JP4316493B2 - 少なくとも2つの円錐ディスク対を備えた自動変速機 - Google Patents

少なくとも2つの円錐ディスク対を備えた自動変速機 Download PDF

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Description

本発明は、特許請求の範囲請求項1の上位概念部分に記載の少なくとも2つの円錐ディスク対を備えた自動変速機に関する。
実際に公知の巻掛け伝動式無段変速機ないしCVT変速機である自動変速機の場合、1本の軸上に対向して対を成して配置されて円錐ディスク対(円錐型プーリ)を形成する2つの円錐ディスクは、通常、軸方向に相対移動可能に、ないし変位可能に形成されている。そのような自動変速機における伝達比の調整は、それぞれの円錐ディスク対における両円錐ディスク間の間隔変化によって行われる。その間隔変化は、円錐ディスク対の円錐ディスクにおけるベルトの巻掛け範囲の半径ないし直径の変化を生じさせる。
公知の巻掛け伝動式無段変速機の場合、伝達比の調整は、両円錐ディスク間の間隔が変化されねばならない円錐ディスク対において、片側円錐ディスクとベルトと反対側円錐ディスクとの間における押圧力が増大されるか減少されることによって、引き起こされる。その力の増大ないし減少に基づいて、ベルトは、その円錐ディスクとの接触範囲において、渦巻き曲線軌道に変化させられ、これによって、ベルトは大きな回転半径上に、あるいは小さな回転半径上に移動される。
特に乾式巻掛け伝動式無段変速機の場合、円錐ディスクとベルトとの間の摩擦係数は非常に大きく、従って、伝達比の調整中、円錐ディスクとベルトとの間でセルフロックが生じ、ベルトが円錐ディスクに沿って、小さな巻掛け直径から大きな巻掛け直径に、半径方向外側に向かって滑ることができなくなる。むしろ、伝達比の調整中には、ベルトに大きな押圧力がかけられる。
ベルトは、円錐ディスク対における円錐ディスクとの接触範囲において、円錐ディスクとの係合により案内される。特にそのベルトの円錐ディスクとの接触範囲において、大きな押し進入力が生じ、その押し進入力が、ベルトの望ましくない大きな摩耗並びに大きな熱の発生を生じさせる。
さらに、公知の巻掛け伝動式無段変速機の場合、伝達比の調整のために、大きな機械的操作力が必要である。その操作力は、調整速度の増大と共に過剰比例的に増大し、非常に大きな出力の機械式アクチュエータでしか得られない。この場合、ベルトの機械的負荷容量ないし強度が、伝達比の調整時における調整速度の限界をも形成する荷重限度となる。
そのために、そのような自動変速機では、例えば、平均運転速度からの全制動時に、最大に調整された伝達比において、無段変速機を発進伝達比に相当する位置に完全に戻すために通常必要とされるような調整速度が得られない、という欠点が生ずる。
それでも、高い運転快適性を保証するため、および良好な発進挙動を可能にするために、実際に特に、発進クラッチを出力側に配置すること、あるいは無段自動変速機に別個の発進段を組み込むことが考えられている。その場合、特に発進クラッチの出力側配置は、補助的な回転質量が設けられねばならず、その回転質量が自動変速機の望ましくない大形化並びに製造費の増大を生ずる、という欠点がある。
本発明の課題は、小さな操作力および僅かな摩耗で伝達比の調整が実施可能であり、大きな調整速度で特色づけられるような、自動変速機、ないし巻掛け伝動式無段変速機を提供することにある。
この課題は、本発明に基づいて、請求項1に記載の自動変速機によって解決される。
本発明に基づく自動変速機の場合、円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線どうしの相互配置が変更可能である。ここで、円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線どうしの相互配置とは、特に、両回転軸線の一直線の配置、両回転軸線が相互に角度を成し交差する配置、両回転軸線が互いに平行に延びる配置、並びに両回転軸線の斜め配置を意味する。
