JP4315443B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、トナー搬送管を有する画像形成装置本体にトナー容器が着脱自在に設置される画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機等の電子写真方式を用いた画像形成装置において、現像工程で消費されるトナーを補給するために、トナーが収容されたトナー容器が交換自在に設置されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、それらのトナー容器は、収容したトナーがなくなるたびに新品のものと交換されている。
これらのトナー容器には、近年の環境資源保護に対する意識の高まりから、高いリサイクル性(リサイクルの容易さである。)が要求されている。すなわち、画像形成装置における各構成部材の中で、交換頻度の高いトナー容器を再利用することは、環境資源を保護する上で重要な課題となっている。
特許文献1等には、トナー容器(トナー収納容器)のリサイクル性を向上することを目的として、容器本体が変形可能な袋状の容器(袋部)で構成されたトナー容器が開示されている。
詳しくは、トナー容器の容器本体は、内部に収容したトナーが吸引により排出されることで、コンパクトに変形する。これにより、トナー容器のリサイクルをおこなうために使用済みのトナー容器を回収する場合であっても、トナー容器の容量がかさんで回収コスト(運搬コスト)が高額になる不具合が解消される。
特開2001−324863号公報
上述した従来のトナー容器は、リサイクル時の回収コストは低減できるものの、画像形成装置における設置高さが高くなるという問題があった。
詳しくは、以下の通りである。
上述した特許文献1等のトナー容器は、袋状のトナー容器本体の開口部に、トナー排出口を備えた口金部材が接着等によって固設されている。また、口金部材のトナー排出口には、十字状のスリットが形成されたシール部材が設置されている。そして、画像形成装置本体にトナー容器を装着する場合、トナー容器を装置本体の上方から装着する。これにより、トナー容器の口金部材のトナー排出口に、画像形成装置本体に設置されたトナー搬送管(ノズル)が挿入される。このトナー搬送管を介して、トナー容器内のトナーが現像部に向けて搬送されることになる。ここで、トナー容器は、そのトナー排出口を下方に向けて画像形成装置本体に設置される。また、口金部材に設置されたシール部材は、装置本体のトナー搬送管が挿設されるトナー排出口からのトナー飛散を防止するためのものである。
このように、トナー搬送管は、トナー容器のトナー排出口が開口する方向から挿入される。そのため、トナー搬送管を屈曲させて上方から送入されたトナーを水平方向に搬送するようにトナー搬送経路を構成した場合であっても、トナー搬送管がトナー容器に係合するための高さを確保しなければならなかった。すなわち、画像形成装置本体におけるトナー容器の設置部において、トナー容器の高さとトナー搬送管の高さとを確保する必要があった。したがって、画像形成装置本体の高さに制約がある場合には、トナー容器の高さ(容量)を制限しなければならなかった。これに対して、トナー容器の高さ(容量)に制約がある場合には、画像形成装置本体の高さを高くしなければならなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成装置本体を大型化したり、トナー容器の容量を制限したりすることがなく、トナー容器の設置高さへのレイアウトの自由度が大きな、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、トナー搬送管を有する画像形成装置本体にトナー容器が着脱自在に設置される画像形成装置であって、前記トナー搬送管に連通して前記トナー容器内に収容されたトナーを当該トナー搬送管を介して吸引する粉体ポンプを備え、前記トナー容器は、前記トナー搬送管に係合するトナー排出口を有する口金部材と、前記トナー排出口に連通するトナー吐出口を有するトナー収容体と、を備え、前記トナー吐出口は、前記トナー排出口が開口する方向とは異なる方向に開口するように形成され、前記口金部材は、前記トナー収容体の下方になるように前記画像形成装置本体に設置され、前記トナー収容体は、5つのシート部材の縁辺を熱溶着又は接着して形成されるとともに前記5つのシート部材のうち対向する一対のシート部材以外のシート部材に折り目を設けた袋部を備え、前記一対のシート部材にのみ、それぞれ、当該一対のシート部材の厚さよりも厚い第2シート部材が貼着され、前記第2シート部材は、前記画像形成装置に設置された姿勢において、前記一対のシート部材の側方に熱溶着又は接着されたシート部材の前記折り目の方向に沿うように上下方向に複数の貫通穴を備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1記載の発明において、前記トナー容器の前記袋部は、その断面積が当該袋部の開口部に向けて漸減する漏斗部を備えたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記トナー容器の前記トナー収容体は、前記袋部の開口部に熱溶着又は接着されるとともに前記トナー吐出口を有するアダプタを備えたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項3に記載の発明において、前記トナー容器の前記口金部材は、前記アダプタに対して着脱自在に構成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項4に記載の発明において、前記口金部材と前記アダプタの前記トナー吐出口との係合部に封止部材を設けたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項5に記載の発明において、前記封止部材を、前記口金部材の起立部に設けられたパッキンとしたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項6に記載の発明において、前記パッキンを、Oリングとしたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1に記載の発明において、前記トナー容器の前記トナー収容体を、前記トナー吐出口を有するボトル部材としたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項8に記載の発明において、前記ボトル部材は、前記トナー吐出口とは異なる位置に通気口を備え、前記通気口にトナーを捕集するフィルタを備えたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項8又は請求項9に記載の発明において、前記ボトル部材は、その断面積が前記トナー吐出口に向けて漸減する漏斗部を備えたものである。
