JP4320507B2 - 印刷システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無版印刷のメリットを活かす印刷技術に関わり、特には、カレンダーなどの媒体上に企業名や商店名などの固有性の高い情報を印刷する印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
カレンダー(暦)を例にとると、一般に、企業や商店、あるいは団体等の宣伝を目的として得意先に配布されることが多い。通常、この種のカレンダーには、日付部分および画像部分(写真、絵、書、等々の日付以外)を備えた基本画像に加え、カレンダーの配布主に関する企業名、商店名、マーク等のコンテンツを備えた付加画像が印刷されており、この付加画像は、基本画像が設けてある領域以外の余白部分に、特に下部や上部の余白部分に印刷されている。
【0003】
このような付加画像が印刷されたカレンダーには、カレンダー製造を注文した顧客(カレンダーの配布主である場合が一般的)の要求に応じた基本画像と一体的に付加画像が印刷されたものや、基本画像のみが予め印刷され、顧客の要求に応じて後から付加画像のみが印刷されたものがある。付加画像を後から印刷する後者のタイプのカレンダーは、例えば、基本画像のみを各月のカレンダーシートに(オフセット印刷などの有版印刷で)印刷した後、一年分のカレンダーシートを綴じる綴じ加工までを予め済ませて在庫しておき、顧客から注文があると、在庫のカレンダーに付加画像のみを(オフセット印刷などの有版印刷で)印刷することで作成される。
【0004】
以下、図8に示すフローチャートに沿って、付加画像が印刷されたカレンダーの作成手順を説明する。図8は、付加画像が印刷されたカレンダーの従来の作成手順を示す。
まず、顧客の要求に基づいて付加画像を作成し(ステップS71)、この付加画像が形成されたフィルムを出力する(ステップS72)。続いて、このフィルムを用いて印刷版を作成し(ステップS73)、この印刷版を用いて校正印刷を行う(ステップS74)。そして、この校正印刷の結果を確認し、不具合がなければ(ステップS75:OK)、上述のステップS73で作成された印刷版を用いてオフセット法による本印刷を行う(ステップS76)。また、上述のステップS75において校正印刷に不具合が発見された場合(ステップS75:NG)、ステップS71に戻り、再度付加画像の作成からやり直す。
このように、従来、カレンダーに付加画像を印刷する方法として印刷版を用いたオフセット印刷法が一般に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カレンダーを例にとると、カレンダーの注文の多くは前年の秋になされることが多いため、顧客の要求に応じた付加画像の印刷作業は、カレンダーを使用する当年に間に合うように供給すべく、秋に集中する傾向があり、このような状況の中で、カレンダーの製造業者に対して納期の短縮が望まれている。しかしながら、上述のオフセット印刷法によれば、印刷部数に関係なく付加画像ごとに印刷版を準備する必要がある上、この印刷版の作成には時間を要するため、印刷版の準備作業が納期を遅延させる一因となっていた。
【0006】
また、印刷版の作成には多くのコストを必要とし、印刷版がカレンダーの価格を引き上げる原因ともなっている。特に、印刷部数が少ない場合には、印刷版の作成に要するコストは部数に関わらず一定であるため、一般に、カレンダーの単価を一層高くしなければ、採算がとれなくなってしまう問題を抱えている。
さらに、例えば、校正作業以降において付加画像のコンテンツに不具合が発見された場合や、印刷中の事故等で印刷版自体に破損などの不具合が発生した場合、あるいは印刷版を作成した後に顧客が付加画像の変更を希望した場合には、いずれも印刷版の作り直しが必要になる。したがって、付加画像の修正や変更に対してタイムリー且つ迅速で柔軟に対応することは困難であることから、納期が大幅に遅れるという問題もある。
【0007】
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、(カレンダーの例であれば、基本的に備えられる画像や日付部分などの)所定の基本画像が予め形成された媒体上に、(例えば顧客の)要求に応じた付加画像を印刷部数の大小に関わりなく従来よりも短期に低コストで印刷することができ、しかも付加画像の修正や変更に対して迅速かつ柔軟に、そして従来よりも低コストで対応することが可能な印刷システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、媒体には基本画像が予め形成されてあり、1以上の各要求に応じたコンテンツを含む個別の付加画像のうちの少なくとも1の付加画像を、該付加画像に応じた所定部数の該媒体上に形成する印刷システムであって、前記付加画像のコンテンツを表す画像データと、前記媒体に対する該付加画像の位置関係を特定する上で必要とされる制御データとを準備するデータ準備手段と、無版