JP4320633B2 - 複合機 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリ通信機能、ネットワークプリンタ機能、複写機能など複数の機能を備える複合機に関し、特に、特定の機能を使用する際や自装置内に設定したユーザ固有の記憶領域へアクセスする際に認証情報の入力を要求する複合機に関する。
近年、ファクシミリ通信機能、ネットワークプリンタ機能、複写機能など、複数の情報処理機能が統合されてなる複合機が普及している。かかる複合機は、企業等に設置されて多数のユーザによって共用されることが多いが、各個人の利便性も考慮して、その内部の記憶装置に各ユーザ固有の記憶領域を割り当てることができるものがある。例えば特許文献1の複合機は、その内部の記憶装置に各ユーザ固有の記憶領域を割り当てることができ、当該記憶領域へアクセスする際には、その記憶領域に割り当てられたユーザID及びパスワードの入力が行われ、正しいパスワードが入力された場合に記憶領域へのアクセスが許可される。
特開2000−101776号公報
ところが、従来の複合機は、各ユーザ固有の記憶領域にデータを蓄積する場合、その都度、記憶領域に割り当てられたユーザID及びパスワードの入力操作を行う必要があり、ユーザにとって煩わしいという問題があった。
また、複数の機能を有する複合機においては、機能ごとに利用者の制限を行うことが望まれることがあるが、機能ごとにユーザID、パスワード等の認証情報の入力を要求することになると、1人のユーザが複数の機能を利用する際に、その都度ユーザID、パスワードなどを入力しなければならず、ユーザにとって煩わしいという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、複合機において、認証情報の入力操作を簡略化ないし省略して、ユーザの操作負担を軽減することを可能とする複合機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の複合機は、ユーザIDを登録するユーザID登録手段と、前記ユーザID毎に使用可能な操作を登録する使用可能操作登録手段と、ユーザの設定に基づく操作が開始されると、前記使用可能操作登録手段に登録された前記ユーザIDの何れかがログインしているか否かを判断し、前記ユーザIDの何れもがログインしていないと判断した場合には、前記ユーザに対してログインすることを要求し、前記ユーザIDの何れかがログインしていると判断した場合には、ログインしているユーザIDが前記使用可能操作登録手段により前記ユーザの設定に基づく操作が使用可能なものとして登録されたユーザIDであるか否かを判断し、ログインしている前記ユーザIDが前記ユーザの設定に基づく操作を使用可能なものであると判断した場合には、新たにログインを要求することなく、前記ユーザの設定に基づく操作を許可し、ログインしている前記ユーザIDが前記ユーザの設定に基づく操作を使用可能でないものであると判断した場合には、前記ユーザの設定に基づく操作を拒否する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2記載の複合機は、ユーザIDを登録するユーザID登録手段と、前記ユーザID毎に自装置内の記憶領域の宛先情報を登録する宛先情報登録手段と、表示手段と、データを前記記憶領域へ蓄積するためのデータ蓄積操作が行われるに際して、前記宛先情報登録手段により登録されているユーザIDがログインしているか否かを判断し、当該ユーザIDがログインしている場合には、新たにログインすることを要求することなく、前記宛先情報登録手段により登録されている宛先情報を前記表示手段により表示するとともに、ログインしているユーザIDに対応する宛先情報を選択状態にし、前記表示手段により表示された前記宛先情報を選択状態から非選択状態へ変更するか否かについての指示及び選択状態の確定指示を受付け、選択状態が確定された宛先情報が指定する記憶領域へデータを蓄積する一方、当該ユーザIDがログインしていない場合には、ログインすることを要求する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3記載の複合機は、ユーザIDを登録するユーザID登録手段と、前記ユーザID毎に自装置内の記憶領域の宛先情報を登録する宛先情報登録手段と、表示手段と、データを前記記憶領域へ蓄積するためのデータ蓄積操作が行われるに際して、前記宛先情報登録手段により登録されているユーザIDがログインしているか否かを判断し、当該ユーザIDがログインしている場合には、新たにログインすることを要求することなく、前記宛先情報登録手段により登録されている宛先情報に対応するユーザIDを前記表示手段により表示するとともに、ログインしているユーザIDを選択状態にし、前記表示手段により表示された前記ユーザIDを選択状態から非選択状態へ変更するか否かについての指示及び選択状態の確定指示を受付け、選択状態が確定されたユーザIDに対応する宛先情報が指定する記憶領域へデータを蓄積する一方、当該ユーザIDがログインしていない場合には、ログインすることを要求する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1記載の複合機によれば、ユーザは、1度ログインすれば、その都度ログインすることなく、ユーザ自身に与えられた権限の範囲内で使用可能な全ての操作を行うことができる。
請求項2,3記載の複合機によれば、画像データ等のデータを自装置内のユーザ固有の記憶領域へ蓄積するための操作を行うに際して、当該ユーザのユーザIDが予めログインされている場合には、改めてログインをする必要がなく、又、記憶領域を指定する宛先情報の入力操作も省略されるので、ユーザが行う操作の簡略化が図られる。
また、請求項記載の複合機によれば、画像データ等のデータを自装置内のユーザ固有の記憶領域へ蓄積するための操作を行うに際して、当該ユーザのユーザIDが予めログインされている場合には、ログインされているユーザIDに対応する宛先情報が自動的に選択状態になるので、当該ユーザは宛先情報の入力操作を行うことなく、選択状態の確定指示操作だけを行えばよい。したがって、ユーザの操作の簡略化が図られる。
また、請求項記載の複合機によれば、画像データ等のデータを自装置内のユーザ固有の記憶領域へ蓄積するための操作を行うに際して、当該ユーザのユーザIDが予めログインされている場合には、ログインされているユーザIDが自動的に選択状態になるので、当該ユーザは宛先情報の入力操作を行うことなく、選択状態の確定指示操作だけを行えばよい。したがって、ユーザの操作の簡略化が図られる。
以下、本発明の実施の形態に係る複合機について、図面に基づき説明する。この複合機1は、図1に示すように、制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、原稿読取部3、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)4、画像メモリ5、記録部6、操作部7、表示部8、通信部9、LAN I/F(Local Area Network Interface)10、ROM(Read Only Memory)11、及びRAM(Random Access Memory)12を備えたものであって、各部2乃至12は、バス13によって接続されている。
制御部2は、この複合機1を構成する各部を制御する。原稿読取部3は、原稿の画像データを読取るものであり、図示しないがCCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサや光源等の光学系を具備するフラット・ベッド・スキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)等を有して構成されている。
コーデック4は、コピーやファクシミリ送受信などのために画像データを符号化及び復号するものである。すなわち、原稿読取部3で原稿から読取られた画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)、MH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、JBIG(Joint Bi-level Image Group)方式等により符号化し、ファクシミリ受信した画像データなどを復号する。また、コンピュータで一般的に使用される画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形式やPDF(Portable Document Format)形式にも対応して画データを符号化、又は復号する。
画像メモリ5は、原稿読取部3で原稿から読取られた画像データ、原稿読取部3で原稿から読取られた後にコーデック4において符号化された画像データ、ファクシミリ受信した画像データなどを格納する。記録部6は、画像メモリ5から読み出された画像データの画像を用紙に記録するものである。この記録部6における記録方式としては、例えば、電子写真方式が用いられる。