また、請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項8〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記トナー容器の前記口金部材は、前記トナー吐出口に対して着脱自在に構成されたものである。
また、請求項12記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項11に記載の発明において、前記口金部材と前記トナー吐出口との係合部に封止部材を設けたものである。
また、請求項13記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項12に記載の発明において、前記封止部材を、前記口金部材の起立部に設けられたパッキンとしたものである。
また、請求項14記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項13に記載の発明において、前記パッキンを、Oリングとしたものである。
また、請求項15記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項12に記載の発明において、前記封止部材を、前記トナー吐出口又は/及び前記口金部材に設けられたシール材としたものである。
また、請求項16記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項15に記載の発明において、前記シール材は、発泡ポリウレタンからなるものである。
また、請求項17記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項16のいずれかに記載の発明において、前記トナー容器の前記トナー吐出口は、前記トナー排出口が開口する方向に直交する方向に開口するものである。
また、請求項18記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項17のいずれかに記載の発明において、前記トナー容器は、キャリアをも収容したものである。
なお、本願において、「着脱自在」な状態とは、特殊な工具や工法を用いることなく着脱が可能な状態であって、着脱に係わる双方の部材を損傷することなく装着と分離とをおこなうことができる状態と定義する。
本発明は、トナー収容体のトナー吐出口と、トナー搬送管が係合する口金部材のトナー排出口との、開口する方向が異なるように、トナー容器を構成している。これにより、画像形成装置本体を大型化したり、トナー容器の容量を制限したりすることがなく、トナー容器の設置高さへのレイアウトの自由度が大きな、画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図10にて、この本発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラープリンタの装置本体、2は転写紙等の被転写材が収納される給紙部、3は作像プロセスがおこなわれる作像部、7は各色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、8Y、8M、8C、8BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、9は画像情報に基づいたレーザ光を発する露光部(書込み部)、10は被転写材を中間転写ベルト7の位置まで搬送するレジストローラ、11は中間転写ベルト7上に形成されたトナー像を被転写材に転写する第2転写バイアスローラ、12は被転写材上の未定着画像を定着する定着部、13は定着工程後の被転写材が載置される排紙トレイ、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーが収容されたトナー容器を示す。
ここで、各トナー容器20Y、20M、20C、20BKには、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが収容されている。そして、各トナー容器20Y、20M、20C、20BKは、収容したトナーが後述する現像工程にて消費されてその残量がほぼゼロになったときに、新品のものに交換される。トナー容器の構成・動作と交換手順とについては、後で詳しく説明する。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
作像部3の4つの感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKは、それぞれ、図1の反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKの表面は、帯電部との対向位置で、一様に帯電される。その後、帯電された感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、露光部9からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光が、それぞれ、対応する感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に向けて発せられる。そして、各感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に各色に対応した静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、現像部との対向位置に達する。そして、各現像部から感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上の潜像が現像される。
その後、現像工程後の感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト7との対向位置に達する。ここで、中間転写ベルト7は、3つのローラ4〜6によって張架・支持されている。中間転写ベルト7の内周面には、各感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKに対向する位置に、転写バイアスローラ(不図示である。)が設置されている。そして、転写バイアスローラの位置で、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に形成された各色の画像が、中間転写ベルト7上に順次転写される。
そして、転写工程後の感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれ、クリーニング部との対向位置に達する。そして、クリーニング部の位置で、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に残存する未転写トナーが回収される。
