JP4318912B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スパークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車エンジン等の内燃機関の点火用に使用されるスパークプラグは、一般に筒状の主体金具と、該主体金具の内孔に配置される筒状の絶縁体と、該絶縁体の先端側内孔に配置される中心電極と、一端が前記主体金具の先端側に固着され、他端側が前記中心電極と火花放電ギャップを形成する接地電極を備える。
【0003】
従来、この種のスパークプラグの中心電極または接地電極の電極材料として、NiにSiを0.5〜1.5%(以下%は重量%をいう)、Mnを0.7〜2.8%、Alを0.25〜4.5%含有させたNi基合金からなる材料が知られている(特許文献1参照)。またNiにSiを1.0〜2.5%、Crを0.5〜2.5%、Mnを0.5〜2.0%、Alを0.6〜2.0%含有させたNi基合金からなるスパークプラグ用材料も知られている(特許文献2参照)。こうした成分は、スパークプラグの耐硫黄、鉛腐食、耐高温酸化の性能を満たすとともに、火花放電による電極消耗を抑制して、耐久性を向上させるために添加されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭64−87738号公報
【特許文献2】
特開平4−45239号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近では、燃料の清浄化や燃焼の改善に伴い、耐硫黄や鉛腐食に対する要求は従来に比べて減少したが、逆に、より一層、火花放電による電極消耗を抑制して、耐久性を向上させる要求は従来以上に高まっている。しかし、特許文献1、特許文献2の材料を使用したスパークプラグでは、その要求を十分に満足するものでなかった。
【0006】
本発明は、上記従来の技術の問題を解決するものであり、電極の消耗を低減し、耐久性に優れた電極材料にて構成されるスパークプラグを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記課題を解決するためになされた本発明は、筒状の主体金具と、該主体金具の内孔に配置される筒状の絶縁体と、該絶縁体の先端側内孔に配置される中心電極と、一端が前記主体金具の先端側に固着され、他端側が前記中心電極と火花放電ギャップを形成する接地電極を備えるスパークプラグにおいて、前記中心電極及び前記接地電極の少なくとも一方が、Siが0.5〜1.5%(以下、%は重量%をいう)、Alが0.5〜1.5%、Cが0.04〜0.05、Y,NdまたはSmのうちから1種または2種選択された成分が0.05〜0.5%を含有し、CrとMnとの合計量が0.8%以下であって、残部がNiと不可避不純物からなり、常温での比抵抗が25μΩcm以下に調製される電極材料にて構成されることを特徴とする。
【0008】
(1) 材料の概略
上記要求に答えるべく、Ni基合金からなる電極の火花消耗を抑えるために、本願発明者等が検討した結果、常温での比抵抗を25μΩcm以下とすることで耐久性を向上させることが見いだされた。これは、電極の常温での比抵抗が25μΩcmを越えると、火花放電時に電極の温度が上昇し、電極の消耗を速めて、耐久性を損なう原因となるからである。よって、本発明にかかるスパークプラグ用電極材料は、常温(20℃〜25℃)での比抵抗を25μΩcm以下となるNi基合金とすることで、耐久性を向上させ、電極の火花消耗を抑制することができる。
【0009】
さらに、Ni基合金からなる電極材料として最低限必要な耐食性、耐高温酸化性の要求を満たすために、Niに含有する添加成分を調整する。しかし、添加成分においても添加量が増大すると、常温での比抵抗を上昇させる添加成分がある。よって、常温での比抵抗を25μΩcm以下にしつつ、耐食性や耐高温酸化性の要求をも満たすような電極材料とするために、添加成分を調整する。つまり、従来よりCr、Mnの添加量を減らして、Si、Alを添加することによりそれらの保護酸化膜を形成するとともに、少ない添加量のSi、Alであっても保護酸化膜を補強するためにY、Nd、Smを添加している。以下、各成分の作用について説明する。
【0010】
(2) Cr、Mnの作用
CrおよびMnは、スパークプラグの表面に保護酸化膜を形成することで、耐食性および耐酸化性の向上に作用する。しかし、含有量が増加すると、常温での比抵抗が増加する。よって、CrおよびMnは、それらの合計量が0.8%以下であることが好ましく、特に好ましくは0.5%以下である。
【0011】
(3) Siの作用
Siは保護酸化膜をスパークプラグ用電極の表層に形成することで耐食性および耐高温酸化性を向上させる作用があり、0.5〜1.5%添加される。添加量が0.5%未満では、その効果が乏しく、一方、1.5%を越えると、常温での比抵抗が増大し、電極の消耗の抑制効果が得られないからである。Siの範囲は、好ましくは、0.5〜1.0%である。
【0012】
(4) Alの作用
AlはSiと同様に保護酸化膜を形成することで耐食性および耐高温酸化性を向上させる作用があり、0.5〜1.5%添加される。Alも、同様に、添加量が0.5%未満では、その効果が乏しく、一方1.5%を越えると、常温での比抵抗が増大し、電極の消耗の抑制効果が得られなく、好ましくは、0.5〜1.0%である。
【0013】
(5) Y、Nd、Smの作用
Y、Nd、Smは、上述したCrまたはMnの合計の添加量が0.8%以下であっても、SiおよびAlから形成される保護酸化膜を強化して耐食性および耐高温酸化性を向上させる作用がある。AlおよびSiの保護酸化膜は、主としてNi基合金のマトリックス上にAl、さらにその上のSiOから構成されるが、Yなどの化合物は、AlやSiOからマトリックス相に対して楔の効果を発揮する化合物を形成して、保護酸化膜とマトリックス相との密着性を高める。
【0014】
また、Y、Nd、Smの元素は、O、Sとの親和性が強く、電極内部に浸入してきたOやSと化合物を作るために、主成分の酸化や硫化を遅らせる効果がある。
【0015】
さらに、Cr、Mnの添加量を0.8%以下としたので、電極が高温に晒されると結晶粒が成長し易くなるが、これを、Yなどが抑制する。すなわち、電極の内部酸化は粒界に沿って進行するため、結晶粒界が減少すると電極の中心部まで粒界酸化が進みやすくなり、電極破損に至るような内部酸化を招くおそれがある。しかし、Y、Nd、Smは、Niに固溶しないので、粒界に析出してピン止め効果を果たして、結晶粒の粗大化を防止する。
【0016】
Yなどが上述した効果を得るための好適な範囲は、0.05〜0.5%である。これは、0.05%未満では、その効果が乏しく、一方、0.5%を越えると、接地電極用素線の伸線加工や中心電極用に熱伝導性良好部材を封入加工する塑性加工性が低下するからである。
【0017】
(6) Cの作用
さらに本発明では、Cが0.01〜0.07%含有されていてもよい。Cは、高温の機械的強度を高める作用がある。すなわち、上記Ni基合金では、高温強度が低下し易いが、浸入型元素であるCの添加により、使用中に熱応力による電極の変形を生じにくい。Cは、このような作用を得るために、0.01〜0.07%である。Cが0.01未満であると効果を得ることができず、また、Cが0.07%を越えると、スパークプラグ用電極材料の変形抵抗が大きくなり、中心電極に熱伝導性良好部材を封入するような塑性加工が難しくなるからである。
【0018】
(8) 平均粒径
さらにスパークプラグ用電極材料の結晶粒は、900℃で100時間保持した後の平均粒径が300μm以下であることがよい。これを上回ると、粒界酸化から電極破損を招くおそれがある。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるスパークプラグ、スパークプラグ用電極材料の製造例および試験例につき説明する。図1はスパークプラグの断面図、図2はスパークプラグ用電極材料に供される試料であり、図3は各試料の評価試験の結果を説明する説明図である。
【0020】
図1に示す本発明の一例たるスパークプラグ100は、筒状の主体金具1、先端側が突出するようにその主体金具1の内側に嵌め込まれた絶縁体2、先端側が突出するように絶縁体2の内側に設けられた中心電極3、及び主体金具1に一端が溶接等により結合されるとともに他端側が中心電極側に曲げ返されて、中心電極3の先端部と対向するように配置された接地電極4等を備えている。また、中心電極3と、対向する接地電極4との間の隙間が火花放電ギャップgとされている。
【0021】
主体金具1は、低炭素鋼などからなり、略筒形である。この主体金具は、径方向に突出するフランジ部11と、これより基端側に位置し、スパークプラグ100をエンジンのシリンダヘッド等に取り付ける際にスパナ等の工具に係合させる断面六角形状の工具係合部12と、フランジ部より先端側に位置し、フランジ部より細径である先端部13とを有する。先端側13の外周には、スパークプラグ100をエンジンのシリンダヘッド等にねじ止めするねじ14が形成されている。また工具係合部12の基端側には、絶縁体2を主体金具1に加締め固定するための加締め部15を備える。
【0022】