操作部7は、図示しないが、原稿読取部3に原稿の読取動作の開始を指示するためのスタートキー、ファクシミリ番号やコピー部数等を入力するためのテンキー、予め登録されたファクシミリ番号などを指定するためのワンタッチキー、テンキーとともに短縮番号を指定するための短縮キー、各種設定を行うためのカーソルキーなど、表示部8と連動した各種操作キーを備えている。また、操作部7は、ログインされているユーザIDをログアウトするためのログアウトキー7aを備える。ユーザはログアウトキー7aを押下するだけでその時ログイン状態にある全てのユーザIDをログアウトすることができる。ログアウトキー7aを、ユーザIDごとに複数設け、押下されたログアウトキーに対応するユーザIDだけがログアウトされるようにしてもよい。
表示部8は、各種の設定状態や自装置1の動作状態などを文字や図形などで表示する液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)15や、点灯又は消灯で表示するLEDランプ16などを備えている。なお、液晶表示装置15を、タッチパネル方式のものとし、この液晶表示装置15が操作部7の機能を兼ね備えるものとしてもよい。
通信部9は、図示しないが、モデム及びNCU(Network Control Unit)を備えている。モデムは、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCUは、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置であり、PSTN(Public Switched Telephone Network)17に接続されている。
LAN I/F10は、LAN(Local Area Network)18と複合機1とを通信可能に接続するインターフェースである。LAN18には、クライアントPC20が接続されており、クライアントPC20から複合機1が有する各種機能を利用することができる。ROM11は、制御部2によって複合機1の各部が制御されるための制御プログラムを格納している。RAM12は、制御部2の主メモリ、ワークエリア等として機能し、各種設定情報をも格納している。
補助記憶装置HDDは、複数のユーザIDに夫々割り当てられた複数の記憶領域が形成されている。この補助記憶装置HDDとしては、例えば、ハードディスク装置などが採用される。
以上説明した構成からなる複合機1には、操作種別毎に、その操作を行うに当たって複合機1の管理者の権限を要するか否かを指定する情報及び管理者のプロテクトコードをRAM12に登録している。例えば図2に示す管理者権限要否テーブルT1のように、操作種別として、「スキャン操作」、「電話帳編集操作」、「機器設定情報の編集操作」、「操作A」、「操作B」等が登録され、更にこれら各々に対応付けて管理者の権限の要否を指定する情報及び管理者のプロテクトコードが登録されている。ここで、管理者のプロテクトコードを登録するか否かは任意である。「スキャン操作」は、原稿読取部3を用いて原稿の画像データをスキャンするための操作である。「電話帳編集操作」は、複合機1において宛先電話番号、宛先メールアドレス等を記憶する電話帳を編集する操作である。「機器設定情報の編集操作」は、複合機1の機器設定情報を編集するための操作である。「操作A」、「操作B」は、所定の操作を示す。管理者の権限の要否を示す情報としては、管理者の権限が必要であることを示す情報「要」又は管理者の権限が不要であることを示す情報「不要」が登録されている。
このような管理者権限要否テーブルT1を有する複合機1においては、ユーザID、パスワード等の認証情報を登録する際に、併せて各ユーザID毎に使用可能な操作を登録することができるようになっている。そして、使用可能な操作を登録する際に、当該操作を行うために管理者の権限が必要な場合は、管理者のプロテクトコードの入力を要求する。以下にユーザ認証情報が登録される際に実行される複合機1の処理動作について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、図3以降のフローチャートに基づいて説明する複合機1の処理動作は、ROM11に格納されている制御プログラムに基づいて制御部2が発行する命令に従って行われる。
