JP4315201B2 - 画像処理装置および画像処理装置制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理装置制御プログラムに関し、特に、画像処理を実施した画像情報をより速く提供できると共に、使用者の指示に、より速く対応できる画像処理装置および画像処理装置制御プログラムに関する。
デジタルカメラにより撮影される画像情報は、近年、解像度が高くなりデータ量が多くなりつつある。このようなデータ量が多い画像情報に高度な画像処理を施す場合は、かなりの時間を要していた。
特開2006−110817号公報(特許文献1)には、画像情報を記憶した記憶媒体が装着された際に、自動的に画像処理を開始することが開示されている。
特開2006−1108171号公報
しかしながら、従来の技術に開示されているように、自動的に画像処理が開始されると、使用者が指示する画像処理以外の処理に対応できない場合や、使用者が指示する処理に遅延が生じる場合があるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、画像処理を実施した画像情報をより速く提供できると共に、使用者の指示に、より速く対応できる画像処理装置および画像処理装置制御プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像処理装置は、画像情報を記憶する外部記憶媒体を着脱自在に装着する装着手段と、その装着手段に装着された外部記憶媒体が記憶する画像情報を補正する画像処理手段と、印刷を行う通常処理手段とを備えたものであり、前記装着手段に外部記憶媒体が装着されたことを検出する検出手段と、その検出手段により前記装着手段に外部記憶媒体が装着されたことが検出された場合、使用者による画像情報の印刷開始の指示の有無に関わらず、その外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を開始するように前記画像処理手段に指示する画像処理指示手段と、前記画像処理手段により前記外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を完了した場合は、その補正を完了した画像情報を処理済画像情報として前記外部記憶媒体または内部記憶手段に記憶する記憶制御手段と、前記外部記憶媒体が前記装着手段に装着された後、前記外部記憶媒体に記憶されている複数の画像情報のいずれかを使用者に選択させる選択手段と、使用者により画像情報の印刷開始が指示された場合、前記選択手段により選択された画像情報に対応する処理済画像情報の印刷を開始するように前記通常処理手段に指示する通常処理指示手段と、前記画像処理指示手段による指示に応じて前記画像処理手段が補正を実行している間に前記通常処理指示手段により印刷を開始するように指示された場合は、補正を停止するように前記画像処理手段に指示するとともに、印刷の実行を開始するように前記通常処理手段に指示する制御手段とを備えている。
請求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装置において、前記使用者による印刷の開始の指示を定期的に確認する確認手段を備え、前記通常処理指示手段は、その確認手段により印刷の開始の指示を確認した場合に前記通常処理手段に印刷の開始を指示するものである。
請求項記載の画像処理装置は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、画像情報に基づいて画像を表示する表示手段を備え、前記選択手段により選択された画像情報に基づいて前記表示手段に画像を表示する表示制御手段を備えている。
請求項記載の画像処理装置は、請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置において、外部記憶媒体が前記装着手段に装着された場合に、前記画像情報の補正の開始を前記画像処理指示手段に指示させるか否かを設定する設定手段を備えている。
請求項記載の画像処理装置は、請求項記載の画像処理装置において、前記画像処理手段は、複数種類の補正を実行するものであり、前記設定手段は、前記複数種類の補正のそれぞれについて、外部記憶媒体が前記装着手段に装着された場合に、前記画像情報の補正の開始を前記画像処理指示手段に指示させるか否かを設定するものである。
請求項記載の画像処理装置は、請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置において、前記記憶制御手段は、前記画像処理手段により前記外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を完了した場合は、前記画像処理手段により補正が行われた元の画像情報を元画像情報として前記外部記憶媒体に保存するとともに、前記画像処理手段により補正された処理済画像情報を前記外部記憶媒体、または前記内部記憶手段に記憶するものである。
請求項記載の画像処理装置は、請求項記載の画像処理装置において、前記記憶制御手段は、前記外部記憶媒体に記憶された元画像情報との対応を識別可能とする識別子を前記処理済画像情報に付して記憶するものである。
請求項記載の画像処理装置は、請求項記載の画像処理装置において、前記画像処理手段は、画像内の人物の目が赤く表示されないように補正を行う赤目補正処理、および画像内の物体が逆光により不鮮明に表示されないように補正を行う逆光補正処理の少なくとも一つの処理を行うものである。
請求項記載の画像処理装置は、請求項7または8に記載の画像処理装置において、前記通常処理手段は、前記通常処理指示手段により画像情報の印刷を指示された場合は、前記選択手段により選択された元画像情報に対応する処理済画像情報を前記記憶制御手段により付された識別子に基づいて前記外部記憶媒体または前記内部記憶手段から検索し、検索された処理済画像情報に基づいて印刷を行う印刷手段を備えている。
請求項10記載の画像処理装置は、請求項記載の画像処理装置において、前記通常処理手段は、前記通常処理指示手段により画像情報の印刷を指示された場合は、前記選択手段により選択された元画像情報に対応する処理済画像情報を前記記憶制御手段により付された識別子に基づいて前記外部記憶媒体または前記内部記憶手段から検索し、前記選択手段により選択された元画像情報に対応する処理済画像情報が前記外部記憶媒体または前記内部記憶手段に記憶されていない場合は、前記画像処理手段に、前記選択手段により選択された元画像情報の補正を行うように指示する通常画像処理指示手段を備えている。
請求項11記載の画像処理装置は、請求項7から10のいずれかに記載の画像処理装置において、画像情報の消去を指示する消去指示手段を備え、その消去指示手段により画像情報の消去を指示された場合は、前記選択手段により選択され、前記外部記憶媒体に記憶された元画像情報を消去すると共に、その画像情報に対応する処理済画像情報を前記記憶制御手段により付された識別子に基づいて前記外部記憶媒体または前記内部記憶手段から検索し、検索された処理済画像情報を消去する消去手段を備えている。
請求項1記載の画像処理装置は、請求項1から11のいずれかに記載の画像処理装置において、前記外部記録媒体に記憶されている複数の画像情報のそれぞれのデータサイズを検出するデータサイズ検出手段と、そのデータサイズ検出手段により検出されたデータサイズに応じて補正を行う順を設定する処理順設定手段とを備え、前記画像処理手段は、その処理順設定手段により設定された順で複数の画像情報の補正を行うものである。
請求項13記載の画像処理装置は、請求項1から1のいずれかに記載の画像処理装置において、前記外部記録媒体に記憶されている複数の画像情報のうち前記画像処理手段により処理が行われた処理済画像情報の割合を表示する進行状況表示手段を備えている。
請求項14記載の画像処理装置制御プログラムは、画像情報を記憶する外部記憶媒体を着脱自在に装着する装着手段と、その装着手段に装着された外部記憶媒体が記憶する画像情報を補正する画像処理手段と、印刷を行う通常処理手段とを備えた画像処理装置において実行されるものであり、前記装着手段に外部記憶媒体が装着されたことを検出する検出ステップと、その検出ステップにより前記装着手段に外部記憶媒体が装着されたことが検出された場合、使用者による画像情報の印刷開始の指示の有無に関わらず、その外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を開始するように前記画像処理手段に指示する画像処理指示ステップと、前記画像処理手段により前記外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を完了した場合は、その補正を完了した画像情報を処理済画像情報として前記外部記憶媒体または内部記憶手段に記憶する記憶制御ステップと、前記外部記憶媒体が前記装着手段に装着された後、前記外部記憶媒体に記憶されている複数の画像情報のいずれかを使用者に選択させる選択ステップと、使用者により画像情報の印刷開始が指示された場合、前記選択ステップにより選択された画像情報に対応する処理済画像情報の印刷を開始するように前記通常処理手段に指示する通常処理指示ステップと、前記画像処理指示ステップによる指示に応じて前記画像処理手段が補正を実行している間に前記通常処理指示ステップにより印刷を開始するように指示された場合は、補正を停止するように前記画像処理手段に指示するとともに、印刷の実行を開始するように前記通常処理手段に指示する制御ステップとを備えている。