その後、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、除電部を通過して、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト7表面は、図中の時計方向に走行して、第2転写バイアスローラ11の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ11の位置で、被転写材上に中間転写ベルト7上のフルカラーの画像が2次転写される。
その後、中間転写ベルト7表面は、中間転写ベルトクリーニング部の位置に達する。そして、中間転写ベルト7上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト7上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、第2転写バイアスローラ11位置の被転写材は、給紙部2からレジストローラ10等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、被転写材を収納する給紙部2から、給紙ローラにより給送された被転写材が、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ10に導かれる。レジストローラ10に達した被転写材は、中間転写ベルト7上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ11の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された被転写材は、定着部12に導かれる。定着部12では、加熱ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が被転写材上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材は、排紙ローラによって、排紙トレイ13上に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置におけるトナー補給部について詳述する。図2はトナー補給部を示す断面図であり、図1の装置本体1の背面側からみた図である。
なお、トナー補給部は、トナー色ごとに装置本体1に設置されている。4つのトナー補給部は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、トナー容器及び感光体ドラムにおける符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
図2を参照して、トナー補給部は、装置本体1の設置部に設置されたトナー容器20内のトナーを、現像部14内のトナー消費に応じて適宜に現像部14内に補給するものである。
詳しくは、トナー容器20が装置本体1の設置部にセットされると、トナー容器20と設置部のトナー搬送管110(ノズル)とが接続される。このとき、トナー容器20の口金部材30に挿設された口栓部材50は、口金部材30のトナー排出口を開放する。これにより、トナー容器20のトナー収容体21内に収容されたトナーが、口金部材30を介して、トナー搬送管110内に搬送されることになる。
一方、トナー搬送管110の他端は、チューブ65の一端に接続されている。チューブ65は、親トナー性の低いフレキシブルなゴム材料からなり、その他端がトナー補給部の紛体ポンプ60(スクリューポンプ)に接続されている。
紛体ポンプ60は、ロータ61、ステータ62、吸引口63、ユニバーサルジョイント64、モータ66等で構成される。ロータ61は、金属材料からなる軸が螺旋状にねじれたように形成されている。ロータ61の一端は、ユニバーサルジョイント64を介して、モータ66に回転自在に連結されている。ステータ62は、ゴム材料からなり、その穴部が長円形の断面が螺旋状にねじれたように形成されている。ステータ62の穴部には、ロータ61が挿着されている。
このように構成された紛体ポンプ60は、モータ66によってステータ62内のロータ61を所定方向に回転駆動させることで、トナー容器20内のトナーをチューブ65を介して吸引口63に吸引する。吸引口63まで吸引されたトナーは、ステータ62とロータ61との隙間に送入されて、ロータ61の回転に沿って他端側に送出される。送出されたトナーは、紛体ポンプ60の送出口67から排出されて、現像部14内に補給される(図2中の矢印方向の移動である。)。
一方、現像部14は、主として、感光体ドラム8に対向する現像ローラ19と、現像ローラ19に対向する第1搬送スクリュ15と、仕切部材17を介して第1搬送スクリュ15に対向する第2搬送スクリュ16と、現像ローラ19に対向するドクターブレード18と、で構成される。現像部14内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
先に述べた作像プロセスを、現像工程を中心にしてさらに詳しく説明する。
現像ローラ19は、図2中の矢印方向に回転している。現像部14内の現像剤は、間に仕切部材17を介在するように配設された第1搬送スクリュ15及び第2搬送スクリュ16の矢印方向の回転によって、トナー補給部から補給口68を介して補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向の循環である。)。そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ19上に担持される。
現像ローラ19上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード18の位置に達する。そして、現像ローラ19上の現像剤は、ドクターブレード18の位置で適量に調整された後に、感光体ドラム8との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム8表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光が照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ19に印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界(現像電界)によって、トナーが潜像に付着する。
なお、トナー容器20内のトナーは、現像部14内のトナーの消費にともない、トナー補給部から現像部14内に適宜に補給されるものである。現像部14内のトナーの消費は、感光体ドラム8に対向する反射型フォトセンサ(不図示である。)によって間接的に検知される。