操作部7の所定操作により、ユーザID及びパスワードの入力並びに登録を希望する操作の指定をユーザに促す画面が表示部15に表示され、ユーザの操作によりそれらの情報が入力及び指定されると(S1)、制御部2は、管理者権限要否テーブルT1を参照して、指定された操作を行うのに管理者の権限が必要か否かを判断する(S2)。管理者権限要否テーブルT1において、指定された操作に対応付けて管理者の権限を要することを指定する情報「要」が登録されていることにより、管理者権限が必要であると判断した場合(S2:YES)、更に、管理者のプロテクトコードが設定されているか否かを判断する(S3)。管理者のプロテクトコードが設定されている場合は、制御部2は、管理者のプロテクトコードの入力を促す処理動作を実行する(S4)。例えば、プロテクトコードを入力して下さい等のメッセージを表示部15に表示するとともに、操作部7のキー操作によりプロテクトコードを入力するための入力フィールドを表示部8に表示する。プロテクトコードが入力されると、制御部2は、入力されたプロテクトコードと管理者権限要否テーブルT1に予め登録されている管理者のプロテクトコードとを照合し、それらが一致した場合に、入力されたユーザID及びパスワードを登録するとともに、指定された操作の使用権限、つまり、指定された操作が使用可能であることを示す情報を当該ユーザIDに対応付けて登録する(S6)。具体的には、図4に例示するように、RAM12に格納された認証情報管理テーブルT2において、入力されたユーザID及びパスワードを登録するとともに、ユーザIDに対応付けてS1で指定された操作について使用可能な操作であることを指定する情報「使用可」を登録する。なお、S1で指定されなかった操作については、使用できない操作であることを指定する情報「使用不可」が自動的に登録される。
一方、S2又はS3において否定判断をした場合は、プロテクトコードの入力を要求することなく、認証情報管理テーブルT2において、入力されたユーザID及びパスワードを登録するとともに、ユーザIDに対応付けてS1で指定された操作について使用可能な操作であることを指定する情報「使用可」を登録する。S5において否定判断をした場合は(S5:NO)、S1で入力されたユーザID及びパスワードの登録を行うとともに、指定された操作について使用できない操作であることを指定する情報「使用不可」を登録する。
つぎに、複合機1においてユーザ固有のデータ記憶領域を登録する際に、複合機1が実行する処理動作を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
操作部7の所定操作により、ユーザのデータ記憶領域の宛先情報の入力並びにユーザID及びパスワードの入力をユーザに促す画面が表示される。ユーザの入力操作等によりそれら情報が入力されると(S51)、制御部2は、入力されたユーザID及びパスワードが認証情報管理テーブルT2に登録されている正しいものであるか否かを判断する(S52)。入力されたユーザID及びパスワードが正しいものであると判断した場合(S52:YES)、例えば図6に例示する宛先情報管理テーブルT3のように、入力されたユーザIDとデータ記憶領域の宛先情報、例えばパス名、を対応つけて登録する(S53)。また、操作部7のワンタッチキー(短縮番号であってもよい。)に対応付けてユーザID及びデータ記憶領域の宛先情報を登録する。これにより、ワンタッチキーを押下することで(又は短縮番号を指定することにより)ワンタッチキーに対応するユーザID及び宛先情報を指定することができる。
S52において、入力されたユーザID及びパスワードが誤ったものであると判断した場合は(S52:NO)、入力された情報の登録を行わずに処理を終了する。
つぎに、複合機1において、原稿読取部3において原稿の画像データを読取り各ユーザ固有の記憶領域へ蓄積するための操作(以下「スキャン蓄積操作」という。)を除く何らかの機能を実行するための操作、例えば、複合機1の電話帳の編集操作、ユーザ登録情報の編集操作、ファクシミリ送信操作、IPアドレスの設定操作など、が行われるに際して、複合機1が実行する処理動作を図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