その配置の可変性によって、特に円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線どうしの相互配置を、伝達比の調整中、円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線の一直線に並んだ配置から出発して、円錐ディスク対の少なくとも第1の円錐ディスクが第2の円錐ディスクに対して変位されて、円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線が角度を成すように、的確に変化させることができる。このようにして、円錐ディスク対における巻掛け範囲へのベルトの入口部半径並びにその巻掛け範囲からの出口部半径が増大ないし減少される。
その場合、ベルトのベルト幅に相当する円錐ディスク対における両円錐ディスク間の等間隔線(Aquidistante)は、少なくともほぼ渦巻き曲線の形をとり、ベルトはそれにならって走行する。なお、その等間隔線は、円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線が一致して配置されている場合、円形をしている。その配置変化およびそれに伴う入口部半径と出口部半径の変化に関係して、ベルトは、所望の伝達比が得られるまで、円錐ディスク対における両円錐ディスク間において大きな巻掛け半径ないし小さな巻掛け半径に「ねじり込み」移動する。
この処置によって、小さな操作力において大きな調整速度が得られる。これは、実際に公知の調整装置に比べて、ベルトが、円錐ディスク対における軸方向力の大きな増大なしに、最短時間で新たな位置に置かれるからである。なお、その公知の調整装置の場合、伝達比の調整は、円錐ディスク対の円錐ディスクおよびベルトを円錐ディスク対の軸方向に押圧することによって実施されている。
本発明に基づく自動変速機の伝達比の調整時における実際に公知の自動変速機よりも比較的大きな調整速度は、有利に、例えば、平均走行速度からの全制動時に、車両停止までの走行速度の減少によって、自動変速機の調整された大きな伝達比が、時間的に直ちに全制動に続く発進過程まで完全に小さな発進伝達比に戻される、ように作用する。
従って、発進クラッチを一次側に、即ち、駆動側に配置することもでき、これによって、一方では、自動変速機の製造費が低減され、他方では、構造空間が節約される。
発進クラッチの出力側配置に比べての必要構造空間の減少は、特に、発進クラッチを駆動側に配置した場合、変速機入力範囲に設けられた回転質量としてのフライホィールが発進クラッチとして利用できる、ことによって生ずる。従って、駆動側に配置された発進クラッチを形成するための被覆クラッチディスク並びに掛け外し機構が利用されるだけで済む。
さらに、円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線どうしの相互配置を変化させることによって、自動変速機の無段変速機の効率を、定常運転範囲でも、即ち、自動変速機の伝達比を変化しない運転中においても、有利に高めることができる。これは、回転軸線の配置変化によって、渦巻き曲線軌道が減少され、円錐ディスク対からのベルトの押し進入力が最小にされるようにして、「自然」ベルト渦巻き曲線軌道が防止されるからである。このようにして、円錐ディスク対における両円錐ディスク間のベルトの実際の渦巻き曲線軌道が、少なくともほぼ円形の理想的軌道に近づけられ、損失動力が減少される。
本発明に基づく対象物の他の利点および有利な実施形態は、請求項、以下の説明、および図から明らかに理解できる。
本発明に基づく自動変速機の複数の有利な実施形態が、図に概略的に示され、以下、これについて詳細に説明する。なお各図において、同一部分ないし機能的に相当した部分には、同一符号が付されている。
図1には、それぞれ2つの円錐ディスク2A、2Bおよび3A、3Bから成る2つの円錐ディスク対(円錐型プーリ)を備えた自動変速機1が示されている。第1の円錐ディスク対2から第2の円錐ディスク対3にトルクを伝達するために、円錐ディスク2A、2Bと円錐ディスク3A、3Bとの間に巻掛け伝動要素4が設けられている。
両円錐ディスク対2、3並びに巻掛け伝動要素4は、自動変速機1の無段変速機5の構成要素であり、その無段変速機5は、ここでは、乾式複合ベルトないしベルト4として形成された巻掛け伝動要素を備えた巻掛け伝動式無段変速機として形成されている。その巻掛け伝動要素は、チェーンや連結リンクバンドでもよい。ここで用意された乾式複合ベルトは、チェーンや連結リンクバンドに比べて、トルク伝達のための押圧力がかなり低いために油を必要としない、という利点を有している。
