JP4318291B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート上のトナーを加熱加圧により当該シートに定着させる定着装置、及び複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、画像形成装置に用いられる定着装置の定着温度過昇防止のため、定着温度の二重監視機構に記憶手段を付加する画像形成装置が提案されている。
【0003】
具体的には、この定着温度過昇時、即ち定着サーミスタからの出力がコンパレータの基準電圧よりも低くなった場合にフリップフロップ等の記憶手段で温度過昇情報を記憶し、温度過昇情報は解除信号が出力されるまで継続して記憶される。定着ヒータリレー(パワーリレー)はソフト制御による定着ヒータオン・オフ信号によらず、温度過昇情報により強制的にオフされる。定着ヒータ強制オフから時間が経つと定着温度は低下し、定着サーミスタからの出力はコンパレータの基準電圧よりも高くなるが、記憶手段で温度過昇情報を記憶しているため、定着ヒータリレーはオフしたままとなる。
【0004】
結果としてパワーリレーの溶着を防止することができ、パワーリレー溶着による温度過昇を防止することができる。
ここで、リレーのようなメカ接点はトライアック(登録商標)のような半導体とは異なり、それ自体で大電流を直接オン・オフすると接点の溶着を招く可能性がある。リレーの接点が溶着するとその制御信号に無関係に接点はオンになったままとなってしまう。そのため、通常時の定着温度制御のためのヒータオン・オフにはトライアック等の半導体を用い、リレーはトライアック異常時等の保護装置として存在している。
【0005】
トライアックがショートモードでの故障等、何らかの原因でオンになったままになってしまった場合、記憶手段を持たない二重監視機構では定着リレー接点で定着ヒータをオン/オフすることになってしまい、リレー溶着を招く可能性がある(例えば、特許文献1参照)。
また、画像形成装置に置いて、定着サーミスタ出力にノイズが重畳した時の定着二重監視機構の誤動作を防止する画像形成装置が提案されている。
【0006】
具体的には、定着サーミスタ出力にノイズが重畳し、定着温度が過昇していないにも関わらず定着二重監視機構のコンパレータが温度過昇を示す状態を示す信号を出力した場合、特許文献1に開示された構成ではこのノイズによる誤った情報を記憶してしまい何の異常も発生していないにも関わらずパワーリレーをオフ、即ち定着ヒータをオンできない状態にしてしまう。このような定着ヒータをオンできない状態になるのを防ぐために記憶手段の前段にノイズ除去手段としてフリップフロップを設け、定着二重監視機構の誤動作の可能性を低減させるようになっている。ゼロクロス信号は100〜120Hzと比較的遅い周波数であるため、このフリップフロップのクロック入力にゼロクロス信号を用いるとデータサンプリング周期(定着二重監視機構のコンパレータ出力のラッチ周期)が適度に長くなり、ノイズ除去効果が期待できる(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
さらに、補助電源装置としてコンデンサ(キャパシタ)を内蔵し、省エネ・立ち上がり時間短縮を達成する加熱装置が提案されている。
具体的には、従来と同様に設けられた主電源装置(通常は商用電源)から供給される電力の他に、コンデンサで構成された補助電源装置から供給される電力も加熱装置に供給するものである。このように構成することにより、商用電源からの入力は日本国内の一般的な商用電源の定格である100V15Aを超えずに、加熱装置へ大電力を供給することが可能となり、▲1▼立ち上がり時間短縮、▲2▼低電力モードが無くなることによる省エネ、を達成することができる(例えば、特許文献3参照)。
【0008】
さらに、定着ヒータの温度を監視して過昇状態でパワー系の電源を強制的にオフし、MPUが正常に動作しない場合でもパワー強制オフが作動する画像形成装置が提案されている。
【0009】
この画像形成装置は、過昇状態が設定時間を超えた時にパワー系の電源を強制的にオフさせるタイマ手段のリセットにゼロクロス信号を使用するようになっている(例えば、特許文献4参照)。
さらに、商用電源、及び電気二重層コンデンサを使った蓄電手段からの放電により過熱する発熱源を異なるタイミングで駆動し、温度過昇時は発熱源への通電を遮断することが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−185285号公報
【特許文献2】
特開平11−30927号公報
【特許文献3】
特開2000−315567号公報
【特許文献4】
特開平10−307514号公報
【特許文献5】
特開2002−174988号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、トナー等により形成された未定着画像を記録媒体上に定着させるための熱定着装置は周知である。従来の熱定着装置を備えた画像形成装置においては、定着温度が設定温度以上に上昇した場合の事故を防止するために、定着温度監視機構を備えている。
【0012】