請求項1記載の画像処理装置によれば、装着手段に外部記憶媒体が装着されると、その装着は検出手段によって検出され、画像処理指示手段により、その外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を開始するように画像処理手段に指示される。画像処理手段は、この指示に応じて画像情報の補正を開始するので、使用者が画像情報の補正を実施した画像情報を要求した際には、すでに画像情報の補正が進行しており、補正を実施した画像情報を、より速く提供することができるという効果がある。また、外部記憶媒体に処理済画像情報を記憶することにより、その外部記憶手段を他の装置に装着した場合にも、速く処理済画像情報を利用することができるという効果がある。また、補正を完了した処理済画像情報を内部記憶手段に記憶する場合は、外部記憶媒体の空き領域を減らすことがないという効果がある。また、外部記憶媒体に空き領域がない場合でも処理済画像情報を記憶することができるという効果もある。また、内部記憶手段の方が、アクセスが速いので、処理済画像情報の読み出し及び書き込みを速く行うことができるという効果もある。
また、画像情報の印刷の開始が通常処理指示手段によって指示されると、制御手段は、補正を停止するように画像処理手段に指示するとともに、通常処理手段に印刷の実行を開始するように指示する。よって、外部記憶媒体が装着手段に装着されることにより補正が開始された場合であっても、使用者が印刷を要求した場合には、実行中の補正を停止して、使用者に要求された印刷を優先して行わせることができる。CPUなどによりこれらの複数の処理を時分割で行うことも可能であるが、時分割により複数の処理を行う場合は、それぞれの処理の処理速度は低下する。請求項1によれば、一方の画像処理を停止するので、印刷処理をより速く実行できるという効果がある。よって、補正処理を実施した画像情報をより速く提供できると共に、使用者の指示に、より速く対応できるという効果がある。
請求項2記載の画像処理装置によれば、請求項1記載の画像処理装置の奏する効果に加え、使用者による印刷の開始の指示は、確認手段によって定期的に確認され、その印刷の開始の指示が確認された場合には、通常処理指示手段によって印刷の開始が指示される。よって、使用者による印刷の開始指示を素早く確認することができ、使用者の指示に応じた処理を素早く行うことができるという効果がある。
請求項記載の画像処理装置によれば、請求項1または2に記載の画像処理装置の奏する効果に加え、選択手段によって、外部記憶媒体に記憶されている複数の画像情報のいずれかが選択されると、その選択された画像情報の画像が、表示制御手段によって表示手段に表示される。よって、使用者は、外部記憶媒体に記憶されている画像を任意に選択して表示させ、視認することができるという効果がある。
請求項記載の画像処理装置によれば、請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、設定手段は、外部記憶媒体が装着手段に装着された際に、画像情報の補正の開始を画像処理指示手段に指示させるか否かを設定することができるので、使用者が、外部記憶媒体が装着された際に画像情報の補正が開始されるのを希望しない場合は、外部記憶媒体が装着された際に補正を開始しないように設定できるという効果がある。
請求項記載の画像処理装置によれば、請求項記載の画像処理装置の奏する効果に加え、画像処理手段は、複数種類の補正を実行するものであり、設定手段は、複数種類の補正のそれぞれについて、外部記憶媒体が装着手段に装着された際に補正を開始するか否かを設定するので、使用者が複数種類の補正のいずれかについて、外部記憶媒体が装着された際に、補正が開始されるのを希望しない場合は、外部記憶媒体が装着された際に、その補正を開始しないように設定することができるという効果がある。
請求項記載の画像処理装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、記憶制御手段は、外部記憶媒体に記憶された元画像情報の補正を完了した場合は、元画像情報を外部記憶媒体に保存するとともに、処理済画像情報を外部記憶媒体、または内部記憶手段に記憶する。補正が行われると、画像の一部は改善されるが、他の一部は、劣化する場合がある。請求項によれば、元画像情報が保存されるので元画像の画質を維持することができるという効果がある。
請求項記載の画像処理装置によれば、請求項記載の画像処理装置の奏する効果に加え、記憶制御手段は、外部記憶媒体に記憶された元画像情報との対応を識別可能とする識別子を処理済画像情報に付して記憶するので、元画像情報または処理済画像情報のいずれか一方を指定し、その指定された画像情報に対応する他方の画像情報を容易に抽出することができるという効果がある。
請求項記載の画像処理装置によれば、請求項記載の画像処理装置の奏する効果に加え、画像処理手段は、画像内の人物の目が赤く表示されないように補正を行う赤目補正処理、および画像内の物体が逆光により不鮮明に表示されないように補正を行う逆光補正処理の少なくとも一つの処理を行うものである。これら赤目補正処理や逆光補正処理は、複雑な処理過程を実行するので、特に時間要し、外部記憶媒体が装着されると補正を開始することにより、使用者が処理済画像情報を要求した場合に、速く提供することができるという効果が顕著である。
請求項記載の画像処理装置によれば、請求項またはに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、選択手段は、外部記憶媒体に記憶された複数の元画像情報のいずれかを選択し、印刷指示手段は、その選択手段により選択された元画像情報の印刷を指示する。印刷手段は、その指示された元画像情報に対応する処理済画像情報を識別子に基づいて外部記憶媒体または内部記憶手段から検索し、検索された処理済画像情報に基づいて印刷を行う。処理済画像情報には、対応する元画像情報を識別する識別子が付されており、元画像情報が指定された場合に、その識別子に基づいて容易に対応する処理済画像情報を検索することができる。処理済画像情報が記憶されていれば、処理済画像情報を検索し、その処理済画像情報に基づいて印刷することができる。よって、印刷指示が行われた後に補正を行う場合と比較して、速く印刷することができるという効果がある。
請求項10記載の画像処理装置によれば、請求項記載の画像処理装置の奏する効果に加え、外部記憶媒体が装着された場合は、その外部記憶媒体に記憶されている元画像情報に対し補正が開始される。通常処理手段は、印刷指示手段により画像情報の印刷を指示された場合は、補正を停止するように画像処理手段に指示し、通常画像処理指示手段は、選択手段により選択された元画像情報に対応する処理済画像情報を外部記憶媒体または内部記憶手段から検索する。そして、その元画像情報に対応する処理済画像情報が外部記憶媒体または内部記憶手段に記憶されていない場合は、画像処理手段に、選択された元画像情報の補正を行うように指示する。その際は、外部記憶媒体が装着されたことに基づいて行われている補正が停止されているので、選択手段により選択された元画像情報を速く補正し、印刷することができるという効果がある。
請求項11記載の画像処理装置によれば、請求項から10のいずれかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、消去指示手段は、選択手段により選択された元画像情報の消去を指示し、消去手段は、消去指示手段により元画像情報の消去を指示された場合は、選択手段により選択された元画像情報を消去すると共に、その元画像情報に対応する処理済画像情報を識別子に基づいて外部記憶媒体または内部記憶手段から検索し、検索された処理済画像情報を消去する。元画像情報が消去される場合は、その元画像情報に対応する処理済画像情報も不要であり、その処理済画像も消去されるので、使用者は、元画像情報とその処理済画像とをそれぞれ消去するように指示する必要がなく、使い勝手が良いという効果がある。
請求項1記載の画像処理装置によれば、請求項1から1のいずれかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、データサイズ検出手段は、外部記録媒体に記憶されている複数の画像情報のそれぞれのデータサイズを検出し、処理順設定手段は、データサイズ検出手段により検出されたデータサイズに応じて補正を行う順を設定する。画像処理手段は、その処理順設定手段により設定された順で複数の画像情報の補正を行う。画像処理は、データサイズが大きいほど、長い時間を要する。従って、データサイズが小さいものから大きいものへ順に補正が行われる場合は、データサイズが大きいものから小さいものへ順に補正される場合に比べ、所定時間内に処理される画像情報の数が多い。よって、使用者により処理済の画像情報が要求された場合に、既に補正が終わっている可能性が高いという効果がある。
データサイズが大きい画像情報は、画像処理に要する時間が長く、使用者により処理済画像情報が要求された場合に、未処理であった場合には、要求されてから補正を開始することになるため使用者を待たせる時間が長くなる。一方、データサイズが小さい画像情報は、画像処理に要する時間が短く、使用者により処理済画像情報が要求された場合に、仮に未処理であったとしても、使用者を待たせる時間が短くて済む。よって、データサイズが大きいものからデータサイズが小さいものへ順に補正を行うと、待ち時間が長いものから順次処理されることとなり、使用者の待ち時間を短縮することができる可能性が高いという効果がある。
請求項1記載の画像処理装置によれば、請求項1から1のいずれかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、進行状況表示手段は、外部記録媒体に記憶されている複数の画像情報のうち画像処理手段により処理が行われた処理済画像情報の割合を表示するので、使用者は、外部記憶媒体に記憶されている画像情報の処理状況を視認することができるという効果がある。