印刷により前記媒体上に前記付加画像を形成する画像形成手段と、該画像データと該制御データとに基づき、該画像形成手段に該付加画像を形成させるための制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とし、前記基本画像が予め形成された媒体が仕分けされ、収納されており、かつ、高さ向に積み重ねられている複数の媒体収納部それぞれに対して1つずつ備えられ、前記媒体が前記複数の媒体収納部から順次搬送路に送られるよう、前記媒体を1枚ずつ取り出して前記搬送路に送り、丁合する丁合手段をさらに備え、前記画像形成手段は、前記搬送路上に設けられており、該丁合手段により順次取り出され、前記搬送路上を1枚ずつ搬送される媒体上に前記付加画像を形成し、前記搬送路を1枚ずつ搬送され、前記画像形成手段により当該搬送路上で前記付加画像が形成され、前記丁合手段により丁合された媒体を綴じ加工する加工手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、例えばインクジェット方式などの無版印刷を用いて付加画像の形成を行うことにより、印刷版を使用することなく付加画像を媒体上に形成することが可能となる。従って、印刷版を準備する必要がなくなるため、顧客の要求に応じた付加画像の印刷を部数に関わりなく低コストで短期に行うことが可能となり、しかも付加画像の修正や変更に対して柔軟に対応することが可能となる。
【0009】
尚、基本的に1個の媒体上に、1つの付加画像が形成される。1つの付加画像は1つの要求に対応づけられている。1つの付加画像が形成される(1個の)媒体上の領域は、1ヶ所に集中していても、又は、2ヶ所以上に分かれていても、いずれでもよい。また特殊な例として、1つの付加画像に2つ以上の要求を対応づけようとする場合があっても、コンテンツを合成あるいは編集などすることにより、2つ以上の要求を1つの要求としてまとめてしまう、等の処置によって、結局は、1つの付加画像に1つの要求が対応づけられているものとして処理することができる。
【0010】
発明の印刷システムでの、画像データを制御データとを準備するとは、次のような意味を包含する。すなわち、最も代表的な例では、データの加工、変換、あるいは編集などを適宜施すことにより前記の画像データと制御データとを「生成」することである。またこの他の例としては、もし既に前記の画像データと制御データとが生成されてあった場合に、当該画像データと制御データとを取り込むこと(入力すること)である。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記媒体上に形成する付加画像のデータを切替える付加画像データ切替え手段も備えており、前記画像データと制御データとの少なくともいずれか片方が異なる2以上の付加画像について、任意の第1の付加画像に応じた画像データと制御データとに基づいて該第1の付加画像に応じた所定部数の媒体に形成した後に、該付加画像のデータを切替え、別の第2の付加画像に応じた画像データと制御データとに基づいて該第2の付加画像に応じた所定部数の媒体に形成すること、を特徴とし、前記付加画像が形成された媒体を所定部数に仕分けする仕分け手段(例えば後述する仕分け手段53に相当する構成要素)をさらに備えたことを特徴とする。
尚、この付加画像データ切替え手段は、前記制御手段とは別に設けても、あるいは、制御手段の一部として設けても、いずれでもよい。
【0015】
こで特に好ましいのは、画像データと制御データとの組み合わせで定まる一つの付加画像につき、それが形成される媒体の部数が各付加画像に応じて所定部数に定まる場合に、少なくとも、相異なる付加画像が形成された媒体が一つの仕分けの中に混在しないようにすることである。というのは、付加画像が形成された媒体の配布主によって付加画像は様々であり、例えば、仮に配布主Aとは異なる配布主Bの付加画像が形成された媒体を、配布主Aが受け取ったとした場合、一般に、配布主Aと配布主Bの双方にとって大問題となるからである。
【0016】
従って、本発明に関わる印刷システムに関わる仕分け手段は、付加画像のデータが、それまで画像形成手段が画像形成していた任意の第1の付加画像のものから、該第1の付加画像とは別の第2の付加画像に替わった場合に、該第2の付加画像が形成された媒体を、第1の付加画像が形成された媒体とは別に仕分けするようにすることが特に好ましい。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記データ準備手段と前記画像形成手段とは、ネットワーク(例えば後述するネットワーク71に相当する構成要素)を介して通信可能な構成であることを特徴とする。