自動変速機1の図1に概略的に示された部分において、円錐ディスク2Bおよび円錐ディスク3Aはそれぞれ、円錐ディスク2Aないし円錐ディスク3Bに関して、軸6ないし7の軸方向に移動可能に配置されている。なおここでは、軸6は駆動軸として、軸7は出力軸として形成されている。伝達比の変化は、公知の様式で、両円錐ディスク2A、2B間ないし両円錐ディスク3A、3B間の間隔変更によって行われる。その間隔変更によって、ベルト4が円錐ディスク2A〜3B上を走る半径が変化する。円錐ディスク対2ないし3の両円錐ディスク2A、2Bないし3A、3Bが、図示されていないアキシャルアクチュエータの軸方向押圧力の増大あるいは減少によって、相互に接近あるいは離隔されることによって、調整過程が引き起こされる。
その伝達比の調整のための許容できない大きな増力を防止するためと、無段変速機5の調整速度を高めるために、円錐ディスク3Bは、出力軸7に相対回転不能に、定速継手(Gleichlaufgelenk)8上に支持され、傾動軸線9を中心として傾動可能にされている。
ベルト4のベルト幅に相当する等間隔線(Aquidistante)、即ち、円錐ディスク対3の巻掛け範囲におけるベルト4と円錐ディスク3A、3Bとの接触線は、円錐ディスク3Bの傾動によって、少なくともほぼ渦巻き曲線の形をとる。なお、その等間隔線は、円錐ディスク3Bが傾動されていない場合、少なくともほぼ円形となっている。円錐ディスク3Bの傾動方向に関係して、ベルト4は、そのベルト4への軸方向押圧力の著しい増大なしに、円錐ディスク3A、3Bに対して、大きな巻掛け半径あるいは小さな巻掛け半径になるよう、外側あるいは内側に向かってねじり動く。
上述した円錐ディスク2B、3Aの軸方向移動性並びに傾動可能な円錐ディスク3Bの組合せは、無段変速機5、ないしは、この無段変速機5を介して調整可能な伝達比が、大きな調整速度で所望の伝達比に変化されるようにする。その伝達比調整は、主に円錐ディスク3Bの傾動運動によって実施され、円錐ディスクの軸方向変位調整は補助のためのみにしか利用されない。
従って、無段変速機5の構造的形態は、円錐ディスク2Bおよび/又は円錐ディスク3Bの軸方向変位調整なしに、円錐ディスク3Bの傾動運動だけで伝達比の調整を実施する方式を提供する。
円錐ディスク3Bの傾動によって、ないしは、両円錐ディスク3A、3Bの回転軸線どうしの相互配置の変更可能性によって、ベルトおよび円錐ディスク2A〜3Bに許容できない大きな圧縮力が作用することなしに、伝達比の調整が実施される、ことが保証される。これによって、ベルトの摩耗、望ましくない大きな熱の発生、並びにベルト4のセルフロックが、簡単な様式で、防止ないし減少される。
ここでは、定速継手8は球状の内部継手体10で実施され、その継手体10の上に、円錐ディスク3Bが傾動可能に案内されている。その定速継手8はラジアル軸受、スラスト軸受、および円錐ディスク3Bに対する揺動軸受として利用されている。
トルクを伝達するために、継手体10と円錐ディスク3Bとの間に、硬化処理され研磨された球として形成された複数の係止体11が設けられている。これらの係止体11は、継手体10の表面に研削加工された図示されていない条溝内を案内され、同時に、円錐ディスク3Bから出力軸7にトルクを伝達するために、円錐ディスク3Bに係合している。
本発明に基づく自動変速機の上述した実施形態と異なった(詳細に図示されていない)実施形態において、トルク伝達用の係止体11が鋼板ダイヤフラムとして形成されることも考えられる。その鋼板ダイヤフラムは、硬化処理も研磨もされないので、非常に安価に製造できる。
また、本発明に基づく自動変速機の図示された実施形態と異なった構造的な実施形態において、円錐ディスク3Bと出力軸7との間における相対回転不能であるが傾動運動を許す継手は、円錐ディスク3Bとベルト4との間の押圧力が所定値に達したときから円錐ディスク3Bの傾動運動が実現されるように、弾性的に形成されていることが考えられる。