一般的には、サーミスタ等の温度検出手段を用いて定着温度を検知し、得られた定着温度情報をマイクロプロセッサ(以下CPU)等の制御手段により監視するようにしている。すなわち、CPUにより定着制御をつかさどるものがこれに相当する(図5(a)、(b)、(c)、(d)参照)。
【0013】
ここで、図5(a)、(b)、(c)、(d)〜図7(a)、(b)、(c)、(d)はリレー、トライアック及び定着ヒータの動作と定着温度との関係を示す図である。図5(a)、図6(b)、図7(a)において縦軸は定着サーミスタアナログ入力から算出した定着温度を示す。図5(b)、図6(b)、図7(b)において縦軸はリレーオン/オフ状態を示す。図5(c)、図6(c)、図7(c)において縦軸はトライアックオン/オフ状態を示す。図5(d)、図6(d)、図7(d)において縦軸は定着ヒータオン/オフ状態を示す。図5(a)〜図5(d)、図6(a)〜図6(d)、図7(a)〜図7(d)において横軸は時間を示す。
【0014】
なお図5(a)〜図7(d)において、定着ヒータオフ直後に定着温度が若干上昇し、逆に定着ヒータオン直後に定着温度が若干低下しているのは各々オーバーシュート、アンダーシュートによるものである。
【0015】
しかし、何らかの原因でCPUが故障したり、暴走したりした場合には、定着装置が破損するだけに止まらず、画像形成装置本体まで被害が拡大するおそれがある。このような問題を防止するために、定着温度の二重監視機構を備えるものが提案されている。
従来の定着温度の二重監視機構としては上記CPUに加えて、定着温度をコンパレータ等で監視し、その出力で定着ヒータのオン信号をゲートするものがある。すなわち、CPUとコンパレータとが共に定着ヒータをオンさせる指令(信号)を出したときだけゲートがオンになって定着ヒータに通電するものである。
【0016】
この構成では定着温度が異常検出温度を上回っている時のみゲートをオフする、即ち定着温度が異常検出温度を下回ってしまうと再びゲートがオンされてしまうため、定着ヒータのオン/オフを繰り返してしまう。結果的に定着リレー接点で定着ヒータをオン/オフすることになってしまい、リレー溶着を招く可能性がある(図6(a)参照)。
特許文献1や特許文献4に開示された発明では定着リレー接点の溶着を防ぐために定着二重監視機構に記憶手段を設け、定着二重監視機構が一旦温度過昇を検知するとその状態を記憶し、定着温度が異常検出温度より下がってもゲートがオフし続けるようにしている(図7(a)〜(d)参照、なお、特許文献1に記載の図2、図5では定着二重監視機構出力により通常時の定着ヒータオン/オフ制御手段であるトライアックトリガをゲートするようにしている。しかし、このようにするとトライアックのショート故障時の定着ヒータ強制オフ手段が無いことになってしまう。そのため、特許文献4に記載の定着二重監視機構出力でリレートリガをゲートする構成が望ましい。)。
【0017】
上述の記憶手段を設けた構成とすることにより、画像形成装置本体まで被害が拡大するおそれがなくなったが、通常動作において誤動作を起こす可能性がある。これは、定着サーミスタ出力にノイズが重畳し、基準電圧を下回る電圧が定着サーミスタ出力としてコンパレータに入力され、コンパレータが定着温度過昇を示す状態を出力すると、記憶手段はごく短時間の温度過昇状態が発生してもその状態を記憶するため、定着温度制御に何の問題も無いにも関わらず定着ヒータがオンできない状態になってしまう可能性がある。この誤動作を防ぐ手段として特許文献4の請求項3に示すウォッチドッグタイマを使用する構成や、特許文献2の請求項1に示すフリップフロップを使用する構成が提案されている。
【0018】
特に特許文献2の請求項1、2に示す、フリップフロップを使用しそのクロックとしてゼロクロス信号を使用した構成は、追加部品がフリップフロップ1個のみで且つそのクロックとして入力するゼロクロス信号も定着ヒータ制御でもともと使用している信号であるため、ごくわずかなコストアップで誤動作を防止できる。
【0019】
上述のように特許文献2の請求項1、2に示す構成は定着サーミスタ出力に重畳したノイズによる誤動作防止を低コストで実現できる構成であるが、この特許文献2に記載の発明を特許文献3に示すようなキャパシタを補助電源として搭載した画像形成装置に展開した場合、定着二重監視機構が無効化されてしまうおそれがある。上述の定着二重監視機構は誤動作防止(ノイズ除去)用フリップフロップのクロック入力としてゼロクロス信号を使用しているが、ゼロクロス信号が発生しない状態(ACヒータリレーオフ時もしくはACヒータリレーオープン故障時といったゼロクロス検知回路に商用電源が印加されない状態、図8(a)、(b)参照)ではクロック入力がH(「1」論理レベル)固定となってしまうためコンパレータ出力をラッチすることができず、温度過昇状態でも定着二重監視機構による定着ヒータ強制オフができなくなってしまう。
【0020】
ここで、図8(a)はゼロクロス検知回路のトランス両端に印加される電圧を示し、図8(b)はゼロクロス信号を示す。図8(a)において縦軸はゼロクロス検知回路の両端に印加される電圧を示し、図8(b)において縦軸は電圧を示す。図8(a)、(b)において横軸は時間を示す。
【0021】