【0018】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記付加画像のコンテンツには、該付加画像が形成された媒体を配布する配布主に関係する情報が含まれていることを特徴とする。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の発明において、前記媒体は、カレンダーであることを特徴とする。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記付加画像のコンテンツは、少なくとも個人情報または地域情報のいずれか一方を含んでおり、前記制御手段は、前記カレンダーの日付に対応付けて前記付加画像を形成させることを特徴とする。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記無版印刷による画像形成手段にインクジェットを利用していることを特徴とする。
本発明で、無版印刷による画像形成手段にインクジェットを利用すると、画像形成手段(特には例えば記録用ヘッド)が媒体に接触することなく付加画像を形成することができるので、例えば、媒体の表面に多少の凹凸があったような場合でも、容易に画像形成することができる。
【0022】
また、本発明でインクジェットを利用する場合に、特に好ましくは、前記媒体上に付加画像を形成する際に、インクジェットのスイッチング速度を、媒体の送り速度に同期させるようにする。印刷システムとしては、画像形成手段に対する同期制御手段も備えておく。そうすることにより、印刷に関わる材料費、エネルギー費、人件費あるいは作業時間の無駄を削減することに有効であって、その結果、印刷に関わる生産性が向上し、生産コストの削減にも繋がってくる為に大変好ましい。その理由は、次に述べる。
【0023】
まず背景として、一般の印刷機(代表例としてはオフセット印刷機、あるいはグラビア印刷機、等々)によって印刷を行うとき、印刷中の定常時とは違って、印刷の機械の立上げ時あるいは停止時には媒体の搬送速度がそれぞれ変動(立上げ時は次第に上がっていき、また停止時には次第に下がっていく)してしまうという事情がある。ところが、インクジェットを利用した印刷の場合には、媒体の搬送速度に追随するように、インクジェットのスイッチング速度を媒体の搬送速度に同期させることによって、媒体の搬送速度が変動中であっても、実用上十分な印刷品質を持つ画像形成が可能となり、その速度変動中であっても印刷作業が可能となる。このことは、無版印刷の中でもインクジェットならではの特性でありまた長所でもあって、インクジェット以外の無版印刷方式(例えば感熱転写、電子写真、等々)では、必ず媒体に接触しなければ画像形成ができない等の理由から、媒体の搬送速度の変動に追随するような対応は実現そのものが極めて困難な課題であるといえる。
【0024】
さらにいうと、一般の印刷機(オフセット印刷機、等々)による印刷ラインの一部に、本発明のようなインクジェットを使用した印刷工程(付加画像を形成する工程)を組み入れた印刷システムを考察した場合、インクジェットによる印刷よりも前の工程/あるいは後の工程に設けてある一般の印刷機による印刷での媒体の搬送速度が変動あるいは変更されたとしても、もしインクジェットの工程側で媒体のその搬送速度に同期をとっていれば、諸々の無駄を減らし、能率よく印刷することができるようになる。
【0025】
それから、本発明でインクジェットを利用する場合には、媒体の表面(少なくとも付加画像が形成される領域の表面)に、インクジェット記録用に適したインク受容層をコーティングで形成するコーターを、印刷工程中の画像形成手段よりも川上側の位置(すなわち前工程)に配しておくことも好ましい場合がある。というのは、万一、媒体の表面(少なくとも付加画像が形成されるべき領域の表面)が、インクジェット記録用に適していなかった場合に、本発明の印刷システムの中で、当該インク受容層を設けることができるという点で便利だからである。
【0036】
なみに、本発明でいう「綴じ加工」とは、適当な部材や接着剤を用いて複数の媒体からなる1組分を局所的に固定したり挟みつけたりすることを指すが、これら以外にも、例えば1組分を束ねたり、あるいは箱やケースに収めたりすることも含まれる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。尚、本明細書中で、「基本画像」とは、媒体上に形成される(又は、形成された)所定の画像であり、「付加画像」とは、要求に応じたコンテンツを含んでおり、基本画像が形成されてある媒体上に形成される(又は、形成された)画像である。
【0038】
<第1の実施の形態>
まず、図1ないし図4を用いて、この発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、この発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの構成を概略的に示すブロック図である。この印刷システムは、媒体がカレンダーである場合を例に挙げれば、日付部分や、絵または写真などを含んだ所定の画像(つまり基本画像)が予め形成されたカレンダー上に、顧客の要求に応じて付加される画像(つまり付加画像)を印刷するためのものである。
【0039】
