JP4314571B2 - Lc複合フィルタ部品 - Google Patents
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Description
従来、この種のLC複合部品は、誘電体材料と磁性体材料との混合材料の表面に導体を形成し、これを積層することによって形成されたインダクタ及びキャパシタにより構成されている。この場合、インダクタ及びキャパシタとなる導電膜(内部導体)を形成した層は、積層体の中間層に配置された構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
なお、第1及び第2カバー層15、16は、上述した1層に限定されることはなく、2層以上であってもよい。
なお、これらの第1から第6コイル導体パターン31〜36、インダクタ導体37及びアース導体38は、例えば銀などの導電体を印刷やメッキなどの周知の手法により形成したものである。
以上より、第1から第3コイル導体パターン31〜33が、電気的に接続されて信号コイル導体41を形成する。
以上より、第4から第6コイル導体パターン34〜36が、電気的に接続されて浮きコイル導体42を形成する。なお、この浮きコイル導体42の渦巻き方向は、上述した信号コイル導体41と同一方向となるように形成されている。
なお、第1キャパシタ部45の静電容量値は、互いに重なった導体パターン31b、33b、34a、36aの線幅などの形状を適宜変更することで調整可能に構成されている。
なお、インダクタ導体37は、上面視において第6絶縁材料26の上面に形成された第6コイル導体パターン36と重なるように形成されており、互いに重なった部分の静電容量により図3に示す、第2キャパシタ部46が形成される。
この第2キャパシタ部46の静電容量値は、互いに重なった第6コイル導体パターン36とインダクタ導体37との線幅などの形状を適宜変更することで調整可能に構成されている。
このように、インダクタ導体37とアース導体38とが接続されていることで、図3に示す、インダクタ部47が形成される。
なお、インダクタ部47のインダクタンスは、インダクタ導体37の線幅などの形状を適宜変更することで調整可能に構成されている。
最初に、誘電体材料粉末に有機バインダ、有機溶剤及び分散剤を加えて、ドクターブレード法によってグリーンシートを作成し、所定の形状(例えば、矩形状)としたシート状の第1及び第2カバー層15、16と第1から第8絶縁材料21〜28とを製作する。次に、第1から第5絶縁材料21〜25及び第7絶縁材料27の所定位置に、レーザ、パンチングなどの周知の手法を用いて穴あけ加工を施し、第1から第9スルーホールH1〜H9を設ける。
第1共振点よりも周波数の高い第2共振点の周波数は、主にアース導体38に接続するインダクタ導体37によって形成されるインダクタ部47のインダクタンスによって調整される。したがって、インダクタ部47のインダクタンスを適宜設定することにより、第2共振点の周波数の高低を設定することができる。
なお、第1及び第2共振点の周波数は、第1及び第2キャパシタ部45、46の静電容量値を調整することによっても設定することができる。
また、本実施形態では、LC複合フィルタ部品が、第1及び第2共振点を有しているが、インダクタ部47のインダクタンスを調整することによって、第2共振点の周波数を第1共振点の周波数に一致させることもでき、これにより、共振点における減衰量を設定することができる。
なお、ここで説明する実施形態はその基本的構成が上述した第1の実施形態と同様であり、上述の第1の実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図5及び図6においては、図1及び図3と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
第1及び第11絶縁材料61、71には、それぞれ上面に第1及び第2アース導体75、76が形成されている。また、第3、5、7、9絶縁材料63、65、67、69には、それぞれ上面に第1から第4コイル導体パターン81〜84が形成されている。そして、第2、4、6、8、10絶縁材料62、64、66、68、70には、それぞれ上面に第5から第9コイル導体パターン85〜89が形成されている。
以上より、第1から第4コイル導体パターン81〜84が電気的に接続されて信号コイル導体91が形成される。
以上より、第5から第9コイル導体パターン85〜89が電気的に接続されて浮きコイル導体92が形成される。なお、この浮きコイル導体92の渦巻き方向は、上述した信号コイル導体91と同一方向となるように形成されている。
なお、第1キャパシタ部95の静電容量値は、上述と同様に、互いに重なった導体パターン81b、82a、83a、84b、85a〜89aの線幅などの形状を適宜変更することで調整可能に構成されている。
ここで、第1アース導体75と第5コイル導体パターン85とによってキャパシタ96が形成され、第2アース導体76と第9コイル導体パターン89とによってキャパシタ97が形成される。このキャパシタ96、97によって第2キャパシタ部98が構成される。