請求項1記載の画像処理装置制御プログラムによれば、検出ステップは、装着手段に外部記憶媒体が装着されたことを検出し、装着手段に外部記憶媒体が装着された場合、画像処理指示ステップは、その外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を開始するように画像処理手段に指示する。画像処理手段は、この指示に応じて補正を開始するので、使用者が補正を実施した画像情報を要求した際に、すでに補正が進行しており、速く補正を実施した画像情報を提供することができるという効果がある。また、通常処理指示ステップは、印刷の実行の開始を指示し、制御ステップは、補正が実行されている間に、通常処理指示ステップにより印刷開始の指示があった場合は、補正を停止するように画像処理手段に指示するとともに、通常処理手段に印刷を開始するように指示する。よって、外部記憶媒体が装着されることにより補正が開始された場合であっても、使用者が印刷を要求した場合は、補正を停止して、その印刷を優先して行わせることができる。CPUなどによりこれらの複数の処理を時分割で行うことも可能であるが、時分割により複数の処理を行う場合は、それぞれの処理の処理速度は低下する。請求項14によれば、一方の画像処理を停止するので、印刷処理を速く実行することができるという効果がある。よって、補正を速く行うことができるとともに、使用者の指示に速く対応できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態における多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)もしくは(Multi Function Printer)」と略す)1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、本MFP1は、下部に設けられたプリンタ2と、上部に設けられたスキャナ3と、スキャナ3の正面側に設けられた操作パネル4とを一体的に備え、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能を有する。
MFP1は、不図示のコンピュータと接続されて、そのコンピュータから送信された画像情報や文書情報に基づいて、記録用紙(被記録媒体)に画像や文書を記録したり、デジタルカメラ等の外部機器と接続されてデジタルカメラから出力される画像情報を記録用紙に記録したり、メモリカード等の各種記憶媒体を装填して、その記憶媒体に記憶された画像情報等を記録用紙に記録することが可能である。
スキャナ3は、FBS(Flatbed Scanner)として機能する原稿読取台6に対して、自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder)7を備えた原稿カバー8が、背面側の蝶番を支点として開閉自在に取り付けられている。
ADF7は、原稿トレイ9から原稿排出トレイ10へ原稿搬送路を通じて原稿を搬送するものである。原稿の先端を検出するセンサが設けられ、そのセンサにより検出された原稿の先端を基準として、原稿を搬送する搬送量が設定される。
プリンタ2は、スキャナ3で読み取られた画像情報或いは外部から入力された画像情報に基づいて、選択的にインク滴を吐出することによって、記録用紙上に画像を記録する所謂インクジェット方式の画像記録装置(インクジェット記録装置)である。このプリンタ2は、上述したように、スキャナ3の下方に配設されている。
MFP1の正面側、換言すれば、プリンタ2の正面側には開口5が形成されている。この開口5内に給紙トレイ14及び排紙トレイ15が完全に内包されるように設けられている。給紙トレイ14と排紙トレイ15は上下二段となるように配設されており、上段に排紙トレイ15が設けられ、その下方に給紙トレイ14が設けられている。
MFP1の正面側には、図1に示すように横長形状の操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、プリンタ2やスキャナ3を操作するためのものであり、各種操作キー40と液晶表示部(LCD:Liquid Crystal Display)41(以下、「表示画面」と称す)とを具備する。この表示画面41は、縦横比が3:4の画面を横に2個並べ、縦横比が3:8のものである。この表示画面41に表示される画面については、図3を参照して後述する。
使用者は、操作パネル4を用いて、所望の指令を入力することができる。MFP1に所定の指令が入力されると、その入力された情報に基づいてMFP1の動作が制御される。操作パネル4に備えられる操作キー40には、十字キー40a、メニューキー40b、OKキー40c、スタートキー40d、削除キー40eなどが設けられている。
十字キー40aは、十字状に配置された4つのキーから成り、これらは上方を指示する上矢印キーと下方を指示する下矢印キーと左方を指示する左矢印キーと右方を指示する右矢印キーとである。メニューキー40bは、表示画面41にメニュー(設定項目など)の表示を指示するキーであり、OKキー40cは、設定を行う画面などにおいて設定された状態の確定を指示するキーであり、スタートキー40dは、印刷の開始を指示するキーであり、削除キー40eは、メモリカード50に記憶されている画像情報のうち選択された画像情報の削除を指示するキーである。
プリンタ2の上記開口5の上側には、接続パネル70が設けられている。この接続パネル70には、その左端側にUSB端子71が配設されている。USB端子71は、外部機器とUSB接続することにより該外部機器と本MFP1とを通信可能に接続するコネクタ端子である。また、接続パネル70の右端側にはスロット部72が配設されている。
スロット部72には、メモリカード50(図2参照)を着脱自在に装着する複数のカードスロットが設けられている。また、スロット部72には、メモリカード50が装着または脱着されたことを検出するセンサ(図示なし)が設けられている。そのセンサにより、メモリカード50が装着されたことが検出された場合、メモリカード50に記憶されている画像情報の画像処理が開始される。
次に、図2を参照してMFP1の電気的構成について説明する。図2は、MFP1の電気的構成を示したブロック図である。MFP1は、プリンタ2、スキャナ3、CPU21、ROM22、RAM23、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下、「NCU」と称す)31、モデム32、操作キー40、LCD41、USB端子71、スロット部72、アンプ73、スピーカ74を主に備え、これらはバスライン25を介してお互いに接続されている。
CPU21は、ROM22やRAM23に記憶される固定値やプログラム或いは、NCU31を介して送受信される各種信号にしたがって、バスライン25により接続された各部を制御するものである。ROM22は、このMFP1で実行される各種の制御プログラム22aと、画像処理を行うプログラムである赤目補正処理プログラム22bと逆光補正処理プログラム22cとが記憶されている。
制御プログラム22aは、図4〜図8に示す画像処理などを実行する制御プログラムである。赤目補正処理プログラム22bは、赤目補正処理を行うプログラムである。デジタルカメラなどにより、夜間、フラッシュを点灯して撮影した場合、人物や動物の目が赤い画像が形成されることがある。この現象を赤目といい、不自然であるので、この赤目を検出し、検出した赤目の補正を行う処理が赤目補正処理である。
逆光補正処理プログラム22bは、逆光状態で撮影された画像の補正を行う逆光補正処理のプログラムである。デジタルカメラなどにより撮影された画像において、逆光で撮影された場合、暗部が不鮮明になる。この不鮮明になった部分を補正する処理が逆光補正処理であり、レティネックス画像処理などが知られている。これら赤目補正処理および逆光補正処理は、近年高度化して処理が複雑になり、よりよく補正処理が行われる反面、処理に時間を要する。また、デジタルカメラの解像度が向上して画素数が増え、さらに処理を完了するまでに時間を要する。
RAM23は、各種のデータを記憶するための書換可能なメモリである。このRAM23には、画像メモリ23a、処理順メモリ23b、UIフェイズメモリ23c、赤目フラグメモリ23d、逆光フラグメモリ23eなどの各種のメモリが設けられている。画像メモリ23aは、メモリカード50が記憶する元画像情報や、赤目補正処理プログラム22bにより赤目補正処理が行われた処理済画像情報や、逆光補正処理プログラム22cにより逆光補正処理が行われた処理済画像情報が記憶されるメモリである。なお、赤目補正処理や逆光補正処理が行われていない画像情報を元画像情報、赤目補正処理または逆光補正処理が行われた画像情報を処理済画像情報と称す。処理順メモリ23bは、画像処理を行う順を記憶するもので、メモリカード50がスロット部72に装着された際、メモリカード50に記憶されている複数の元画像情報のそれぞれのデータサイズが検出され、データサイズにより画像処理を行う順が設定される。その設定された順に、この処理順メモリ23bに元画像情報のファイル名が記憶される。
UIフェイズメモリ23cは、現在設定されているUIフェイズを記憶するメモリである。UIフェイズは、操作キー40の操作に応じて設定され、その設定されたUIフェイズにより、操作キー40の機能と表示画面41の表示が変化する。UIフェイズが0に設定された場合は、画像を選択することができ、UIフェイズが1に設定された場合は、選択された画像に対して行われる処理を選択することができ、UIフェイズが2に設定された場合は、印刷される部数を設定することができる。詳細については、図3を参照して後述する。
赤目フラグメモリ23dは、赤目フラグを記憶するメモリである。赤目フラグは、赤目補正処理を行うように指示された場合、1に設定され、赤目補正処理を終了した場合、0に設定される。同様に、逆光フラグメモリ23eは、逆光フラグを記憶するメモリである。逆光フラグは、逆光補正処理を行うように指示された場合、1に設定され、逆光補正処理を終了した場合、0に設定される。