従来のような定着ヒータ(加熱部)の電力が商用電源からのみ供給されるような場合は、「ゼロクロス信号無し」はACヒータリレーオフ、即ち定着ヒータへの電力供給源が遮断されていることと同義であるため問題はなかったが、キャパシタを補助電源として搭載した画像形成装置では、ACヒータリレーオフ状態でもキャパシタから定着ヒータへの電力供給経路が存在するため、定着二重監視機構が無効化されてしまうおそれがある(図9の画像形成装置104参照)。
【0022】
ここで、図9は本発明の前提となった画像形成装置中の定着ヒータ関連部分のみを抜粋したブロック図である。
すなわち、図9に示した発明は、特許文献2に記載の発明を特許文献3に記載の発明に展開したものである。
【0023】
特許文献5に示す構成は保護装置としてサーモスタット、または温度ヒューズを使用しているが、何れも温度過昇が発生した場合は部品交換が必要となり、製品のメンテナンスコストがアップしてしまう(サーモスタットは高温時にオフとなっても、ある程度まで温度低下すれば再度オンする。しかし、このような保護装置に使用するサーモスタットは高温時にサーモスタットがオフして定着ヒータオフとなり定着温度が低下していく過程で再度サーモスタットがオンし、保護装置として意味をなさなくなってしまうため、この再度オンとなる温度を0℃以下に設定することが多い。よって一旦高温検知してオフとなってしまったサーモスタットは交換しなければならない)。
【0024】
本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、補助電源装置(商用電源以外の定着ヒータへの電力源)として電気二重層コンデンサ(以下キャパシタ)を内蔵し、且つ定着二重監視機構(ハードウェアのみによる定着温度過昇防止機構)のノイズ除去手段としてゼロクロス信号(周波数検出手段出力、ゼロボルトを基準にして正負方向に振幅する信号)をクロック入力とするフリップフロップを備えた画像形成装置であって、定着温度過昇、及び定着サーミスタ出力へノイズが重畳した時の誤動作を確実に防止することを目的としたものである(請求項1、2共同目的)。
【0025】
すなわち、本発明の目的は従来の定着二重監視回路が持っていた、ゼロクロス信号無し時に定着二重監視機能が無効化されてしまう、という課題を解消することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、加熱部と補助電源装置と主発熱体駆動部と補助発熱体駆動部と制御部とを有し、上記加熱部は商用電源から供給される電力により発熱する主発熱体と、上記補助電源装置から供給される電力により発熱する補助発熱体と、上記加熱部内の温度を検出する温度検出手段とを有し、上記補助電源装置は充放電可能な蓄電装置を有し、上記主発熱体駆動部は上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を制御する主発熱体駆動手段と、上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を遮断する主発熱体遮断手段と、上記商用電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段とを有し、上記補助発熱体駆動部は上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を制御する補助発熱体駆動手段と、上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を遮断する補助発熱体遮断手段とを有し、上記制御部は上記加熱部の温度過昇を検出する温度過昇検出手段と、該温度過昇検出手段が検出した温度過昇情報を記憶する温度過昇記憶手段と、上記温度過昇検出手段と該温度過昇記憶手段との間に設けられ上記ゼロクロス検出手段の出力を用いてノイズ除去を行うノイズ除去手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記主発熱体の主発熱体制御信号を強制的にオフする主発熱体強制オフ手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記補助発熱体の補助発熱体制御信号を強制的にオフする補助発熱体強制オフ手段とを有する画像形成装置であって、上記ゼロクロス検出手段の出力の有無を判定するゼロクロス検出出力有無判定手段を設け、上記補助発熱体強制オフ手段に上記ゼロクロス検出出力有無判定手段のゼロクロス検出出力有無判定手段出力信号が入力されるようにしたものである。
【0028】
請求項に係る発明は、加熱部と補助電源装置と主発熱体駆動部と補助発熱体駆動部と制御部とを有し、上記加熱部は商用電源から供給される電力により発熱する主発熱体と、上記補助電源装置から供給される電力により発熱する補助発熱体と、上記加熱部内の温度を検出する温度検出手段とを有し、上記補助電源装置は充放電可能な蓄電装置を有し、上記主発熱体駆動部は上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を制御する主発熱体駆動手段と、上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を遮断する主発熱体遮断手段と、上記商用電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段とを有し、上記補助発熱体駆動部は上