なお、第2キャパシタ部98の静電容量値は、上述と同様に、互いに重なった第1アース導体75と第5コイル導体パターン85との線幅などの形状を適宜変更することや、第2アース導体76と第9コイル導体パターン89との線幅などの形状を適宜変更することによって調整可能に構成されている。
なお、ここで説明する実施形態はその基本的構成が上述した第1の実施形態と同様であり、上述の第1の実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図7及び図8においては、図1及び図3と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
第1及び第2絶縁材料111、112には、それぞれ上面に第1から第9導体ライン121〜129が形成されている。また、第3及び第4絶縁材料113、114には、それぞれ上面に第10から第18導体ライン130〜138が形成されている。また、第5絶縁材料115には、上面にアース導体139が形成されている。
また、第5から第9導体ライン125〜129は、上述した第1から第4導体ライン121〜124と同様に、第2絶縁材料112の上面に形成されている。そして、第5導体ライン125の一方の端部には、信号端子電極11に接続される引出電極125aが形成され、第9導体ライン129の一方の端部には、信号端子電極12に接続される引出電極129aが形成されている。
なお、上述した第1から第9導体ライン121〜129と第1から第8スルーホールH31〜H38とは、対向して配置される一対の信号端子電極11、12が形成される2側面に対して垂直となる方向に軸線を有する螺旋形状となるように接続されている。
以上より、第1から第9導体ライン121〜129が電気的に接続されて信号コイル導体141が形成される。
また、第14から第18導体ライン134〜138は、上述した第1から第13導体ライン121〜133と同様に、第4絶縁材料114の上面に形成されている。
なお、上述した第10から第18導体ライン130〜138と第9から第16スルーホールH39〜H46とは、上述した第1から第9導体ライン121〜129と同様に、対向した配置される一対の信号端子電極11、12が形成される2側面に対して垂直となる方向に軸線を有する螺旋形状となるように接続されている。
以上より、第10から第18導体ライン130〜138が電気的に接続されて浮きコイル導体142が形成される。
なお、なお、第1キャパシタ部145の静電容量値は、上述と同様に、互いに重なった第5から第9導体ライン125〜129と第10から第13導体ライン130〜133との線幅などの形状を適宜変更することで調整可能に構成されている。
そして、アース導体139の一方の端部には、アース端子電極13に接続される引出電極139aが形成され、他方の端部には、アース端子電極14に接続される引出電極139bが形成されている。
ここで、アース導体139と第14から第18導体ライン134〜138とによって第2キャパシタ部146が形成される。
例えば、上述したLC複合フィルタ部品は、上述した構成のものを複数組並べて、アレイ化することも可能である。
11、12 信号端子電極
13、14 アース端子電極
21、61、111 第1絶縁材料
22、62、112 第2絶縁材料
23、63、113 第3絶縁材料
24、64、114 第4絶縁材料
25、65、115 第5絶縁材料
26、66 第6絶縁材料
27、67 第7絶縁材料
28、68 第8絶縁材料
37 インダンクタ導体
38、139 アース導体
41、91、141 信号コイル導体
42、92、142 浮きコイル導体
45、95、145 第1キャパシタ部
46、98、146 第2キャパシタ部
69 第9絶縁材料
70 第10絶縁材料
71 第11絶縁材料
75 第1アース導体
76 第2アース導体
Claims (1)
- 複数の絶縁材料を積層して構成された積層体と、
該積層体の外面に形成された一対の信号端子電極及び一対のアース端子電極とを備え、
前記積層体の内部に、前記複数の絶縁材料の表面に形成された導体コイルパターンによって構成されて両端が前記一対の信号端子電極にそれぞれ接続するコイル導体である信号コイル導体と、
前記複数の絶縁材料の表面に形成された導体コイルパターンによって構成されて前記信号コイル導体と離間して配置された浮きコイル導体と、
前記絶縁材料の表面に形成され前記浮きコイル導体と離間して配置されたアース導体と、
前記絶縁材料の表面に形成され、前記浮きコイル導体と前記アース導体との間に配置されて前記アース導体と接続するインダクタ導体と、
が備えられ、
前記信号コイル導体と前記浮きコイル導体との間の静電容量による第1キャパシタ部が形成され、
前記浮きコイル導体と前記インダクタ導体との間の静電容量による第2キャパシタ部が形成されていることを特徴とするLC複合フィルタ部品。
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