも可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、チェンバリンフィルタの前段又は後段にFIRフィルタを具備し、このFIRフィルタによってチェンバリンフィルタを備えたフィルタ装置全体の特性を是正し、カットオフ周波数増加に伴うレゾナンスのピーク値の増大化を抑制してチェンバリンフィルタの周波数特性を改善することが可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のフィルタ装置1の構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態のフィルタ装置1の構成図である。
【図3】チェンバリンフィルタ10の構成図である。
【図4】チェンバリンフィルタ11の構成図である。
【図5】FIRフィルタ30の周波数特性の説明図である。
【図6】フィルタ装置1からのローパスフィルタ信号の周波数特性の説明図である。
【図7】従来のチェンバリンフィルタからのローパスフィルタ信号の周波数特性の説明図である。
【符号の説明】
1 フィルタ装置
2 フィルタ装置
20 加算器
21 加算器
22 乗算器
23 加算器
24 乗算器
25 加算器
26 乗算器
27 遅延素子
28 遅延素子
30 FIRフィルタ
31 乗算器
32 乗算器
33 遅延素子
100 係数演算部
Claims (2)
- フィルタ装置であって、
入力されるデジタル楽音信号を設定される係数に応じたフィルタリング特性でフィルタリングするチェンバリンフィルタを備え、
このチェンバリンフィルタの前段にFIRフィルタを具備するように構成し、
前記チェンバリンフィルタは、
第1の加算器(20)と第2の加算器(21)と第1の係数Fを有する第1の乗算器(22)と第3の加算器(23)と第1の係数Fを有する第2の乗算器(24)と第4の加算器(25)とを直列に接続し、
第1の遅延素子(28)によって当該フィルタ出力を前記第2の加算器(21)および前記第4の加算器(25)へ帰還させるように構成し、更に、
第2の遅延素子(27)によって前記第3の加算器(23)の出力をこの第3の加算器(23)へ帰還させると共に第2の係数Wを有する第3の乗算器(26)を介して前記第1の加算器(20)へ帰還させるように構成し、
前記FIRフィルタは、
デジタル楽音信号をそのまま入力する、係数a0を有する第1の乗算器(31)と、デジタル楽音信号を遅延素子(33)を介して入力する係数a1を有する第2の乗算器(32)と、乗算器(31)および乗算器(32)に接続された加算器(20)とで構成され、
ローパスフィルタのカットオフ周波数値Fcとレゾナンス値Qを受け付けて、この2つのパラメータFc、Qに対応した係数を係数テーブルから求め、これを用いて補間演算を行って係数F、係数Wを求めると共に、「a0=1−(Fc・Q)/2、a1=(Fc・Q)/2」又は「a0=1−Q/2、a1=Q/2」なる演算によって係数a0、a1を求めるフィルタ係数演算部(100)を更に備え、
係数Fを前記第1の乗算器(22)及び前記第2の乗算器(24)に供給すると共に係数Wを前記第3の乗算器(26)に供給し、更に、
係数a0を前記FIRフィルタの前記第1の乗算器(31)に供給すると共に係数a1を前記FIRフィルタの前記第2の乗算器(32)に供給する構成としたことを特徴とするフィルタ装置。 - フィルタ装置であって、
入力されるデジタル楽音信号を設定される係数に応じたフィルタリング特性でフィルタリングするチェンバリンフィルタを備え、
このチェンバリンフィルタの後段にFIRフィルタを具備するように構成し、
前記チェンバリンフィルタは、
第1の加算器(20)と第2の加算器(21)と第1の係数Fを有する第1の乗算器(22)と第3の加算器(23)と第1の係数Fを有する第2の乗算器(24)と第4の加算器(25)とを直列に接続し、
第1の遅延素子(28)によって当該フィルタ出力を前記第2の加算器(21)および前記第4の加算器(25)へ帰還させるように構成し、更に、
第2の遅延素子(27)によって前記第3の加算器(23)の出力をこの第3の加算器(23)へ帰還させると共に第2の係数Wを有する第3の乗算器(26)を介して前記第1の加算器(20)へ帰還させるように構成し、
前記FIRフィルタは、
前記チェンバリンフィルタの出力信号をそのまま入力する、係数a0を有する第1の乗算器(31)と、前記チェンバリンフィルタの出力を遅延させる前記第1の遅延素子(28)と、この前記第1の遅延素子(28)を介して遅延された前記チェンバリンフィルタの出力を入力する係数a1を有する第2の乗算器(32)と、乗算器(31)および乗算器(32)に接続された加算器(20)とで構成され、
ローパスフィルタのカットオフ周波数値Fcとレゾナンス値Qを受け付けて、この2つのパラメータFc、Qに対応した係数を係数テーブルから求め、これを用いて補間演算を行って係数F、係数Wを求めると共に、「a0=1−(Fc・Q)/2、a1=(Fc・Q)/2」又は「a0=1−Q/2、a1=Q/2」なる演算によって係数a0、a1を求めるフィルタ係数演算部(100)を更に備え、
係数Fを前記第1の乗算器(22)及び前記第2の乗算器(24)に供給すると共に係数Wを前記第3の乗算器(26)に供給し、更に、
係数a0を前記FIRフィルタの前記第1の乗算器(31)に供給すると共に係数a1を前記FIRフィルタの前記第2の乗算器(32)に供給する構成としたことを特徴とするフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003163423A JP4322053B2 (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003163423A JP4322053B2 (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | フィルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004364225A JP2004364225A (ja) | 2004-12-24 |
JP4322053B2 true JP4322053B2 (ja) | 2009-08-26 |
Family
ID=34055245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003163423A Expired - Fee Related JP4322053B2 (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | フィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4322053B2 (ja) |
-
2003
- 2003-06-09 JP JP2003163423A patent/JP4322053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004364225A (ja) | 2004-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7778427B2 (en) | Phase compensation techniques to adjust for speaker deficiencies | |
JP2012514233A (ja) | 分解されたオーディオ信号の再構成のためのシステムおよび方法 | |
CN104137568B (zh) | 频率特性变形装置 | |
WO2017070144A1 (en) | System and method for distortion limiting | |
US20040114769A1 (en) | Method of modifying low frequency components of a digital audio signal | |
US8831236B2 (en) | Generator and generation method of pseudo-bass | |
JP4322053B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP4368917B2 (ja) | 音響再生装置 | |
CN110601678A (zh) | 一种iir滤波器实现零相位的方法及其装置 | |
US7058126B1 (en) | Digital graphametric equalizer | |
JP3109389B2 (ja) | 適応フィルタシステム | |
JP4265119B2 (ja) | デジタルフィルタ | |
JP2757740B2 (ja) | ディストーション回路 | |
CN110036653A (zh) | 用于优化音频信号的低频声学再现的方法和系统 | |
JP3120394B2 (ja) | トーンコントロール回路 | |
JP4901416B2 (ja) | デジタルフィルタ装置 | |
US11259118B2 (en) | Signal processing apparatus, signal processing method and non-transitory computer-readable recording medium | |
JP5942504B2 (ja) | 音響信号処理装置、音響信号処理方法およびプログラム | |
JP6289041B2 (ja) | イコライザ | |
US11032642B1 (en) | Combined frequency response and dynamic range correction for loudspeakers | |
JP4326282B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP2005033307A (ja) | デジタル・フィルタの設計方法 | |
JPH1079644A (ja) | デジタルフィルタ | |
JP2003179465A (ja) | フィルタ装置 | |
KR100775239B1 (ko) | 오디오 신호 처리방법과 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060405 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090313 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090602 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090602 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |