JP4319120B2 - 検査用プレート - Google Patents

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Description

本発明は、例えば血液、尿、あるいはDNAなどの検体の検査を医療機関や個人などで行なうことが可能な簡易な検査用プレートに係わり、特に、ビーズ方式の検査用チップなどに用いるのに好適な検査用プレートに関する。
近年、血液や尿など、人体からの採取物を検体とし、この検体を検査するための検査用のチップの開発が盛んになっている。例えば、DNAチップでは、ガラスなどの基板上に多種類のDNA断片(プローブ)を貼り付けた物で、人から採取した遺伝子(検体,あるいはターゲット)の働き具合(発現)等を一度に測定することが出来る。
このような検査用チップは、従来、試験管とスポイト、あるいは攪拌機等で行なわれていた生化学反応を前記チップ上で行なうことで、高速度で検査することができ、また検査工程の簡略化を図ることが可能であると考えられ、注目を浴びている。
ところで検査チップは、現在、研究用チップとして大学や研究機関向けに開発されているのが主流であるが、将来的には、医療機関や個人向けへの簡易な検査チップが商品化されることが期待される。
このような検査用チップとして、種々のプローブが固定された微粒子(固定化微粒子)が所定の順序で配列されて構成された、いわゆるビーズ方式と呼ばれるものがある。このビーズ方式検査用チップでは、この固定化微粒子を検体と接触させることによって、前記プローブと前記検体とを反応させる。そして、どの種類のプローブが検体と反応したか、あるいは反応しなかったかを測定することによって、目的とする検査が可能となっている。
下記の特許文献1には、固定化微粒子が所定の順序に配列されたビーズ方式検査用チップに関する技術思想が開示されている。
この特許文献1に開示された技術思想では、異なるプローブが固定された固定化微粒子が1個ずつ、キャピラリー管の中に一列に配列されて挿入されている。
この固定化微粒子のキャピラリー管への挿入方法は、固定化微粒子を補足穴が形成されたシートを有するセル内に導入した後、固定化微粒子を揺動させることにより1個の固定化微粒子を前記ビーズ補足穴の内部に捕捉する。次に、前記補足穴と、キャピラリー管に形成されたキャピラリー保持基板のキャピラリー軸とを対向させて、前記補足穴の内部に捕捉された固定化微粒子を、前記キャピラリー軸に導通している配列用キャピラリー内に導入することによって、前記固定化微粒子を前記キャピラリー管の内部に1個ずつ挿入しており、このようにして前記固定化微粒子が所定順序で配列される。
特開2000−346842号公報
前記特許文献1に開示された技術思想では、異なるプローブが固定化された固定化微粒子が1個ずつ挿入されて構成されるものであるため、その1個の固定化微粒子の検体との反応がなされなかったり、あるいは反応が不十分であった場合、そのプローブに対応する検体の検査を行うことが出来ずあるいは不十分なものとなり、検体との反応性を十分に確保することができない。
また、固定化微粒子配列作業の際に、固定化微粒子は1個ずつキャピラリー内に挿入されるものであるため、固定化微粒子が前記セルに形成された穴内に1個捕捉されてか否かを確認する必要が生じるが、前記固定化微粒子は非常に微小なものであるため、前記穴内に固定化微粒子が1個だけ捕捉されたか否かを確認作業は困難であり、その結果、固定化微粒子の配列作業の作業性に劣ることとなるため、製造効率に劣る。
また、前記特許文献1の技術思想では前記固定化微粒子が異なるプローブごとに1個ずつ配列されたものであることを前提とし、固定化微粒子を1個ずつ配列することを担保すべく、前記固定化微粒子の配列作業をセル内への導入と、セル内からキャピラリー管への挿入という2段階のプロセスで行うものであるため、固定化微粒子の配列作業の工程数が非常に多くなり、製造効率に劣る。
本発明は前記従来の問題を解決するものであり、検体との反応性を向上出来るとともに、製造効率を向上させることが可能な検査用プレートを提供することを目的とする。
本発明の検査用プレートは、基体と前記基体を覆う蓋体とを有し、
前記基体には両端に形成された注入部及び排出部と、前記注入部及び前記排出部とを連結する流路部とを有する溝が形成され、前記流路部の途中には、プローブが固定された複数の固定化微粒子が収納され収納部が設けられ、
個々の収納部は、前記固定化微粒子が挿入される挿入室と、前記挿入室に挿入された前記固定化微粒子が収納される収納室とを有して構成され、
前記蓋体には前記挿入室と対向する位置に前記固定化微粒子の径寸法よりも大きい径寸法で形成された挿入穴が形成されており、
前記挿入穴を塞ぐ栓が設けられており、前記挿入穴が前記栓によって塞がれたときに、前記栓の側面と前記挿入室の内側面との間隔及び前記栓の下面と前記挿入室の底面との間隔が、共に前記固定化微粒子の径寸法よりも小さく設定されることを特徴とするものである。