スロット部72には、メモリカード50が装着され、スロット部72を介してメモリカード50に記憶されている画像情報が画像メモリ23aに読み込まれたり、逆に画像メモリ23aに記憶している画像情報をメモリカード50に書き込むことができる。メモリカード50は、フラッシュメモリにより構成された不揮発性のメモリであり、デジタルカメラに装着されて画像が記録される。
NCU31は電話網(図示しない)に対するダイヤル信号の送出や、電話網からの呼出信号の応答等の動作を行うものである。モデム32は、NCU31を介して、画像情報を変調及び復調し、相手ファクシミリ装置(図示しない)へ伝送すると共に、伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。USB端子71は、コンピュータとUSBケーブル(図示しない)を介してデータの送受信を行うための既知の回路である。アンプ73は、そのアンプ73に接続されたスピーカ74を鳴動して、呼出音などを出力するためのものである。
次に、図3を参照して、表示画面41に表示される画像と、操作キーの機能について説明する。図3は、表示画面41に表示される各種画面を示す画面図である。図3(a)は、メニューキー40bが押下された場合に表示されるメニュー表示画面42である。このメニュー表示画面42には、一般設定を行う一般設定42a、ファクシミリに関する設定を行うファクシミリ設定42b、LANに関する設定を行うLAN設定42c、印刷レポートの表示または出力を指示する印刷レポート42d、マシン情報の表示を指示する「マシン情報42eの各項目が表示され、十字キー40aの、上矢印キーまたは下矢印キーを操作することによりいずれかの項目を選択することができる。選択された項目は、太い枠で囲まれて表示される。図3(a)は、最上部に表示されている一般設定42aが選択された一例を示し、この状態でOKキー40cが押下されると、表示画面41には、一般設定を行う一般設定画面43が表示される。
図3(b)は、一般設定42aの設定を行う一般設定画面43である。この一般設定画面43では、赤目補正処理を自動で行うか否かを設定する項目である自動赤目補正設定43a、逆光補正処理を自動で行うか否かを設定する項目である自動逆光補正設定43b、印刷を行う場合の印刷用紙の種類を設定する項目である用紙種類設定43c、印刷用紙のサイズを設定する項目である用紙サイズ設定43dが表示され、十字キー40aの、上矢印キーまたは下矢印キーを操作することによりいずれかの項目を選択することができる。選択された項目は、太い枠で囲まれて表示される。図3(b)は、最上部に表示されている自動赤目補正設定43aが選択されている一例を示している。
各項目は、左側に項目名が表示され、右側にその項目において設定された内容が表示される。自動赤目補正設定43aは、メモリカード50がスロット部72に装着された場合に、自動的に赤目補正処理を開始するか否かを設定する項目であり、この自動赤目補正設定43aが選択された状態で、十字キー40aの左矢印キー、または右矢印キーを操作すると、項目の右方に表示されている設定43a1を「ON」または「OFF」のいずれかに設定することができる。図3(b)は、「ON」に設定された一例を示している。この設定が「ON」であると、メモリカード50がスロット部72に装着された場合に、自動的に赤目補正処理が開始され、「OFF」であると、自動的に赤目補正処理が開始されない。
同様に、自動逆光補正設定43bは、メモリカード50がスロット部72に装着された場合に、自動的に逆光補正処理を開始するか否かを設定する項目であり、この自動逆光補正設定43bが選択された状態で、十字キー40aの左矢印キー、または右矢印キーを操作すると、項目の右方に表示されている設定43b1を「ON」または「OFF」に設定することができる。図3(b)は、「OFF」に設定された一例を示している。この設定が「ON」であると、メモリカード50がスロット部72に装着された場合に、自動的に逆光補正処理が開始され、「OFF」であると、自動的に逆光補正処理は開始されない。
同様に、用紙種類設定43cを選択し、十字キー40aの左矢印キー、または右矢印キーを操作すると用紙種類43c1を「普通紙」「光沢紙」などのいずれかに設定することができる。図3(b)は、「普通紙」が設定された一例を示している。同様に、用紙サイズ設定43dを選択し、十字キー40aの左矢印キー、または右矢印キーを操作すると用紙サイズ43d1を「B5」「A4」「B4」などのいずれかに設定することができる。図3(b)は、「A4」が設定された一例を示している。これらの設定が行われ、OKキー40cが押下されると設定が確定される。
次に、図3(c)、(d),(e)を参照して、メモリカード50がスロット部72に装着されている場合に、表示画面41に表示される画面について説明する。
まず図3(c)を参照して画像選択画面45について説明する。図3(c)は、UIフェイズが0である場合に表示画面41に表示される画像選択画面45である。メモリカード50がスロット部72に装着されたことが検出された場合、UIフェイズは、0に設定される。この画像選択画面45が表示された状態では、メモリカード50に記憶されている複数の元画像情報のいずれかを選択することができる。この画像選択画面45では、表示画面41の左半分の画面44に選択された元画像情報に基づいて画像が表示される。右側の画面には、現在選択されている元画像情報の番号を示す画像番号45aと現在の自動画像補正処理の進行状態を示す自動補正進行状況46とが表示される。
画像番号45aは、メモリカード50に記憶されている元画像情報の数を分母とし、現在選択されている元画像情報が何番目の元画像情報であるかを示す画像の番号を分子とする分数で表示される。この画像選択画面45が表示された状態で、十字キー40aの左矢印キーを押下すると選択されている番号が減少され、十字キー40aの右矢印キーを押下すると選択されている番号が増加される。図3(c)では、画像番号45aとして「12/50」と表示され、現在装着されているメモリカード50には、50の元画像情報が記憶され、そのうちの12番目の元画像情報が現在選択されていることを示している。この12番目とは、メモリカード50に記憶された順であり、その12番目の元画像情報に基づく画像が、左側の左側画面44に表示される。
自動補正進行状況46は、メモリカード50が記憶する元画像情報の数に対して、画像処理を終了した処理済画像情報の数の割合を表示するものである。メモリカード50がスロット部72に装着され、自動赤目処理43aまたは自動逆光補正43bが「ON」に設定されている場合は、その「ON」に設定されている画像処理が画像情報に対して開始される。この画像処理は、メモリカード50に記憶されている複数の元画像情報を1つずつ処理するものであり、処理されて新たに形成された画像情報は、処理済画像情報として、画像メモリ23aに記憶にされる。なお、処理される前の元画像情報は、メモリカード50に保存される。
処理済画像情報の数のメモリカード50に記憶された元画像情報の数に対する割合が算出され、その割合が棒グラフ状に自動補正進行状況46として表示される。この棒グラフ状の全長Lに対する灰色で示す長さSによりその進行状況割合を示す。例えば、灰色が全く表示されないSが0の場合は、まだ処理済画像情報が一つも作成されていない状態であり、長さSが全長Lのちょうど半分であれば、メモリカード50に記憶されている全画像情報の半数が処理されたことを示す。この画像選択画面45が表示されている状態で、OKキー40cが押下されると、UIフェイズが1に設定され、図3(d)に示す処理モード選択画面47が表示画面41に表示される。
次に、図3(d)を参照して処理モード選択画面47について説明する。図3(d)は、UIフェイズが1である場合に表示画面41に表示される処理モード選択画面47である。処理モード選択画面47では、表示画面41の左側画面44に選択された画像情報に基づいて画像が表示され、右半分の画面には、4つの処理モードが表示される。これらの処理モードは、通常印刷モード47aと、赤目補正・印刷モード47bと、逆光補正・印刷モード47cとである。通常印刷モード47aは、メモリカード50に記憶されている元画像情報に基づいて印刷を行うモードであり、このモードが選択されると赤目補正処理や逆光補正処理を行っていない元画像情報に基づいて画像が印刷される。
赤目補正・印刷モード47bは、選択されている元画像情報の赤目補正処理を行った処理済画像情報に基づいて画像の印刷を行うモードであり、このモードが選択されると、赤目補正処理をすでに行った処理済画像情報が画像メモリ23aに記憶されているかが検索され、処理済画像情報が既に存在する場合は、その処理済画像情報に基づいて赤目補正処理された画像が印刷される。画像メモリ23aに、処理済画像情報が記憶されていない場合は、選択されている元画像情報の赤目補正処理を開始するように、赤目補正処理プログラム22bを起動し、赤目補正処理が終了するとその赤目補正処理された画像が印刷される。
なお、処理済画像情報には、元画像情報との対応関係を識別することができるファイル名(識別子)が付されて記憶され、そのファイル名に基づいて検索が行われる。ファイル名の詳細については、後述する。
逆光補正・印刷モード47cは、選択されている元画像情報の逆光補正処理を行った画像情報に基づいて印刷を行うモードであり、このモードが選択されると、逆光補正処理をすでに行った処理済画像情報が画像メモリ23aに記憶されているかが検索され、処理済画像情報が既に存在する場合は、その処理済画像情報に基づいて印刷が行われる。画像メモリ23aに、処理済画像情報が記憶されていない場合は、選択されている元画像情報の逆光補正処理を開始するように、逆光補正処理プログラム22cを起動し、逆光補正処理が終了するとその逆光補正処理された画像が印刷される。