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を制御する補助発熱体駆動手段と、上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を遮断する補助発熱体遮断手段とを有し、上記制御部は上記加熱部の温度過昇を検出する温度過昇検出手段と、該温度過昇検出手段が検出した温度過昇情報を記憶する温度過昇記憶手段と、上記温度過昇検出手段と該温度過昇記憶手段との間に設けられ上記ゼロクロス検出手段の出力を用いてノイズ除去を行うノイズ除去手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記主発熱体の主発熱体制御信号を強制的にオフする主発熱体強制オフ手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記補助発熱体の補助発熱体制御信号を強制的にオフする補助発熱体強制オフ手段とを有する画像形成装置であって、上記ゼロクロス検出手段を上記主発熱体遮断手段の商用電源側に配置したものである。
【0029】
請求項に係る発明は、加熱部と補助電源装置と主発熱体駆動部と補助発熱体駆動部と制御部とを有し、
上記加熱部は商用電源から供給される電力により発熱する主発熱体と、上記補助電源装置から供給される電力により発熱する補助発熱体と、上記加熱部内の温度を検出する温度検出手段とを有し、
上記補助電源装置は充放電可能な蓄電装置を有し、
上記主発熱体駆動部は上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を制御する主発熱体駆動手段と、上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を遮断する主発熱体遮断手段と、上記商用電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段とを有し、
上記補助発熱体駆動部は上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を制御する補助発熱体駆動手段と、上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を遮断する補助発熱体遮断手段とを有し、
上記制御部は上記加熱部の温度過昇を検出する温度過昇検出手段と、該温度過昇検出手段が検出した温度過昇情報を記憶する温度過昇記憶手段と、上記温度過昇検出手段と該温度過昇記憶手段との間に設けられ上記ゼロクロス検出手段の出力を用いてノイズ除去を行うノイズ除去手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記主発熱体の主発熱体制御信号を強制的にオフする主発熱体強制オフ手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記補助発熱体の補助発熱体制御信号を強制的にオフする補助発熱体強制オフ手段とを有する画像形成装置であって、
上記ゼロクロス検出手段を上記主発熱体遮断手段の商用電源側と上記主発熱体遮断手段の加熱部側双方に配置し、上記ノイズ除去手段には上記主発熱体遮断手段の商用電源側に配置された上記ゼロクロス検出手段の出力が入力されるようにしたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置の実施の形態を図面を使用して説明する。
図1は本発明の前提となった画像形成装置の定着ヒータ関連部分のみを抜粋した比較例のブロック図である。
【0032】
図1に示す画像形成装置104−1は、加熱部108と補助電源装置102と主発熱体駆動部106と補助発熱体駆動部(キャパシタヒータ駆動回路)110と制御部111とを有している。
【0033】
加熱部108は商用電源100から供給される電力により発熱する主発熱体(ACヒータ)107と、補助電源装置102から供給される電力により発熱する補助発熱体(キャパシタヒータ)109と、加熱部108内の温度を検出する温度検出手段(サーミスタ)112とを有している。
補助電源装置102は充放電可能な蓄電装置(例えば電気二重層コンデンサ)を有している。
【0034】
主発熱体駆動部106は商用電源100から主発熱体107への電力供給を制御する主発熱体駆動手段115と、商用電源100から主発熱体107への電力供給を遮断する主発熱体遮断手段(ACヒータリレー)105と、商用電源100の周波数を検出する周波数検出手段(ゼロクロス検知回路)116とを有している。
【0035】
補助発熱体駆動部110は補助電源装置102から補助発熱体109への電力供給を制御する補助発熱体駆動手段113と、補助電源装置102から補助発熱体109への電力供給を遮断する補助発熱体遮断手段(キャパシタヒータリレー)114とを有している。
【0036】
制御部111は加熱部108の温度過昇を検出する温度過昇検出手段(サーミスタ)112と、温度過昇検出手段112が検出した温度過昇情報を記憶する温度過昇記憶手段(フリップフロップ2)124と、温度過昇検出手段112と温度過昇記憶手段124との間に設けられ周波数検出手段116の出力を用いてノイズ除去を行うノイズ除去手段(フリップフロップ1)123と、温度過昇記憶手段124の出力により主発熱体107の主発熱体制御信号を強制的にオフする主発熱体強制オフ手段(ゲート)125と、温度過昇記憶手段124の出力により補助発熱体109の補助発熱体制御信号を強制的にオフする補助発熱体強制オフ手段(ゲート)126とを有している。
