JP4321667B2 - 高分子電解質型燃料電池および燃料電池 - Google Patents

高分子電解質型燃料電池および燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP4321667B2
JP4321667B2 JP2008316361A JP2008316361A JP4321667B2 JP 4321667 B2 JP4321667 B2 JP 4321667B2 JP 2008316361 A JP2008316361 A JP 2008316361A JP 2008316361 A JP2008316361 A JP 2008316361A JP 4321667 B2 JP4321667 B2 JP 4321667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte membrane
fuel cell
mea
polymer electrolyte
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008316361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009081145A (ja
Inventor
隆志 森本
弘樹 日下部
敏宏 松本
徳彦 川畑
光生 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008316361A priority Critical patent/JP4321667B2/ja
Publication of JP2009081145A publication Critical patent/JP2009081145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4321667B2 publication Critical patent/JP4321667B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0273Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes with sealing or supporting means in the form of a frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14467Joining articles or parts of a single article
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/34Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
    • B29L2031/3468Batteries, accumulators or fuel cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M2008/1095Fuel cells with polymeric electrolytes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0286Processes for forming seals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、固体高分子電解質型燃料電池に関する。
従来の固体高分子電解質型燃料電池においては、周縁部にガスをシールするためのガスケットを配した枠体により膜電極複合体(MEA)が保持されたMEA−枠接合体を、アノード側導電性セパレータ板とカソード側導電性セパレータ板とにより挟んで構成された単電池モジュールが用いられている。MEAは、高分子電解質膜と、この電解質膜の一方の面にアノードが接合されかつ電解質膜の他方の面にカソードが接合されて形成されている。さらに、それぞれのセパレータ板の周縁には、MEAのアノードに燃料ガスを、カソードに酸化剤ガスをそれぞれ供給するガス供給部が形成されている。
このような従来の固体高分子電解質型燃料電池の構成としては、例えば特許文献1に開示されている。具体的には、図15に示すように、高分子電解質膜に相当する電極(MEA)302の周縁部が枠体300の内部にて支持された電極−膜−枠接合体303を、それぞれのセパレータ301にて挟み込むような構成が開示されている。
また、このような電極302、すなわち高分子電解質膜は枠体300の厚みのほぼ中央に組み込まれており、その接合方法として接着剤や機械的クランプなどが採用されている。
また、その他、金型内にMEA本体部を配置して、射出成型によりMEA本体部と接合された枠体を形成する方法(特許文献2参照)や、金型内にセパレータを配置して、射出成型によりセパレータと接合された枠体を形成する方法(特許文献3参照)が開示されている。
特開2005−100970号公報 特開2006−310288号公報 特開2005−268077号公報
しかしながら、高分子電解質膜の接着剤による接合方法では、高分子電解質膜に接着剤の揮発成分による性能低下を招く可能性があり、適用できる条件が限られる。また、機械的クランプによる接合方法では、高分子電解質膜と枠体の微小な隙間からクロスリークが発生し易いという問題が発生する。ここで、クロスリークとは、図15において、枠体300の内縁と電極302との間に生じる僅かな隙間を、電池内に供給されたガスの一部が通ってアノード側又はカソード側の一方から他方へとガスがリークしてしまうという現象である。燃料電池における発電効率を向上させるためには、このようなクロスリークを低減する必要がある。
このようなクロスリークを低減するための1つの方法として、電解質膜の周縁部が枠体内部に配置されるように、枠体を射出成型により形成するという方法が考えられる。このような方法によれば、枠体と電解質膜の周縁部との密着性を向上させて、クロスリークを低減させることが可能となる。