この付加画像のコンテンツとしては、ある付加画像が形成された媒体を配布する配布主に関係する何等かの情報を備えており、例えば企業名、商店名、団体名、個人名、シンボルマーク、ロゴデザイン、マーク、写真、絵、書、キャッチフレーズ、文章、個人情報、あるいは地域情報などが挙げられる。このうち、個人情報としては、例えば誕生日や結婚記念日などの記念となる日や、何らかの予定日などがあり、地域情報としては、例えば各休日の救急担当病院、理髪店の定休日、飲食店の日替わりメニュー、スーパーやデパート、その他のサービス業に関わるキャンペーンセールがある。この付加画像は、極めて固有性が高く、代表的な、受注生産で付加画像を媒体上に形成するような場合、一般に、発注者ごとに異なるデザインが存在する。尚、付加画像のコンテンツに関して、「配布主に関係する」とは、必ずしも既成事実に限らず、配布主の好みあるいは希望によるものも、その対象となりうる。
【0040】
図1において、11はデータ準備手段である。このデータ準備手段11は、(例えば、発注者の)要求に応じたコンテンツの付加画像を、代表例としては、編集してデジタルデータ化するためのものであって、この付加画像の画像データを生成する機能と、カレンダー上での付加画像の印刷範囲、位置、方向等の配置(レイアウト)を特定する上で必要とされる制御データを生成する機能を有する。13は画像形成手段であり、日付部分や絵などの基本画像が予め印刷されたカレンダー上に付加画像を印刷するものである。12は制御手段であり、データ準備手段11で生成された画像データと制御データに基づいて、画像形成手段13により付加画像をカレンダー上に印刷するための一連の制御を行うものである。
【0041】
図2(a)に、本発明に係る上述のデータ準備手段11、制御手段12、および画像形成手段13を備えた印刷システムの一例を示し、同図(b)に、画像形成手段の詳細を示す。図2(a)において、21はホストコンピュータであり、図1に示すデータ準備手段11と制御手段13の機能を有する。22はキーボードやイメージスキャナ等の入力機器であり、顧客の要求に応じた各種の画像情報や文字情報を取り込むためのものである。23は、ハードディスクや光磁気記憶装置などの大容量記憶装置であり、付加画像を形成するための各種のコンテンツに関する画像データやレイアウト情報が記憶されている。24はインクジェット方式の印刷装置であり、25はインターフェイスである。また、図2(b)において、30はカレンダー、27はカレンダーを載置するためのテーブル、28はインクジェットヘッドユニットである。
【0042】
図3に、この第1の実施の形態に係るカレンダーの一例を示す。図3(a)に、カレンダーの表紙31を示し、同図(b)に、カレンダーの本文32を示す。この例では、カレンダーの本文32は各ページに一か月分が印刷してあり、最上部に表紙31が配置される。従って、このカレンダーは12ページ分の本文32と1頁分の表紙31の合計13ページから構成される。ここでは既に、本文32には、風景写真と日付部分が基本画像としてオフセット印刷法により予め印刷されており、表紙31および本文32の上部(天側)は金具34で綴じられている。
【0043】
また、カレンダーの本文32の余白部分33には、同図(c)に示す付加画像35が印刷される。同図(d)は、同図(a)に示す金具34に代えて、紙を材料とする綴じ加工部39を用いて綴じ加工された例を示す。この綴じ加工部39の利用形態については、後述する第3の実施の形態で述べる。尚、カレンダーの例のように、その多くが複数部(複数頁)で1組分(1年分)になっており、最終的には、各1組分を綴じる(あるいは束ねる)必要があるが、1部で1組を完成するケースでは、あえて綴じる必要はない。
【0044】
以下、図1ないし図3を参照しながら、図4に示すフローに沿ってこの実施の形態に係る印刷システムの動作を説明する。
ステップS41:まず、オペレータは、データ生成手段11としてのホストコンピュータ21上で企業名や広告文句等のコンテンツからなる付加画像35の画像データを作成する。すなわち、この印刷システムのオペレータは、ホストコンピュータ21を操作し、顧客の要求に応じた付加画像35の作成に必要な情報として、図2に示す入力機器22により文字や画像を読み取ったり、あるいは、大容量記憶装置23に蓄積された画像データやレイアウト情報を取得する。
【0045】
そして、入力機器22や大容量記憶装置23から得た情報に対して、顧客の指示に基づき、編集、レイアウト、トリミング等の画像処理を施したり、文字情報を付与することによって付加画像35を作成し、この付加画像35をインクジェット方式で画像を形成するのに適した画像データに変換する。このとき、カレンダーの大きさやページ数、付加情報の印刷位置や方向などの各種の情報は、カレンダー上での付加画像35の配置を特定するための制御データとして生成される。このようにして生成された付加画像35の画像データと制御データは大容量記憶装置23に保存される。
【0046】