【0037】
本画像形成装置104−1は、補助発熱体強制オフ手段126に主発熱体107をオフにするための主発熱体遮断手段制御信号が入力されるようにしたものである(具体的には図9に示した画像形成装置104の2入力アンドゲート1260の代わりに3入力アンドゲート126を用いると共にゲート126にCPU117からの主発熱体遮断手段制御信号を入力させるようにしたものである)。
【0038】
ここで、商用電源100はメインスイッチ101を介してキャパシタ102を充電するための充電器103と、画像形成装置104−1の動作に必要なDC電源を生成する図示しないPSU(Power Supply Unit)とに供給される。
【0039】
また、商用電源100はメインスイッチ101を介さずにACヒータ駆動回路105へ入力される。メインスイッチ101はACヒータ駆動回路106、PSU、充電器103の共通経路上(商用電源100が画像形成装置104−1に入力されて分岐する前)に配置することも可能だが、そのように構成するとメインスイッチ101にACヒータ107の電流も通電されることになり、定格電流の非常に大きいメインスイッチ101を選定しなければならなくなってしまうため、ACヒータ駆動回路106の電力供給経路から分離するのが一般的である。
【0040】
PSUは商用電源100を整流、降圧し、画像形成装置104−1内で使用される電源を生成する。PSUが生成する電源は主に2系統であり、1系統は主に制御系で使用されるVcc、他の1系統は主に駆動系で使用されるVaaである。
【0041】
定着部108内に配置される図示しない定着ローラには、発熱部材であるACヒータ107及びキャパシタヒータ109が設けられる。ACヒータ107は商用電源100を電力源とし、ACヒータ駆動回路105によりオン/オフ制御される。キャパシタヒータ109はキャパシタ102に充電された電力を電力源とし、キャパシタヒータ駆動回路110によりオン/オフ制御される。キャパシタ102は充電器103により充電される。充電器103にはメインスイッチ101を介して商用電源100が入力され、画像形成装置104−1の制御部111からの図示しない制御信号により充電制御される。
【0042】
定着ローラの近傍には定着ローラの表面温度(温度過昇)を検出するための温度過昇検出手段(温度検出手段)としてのサーミスタ(以下定着サーミスタ)112が設けられており、この定着サーミスタ112の抵抗値が温度により変化することにより制御部111は定着ローラの表面温度を検出する。この定着サーミスタ112には一般的に負特性(温度が上がると抵抗値が低くなる)のサーミスタが使用される。
【0043】
キャパシタヒータ駆動回路110は通常時のキャパシタヒータ109のオン/オフ制御のために使用する補助発熱体駆動手段としてのFET(電界効果トランジスタ)113と、異常時にキャパシタヒータ109への電力供給を遮断するキャパシタヒータリレー114とで構成される。FET113とキャパシタヒータリレー114は何れも制御部によりそのオン/オフが制御される。
【0044】
ACヒータ駆動回路106は通常時のACヒータ107のオン/オフ制御のために使用する主発熱体駆動手段としてのトライアック115、異常時にACヒータ107への電力供給を遮断するACヒータリレー105、及び商用電源100のゼロクロス点を検知するゼロクロス検知回路116とで構成される。トライアック115とACヒータリレー105は何れも制御部111によりそのオン/オフが制御される。ゼロクロス検知回路116の出力であるゼロクロス信号は制御部111へ入力され、定着ヒータの位相制御等に使用される。位相制御は本発明とは無関係であるため詳細の説明は省略する。
【0045】
制御部111は画像形成装置104−1の制御を行うCPU(中央演算処理装置)117、定着高温異常時にCPU117のI/Oポート出力によらずACヒータ107、キャパシタヒータ109を強制オフするための定着二重監視機構、及びACヒータリレー105のオン/オフ信号、キャパシタヒータリレー114のオン/オフ信号、ACヒータ107のオン/オフ信号、キャパシタヒータ109のオン/オフ信号をACヒータ駆動回路106およびキャパシタヒータ駆動回路110で出力するためのドライバ118〜121とで構成される。
【0046】
定着二重監視機構はコンパレータ122、フリップフロップ1(123)、フリップフロップ2(124)、ゲート125、126等で構成される。
コンパレータ122は定着サーミスタ112の出力を用い定着部が温度過昇となっている否かの判定を行う。コンパレータ122の反転入力(−)にはPSUで生成された電圧Vccを2つの抵抗R1、R2で分圧して生成した基準電圧を入力する。コンパレータ122の非反転入力(+)にはPSUで生成された電圧Vccを抵抗R3と定着サーミスタ112で分圧して生成した電圧を入力する。抵抗R1、R3の抵抗値を同じ値としておくことにより、定着サーミスタ112の抵抗値が抵抗R2の抵抗値よりも大きいか小さいかでコンパレータ122の出力が決定される。