具体的には、図16Aに示すように、予め射出成型等により枠状に形成された第1の枠部材311を準備する。次に、図16Bに示すように、アノードとカソードが電解質膜313の両面に配置されたMEA314の周縁部、すなわち電解質膜313の周縁部313aを、第1の枠部材311上に位置決めして配置する。その後、図16Cに示すように、電解質膜313の周縁部313aが配置された状態の第1の枠部材311の上面に、樹脂材料を注入して射出成型により第2の枠部材312を形成する。このように射出成型により第2の枠部材312を第1の枠部材311と一体的に接合して形成することにより、その間に挟まれた状態の電解質膜313の周縁部313aを、第1の枠部材311および第2の枠部材312との間でより密着させた状態で保持することができる。
しかしながら、このような射出成型によるMEA−枠接合体310の形成方法では、次のような問題がある。図17Aに示すように、第2の枠部材312の射出成型による形成時において、高温高圧の樹脂材料Pが金型(図示せず)内に注入されると、第1の枠部材311の上面に配置されている電解質膜313の周縁部313aが、樹脂材料Pの流動抵抗により樹脂材料中に浮き上がって、第1の枠部材311の上面から離れて浮き上がった状態となる場合がある。このような状態において樹脂材料Pが硬化されると、図17Bに示すように、電解質膜313の周縁部313aが第2の枠部材312の内部において第1の枠部材311の表面から完全に浮き上がった状態にて、MEA314の保持が行われることになる。
このような場合にあっては、MEA−枠接合体310において、MEA314の保持を十分に行えないような場合や、電解質膜313を損傷させるような場合などが生じ得、クロスリークを十分に低減できないという問題がある。
また、特許文献2の方法においても、MEA本体部が金型内にて浮き上がる可能性がある。また、特許文献3は、MEAに比して比較的剛性の高いセパレータを対象とするものに過ぎない。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、燃料電池の電極−膜−枠接合体において、高分子電解質膜部材と枠体との間の接合性を向上させて、確実に高分子電解質膜部材を保持することができ、クロスリーク現象を効果的に抑制して、高分子電解質型燃料電池の性能を改善することができる高分子電解質型燃料電池および燃料電池を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、高分子電解質膜と、上記電解質膜の両面のうち一方の面に形成される単一のアノード電極と、上記電解質膜の他方の面に形成される単一のカソード電極と、上記電解質膜の縁部を狭持する第1及び第2の枠体と、上記アノード電極及びカソード電極並びに上記両電極の外側に配置された上記第1及び第2の枠体を挟むように設けられた一対のセパレータとで構成される単電池モジュールを積層して組み立てられた高分子電解質型燃料電池において、上記電解質膜は上記両電極から露出しており、上記第2の枠体には、上記電解質膜の縁部に沿って複数の貫通孔が形成され、かつ、上記貫通孔は上記電解質膜上に配置されると共に、上記両枠体と上記両電極とは隙間を有して形成される、高分子電解質型燃料電池を提供する。
本発明の第2態様によれば、上記電解質膜の一部は上記貫通孔を通じて露出された状態となっている、第1態様に記載の高分子電解質型燃料電池を提供する。
本発明の第3態様によれば、第1態様又は第2態様の高分子電解質型燃料電池に冷却水を循環供給するためのポンプと、前記冷却水により除去された熱を流体に熱交換するための熱交換器と、熱交換された流体を貯留させる貯湯タンクとを備える、燃料電池を提供する。
本発明の第4態様によれば、第1態様又は第2態様の高分子電解質型燃料電池の運転制御を行う運転制御装置と、上記高分子電解質型燃料電池にて発電された電気を取り出す電気出力部とを備える、燃料電池を提供する。
本発明によれば、高分子電解質膜と、上記電解質膜の両面のうち一方の面に形成される単一のアノード電極と、上記電解質膜の他方の面に形成される単一のカソード電極と、上記電解質膜の縁部を狭持する第1及び第2の枠体と、上記アノード電極及びカソード電極並びに上記両電極の外側に配置された上記第1及び第2の枠体を挟むように設けられた一対のセパレータとで構成される単電池モジュールを積層して組み立てられた高分子電解質型燃料電池において、上記電解質膜は上記両電極から露出しており、上記第2の枠体には、上記電解質膜の縁部に沿って複数の貫通孔が形成され、かつ、上記貫通孔は上記電解質膜上に配置されると共に、上記両枠体と上記両電極とは隙間を有して形成されている。そのため、射出成型時において高温高圧の樹脂材料が流れ込んで、電解質膜部材の縁部が第1の枠部材上から離れて浮き上がるような現象が生じることを確実に防止できる。従って、高分子電解質膜と枠体との間の接合性を向上させて、確実に高分子電解質膜を保持することができる。よって、クロスリーク現象を効果的に抑制して、高分子電解質型燃料電池の性能を改善することができる高分子電解質型燃料電池および燃料電池を提供することができる。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる燃料電池用スタックを備える燃料電池の概略構成を示す模式構成図を図1に示す。また、図1に示す燃料電池101が備える燃料電池用スタック(以降、スタックという。)の模式分解図を図2に示す。