図3〜図6にて、トナー容器20について詳述する。
図3及び図4を参照して、トナー容器20は、主として、トナー収容体21と口金部材30とで構成される。
トナー容器20のトナー収容体21は、折り畳み自在に形成された袋部22と、袋部22の開口部22Aに固着されたアダプタ25と、からなる。
トナー収容体21の袋部22は、図3を参照して、ポリエチレン、ナイロン等からなる80〜200μm程度の厚みをもつ5つのフレキシブルなシート部材22a〜22eを固着して形成したものである。詳しくは、5つのシート部材22a〜22eの縁辺を熱溶着して、開口部22Aを有する袋部22を形成する。これにより、袋部22の気密性が確保されて袋部22からトナーが漏出する不具合が防止されるとともに、袋部20を折り畳み自在に構成することができる。なお、本実施の形態1では、5つのシート部材22a〜22eの縁辺を熱溶着したが、5つのシート部材22a〜22eの縁辺を接着剤で接着して袋部22の気密性を確保することもできる。
袋部22は、前後面に対向する一対のシート部材22a、22bを除くシート部材に折り目23を設けている。詳しくは、側方の2つのシート部材22c、22dと上方のシート部材22eとに、それぞれ、折り目23が設けられている。これにより、トナー収容体21内に収容されたトナーが粉体ポンプ60に吸引されて排出されるのにともない、袋部22は折り目23にならってコンパクトに折り畳まれることになる。
また、袋部22には、折り目23の設けられていない前後面のシート部材22a、22b上に、それぞれ、第2シート部材24が貼着されている。第2シート部材24は、ポリエチレン、ナイロン等からなり0.5mm程度の厚みをもつ。このようにある程度厚みのある第2シート部材24を前後面のシート部材22a、22b上に設けることで、袋部20を折り目23にならって一層折り畳みやすくなる。
さらに、第2シート部材24には、把持部として機能する複数の貫通穴24aが設けられている。複数の貫通穴24aは、ユーザーがトナー容器20を把持しやすいように、ユーザーの指の間隔に合わせて配列されたものである。これにより、ユーザーはトナー容器20を良好に把持することができて、トナー容器20のセット性が向上する。なお、第2シート部材24の把持部は、本実施の形態1に示した複数の貫通穴24aに限定されることなく、例えば、摩擦係数の高い材料を第2シート部材24上に貼着してそれを把持部とすることもできる。
また、袋部22には、その断面積(開口部22Aに平行する断面の面積である。)が開口部22Aに向けて漸減する漏斗部22Bが設けられている。すなわち、図4を参照して、袋部22は、開口部22Aの近傍がテーパ状に形成されている。これにより、開口部22Aが下方に向くようにトナー容器20を画像形成装置本体1にセットしたときに、袋部22内のトナーが効率よく消費されることになる。すなわち、袋部22内のトナーは、壁面近傍にあるトナーであっても、漏斗部22Bの形状にそって開口部22Aに向けて滑落するために、壁面にトナーが残留する不具合が抑止される。
図4を参照して、袋部22の開口部22Aには、樹脂材料からなるアダプタ25が熱溶着にて固着されている。これにより、袋部22とアダプタ25の外周面との気密性が確保される。なお、アダプタ25には、トナー吐出口27(内部を貫通する穴である。)が設けられている。このように構成されたトナー収容体21は、内部に収容されたトナーがアダプタ25のトナー吐出口27から吐出されることになる。
なお、本実施の形態1では、アダプタ25を熱溶着によって袋部22に固着したが、接着剤を用いて開口部22Aにアダプタ25を接着してトナー収容体21の気密性を確保することもできる。
口金部材30は、トナー収容体21のアダプタ25に対して、着脱自在に設置される。口金部材30がトナー収容体21に装着されると、トナー収容体21のトナー吐出口27と口金部材30の上面30eに設けられたトナー送入口とが連通する。口金部材30の前面30aから後面30bにかけて貫通するトナー排出口41は、その断面が円形に形成されていて、図2で説明した画像形成装置本体1のトナー搬送管110がスムーズに係合されるように構成されている。そして、トナー容器20のトナー排出口41と装置本体1のトナー搬送管110とが接続された状態で、トナー容器20内のトナーが現像部14内に補給されることになる。また、口金部材30の両側面30c、30dには、それぞれ、装置本体1への着脱方向に沿って溝部36が延設されている。
図5は、口金部材30の構成を示す分解斜視図である。
図5に示すように、口金部材30は、主として、第1部材45、第2部材46、口栓部材50、リップパッキン42、Oリング43、ICチップ70等で構成される。第1部材45と第2部材46とは、それぞれ、樹脂材料で形成されていて、分離可能に構成されている。
第1部材45には、アダプタ25に対向する面上に起立部33が設けられている。第1部材45の起立部33には、アダプタ25のトナー吐出口27に連通するトナー送入口33aが設けられている。トナー送入口33aは、トナーの送入方向(Y方向)に直交する方向(Z方向)に設けられた貫通穴44aに連通する。貫通穴44aの両側の開口位置(第2部材46のトナー排出口41に対向する面である。)にはそれぞれ段部44が設けられていて、段部44にGシール等のリップパッキン42が挿設される。また、第1部材45の起立部33は、その外周にOリング43が挿設されている。そして、Oリング43が設置された起立部33が、アダプタ25のトナー吐出口27に挿入される。Oリング43は、トナー吐出口27と口金部材30との係合部における封止部材として機能する。
第2部材46には、第1部材45とICチップ70とを上面側から挿設するための凹部35が設けられている。第2部材46の前後面には、第1部材45が凹部35に挿設された状態で第1部材45の貫通穴44aに連通するトナー排出口41と、ICチップ70が露呈する溝49と、が設けられている。また、第2部材46の前後面には、トナー容器20内に収容されたトナーのトナー色を特定するための凹凸部48が設けられている。また、第2部材46の両側面には、それぞれ、装置本体1に設置された位置決め部材115に係合する溝部36が設けられている。また、第2部材46の上面には、アダプタ25との係合を案内するガイド部47が設けられている。ガイド部47には、アダプタ25の係合位置を定めるストッパ溝47aが設けられている。
口金部材30は、次のように組み付けられる。
まず、Oリング43及びリップパッキン42が設置された第1部材45と、ICチップ70と、を第2部材46の凹部35に挿設する。このとき、トナー送入口33aからトナー排出口41までが、トナー搬送路として連通する。そして、トナー収容体21内に収容されたトナーは、トナー吐出口27を介してトナー送入口33aから送入されて、その送入方向と直交する方向(Z方向)に開口するトナー排出口41から排出されることになる。詳しくは、トナー排出口41及び貫通穴44aに装置本体1のトナー搬送管110が係合して、トナー送入口33aから送入されたトナーがトナー搬送管110を介して排出される。
