JP4320428B2 - エンコーダ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンコーダ装置に関し、特に、回転符号板を取付けるキャップ状の取付体を回転軸の端部に螺合し、軸受から漏れ出たグリス等の油性物質をねじ部を介して取付体と前記端部及びこの端部の端面との間の隙間に逃がし、回転符号板への油性物質の付着を防止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のエンコーダ装置としては、一般に図3及び図4で示される構成を挙げることができる。
すなわち、図3及び図4において符号1で示されるものは基台であり、この基台1には軸受2を介して中空部3aを有する回転軸3が回転自在に設けられている。
前記回転軸3には、筒状の取付体4を介して回転符号パターンを有する回転符号板5が回転軸3と共に回転するように設けられている。
【0003】
前記基台1上には受光体6を有する基板7が設けられ、この基板7は回転符号板5と軸受2との間に位置している。前記回転符号板5の外側位置にはLED等からなる光源8が設けられ、この光源8からの光は回転符号板4のパターンを通過して受光体6で受光されると共に、前記光源8と受光体6とは回転符号板5を挟むように互いに対向して配設されている。
従って、回転軸3と共に回転する回転符号板5のパターンすなわちスリットを光源からの光が通過して受光体6で受光されることにより、エンコーダ信号が受光体6から出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエンコーダ装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、軸受内に設けられているグリス等の油性物質が軸受の内輪と外輪間の隙間から取付体の内側を経て矢印Aのように取付体と回転軸との間を経て回転符号板のパターン側及び裏面側に付着し、光源からの透過光に悪影響を与え、エンコーダ信号の精度に影響が及ぶことになっていた。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、回転符号板を取付けるキャップ状の取付体を回転軸の端部に螺合し、軸受から漏れ出たグリス等の油性物質をねじ部を介して取付体と前記端部及びこの端部の端面との間の隙間に逃がし、回転符号板への油性物質の付着を防止するようにしたエンコーダ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるエンコーダ装置は、基台に軸受を介して回転自在に設けられた回転軸に取付体を介して回転符号板を設け、前記回転符号板を挟むように光源と受光体が対向して設けられたエンコーダ装置において、前記取付体はキャップ状をなすと共に、ねじ部を介して前記回転軸の端部に螺合され、前記軸受から漏れた油性物質は前記ねじ部を経て前記取付体と前記端部及びこの端部の端面との間の隙間に案内されるようにした構成であり、また、前記回転軸は筒状をなし、前記油性物質は前記回転軸の中空部内へ案内されるようにした構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるエンコーダ装置の好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1及び図2において符号1で示されるものは基台であり、この基台1には軸受2を介して中空部3a(中実の場合も可)を有する回転軸3が回転自在に設けられている。
前記回転軸3には、キャップ状の取付体4を介して回転符号パターンを有する回転符号板5が回転軸3と共に回転するように設けられている。
【0008】
前記取付体4の突出部4aは、前記回転符号板5の中心孔5aを貫通して外部に突出して回転符号板5と一体に回転できるように結合され、この取付体4の軸芯位置に形成された円柱状の凹部4bのねじ部4baには前記回転軸3の端部3bのねじ部3baが螺合していることにより、取付体4と回転軸3とは一体状に結合されている。
【0009】
前記取付体4の一面4cは、軸受2の内輪2aと当接して共回りするように構成され、この各ねじ部3ba,4baには若干の隙間が形成されていると共に、前部4bの平端面4dと前記回転軸3の端部3bの端面3bbとの間には若干の隙間が形成されている。
従って、軸受2から漏れ出たグリス等の油性物質は、矢印Aで示されるように、軸受2と取付体4の間、前記各ねじ部3baの隙間及び前記平端面4dと端面3bbとの間の隙間を介して逃げると共に、回転軸3の中空部3a内にも逃げるように構成されている。
【0010】
前記基台1上には受光体6を有する基板7が設けられ、この基板7は回転符号板5と軸受2との間に位置している。前記回転符号板5の外側位置にはLED等からなる光源8が設けられ、この光源8からの光は回転符号板4のパターンを通過して受光体6で受光されると共に、前記光源8と受光体6とは回転符号板5を挟むように互いに対向して配設されている。
【0011】
従って、回転軸3と共に回転する回転符号板5のパターンすなわちスリットを光源からの光が通過して受光体6で受光されることにより、エンコーダ信号が受光体6から出力される。
なお、前述の状態で、軸受2から漏れ出たグリス等の油性物質は、前述したように矢印Aの経路を経て取付体4と回転軸3との間の隙間に逃げ、回転符号板5側への油性物質の付着等は防止される。
【0012】
【発明の効果】
本発明によるエンコーダ装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、回転符号板に設けたキャップ状の取付体が回転軸の端部に螺合され、軸受からの油性物質が取付体と回転軸との間に形成された隙間を介して逃げるため、回転符号板への汚れを防止することができ、エンコーダ信号の精度低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンコーダ装置を示す構成図である。
【図2】図1の要部を示す拡大詳細断面図である。
【図3】従来構成の構成図である。
【図4】図3の拡大詳細断面図である。
【符号の説明】
1 基台
2 軸受
3 回転軸
3a 中空部
3b 端部
3bb 端面
3ba ねじ部
4ba ねじ部
4 取付体
5 回転符号板
6 受光体
8 光源
Claims (2)
- 基台(1)に軸受(2)を介して回転自在に設けられた回転軸(3)に取付体(4)を介して回転符号板(5)を設け、前記回転符号板(5)を挟むように光源(8)と受光体(6)が対向して設けられたエンコーダ装置において、前記取付体(4)はキャップ状をなすと共に、ねじ部(3ba,4ba)を介して前記回転軸(3)の端部(3b)に螺合され、前記軸受(2)から漏れた油性物質は前記ねじ部(3ba,4ba)を経て前記取付体(4)と前記端部(3b)及びこの端部(3b)の端面(3bb)との間の隙間に案内されるように構成したことを特徴とするエンコーダ装置。
- 前記回転軸(3)は筒状をなし、前記油性物質は前記回転軸(3)の中空部(3a)内へ案内されるように構成したことを特徴とする請求項1記載のエンコーダ装置。
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