燃料電池101は、例えば固体高分子電解質型燃料電池(PEFC)であって、水素を含有する燃料ガスと、空気など酸素を含有する酸化剤ガスとを、電気化学的に反応させることで、電力、熱、及び水を同時に発生させるものである。図1に示すように、燃料電池101には、アノード及びカソードの一対の極を備える燃料電池セル(あるいは単セル)が複数個直列に接続された積層構造を有するスタック30と、燃料ガスから水素を取り出す燃料処理器31と、燃料処理器31にて取り出された水素を含む燃料ガスを加湿することで発電効率を向上させるアノード加湿器32と、酸素含有ガス(酸化剤ガス)に対しての加湿を行うカソード加湿器33と、燃料ガスと酸素含有ガスとをそれぞれ供給するためのポンプ34、35とが備えられている。すなわち、燃料処理器31、アノード加湿器32、及びポンプ34により燃料ガスをスタック30の各セルに供給する燃料供給装置が構成されている。また、カソード加湿器33とポンプ35とにより酸化剤ガスをスタック30の各セルに供給する酸化剤供給装置が構成されている。なお、このような燃料供給装置や酸化剤供給装置は、燃料や酸化剤の供給を行う機能を備えていればその他様々な形態を採用し得る。本第1実施形態においては、スタック30が備える複数のセルに対して、共通して燃料や酸化剤を供給する供給装置であれば、後述する本第1実施形態の効果を好適に得ることができる。
また、燃料電池101には、発電の際にスタック30にて発生される熱を効率的に除去するための冷却水を循環供給するためのポンプ36と、この冷却水(例えば、導電性を有さない液体、例えば純水が用いられる。)により除去された熱を、水道水等の流体に熱交換するための熱交換器37と、熱交換された水道水を貯留させる貯湯タンク38とが備えられている。さらに、燃料電池101には、このようなそれぞれの構成部を互いに関連付けて発電のための運転制御を行う運転制御装置40と、スタック30にて発電された電気を取り出す電気出力部41とが備えられている。
また、図2に示すように、この燃料電池101が備えるスタック30は、基本単位構成である単セル(単電池モジュール)20を複数個積層し、集電板21、絶縁板22、端板23で両側から所定の荷重で締結して構成されている。それぞれの集電板21には、電流取り出し端子部21aが設けられており、発電時にここから電流、すなわち電気が取り出される。それぞれの絶縁板22は、集電板21と端板23の間を絶縁する。また、これらの絶縁板22には、図示しないガスや冷却水の導入口、排出口が設けられている場合もある。それぞれの端板23は、複数個積層された単セル20と、集電板21と、絶縁板22とを、図示しない加圧手段によって所定の荷重で締結して保持する。
図2に示すように、単セル20は、MEA(膜電極複合体)1が枠体により保持された電極−膜−枠接合体(以降、「MEA−枠接合体」とする。)15を、一対のセパレータ5b,5cで挟み込むようにして構成されている。
MEA1は、水素イオンを選択的に輸送する高分子電解質膜部材の一例である高分子電解質膜1aのアノード面側に、白金−ルテニウム合金触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒層(アノード側触媒層)112を形成し、カソード面側には、白金触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒層(カソード側触媒層)113を形成し、これらの触媒層112及び113の外面に、燃料ガスあるいは酸化剤ガスの通気性と、電子導電性を併せ持つガス拡散層114を配置して構成されたものである。高分子電解質膜1aは、プロトン導電性を示す固体高分子材料、例えば、パーフルオロスルホン酸膜(デュポン社製ナフィオン膜)が一般に使用される。なお、以下では、アノード側触媒層112とガス拡散層114とを合わせて「アノード電極1b」と呼び、カソード側触媒層113とガス拡散層114とを合わせて「カソード電極1c」と呼ぶものとする。
セパレータ5b、5cは、ガス不透過性の導電性材料にて形成されていれば良く、例えば樹脂含浸カーボン材料を所定の形状に切削したものや、カーボン粉末と樹脂材料の混合物を成形したものなどが一般的に用いられる。セパレータ5b、5cにおけるMEA15と接触する部分には凹状の溝部が形成されており、この溝部がガス拡散層114と接することで、アノード電極1bおよびカソード電極1cの電極面に燃料ガスあるいは酸化剤ガスを供給し、余剰ガスを運び去るためのガス流路が形成される。ガス拡散層114は、その基材として一般的に炭素繊維で形成されたものが用いられ、このような基材としては例えば炭素繊維織布が用いられる。
ここで、このような単セル20のMEA−枠接合体15の端部近傍における模式部分断面図を図3に拡大して示す。
単セル(単電池モジュール)20は、MEA−枠接合体15と、MEA−枠接合体15をアノード側及びカソード側から挟む一対のセパレータ5b、5cとを備える。MEA−枠接合体15は、高分子電解質膜1aの一方の面にアノード電極1bが接合されかつ電解質膜1aの他方の面にカソード電極1cが接合されて形成されるMEA1と、アノード電極1b及びカソード電極1cにそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するガス供給部(図示せず)を有し、このMEA1の周縁部を挟んで保持する枠体2とにより構成される。そして、この単セル20を複数個積層して組み立てることで高分子電解質型燃料電池が形成される。
図3に示すように、枠体2は、平面的に枠形状を有する第1の枠部材3と、同じく枠形状を有する第2の枠部材4とが射出成型により一体的に接合されることにより形成されている。また、MEA1において、アノード電極1bおよびカソード電極1cは、高分子電解質膜1aの縁部よりも内側の領域に形成されている。すなわち、MEA1は、その縁部において高分子電解質膜1aが露出されるように形成されている。さらに、第1の枠部材3と第2の枠部材4との間には、MEA1の高分子電解質膜1aにおける周縁部1dが挟まれるように配置された状態で、両部材により密接に接合されて保持されている。また、図3に示すように、枠体2の内縁と、MEA1のアノード電極1bおよびカソード電極1cとの外縁との間には、互いに接触しない程度の隙間d10が、枠体2の周囲全体に渡って形成されている。