本発明の検査用プレートでは、前記収納部には複数の固定化微粒子が収納されている。仮に、前記収納に前記固定化微粒子が1個だけしか収納されていないものである場合、この1個の固定化微粒子が検体と反応しなかったとき、あるいは検体との反応が不十分であったときは、その固定化微粒子のプローブに対応する検体成分の検査を確実に行うことが出来ないが、本願発明の検査用プレートでは前記収納部に複数個の前記固定化微粒子が収納されていることから、検体との反応性の向上を図ることが出来、検体検査を確実に行うことができる。
また、前記収納部に前記固定化微粒子を収納するための収納作業を行う際に、非常に微小な前記固定化微粒子を1個だけ、しかも1個ずつ前記収納部に挿入するのは非常に作業が煩雑になり、製造効率に劣る。しかし本願発明の検査用プレートでは前記収納部に固定化微粒子が複数個収納されており、前記収納部が前記固定化微粒子を複数個収納できる大きさで形成されている。したがって、前記固定化微粒子の前記収納部への収納作業の際に、前記固定化微粒子を複数個まとめて前記収納部に挿入することができるため、製造効率の向上を図ることが可能となる。
また上記のように構成すると、前記収納部に前記固定化微粒子を収納しやすくできる
さらに上記のように構成すると、前記挿入穴を前記栓で塞いで、前記挿入室内に前記栓が挿入された状態のとき、前記収納室内に収納された前記固定化微粒子が、前記挿入室内に入り込むことが不可能とすることができるため、前記固定化微粒子を前記収納室内に確実に収納させることができるため、検体との反応性の向上を図ることが可能となる。
また、前記流路部が前記収納室と接続されており、前記流路部は前記収納室との接続部の幅寸法が前記固定化微粒子の径寸法よりも小さいものとして構成することが好ましい。
このように構成すると、前記収納室に収納された前記固定化微粒子が、前記流路部内に移動することがない。そのため、前記収納室内に収納された前記固定化微粒子を確実に前記収納室内に保留させておくことが可能となるため、前記検査用プレートの反応性を安定化させることが可能であるとともに、反応状態を確実に検出できる。
また、前記流路部が、前記収納室を長さ方向に2分する中央線を基準として、前記収納室の前縁側と後縁側とに接続されているものとして構成することが好ましい。
このように構成すると、前記収納室に前記検体が流れる際に、検体が前記収納室の前縁から後縁方向、または後縁から前縁方向へ流れ易くすることができるため、検体と前記固定化微粒子との接触性を良好にすることができ、反応性の向上を図ることが可能となる。
また、前記収納部が複数形成されているものとして構成することや、前記溝が複数形成されているものとして構成することができる。
このように構成すると、検査用プレートの反応性を向上させることが可能となるとともに、検査効率の向上を図ることが出来る。
本発明の検査用プレートでは、前記収納部には複数の固定化微粒子が収納されている。仮に、前記収納に前記固定化微粒子が1個だけしか収納されていないものである場合、この1個の固定化微粒子が検体と反応しなかったとき、あるいは検体との反応が不十分であったときは、その固定化微粒子のプローブに対応する検体成分の検査を確実に行うことが出来ないが、本願発明の検査用プレートでは前記収納部に複数個の前記固定化微粒子が収納されていることから、検体との反応性の向上を図ることが出来、検体検査を確実に行うことができる。
また、前記収納部に前記固定化微粒子を収納するための収納作業を行う際に、非常に微小な前記固定化微粒子を1個だけ、しかも1個ずつ前記収納部に挿入するのは非常に作業が煩雑になり、作業効率に劣る。しかし本願発明の検査用プレートでは前記収納部に固定化微粒子が複数個収納されており、前記収納部が前記固定化微粒子を複数個収納できる大きさで形成されている。したがって、前記固定化微粒子の前記収納部への収納作業の際に、前記固定化微粒子を複数個まとめて前記収納部に挿入することができるため、作業性の向上を図ることが可能となる。
図1は本発明の第1の実施形態である検査用プレートの分解斜視図である。
図1に示す検査用プレート1は、例えば人体から血液や尿などを採取して検体とし、この検体を所定の試薬などと反応させて所定の検査を行なうためのものである。前記検査用プレートを例えばDNAチップとして用いる場合には、採取した前記血液などの検体に蛍光標識処理などの所定の処理を施して使用する。
前記検査用プレート1は、基体10と蓋体70とで構成される。図1に示す実施形態では、前記基体10と前記蓋体70とは同じ大きさ、および同じ形態で構成されている。図1に示す実施形態では、前記基体10と前記蓋体70の上方向(図示Z1方向)から見た平面形状は、幅方向(図示X1−X2方向)の両端から直角に長さ方向(図示Y1−Y2方向)に延びる所定の厚みを有した略直方形状である。ただし、本発明では、前記基体10と前記蓋体70とが異なる大きさで構成されていても良く、また前記基体10と前記蓋体70とが異なる形態で構成されていても良い。また、前記基体10および蓋体70の平面形状が略直方形状以外の形状であっても構わない。
前記基体10及び蓋体70は、ガラスや樹脂などで形成されたものである。前記基体10及び蓋体70は所定の蛍光強度を有する材質で形成される。特に前記検査用プレート1をDNAチップやプロテインチップ等として用いる場合には、前記検査用プレート1は低蛍光性で、耐薬品性に優れた材質であることが好ましく、例えば石英ガラス、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などで形成される。
前記検査用プレート1が樹脂で形成されるときは、射出成形によって前記検査用プレート1を成形することが好ましい。
なお前記基体10と蓋体70は同じ材質で形成されなくてもよいが、同じ材質で形成された方が、前記基体10と蓋体70とを接着剤無しに接合させやすい等の利点があって好ましい。
図1に示すように、前記基体10には上面10aに、下面10bに向かって所定の深さ寸法を有する複数の溝11a、11b、11cおよび11dが形成されている。この溝11a、11b、11c、および11cには、前記基体10の左側縁10e側に形成された注入部12と、前記基体10の右側縁10f側に形成された排出部15と、前記注入部12および前記排出部15とを連結する流路部13とを有している。この流路部13の途中には、前記流路部13と接続された第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14dが形成されている。前記溝11は、部分的に幅寸法や形状の変化を有しており、これらの変化によって前記注入部12、流路部13、および収納部集合体14が形成される。
前記注入部12、前記流路部13、前記第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dは、前記基体10の上面10aから前記下面10bに向かう凹形状に形成されているが、凹形状の形状自体は特に限定されるものではなく、断面形状が角型の溝や丸型の溝として構成することができる。
前記溝11a、11b、11c、および11dは前記基体10に複数本形成されており、図1に示す実施形態では4本前記溝11a、11b、11c、および11dが形成されている。ただし、本願発明は前記溝11a、11b、11c、および11dの数が特に限定されるものではなく、3本以下、あるいは5本以上であっても良い。
前記注入部12は、前記溝11の前記基体10の左側縁10e側に形成されている。この注入部12から延びるように流路部13が延びている。この流路部13の途中には、複数の収納部14a、14b、14cおよび14dで構成される収納部集合体14が形成され、前記流路部13が前記溝11の前記基体10の前記右側縁10f側に形成された前記排出部15に接続されている。
前記各収納部14a、14b、14cおよび14dは、前記流路部13と接続している。図1に示す実施形態では、前記収納部集合体14は4個の前記各収納部14a、14b、14c、14dで構成されており、前記基体10の左側縁10eに最も近い位置に前記第1収納部14aが形成され、前記基体10の右側縁10fに向かって前記第2収納部14b、第3収納部14c、および第4収納部14dが、この順序で配列されて構成されている。なお、図1に示す実施形態では、前記収納部集合体14が第1収納部14aから第4収納部14dまでの4個の収納部で構成されているが、本発明は収納部の数が特に限定されるものではなく、前記収納部が3個以下、あるいは5個以上で構成されるものであっても良い。
このように、前記基体10には、前記各溝11a、11b、11c、および11dのそれぞれに、前記流路部13を介して前記第1収納部14aと第2収納部14bと第3収納部14cと第4収納部14dが、直列的に連結されて構成されている。したがって、前記基体10の前記上面10aには、前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14dが、それぞれ複数個ずつ平面マトリックス状(碁盤の目状)に規則的に配列している。ただし、前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14dが、不規則的に配列されていても良い。
前記蓋体70には、上面70aから下面70bに貫通する複数の注入穴71、複数の排出穴72および複数の挿入穴73が形成されている。
図1に示すように、前記挿入穴73には栓80が嵌合され、前記挿入穴73を塞ぐことが可能とされている。
前記蓋体70は、前記下面70bが前記基体10の前記上面10aに接する状態で上方向(図示Z1方向)から重ねられて接合される。
図2は前記流路部13および前記第1収納部14aを上方向(図1に示すZ1方向)から見た平面図である。
図2に示すように、前記第1収納部14aには前記流路部13が接続されている。前記第1収納部14aの後縁17側の流路部13が上流側流路部13aとなり、前記第1収納部14aの前縁16側の流路部13が下流側流路部13bとなる。