【0047】
定着サーミスタ112の抵抗値が抵抗R2の抵抗値よりも大きい時は非反転入力(+)の電圧の方が高くなるのでH(「1」論理レベル)を出力し、定着サーミスタ112の抵抗値が抵抗R2の抵抗値よりも小さい時は反転入力(+)の電圧の方が高くなるのでL(「0」論理レベル)を出力する。定着温度過昇検知温度は抵抗R2の抵抗値により決定される。例えば定着温度過昇検知温度を200℃に設定する場合、200℃時の定着サーミスタ112の抵抗値を抵抗R2の抵抗値とする。また、抵抗R3と定着サーミスタ112とで分圧して生成した電圧はCPU117のA/D入力にも接続され、CPU117による定着温度制御に使用される。
【0048】
コンパレータ112の出力はノイズ除去を目的としたフリップフロップ1(123)のデータ入力(D)に接続される。フリップフロップ1(123)のクロック入力にはゼロクロス信号が接続されており、ゼロクロス信号の立ち上がりエッジ毎にデータ入力をラッチする。図8に示すようにゼロクロス信号は商用電源100の半波毎で1サイクルとなるので、東日本地域のように商用電源100の周波数が50Hzであればゼロクロス信号の周波数は100Hzになり、西日本地域のように商用電源100の周波数が60Hzであればゼロクロス信号の周波数は120Hzになる。
【0049】
ここで、画像形成装置104−1を東日本地域で使用する場合を例にとってノイズ除去効果について説明する。
フリップフロップ1(123)のデータ入力はゼロクロス信号の立ち上がりエッジ毎にラッチされる、言い換えればゼロクロス信号が立ち上がる僅かな時間を除けばデータ入力はラッチされないということであり、ゼロクロス信号がH固定又はL固定となっているタイミングで定着サーミスタ112の出力にノイズが重畳してもそのノイズを誤ラッチしてしまうことはない。またゼロクロス信号は100Hzと比較的低速な信号であるため、データをラッチする間隔が比較的長くなりノイズ除去を達成するために好適なクロック入力である。
【0050】
フリップフロップ1(123)の出力(Q)は温度過昇情報の記憶を目的としたフリップフロップ2(124)のリセット入力(R、アクティブL)に接続される。前記コンパレータ122の出力は定着温度過昇非検知時にHとなり、定着温度過昇検知時にLとなり、ゼロクロス信号の立ち上がりエッジによってフリップフロップ1(123)にラッチされるので、定着温度過昇検知時にフリップフロップ2(124)のリセット入力がLとなる。フリップフロップ2(124)がリセットされると反転出力(−Q)はHとなる。定着温度過昇検知後に定着温度が下がった場合、コンパレータ122の出力がH、フリップフロップ1(123)の出力がHとなり、フリップフロップ2(124)のリセット入力がHとなるが、リセット解除されてもフリップフロップ2(124)のクロック入力である過昇検知解除信号が出力されない限り反転出力はHを保持し続ける。
【0051】
フリップフロップ2(124)の反転出力はゲート125、126に接続される。CPU117が出力するACヒータリレートリガ、キャパシタヒータリレートリガをこの信号でゲートすることにより、温度過昇検知時にCPU117のI/Oポートの出力によらず各々のリレーはオフとなる。
【0052】
以下に本発明特有の構成について説明する。
なお本発明は従来の定着二重監視回路が持っていた、ゼロクロス信号無し時(H固定時)にはその機能が無効化されてしまう、という課題を解消するものである。その解消にあたって請求項(図2対応)ではゼロクロス信号無し時にはキャパシタヒータリレートリガをゲートして強制オフすることを方針とし、請求項(図4)では定着二重監視回路の機能が無効化されることが無いようゼロクロス信号が常時発生することを方針としている。
【0053】
図1に示す構成では、画像形成装置104−1のキャパシタヒータリレートリガのゲート125、126に、フリップフロップ2(124)の反転出力に加えてACヒータリレートリガも入力している。これにより、ACヒータリレーオフ時にはキャパシタヒータリレートリガもゲートされ強制オフすることができる。
【0054】
図2は本発明の画像形成装置の実施例に係る定着ヒータ関連部分のみを抜粋したブロック図である。尚、図1に示した部材と同様の部材には同一の符号を用いた。
図2(請求項に対応)に示した実施例と図1に示した比較例との相違点は、周波数検出手段の出力の有無を判定する周波数検出出力有無判定手段を設け、補助発熱体強制オフ手段に周波数検出出力有無判定手段の周波数検出出力有無判定手段出力信号が入力されるようにした点である。
【0055】
図2に示す構成ではキャパシタヒータリレートリガのゲートに、フリップフロップ2(124)の反転出力に加えてゼロクロス信号をクロック入力とするウォッチドッグタイマ200の出力も入力している。ウォッチドッグタイマ200はそのクロック入力で常時内部タイマのクリアを行い、一定時間タイマクリアが行われないとタイマオーバーフローによりその出力を変化させるものである。
【0056】
よってゼロクロス信号無し時にはタイマクリアが行われず、その出力がHとなることによりキャパシタヒータリレートリガがゲートされ強制オフすることができる。本発明の前提となった構成はCPU117がACヒータリレー105をオフしようとしている時のみ効果を発揮し、ACヒータ107がオープン故障している時にはその効果が得られないものであったが、請求項の構成ではこのオープン故障における問題を解消することができる。