さらに、図3に示すように、第2の枠部材4には、複数の貫通孔4aが形成されている。第1の枠部材3上に配置された電解質膜1aにおける周縁部1dの一部は、これらの貫通孔4aを通して露出された状態とされている。このような第2の枠部材4に形成された貫通孔4aは、先に形成された第1の枠部材3の上面に電解質膜1aの周縁部1dを配置させた状態にて、この周縁部1dの一部を第1の枠部材3に対して押さえて固定した状態にて、第2の枠部材4を射出成型により形成することにより形成される貫通孔である。
MEA−枠接合体15の端部近傍における模式斜視図を図4に示す。図4に示すように、第2の枠部材4に形成された貫通孔4aは、例えば矩形状の平面形状を有しており、第2の枠部材4の内縁部沿いに所定の間隔ピッチにて複数の貫通孔4aが形成されている。
枠体2、すなわち第1の枠部材3と第2の枠部材4は、例えば、射出成型用の樹脂材料により形成される。その具体的な材料の例としては、株式会社プライムポリマーのR−250G又は350Gであり、セパレータの具体的な材料の例としては、外寸120mm×120mm、厚み3.0mmの樹脂含浸黒鉛板(東海カーボン(株)製グラッシーカーボン)が挙げられる。
次に、このような構成を有するMEA−枠接合体15を射出成型により形成する方法について、図5A〜図5Fに示す模式説明図を用いて説明する。
まず、図5Aに示すように、MEA1と第1の枠部材3が配置される上部金型50と下部金型60とを準備する。下部金型60は、その上面に第1の枠部材3が配置されるとともに、第1の枠部材3の上面に配置された状態のMEA1が配置されるように凹凸部である枠部材受け面61が形成されている。さらに下部金型60には、成形された樹脂とともにMEA−枠接合体15を枠部材受け面61から分離させる棒状の突き上げ部材62が備えられている。上部金型50は、その下面にて第1の枠部材3およびMEA1の上面を覆うとともに、第1の枠部材3の上面との間に所定の流路を形成するための凹凸部である流路形成面51が形成されている。さらに、この流路形成面51には樹脂注入口である複数のゲート52が形成されており、それぞれのゲート52は、上部金型50の上面に形成された凹部である樹脂導入部53に連通されている。また、上部金型50には、上部金型50と下部金型60とを位置決めした状態で型締めを行う型締め部材54が備えられている。
次に、図5Bに示すように、下部金型60の枠部材受け面61に予め射出成型等により形成された第1の枠部材3を載置する。次に、図5Cに示すように、枠部材受け面61に載置された状態の第1の枠部材3の上面に、電解質膜1aの周縁部1dが位置されるようにMEA1が位置決めして載置される。その後、図5Dに示すように、第1の枠部材3及びMEA1が載置された下部金型60に対して、上部金型50を型締め部材54により型締めを行う。このように型締めが行われた状態において、第1の枠部材3の上面と流路形成面61との間には、樹脂が流されて充填される流路が形成される。
具体的には、上部金型50の流路形成面51と第1の枠部材3との間には、第1の枠部材3の上面に電解質膜1aの周縁部1dを介して接する樹脂流路55が形成される。さらに、上部金型50の流路形成面51には、この樹脂流路55において、第1の枠部材3の上面に向けて突出された凸形状を有し、その先端(図示下端)にて第1の枠部材3の上面に配置された状態の電解質膜1aの周縁部1dの一部を、第1の枠部材3に対して押圧する複数の押さえ部材56が備えられている。このように金型の型締めが行われた状態においては、樹脂流路55が形成されるとともに、樹脂流路55内において、電解質膜1aの周縁部1dの一部がそれぞれの押さえ部材56により押圧されて、第1の枠部材3の上面において固定された状態とされている。なお、図示しないが、それぞれの押さえ部材56は、第1の枠部材3に沿って平面的に枠状の配列にて、所定の間隔ピッチで配列されるように形成されている。また、図5Dに示すように、電解質膜1aの周縁部1dにおいて、アノード電極1bおよびカソード電極1cの外縁沿いに隣接する領域は、上部金型50と下部金型60とにより挟まれて保持された状態とされている。ここで、MEA1の金型等による保持の位置(領域)について、MEA1と第1の枠部材3の模式斜視図(一部断面を示す)を示す図18を用いて説明する。図18に示すように、上部金型50と下部金型60との型締めが行われた状態において、電解質膜1aの周縁部1dは、アノード電極1bおよびカソード電極1cの外縁端に沿って隣接する領域である第1の位置R1にて上記金型50および下部金型60により保持されるとともに、この第1の位置R1よりも外側の複数の領域である第2の位置R2にて電解質膜1aの周縁部1dが複数の押さえ部材56により押圧して保持された状態とされている。なお、このような保持状態においては、MEA1のアノード電極1bおよびカソード電極1cは、それぞれの金型50および60により押し潰されて損傷することが無いように、それぞれの金型50および60が形成されている。
次に、図5Eに示すように、金型内に樹脂材料Pを射出して注入する。具体的には、上部金型50の樹脂導入部53に射出注入された樹脂材料Pが、それぞれのゲート52を通して、上部金型50側に形成された樹脂流路55に注入されて、樹脂流路55内に充填される。この射出成型においては、樹脂材料Pが高温高圧の状態で樹脂流路55内に注入されることになるが、樹脂流路55内において電解質膜1aの周縁部1dの一部は、上部金型50および下部金型60に挟まれて保持されるとともに、それぞれの押さえ部材56により押圧されて固定された状態とされているため、電解質膜1aの周縁部1dが第1の枠部材3の上面から離れて浮き上がることを確実に防止することができる。
樹脂流路55内への樹脂材料Pの充填が完了すると、樹脂の硬化が行われる。その後、図5Fに示すように、上部金型50と下部金型60との型締めが解除され、突き上げ部材62により、樹脂流路に相当する位置に第2の枠部材4が形成されたMEA−枠接合体15が、下部金型60の枠部材受け面61より離脱される。これで射出成型が完了する。