図2に示すように、前記第1収納部14aを構成する領域のうち、前記上流側流路部13aよりも前記後縁17側の領域(図2に示す一点鎖線から図示Y2方向側の領域)は挿入室20を構成する。一方、前記第1収納部14aを構成する領域のうち、前記挿入室20以外の領域が収納室21を構成する。前記第1収納部14aの前記前縁16は、前記収納室21の前縁21aを構成する。また、前記収納室21と前記挿入室20の境界が前記収納室21の後縁21bとなる。
前記蓋体70が前記基体10の上面10aに接した状態で重ねられたときに、前記流路部13は前記蓋体70の前記下面70bで塞がれ、また前記第1収納部14aを構成する前記収納室21も前記下面70bで塞がれる。
一方、前記蓋体70が前記基体10の上面10aに接した状態で重ねられたときに、前記注入部12は前記蓋体70に形成された前記注入穴71と対向するように構成されている。したがって、前記注入部12は前記注入穴71を介して前記検査用プレート1の外部と繋がっている。また、前記排出部15は、前記蓋体70に形成された前記排出穴72と対向するように構成されている。したがって、前記排出部15は、前記排出穴72を介して前記検査用プレート1の外部と繋がっている。
また、前記蓋体70が前記基体10の前記下面10aに接した状態で重ねられたときに、前記挿入室20が前記挿入穴73と対向するように構成されている。したがって、前記挿入室20は前記挿入穴73を介して前記検査用プレート1の外部と繋がっている。ただし前記栓80によって前記挿入穴73を塞ぐことによって、前記挿入室20を前記検査用プレート1の外部から遮断することが可能となっている。
図2に示すように、前記収納室21内には、固定化微粒子90が複数個収納されている。前記収納室21は前記固定化微粒子90が複数個収納できる大きさで形成されている。前記固定化微粒子90は、ガラス、金属あるいは樹脂などによって形成された微粒子に、プローブが固定されたものである。前記固定化微粒子90を構成する微粒子には、蛍光色素が配合されている。
図2および後記する図3に示す実施形態では、前記固定化微粒子90は球形状に構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記固定化微粒子90が他の形状で構成されていても良い。
図3は前記基体10に前記蓋体70を重ねて接合し、図2に示すIII−III線方向から前記基体10と前記蓋体70を切断し、図2に示すX1方向から見た状態を示した切断断面図である。
図3に示すように、前記収納部集合体14に前記蓋体70が重ねられた状態では、前記したように前記挿入室20と前記挿入穴73とが対向する。図3に示すように、前記挿入室20と前記挿入穴73とが対向した状態で、前記挿入穴73に前記栓80が挿入されている。
前記栓80は、直径寸法D2を有する円柱状の胴体部80aと、前記胴体部80aの上方に形成された頭部80bを有して構成されている。この頭部80bも円柱状に形成されており、前記頭部80bの直径寸法D3は、前記胴体部80aの直径寸法D2よりも大きく形成されている。そして、前記栓80の胴体部80aが前記挿入室20内に位置するとともに、前記栓80の頭部80bの下面80b2が、前記蓋体70の前記上面70aに接した状態で、前記挿入穴73が塞がれている。
なお、前記栓80の形状は特に限定されるものではなく、前記栓80が例えば略円錐形状やその他の形状で構成されていても良い。
前記挿入穴73の直径寸法D4は、前記固定化微粒子90の直径寸法D1よりも大きく形成されている。したがって、前記挿入穴73が前記栓80によって塞がれた図3に示す状態から、前記挿入穴73から前記栓80を外した状態としたときに、前記挿入穴73から前記固定化微粒子90を挿入し、あるいは排出することが可能となっている。
前記収納室21内に前記固定化微粒子90を収納するには、前記栓80を外して前記挿入穴73を開放した状態で、前記挿入穴73から前記固定化微粒子90を挿入すると、この固定化微粒子90は前記挿入室20内に挿入される。そして、前記挿入室20内に挿入された前記固定化微粒子90は前記収納室21内に移動させた後、前記挿入穴73を前記栓80によって塞ぐと、前記固定化微粒子90が前記収納室21内に収納されることとなる。
前記収納室21内に収納された前記固定化微粒子90を前記収納室21内から排出するには、前記栓80を外して前記挿入穴73を開放し、前記収納室21内に収納されている前記固定化微粒子90を前記挿入室20内に移動させた後、開放された前記挿入穴73から前記固定化微粒子90を排出すれば良い。
図3に示すように、前記栓80によって前記挿入穴73が塞がれた状態では、前記挿入室20に前記栓80の胴体部80aが位置している。
このとき、図2に示すように、前記胴体部80aの側面80a1から前記挿入室20の内側面20aまでの間隔W1は、前記固体化微粒子90の前記直径寸法D1よりも小さく形成されている。