その後、一体化された第1部材45及び第2部材46のトナー排出口41に、樹脂材料からなる円柱形の口栓部材50が挿入される。口栓部材50は、トナー容器20の装置本体1での着脱に合わせて、トナー排出口41を開閉するものである。すなわち、口栓部材50がトナー排出口41に設置された状態で、口栓部材50の外周面がリップパッキン42の内周に設けられたリップ部に当接しているとき、トナー送入口33aから送入されたトナーがトナー排出口41から漏出する不具合が抑止される。口栓部材50の開閉に係わる機構については、後で詳しく説明する。
このようにして組み付けられた口金部材30は、トナー収容体21のアダプタ25と係合されることになる。
以下、トナー容器20の組み付け手順について説明する。
まず、アダプタ25を備えたトナー収容体21内に、専用の充填機によって、アダプタ25のトナー吐出口27からトナーが充填される。このとき、重力方向に開口する充填機の充填口に対して、アダプタ25のトナー吐出口27を上方に向けてセットする。これにより、充填機の充填口より自重落下するトナーが、トナー吐出口27を介してストレートにトナー収容体21内に充填されることになる。
このように、本実施の形態1では、トナー収容体21のトナー吐出口27の開口方向とは異なる方向に開口するトナー排出口41を、トナー収容体21に対して着脱自在に構成された口金部材30に設置している。したがって、トナー収容体21へのトナー充填時に口金部材30を取り外すことで、トナーの充填方向をトナーが自重落下する方向に一致させることができる。これにより、トナーの充填機の構成が簡素化されるとともに、その充填工程も簡易化されることになる。
なお、トナー収容体21は、アダプタ25の溶着面28(図5を参照できる。)と、袋部22の開口部22Aとを熱溶着して、アダプタ25及び袋部22を一体化したものである。
その後、トナーが充填されたトナー収容体21に、口金部材30がセットされる。
詳しくは、トナー収容体21のトナー吐出口27を上向きにして、まず、アダプタ25のトナー吐出口27に口金部材30の起立部33を挿入する。このとき、図5を参照して、アダプタ25に対して口金部材30が、トナー送入口33aの中心軸を中心に所定角度回転した状態で取り付けられる。
次に、アダプタ25のトナー吐出口27に口金部材30の起立部33を挿入した後、トナー送入口33aの中心軸(又はトナー吐出口27の中心軸)を中心にして口金部材30を回転させる。すなわち、口金部材30のガイド部47にアダプタ25の係合部材26を係合させながら、口金部材30を回転させる。その後、ガイド部47に設けられたストッパ溝47aに、係合部材26に設けられた突起部(不図示である。)が係止されて、アダプタ25と口金部材30との係合が完了する(図6の状態である。)。
このようにして組付けられたトナー容器20は、画像形成装置本体1の設置部に装着される。そして、そのときの装着動作に連動して、装置本体1に設置された位置決め部材115がトナー容器20の口金部材30に係合する。
図5を参照して、位置決め部材115には、受け口114を有するトナー搬送管110と、2つの腕部116と、が一体的に設けられている。
位置決め部材115の2つの腕部116は、そのスパンが2つの溝部36のスパンにほぼ等しく、溝部36の形状に合致するように形成されている。そして、2つの腕部116が口金部材30の溝部36に係合することで、口金部材30の着脱方向(図5のZ方向である。)に直交する方向の移動(XY平面上の移動である。)が規制される。すなわち、位置決め部材115によって口金部材30のXY平面における位置が定まる。
また、位置決め部材115に設けられたトナー搬送管110は、その断面が円形に形成されていて、トナー排出口41に合致するように形成されている。そして、トナー搬送管110が口金部材30のトナー排出口41に係合して、受け口114がトナー送入口33aと連通することで、先に図2で説明したトナー容器20から現像部14へのトナー補給が可能になる。
次に、図7〜図10にて、トナー容器20の装置本体1への着脱について説明する。
図7に示すように、画像形成装置本体1には、トナー容器20を設置するための設置部100が設けられている。設置部100には、4色のトナー容器20をそれぞれ設置するための4つの開閉ドア103が設けられている。そして、トナー容器20を着脱する際に、対応する開閉ドア103を開閉することになる。
ここで、トナー容器20の口金部材30は、トナー容器20が収容するトナーの色に対応した設置部とは異なる設置部に誤ってセットされないように、収容するトナーの色によって形状が異なるように形成されている。具体的には、先に図5で説明したように、口金部材30の前後面に凹凸部48を設けている。
なお、口金部材30が設置されるトナー収容体21については、収容されるトナーの色が異なる以外は各色共通の形状になっている。すなわち、トナー容器20は、共通化されたトナー収容体21と、非共通化された口金部材30と、で構成されている。これにより、トナー色による非互換性が担保されたトナー容器を、比較的安価に提供することができる。
図8(A)は、イエロートナーが収容されるトナー容器20Yに設置される口金部材30Yの断面図(図5のXZ平面における断面である。)を示す。図8(B)は、マゼンタトナーが収容されるトナー容器20Mに設置される口金部材30Mの断面図を示す。なお、シアントナー、ブラックトナーに対応する口金部材の図示は省略する。
図8(A)及び図8(B)に示すように、口金部材30Y、30Mには、それぞれ、トナー色ごとにピッチの異なる凹凸部48Y、48Mが設けられている。具体的には、イエローの口金部材30Yの凹凸部48Yは、端面からP1、P2、P3、P4のピッチで形成されている。これに対して、マゼンタの口金部材30Mの凹凸部48Mは、端面からp1(≠P1)、p2(≠P2)、p3(≠P3)、p4(≠P4)のピッチで形成されている。
一方、トナー容器の口金部材30Y、30Mにそれぞれ対向する、設置部100の開閉ドア103Y、103Mの板材133上には、凹凸部48Y、48Mが係合する突出部131Y、131Mが設けられている。このような構成によって、イエロートナーに対応したトナー容器20Yをマゼンタの設置部にセットしようとしても、口金部材30Yが突出部131Mに係合しないために、セットができないことになる。このように、トナー色の異なるトナー容器20の非互換性が担保されるために、トナーの混色による画質不良が抑止される。