これらのモードは、十字キー40aの、上矢印キーまたは下矢印キーを操作することにより選択され、選択されたモードは、太い線で囲まれて表示される。図3(d)では、通常印刷が選択された例を示す。モードが選択され、OKキー40cが押下されると、選択されたモードが確定され、印刷を実行するモードを選択した場合は、UIフェイズが2に設定され、図3(e)に示す印刷部数入力画面48が表示画面41に表示される。
UIフェイズが1である場合は、削除キー40eを押下することにより、選択されている画像情報をメモリカード50から削除するように指示することができる。削除キー40eが押下されると、選択されている元画像情報がメモリカード50から削除されるとともに、その元画像情報に対応する処理済画像情報が画像メモリ23aに記憶されている場合には、その対応する処理済画像情報も画像メモリ23aから削除され、UIフェイズが0に設定されて、画像選択画面45が表示画面41に表示される。
次に、図3(e)を参照して、印刷部数入力画面48について説明する。図3(e)は、UIフェイズが2である場合に表示画面41に表示される印刷部数入力画面48である。印刷部数入力画面48では、表示画面41の左側画面44に選択された元画像情報に基づいて画像が表示され、右側の画面には、印刷部数48aと、自動補正進行状況46とが表示される。印刷部数48aは、処理モード選択画面47において選択されたモードが印刷の実行を指示するものであれば、印刷される用紙の部数を設定するものであり、十字キー40aの上矢印キーを操作することにより表示されている数字が増加し、下矢印キーを操作することにより数字が減少される。なお、この操作を行わない場合は、印刷部数48aは、1に設定される。スタートキー40dが押下されると印刷が開始される。印刷が終了すると、UIフェイズは、0に設定され、表示画面41には、画像選択画面45が表示される。なお、ここで表示される画像は、印刷済みの画像であっても、その次の画像であってもよい。
次に、図4〜図8を参照して、CPU21により実行される処理について説明する。図4および図5は、メインタスクを示すフローチャートであり、図6は、画像処理タスクを示すフローチャートである。CPU21は、この2つの処理を時分割で行うマルチタスク処理を行うものである。メインタスクにおいて、画像を印刷するように使用者により指示された場合は、画像処理タスクが停止され、印刷処理のみが実行される。図7は、メインタスク処理における印刷設定処理を示すフローチャートであり、図8は、メインタスク処理における印刷実行処理を示すフローチャートである。
図4に示すフローチャートに従って、メインタスクについて説明する。まず、メモリカード50が、スロット部72に装着されたか否かを判断し(S1)、メモリカード50が装着された場合は(S1:Yes)、その装着されたメモリカード50に、デジタルカメラなどにより撮影された画像の元画像情報が記憶されているか否かを判断する(S2)。メモリカード50が装着されたのではない場合(S1:No)、または装着されたメモリカード50に元画像情報が記憶されていない場合は(S2:No)、その他の処理、例えば、ファクシミリ機能の処理などが、使用者により指示されているかを判断し、指示されていれば、その指示に応じた処理を行い(S3)、S1の処理に戻る。なお、この実施形態では、メモリカード50には、元画像情報のみが記憶され、処理済画像情報は記憶されないものとする。
一方、メモリカード50に元画像情報が記憶されている場合は(S2:Yes)、メモリカード50に記憶されている複数の元画像情報のそれぞれのデータサイズを検出する(S4)。デジタルカメラなどより撮影された画像は、使用者により設定された画質(普通画質あるいは高画質など)に応じて、そのデータサイズが異なる場合があり、そのデータサイズは、各画像情報のヘッダなどに記憶されている。データサイズの検出は、各画像情報のヘッダを読み出すことにより行われる。
次に、その検出されたデータサイズに従って、自動画像処理を行う処理順を設定する。この処理順としては、データサイズが小さい画像を先に処理し、データサイズが大きい画像を後で処理するように順を設定する方法と、逆にデータサイズが大きい画像を先に処理し、データサイズが小さい画像を後で処理するように設定する方法とがある。前者の方法によれば、データサイズの小さい画像は、速く画像処理を行うことができるので、所定の処理時間内に処理できる画像の数が、データサイズの大きい画像に比べ多い。データサイズが小さいものから順に処理を行うと速く処理済の画像情報を形成することができる。従って、使用者により印刷が指示された場合に、画像処理が既に完了している割合が高くなるという効果がある。
一方、後者の場合は、長い待ち時間のものを短縮することができるという効果がある。すなわち、データサイズが大きい画像は、画像処理に要する時間が長く、そのデータサイズが大きい画像を、例えば赤目補正処理した処理済画像情報の印刷が使用者により要求された場合に、指示があってから赤目補正処理を開始していると使用者を待たせる時間が長くなる。よって、データサイズが大きいものから順に画像処理を行うと、使用者から要求があった時点で、既に処理済であれば、待ち時間が短縮される。逆に、データサイズが小さい画像の処理済画像情報が使用者により要求された場合は、処理時間が短いので、仮に未処理であっても使用者を待たせる時間は短くて済む。
これらのいずれかの方法で、処理順を設定し、その設定された処理順により画像情報のファイル名をソートし、ソートしたファイル名を処理順メモリ23bに記憶する(S5)。次に、表示画面41の表示を図3(c)に示す画像選択画面45に設定し、UIフェイズを0に、処理順カウンタNの値を0に、赤目フラグおよび逆光フラグを0に設定する(S6)。なお、UIフェイズは、UIフェイズメモリ23cに、赤目フラグは、赤目フラグメモリ23dに、逆光フラグは、逆光フラグメモリ23eに記憶される。処理順カウンタNは、所定のレジスタに設定された現在の処理順を示す値である。
次に、メインタスクと時分割で実行するように設定された画像処理タスクを開始する(S7)。次に、処理順カウンタNに1を加算し(S8)、処理順カウンタNにより指示される元画像情報をメモリカード50から画像メモリ23aに読み込む(S9)。
次に、自動赤目補正設定43a(図3(b)参照)において赤目補正処理を行うように設定されているか否かを判断し(S10)、赤目補正処理を行うように設定されている(ON)の場合は(S10:Yes)、画像メモリ23aに記憶された元画像情報の画像の赤目補正処理の開始を指示す赤目補正指示メッセージを画像補正タスクに送信し、赤目フラグメモリ23dに記憶される赤目フラグを1に設定する(S11)。
自動赤目補正設定43bにおいて赤目補正処理を行うように設定されていない(OFF)場合(S10:No)、またはS11の処理を終了した場合は、次に、自動逆光補正設定43b(図3(b)参照)により逆光補正処理を行うように設定されているか否かを判断し(S12)、自動逆光補正処理を行うように設定されている(ON)場合は(S12:Yes)、画像処理タスクに画像メモリ23aに記憶された元画像情報の画像の逆光補正処理の開始を指示する逆光補正指示メッセージを送信し、逆光フラグメモリ23eに記憶される逆光フラグを1にする(S13)。
自動画像処理により逆光補正処理を行うように設定されていない(OFF)場合(S12:No)、またはS13の処理を終了した場合は、次に、印刷設定処理を行う(S14)。この印刷設定処理は、使用者により印刷を行う画像が選択されたり、処理モードが選択される処理であり、図7を参照して後述する。
印刷設定処理を終了した場合は、次に、メモリカード50がスロット部72から抜かれたか否かを判断する(S15)。メモリカード50がスロット部72から抜かれた場合(S15:Yes)については、図5に示すフローチャートに従って後述する。メモリカード50がスロット部72から抜かれなければ(S15:No)、印刷開始指示が行われたか否かを判断する(S16)。この判断は、使用者により操作パネル4に設けられるスタートキー40dが押下されたか否かを検出することにより行われ、スタートキー40dが押下された場合に、印刷開始指示が行われたと判断する。
印刷開始指示が行われた場合は(S16:Yes)、画像処理タスクに、自動画像処理の停止を指示する補正停止メッセージを送信する(S17)。その補正停止メッセージを送信した後の処理については、図5を参照して後述する。
印刷開始指示が行われなければ(S16:No)、次に、赤目フラグおよび逆光フラグが0であるか否かを判断する(S18)。なお、画像処理タスクにおいて、赤目補正処理を終了した場合は、赤目フラグを0にし、逆光補正処理を終了した場合は、赤目フラグを0にする。従って、赤目フラグと逆光フラグの両方が0であれば、画像メモリ23aに記憶された元画像情報に対する必要な補正処理が終了したことになる。
赤目フラグおよび逆光フラグが0でなければ(S18:No)、S14の処理に戻り、赤目フラグおよび逆光フラグが0である場合は(S18:Yes)、表示画面41に表示される自動補正進行状況46の表示を更新する。即ち、今回1つの元画像情報の画像処理を終了したので、処理済画像の数を1増やし、未処理画像の数を減らして、その比率を表示する(S19)。
次に、メモリカード50に記憶された複数の元画像情報のうち、画像補正処理を実行していない未処理の元画像情報があるか否かを判断し(S20)、未処理の元画像情報がまだ残っている場合は(S20:Yes)、S8の処理に戻り、未処理の元画像情報が残っていない場合は(S20:No)、画像処理タスクを停止する(S21)。画像処理タスクを停止する処理(丸D以降)の次の処理については、図5に示すフローチャートに従って、説明する。