一方、絶縁体2は、例えばアルミナあるいは窒化アルミニウム等のセラミック焼結体により構成され、その内部には自身の軸方向に沿って中心電極3を嵌め込むための軸孔2Hを有している。この軸孔2Hのうち、先端側には中心電極3が基端側には端子金具5が固定されている。この軸孔2Hにおいて、中心電極3と端子金具5の間には抵抗体6が配置されている。この抵抗体6の両端部は、導電性のガラスシール7によって、中心電極3及び端子金具5が電気的に接続している。
【0023】
絶縁体2は、径方向に突出する突出部21と、その基端側には、突出部より径小な基端部22が形成されている。一方、突出部21の先端側には、突出部21より径小な中間胴部23が形成され、さらに先端側には、脚部24が形成されている。
【0024】
中心電極3は、銅等からなる良熱伝導芯31と、前述した材料からなる被覆部32とを有し、被覆部32の先端は絶縁体2の先端から先端側に突出するように配置されている。一方、接地電極4は、一端が主体金具1の先端面に固着され、他端側が中心電極側に向けて曲げ返されて、中心電極3の先端部と対向するように配置されている。
【0025】
【実施例】
次に、本発明の効果を確認するために、以下のような実験を行った。
図2の各試料を使用し、以下の工程により製造した。すなわち、通常の真空溶解炉を用い、各成分組成をもった合金の溶湯を調製し、真空鋳造にて鋳塊とした。その後、この鋳塊を熱間鍛造にて、直径60mmの丸棒とした。この丸棒に線引き加工を施して、直径4mmの線材、ならびに断面寸法1.6mm×2.8mmの線材とし、前者をスパークプラグの中心電極3、後者を接地電極4に作成した。そして、公知の手法により、中心電極3を絶縁体2の軸孔2Hに組み付け、さらに、抵抗体7及び端子金具6を組み付け、ガラスシールを行う。そして、主体金具1にこの絶縁体2を組み付け、接地電極4の一端を主体金具1に固着し、他端部を中心電極側に折り返して、中心電極の先端部と対向するようにする。
【0026】
図2において、実施例1ないし実施例5は、Siが0.5〜1.5%、Alが0.5〜1.5%、Y,NdまたはSmのうちから1種または2種選択された成分が0.05〜0.5%を有し、CrとMnとの合計量が0.8%以下であって、残部がNiと不可避不純物からなり、常温での比抵抗が25μΩcm以下に調製されている。
【0027】
参考例6ないし参考例8は、実施例1などの範囲に、Cの含有量または結晶の平均粒径を調製したものであり、参考例6は、Cが0.003%である。参考例7は、Cが0.10%である。参考例8は、結晶の平均粒径が400μmである。
【0028】
比較例1ないし比較例9は、上記実施例の上下限を調べるために作成した。すなわち、比較例1は、Si:2.0%でSiの上限値である1.5%を越えている。比較例2は、Alが上述の下限値である0.5%を満たさない、つまり含有していないものである。比較例3は、Ndが上述の下限値である0.05%より少ない0.02%である。比較例4は、Y+Ndが上述の上限値である0.5%より多い0.6%である。比較例5は、常温比抵抗が上述の上限値である25μmより大きい28μmである。比較例6は、Siが上述の下限値である0.5%より少ない0.2%である。比較例7は、Alが上述の上限値である1.5%より大きい2.0%である。比較例8は、CrとMnの合計重量が上限値0.8%より大きい1.2%である。比較例9は、従来の技術に相当する。
【0029】
本試験は、各試料について、エンジンのシミュレーションにより、耐久試験の前後のギャップの増加量を測定することにより行なった。評価に使用したエンジンの態様は、6気筒、2.8リットルである。時速160kmで約400時間の耐久試験を行ない、耐久試験の前後のキャップの増加量を測定した。
評価基準として、0.3mm未満を良好、0.30mm以上0.35mm未満を可、0.35mm以上を不可と判定した。
【0030】
本試験は、各試料について、エンジンのシミュレーション試験により、試験後の酸化膜厚を測定することにより行なった。評価に使用したエンジンの態様は、4気筒、2.0リットルである。エンジンを5000rpmで回転させる期間とアイドリングの期間とを1分間隔で100時間繰り返した。このときの最高温度は、900℃であった。試験後における接地電極表面に形成された酸化膜厚を測定した。なお、酸化膜に粒界酸化が見られる場合は、それも含めた膜厚とした。
評価基準として、180μm未満を良好、180μm以上210μm未満を可、210μm以上を不可と判定した。これは、酸化膜が厚くなりすぎると、電極自体の温度が上昇し過ぎるために、保護酸化膜は、薄い方が望ましいからである。