なお、本実施の形態1では、トナー容器の口金部材30Y、30Mに、それぞれ、ICチップ70Y、70Mが設置されている。一方、設置部100の開閉ドア103Y、103Mの板材133上には、ICチップ70Y、70Mと電気的に接続する接続端子132が設けられている。
ここで、ICチップ70Y、70Mには、トナー色、トナーの製造番号(製造ロット)、トナーの製造年月日等のトナーに係わる情報や、リサイクル回数、リサイクル年月日、リサイクルメーカ等のリサイクルに係わる情報が記憶されている。そして、トナー容器20が設置部100に設置されると、ICチップ70Y、70Mに記憶された情報が接続端子132を介して装置本体1の制御部に送信される。そして、これらの情報に基いて、装置本体1が最適に制御される。例えば、トナー色が設置部に設置されるべきトナー色と異なる場合にはトナー補給部の稼働を停止したり、製造番号やリサイクルメーカに応じて作像条件を変更することができる。このように、ICチップ70Y、70Mによってトナー容器の状態や経歴を容易に把握することができる。
他方、設置部100において、開閉ドア103Y、103Mに対向する設置部本体101側には、図5で説明した位置決め部材115Y、115Mが設置されている。そして、トナー容器20がセットされた開閉ドア103Y、103Mが閉鎖されることで、口金部材30Y、30Mの前後面が板材133と位置決め部材115Y、115Mの支持板117とに挟持される。詳しくは、口金部材30Y、30Mが板材133及び支持板117に挟持されたとき、板材133を口金部材30Y、30M側に付勢する付勢部材134によって、口金部材30Y、30Mは支持板117の面上で位置決めされる。
なお、トナー容器20がセットされた開閉ドア103Y、103Mが閉鎖される過程で、図5で説明した位置決め部材115Y、115Mと口金部材30Y、30Mとの係合もおこなわれる。
以下、トナー容器20の装着時の手順について詳しく説明する。
まず、図9を参照して、開放ドア103の取っ手120をもって、設置部100の設置部本体101から開閉ドア103を開放する。ここで、開閉ドア103は、回転軸102を中心にして開閉自在に構成されている。そして、開放した開閉ドア103の開口からトナー容器20を装着する(図9の状態である。)。なお、図9及び図10において、トナー容器20のトナー収容体21の図示は省略して、トナー容器20の口金部材30のみを図示している。
このとき、トナー容器は、開閉ドア103の枠体109の形状に沿って開閉ドア103内に設置される。このとき、図8で説明した、口金部材30の凹凸部と突出部(不図示である。)との係合がおこなわれる。
ここで、開閉ドア103には、トナー搬送管110を有する位置決め部材(不図示である。)、トナー搬送管110を図9の右方向に付勢するスプリング113、スライダ106、スライダ106を図9の右方向に付勢するスプリング107等が設置されている。
図9に示すように、開閉ドア103が開放された状態では、開閉ドア103内にトナー容器がセットされても、口金部材30にセットされた口栓部材50はトナー排出口41を閉じたままである。すなわち、開閉ドア103の円筒部105に設置されたスライダ106は、スプリング107の付勢力によって、円筒部105の穴部105aに押し付けられている。また、トナー搬送管110は、スプリング113の付勢力によって口栓部材50から遠ざかる側に退避している。
図10に示すように、開放ドア103の取っ手120をもって、トナー容器をセットした開閉ドア103を、回転軸102を中心にして設置部本体101側に回転させる。このとき、取っ手120の係止部121が設置部本体101のストッパ123に当接して、設置部本体101における開閉ドア103の位置が定まる。
開閉ドア103が閉鎖されると、口金部材30にセットされた口栓部材50がトナー排出口41を開放する。詳しくは、開閉ドア103の閉鎖にともない、トナー搬送管110を有する位置決め部材が設置部本体101の壁部に押圧されて、図5及び図8で説明した位置決め部材115の腕部116及びトナー搬送管110が口金部材30に係合する。このとき、口金部材30の口栓部材50は、トナー搬送管110に押されて図10の左方向に移動する。さらに、開放されたトナー排出口41に挿入されたトナー搬送管110の受け口114と、口金部材30のトナー送入口33aと、が連通する。円筒部105に設置されたスライダ106は、図10の左方向に移動する口栓部材50に押されてスプリング107の付勢力に反する方向に移動する。
このとき、トナー搬送管110の外周は、先に図5で説明したリップパッキン42のリップ部に当接するために、トナー搬送管110と口金部材30との間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
こうして、トナー容器20内のトナーは、トナー搬送管110を介して、図2で説明したように、トナー補給部によって現像部14に補給されることになる。
これに対して、トナー容器20を設置部100から脱離するときには、上述の装着時の手順と逆の手順をおこなう。
すなわち、開閉ドア103を開放すると、位置決め部材は口金部材30から離脱されるとともに、スプリング113の付勢力によってトナー搬送管110は口金部材30から退避する。さらに、スプリング107の付勢力によってスライダ106は口栓部材50を図9の右方向に移動させる。こうして、口金部材30のトナー排出口41は、口栓部材50によって閉鎖される。
以上説明したトナー容器20は、内部のトナーが消費されてほぼ空になったときに、袋部22の折り目23に沿って折り畳まれてコンパクトな形状になる。これによって、トナー容器20を回収してリサイクル工場に運搬する際に、トナー容器20がかさばらずに運搬コストが低減される。また、リサイクル工場でトナー容器を再利用する際におこなわれる分解工程では、トナー収容体21と口金部材30とを簡単に分離することができるために、作業効率が高くなる。また、口金部材30に設置するシール部材としてパッキン42、43を用いているために、シール部材の劣化が少なく、シール部材を交換する場合であってもその作業性が高くなる。また、分離後のトナー収容体21は、袋部22の開口部22Aの開口方向とアダプタ25のトナー吐出口27の開口方向とが同方向に形成されているために、トナー収容体21の内部の洗浄とトナー収容体21へのトナー充填とを比較的簡易におこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態1では、トナー収容体21のトナー吐出口27と、トナー搬送管110が係合する口金部材30のトナー排出口41との、開口する方向が直交するように、トナー容器20を構成している。これにより、画像形成装置本体1を大型化したり、トナー容器20の容量を制限したりすることがなく、トナー容器20の設置高さ(Y方向の大きさである。)へのレイアウトの自由度を大きくすることができる。
実施の形態2.