また、図3に示すように、前記胴体部80aの前記側面80a1から前記挿入室20の後縁側の内側面20cを構成する前記第1収納部14aの後縁17までの間隔W2が、前記固定化微粒子90の前記直径寸法D1よりも小さく形成されている。さらに、前記胴体部80aの下面80a2から前記挿入室20の底面20bまでの間隔W3も、前記固定化微粒子90の前記直径寸法D1よりも小さく形成されている。
したがって、前記挿入穴73を前記栓80で塞いで、前記挿入室20内に前記胴体部80aが挿入された状態のとき、前記収納室21内に収納された前記固定化微粒子90は、前記挿入室20内に入り込むことが不可能となっている。そのため、前記固定化微粒子90を前記収納室21内に確実に収納させることができるため、後記する検体との反応性の向上を図ることが可能となる。
また図3に示すように、前記収納室21の底面21cは平坦化面として形成されている。
図2に示す形態では、前記第1収納部14aでは、前記上流側流路部13aが前記収納室21を長さ方向(図示Y1−Y2方向)を2分する中央線であるO−O線を基準として、前記後縁21b側に位置するように前記収納室21と接続されている。一方、前記下流側流路部13bは、前記中央線O−O線を基準として、前記前縁21a側に位置するように前記収納室21に接続されている。
前記第3収納部14cも前記第1収納部14aと同様の構造で構成されている。ただし、前記第2収納部14bおよび第4収納部14dは、前記第1収納部14aおよび前記第3収納部14cの構造とほぼ同じ構造で構成されているが、以下の点で異なった構造を有している。
前記第2収納部14bおよび前記第4収納部14dでは、前記上流側流路部13aと前記下流側流路部13bの前記第2収納部14b、第4収納部14dに対する接続位置が、前記第1収納部14aおよび前記第3収納部14cとは逆の位置関係となるように構成されている。
すなわち、図2に2点鎖線で示すように、前記第2収納部14bおよび第4収納部14dでは、前記上流側流路部13aが前記O−O線(図示省略。図2を参照)を基準として前記前縁21a側に位置するように前記収納室21に接続されているが、前記下流側流路部13bが前記O−O線を基準として前記後縁21b側に位置するように前記収納室21に接続されている。
前記溝11a、11b、11c、11dは、前記注入穴71および排出穴72を介して、前記検査用プレート1の外部に位置する送圧手段(図示せず)に接続されている。この送圧手段は、例えばコンプレッサーなどである。
前記各溝11a、11b、11c、11dごとにそれぞれ異なる送圧手段が接続されるものとして構成しても良く、または前記各溝11a、11b、11c、11dが全て同じ送圧手段に接続されたものとして構成しても良い。また、前記各溝11a、11b、11c、11dのうち、一部のものについてのみ同じ送圧手段に接続され、他のものについては異なる送圧手段に接続されているものとして構成しても良い。このように前記送圧手段が接続されるべき溝11a、11b、11c、11dを選択することによって、前記溝11a、11b、11c、11dに流す検体の種類を任意に変えることができるため、反応性の向上や検査の自由度を向上させることが可能となる。
前記第1収納部14a、前記第2収納部14b、前記第3収納部14c、および前記第4収納部14dの収納された各固定化微粒子90に固定されるプローブは、第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、および14dによって異ならせても良く、またはそれぞれを同じとしても良い。また、第1ないし第4の4つの収納部14a、14b、14c、および14dのうち、2つまたは3つだけ同じプローブが固定された固定化微粒子90としても良い。
前記第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dに収納される固定化微粒子90のプローブを異ならせた場合には、前記固定化微粒子90には、各プローブの種類ごとに、それぞれ異なる種類の蛍光色素を同じ割合で配合し、または同じ若しくは異なる種類の蛍光色素を異なる割合で配合する。この蛍光色素の種類の相異または配合の割合の相異で、どの固定化微粒子90にどのプローブが固着されているのかを認識することができる。
前記検査用プレート1では、前記送圧手段から前記注入穴71を介して前記注入部12に検体が送られると、前記検体は前記溝11a、11b、11c、11dを介して前記第1収納部14aに送られる。このとき、前記検体が前記第1収納部14aに収納された前記固定化微粒子90に接触し、前記固定化微粒子90に固定されたプローブと前記検体とがハイブリダイゼーション(結合反応)を起こす。この際、前記検体に含まれるDNAなどの検体の特定の成分が、前記第1収納部14aに収納された前記固定化微粒子90に固定されたプローブと選択的に結合する。
前記第1収納部14aに送られた前記検体は、前記第1収納部14aから前記流路部13を通って前記第2収納部14bに送られる。前記第2収納部14bでも、前記検体が前記第2収納部14bに収納された前記固定化微粒子90と接触し、前記固定化微粒子90に固定されたプローブとハイブリダイゼーションを起こす。この際、前記検体に含まれるDNAなどの特定の成分が、前記第2収納部14bに収納された前記固定化微粒子90に固定されたプローブと選択的に反応する。