この射出成型が行われた結果、図3及び図4に示すように、第1の枠部材3の上面に電解質膜1aの周縁部1dが配置されて第2の枠部材4により挟まれた状態のMEA−枠接合体15が形成される。また、第2の枠部材4には、電解質膜1aの表面まで貫通する貫通孔4aが、押さえ部材56の跡として形成される。また、第2の枠部材4は射出成型により形成されているため、電解質膜1aの周縁部1dを介して、第1の枠部材3と一体的に接合された状態にて形成することができる。従って、枠体2において、その厚み方向の略中間の位置にて、確実かつ安定して電解質膜1aを保持することができるとともに、射出成型により隙間なく密接に接合された状態で電解質膜1aの保持を行うことができる。よって、クロスリーク現象を効果的に抑制して、燃料電池における発電効率を向上させることができる。
ここで、上部金型50の樹脂注入口であるゲート52と、電解質膜1aを押さえる押さえ部材56(あるいは貫通孔4a)の配置関係について、本第1実施形態にて採用し得るいくつかの形態について説明する。
まず、図6の模式断面図に示すように、第2の枠部材4において、ゲート52の配置をかわすように、例えばゲート52よりも内側の位置(枠部材の枠中心側の位置)に押さえ部材56を配置する、すなわち貫通孔4aが形成されることが好ましい。このように押さえ部材56を配置することで、図4に示すように、それぞれの押さえ部材56の配列よりも外側の空間においてゲート52を通して供給された樹脂材料が、それぞれの押さえ部材56の間を通るようにして、押さえ部材56の配列の内側の空間に流動して(矢印A参照)、樹脂の充填を行うことができる。従って、射出成型において、樹脂の流動性を良好なものとして、第2の枠部材4を樹脂の充填むらなく形成することができる。
また、図7に示すように、ゲート52と押さえ部材56の配置を内外逆にするような場合であっても良い。すなわち、上部金型50および下部金型60による保持の位置である第1の位置R1と、押さえ部材56による保持の位置である第2の位置R2との間に、ゲート52を位置させるような配置を採用することができる。このような配置を採用することにより、電解質膜1aの周縁部1dをその内側および外側において確実に保持して、第1の枠部材3の上面に接触させた状態にて、ゲート52から樹脂を注入することができる。したがって、少なくとも第1の位置R1と第2の位置R2との間で樹脂の充填性を良好にすることができ、効果的にクロスリーク現象が生じることを低減できる。
また、図8の模式断面図に示すように、第2の枠部材4において、ゲート52の配置をかわすように、例えばゲート52の内側の位置および外側の位置のそれぞれに押さえ部材56を配置することも好適である。ゲート52の近傍においては、注入される樹脂材料Pに対してさらに高い圧力が加わるため、樹脂材料Pがさらに高温高圧の状態とされるとともに、樹脂の流動性が高まるため、内側位置および外側位置のそれぞれにて確実に押さえ部材56により電解質膜1aを押さえることで、電解質膜1aの浮き上がりなどが生じることを確実に防止することができる。
次に、このような押さえ部材56による電解質膜1aを押さえる形態についての具体的な寸法例について、図9A、図9B、および図9Cを用いて説明する。
まず、ゲート52よりも内側の位置に押さえ部材56(貫通孔4a)を配置するような形態における寸法例を図9Aに示す。図9Aに示すように、貫通孔4aの形成位置は、第2の枠部材4の内縁部からの距離d1が、0.3mm〜2.5mmの範囲に設定することが好ましい。この範囲よりも小さいと押さえ部材56よりも内側の空間における樹脂材料の充填性が低下する。またこの範囲よりも大きいと電解質膜の無駄な面積が増え、非効率だからである。
次に、ゲート52よりも外側の位置に押さえ部材56を配置するような形態における寸法例を図9Bに示す。図9Bに示すように、電解質膜1aの端部と貫通孔4aの形成位置との間の距離d2は、膜端部の浮き上がりをより効果的にするために2.5mm以内とすることが望ましい。また、貫通孔4aの幅、すなわち押さえ部材56の幅寸法d3は、0.3mm〜2.5mmの範囲に設定することが好ましい。この範囲よりも小さいと押さえ部材56自体の強度(金型強度)が不足する。また、この範囲よりも大きいと電解質膜1aの無駄な面積が増え、非効率だからである。
また、図9Bに示す形態にて、貫通孔4a内に電解質膜1aの端部が位置されるようにすることもできる。この場合、貫通孔4a内に露出される電解質膜1aの端部長さ寸法d4は、少なくとも0.3mm以上とすることが好ましい。これよりも小さいと位置ズレ等が生じた場合に確実に電解質膜1aを押さえることができないような場合が生じ得、実用上管理が困難となるからである。
また、図4に示すように、それぞれの貫通孔4aの配列方向における長さ寸法d5は、0.6mm〜20mmの範囲に設定することが好ましい。この範囲よりも小さいと、押さえ部材56の強度不足となり、押さえ部材56が射出成型時に破損する可能性がある。これよりも大きいと配列部分よりも内側の空間への樹脂の流れを阻害する可能性がある。さらに、それぞれの貫通孔4aの配列間隔ピッチd6は、0.6mm〜10mmの範囲に設定することが好ましい。この範囲よりも小さいと、内側空間への樹脂の充填性が低下し、大きいとこの間で電解質膜1aの浮き上がりが生じる可能性がある。
(第2実施形態)
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、本発明の第2実施形態にかかる燃料電池が備えるMEA−枠接合体85の模式部分断面図を図10に示す。なお、以降の説明においては、同じ構成部材にて同じ参照番号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、本第2実施形態のMEA−枠接合体85においては、第1の枠部材83において段部86を形成して、この段部86の下段面86a上に電解質膜1aの周縁部1dを配置し、かつ押さえ部材56(貫通孔84a)により押さえて固定した状態にて、射出成型により第2の枠部材84がこの段部86を埋めるように形成された構造を有している。