【0057】
図3は本発明の前提となった画像形成装置に係る定着ヒータ関連部分のみを抜粋したブロック図である。
【0058】
3に示した例と図1に示した比較例との相違点は、周波数検出手段を上記主発熱体遮断手段の商用電源側に配置した点である。
【0059】
図3に示す構成ではゼロクロス検知回路300をACヒータリレー105の前段に配置している。これによりACヒータ駆動回路1060のACヒータリレー105のオン/オフ状態によらずゼロクロス信号が発生することになり、定着二重監視回路の無効化タイミングを無くすことができる。
【0060】
図4は本発明の画像形成装置の他の実施の形態に係る定着ヒータ関連部分のみを抜粋したブロック図である。
【0061】
図4(請求項に対応)に示した実施例と図1に示した実施例との相違点は周波数検出手段を主発熱体遮断手段の商用電源側と主発熱体遮断手段の加熱部側双方に配置し、ノイズ除去手段には主発熱体遮断手段の商用電源側に配置された周波数検出手段の出力が入力されるようにした点である。
【0062】
図4に示す構成ではゼロクロス検知回路401、ゼロクロス検知回路2(402)をACヒータリレー105の前段と後段に配置し、フリップフロップ1(123)のクロック入力にはACヒータリレー105の前段に配置されたゼロクロス検知回路出力(ゼロクロス2)402を接続している。
【0063】
これにより、図3に示した例と同様に定着二重監視回路の無効化タイミングを無くすことができる。請求項の構成ではゼロクロス検知回路30がACヒータリレー105の前段のみに配置されているため、ACヒータリレー105の溶着検知を行うことができなかったが、図4に示した構成ではACヒータリレー105の後段にもゼロクロス検知回路401があるため、ACヒータリレー105のオフ制御時のゼロクロス信号有無を判定することによりACヒータリレー105の溶着検知を行うことができる。
【0064】
尚、本実施の形態では補助電源装置は充放電可能な蓄電装置として電気二重層コンデンサの場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ニッケルカドニウム電池、鉛蓄電池、ニッケル水素電池のいずれを用いてもよい。
【0066】
<本画像形成装置の作用効果>
請求項の構成によれば、画像形成装置104−2は、ゼロクロス信号無し時は、キャパシタヒータリレートリガに関わらずキャパシタヒータリレー114のオン/オフ信号がオフとなり、キャパシタヒータ109への電力供給源を遮断する。このため、定着二重監視機構が無効となってしまうACヒータリレー105のオフ時(ACヒータリレー105のオープン故障時も含む)は、キャパシタヒータリレー105を強制オフすることにより定着ヒータへの電力供給源が遮断されるので、画像形成装置104−2へ被害が拡大するのを防止することができる。
【0068】
請求項の構成によれば、ACヒータリレー105のオン/オフ状態によらずゼロクロス信号が発生し、且つACヒータリレートリガオフ時にゼロクロス1(401)の信号有無を判定することによりACヒータリレー105が溶着している否かの検知も行うことができる。このため、定着二重監視機構が無効となってしまうタイミングが無く、且つACヒータリレー105の溶着検知も行うことができ、画像形成装置104−4へ被害が拡大するのを防止することができる。
【0070】
【発明の効果】
従来の定着二重監視回路が持っていた、ゼロクロス信号無し時に定着二重監視機能が無効化されてしまう、という課題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前提となった画像形成装置の定着ヒータ関連部分のみを抜粋した比較例のブロック図である。
【図2】 本発明の画像形成装置の一実施例に係る定着ヒータ関連部分のみを抜粋したブロック図である。
【図3】 本発明の前提となった画像形成装置に係る定着ヒータ関連部分のみを抜粋したブロック図である。
【図4】 本発明の画像形成装置の他の実施例に係る定着ヒータ関連部分のみを抜粋したブロック図である。
【図5】 (a)、(b)、(c)、(d)はリレー、トライアック及び定着ヒータの動作と定着温度との関係を示す図である。
【図6】 (a)、(b)、(c)、(d)はリレー、トライアック及び定着ヒータの動作と定着温度との関係を示す図である。
【図7】 (a)、(b)、(c)、(d)はリレー、トライアック及び定着ヒータの動作と定着温度との関係を示す図である。
【図8】 (a)はゼロクロス検知回路のトランス両端に印加される電圧を示し、(b)はゼロクロス信号を示す。
【図9】 本発明の前提となった画像形成装置中の定着ヒータ関連部分のみを抜粋したブロック図である。
【符号の説明】
100 商用電源
101 メインスイッチ
102 電気二重層コンデンサ(補助電源装置、キャパシタ)
103 充電器
104、104−1、104−2、104−3、104−4 画像形成装置
105 ACヒータリレー(主発熱体補助手段)
106、1060 ACヒータ駆動回路(主発熱体駆動部)
107 ACヒータ(主発熱体)