これによって、簡単な方式で、ベルト4の過負荷が防止される。さらに、出力軸と円錐ディスクとの間における弾性継手の適当な構造形態によって、等間隔線のその理想的な円形形状からの過大なずれが最小にされ、これによって、無段変速機の効率が高められる。
図1に示された円錐ディスク3Bの傾動軸線9を中心とした傾動を達成するために、詳細に図示されていないアクチュエータ装置が軸受12に対して、図1において軸受12の範囲に示された方向13ないし14に応じて、円錐ディスク3Bが紙面の奥に向かって、ないしは紙面の奥から手前に向かって移動されるように作用し、これによって、円錐ディスク3Bは傾動軸線9を中心として傾動運動を実施する。
さらに、軸受12をアクチュエータ装置によって、方向矢印23、24で示されているように、駆動側円錐ディスク対2に向かう方向、および、それから離れる方向に変位させることができる。これによって、円錐ディスク3Bはもう1つの傾動軸線22を中心として傾動される。その傾動軸線22は、円錐ディスク3Aの回転軸線並びにベルト4の戻りラインないし進入ライン15に対して垂直に配置されている。
アクチュエータ装置を介して能動的に制御可能なこの傾動運動によって、無段変速機5における実際に調整された伝達比、並びに、無段変速機5から実際に伝達すべきトルクに相当する円錐ディスク対3ないし円錐ディスク3A、3Bの押し開きが、簡単な様式で防止される。
傾動軸線22を中心とした円錐ディスク3Bの傾動によって特に、通常、押し開きの最大値が存在する巻掛け範囲の区間における円錐ディスク3A、3Bの押し開きが減少され、ないしは完全に補償される。これによって、円錐ディスク3A、3Bの押し開きの増大に伴って生じ、特に大きな(ベルト)引き抜き力を引き起こす、巻掛け範囲ないしは巻掛け範囲の区間におけるベルト4の半径方向内側への滑り込みが有効に防止される。
勿論、自動変速機の効率を改善するために、円錐ディスク対の円錐ディスクの傾動がアクチュエータ装置によって実現されることも考えられる。その場合のディスクの傾動は、傾動可能な円錐ディスクの回転軸線に対して垂直に配置された傾動軸線を中心として行われ、その円錐ディスク対の反対側の円錐ディスクに向けての最大傾動行程は、その円錐ディスク対のディスク押し開きの最大値と一致する。即ち、その傾動軸線の位置は、ベルト張力(Trumkraft)により生じて円錐ディスク対に作用する合力の方向に関係して変化する。上述した様式において無段変速機の伝達比変化を調整するための円錐ディスクの追加的な傾動は、前記のアクチュエータ装置によって、あるいはもう1つのアクチュエータ装置で行われる。
円錐ディスク3Aの回転軸線に対する円錐ディスク3Bの回転軸線の配置を調整するためのアクチュエータ装置は、線形駆動装置として形成され、ここでは、円錐ディスク3Bを傾動軸線9並びにもう1つの傾動軸線22を中心として傾動するために、スピンドル付き電動機を有している。軸受12の最大の傾動行程ないし変位行程は、その都度の適用状態に関係して、10分の1mmから1mmあるいは数mmの範囲にある。
あるいはまた、電動機およびスピンドルの代わりに、勿論、圧電式調整装置も利用できる。その場合、大きな調整行程は、圧電式アクチュエータと軸受12との間に配置された調整行程増大装置を介して実現される。
軸受12は、ここでは、深みぞ球軸受として形成されている。その軸受12の調整時、軸受12の外輪が線形駆動装置に対して傾動運動を生じ、この傾動運動は、スピンドルと軸受12の外輪との間に配置された連結要素によって受けられる。
軸受12が自動調心ころ軸受として形成されているとき、その傾動運動が自動調心ころ軸受によって補償されるので、連結要素は不要となる。
傾動装置自体は、基本的には、入力側と出力側の軸に、あるいは両方の軸に配置可能である。
図2には、図1における円錐ディスク対3が示されている。そこでは、円錐ディスク3Bは傾動されていない状態および傾動された状態の両方が示されている。それに対応して、円錐ディスク3Aに対する円錐ディスク3Bの図2に示された傾動運動に基づくベルト4の入口部半径ないし出口部半径の変化が、図3に示されている。その場合、等間隔線16は、図3に示されているように、円錐ディスク3Bの傾動された位置において渦巻き曲線形状をしている。