このような本題2実施形態の構造を採用することで、第2の枠部材の射出成型(2次成型)において使用する樹脂材料の量を少なくすることができ、第1の枠部材83が2次成型の際に受ける熱的な影響をより少なくすることができ、精度よくMEA−枠接合体85を製造することができる。
さらに、このMEA−枠接合体85の模式斜視図を図11に示し、図11のMEA−枠接合体85におけるゲート位置付近のA−A線断面図を図12に示す。図11及び図12に示すように、第1の枠部材83に形成された段部86において、ゲート52が形成されている位置に、さらに樹脂注入用段部87が形成されている。この樹脂注入用段部87と段部86の下段面86aとの段差寸法d7は、例えば電解質膜1aの厚さよりも大きくなるように設定されている。このような樹脂注入用段部87が形成されていることにより、ゲート52より注入された樹脂材料が、まず樹脂注入用段部87において流動され、その後、電解質膜1aが配置されている段部86の下段面86aへと流れ込むことになる。この樹脂の流動の際に、樹脂注入用段部87が、段部86の下段面86a上に配置された電解質膜1aの上面よりも高く位置されているため、流動される樹脂が電解質膜1aの上面に流れやすくすることができる。従って、樹脂の流動による電解質膜1aの端部の浮き上がりをさらに効果的に防止することができる。
上記それぞれの実施形態においては、第2の枠部材4等に形成されるそれぞれの貫通孔4aが矩形状の平面形状を有するような場合について説明したが、このような場合についてのみ限られるものではない。このような場合に代えて、例えば、図13の模式斜視図に示すMEA−枠接合体95のように、第2の枠部材94において、円形の平面形状を有する貫通孔94aが形成されるような場合であってもよい。
この場合、貫通孔94aの孔径d8は、0.3mm〜5mmの範囲に設定することが好ましい。この範囲よりも小さいと金型強度不足が生じる、あるいは貫通孔として形成することが困難な場合が生じ得、この範囲よりも大きいと電解質膜1aの露出面積、すなわち枠部材により保持されていない領域面積が大きくなってしまうからである。また、貫通孔94aの配列間隔ピッチd9は、0.6mm〜10mmの範囲に設定することが好ましい。この範囲より小さいと他方への樹脂材料の充填が困難となり、大きいとこの間で電解質膜の浮き上がりが生じやすくなるからである。
また、図14のMEA111の模式断面図に示すように、電解質膜1aの周縁部1dにおいて、補強膜112が形成されているような場合であってもよい。このような補強膜112は電解質膜1aを射出成型における高温高圧の樹脂から保護する機能を有するものである。電解質膜1aの一方の面にのみ形成されていてもよく、両面に形成されていてもよい。なお、本発明において、高分子電解質膜部材とは、高分子電解質膜自体であってもよく、また、このように高分子電解質膜の表面に補強膜が形成されたものをも含む。
なお、上記それぞれの実施形態の説明においては、第2の枠部材4等に形成された貫通孔4aが開放された状態である場合について説明したが、このような場合に代えて、第2の枠部材を形成した後、貫通孔4aをシール剤等により埋めて閉止するような場合であってもよい。貫通孔4aにおいて電解質膜1aが露出されたままであると、僅かではあるがクロスリーク現象が生じる可能性が残っているため、この部分を封止することで、確実にクロスリーク現象が生じることを防止することができる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2007年3月30日に出願された日本国特許出願No.2007−091986号の明細書、図面、及び特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる燃料電池用スタックを備える燃料電池の概略構成を示す模式構成図 図2は、図1に示す燃料電池が備える燃料電池用スタックの模式分解図 図3は、第1実施形態の燃料電池用スタックの単セルが備えるMEAの模式部分断面図 図4は、図3のMEA−枠接合体の模式部分斜視図 図5Aは、第1実施形態のMEA−枠接合体を射出成型により形成する手順を示す模式図 図5Bは、第1実施形態のMEA−枠接合体を射出成型により形成する手順を示す模式図 図5Cは、第1実施形態のMEA−枠接合体を射出成型により形成する手順を示す模式図 図5Dは、第1実施形態のMEA−枠接合体を射出成型により形成する手順を示す模式図 図5Eは、第1実施形態のMEA−枠接合体を射出成型により形成する手順を示す模式図 図5Fは、第1実施形態のMEA−枠接合体を射出成型により形成する手順を示す模式図 図6は、第1実施形態の変形例にかかるMEA−枠接合体の模式部分断面図 図7は、第1実施形態の変形例にかかるMEA−枠接合体の模式部分断面図 図8は、第1実施形態の変形例にかかるMEA−枠接合体の模式部分断面図 図9Aは、第1実施形態のMEA−枠接合体における貫通孔の寸法例の模式説明図 図9Bは、第1実施形態のMEA−枠接合体における貫通孔の寸法例の模式説明図 図9Cは、第1実施形態のMEA−枠接合体における貫通孔の寸法例の模式説明図 図10は、本発明の第2実施形態にかかるMEA−枠接合体の模式部分断面図 図11は、第2実施形態のMEA−枠接合体の模式部分斜視図 図12は、図11のMEA−枠接合体におけるA−A線断面図 図13は、本発明の実施形態の変形例にかかるMEA−枠接合体の模式斜視図 図14は、本発明の実施形態の変形例にかかるMEAの模式断面図 図15は、従来の固体高分子電解質型燃料電池の電極−膜−枠接合体とセパレータの分解断面図 図16Aは、従来の固体高分子電解質型燃料電池のMEA−枠接合体の製造方法の模式説明図 図16Bは、従来の固体高分子電解質型燃料電池のMEA−枠接合体の製造方法の模式説明図 図16Cは、従来の固体高分子電解質型燃料電池のMEA−枠接合体の製造方法の模式説明図 図17Aは、従来のMEA−枠接合体の製造方法における膜の浮き上がり現象の模式説明図 図17Bは、従来のMEA−枠接合体の製造方法における膜の浮き上がり現象の模式説明図 図18は、第1実施形態のMEA−枠接合体の製造時(金型型締め時)におけるMEAの保持位置を示す模式図