複合機1においてスキャン蓄積操作以外の操作がユーザにより開始されると、制御部2は、複合機1にログインしているユーザがあるか否かを判断する(S101)。何れか1のユーザIDでもログインしている場合には(S101:ログイン状態)、ログイン状態にあるユーザIDを取得し(S102)、認証情報管理テーブルT2を参照して、ログインしているユーザIDがこの操作を行う権限を有するか否かを判断する(S103)。ログイン中のユーザIDの当該操作について「使用可」がテーブルT2に登録されていることにより、当該ユーザIDが当該操作を行う権限を有すると判断した場合は(S103:YES)、新たにログインすることを要求することなく、この操作を許可する(S104)。ログイン中のユーザIDの当該操作について「使用不可」が登録されていることにより、当該ユーザIDが当該操作を行う権限を有しないと判断した場合は(S103:NO)、この操作を拒否する(S105)。例えば、ユーザがその操作をする権限を持っていないことを報知する処理動作を行う。より具体的には、ユーザがその操作をする権限を持っていないことを示す文字列を表示部15に表示する。
一方、S101において、制御部2が複合機1にログイン状態にあるユーザIDがないと判断した場合には(S101:ログアウト状態)、ログインを要求するための処理動作を実行する(S106)。例えば、表示部15にユーザID、パスワード等の認証情報を入力するための画面情報を表示させ、ユーザにより認証情報が入力されるとその認証情報と認証情報管理テーブルT2に格納された認証情報を照合し、それらが一致すれば、ログインに成功したとして(S107:YES)、処理をS103へ移行させる。一方、それらの認証情報が一致せず、ログインに失敗したと判断した場合は(S107:NO)、処理をS105へ移行して操作を拒否する。
なお、制御部2は、ログイン後、操作部7で操作が行われない時間をカウントしており、一定時間操作が行われない場合に、自動的にログアウトする。これにより、ユーザがログアウトするのを忘れた場合にログイン中のユーザIDが不正に第三者に利用されることを防止することができる。このような複合機1が実行する処理動作を図8のフローチャートに示す。
すなわち、操作部7の所定操作により、ユーザID及びパスワードが入力指定され、予め認証情報管理テーブルT2に登録されているユーザID及びパスワードと照合し一致した場合(S201:YES)、当該ユーザIDについてログイン状態が確立される(S202)。一方、予め認証情報管理テーブルT2に登録されているユーザID及びパスワードと照合し一致しなかった場合は(S201:NO)、ログインに失敗したことを報知してログインを拒否する(S203)。
制御部2は、S202のログイン状態が確立された後、一定時間操作部7における操作が行われていないとき(S204:NO)、当該ユーザIDについてログアウトを行う(S205)。
つぎに、複合機1において、登録されたユーザ固有の記憶領域にデータを蓄積するためのデータ蓄積操作が行われる際に、複合機1が実行する処理動作を図9に示すフローチャートに基づいて説明する。ここでは、その具体例として、原稿読取部3に読取った原稿の画像データをユーザ固有の記憶領域に蓄積する際に実行される複合機1の処理動作について説明する。
複合機1においてスキャン蓄積操作がユーザによりなされると、制御部2は、複合機1にログインしているユーザがあるか否かを判断する(S251)。何れか1のユーザIDでもログインしている場合には(S251:ログイン状態)、ログイン状態にあるユーザIDを取得し(S252)、認証情報管理テーブルT2を参照してこの操作を行う権限をログインしているユーザIDが有するか否かを判断する(S253)。ログイン中のユーザIDの当該操作について「使用可」がテーブルT2に登録されていることにより、当該ユーザIDが操作を行う権限を有すると判断した場合は(S253:YES)、例えば図10に示すように、登録されたデータ記憶領域の宛先情報を全て表示するとともに、表示された宛先情報及び宛先情報に対応するユーザIDの選択を受付ける操作画面22を表示部15に表示する(S254)。この操作画面22においては、ログインしている状態にあるユーザID及びこれに対応する宛先情報は予め選択状態にされており、それらはログインされていないものと識別可能に表示されている。具体的には、図10に示すように、選択状態にあるユーザIDおよびこれに対応する宛先情報は、反転状態23で表示される。操作画面22に表示されたユーザID及び宛先情報は、何れもユーザが操作部7の所定操作により非選択状態から選択状態へ、あるいは選択状態から非選択状態に変更指示をすることができ、制御部2は該変更指示を受付て、選択状態及び反転表示状態を変更する。また、操作画面22には、選択状態を確定するための選択確定ボタン24が設けられており、ユーザはこれを操作することにより選択状態の確定を指示することができ、制御部2は、該確定指示を受付けて、ユーザID及び宛先情報の選択状態を確定する。