前記第2収納部14bに送られた前記検体は、前記第2収納部14bから前記流路部13を通って前記第3収納部14cに送られる。前記第3収納部14cでも、前記検体が前記第3収納部14cに収納された前記固定化微粒子90と接触し、前記固定化微粒子90に固定されたプローブとハイブリダイゼーションを起こす。この際、前記検体に含まれるDNAなどの特定の成分が、前記第3収納部14cに収納された前記固定化微粒子90に固定されたプローブと選択的に反応する。
前記第3収納部14cに送られた前記検体は、前記第3収納部14cから前記流路部13を通って前記第4収納部14dに送られる。前記第4収納部14dでも、前記検体が前記第4収納部14dに収納された前記固定化微粒子90と接触し、前記固定化微粒子90に固定されたプローブとハイブリダイゼーションを起こす。この際、前記検体に含まれるDNAなどの特定の成分が、前記第4収納部14dに収納された前記固定化微粒子90に固定されたプローブと選択的に反応する。
前記第4収納部14dに送られた検体は、前記流路部13を通って、前記排出部15および前記排出穴72へ到達し、送圧手段へと送られる。
そして、前記検体が、第1ないし第4のどの収納部14a、14b、14c、14dに収納された固定化微粒子90のプローブと結合したかを、前記検体に標識された蛍光強度を測定することによって、前記検体の特定成分の検査が可能となる。なお、各プローブごとの前記固定化微粒子90の蛍光色素の種類の相異に基づく蛍光強度、または配合の割合の相異に基づく蛍光強度を測定することによって、固定化微粒子90に固定されているプローブを認識する。
前記検査用プレート1では、図2に示すように、前記上流側流路部13aおよび前記下流側流路部13bは、前記収納部14aとの接続部13a1、13b1での幅寸法W4が、前記固定化微粒子90の前記直径寸法D1よりも小さく形成されている。したがって、前記各収納室21に収納された前記固定化微粒子90が、前記上流側流路部13aおよび下流側流路部13b内に移動することがない。そのため、前記収納室21内に収納された前記固定化微粒子90を確実に前記収納室21内に保留させておくことが可能となるため、前記収納室21内を前記検体が流れたときに、前記検体とともに前記下流側流路部13bや前記上流側流路部13aに流れてしまうことがない。そのため、前記収納室21内の前記固定化微粒子90が前記第2収納部14b、前記第3収納部14c、あるいは前記第4収納部14d内に移動してしまうことが無く、前記第1収納部14aに収納された前記固定化微粒子90の数が変化したり、あるいは、前記第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14d内に異なるプローブが固定された固定化微粒子90が混入するといった問題が生じない。したがって、前記検査用プレート1の反応性を安定化させることが可能となる。
また、前記栓80が前記挿入穴73から外された状態で、前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14dに前記固定化微粒子90を収納するための収納作業を行う際に、非常に微小な前記固定化微粒子90を1個だけ、しかも1個ずつ前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14d内に挿入するのは非常に作業が煩雑になり、製造効率に劣る。しかし本願発明の前記検査用プレート1では、前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14d内に前記固定化微粒子90を収納する際、前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14dが前記固定化微粒子90を複数個収納できるような大きさで形成されていることから、前記固定化微粒子90を複数個収納することが出来る。したがって、前記固定化微粒子90の前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14dへの挿入作業の際に、前記固定化微粒子90を複数個まとめて第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dに収納することができるため、製造効率の向上を図ることが可能となる。
前記検査用プレート1では、前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、および第4収納部14dには、複数の固定化微粒子90が収納されている。仮に、第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dに、前記固定化微粒子90が1個だけしか収納されていないものである場合、この1個の固定化微粒子90が検体と反応しなかったとき、あるいは検体との反応が不十分であったときは、その固定化微粒子90のプローブに対応する検体成分の検査を確実に行うことが出来ないが、本願発明の前記検査用プレート1では前記第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dに複数個の前記固定化微粒子90が収納されていることから、検体との反応性の向上を図ることが出来、検体検査を確実に行うことができるのである。