ステップS42:続いて、制御手段12としてのホストコンピュータ21は、インターフェイス25を介して付加画像35の画像データおよび制御データを印刷装置24へ出力し、インクジェット方式による校正印刷を行う。すなわち、画像形成手段13としての印刷装置24は、ホストコンピュータ21の制御の下に、付加画像35の画像データおよび制御データに基づき、インクジェットヘッドユニット28から射出するインクの量や種類を調整し、校正用のカレンダー30の余白部分33に付加画像35を形成する。
【0047】
ここで、図2(b)に示すように、校正用のカレンダー30をオペレータがテーブル27の定位置にセットしてホストコンピュータ21に印字指令を与えると、この印字指令に従って、テーブル27の上方に設置されたインクジェットヘッドユニット28が校正用のカレンダー30上の所定の位置に移動して印刷を行い、このカレンダー上の余白部分33に付加画像35を形成する。
【0048】
ステップS43:続いて、オペレータは、上述のステップS42による校正印刷を確認する。この場合、画像データを顧客に配信して、顧客による確認を併せて行うものとしてもよい。この校正印刷の確認の結果、不具合が発見されたり、修正の必要が生じた場合(ステップS43:NG)、上述のステップS41に戻り、付加画像35を修正して再度校正印刷を行う。
ステップS44:不具合などが発見されない場合には(ステップS43:OK)、予め基本画像が印刷された本印刷用のカレンダー30にインクジェット方式によって付加画像の本印刷を行う。
以上により、基本画像と付加画像とが印刷されたカレンダーが完成する。
【0049】
この第1の実施の形態によれば、印刷版を用いる従来方式に比較して工程数を削減することができる。すなわち、この実施の形態によれば、図7に示す従来の方式に比較して、ステップS72のフィルム出力工程と、ステップS73の印刷版の作成工程とを省くことができる。
また、この第1の実施の形態によれば、付加画像のデータさえ準備できれば、印刷版を要することなく付加画像を印刷することが可能である。しかも、付加画像はデータとして存在するのみで、印刷版のように物理的形態が存在しないため、付加画像の修正や変更を容易に行うことができる。
【0050】
さらに、制御手段12により、付加画像のコンテンツを表す画像データを入れ替えることにより、例えば、ページごとに付加画像を変えたり、1部ごとに画像を変えたり、顧客の固有情報を基本画像中の該当する日付上もしくは近傍に印刷するなど、任意の付加画像を任意の形態で印刷することができる。また、例えば生産計画に従って付加画像の入れ替えを制御するように構成すれば、各顧客ごとに必要部数のカレンダーを自動的に生産することができる。
【0051】
ちなみに、前述の従来の方式によれば、付加画像の修正等が必要となった場合、フィルム出力工程(ステップS72)と、印刷版の作成工程(ステップS73)をやり直す必要がある。また、この従来の方式によれば、得意先ごとに印刷版を作成しなければならず、多大な時間とコストを要する。特に、ページごとに付加画像を変えたり、1部ごとに付加画像を変えようとすると、1種類のカレンダーに対して複数の付加画像の印刷版を必要とし、事実上不可能である。
【0052】
以下に、この第1の実施の形態による効果を箇条書き的にまとめる。
(a)印刷版を使用しないので版下の作成が不要。
(b)印刷版の作成に用いられるフィルムの出力が不要。
(c)付加画像はデータとして作成されるので、付加画像の修正が容易。
(d)物理的な移動を伴うことなく付加画像の実体を移動させることが可能。
(e)印刷版が不要。
(f)版替えが不要。
(g)画像データとして付加画像を管理することが可能
(h)他品種少量生産型のカレンダーに対応することが可能。
(i)生産計画に基づく付加画像の印刷を自動化することが可能。
【0053】
<第2の実施の形態>
以下、図5を参照して本発明に係る第2の実施の形態を説明する。
上述の第1の実施の形態では、オペレータが手作業で一枚ずつカレンダーの各ページを印刷装置24にセットして付加画像を形成するものとし、丁合、綴じ加工、仕分け作業を別に行うものとしたが、この第2の実施の形態に係る印刷システムは、図1に示す第1の実施形態の構成に、丁合手段と、綴じ加工手段と、仕分け手段とを組み合わせて構成される。
なお、図5において、細い矢印はデータの流れを示し、太い矢印は、印刷媒体であるカレンダーの搬送方向を示す。
【0054】
図5(a)は、画像形成手段13の前段に丁合手段51を配置した例である。同図において、丁合手段51は、基本画像が予め形成されたカレンダーの表紙や各月の本文の順序を整えるものである。データ生成手段11、制御手段12、および画像形成手段13は、前述の図1に示すものと同様である。この画像形成手段13の後段には、綴じ加工手段が配置される。
この構成によれば、丁合手段51によってカレンダーが丁合された後に、画像形成手段13によって付加画像がインクジェット方式で形成される。この後、図示しない綴じ加工手段により綴じ加工が行われ、カレンダーが完成する。