さらに、図3には、円錐ディスク対3のベルト4の入口範囲における巻掛け半径に相当した半径の円17が示されている。半径が円錐ディスク対3のベルト4の出口範囲における巻掛け半径に相当したもう1つの円18は、伝達比の調整の終わりにおける等間隔線の理想的形状を表している。
揺動軸線9は、円錐ディスク3Bの回転軸線に対して垂直に配置され、ベルト4の戻りラインないし進入ライン15に対して少なくともほぼ平行に延びている。この傾動軸線9を中心として、円錐ディスク3Bが、両円錐ディスク3A、3Bの回転軸線が相互に一致した配置から、両円錐ディスク3A、3Bの回転軸線が互いに角度を成した配置まで傾動する際、その傾動運動によって、ベルト4は、円17の半径位置から、(無段変速機5において相応した伝達比が調整される)等間隔線16の形状がもう1つの円18に相当する位置まで、その円18の半径に向けてねじり込み移動する。
本発明に基づく自動変速機の異なった実施形態においては、無段変速機の伝達比の調整および/又は効率向上が、円錐ディスクの傾動だけで行われ、(実際に公知のCVT変速機において伝達比の調整のために必要であるような)円錐ディスク対における円錐ディスクの軸方向変位が省かれるようにすることも勿論考えられる。この場合、駆動軸上ないし出力軸上に軸方向に移動可能に配置された円錐ディスクが、いわゆるトルク伝達ランプ(Drehmomentrampe)と組み合わされ、そのトルク伝達ランプによって、円錐ディスクとベルト4との間におけるトルク依存押圧力が調整される。
図示された自動変速機1の実施形態において、円錐ディスク2A、2B、3A、3Bとベルト4との間における軸方向押圧力は、それぞれトルク伝達ランプを介して与えられる。その圧縮力は、かかっているトルクに比例し、その円錐ディスクの変位行程の関数として、従って実際に調整された伝達比の関数として発生される。かかっているトルクは、それ自体公知の方式で、トルク伝達ランプの転動体に伝達される。円錐ディスク2B、3Aの範囲における転動体の配置に基づいて、そのトルクは、伝達比変化を生ずることなしに、円錐ディスク対2、3およびベルト4に作用する軸方向押圧力に変換される。
さらに、無段変速機における複数の円錐ディスクが傾動可能に形成される、ことも可能である。即ち、円錐ディスク対の両ディスクが共に傾動可能に形成される、ことが考えられる。
さらに、本発明に基づく無段変速機付き自動変速機を、円錐ディスク対の少なくとも片側円錐ディスクが、その円錐ディスクの半径方向に並進的に移動可能であり、および/又は、円錐ディスクの回転軸線が、第2の円錐ディスクの回転軸線に対して揺れ運動ないし振れ運動し、これによって、円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線どうしの相互配置が変化されて、伝達比の調整が実施され、および/又は、全般的に自動変速機の効率が改善される、ように形成することも、当該技術者において勿論考えられる。
その場合、円錐ディスクを作動するアクチュエータ装置としては、目的に適うよう、偏心駆動装置が設けられる。
また、異なった実施形態においては、円錐ディスク対における両円錐ディスク間の垂直方向間隔を、それ自体公知の方式で変化させるため、および無段変速機の調整速度をさらに高めるために、個々の円錐ディスクが追加的に、好適には液圧式調整機構によって、軸方向に移動可能に形成される、ことも考えられる。
基本的には、上述した種々の方式を、円錐ディスク対における両円錐ディスクの回転軸線どうしの相互配置を変化するために、その都度の適用状態に関係して、適当な様式で組み合わせることも、当該技術者において勿論考えられる。その場合、円錐ディスクは傾動可能に、および/又は、円錐ディスクの半径方向に変位可能に、および/又は、それらの回転軸線が揺れ運動ないし振れ運動可能に、および/又は、軸方向に移動可能に形成される。
図4には、無段変速機5における軸方向に移動可能に形成された円錐ディスク2Bと傾動可能な円錐ディスク2Aとを備えた円錐ディスク対2が示されている。その場合、ベルト4の張力が増大した際に、駆動軸6および従って円錐ディスク対2が、図4に詳細に示されていない他方の円錐ディスク対3に向けて移動されるように、駆動軸6の軸受19は弾性的に形成されている。