また、第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14d内に、それぞれ同種類の前記固定化微粒子90を複数個収納しておき、第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dにおける前記固定化微粒子90全体の蛍光強度を測定するようにすれば、測定感度を向上させることができ、1個の前記固定化微粒子90を測定する場合に比べて、より精度の高い測定が可能となる。
また前記検査用プレート1では、前記溝11に、複数の収納部14a、14b、14c、14dが直列的に接続された収納部集合体14が形成され、しかも前記収納部集合体14を有する前記溝11が複数形成されている(図1に示す実施形態では4本の前記溝11a、11b、11c、11dが形成されている)。したがって、前記固定化微粒子90が収納された第1ないし第4の収納部14a、14b、14c、14dが複数配列されることとなるため、検査用プレート1の反応性を向上させることが可能となるとともに、検査効率の向上を図ることが出来る。
また、前記第1収納部14aおよび第3収納部14cでは、前記上流側流路部13aが前記O−O線を基準として、前記後縁17側に位置するように前記収納室21と接続されるとともに、前記下流側流路部13bは、前記中央線O−O線を基準として、前記前縁16側に位置するように前記収納室21に接続されている。また、前記第2収納部14bおよび第4収納部14dでは、前記上流側流路部13aが前記O−O線を基準として、前記前縁16側に位置するように前記収納室21と接続されるとともに、前記下流側流路部13bは、前記中央線O−O線を基準として、前記後縁17側に位置するように前記収納室21に接続されている。
したがって、前記収納室21に前記検体が流れる際に、前記検体が前記収納室21の前縁21aから後縁21b方向、または後縁21bから前縁21a方向へ流れ易くすることができるため、前記検体と前記固定化微粒子90との接触性を良好にすることができ、反応性の向上を図ることが可能となる。
また、前記固定化微粒子90の前記直径寸法D1よりも大きい直径寸法D4を有する前記挿入穴73が形成されているため、第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dに形成された前記収納室21内に前記固定化微粒子90を収納する際、前記固定化微粒子90を挿入しやすくできる。
この際、前記検査用プレート1では、前記固定化微粒子90を第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dへ収納する際、前記栓80を外して前記挿入穴73を開放すれば、直接第1ないし第4の各収納部14a、14b、14c、14dに前記固定化微粒子90を収納することができる。したがって、前記特許文献1に示す検査用プレートのように、前記固定化微粒子90の配列作業をセル内への導入と、セル内からキャピラリー管への挿入という2段階のプロセスで行う場合に比べて作業効率を向上させることが可能となる。
図4は本発明の第2の実施形態の検査用プレート100を示す斜視図であり、図1に相当する図である。前記検査用プレート100は、図1に示す検査用プレート1と共通する構成要素を有しているため、図4に示す検査用プレート100のうち、前記検査用プレート1と同じ構成要素には、前記検査用プレート1と同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図4に示す検査用プレート100では、前記溝11a、11b、11c、および11dがそれぞれ連結流路部30によって連結されている。したがって、前記検査用プレート100を構成する基体110には、前記基体110の左側縁110e側に形成された注入部12と、前記基体10の右側縁10f側に形成された排出部15が、溝11aにのみ形成されている。そのため、前記検査用プレート100を構成する前記蓋体170には、注入穴71が、前記基体110に形成された前記注入部12に対向する位置に1つだけ形成されている。また、排出穴72が、前記基体110に形成された排出部15に対向する位置に1つだけ形成されている。
図4に示す前記検査用プレート100では、検体を注入部12に供給して送圧すると、検体は前記溝11a、11b、11c、および11dに形成された、それぞれの前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、および前記第4収納部14dに供給されて、前記排出部15から排出される。