図11及び図12にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図11は実施の形態2のトナー容器20を示す斜視図であって、図12は図11のトナー容器20を分解した正面図である。本実施の形態2のトナー容器20は、トナー収容体21としてボトル部材を用いている点が、トナー収容体21に袋部22及びアダプタ25を用いている前記実施の形態1のものとは相違する。
図11及び図12を参照して、本実施の形態2のトナー容器20は、主として、トナー収容体としてのボトル部材21と、口金部材30と、フィルタ29と、で構成される。
ボトル部材21は、ポリエチレン、ポリカーボネート、ナイロン等の樹脂材料からなり、その平均肉厚が1〜2mm程度になるようにブロー成形にて形成されている。
ボトル部材21には、前記実施の形態1のトナー収容体と同様に、開口部21Aが設けられている。ボトル部材21の開口部21Aには、口金部材30のトナー送入口33aに連通するトナー吐出口27や、口金部材30のガイド部47に係合する係合部材26が、一体的に形成されている。そして、ボトル部材21のトナー吐出口27に口金部材30が挿入される。
ここで、トナー吐出口27に係合される口金部材30の起立部33の外周には、発泡ポリウレタンからなるシール材80(スポンジシール)が貼着されている。これにより、口金部材30とトナー吐出口27との係合部におけるシール性が確保される。
また、ボトル部材21には、開口部21Aが形成された下面に対する上面に、通気口21c(開口である。)が設けられている。そして、ボトル部材21の上面には、通気口21cを覆うようにフィルタ29が貼着されている。フィルタ29は、気体を透過してトナーを捕集するトナーフィルタである。このような構成により、前記実施の形態1の変形自在なトナー収容体とは異なり変形自在ではないボトル部材21であっても、容器外部にトナーを飛散させることなく粉体ポンプ60の吸引による内圧変動を抑止することができる。
また、ボトル部材21には、その断面積(開口部21Aに平行する断面である。)が開口部21Aに向けて漸減する漏斗部21Bが設けられている。すなわち、図12を参照して、ボトル部材21は、開口部21Aの近傍がテーパ状に形成されている。これにより、開口部21Aが下方に向くようにトナー容器20を画像形成装置本体1にセットしたときに、ボトル部材21内のトナーが効率よく消費されることになる。すなわち、ボトル部材21内のトナーは、壁面近傍にあるトナーであっても、漏斗部21Bの形状にそって開口部21Aに向けて滑落するために、壁面にトナーが残留する不具合が抑止される。
このように構成されたトナー容器20は、前記実施の形態1と同様に、トナー収容体21内にトナーを充填した後に、トナー吐出口27に口金部材30を係合させて組み立てられたものである。そして、トナー容器20は、前記実施の形態1と同様に、画像形成装置本体1の設置部100にセットされる。そして、トナー容器20内に収容されたトナーは、前記実施の形態1と同様に、トナー補給部によって口金部材30に係合するトナー搬送管110を介して、現像部14に補給される。
以上説明したように、本実施の形態2では、ボトル部材21のトナー吐出口27と、トナー搬送管110が係合する口金部材30のトナー排出口41との、開口する方向が直交するように、トナー容器20を構成している。これにより、前記実施の形態1と同様に、画像形成装置本体1を大型化したり、トナー容器20の容量を制限したりすることがなく、トナー容器20の設置高さへのレイアウトの自由度を大きくすることができる。
なお、本実施の形態2では、口金部材30に発泡ポリウレタン等からなるシール材80を設置した。これに対して、前記実施の形態1と同様に、口金部材30にOリング等のパッキンを設置して、トナー吐出口27との係合部におけるシール性を確保することもできる。
また、本実施の形態2では口金部材30にシール材80を設置したが、これに対して、トナー吐出口27の内径部に発泡ポリウレタン等からなるシール材を設置することもできる。さらには、口金部材30とトナー吐出口27との双方に発泡ポリウレタン等からなるシール材を設置することもできる。これらのように、Oリング等と比較してシール性の低いシール材80を、口金部材30とトナー吐出口27との係合部に設置した場合には、その係合部にてある程度の通気をおこなうことができる。そのため、本実施の形態2のようにフィルタ29が設置された通気口21cを積極的に設置しない場合であっても、ボトル部材21の内圧変動をある程度抑止することができる。
なお、上記各実施の形態では、トナー容器20に、トナー(添加剤等を含有する場合も含むものとする。)のみを収容した。これに対して、トナー容器20を、2成分現像剤(トナー及びキャリア)を収容する現像剤容器として用いることもできる。この場合にも、トナー容器(現像剤容器)におけるレイアウト上の制約を軽減することができる。
さらに、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、上記各実施の形態の中で示唆した以外にも、上記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置におけるトナー補給部を示す断面図である。 図1の画像形成装置に設置されるトナー容器を示す斜視図である。 図3のトナー容器におけるトナー収容体と口金部材とを示す分解図である。 図4の口金部材を示す分解図である。 図4の口金部材とアダプタとが係合した状態を示す断面図である。 図1の画像形成装置にトナー容器が装着される状態を示す斜視図である。 図4の口金部材の凹凸部を示す断面図である。 図1の画像形成装置の設置部へのトナー容器の装着状態を示す断面図である。 図9に続くトナー容器の装着状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2におけるトナー容器を示す斜視図である。 図11のトナー容器におけるトナー収容体と口金部材とを示す分解図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、 3 作像部、