符号の説明
1a 高分子電解質膜
1b アノード電極
1c カソード電極
1d 周縁部
2 枠体
3 第1の枠部材
4 第2の枠部材
4a 貫通孔
5b アノード側セパレータ
5c カソード側セパレータ
15 MEA(膜電極複合体)
20 単セル
21 集電板
22 絶縁板
23 端板
30 スタック
31 燃料処理器
32 アノード加湿器
33 カソード加湿器
34 ポンプ
35 ポンプ
36 ポンプ
37 熱交換器
38 貯湯タンク
40 運転制御装置
41 電気出力部
52 ゲート
56 押さえ部材
101 燃料電池

Claims (4)

  1. 高分子電解質膜と、上記電解質膜の両面のうち一方の面に形成される単一のアノード電極と、上記電解質膜の他方の面に形成される単一のカソード電極と、上記電解質膜の縁部を狭持する第1及び第2の枠体と、上記アノード電極及びカソード電極並びに上記両電極の外側に配置された上記第1及び第2の枠体を挟むように設けられた一対のセパレータとで構成される単電池モジュールを積層して組み立てられた高分子電解質型燃料電池において、上記電解質膜は上記両電極から露出しており、上記第2の枠体には、上記電解質膜の縁部に沿って複数の貫通孔が形成され、かつ、上記貫通孔は上記電解質膜上に配置されると共に、上記両枠体と上記両電極とは隙間を有して形成される、高分子電解質型燃料電池。
  2. 上記電解質膜の一部は上記貫通孔を通じて露出された状態となっている、請求項1記載の高分子電解質型燃料電池。
  3. 上記請求項1又は2に記載の高分子電解質型燃料電池に冷却水を循環供給するためのポンプと、前記冷却水により除去された熱を流体に熱交換するための熱交換器と、熱交換された流体を貯留させる貯湯タンクとを備える、燃料電池。
  4. 上記請求項1又は2に記載の高分子電解質型燃料電池の運転制御を行う運転制御装置と、上記高分子電解質型燃料電池にて発電された電気を取り出す電気出力部とを備える、燃料電池。
JP2008316361A 2007-03-30 2008-12-12 高分子電解質型燃料電池および燃料電池 Active JP4321667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008316361A JP4321667B2 (ja) 2007-03-30 2008-12-12 高分子電解質型燃料電池および燃料電池

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007091986 2007-03-30
JP2008316361A JP4321667B2 (ja) 2007-03-30 2008-12-12 高分子電解質型燃料電池および燃料電池

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008540396A Division JP4243648B2 (ja) 2007-03-30 2008-03-27 高分子電解質型燃料電池および電極−膜−枠接合体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009081145A JP2009081145A (ja) 2009-04-16
JP4321667B2 true JP4321667B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=39875371

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008540396A Expired - Fee Related JP4243648B2 (ja) 2007-03-30 2008-03-27 高分子電解質型燃料電池および電極−膜−枠接合体の製造方法
JP2008316361A Active JP4321667B2 (ja) 2007-03-30 2008-12-12 高分子電解質型燃料電池および燃料電池

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008540396A Expired - Fee Related JP4243648B2 (ja) 2007-03-30 2008-03-27 高分子電解質型燃料電池および電極−膜−枠接合体の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (3) US7931999B2 (ja)
EP (1) EP2045862B1 (ja)
JP (2) JP4243648B2 (ja)
KR (1) KR100917732B1 (ja)
CN (1) CN101542798B (ja)
WO (1) WO2008129839A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009144940A1 (ja) * 2008-05-30 2009-12-03 パナソニック株式会社 Mea部材及び固体高分子形燃料電池
JP4890665B2 (ja) * 2010-01-05 2012-03-07 パナソニック株式会社 電極−膜−枠接合体及びその製造方法、並びに燃料電池
US9859573B2 (en) 2010-03-23 2018-01-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Membrane electrode assembly with integrated frame and fuel cell
JP5911013B2 (ja) * 2012-05-10 2016-04-27 内山工業株式会社 燃料電池用セルアセンブリの製造方法
EP2874200B1 (en) * 2012-07-13 2017-08-16 Hitachi Maxell, Ltd. Flat battery
CN106611864B (zh) * 2015-10-21 2019-08-13 本田技研工业株式会社 燃料电池用带树脂框的电解质膜-电极构造体