ユーザが選択確定ボタン24を操作するなどして、制御部2がユーザID及びこれに対応する宛先情報の選択状態を確定すると(S255:YES)、選択状態が確定されたユーザID(選択状態が確定された宛先情報に対応するユーザID)がログイン中であるか否かを判断する(S256)。選択状態が確定されたユーザIDがログインしていない状態にある場合は(S256:NO)、当該ユーザIDについてのログインを要求する処理動作を実行する(S257)。例えば、当該ユーザIDを表示部15に表示するとともに、当該ユーザIDについてのパスワードの入力を促すメッセージを表示する表示画面を表示部15に表示する。
パスワードの入力がなされログインに成功すると(S258:YES)、制御部2は、原稿読取部3におけるスキャン動作を開始し(S259)、原稿読取部3で読取った原稿の画像データを選択状態が確定された宛先情報(選択状態が確定されたユーザIDに対応する宛先情報)が指定する記憶領域へ蓄積する(S260)。
一方、入力されたパスワードと認証情報管理テーブルT2に登録されているパスワードが一致しなければ、ログインに失敗したものとして(S258:NO)、ログインが失敗した旨を報知する(S261)。例えばその旨のメッセージを表示部15に表示する。そして、スキャン操作を取り消すべき所定操作がなされると(S262:YES)、スキャン動作を行わずに、一連の処理動作を終了する。一方、スキャン操作を取り消すべき所定操作がなされない場合(S262:NO)は、処理をS256へ戻す。
前記S256において、選択状態が確定されたユーザID(選択状態が確定された宛先情報に対応するユーザID)が何れもログインされていると判断した場合は(S256:YES)、S259へ移行する。
前記S251において、制御部2が複合機1にログインしているユーザIDがないと判断した場合には(S251:ログアウト状態)、ログインを要求する処理動作を実行する(S263)。例えば、表示部15にユーザID、パスワード等の認証情報を入力するための画面情報を表示させる。ユーザにより認証情報が入力されると入力された認証情報と認証情報管理テーブルT2に格納された認証情報を照合し、一致すれば、ログインに成功したものとして(S264:YES)、処理をS253へ移行させる。一方、認証情報が一致しない場合は、ログインに失敗したものとして(S264:NO)、ログイン失敗を報知して(S265)、原稿読取部3におけるスキャン動作を行わずに一連の処理動作を終了する。また、前記S253において否定判断した場合は処理をS265へ移行する。
以上説明した複合機1においては、操作画面22においてユーザIDと宛先情報の両方を表示し、それら両方を選択するような実施形態となっているが、ユーザIDおよび宛先情報の何れか一方の表示及び選択を省略してもよい。
以上説明した複合機1によれば、ユーザは操作を行う際に1度ログインするだけで、別の操作を行う場合に、改めてログイン操作を行う必要がなく、自身に設定された権限の範囲内で使用可能な全ての操作を行うことができる。また、原稿読取部3でスキャンした画像データを自装置1内のユーザ固有の記憶領域へ蓄積するための操作を行うに際して、当該ユーザのユーザIDが予めログインされている場合にも、改めてログインをする必要がなく、併せて、記憶領域を指定する宛先情報の入力操作も行う必要がないので、ユーザが行う操作の簡略化が図られる。また、当該ユーザのユーザIDが予めログインされている場合には、ログインされているユーザIDに対応する宛先情報が自動的に選択状態となり、操作画面22に識別可能に表示されるので、ユーザは宛先情報の入力操作や選択状態への変更指示操作等を行うことなく、選択状態を確定するための指示操作だけを行えばよいので、更に操作の簡略化が図られる。
複合機1によれば、1度ログイン操作を行えばその都度ログイン操作をすることなく、複数の操作を行うことが可能であるため、ユーザがログアウト操作を煩わしく思い、ログアウト操作を怠れば、第三者に多数の機能を不正に利用される可能性がある。しかし、複合機1は、ログアウトキー7aを備えるので、ユーザは1つの押下操作によって、迅速且つ簡単にログアウトをすることができる。万一、ユーザがログアウト操作をするのを忘れても、複合機1は、自動ログアウト機能を備えるので、一定時間操作がなければ自動的にログアウト処理が実行され、使用権限のない第三者による複合機1の不正使用は防止される。