図5は、図4に示すメインタスクの一部の処理を示すフローチャートである。S21において、画像処理タスクを停止する処理を終了した場合は、印刷設定処理を行う(S22)。この印刷設定処理は、S14の処理と同一であり図7を参照して後述する。この印刷設定処理を終了した場合は、次に、メモリカード50がスロット部72から抜かれたか否かを判断する(S23)。メモリカード50がスロット部72から抜かれなければ(S23:No)、次に、印刷開始指示が行われたか否かを判断する(S24)。この判断は、S16の処理と同様に、使用者により操作パネル4に設けられるスタートキー40dが押下されたか否かを検出することにより行われ、スタートキー40dが押下された場合に、印刷開始指示が行われたと判断する。
印刷開始指示行われた場合は(S24:Yes)、印刷実行処理を行う(S25)。なお、図4に示すフローチャートのS17の処理を終了した場合も、この印刷実行処理を行う。この印刷実行処理については、図8に示すフローチャートを参照して後述する。この印刷実行処理を終了した場合は、表示画面41に、図3(c)に示す画像選択画面45を表示し、UIフェイズメモリ3cに記憶されるUIフェイズを0にする(S26)。次に、メモリカード50にまだ画像処理を実施していない元画像情報があるか否かを判断し(S27)、まだ画像処理を実施していない元画像情報がなければ(S27:No)、S22の処理に戻り、まだ画像処理を実施していない元画像情報がある場合は(S27:Yes)、図4の丸Aで示すS7の処理に戻る。一方、図4に示すフローチャートのS15の処理において、メモリカード50がスロット部72から抜かれた場合は(S15:Yes)、丸Bの次に示すように、画像処理タスクに画像補正処理の停止を指示する補正停止メッセージを送信する(S28)。
S23の判断処理において、メモリカード50がスロット部72から抜かれた場合(S23:Yes)、またはS28の処理を終了した場合は、画像メモリ23aに記憶された全ての処理済画像情報を削除し(S29)、メインタスクの最初の処理S1に戻る。
次に、図6を参照して、画像処理タスクについて説明する。図6は、画像処理タスクを示すフローチャートである。画像処理タスクでは、まず、画像メモリ23aに記憶された元画像情報に赤目補正処理を施すように指示する赤目補正指示メッセージを受信したか否かを判断する(S101)。赤目補正指示メッセージを受信していなければ(S101:No)、画像メモリ23aに記憶された元画像情報の画像に逆光補正処理を施すように指示する逆光補正指示メッセージを受信したか否かを判断する(S102)。逆光補正指示メッセージを受信していない場合は(S102:No)、S101の処理に戻る。
赤目補正指示メッセージを受信した場合は(S101:Yes)、指定された元画像情報に赤目補正処理された処理済画像情報が、画像メモリ23aに既にあるか否かを判断する(S103)。赤目補正処理が行なわれた場合は、補正処理された処理済画像の画像情報が作成され、元画像情報との対応関係が識別できるファイル名(識別子)が付され、画像メモリ23aに記憶されるので、ファイル名により元画像情報に対応する処理済画像情報であるか否かが判断される。なお、このファイル名の詳細については、後述する。
赤目補正処理された処理済画像情報が記憶されていない場合は(S103:No)、画像メモリ23aに記憶された元画像情報の画像をM個の領域に分割し、各領域に1から順に番号を付する(S104)。分割方法としては、例えば、画像の縦方向を3、横方向を4とする格子状に等分割し、M=12、領域の番号を1から12まで付す。次に、分割された領域の番号を指定する変数kを0とする(S105)。この変数は、レジスタに記憶される。
次に、メインタスクから、自動画像処理の停止を指示する補正停止メッセージを受信したか否かを判断する(S106)。補正停止メッセージを受信した場合は(S106:Yes)、自動画像処理を停止し、画像処理タスクを終了する。補正停止メッセージを受信しなければ(S106:No)、変数kに1を加算し(S107)、変数kにより指定される分割された領域に対し赤目補正処理プログラム22bにより赤目補正処理を行う(S108)。
次に、変数kが領域の数Mに等しいか否か、即ち、画像の全領域の赤目補正処理を終了したか否かを判断し(S109)、まだ終了していない場合は(S109:No)、S106の処理に戻り、終了した場合は(S109:Yes)、赤目補正処理を行った処理済画像情報を画像メモリ23aに記憶する(S110)。その処理済画像情報には、元画像情報との対応が識別可能なファイル名を付けて記憶する。
ファイル名の付け方には、2つの方法がある。一つの方法は、処理済画像情報のファイル名を元画像情報のファイル名に実施した処理名を付加する方法である。例えば、元画像情報のファイル名が、「PIC0001.jpg」である場合に、赤目補正処理を行った処理済画像情報のファイル名を「PIC0001_redeye.jpg」のように、元画像情報のファイル名に、赤目補正処理を表す「redeye」を付け加えたファイル名とする。また、逆光補正処理を行った処理済画像情報のファイル名を「PIC0001_backrit.jpg」のように、元画像情報のファイル名に、逆光補正処理を表す「backrit」を付け加えたファイル名とする。
もう一つの方法は、ファイルをフォルダに収納する方法である。例えば、元画像情報を収納する元画像フォルダを「100BRO」、赤目補正処理を行った画像情報を収納する赤目処理済フォルダを「REDEYE」、逆光補正処理を行った画像情報を収納する逆光処理済フォルダを「BACKRIT」などとし、フォルダに収納されるファイル名は、同一のファイル名(例えば、PIC0001.jpg)とするようにしてもよい。なお、フォルダに収納する場合であっても、実質のファイル名は、フォルダ名を含む名称である。例えば、赤目補正処理が施された画像情報も、逆光補正処理が施された画像情報も、フォルダ内では、「PIC0001」と表示されるが、赤目補正処理された処理済画像情報と、逆光補正処理された処理済画像情報は、フォルダ名により区別される。
S110の処理を終了した場合、または、S103の処理において、赤目補正処理を既に行った画像情報がある場合は(S103:Yes)、赤目フラグメモリ23dに記憶された赤目フラグを0にし(S111)、S101の処理に戻る。
S102の判断処理において、逆光補正指示メッセージを受信した場合は(S102:Yes)、指定された元画像情報に対応する逆光補正処理された処理済画像情報が、画像メモリ23aに既に記憶されているか否かを判断する(S121)。この判断は、上記した通り、逆光補正処理された画像のファイル名を調べることにより行われ、逆光補正処理された画像のファイル名に、元画像情報のファイル名が含まれていれば、そのファイルが、逆光補正処理された画像情報であり、元画像のファイル名が含まれているファイルがなければ、逆光補正処理された画像情報が存在しないことになる。なお、フォルダで管理する場合には、逆光補正処理された画像情報が記憶されるフォルダを検索し、元画像情報(画像情報)と共通するファイル名があれば、処理済の画像情報が存在すると判断される。
逆光補正処理を既に行った処理済画像情報がなければ(S121:No)、画像メモリ23aに記憶された元画像情報の画像をM個の領域に分割し、各領域に1から順に番号を付する(S122)。この方法は、赤目補正処理の場合と同様であるので、その説明を省略する。次に、変数kを0とし(S123)、メインタスクから、自動画像処理の停止を指示する補正停止メッセージを受信したか否かを判断する(S124)。補正停止メッセージを受信した場合は(S124:Yes)、自動画像処理を停止し、画像処理タスクを終了する。補正停止メッセージを受信しなければ(S124:No)、変数kに1を加算し(S125)、変数kにより指定される分割された領域に対し逆光補正処理プログラム22cにより逆光補正処理を行う(S126)。
次に、変数kが領域の数Mに等しいか否か、即ち、画像の全領域の赤目補正処理を終了したか否かを判断し(S127)、まだ終了していなければ(S127:No)、S124の処理に戻り、終了した場合は(S127:Yes)、逆光補正処理を行った処理済画像情報を画像メモリ23aに記憶する(S128)。その処理済画像情報に付するファイル名は、赤目補正処理を行った場合と同様であるので、その説明を省略する。
S128の処理を終了した場合、または、S121の処理において、逆光補正処理を既に行った処理済画像情報がある場合は(S121:Yes)、逆光フラグメモリ23eに記憶された逆光フラグを0にし(S129)、S101の処理に戻る。
次に、図7を参照して印刷設定処理について説明する。この印刷設定処理は、図4および図5に示すメインタスクのS14およびS22の処理である。印刷設定処理では、まず、UIフェイズメモリ23cに記憶されているUIフェイズが0であるか否かを判断する(S31)。UIフェイズ0であれば、表示画面41には、画像選択画面45が表示されている。UIフェイズが0であれば(S31:Yes)、十字キー40aの左矢印キーが操作されたか否かを判断し(S32)、左矢印キーが操作された場合は(S32:Yes)、現在表示画面41の左側画面44に表示されている画像に対応する画像情報の1つ前の画像情報をメモリカード50から読み出し、その画像を左側画面44に表示する(S33)。十字キー40aの左矢印キーが操作されなければ(S32:No)、十字キー40aの右矢印キーが操作されたか否かを判断し(S34)、右矢印キーが操作された場合は(S34:Yes)、現在表示画面41の左側画面44に表示されている画像に対応する元画像情報の1つ次の元画像情報をメモリカード50から読み出し、その画像を左側画面44に表示する(S35)。右矢印キーが操作されなければ(S34:No)、OKキー40cが操作されたか否かを判断する(S36)。OKキー40cが操作された場合は(S36:Yes)、現在左側画面44に表示されている画像を選択された画像として確定し(S37)、表示画面41に処理モード選択画面47(図3(d))を表示し(S38)、UIフェイズメモリ23cに記憶されているUIフェイズを1に設定する。S33またはS35の処理を終了した場合、またはOKキー40cが操作されない場合は(S36:No)、この印刷設定処理を終了する。