【0055】
図6に、丁合手段51と画像形成手段13の具体的な配置例を示す。
同図(a)は、月別に仕分けされたカレンダーの各月のシートを一斉に取り出して丁合する構成例であり、月別にカレンダーを丁合する丁合ユニットごとに画像形成手段13としての印刷装置24が配置される。この構成によれば、各月のカレンダーシートに対して同時的に付加画像の印刷が行われた後に丁合され、綴じ加工が行われる。従って、付加画像の印刷時間を短縮することができ、生産効率が向上する。
同図(b)は、予め月別に仕分けされたカレンダーのシートを一枚づつ順次取り出して丁合する構成例であり、カセットから取り出されたカレンダーシートの搬送路上に印刷装置24が配置される。この構成によれば、印刷装置24が1台で足り、装置構成を簡略化することができる。
【0056】
ここで、再び説明を図5に戻す。
図5(b)は、綴じ加工手段52の後に画像形成手段13を配置した例である。綴じ加工手段52の前段には、仕分け手段や丁合手段が配置される。図示しない丁合手段により丁合されて綴じ加工手段52により綴じ加工が行われたカレンダーに対し、画像形成手段13によって付加画像が形成される。この構成によれば、綴じ加工までを終えて在庫しておくことにより、付加画像は未印刷のカレンダーを作り置きすることができる。尚、丁合とは1組分を順序よく揃えるとか、順序よく揃えてきれいに重ねる、等の意味である。
【0057】
図5(c)は、仕分け手段53の前に画像形成手段13を配置した例である。この仕分け手段53は、付加画像が形成された所定部数の媒体を仕分けするものである。例えば、画像形成手段13により付加画像を入れ替えながら複数の顧客の付加画像を連続して印刷した後に、仕分け手段により顧客ごとに仕分けする。この仕分け手段の例えば後工程に、丁合手段や綴じ加工手段が配置される。尚、製造設計として、仕分け手段より前工程に丁合手段や綴じ加工手段を配する設計を採用することも適宜選択してよい。
このように、画像形成手段13は、カレンダーを作成するための既存の各工程と適宜組み合わせることが可能である。
【0058】
<第3の実施の形態>
以下、図7を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。
図7において、71はインターネットやLAN等のネットワークである。例えばリモートプルーフの場合、72は印刷装置24とインターフェイス25を介して接続されたクライアント側のコンピュータであり、ネットワーク71を介してホストコンピュータ21にも接続されている。ここで、前述の図1に示すデータ生成手段11は、クライアント側のコンピュータ72側に含まれ、制御手段12および画像形成手段13は、ホストコンピュータ21側に含まれている。
尚、リモートプルーフの場合でなく、印刷装置24を、前記媒体上に付加画像を形成する前記画像形成手段を備えたものとして、印刷装置24を用いて本生産を行うことも好ましい。
【0059】
上述した第1および第2の実施の形態にかかる印刷システムはローカルなシステムであるが、この第3の実施の形態に係る印刷システムでは、図7に示すようにインターネットやLAN等のネットワーク71を介してホストコンピュータ21と印刷装置24を制御するコンピュータ72とが接続される。これにより、付加画像の作成場所と印刷場所との間が離れている場合であっても、極めて迅速に画像データの受け渡しが可能となる。また顧客にもリアルタイムに付加画像に関する情報の提示等を行うことがで可能となり、さらには校正を迅速に行うことも可能となる。
【0060】
最後に、上述の図2および図3を参照して、本発明の実施例を説明する。
まず、第1の実施例を説明する。
この第1の実施例では、表紙と本文に同一の付加画像を印刷する。図3において、余白部分33は、縦8センチ、横42センチの大きさであって、本文32の下部に位置する。また、カレンダーのシートの大きさは縦60センチ、横42センチである。このカレンダーのシートは、TPグリーンコート紙で、坪量127.9g/m2である。付加画像として企業マーク35(○○商事 東京支店)が印刷される。
【0061】
また、図2において、インクジェットヘッドユニット28の記録密度は、360dpi、主走査幅は150mmである。使用したインクは、有機顔料系色材を使用した溶剤系インクである。印刷される付加画像が各ページ同じ画像である場合、1ページ目の表紙への印字を終えると、オペレータが手動でページをめくって2ページ目に印字を行う。このようにしてカレンダー40の全13ページに企業広告等の付加画像を印刷する。
【0062】
付加画像のデータの作り方によっては、ページごとに画像を入れ替えることも可能であり、一部ごとに異なる画像を印刷することも可能である。例えば、カレンダーの1ページごとに顧客名を入れたり、1部ごとにシリアル番号を入れることもできる。また、顧客や得意先の固有情報や地域情報を日付に対応させて印刷することもできる。例えば、基本画像中の該当する日付上若しくはその近傍に「○○さん誕生日」、「○○記念日」などの文字情報や図柄等を印刷したり、顧客の地域の行事に関する情報(地域情報)を印刷することもできる。これにより、広告効果が格段に向上し、カレンダーの付加価値を向上させることができる。