図4に示す前記検査用プレート100では、前記溝11a、11b、11c、11dがそれぞれ前記連結流路部30で連結されて、各前記溝11a、11b、11c、11dに形成された前記第1収納部14aと第2収納部14bと第3収納部14cと第4収納部14dとが直列的に接続されているとともに、前記各溝11a、11b、11c、11dに形成されたそれぞれの前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、第4収納部14dが並列的に接続されている。
したがって、検体を注入部12に供給して送圧すれば、同じ検体を、前記溝11a、11b、11c、および11dに形成された、それぞれの前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、および前記第4収納部14dに供給することが可能となる。
したがって、同じ検体を効率良く多数の前記収納部14a、14b、14c、および14dに供給でき、効率的な検査を行うことが可能となる。
また、前記各溝11a、11b、11c、および11dにそれぞれ形成された前記第1収納部14a、第2収納部14b、第3収納部14c、および第4収納部14dに、同じプローブが固定された固定化微粒子90を収納した場合には、同じプローブに対する検査数を多くすることが出来るため、反応性の向上を図ることが出来る。
なお、図1ないし図3に示す前記検査用プレート1、および図4に示す検査用プレート100では、前記収納室21の底面が平坦な形態であったが、本発明の検査用プレート1、100では、前記収納室21の底面に、上方(基体10、110の方向。すなわち図示Z1方向)に向かって延びる突起を形成することとして構成しても良い。このように構成すると、前記収納室21内に前記検体が流れたときに、前記検体が前記突起に衝突することによって前記検体の流れに乱れ(乱流)が生じ、前記検体と前記固定化微粒子90との反応性を向上することができる。
また、前記収納室21の前記底面21cに、一部分だけ撥水性物質を塗布するなどの公知の方法によって撥水処理を施し、前記収納室21に流れ込んだ検体が撥水面と非撥水面とに衝突することによって前記検体に乱流を生じさせるように構成しても良い。このように構成しても、前記検体と前記固定化微粒子90との反応性を向上させることができる。
なお、図1ないし3に示す前記検査用プレート1、および図4に示す検査用プレート100では、挿入室20および前記収納室21の平面形状は、四角形で構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の形状、例えば楕円形や円形で構成されていても良い。
また、前記上流側流路部13aおよび下流側流路部13bが、前記O−O線上で対向する位置関係で形成されていても良い。
本発明の第1の実施形態である検査用プレートを示す分解斜視図、 図1に示す検査用プレートを示す部分平面図、 図1に示す検査用プレートを示す部分断面図、 本発明の第2の実施形態である検査用プレートを示す分解斜視図、
符号の説明
1 検査用プレート
10 基体
11a,11b,11c,11d 溝
12 注入部
13 流路部
13a1 接続部
14a 第1収納部
14b 第2収納部
14c 第3収納部
14d 第4収納部
15 排出部
20 挿入室
20a 内側面
20b 底面
21 収納室
73 挿入穴
80 栓
90 固定化微粒子

Claims (5)

  1. 基体と前記基体を覆う蓋体とを有し、
    前記基体には両端に形成された注入部及び排出部と、前記注入部及び前記排出部とを連結する流路部とを有する溝が形成され、前記流路部の途中には、プローブが固定された複数の固定化微粒子が収納され収納部が設けられ、
    個々の収納部は、前記固定化微粒子が挿入される挿入室と、前記挿入室に挿入された前記固定化微粒子が収納される収納室とを有して構成され、
    前記蓋体には前記挿入室と対向する位置に前記固定化微粒子の径寸法よりも大きい径寸法で形成された挿入穴が形成されており、
    前記挿入穴を塞ぐ栓が設けられており、前記挿入穴が前記栓によって塞がれたときに、前記栓の側面と前記挿入室の内側面との間隔及び前記栓の下面と前記挿入室の底面との間隔が、共に前記固定化微粒子の径寸法よりも小さく設定されることを特徴とする検査用プレート。
  2. 前記流路部が前記収納室と接続されており、前記流路部は前記収納室との接続部の幅寸法が前記固定化微粒子の径寸法よりも小さい請求項記載の検査用プレート。
  3. 前記流路部が、前記収納室を長さ方向に2分する中央線を基準として、前記収納室の前縁側と後縁側とに接続されている請求項1または2記載の検査用プレート。
  4. 前記収納部が複数形成されている請求項1ないしのいずれか1項に記載の検査用プレート。
  5. 前記溝が複数形成されている請求項1ないしのいずれか1項に記載の検査用プレート。
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