8Y、8M、8C、8BK 感光体ドラム、 9 露光部(書込み部)、
20、20Y、20M、20C、20BK トナー容器、
21 トナー収容体、 21A、22A 開口部、 21B、22B 漏斗部、
21c 通気口、 22 袋部、 22a〜22e シート部材、
23 折り目、 24 第2シート部材、 24a 貫通穴(把持部)、
25 アダプタ、 27 トナー吐出口、 29 フィルタ、
30、30Y、30M 口金部材、 33 起立部、
33a トナー送入口、 33a1 中心軸、 36 溝部、
41 トナー排出口、 42 リップパッキン、 43 Oリング、
45 第1部材、 46 第2部材、 48、48Y、48M 凹凸部、
50 口栓部材、 70、70Y、70M ICチップ、 80 シール材、
100 設置部、 101 設置部本体、
103、103Y、103M 開閉ドア、 110 トナー搬送管、
114 受け口、 115、115Y、115M 位置決め部材、
116 腕部、 117 支持板、 131Y、131M 突出部、
132 接続端子、 133 板材、 134 付勢部材。

Claims (18)

  1. トナー搬送管を有する画像形成装置本体にトナー容器が着脱自在に設置される画像形成装置であって、
    前記トナー搬送管に連通して前記トナー容器内に収容されたトナーを当該トナー搬送管を介して吸引する粉体ポンプを備え、
    前記トナー容器は、
    前記トナー搬送管に係合するトナー排出口を有する口金部材と、
    前記トナー排出口に連通するトナー吐出口を有するトナー収容体と、
    を備え、
    前記トナー吐出口は、前記トナー排出口が開口する方向とは異なる方向に開口するように形成され、
    前記口金部材は、前記トナー収容体の下方になるように前記画像形成装置本体に設置され、
    前記トナー収容体は、5つのシート部材の縁辺を熱溶着又は接着して形成されるとともに前記5つのシート部材のうち対向する一対のシート部材以外のシート部材に折り目を設けた袋部を備え、
    前記一対のシート部材にのみ、それぞれ、当該一対のシート部材の厚さよりも厚い第2シート部材が貼着され、
    前記第2シート部材は、前記画像形成装置に設置された姿勢において、前記一対のシート部材の側方に熱溶着又は接着されたシート部材の前記折り目の方向に沿うように上下方向に複数の貫通穴を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー容器の前記袋部は、その断面積が当該袋部の開口部に向けて漸減する漏斗部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー容器の前記トナー収容体は、前記袋部の開口部に熱溶着又は接着されるとともに前記トナー吐出口を有するアダプタを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー容器の前記口金部材は、前記アダプタに対して着脱自在に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記口金部材と前記アダプタの前記トナー吐出口との係合部に封止部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記封止部材は、前記口金部材の起立部に設けられたパッキンであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記パッキンは、Oリングであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー容器の前記トナー収容体は、前記トナー吐出口を有するボトル部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記ボトル部材は、前記トナー吐出口とは異なる位置に通気口を備え、
    前記通気口にトナーを捕集するフィルタを備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ボトル部材は、その断面積が前記トナー吐出口に向けて漸減する漏斗部を備えたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記トナー容器の前記口金部材は、前記トナー吐出口に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記口金部材と前記トナー吐出口との係合部に封止部材を設けたことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記封止部材は、前記口金部材の起立部に設けられたパッキンであることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記パッキンは、Oリングであることを特徴とする請求項13に記載のトナー容器。
  15. 前記封止部材は、前記トナー吐出口又は/及び前記口金部材に設けられたシール材であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  16. 前記シール材は、発泡ポリウレタンからなることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記トナー容器の前記トナー吐出口は、前記トナー排出口が開口する方向に直交する方向に開口することを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 前記トナー容器は、キャリアをも収容したことを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれかに記載の画像形成装置。
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