S31の判断処理において、UIフェイズメモリ23cに記憶されているUIフェイズが0でない場合は(S31:No)、UIフェイズが1か否かを判断する(S41)。UIフェイズが1の場合は(S41:Yes)、十字キー40aの上矢印キーが操作されたか否かを判断し(S42)、上矢印キーが操作された場合は(S42:Yes)、現在選択されている処理モードの一つ上に表示されている処理モードを選択する(S43)。なお、現在選択されている処理モードが、最上部に表示されているモードである場合は、選択を変更しない。上矢印キーが操作されなければ(S42:No)、下矢印キーが操作されたか否かを判断し(S44)、下矢印キーが操作された場合は(S44:Yes)、現在選択されている処理モードの一つ下に表示されている処理モードを選択する(S45)。なお、現在選択されている処理モードが、最下部に表示されているモードである場合は、選択を変更しない。
下矢印キーが操作されなければ(S44:No)、OKキー40cが操作されたか否かを判断する(S46)。OKキー40cが操作された場合は(S46:Yes)、現在選択されている処理モードに確定し(S47)、表示画面41に印刷部数入力画面48(図3(e))を表示し(S48)、UIフェイズメモリ23cに記憶されているUIフェイズを2に設定する。OKキー40cが操作されなければ(S46:No)、削除キー40eが操作されたか否かを判断し(S50)、削除キー40eが操作された場合は、S37の処理により選択が確定された元画像情報をメモリカード50から削除するとともに、その元画像情報を赤目補正処理または逆光補正処理を行った処理済画像情報が画像メモリ23aに記憶されていれば、その画像情報も削除(消去)する削除処理を行う(S51)。元画像情報に対応する処理済画像情報は、上述の通り、関連づけたファイル名が付され、そのファイル名に基づいて検索される。削除処理を終了した場合は、表示画面41に画像選択画面45(図3(c))を表示し(S52)、UIフェイズメモリ23cに記憶されているUIフェイズを0に設定する(S53)。S43またはS45またはS49またはS53の処理を終了した場合、またはS50の判断処理において、削除キー40eが操作されていない場合は、この印刷設定処理を終了する。
S42の判断処理において、UIフェイズメモリ23cに記憶されているUIフェイズが1ではない場合は(S41:No)、UIフェイズが2であると判断し、上矢印キーが操作されたか否かを判断する(S61)。上矢印キーが操作された場合は(S61:Yes)、現在表示されている印刷部数48aの値に1加算し、その加算した値を印刷部数48aに表示する(S62)。上矢印キーが操作されなければ(S61:No)、下矢印キーが操作されたか否かを判断し(S63)、下矢印キーが操作された場合は(S63:Yes)、現在選表示されている印刷部数48aの値を1減算し、その減算した値を印刷部数48aとして表示する(S64)。ただし、印刷部数48aの値は、1より小さい値にはしないものとする。S62またはS64の処理を終了した場合、またはS63の判断処理において下矢印キーが操作されなければ(S63:No)、この印刷設定処理を終了する。
次に、図8を参照して、印刷実行処理について説明する。図8は、印刷実行処理を示すフローチャートである。この印刷実行処理は、図4および図5に示すメインタスクのS25の処理である。印刷実行処理では、まず、処理モード選択画面47において選択された処理モードが赤目補正・印刷モード47bであるか否かを判断する(S71)。処理モードが赤目補正・印刷モード47bである場合は(S71:Yes)、選択された元画像情報に対応する赤目補正処理された処理済画像情報が、画像メモリ23aに記憶されているか否かを判断する(S72)。この判断は、画像メモリ23aに記憶されている処理済画像情報のうち、そのファイル名が元画像情報のファイル名に関連するものがあるかを検索することにより行われる。赤目補正処理が行われた処理済画像情報が、画像メモリ23aに記憶されている場合は(S72:Yes)、その処理済画像情報を画像メモリ23aから読み出し(S73)、プリンタ2に出力する(S80)。赤目補正処理が行われた処理済画像情報が、画像メモリ23aに記憶されていなければ(S72:No)、赤目補正処理プログラム22bを起動して元画像情報の赤目補正処理を行い(S74)、赤目補正処理を終了した場合は、その赤目補正処理された処理済画像情報を画像メモリ23aに記憶するとともにプリンタ2に出力する(S80)。
一方、S71の判断処理において、処理モード選択画面47において選択された処理モードが赤目補正・印刷モード47bでなければ(S71:No)、選択された処理モードが逆光補正・印刷モード47cであるか否かを判断する(S75)。選択された処理モードが逆光補正・印刷モード47cである場合は(S75:Yes)、選択された元画像情報に対応する逆光補正処理された処理済画像情報が、画像メモリ23aに記憶されているか否かを判断する(S76)。この判断は、画像メモリ23aに記憶されている処理済画像情報のうち、そのファイル名が元画像情報のファイル名に関連するものがあるかを検索することにより行われる。逆光補正処理が行われた処理済画像情報が、画像メモリ23aに記憶されている場合は(S76:Yes)、その処理済画像情報を画像メモリ23aから読み出し(S77)、プリンタ2に出力する(S80)。逆光補正処理が行われた処理済画像情報が、画像メモリ23aに記憶されていなければ(S76:No)、逆光補正処理プログラム22cを起動して元画像情報の逆光補正処理を行い(S78)、逆光補正処理を終了した場合は、その逆光補正処理された処理済画像情報を画像メモリ23aに記憶するとともにプリンタ2に出力する(S80)。
S75の判断処理において、処理モード選択画面47において選択された処理モードが逆光補正・印刷モード47cでなければ(S75:No)、選択された処理モードは、通常印刷モード47aであり、元画像情報を選択し(S79)、その元画像情報をプリンタ2に出力する(S80)。なお、S80の処理では、プリンタ2に元画像情報または処理済画像情報を出力するとともに、印刷を開始するようにプリンタ2に指示を送信する。
この印刷実行処理は、上述の通り、メモリカード50がスロット部72に装着されたことにより開始される自動画像処理が停止された後に実行される。よって、この印刷実行処理が速く行われる。特に、使用者により画像処理された処理済画像情報の印刷が指示され、処理済画像情報が形成されていない場合に、自動画像処理が停止されているので、使用者により指示された元画像情報を速く処理することができる。
以上、実施形態を参照して説明したように、MFP1のスロット部72に、メモリカード50が装着され、そのメモリカード50に元画像情報が記憶されていると自動的に画像処理が開始される。使用者により、画像処理を行った画像の印刷を行うように指示する印刷指が行われた場合には、画像処理が停止されるとともに、メモリに処理済みの処理済画像情報が記憶されているかが検索され、処理済画像情報が記憶されている場合には、その処理済画像情報に基づいて印刷が行われる。よって、使用者により指示されてから画像処理を行い、その画像処理が終了した後、印刷を行う場合に比べ、速く印刷を行うことができる。また、自動的に行われていた画像処理が停止され、使用者の指示に応じた通常処理が優先して行われるので、通常処理が速く行われる。
なお、各請求項に記載の検出手段または検出ステップは、図4に記載のフローチャートのS11およびS13の処理が該当し、画像処理指示手段または画像処理指示ステップは、図4に記載のフローチャートのS4の処理が該当し、通常処理指示手段または通常処理指示ステップは、図4に記載のフローチャートのS16の処理が該当し、制御手段または制御ステップは、図4に記載のフローチャートのS17およびS25の処理が該当する。また、確認手段は、図4に記載のフローチャートのS14の処理が該当し、表示制御手段は、図7に記載のフローチャートのS33およびS35の処理が該当し、記憶制御手段は、図6に記載のフローチャートのS110およびS128の処理が該当し、通常画像処理指示手段は、図8に記載のフローチャートのS74およびS78の処理が該当し、データサイズ検出手段は、図4に記載のフローチャートのS4の処理が該当し、処理順設定手段は、図4に記載のフローチャートのS5の処理が該当する。
以上実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、画像処理装置は、多機能周辺機器(MFP)1であるとしたが、単機能のプリンタでもよいし、カードリーダを備えたコンピュータでもよい。
また、上記実施形態では、通常処理として印刷を実行するように指示をされた場合の処理としたが、通常処理として、使用者により、任意に選択された画像を逆光補正処理、赤目補正処理などの画像処理を行うように指示された場合に、その指示された画像処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、処理済画像情報を、RAM23に記憶するものとしたが、メモリカード50に記憶するようにしてもよい。また、メモリカード50の空き領域が、十分ある場合には、メモリカード50に記憶し、メモリカード50の空き領域が少ない場合は、RAM23に記憶するようにしてもよい。