【0031】
本試験は、中心電極に冷熱サイクルを施すことにより、中心電極の変形量を測定することにより行なった。すなわち、中心電極の先端を、850℃に3分間加熱し、1分間空冷し、これを1サイクルとして繰り返した。そして、中心電極の長さが0.1mm短くなるまでのサイクル数で評価した。
評価基準は、2500サイクル以上を良好、2500未満を可と判定した。
【0032】
塑性加工性は、中心電極に熱伝導性良好部材を封入するような加工性の良否により判定した。
【0033】
実施例1ないし実施例5のいずれも、良好な評価を得ることができた。参考例6は、Cの含有量が0.003%と少ないために、中心電極変形試験による評価が可であった。参考例7は、Cの含有量が0.1%と多いために、塑性加工性がやや劣り、可であった。参考例8は、平均結晶粒径が400μmと大きいので、酸化膜厚試験による評価が可であった。
このように、ギャップ試験、酸化膜厚試験、中心電極変形試験および塑性加工性が全て可以上のものがスパークプラグ用の電極材料として優れた耐久性をもって使用することができることがわかる。さらに高い耐久性の必要な場合には、全ての試験が良好となる材料を選択することが好ましい。
【0034】
比較例1は、Siの含有量が2%と多いために、比抵抗が30μΩmと大きくなり、電極ギャップ増加量が0.36mmと大きなギャップとなり、不可であった。比較例2は、Alが含まれていないので、250mmの厚い酸化膜厚となり、不可であった。比較例3は、Ndが0.02%と少ないので、250mm以上の厚い酸化膜厚となり、不可であった。比較例4は、Y+Ndが0.6%と多いので、塑性加工性が不可であった。比較例5は、比抵抗が28μΩmと大きいので、0.35mmと大きくなり、不可であった。比較例6は、Siが0.2%と少ないので、220μmの厚い酸化膜厚なり、不可であった。比較例7は、Alが2.0%と多いので、電極ギャップ増加量が0.36mmと大きくなり、不可であった。比較例8は、CrとMnの合計量が1.2%と多いので、電極ギャップ増加量が0.36mmと大きなギャップとなり、不可であった。比較例9は、従来の技術に相当し、常温での比抵抗などが大きいので、電極ギャップ増加量が0.40mmと大きくなり、不可であった。
【0035】
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。本発明のスパークプラグでは、ねじ部5が形成されていたが、これに限られず、ねじ部が形成されていないスパークプラグでも良い。
また、実施例では接地電極4には、本発明の材料のみで構成したものにより形成されていたが、これに限られず、中心電極と同様に銅等からなる良熱伝導芯と、本発明の材料で構成された被覆層からなる接地電極としてもよい。また、実施例では、中心電極3は銅等からなる良熱伝導芯31と、前述した材料からなる被覆部32で形成されていたが、これに限らず、本発明の材料のみで構成したものより形成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電極材料が使用される本発明のスパークプラグを示す断面図である。
【図2】 スパークプラグ用電極材料に供される試料を説明する説明図である。
【図3】 各試料の評価試験の結果を説明する説明図である。
【符号の説明】
100…スパークプラグ
1…主体金具
2…絶縁体
3…中心電極
4…接地電極
5…端子金具
6…抵抗体
7…ガラスシール

Claims (2)

  1. 筒状の主体金具と、該主体金具の内孔に配置される筒状の絶縁体と、該絶縁体の先端側内孔に配置される中心電極と、一端が前記主体金具の先端側に固着され、他端側が前記中心電極と火花放電ギャップを形成する接地電極を備えるスパークプラグにおいて、
    前記中心電極及び前記接地電極の少なくとも一方が、Siが0.5〜1.5%(以下、%は重量%をいう)、Alが0.5〜1.5%、Cが0.04〜0.05%、Y,NdまたはSmのうちから1種または2種選択された成分が0.05〜0.5%を含有し、
    CrとMnとの合計量が0.8%以下であって、残部がNiと不可避不純物からなり、常温での比抵抗が25μΩcm以下に調製される電極材料にて構成されることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1のスパークプラグにおいて、
    前記電極材料が、900℃で100時間保持した後における結晶の平均粒径を300μm以下に調製してなるスパークプラグ。
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