本発明は、ファクシミリ通信機能、ネットワークプリンタ機能、複写機能など、複数の情報処理機能が統合されてなる複合機に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る複合機の構成例及び該複合機のネットワーク接続例を示したブロック図である。 管理者権限要否テーブルの一例を示した図である。 ユーザ認証情報が登録される際に実行される複合機の処理動作を示したフローチャートである。 認証情報管理テーブルの一例を示した図である。 ユーザ固有のデータ記憶領域を登録する際に、複合機が実行する処理動作を示したフローチャートである。 宛先情報管理テーブルテーブルの一例を示した図である。 スキャン操作以外の操作が行われるに際して複合機が実行する処理動作を示したフローチャートである。 自動的にログアウトする際に複合機が実行する処理動作を示したフローチャートである。 登録されたユーザ固有の記憶領域にデータを蓄積するための操作が行われる際に、複合機が実行する処理動作を示したフローチャートである。 データの蓄積先を選択するための操作画面の一例を示した図である。
符号の説明
T1 管理者権限要否テーブル
T2 認証情報管理テーブル
T3 宛先情報管理テーブル
1 複合機
2 制御部
3 原稿読取部
8、15 表示部
22 操作画面

Claims (3)

  1. ユーザIDを登録するユーザID登録手段と、
    前記ユーザID毎に使用可能な操作を登録する使用可能操作登録手段と、
    ユーザの設定に基づく操作が開始されると、前記使用可能操作登録手段に登録された前記ユーザIDの何れかがログインしているか否かを判断し、
    前記ユーザIDの何れもがログインしていないと判断した場合には、ログインすることを要求し、
    前記ユーザIDの何れかがログインしていると判断した場合には、ログインしているユーザIDが前記使用可能操作登録手段により前記ユーザの設定に基づく操作が使用可能なものとして登録されたユーザIDであるか否かを判断し、
    ログインしている前記ユーザIDが前記ユーザの設定に基づく操作を使用可能なものであると判断した場合には、新たにログインを要求することなく、前記ユーザの設定に基づく操作を許可し、
    ログインしている前記ユーザIDが前記ユーザの設定に基づく操作を使用可能でないものであると判断した場合には、前記ユーザの設定に基づく操作を拒否する制御手段と、を備えることを特徴とする複合機。
  2. ユーザIDを登録するユーザID登録手段と、前記ユーザID毎に自装置内の記憶領域の宛先情報を登録する宛先情報登録手段と、表示手段と、データを前記記憶領域へ蓄積するためのデータ蓄積操作が行われるに際して、前記宛先情報登録手段により登録されているユーザIDがログインしているか否かを判断し、当該ユーザIDがログインしている場合には、新たにログインすることを要求することなく、前記宛先情報登録手段により登録されている宛先情報を前記表示手段により表示するとともに、ログインしているユーザIDに対応する宛先情報を選択状態にし、前記表示手段により表示された前記宛先情報を選択状態から非選択状態へ変更するか否かについての指示及び選択状態の確定指示を受付け、選択状態が確定された宛先情報が指定する記憶領域へデータを蓄積する一方、当該ユーザIDがログインしていない場合には、ログインすることを要求する制御手段と、を備えることを特徴とする複合機。
  3. ユーザIDを登録するユーザID登録手段と、前記ユーザID毎に自装置内の記憶領域の宛先情報を登録する宛先情報登録手段と、表示手段と、データを前記記憶領域へ蓄積するためのデータ蓄積操作が行われるに際して、前記宛先情報登録手段により登録されているユーザIDがログインしているか否かを判断し、当該ユーザIDがログインしている場合には、新たにログインすることを要求することなく、前記宛先情報登録手段により登録されている宛先情報に対応するユーザIDを前記表示手段により表示するとともに、ログインしているユーザIDを選択状態にし、前記表示手段により表示された前記ユーザIDを選択状態から非選択状態へ変更するか否かについての指示及び選択状態の確定指示を受付け、選択状態が確定されたユーザIDに対応する宛先情報が指定する記憶領域へデータを蓄積する一方、当該ユーザIDがログインしていない場合には、ログインすることを要求する制御手段と、を備えることを特徴とする複合機。
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