図5には、図4に示された位置と異なった位置に移動された円錐ディスク対2が示されている。その変位は、円錐ディスクに作用する大きなベルト張力に起因している。駆動軸6の図4に対して変化した位置を明らかにするために、図5に、駆動軸6の回転軸線が、その本来の位置20Aおよび移動された新たな位置20Bで詳しく示されている。
駆動軸6の変位は、軸受19のハウジング21の弾性変形の結果により生ずる。駆動軸6の軸受19から分離した軸受12は、少なくともほぼその最初の位置にとどまり、これによって、円錐ディスク2Aは、図5に示された様式で、傾動軸線22を中心として傾動される。その傾動軸線22は、円錐ディスク2Aの回転軸線並びにベルト4の戻りラインないし進入ライン15に垂直に延びている。
駆動軸6の図5に示された変位は、紙面内で表示できる変位であり、その駆動軸6の変位は、円錐ディスク対2の巻掛け範囲において生ずるすべてのベルト張力ないし巻掛け力の合計から生ずる合力の方向に生ずる。この合力の方向は、空間内において任意の方向に向けられ、その合力の主作用方向は、詳細に図示されていない他方の円錐ディスク対3の方向に向いている。
定速継手の球面形状に基づいて、駆動軸6の変位に対応した円錐ディスク2Aの傾動が生ずる。両円錐ディスクの押し開きによって引き起こされ、損失を伴い、自動変速機の効率を減少させるような両円錐ディスク2A、2B間におけるベルト4の渦巻き曲線軌道は、その円錐ディスク2Aの傾動によって防止される。両円錐ディスク2A、2Bの押し開きは、大きなベルト張力および図5における円錐ディスク2A、2Bの部品弾性により生ずる。その円錐ディスク2A、2Bの鎖線表示は、図4に示された位置を表し、円錐ディスク2A、2Bの実線表示は、円錐ディスク2A、2Bの変形状態を示している。
駆動軸6の軸受19のハウジング21の規定された弾性変形特性は、ベルト張力の増大と共に、規定された円錐ディスク予傾動を生じさせ、その予傾動は、予測されるディスク押し開きの関数をなしている。円錐ディスク2A、2Bの予測されるディスク押し開きは、無段変速機5における実際に調整された伝達比およびベルト張力に関係している。ベルト張力は、駆動軸6の軸受19と、出力軸7の詳細に図示されていない軸受とを介して支持される。
自動変速機1のこの実施形態によって、駆動軸6ないし出力軸7に関する軸方向の力とディスク予傾動との直接的関係が得られ、この直接的関係によって、ベルト4の半径方向内側への滑り込みと、それにより生ずる増大された(ベルト)引き抜き力とが、簡単な様式で、効果的に防止される。これによって、ベルト4の負荷がかなり減少され、従って、ベルトの摩耗が減少され、その寿命が延ばされる。
そのディスク予傾動は、ベルト4の寿命に不利に作用する円錐ディスク対2の巻付け範囲における実際のベルト軌道が、巻付け範囲の理想的軌道、好適には、半円状軌道に向けて変化される、ように設定されている。
図6および図7にそれぞれ、自動変速機1の異なった実施形態が示されている。図6には、トルク伝達が小さく、ベルト張力が小さい場合の円錐ディスク対2が示されている。その場合、駆動軸6は無視できるほど僅かしか変形せず、従って、円錐ディスク2A、2Bは互いに少なくともほぼ平行に配置されている。ここでは、円錐ディスク2Aは駆動軸6と一体に形成され、円錐ディスク2Bは駆動軸6に対して軸方向に移動可能であり、駆動軸6に対して相対回転不能に配置されている。円錐ディスク対2の、従って無段変速機5の所望ないしは必要な伝達比変化を調整するために、詳細に図示されていないアクチュエータを介して、円錐ディスク2Bの軸方向変位が実施される。
伝達すべきトルクが増大すると、円錐ディスク対2に作用するベルト4の張力も増大し、ベルト張力が、それに応じて駆動軸6を弾性変形させる。駆動軸6の弾性変形は、両円錐ディスク2A、2Bを傾動させ、これによって、図7に示された円錐ディスク2A、2Bの位置変化が生ずる。さらに、図7から明らかなように、円錐ディスク2A、2Bは、ベルト張力と、その構造部品の弾性とに基づいて、追加的に弾性変形される。理解し易くするために、円錐ディスク2A、2Bの傾動されていない位置と、変形されていない状態が、図7に鎖線形状で示されている。同時に、円錐ディスク2A、2Bの実線で示された表示は、円錐ディスク2A、2Bの新たな位置および変形された状態を示している。