108 定着部(加熱部)
109 キャパシタヒータ(補助発熱体)
110 キャパシタヒータ駆動回路(補助発熱体駆動部)
111 制御部
112 定着サーミスタ(温度検出手段)
113 FET(補助発熱体駆動手段)
114 キャパシタヒータリレー(補助発熱体遮断手段)
115 トライアック(主発熱体駆動手段)
116 ゼロクロス検知回路(周波数検出手段)
117 CPU(中央演算処理装置)
118、119〜121 ドライバ
122 コンパレータ(温度過昇検出手段)
123 フリップフロップ1(ノイズ除去手段)
124 フリップフロップ2(温度過昇記憶手段)
125 ゲート(主発熱体強制オフ手段)
126 ゲート(補助発熱体強制オフ手段)

Claims (2)

  1. 加熱部と補助電源装置と主発熱体駆動部と補助発熱体駆動部と制御部とを有し、
    上記加熱部は商用電源から供給される電力により発熱する主発熱体と、上記補助電源装置から供給される電力により発熱する補助発熱体と、上記加熱部内の温度を検出する温度検出手段とを有し、
    上記補助電源装置は充放電可能な蓄電装置を有し、
    上記主発熱体駆動部は上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を制御する主発熱体駆動手段と、上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を遮断する主発熱体遮断手段と、上記商用電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段とを有し、
    上記補助発熱体駆動部は上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を制御する補助発熱体駆動手段と、上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を遮断する補助発熱体遮断手段とを有し、
    上記制御部は上記加熱部の温度過昇を検出する温度過昇検出手段と、該温度過昇検出手段が検出した温度過昇情報を記憶する温度過昇記憶手段と、上記温度過昇検出手段と該温度過昇記憶手段との間に設けられ上記ゼロクロス検出手段の出力を用いてノイズ除去を行うノイズ除去手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記主発熱体の主発熱体制御信号を強制的にオフする主発熱体強制オフ手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記補助発熱体の補助発熱体制御信号を強制的にオフする補助発熱体強制オフ手段とを有する画像形成装置であって、
    上記ゼロクロス検出手段の出力の有無を判定するゼロクロス検出出力有無判定手段を設け、上記補助発熱体強制オフ手段に上記ゼロクロス検出出力有無判定手段のゼロクロス検出出力有無判定手段出力信号が入力されるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 加熱部と補助電源装置と主発熱体駆動部と補助発熱体駆動部と制御部とを有し、
    上記加熱部は商用電源から供給される電力により発熱する主発熱体と、上記補助電源装置から供給される電力により発熱する補助発熱体と、上記加熱部内の温度を検出する温度検出手段とを有し、
    上記補助電源装置は充放電可能な蓄電装置を有し、
    上記主発熱体駆動部は上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を制御する主発熱体駆動手段と、上記商用電源から上記主発熱体への電力供給を遮断する主発熱体遮断手段と、上記商用電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段とを有し、
    上記補助発熱体駆動部は上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を制御する補助発熱体駆動手段と、上記補助電源装置から上記補助発熱体への電力供給を遮断する補助発熱体遮断手段とを有し、
    上記制御部は上記加熱部の温度過昇を検出する温度過昇検出手段と、該温度過昇検出手段が検出した温度過昇情報を記憶する温度過昇記憶手段と、上記温度過昇検出手段と該温度過昇記憶手段との間に設けられ上記ゼロクロス検出手段の出力を用いてノイズ除去を行うノイズ除去手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記主発熱体の主発熱体制御信号を強制的にオフする主発熱体強制オフ手段と、上記温度過昇記憶手段の出力により上記補助発熱体の補助発熱体制御信号を強制的にオフする補助発熱体強制オフ手段とを有する画像形成装置であって、
    上記ゼロクロス検出手段を上記主発熱体遮断手段の商用電源側と上記主発熱体遮断手段の加熱部側双方に配置し、上記ノイズ除去手段には上記主発熱体遮断手段の商用電源側に配置された上記ゼロクロス検出手段の出力が入力されるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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