尚、本発明で使用するインクジェット用インクは、特に限定されるものではなく、前記の例以外にも、例えば、色材としては染料系を使用したものや、また溶剤系ではなく水性インクのものや、UV硬化性インクのもの、等々を適宜選択してよい。
【0063】
次に、第2の実施例を説明する。
この第2の実施例では、付加画像を入れ替えて新たな企業広告の印刷を行う場合について説明する。新たな付加画像は、上述した第1の実施例の付加画像中の企業支店名が異なるだけとする。また、印刷されるカレンダーは、上述したカレンダーと同じものとする。
【0064】
まず、ホストコンピュータ21に接続された大容量記録装置23から、上述した付加画像の画像データを読み出し、原稿情報に基づいて、企業支店名を変更する。次に、ホストコンピュータ21からの印字指令に従って、カレンダー上の所定の位置に印刷を行う。このようにして表紙と本文(全13ページ)に印刷する。これにより、上述した第1の実施例とは企業支店名のみ異なる付加情報を印刷することができる。
【0065】
次に、第3の実施例を説明する。
この第3の実施例では 上述の図3(d)に示す綴じ加工部39に付加画像を印刷する場合について説明する。この綴じ加工部39は、折り曲げた紙片でカレンダー本文を挟みホットメルトタイプの接着剤で固化させたものである。一般に、カレンダーの綴じ加工部は金具を使用するが、綴じ加工部39の綴じ材料は、環境保護の立場から紙製のものを用いている。この綴じ加工部39のサイズは、例えば縦3cm、横42cmであり、印刷可能な十分な面積がある。
【0066】
まず、ホストコンピュータ21に接続された大容量記録装置23より、上述したように付加画像を読み出し、印刷位置の指定のみを変更する。必要であれば、付加画像が綴じ加工部39上に形成されるように、付加画像のデータに対して縮小処理または拡大処理を施してもよい。そして、この画像データをインクジェット方式で印刷するのに適したデータに変換する。続いて、この付加画像を印刷すべきカレンダーを印刷装置のテーブル27にセットし、図示しないホストコンピュータに印字指令を与えると、テーブル27の上に設置されたインクジェットヘッドユニット28が、印字指令に従って、カレンダー上部の綴じ加工部39上に企業広告等の付加画像を印刷する。
【0067】
以上説明したように、本発明によれば、インクジェット方式などの無版印刷を用いているので、付加画像をカレンダー上の任意の場所に任意の形態で付加画像を印刷することができる。また、付加画像のコンテンツを入れ替えることができ、これにより生産計画に応じて付加画像の内容を変更することもできる。さらに、インクジェット方式を用いれば、カレンダーの表面に凹凸があったとしても、所望の付加画像を形成することができる。
【0068】
また、所望の付加画像をホストコンピュータで編集し、この画像データを用いて媒体上に付加画像を形成するようにしたので、印刷版を用いることなく付加画像を媒体上の任意の位置に形成することが可能となる。
さらに、ホストコンピュータには、キーボードやスキャナ等への入力機器と画像情報を保存するハードディスクや光磁気記憶装置などの大容量記憶装置が接続されており、印刷位置とインターフェイスで接続されており、画像の成形・編集を印刷装置と独立させることができる。
【0069】
以上、この発明の実施の形態および実施例を説明したが、この発明は、これらの実施の形態および実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態では、印刷装置としてインクジェット方式のものを使用するものとしたが、これに限定されることなく、例えば電子写真や熱転写方式などの接触型の印刷方式を採用することも可能である。ただし、電子写真や熱転写方式によれば、インクジェット方式に比較して、印刷速度、画質、ランニングコストの点で不利である上、凹凸のある部位に印刷することができないなどの制約がある。
また、上述の実施の形態では、カレンダー上に付加画像を印刷するものとしたが、これに限定されることなく、予め基本画像が形成された媒体上に付加画像を形成する限度において、どのような媒体であっても本発明の印刷システムを適用することが可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、無版印刷により付加画像を形成するようにしたので、日付部分などの所定の基本画像が予め形成された媒体上に、顧客の要求に応じた付加画像を部数に関わりなく短期に低コストで印刷することができ、しかも付加画像の修正や変更に対して柔軟に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの装置構成を示す図である。
【図3】 この発明の第1の実施の形態に係るカレンダーの構成を説明するための図である。