自動変速機1の運転中に予測される図5および図7にそれぞれ示されたディスクの押し開きは、無段変速機の実際に調整された伝達比と発生するベルト張力に関係する。その場合、無段変速機5の構造部品荷重に相応する駆動軸6の変形を介して、規定されたディスク予傾動が発生される。そのために、特に駆動軸の断面二次モーメントは駆動軸の長さにわたって、即ち、駆動軸6の長手方向における駆動軸6の断面二次モーメントの分布は、無段変速機5の効率を高めるディスク予傾動が、駆動軸6のたわみないし変形に関係して生ずる、ように設定されている。さらに、その駆動軸6のたわみないし変形は、実際に調整された伝達比およびベルト張力に関係して発生される。駆動軸6の断面二次モーメント分布の設定は、駆動軸6の相応した直径形成、中空軸形状あるいは他の適当な構造的処置によって実現される。
本発明に基づく自動変速機の図示されたすべての実施形態において、有利には、円錐ディスク対2、3の巻掛け範囲におけるベルトの渦巻き曲線軌道は、無段変速機5ないし自動変速機1が高い効率を有し、これによって、車両の燃料消費が減少されるように的確に減少されるか、伝達比を調整するために目的に適って発生される。また、(ベルト)引き抜き力の減少に基づいて、ベルト4の加熱が減少され、これによって、ベルト4は全体として大きな負荷を担える。従って、無段変速機5を介して駆動軸6から出力軸7に大きなトルクを伝達することが、有利にできる。加えて、ベルト摩耗の減少によって、ベルト4の寿命が延ばされる。
自動無段変速機における無段変速機の一部概略構成図。 無段変速機の円錐ディスク対の概略正面図。 図2における円錐ディスク対の円錐ディスクの側面図。 無段変速機の円錐ディスク対の概略構成図。 大きなベルト張力のために軸が変位した状態の図4の円錐ディスク対。 無段変速機の円錐ディスク対の異なった実施形態の概略構成図。 大きなベルト張力のために軸が規定した曲がりを有する図6の円錐ディスク対。
符号の説明
1 自動変速機
2 円錐ディスク対(円錐型プーリ)
2A、B 円錐ディスク
3 円錐ディスク対(円錐型プーリ)
3A、B 円錐ディスク
4 ベルト
5 無段変速機
6 駆動軸
7 出力軸
8 定速継手
9 傾動軸線
10 継手体
11 係止体
12 軸受
13 調整装置
14 調整装置
15 戻りライン、進入ライン
16 等間隔線
17 円
18 もう1つの円
19 軸受
20A、20B 駆動軸の回転軸線
21 軸受ハウジング
22 もう1つの傾動軸線
23 方向矢印
24 方向矢印

Claims (19)

  1. 少なくとも2つの円錐ディスク対(2、3)を有する無段変速機(5)を備え、伝達比を無段調整してトルク伝達するために、両円錐ディスク対(2、3)にわたって巻掛け伝動要素(4)が掛けられ、円錐ディスク対(3)の両円錐ディスク(3A、3B)の回転軸線どうしの相互配置が変更可能な自動変速機(1)において、
    一方の円錐ディスク対(3)における両円錐ディスク(3A、3B)の回転軸線どうしの相互配置を変更するためのアクチュエータが、少なくとも片側の円錐ディスク(3B)に作用し、伝達比の調整が、揺動軸線(9)を中心とした円錐ディスク(3B)の傾動運動によって行われ、
    円錐ディスク対(2、3)の両円錐ディスク(3A、3B)間の軸方向間隔の変化が、前記アクチュエータによる前記伝達比の調整を補助するように作用する
    ことを特徴とする自動変速機。
  2. 円錐ディスク対(3)の少なくとも第1円錐ディスク(3B)が、第2の円錐ディスク(3A)に対して傾動可能である、ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機。
  3. 第1の円錐ディスク(3B)が、該第1の円錐ディスク(3B)の回転軸線に対して垂直に配置された傾動軸線(9)を中心として傾動可能である、ことを特徴とする請求項2記載の自動変速機。
  4. 傾動軸線(9)が、前記巻掛け伝動要素(4)としてのベルト(4)の戻りラインあるいは進入ライン(15)に対して少なくともほぼ平行に延びている、ことを特徴とする請求項3記載の自動変速機。