本発明の実施形態における多機能周辺装置の外観を示す外観図である。 多機能周辺装置の電気的構成を示すブロック図である。 表示画面に表示される画面図であり、(a)は、メニュー選択画面、(b)は、一般設定画面、(c)は、画像選択画面、(d)は、処理モード選択画面、(e)は、印刷部数入力画面である。 メインタスクを示すフローチャートである。 メインタスクの一部の処理を示すフローチャートである。 画像処理タスクを示すフローチャートである。 印刷設定処理を示すフローチャートである。 印刷実行処理を示すフローチャートである。
1 多機能周辺装置(MFP)
2 プリンタ(印刷手段)
21 CPU
22 ROM
22a 制御プログラム
22b 赤目補正処理プログラム(画像処理手段)
22c 逆光補正処理プログラム(画像処理手段)
23 RAM
23a 画像メモリ(内部記憶手段)
40 操作キー
40a 十字キー(選択手段、設定手段)
40d スタートキー(印刷指示手段)
40e 削除キー(消去指示手段)
41 表示画面(表示手段、進行状況表示手段)
50 メモリカード(外部記憶媒体)
72 スロット部(装着手段)

Claims (14)

  1. 画像情報を記憶する外部記憶媒体を着脱自在に装着する装着手段と、その装着手段に装着された外部記憶媒体が記憶する画像情報を補正する画像処理手段と、印刷を行う通常処理手段とを備えた画像処理装置において、
    前記装着手段に外部記憶媒体が装着されたことを検出する検出手段と、
    その検出手段により前記装着手段に外部記憶媒体が装着されたことが検出された場合、使用者による画像情報の印刷開始の指示の有無に関わらず、その外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を開始するように前記画像処理手段に指示する画像処理指示手段と、
    前記画像処理手段により前記外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を完了した場合は、その補正を完了した画像情報を処理済画像情報として前記外部記憶媒体または内部記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
    前記外部記憶媒体が前記装着手段に装着された後、前記外部記憶媒体に記憶されている複数の画像情報のいずれかを使用者に選択させる選択手段と、
    使用者により画像情報の印刷開始が指示された場合、前記選択手段により選択された画像情報に対応する処理済画像情報の印刷を開始するように前記通常処理手段に指示する通常処理指示手段と、
    前記画像処理指示手段による指示に応じて前記画像処理手段が補正を実行している間に前記通常処理指示手段により印刷を開始するように指示された場合は、補正を停止するように前記画像処理手段に指示するとともに、印刷の実行を開始するように前記通常処理手段に指示する制御手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記使用者による印刷の開始の指示を定期的に確認する確認手段を備え、
    前記通常処理指示手段は、その確認手段により印刷の開始の指示を確認した場合に前記通常処理手段に印刷の開始を指示するものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 画像情報に基づいて画像を表示する表示手段を備え、
    前記選択手段により選択された画像情報に基づいて前記表示手段に画像を表示する表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 外部記憶媒体が前記装着手段に装着された場合に、前記画像情報の補正の開始を前記画像処理指示手段に指示させるか否かを設定する設定手段を備えていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理手段は、複数種類の補正を実行するものであり、
    前記設定手段は、前記複数種類の補正のそれぞれについて、外部記憶媒体が前記装着手段に装着された場合に、前記画像情報の補正の開始を前記画像処理指示手段に指示させるか否かを設定するものであることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶制御手段は、前記画像処理手段により前記外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を完了した場合は、前記画像処理手段により補正が行われた元の画像情報を元画像情報として前記外部記憶媒体に保存するとともに、前記画像処理手段により補正された処理済画像情報を前記外部記憶媒体、または前記内部記憶手段に記憶するものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶制御手段は、前記外部記憶媒体に記憶された元画像情報との対応を識別可能とする識別子を前記処理済画像情報に付して記憶するものであることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  8. 前記画像処理手段は、画像内の人物の目が赤く表示されないように補正を行う赤目補正処理、および画像内の物体が逆光により不鮮明に表示されないように補正を行う逆光補正処理の少なくとも一つの処理を行うものであることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  9. 前記通常処理手段は、前記通常処理指示手段により画像情報の印刷を指示された場合は、前記選択手段により選択された元画像情報に対応する処理済画像情報を前記記憶制御手段により付された識別子に基づいて前記外部記憶媒体または前記内部記憶手段から検索し、検索された処理済画像情報に基づいて印刷を行う印刷手段を備えていることを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  10. 前記通常処理手段は、前記通常処理指示手段により画像情報の印刷を指示された場合は、前記選択手段により選択された元画像情報に対応する処理済画像情報を前記記憶制御手段により付された識別子に基づいて前記外部記憶媒体または前記内部記憶手段から検索し、前記選択手段により選択された元画像情報に対応する処理済画像情報が前記外部記憶媒体または前記内部記憶手段に記憶されていない場合は、前記画像処理手段に、前記選択手段により選択された元画像情報の補正を行うように指示する通常画像処理指示手段を備えていることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  11. 画像情報の消去を指示する消去指示手段を備え、
    その消去指示手段により画像情報の消去を指示された場合は、前記選択手段により選択され、前記外部記憶媒体に記憶された元画像情報を消去すると共に、その画像情報に対応する処理済画像情報を前記記憶制御手段により付された識別子に基づいて前記外部記憶媒体または前記内部記憶手段から検索し、検索された処理済画像情報を消去する消去手段を備えていることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記外部記録媒体に記憶されている複数の画像情報のそれぞれのデータサイズを検出するデータサイズ検出手段と、
    そのデータサイズ検出手段により検出されたデータサイズに応じて補正を行う順を設定する処理順設定手段とを備え、
    前記画像処理手段は、その処理順設定手段により設定された順で複数の画像情報の補正を行うものであることを特徴とする請求項1から1のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 前記外部記録媒体に記憶されている複数の画像情報のうち前記画像処理手段により処理が行われた処理済画像情報の割合を表示する進行状況表示手段を備えていることを特徴とする請求項1から1のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 画像情報を記憶する外部記憶媒体を着脱自在に装着する装着手段と、その装着手段に装着された外部記憶媒体が記憶する画像情報を補正する画像処理手段と、印刷を行う通常処理手段とを備えた画像処理装置において実行される画像処理装置制御プログラムであって、
    前記装着手段に外部記憶媒体が装着されたことを検出する検出ステップと、
    その検出ステップにより前記装着手段に外部記憶媒体が装着されたことが検出された場合、使用者による画像情報の印刷開始の指示の有無に関わらず、その外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を開始するように前記画像処理手段に指示する画像処理指示ステップと、
    前記画像処理手段により前記外部記憶媒体に記憶されている画像情報の補正を完了した場合は、その補正を完了した画像情報を処理済画像情報として前記外部記憶媒体または内部記憶手段に記憶する記憶制御ステップと、
    前記外部記憶媒体が前記装着手段に装着された後、前記外部記憶媒体に記憶されている複数の画像情報のいずれかを使用者に選択させる選択ステップと、
    使用者により画像情報の印刷開始が指示された場合、前記選択ステップにより選択された画像情報に対応する処理済画像情報の印刷を開始するように前記通常処理手段に指示する通常処理指示ステップと、
    前記画像処理指示ステップによる指示に応じて前記画像処理手段が補正を実行している間に前記通常処理指示ステップにより印刷を開始するように指示された場合は、補正を停止するように前記画像処理手段に指示するとともに、印刷の実行を開始するように前記通常処理手段に指示する制御ステップとを備えていることを特徴とする画像処理装置制御プログラム。
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