【図4】 この発明の第1の実施の形態に係る印刷システムを用いたカレンダーの作成手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】 この発明の第2の実施の形態に係る印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【図6】 この発明の第2の実施の形態に係る印刷装置と丁合手段との組み合わせ例を示すブロック図である。
【図7】 この発明の第3の実施の形態に係る印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【図8】 付加画像が印刷されたカレンダーの従来の作成手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 データ準備手段
12 制御手段
13 画像形成手段
14 丁合手段
21 ホストコンピュータ
22 入力機器
23 大容量記憶装置
24 印刷装置
25 インターフェイス
27 テーブル
28 インクジェットヘッドユニット
30 カレンダー
31 表紙
32 本文
33 余白部分
34 金具
35 企業マーク
39 綴じ加工部
52 綴じ加工手段
53 仕分け手段
71 ネットワーク
72 コンピュータ(クライアント側)

Claims (7)

  1. 媒体には基本画像が予め形成されてあり、1以上の各要求に応じたコンテンツを含む個別の付加画像のうちの少なくとも1の付加画像を、該付加画像に応じた所定部数の該媒体上に形成する印刷システムであって、
    前記付加画像のコンテンツを表す画像データと、前記媒体に対する該付加画像の位置関係を特定する上で必要とされる制御データとを準備するデータ準備手段と、
    無版印刷により前記媒体上に前記付加画像を形成する画像形成手段と、
    該画像データと該制御データとに基づき、該画像形成手段に該付加画像を形成させるための制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とし、
    前記基本画像が予め形成された媒体が仕分けされ、収納されており、かつ、高さ方向に積み重ねられている複数の媒体収納部それぞれに対して1つずつ備えられ、前記媒体が前記複数の媒体収納部から順次搬送路に送られるよう、前記媒体を1枚ずつ取り出して前記搬送路に送り、丁合する丁合手段をさらに備え、
    前記画像形成手段は、前記搬送路上に設けられており、該丁合手段により順次取り出され、前記搬送路上を1枚ずつ搬送される媒体上に前記付加画像を形成し、
    前記搬送路上を1枚ずつ搬送され、前記画像形成手段により当該搬送路上で前記付加画像が形成され、前記丁合手段により丁合された媒体を綴じ加工する加工手段をさらに備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記媒体上に形成する付加画像のデータを切替える付加画像データ切替え手段も備えており、
    前記画像データと制御データとの少なくともいずれか片方が異なる2以上の付加画像について、任意の第1の付加画像に応じた画像データと制御データとに基づいて該第1の付加画像に応じた所定部数の媒体に形成した後に、該付加画像のデータを切替え、
    別の第2の付加画像に応じた画像データと制御データとに基づいて該第2の付加画像に応じた所定部数の媒体に形成すること、
    を特徴とし、
    前記付加画像が形成された媒体を所定部数に仕分けする仕分け手段をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  3. 前記データ準備手段と前記画像形成手段とは、ネットワークを介して通信可能な構成であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  4. 前記付加画像のコンテンツには、該付加画像が形成された媒体を配布する配布主に関係する情報が含まれていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の印刷システム。
  5. 前記媒体は、カレンダーであることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の印刷システム。
  6. 前記付加画像のコンテンツは、少なくとも個人情報または地域情報のいずれか一方を含んでおり、前記制御手段は、前記カレンダーの日付に対応付けて前記付加画像を形成させることを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  7. 前記無版印刷による画像形成手段にインクジェットを利用していることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の印刷システム。
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