  5. 第1の円錐ディスク(3B)が、第2の円錐ディスク(3A)に対して傾動可能であり、且つ、第2の円錐ディスク(3A)が、第1の円錐ディスク(3A)に対して傾動可能である、ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の自動変速機。
  6. 傾動可能な第1の円錐ディスク(3B)が、軸(7)に対して相対回転不能に結合されている、ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の自動変速機。
  7. 第1の円錐ディスク(3B)と軸(7)との間の相対回転不能継手が、第1の円錐ディスク(3B)とベルト(4)との間の押圧力が所定値に達したときから、第1の円錐ディスク(3B)が傾動するように形成されている、ことを特徴とする請求項6記載の自動変速機。
  8. 相対回転不能継手が、定速継手(8)として形成されている、ことを特徴とする請求項6又は7記載の自動変速機。
  9. 第1の円錐ディスク(3B)と軸(7)との間の相対回転不能継手が、第1の円錐ディスク(3B)とベルト(4)との間の押圧力が所定値に達したときから円錐ディスク3Bの傾動運動が実現されるように、弾性的に形成されている、ことを特徴とする請求項7記載の自動変速機。
  10. 円錐ディスク対(3)における両円錐ディスク(3A、3B)の回転軸線どうしの相互配置を変更するためのアクチュエータが、少なくとも片側の円錐ディスク(3B)に作用する、ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の自動変速機。
  11. アクチュエータが、電動機とスピンドルとを有する線形駆動装置として形成されている、ことを特徴とする請求項10記載の自動変速機。
  12. アクチュエータが、電動機とボールランプとを有する線形駆動装置として形成されている、ことを特徴とする請求項10記載の自動変速機。
  13. アクチュエータが、圧電式アクチュエータとして形成されている、ことを特徴とする請求項10記載の自動変速機。
  14. アクチュエータが偏心駆動装置を有している、ことを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1つに記載の自動変速機。
  15. 円錐ディスク対(2ないし3)の両円錐ディスク(2A、2Bないし3A、3B)間の軸方向間隔が、アクチュエータ装置によって変更可能であり、円錐ディスク対(2ないし3)の第1の円錐ディスク(2Bないし3A)が、対応する第2の円錐ディスク(2Aないし3B)に対して、軸(6ないし7)の軸方向に移動可能である、ことを特徴とする請求項10ないし14のいずれか1つに記載の自動変速機。
  16. 円錐ディスク対(2、3)における少なくとも片側の軸方向に移動可能な円錐ディスク(2B、3A)が、円錐ディスク(2A、2Bないし3A、3B)と巻掛け伝動要素(4)との間におけるトルク依存押圧力を調整するためのトルク伝達ランプに連動接続されている、ことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載の自動変速機。
  17. 円錐ディスク対(2ないし3)の両円錐ディスク(2A、2Bないし3A、3B)が、軸(6ないし7)の軸方向に移動可能である、ことを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1つに記載の自動変速機。
  18. 少なくとも1つの円錐ディスク対において、第1の円錐ディスクが第2の円錐ディスクに対して、および/又は第2の円錐ディスクが第1の円錐ディスクに対して、円錐ディスク対における円錐ディスクの半径方向において円錐ディスクの回転軸線間にずれが生じるように、並進的に移動可能である、ことを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1つに記載の自動変速機。
  19. 円錐ディスク対の少なくとも片側の円錐ディスクが、反対側の円錐ディスクに対して揺れ運動を実施する、ことを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1つに記載の自動変速機。
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