TWI600208B (zh) 2016-10-31 2017-09-21 財團法人工業技術研究院 燃料電池之模組化結構
JP2018185977A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 株式会社Soken 燃料電池
CN110326154B9 (zh) * 2017-07-10 2023-02-24 株式会社Lg新能源 电池模块壳体和包括其的电池模块
JP7052593B2 (ja) * 2018-06-21 2022-04-12 トヨタ自動車株式会社 燃料電池単セルの製造方法
JP7205381B2 (ja) * 2019-05-27 2023-01-17 トヨタ自動車株式会社 燃料電池の製造方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6319625B1 (en) 1999-10-29 2001-11-20 George J. Gemberling Graphite plate assembly and method of manufacture
JP4193015B2 (ja) 1999-11-25 2008-12-10 Nok株式会社 燃料電池用ガスケット
JP3542550B2 (ja) 2000-07-19 2004-07-14 本田技研工業株式会社 燃料電池用シールの成形方法
WO2002061869A1 (fr) 2001-01-31 2002-08-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Pile a carburant electrolytique de haut polymere et ensemble joint a film electrolytique destine a la pile a carburant
US20030082430A1 (en) 2001-10-25 2003-05-01 Daisuke Suzuki Fuel cell gasket assembly and method of making
CA2477358C (en) 2003-08-22 2012-03-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Polymer electrolyte fuel cell
JP4599115B2 (ja) 2003-08-22 2010-12-15 パナソニック株式会社 高分子電解質型燃料電池
JP4398763B2 (ja) 2004-03-19 2010-01-13 本田技研工業株式会社 燃料電池用セパレータの製造方法
JP3897808B2 (ja) * 2005-04-01 2007-03-28 松下電器産業株式会社 Mea、meaの製造方法及び高分子電解質形燃料電池
CN100568599C (zh) 2005-04-01 2009-12-09 松下电器产业株式会社 Mea、mea的制造方法和高分子电解质型燃料电池
JP2007091986A (ja) 2005-09-30 2007-04-12 Tsuchiya Co Ltd 発光素子用蛍光体シート形成用塗布液及びその塗布液から作製される蛍光体シート
JP5068484B2 (ja) * 2006-06-30 2012-11-07 パナソニック株式会社 高分子電解質型燃料電池用単電池及び高分子電解質型燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
KR20090017649A (ko) 2009-02-18
US20110165490A1 (en) 2011-07-07
US7931999B2 (en) 2011-04-26
WO2008129839A1 (ja) 2008-10-30
JP2009081145A (ja) 2009-04-16
EP2045862B1 (en) 2012-05-16
US8268512B2 (en) 2012-09-18
EP2045862A1 (en) 2009-04-08
US20100143819A1 (en) 2010-06-10
EP2045862A4 (en) 2010-08-18
KR100917732B1 (ko) 2009-09-15
CN101542798B (zh) 2012-10-24
CN101542798A (zh) 2009-09-23
US20090286123A1 (en) 2009-11-19
JP4243648B2 (ja) 2009-03-25
US7977014B2 (en) 2011-07-12
JPWO2008129839A1 (ja) 2010-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4321667B2 (ja) 高分子電解質型燃料電池および燃料電池
JP4235687B2 (ja) 高分子電解質型燃料電池および電極−膜−枠接合体の製造方法
JP4096027B2 (ja) 固体高分子電解質型燃料電池
JP4335305B2 (ja) 高分子電解質型燃料電池用の電極−膜−枠接合体およびその製造方法、並びに高分子電解質型燃料電池
JP5839122B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2008171613A (ja) 燃料電池
JP2013026009A (ja) 固体高分子電解質型燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20090108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090525

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4321667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4